| 【発明の名称】 |
細断型ロールベーラ |
| 【発明者】 |
【氏名】上村 雄二
【氏名】植田 勉
【氏名】杉原 敦
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| 【要約】 |
【課題】機体に装架するホッパを、一体に連続する荷箱型に形成してそれの床板上に搬送コンベアを設ける一般的な形態としたときに、その搬送コンベアの終端部からアジテータ下方の搬送ベルトに、被成形材料を受け渡す部位での被成形材料の流れを不安定にする場合があり、成形するロールベールの形状を不整にし、また、詰まりを発生させる問題がでてくることと、ホッパ内に対する作業員の立ち入りを困難にして、ホッパ内部の点検・清掃を厄介なものとする問題を効果的に解消せしめる点にある。
【構成】細断型ロールベーラにおいて、機体1の前半側にホッパ4を、前後に長く連続する荷箱状に形成して装架し、それの床板40上に、被成形材料を後方に向け搬送する搬送コンベアcを、装設しそれの搬送方向の終端部dを、前記空室7内の繰出装置70の下方位置に配位せしめ、その終端部dの下方に、前記搬送ベルト5の始端部を配設する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行輪10により走行する機体1の前半側に被成形材料を投入するホッパ4を装架し、そのホッパ4の内部の後端部にアジテータbを装架し、ホッパ4の底部の後端部で前記アジテータbの下方位置に開設される排出口aの下方に、排出される被成形材料を機体1の後端側に向け搬送する搬送ベルト5を装架し、機体1の後端側には被成形材料を受入口60から受け入れロールベールに成形する成形室6を装架し、この成形室6と前記ホッパ4との間の機体1の中間部に空室7を形成して、その空室7内に前記成形室6内で成形し終えたロールベールを梱包するネットを繰り出すネット繰出装置70を装架して構成する細断型ロールベーラにおいて、機体1の前半側にホッパ4を、前後に長く連続する荷箱状に形成して装架し、それの床板40上に、被成形材料を後方に向け搬送する搬送コンベアcを、装設しそれの搬送方向の終端部dを、前記空室7内の繰出装置70の下方位置に配位せしめ、その終端部dの下方に、前記搬送ベルト5の始端部を配設したことを特徴とする細断型ロールベーラ。 【請求項2】 ホッパ4の前あおり41と左右の横あおり42を、床板40に対し取り外し自在としたことを特徴とする請求項1記載の細断型ロールベーラ。 【請求項3】 ホッパ4の左右の側壁を、後端側の部分と、中間部及び前端部との主体部とに分け、後端側の部分は床板40および機体1に対し固定装架し、主体部は、上下に並列する複数の横あおり420・421に分割し、それら分割した横あおり420を、U字形のフック81と支点軸80とからなる連結器8により着脱自在で回動自在に連結し、緊縛金具9により床板40に対し直立する姿勢に固定保持せしめることを特徴とする請求項1記載の細断型ロールベーラ。 【請求項4】 ホッパ4の床板40上に装架する搬送コンベアcを、それの搬送方向の終端側の下向き回動部よりなる終端部dが、ホッパ4内奥部のアジテータbの下方を後方に越したネット繰出装置70の下方位置を占めるよう後方に延長するとともに、その搬送コンベアcの送り速度を、ホッパ4内に堆積する被成形材料に接触している下層部位を引きずり出して、堆積する被成形材料が順次沈降していくようにスリップを生ぜしめる程度に設定しておくことを特徴とする請求項1記載の細断型ロールベーラ。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、飼料作物等の被成形材料を、機体に装架した成形室に送り込んでロールベールに成形し、梱包して放出するロールベーラのうちで、機体には、圃場に刈倒された飼料作物等の被成形材料を拾い上げるピックアップ装置を設けないで、そのピックアップ装置のかわりに、被成形材料を受け入れるホッパを装架しておき、そのホッパ内に、ハーベスタ等により収穫されて細断処理された被成形材料を受け入れ、それをホッパの底部に開口する排出口の下方に設けた搬送ベルトにより継続的に成形室内に送り込んで、ロールベールに成形していく形態の、細断型ロールベーラについての改良に関する。 【背景技術】 【0002】 上述の形態の細断型ロールベーラには、本発明の出願人が先に開発して出願し、特開2006−14657号公報として公開されているものがある。 【0003】 この形態の細断型ロールベーラは、通常、トラクタ等の牽引車に連結牽引させて、牽引車により走行する被牽引型に造られたもので、図1にあるように、走行輪10により走行する機体1の前端部に、牽引車であるトラクタの車体後面に装備されている連結ヒッチに対して連結させる連結杆2と、そのトラクタに装備されているPTO軸に対しユニバーサルジョイント軸を介して連結させる入力軸3とが装備され、その機体1の前半の上面側に、被成形材料を受け入れるホッパ4を装架し、そのホッパ4の底部の後端部に形設した排出口aの下方に、その排出口aから排出される被成形材料を機体1の後方に向け搬送する搬送ベルト5を装架し、その機体1の後端側には、前記搬送ベルト5で搬送される被成形材料を受入口60に受け入れてロールベールに成形する成形室6を装架し、この成形室6と前記ホッパ4との間の機体1の中間部に、空室7を形成して、そこに前記成形室6内において成形し終えた被成形材料のロールベールを梱包するための、ネットを繰り出すネット繰出装置70を装架し、前記ホッパ4の内部の後端側に寄る部位には、そのホッパ4内に受け入れた被成形材料を排出口aに繰り出すアジテータbを設け、さらに、前述の入力軸3から入力される回転動力により駆動される油圧装置(図示省略)と、それにより生成される圧油によって前述のアジテータb、搬送ベルト5、ネット繰出装置70、成形室6内に装備される成形装置等を作動させる油圧モータ、油圧シリンダらの油圧作動機構(図示省略)を装架することで構成されている。 【0004】 そして、この形態の細断型ロールベーラAは、それの機体1に装架するホッパ4が、機体1に対して固定して装架される後半側の固定ホッパ4aと、機体1に対してヒンジh中心に上昇回動と下降回動との上下回動を行う可動ホッパ4bとで構成されている。 【0005】 この形態の細断型ロールベーラAには、次の点に問題が生じている。 ホッパ4内に投入された被成形材料は、可動ホッパ4bの後方に向け下降傾斜する床板に誘導されて、排出口aの上方に装設してあるアジテータbと接触する部位に送り込まれるようになるが、ホッパ4内の被成形材料の量が減少してくると、その被成形材料の流れが悪くなってくるので、この可動ホッパ4bの上下回動の作動を繰り返させる必要がある。 【0006】 このため、機体1を所望の場所に定置させて、ホッパ4内に、バケットローダで運んできた被成形材料を投入して定置作業を行うときに、それのバケットが上下動を繰り返している可動ホッパ4bに干渉するようになり、また、可動ホッパ4bの上下動を停止させておくと、被成形材料の流れが悪くなって、成形室6に対する送り込み量が不安定になって、ロールベールの成形を阻害するようになったり、詰まりを生ぜしめるようになる問題がある。 【0007】 また、可動ホッパ4b内に投入された被成形材料が、排出口aを経て搬送用ベルト5の上面に滑り落ちるまでのロス時間が発生し、さらに、可動ホッパ4bと固定ホッパ4aとのあわせ目の隙間から、被成形材料が外部にこぼれて飛散し被成形材料にロスを生ぜしめる問題がある。 【0008】 定置作業において、バケットローダで運んできた被成形材料をホッパに投入するときの、バケットと可動ホッパとの干渉を解消させるには、ホッパ4を、可動ホッパ4bと固定ホッパ4aとに分けないで、図4にあるように、前後に長く連続する一体の荷箱状に形成して、それの床板40の上面に、積み込んだ被成形材料を後方に搬送する搬送コンベアcを、床コンベア状に装架した一般的な形態のものとすれば、解消できることになるが、このホッパ4を荷箱状とした一般的な形式のものは、ホッパ4の床面に床コンベア状に装設する搬送コンベアcの搬送方向の終端部dを構成する搬送コンベアcの搬送方向の終端側の下向回動部を支承するスプロケットの駆動軸を、ホッパ4の後端部に装設されるアジテータbの直下に位置するよう配位せしめて、それの下方に搬送ベルト5の始端部が位置するようにし、これにより、搬送コンベアcで搬送されてきた被成形材料を、アジテータbが、それの下面側に形成されている排出口aから、搬送ベルト5の上面に掻き落とすように繰り出して、受け渡すようにしている形態・構成のものであることから、アジテータbにより繰り出されて搬送ベルト5により搬送される被成形材料の量が、アジテータbの繰出作動に応じて脈動するようになることで、搬送ベルト5により搬送する被成形材料の流れを不安定にし、成形するロールベーラの形状を不整にし、また、搬送する被成形材料に詰まりを生ぜしめるようになる別の問題が生じてくる。 【特許文献1】特開2006−14657号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0009】 本発明が解決しようとする問題点は、上述のホッパが可動ホッパと固定ホッパとからなる細断型ロールベーラに生じている、定置作業時における被成形材料の供給に際し可動ホッパとバケットローダのバケットとが干渉したり、投入した被成形材料があわせ目から漏れだしてロスを生ぜしめる問題を解消せしめるために、ホッパを一体に連続する荷箱型に形成してそれの床板上に搬送コンベアを設ける一般的な形態としたときに、その搬送コンベアの終端部からアジテータ下方の搬送ベルトに、被成形材料を受け渡す部位での被成形材料の流れを不安定にする場合があり、成形するロールベールの形状を不整にし、また、詰まりを発生させる問題がでてくることと、ホッパ内に対する作業員の立ち入りを困難にして、ホッパ内部の点検・清掃を厄介なものとする問題を効果的に解消せしめる点にある。 【課題を解決するための手段】 【0010】 本発明においては、上述の課題を解決するための手段として、走行輪10により走行する機体1の前半側に被成形材料を投入するホッパ4を装架し、そのホッパ4の内部の後端部にアジテータbを装架し、ホッパ4の底部の後端部で前記アジテータbの下方位置に開設される排出口aの下方に、排出される被成形材料を機体1の後端側に向け搬送する搬送ベルト5を装架し、機体1の後端側には被成形材料を受入口60から受け入れロールベールに成形する成形室6を装架し、この成形室6と前記ホッパ4との間の機体1の中間部に空室7を形成して、その空室7内に前記成形室6内で成形し終えたロールベールを梱包するネットを繰り出すネット繰出装置70を装架して構成する細断型ロールベーラにおいて、機体1の前半側にホッパ4を、前後に長く連続する荷箱状に形成して装架し、それの床板40上に、被成形材料を後方に向け搬送する搬送コンベアcを、装設しそれの搬送方向の終端部dを、前記空室7内の繰出装置70の下方位置に配位せしめ、その終端部dの下方に、前記搬送ベルト5の始端部を配設したことを特徴とする細断型ロールベーラ、および、 ホッパ4の前あおり41と左右の横あおり42を、床板40に対し取り外し自在としたことを特徴とする請求項1記載の細断型ロールベーラ、および、 ホッパ4の左右の側壁を、後端側の部分と、中間部及び前端部との主体部とに分け、後端側の部分は床板40および機体1に対し固定装架し、主体部は、上下に並列する複数の横あおり420・421に分割し、それら分割した横あおり420を、U字形のフック81と支点軸80とからなる連結器8により着脱自在で回動自在に連結し、緊縛金具9により床板40に対し直立する姿勢に固定保持せしめることを特徴とする請求項1記載の細断型ロールベーラ、および、 ホッパ4の床板40上に装架する搬送コンベアcを、それの搬送方向の終端側の下向き回動部よりなる終端部dが、ホッパ4内奥部のアジテータbの下方を後方に越したネット繰出装置70の下方位置を占めるよう後方に延長するとともに、その搬送コンベアcの送り速度を、ホッパ4内に堆積する被成形材料に接触している下層部位を引きずり出して、堆積する被成形材料が順次沈降していくようにスリップを生ぜしめる程度に設定しておくことを特徴とする請求項1記載の細断型ロールベーラを構成する手段を提起するものである。 【発明の効果】 【0011】 本発明手段による細断型ロールベーラは、被成形材料を受け入れるホッパが、一体に連続する荷箱型で、可動ホッパが無い形態であるから定置作業時にバケットローダのバケットとの干渉がなく、また、被成形材料のもれ出しによるロスもない。 【0012】 そして、床面に設けた床コンベアの搬送コンベアの終端部が、アジテータの下方を後方に越したネット繰出装置の下方にまで延長してあって、この床コンベアの搬送コンベアの終端部から放出される被成形材料の搬送ベルトにたいする受け渡しが、アジテータの下方を後方に越した位置においておこなわれるようにしてあることから、アジテータにより繰り出される被成形材料が、回動している床コンベアの搬送コンベアの上面に受けとめられながら後方に搬送された後に、搬送ベルトの上面に放出されることで均らされるようになって、アジテータからの後方への搬送が定量的になりスムーズな搬送ができ、ロールベールを整った形状に成形し得るようになる。 【0013】 また、前あおりおよび左右の横あおりを取り外すことで、ホッパをそれの床コンベアが装架された床板が露出する状態とするから、ホッパ内の清掃・点検を容易にする。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 次に本発明の実施の態様を、実施例につき図面に従い詳述する。 【実施例1】 【0015】 図5乃至図13は、本発明を実施せる細断型ロールベーラを示し、図5は同上の細断型ロールベーラの一部破断した側面図、図6は同上ロールベーラの被成形材料を搬送する作用の説明図、図7は同上ロールベーラの一部破断した縦断側面図、図8は同上ロールベーラの前あおりの取付部分の拡大側面図、図9は同上ロールベーラの同上部分の拡大正面図、図10は同上の横あおりの取付部分の前面図、図11は同上部分の側面図、図12は取り外した前あおり及び横あおりの側面図、図13は前あおり及び横あおりを取り外した状態の同上細断型ロールベーラの一部破断した側面図である。 【0016】 これらの図において、1は機体、10はその機体の後端側の左右の両側に軸支された走行輪、2は同上機体1の前端部に設けられた連結杆、3は入力軸、4は機体1の前半側の上面に装架した荷箱型のホッパ、40はそのホッパ4の床板、cはその床板40の上面に沿い搬送側が回動するよう組付け装架した床コンベアの形態の搬送コンベア、bはそのホッパ4内の後部側に設けたアジテータ、5はこのアジテータbによりホッパ4内から繰り出される被成形材料を後方に搬送する搬送ベルト、6はその搬送ベルト5により搬送される被成形材料を受入口60から受け入れてロールベールに成形するよう機体1の後端部に装架した成形室、7はその成形室6と前記ホッパ4との間の中間部位に形成した空室、70はその空室7内に配設せるネット繰出装置を示している。 【0017】 これらは、従前の細断型ロールベーラに用いられているものと同様の構造・態様のもので、これらにより構成される本発明による細断型ロールベーラは、基本的には、ホッパ4内に投入される細断処理された被成形材料を、アジテータbにより排出口aから掻き出して、それを搬送ベルト5により成形室6に送り込み、ロールベールに成形し、それをネット繰出装置70から繰り出されるネット(またはトワイン)により梱包し、その梱包を終えたところで、成形室6の後部チャンバを開いて機体1の後方に放出するように機能することについては、図1に示している可動ホッパ型の細断型ロールベーラおよび図4に示している一般的な方式の細断型ロールベーラと変わりがない。 【0018】 荷箱状に形成して機体1の前半側の上面に装架せるホッパ4は、それの床板40を、それの上面側に搬送コンベアcを床コンベア状に組付けるよう台枠状に枠組みして、機体1の上面側に装設せる組付架台11に支架せしめることで装架しているが、それの後端側は、機体1の前後の中間部に配位して装架する空室7の前後の中間部の下方位置を占めるよう後方に延長させてある。 【0019】 これにより、この床板40上に装架する搬送コンベアcは、それの下方に回行回動する搬送方向の終端部dが、前記空室7内の繰出装置70の下方位置を占めるよう装設している。 【0020】 この荷箱状に形成して機体1に装架するホッパ4は、それの前壁を構成する前あおり41と、左右の側壁を構成する左右の横あおり42・42は、床板40に対し取り外しが自在になるよう着脱自在に組付けるが、この例においては、左右の側壁は、アジテータbが軸支されるホッパ4の後端側に位置する後端部と、前記アジテータbより前方に位置する部位とに分け、その後端部を固定の側壁43として床板40に固定装着するとともに機体1に対しても一体に連続させて装着し、この固定の側壁43より前端側に位置する左右の側壁を横あおり42・42として機体1に装架した床板40に対し着脱自在に組付けるようにしている。そして、機体1および床板40に固定装着した固定の側壁43は、それを機枠に利用してそれにアジテータbを組付け軸支せしめている。 【0021】 この取り外し自在に機体1に組付ける左右の横あおり42・42は、この例においては、図7に示しているように、上下に並列する上段・中段・下段の三段に分割され、それぞれが互いに分離可能に連結器8を介して連結され、緊縛金具9により、連結状態に保持されている。 【0022】 この連結器8は、下段の横あおり420と床板40とを連結している連結器について説明すれば、図9にあるように、床板40に設ける前後方向の支点軸80と、下段の横あおり420の下縁側に設けるU字状のフック81とからなり、その下段の横あおり420を図8において鎖線に示しているように寝かせた姿勢として、それに取付けてあるU字状のフック81の先端側を、支点軸80と床板40との間隔内に差し込み、その状態から下段の横あおり420を前記図8において実線に示しているように直立する姿勢に回動させることで、床板40と下段の横あおり420とを連結させるように機能する。 【0023】 緊縛金具9は、上述の状態に連結した横あおり420を、その状態に緊縛固定する金具で、図10および図11に示すように、横あおり420の後端縁部の上縁に寄る部位に固定される切欠き90付きの係止板91と、その係止板91の切欠き90に嵌挿するよう床板40から立上る枠柱44に設けられる係止ピン92と、床板40に設けた枠柱44に、前記係止ピン92の下方に配位して装設せる取付金具93にヒンジ94を介して軸支した回動レバー95と、この回動レバー95の中間部に尾端側を連結軸96を介して連結し、先端側に前記係止ピン92に対し挿脱自在に嵌合する掛止環97を装備せる締金具98とからなり、横あおり420に設けた係止板91の切欠き90を枠柱44に設けた係止ピン92に下方から嵌め合わせた状態において、それらの外面側から係止ピン92に掛止環97を被せるように嵌めあわせ、その状態において回動レバー95を、枠柱44の外面に沿う姿勢に向け下方に回動させることで、その回動レバー95と締金具98との連結軸96がヒンジ94に対し死点越えした状態として締金具98の掛止環97が係止板91を枠柱44に緊縛した状態に固定するよう作用するクランプであり、これにより下段の横あおり420を直立姿勢に組付けた状態に固定する。 【0024】 中段の横あおり421にあっては、それの下縁と下段の横あおり420の上縁との間に、前述の支点軸80とフック81よりなる連結器8を設けて、前述の下段の横あおり420と同様の操作で連結し、この中段の横あおり421の後端縁の上部側と枠柱44の対応部位との間に前述の緊縛金具9をもうけて、これのクランプ作動により、下段の横あおり420に対して直立する姿勢に固定保持せしめる。 【0025】 上段の横あおり422にあっては、それの下縁と前記中段の横あおり421の上縁との間に、前述の連結器8を設けておき、同様の操作で連結し、この上段の横あおり422の後端縁の上部側と枠柱44の対応する部位との間に同様設けておく緊縛金具9のクランプ作動により、中段の横あおり420に対して直立する姿勢に固定保持せしめる。 【0026】 床板40の前端に前面側の周壁を構成するよう取付ける前あおり41は、この例においては、一枚の扉状に形成してあり、それの下縁の前面側と、床板40の後面との間に、図14にあるように前述の支点軸80とフック81よりなる連結器8を組付けておき、そのフック81の支点軸80に対する嵌め合わせにより床板40に対し着脱自在でかつ起伏回動自在に連結させ、さらに、側枠部の外面と、床板40に組付けた前述の上・中・下三段の横あおりの後縁の枠縁部との間に、前述の切欠き90付きの係止板91と、係止ピン92、取付金具93、ヒンジ94、回動レバー95、連結軸96、掛止環97、締金具98等よりなる緊縛金具9を設けて、その緊縛金具9により、前あおり41を、横あおり42の後縁部に一体的に閉じ合わせるようにしている。 【0027】 床板40上に張架する搬送コンベアcは、それの搬送方向の終端部dが、前述の図7にあるように、ホッパ4内の後端部に軸支してあるアジテータbの下方位置を後方に越したホッパ4と成形室6との中間に形成したネット繰出装置70を収容する空室7の前後の中間部の下方位置を占めるように、後方に延長させてあり、これにより、アジテータbによって掻き出される被成形材料を、該搬送コンベアcの終端側の上面で受け止めて、それを後方に移送し、終端部dから搬送ベルト5の上面に放出して、その搬送ベルト5によって、成形室6内に送り込むようにし、これにより、アジテータbによりホッパ4から放出される被成形材料を均らしながら搬送ベルト5に対して送給するようにしている。 【0028】 そして、この搬送コンベアcは、それの終端部dを支承するスプロケットの軸eを、入力軸3から入力される回転動力により作動する油圧装置(図示省略)の出力軸と伝導機構(図示省略)を介し伝導して、このスプロケットの軸eを駆動軸として駆動し回動させることで、搬送作動を行うようにするが、そのときの送り速度は、この実施例においては、148mm/sec程度とし、図4に示している一般的な細断型ロールベーラAの搬送コンベアcの送り速度が84mm/sec程度であるのに対し、略1.7倍以上の速度として、これにより、ホッパ4内に投入されて搬送コンベアcの上面に堆積している被成形材料の搬送コンベアcの搬送面に接触している下層部位を引きずり出して、堆積する被成形材料が順次沈降していくようにしている。 【0029】 この搬送コンベアcの送り速度を早くするのは、搬送コンベアcの搬送面と、その上面に堆積している被成形材料との間にスリップが生ずるようにして、搬送面にからみついた下層部分が引きずり出されるようにするためのもので、そのようになればよく、上述の従前の送り速度に対し略1.7倍とした送り速度は、最前のものではない。 【実施例2】 【0030】 図15乃至図21は、別の実施例を示している。この例は、下段の横あおり420と中段の横あおり421とは別体に形成するが、中段の横あおり421と上段の横あおり422とは一体に連結させて、上下の二段に横あおり42を構成している例である。 【0031】 この例においても、下段の横あおり420と床板40との間、および下段の横あおり420と中段の横あおり421との間に、図17および図20に示しているように、前述の実施例において用いられる支点軸80とフック81とからなる連結器8を組付けて、これにより、着脱自在に、かつ、回動自在に連結し、別に前後の端縁部位に、前述の実施例に用いた緊縛金具9を装設しておいて、それにより、左右の横あおり42・42を直立した姿勢に固定保持せしめることについては、前述の実施例と同様である。 【図面の簡単な説明】 【0032】 【図1】従前の可動ホッパ型の細断型ロールベーラの一部破断した側面図である。 【図2】同上細断型ロールベーラの作用の説明図である。 【図3】同上細断型ロールベーラの、被成形材料のアジテータによる掻出作動の説明図である。 【図4】従前の一般的な方式の細断型ロールベーラの一部破断した側面図である。 【図5】本発明手段を実施せる細断型ロールベーラの一部破断した側面図である。 【図6】同上細断型ロールベーラの、ホッパ内に堆積せしめた被成形材料の、アジテータによる放出作動の説明図である。 【図7】同上細断型ロールベーラの、左右の横あおりを上下三段に分割した側の一部破断した側面図である。 【図8】同上細断型ロールベーラの、前あおりと床板との連結部位の拡大正面図である。 【図9】同上ロールベーラの同上部分の拡大側面図である。 【図10】同上ロールベーラの前あおりの後縁部分と枠柱との連結部分の拡大正面図である。 【図11】同上ロールベーラの同上部分の拡大側面図である。 【図12】同上ロールベーラの左右の横あおりと前あおりとの展開した側面図である。 【図13】同上ロールベーラの、前あおり及び横あおりを取り外した状態の一部破断した側面図である。 【図14】同上ロールベーラの、前あおりと床板との連結部分の拡大側面図である。 【図15】同上ロールベーラの別の実施例の、ホッパの正面図である。 【図16】同上実施例のホッパの左右の横あおりを屈曲回動させた状態の説明図である。 【図17】同上実施例の部分の拡大正面図である。 【図18】同上実施例の横あおりの中段と上段とを取り外した状態の正面視における説明図である。 【図19】同上実施例の下段の横あおりを回動させた状態の正面視における説明図である。 【図20】同上実施例の下段の横あおりと床板との連結部分の拡大正面図である。 【図21】同上実施例の横あおりを取り外した状態の正面視における説明図である。 【符号の説明】 【0033】 A…ロールベーラ、a…排出口、b…アジテータ、c…搬送コンベア、d…終端部、e…スプロケットの軸、h…ヒンジ、1…機体、10…走行輪、11…組付架台、2…連結杆、3…入力軸、4…ホッパ、4a…固定ホッパ、4b…可動ホッパ、40…床板、41…前あおり、42…横あおり、420…下段の横あおり、421…中段の横あおり、422…上段の横あおり、43…側壁、44…枠柱、5…搬送ベルト、6…成形室、6a…後部チャンバ、60…受入口、7…空室、70…ネット繰出装置、8…連結器、80…支点軸、81…フック、9…緊縛金具、90…切欠き、91…係止板、92…係止ピン、93…取付金具、94…ヒンジ、95…回動レバー、96…連結軸、97…掛止環、98…締金具。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000132909 【氏名又は名称】株式会社タカキタ
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| 【出願日】 |
平成18年7月4日(2006.7.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100065053 【弁理士】 【氏名又は名称】新関 和郎
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| 【公開番号】 |
特開2008−11735(P2008−11735A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月24日(2008.1.24) |
| 【出願番号】 |
特願2006−184287(P2006−184287) |
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