| 【発明の名称】 |
粉粒体搬送装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】土居 義典
【氏名】岡崎 秀範
【氏名】建矢 重好
【氏名】小林 功
【氏名】八木 和雄
【氏名】豊田 和男
【氏名】近本 正幸
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| 【要約】 |
【課題】貯留タンク内の粉粒体を機外に排出する移送排出筒装置の固定用移送筒の外周部に伸縮自在に挿入した移動用移送筒において、移動用移送筒内に粉粒体が残っている可能性がある場合には、移動用移送筒の収納方向への移動を規制して、移動用移送筒やこの内部の部品等の破損を未然に防止する。
【構成】移動用移送筒13を収納させるにあたり、貯留タンク4c内に粉粒体がないときには、最収納位置まで収納する構成とし、又、貯留タンク4c内に粉粒体が残っているときには、移動用移送筒13を所定時間のみ収納方向へ移動させるように構成したことを特徴とする粉粒体搬送装置の構成とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 貯留タンク(4c)に貯留した粉粒体を機外に移送排出する移送排出筒装置(6)の一部を構成する固定用移送筒(8)の外周部に挿入して長手方向に伸縮自在な移動用移送筒(13)と、該移動用移送筒(13)の移送終端部には、排出口(14a)を有する排出筒(14)を設け、移動用移送筒(13)を伸縮移動させる伸縮移動装置(9a)とを設け、前記移動用移送筒(13)を収納させるにあたり、前記貯留タンク(4c)内に粉粒体がないときには、最収納位置まで収納する構成とし、又、貯留タンク(4c)内に粉粒体が残っているときには、移動用移送筒(13)を所定時間のみ収納方向へ移動させるように構成したことを特徴とする粉粒体搬送装置。 【請求項2】 前記移動用移送筒(13)の収納位置を検出する検出装置(21e)は、最も収納可能な位置よりも所定位置(L1)前方部に設け、移動用移送筒(13)を収納させるにあたり、前記貯留タンク(4c)内に粉粒体が残っているときには、前記検出装置(21e)が検出した位置で停止させる構成とし、又、貯留タンク(4c)内に粉粒体がないときには、前記検出装置(21e)が検出した位置から所定時間移動用移送筒(13)を収納方向へ移動させるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の粉粒体搬送装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 貯留タンク内に貯留した粉粒体を機外へ移送排出する粉粒体搬送装置に関する。 【背景技術】 【0002】 貯留タンクへ貯留した粉粒体を、機外へ移送排出する作業は、下述のように行われる。 コンバインの貯留タンク内には粉粒体が貯留され、この粉粒体の排出には、粉粒体搬送装置である粉粒体排出オーガが貯留タンクに装着されていて、この粉粒体排出オーガで行われる。粉粒体排出オーガは、内部に伸縮自在の移送螺旋を有し、上下方向に昇降駆動自在で、且つ、長さ方向に伸縮自在な固定用移送筒と移動用移送筒とからなり、又、移動用移送筒内の適宜箇所には、粉粒体を検出する粉粒体検出センサを設け、該粉粒体検出センサで粉粒体を検出している場合、粉粒体排出オーガが自動収納するときは、移動用移送筒が最終端位置まで短縮移動しないように、一定距離の範囲での短縮を禁止する手段を設けている。 【0003】 前記粉粒体排出オーガで粉粒体を排出するときは、排出する任意の位置へ移動用移送筒を調節移動し、この調節した任意位置へ排出する。 【特許文献1】特開2002−17151号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 粉粒体排出オーガの固定用移送筒の外径部に挿入して伸縮自在に設けている各移送螺旋を軸支内装した移動用移送筒内に、移送排出中の粉粒体が完全に機外に排出されない状態で残っているときに、粉粒体排出オーガの停止操作をし、その後に移動用移送筒を収納状態に操作すると、この移動用移送筒に軸支内装した各移送螺旋も同時に収納状態に操作され、このような収納状態に操作されることにより、移動用移送筒内に残っている粉粒体は、各移動螺旋間にはさまって正常な位置まで移動用移送筒が収納されず、このために、各移送螺旋に無理な力が掛かり、各移送螺旋、及び、回転駆動部品等が破損したり、又、残粉粒体がつぶれること等があったが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。 【課題を解決するための手段】 【0005】 上述のような課題を解決するために、この発明は、次のような技術手段を講じる。 このために、請求項1に記載の発明においては、貯留タンク(4c)に貯留した粉粒体を機外に移送排出する移送排出筒装置(6)の一部を構成する固定用移送筒(8)の外周部に挿入して長手方向に伸縮自在な移動用移送筒(13)と、該移動用移送筒(13)の移送終端部には、排出口(14a)を有する排出筒(14)を設け、移動用移送筒(13)を伸縮移動させる伸縮移動装置(9a)とを設け、前記移動用移送筒(13)を収納させるにあたり、前記貯留タンク(4c)内に粉粒体がないときには、最収納位置まで収納する構成とし、又、貯留タンク(4c)内に粉粒体が残っているときには、移動用移送筒(13)を所定時間のみ収納方向へ移動させるように構成したことを特徴とする粉粒体搬送装置としたものである。 【0006】 前記貯留タンク(4c)内に一時貯留されている粉粒体を機外へ排出する排出作業は、貯留タンク(4c)内から移送排出筒装置(6)に引継ぎされ、この移送排出筒装置(6)の固定用移送筒(8)内に引継ぎされて移送され、固定用移送筒(8)から伸縮自在な移動用移送筒(13)内に引継ぎされ、この移動用移送筒(13)の移送終端部へ設けている排出筒(14)の排出口(14a)から機外へ排出される。 【0007】 移動用移送筒(13)を収納させるにあたり、貯留タンク(4c)内に粉粒体がないときには、最収納位置まで収納する。又、貯留タンク(4c)内に粉粒体が残っているときには、移動用移送筒(13)を所定時間のみ収納方向へ移動させて収納する。 【0008】 請求項2に記載の発明においては、前記移動用移送筒(13)の収納位置を検出する検出装置(21e)は、最も収納可能な位置よりも所定位置(L1)前方部に設け、移動用移送筒(13)を収納させるにあたり、前記貯留タンク(4c)内に粉粒体が残っているときには、前記検出装置(21e)が検出した位置で停止させる構成とし、又、貯留タンク(4c)内に粉粒体がないときには、前記検出装置(21e)が検出した位置から所定時間移動用移送筒(13)を収納方向へ移動させるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の粉粒体搬送装置としたものである。 【0009】 前記移動用移送筒(13)の収納位置を検出する検出装置(21e)は、最も収納可能な位置よりも所定位置(L1)前方部に設けている。 そして、移動用移送筒(13)を収納させるにあたり、貯留タンク(4c)内に粉粒体が残っているときには、検出装置(21e)が検出した位置で停止させる。又、貯留タンク(4c)内に粉粒体がないときには、検出装置(21e)が移動用移送筒(13)を検出してから所定時間移動用移送筒(13)を収納方向へ移動させる。 【発明の効果】 【0010】 請求項1に記載の発明においては、貯留タンク(4c)内に粉粒体が残っている場合は移動用移送筒(13)内にも粉粒体が残っている可能性があるので、移動用移送筒(13)の収納方向への移動を時間で規制することにより、該移動用移送筒(13)やこの内部の部品に無理な負荷が作用して破損するようなことを未然に防止できるようになる。 【0011】 請求項2に記載の発明においては、貯留タンク(4c)内に粉粒体が残っている場合は移動用移送筒(13)内にも粉粒体が残っている可能性があるので、移動用移送筒(13)は、最も収納可能な位置よりも所定位置(L1)前方で停止する。これにより、移動用移送筒(13)やこの内部の部品に無理な負荷が作用して破損するようなことを未然に防止できるようになる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。 コンバイン1の走行車台2の上側へ脱穀装置4、及び貯留タンク4c等を載置すると共に、この貯留タンク4c内は、コンバイン1で収穫作業のときには、粉粒体は穀粒であり、この穀粒を移送排出するこの貯留タンク4cに設けた、縦移送筒5の上端部には、搬送装置である移送排出筒装置6を設け、この移送排出筒装置6は固定移送螺旋7を軸支内装した固定用移送筒8と、この固定用移送筒8の外周部へ挿入して長手方向へ伸縮移動装置9aで伸張移動、及び短縮移動自在に移動用移送筒13と、この移動用移送筒13の先端部に穀粒を機外へ排出する排出口14aを有する排出筒14を設けている。これら移動用移送筒13と、排出筒14とに軸支内装した伸縮移動自在な移動螺旋軸9の前後端部へ軸支した、前・後移動移送螺旋11、10と、これら前・後移動移送螺旋11、10間で移動螺旋軸9へ伸縮自在な複数個の中移動移送螺旋12を軸支して設けている。 【0013】 又、前記コンバイン1の貯留タンク4cへ貯留した貯留物は穀粒であり、この穀粒を移送排出する粉粒体搬送装置は、移送排出筒装置6であり、この移送排出筒装置6の移動用移送筒13の伸縮移動と、貯留タンク4c内に貯留される穀粒量との関係を主に軸支して説明する。 【0014】 前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図4で示すように、土壌面を走行する左右一対の走行クローラ22aを張設した走行装置22を配設し、走行車台2の上側面には、脱穀装置4を載置している。走行車台2の前方部の刈取装置3で立毛穀稈を刈取りして、後方上部へ移送し、脱穀装置4のフィードチェン4aと、挟持杆4bとで引継いで挟持移送しながら脱穀する。脱穀済みで選別済みの穀粒は、脱穀装置4の右横側に配設して、底部へタンク移送螺旋4dを前後方向へ軸支した、貯留タンク4c内へ供給され、一時貯留される。 【0015】 前記走行車台2の前方部には、図4で示すように、立毛穀稈を分離するナローガイド19a、及び各分草体19bと、立毛穀稈を引起す各引起装置19cと、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置20の各掻込装置20aと、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置19dと、刈取りされた穀稈を挟持移送して脱穀装置4のフィードチェン4aと挟持杆4bとへ受渡しする穀稈掻込移送装置20の根元・穂先移送装置20b・20c等からなる刈取装置3を設けている。該刈取装置3は、油圧駆動による伸縮シリンダ18により、土壌面に対して昇降する。 【0016】 前記刈取装置3の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆23aの上端部に設ける支持パイプ杆23bを走行車台2の上側面に設けた支持装置23cで回動自在に支持させている。伸縮シリンダ19eを作動させると、支持杆23aと共に、刈取装置3を上下回動自在に設けている。 【0017】 前記刈取装置3の穀稈掻込移送装置20によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀装置4へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ3aを設けている。 【0018】 前記貯留タンク4c側の前部には、図4で示すように、コンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う本体側の操作装置21aと、操縦席21bとを設け、この操縦席21bの下側にエンジン15を載置している。 【0019】 前記走行車台2の前端部に装架した走行用のミッションケース24内の伝動機構24aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ24bを設けている。 【0020】 前記貯留タンク4cの底部には、図4で示すように、貯留穀粒を後方へ移送するタンク移送螺旋4dを前後方向に軸支して設けると共に、後方へ移送される穀粒を引継ぎして、方向を変換する継手ケース5bは、貯留タンク4cの後側板の外側面へ装着する。この継手ケース5bの上側には、移送排出筒装置6の縦移送螺旋5aを内装軸支した縦移送筒5を略垂直姿勢で基部を、回動(旋回)操作可能に設け、貯留タンク4c内の穀粒を引継ぎ揚送する。 【0021】 図1〜図4で示すように、前記縦移送筒5の上端部に、穀粒を機外へ排出する移送排出筒装置6を設ける。 前記移送排出筒装置6は、固定移送螺旋7を内装軸支した固定用移送筒8と、この固定用移送筒8の外周部へ挿入して、伸縮移動自在な移動用移送筒13と、この移動用移送筒13前先端部に排出筒14とを設け、これら移動用移送筒13と、排出筒14とには、伸縮移動自在な移動螺旋軸9を軸支して設け、該移動螺旋軸9には、前・後・中移動移送螺旋11、10、12を軸支して設けている。該移動用移送筒13と、該移動螺旋軸9とを、伸張、及び短縮させる伸縮移動装置9aと、正逆回転する移動用モータ9bとを固定用移送筒8の外周上側部へ設けている。又、伸縮移動装置9aの外側には、外カバー9cを設けている。 【0022】 前記コンバイン1で収穫作業の時には、粉粒体である穀粒を、貯留タンク4c内へ貯留し、この穀粒を機外へ移送排出する移送排出筒装置6の固定用移送筒8の外周部に設けた移動用移送筒13は、図1〜図4で示すように、該固定用移送筒8の外周上側部へ設けた、移動用モータ9bの正回転、又は逆回転駆動により、伸張移動、及び短縮移動自在に設ける。 【0023】 前記移送排出筒装置6の固定用移送筒8は、図1〜図5、及び図6で示すように、後支持メタル25と、縦移送筒5の上端部に設けた引継メタル5cとで装着して設ける。この固定用移送筒8に内装する固定移送螺旋7の固定螺旋プレート7bは、固定螺旋軸7aの外周部に、固着して設けている。固定螺旋軸7aの内径部は丸孔に形成すると共に、移送終端部の内径部には、丸孔より小径で後述する移動螺旋軸9が挿入されて摺動移動する。又、内径部に六角孔を形成した補助軸7cを軸支して設けている。固定用移送筒8の外周部には、詳細後述するローラ装置28のローラ28bの側面部を受けて、このローラ28bを直線状に移動させ、移動用移送筒13を直線状に移動すべく所定間隔に、各レール8aを設ける。 【0024】 前記固定用移送筒8の移送終端部には、図5、及び図6で示すように、後支持メタル25の外周部の外ボス26を、固定用移送筒8の外周部から突出させて固着して設けると共に、該後支持メタル25の内径部には、補助軸7cを軸支して設けている。固定移送螺旋7の固定螺旋軸7aの移送終端部の内径部は、補助軸7cの移送始端の外径部で軸支すると共に、移送始端部の外径部は、引継メタル5cの内側部に設けた受メタル5dで軸支する。7dは受ブッシュであり、移動螺旋軸9を軸支している。 【0025】 前記移動用移送筒13は、図5、及び図6で示すように、固定用移送筒8の外周部より突出した後支持メタル25の外周の外ボス27a部と、固定用移送筒8の外周部に設けた外メタル27との外周部へ移動自在で収縮自在に嵌め合せしている。移動用移送筒13の前端部には、穀粒を機外へ排出する排穀口14aを下部側へ設けた排出筒14を設け、この排出筒14と、該移動用移送筒13とを円周方向に回動自在に設けている。 【0026】 前記移動用移送筒13と、排出筒14とには、図1〜図3で示すように、移動螺旋軸9を、後支持メタル25と、該排出筒14に設けた前支持メタル16とにより内装軸支する。 【0027】 前記移動螺旋軸9の移送始端部と、移送終端部とには、図1〜図3で示すように、後移動移送螺旋10と、前移動移送螺旋11とを軸支して、ボルト等により、固定して設ける。 【0028】 前記後移動移送螺旋10は、図1〜図3、及び図7で示すように、後固定ボス10aへ支持板10bを固着し、この支持板10bと、後固定ボス10aとに移動螺旋プレート10cを固着している。又、支持板10bには、結合部10dを設け、この結合部10dと、隣接した中移動移送螺旋12の移動螺旋プレート12cに設けた一方側の結合部12dとを係合させる。後固定ボス10aの内径部は、補助軸7cの移送終端部の外径部へ挿入して、ボルト等により、装着する。 【0029】 前記前移動移送螺旋11は、図1〜図3、及び図7で示すように、前固定ボス11aへ支持板11bを固着して設け、この支持板11bと、前固定ボス11aとに移動螺旋プレート11cを固着している。又、支持板11bに結合部11dを設け、この結合部11dと、隣接した中移動移送螺旋12の移動螺旋プレート12cに設けた一方側の結合部12dとを係合させる。前固定ボス11aの内径部は、移動螺旋軸9の移送終端部へ六角の外径部へ挿入して、ボルト等で装着する。 【0030】 前記中移動移送螺旋12は、図1〜図3、及び図7〜図9で示すように、中移動ボス12aと、径大ボス12bと、両端部に結合部12dを有する移動螺旋プレート12cとを、一体に樹脂材等で成形する。 【0031】 前記中移動移送螺旋12は、図7で示すように、移動用移送筒13の移動螺旋軸9の前後両端部に装着した前・後移動移送螺旋11,10間に、複数個の中移動移送螺旋12を移動螺旋軸9へ伸縮移動自在に軸支している。隣接する各中移動移送螺旋12が最伸張状態になると、各移動螺旋プレート12cに設けた各結合部12dが、互に係合状態になり、所定長さ以上は伸張しない。 【0032】 前記移動用移送筒13と、排出筒14との伸縮移動は、移動用モータ9bの正逆回転の始動操作により、伸縮移動する構成である。この伸縮移動に伴なって、移動螺旋軸9と、各中移動移送螺旋12とが同時に伸縮移動する。 【0033】 前記移動用移送筒13の移送始端部の外周部には、図5、及び図6で示すように、複数個のローラ装置28のローラ受具28aを装着している。このローラ装置28は、コ字形状のローラ受具28aでローラ28bを回転自在にローラピン28cで軸支して設け、ローラ28bは固定用移送筒8の外周部へ当接して移動する。 【0034】 図12で示すように、前記エンジン15と、貯留タンク4cのタンク移送螺旋4dとに掛け渡したベルト15aにより、このタンク移送螺旋4dを回転駆動し、このベルト15aには、テンション装置15bを設け、このベルト15aを「入」−「切」している。 【0035】 前記移送排出筒装置6の固定用移送筒7と、移動用移送筒13と、排出筒14との上下回動は、図10、及び図11で示すように、縦移送筒5の上端部に設けた引継ぎメタル5cを、左右に二分割した構成として、一方側を上下回動自在に接続して、他方側の固定部には、上下モータ29で上下回転駆動する回動具29aと、固定用移送筒8に設けた取付具30の取付板30aとを、接続具29bで接続すると共に、取付具30に設けた各上取付板31aと、縦移送筒5に設けた各下取付板31bとの間にガスダンパー31を設ける。 【0036】 前記上下モータ29の正回転、又は逆回転駆動により、回動具29aが回動されて、接続具29b、及び取付具30等を介して、固定用移送筒8と、移動用移送筒13と、排出筒14等とが上昇移動、又は下降移動制御される構成である。これら上昇、又は下降移動制御に伴ない、各ガスダンパー31も上昇、又は下降移動制御される。この各ガスダンパー31はアシスト用として使用する。 【0037】 前記縦移送筒5の旋回構成は、図4で示すように、この縦移送筒5に、旋回モータ32を設けると共に、この旋回モータ32の下側に旋回具32aを設け、旋回モータ32の正回転、又は逆回転駆動により、旋回具32aが左回転駆動、又は右回転駆動され、縦移送筒5が継手ケース5bの上側部より、左旋回、又は右旋回して、固定用移送筒8と移動用移送筒13と排出筒14等とが左旋回、又は右旋回する。 【0038】 前記貯留タンク4c内に貯留される貯留穀粒量の検出は、この貯留タンク4cの内壁部に上下方向に所定間隔で設けた、「ON」−「OFF」スイッチ方式の穀粒量センサ21dで検出する。この検出は、操作装置21aに内装した制御装置21cへ入力される。 【0039】 前記移送排出筒装置6の移動用移送筒13と、排出筒14とを最収納位置へ操作するときには、操作装置21aに設けた排出スイッチ21hを「ON」操作するが、このときに、貯留タンク4c内の穀粒が穀粒量センサ21dで検出されず、穀粒がないと検出され、この検出が該操作装置21aの制御装置21cに入力されていると、該移動用移送筒13を伸縮移動操作する伸縮移送螺旋9aが始動制御され、該移動用移送筒13をこの伸縮移動装置9aで最収納位置に収納移動する。 【0040】 又、前記貯留タンク4c内の穀粒が穀粒量センサ21dで検出され、穀粒が残っていると、操作装置21aの制御装置21cに入力されていると、移動用移送筒13に内装した移動螺旋軸9と、この移動螺旋軸9に軸支した後・中・前移動移送螺旋10、12、11とは、制御装置21cに設定して記憶させた所定時間を回転駆動制御し、穀粒を排出した後に、該移動用移送筒13を伸縮移動装置9aで最収納位置に収納移動する。 【0041】 前記貯留タンク4c内に穀粒が残っているときには、該移動用移送筒13に内装した移動螺旋軸9と、該移動螺旋軸9に軸支した後・中・前移動移送螺旋10、12、11とは、所定時間回転駆動した後に、該移動用移送筒13を収納すべく設けたことにより、排出途中に収納状態に操作して、粉粒体の詰りが発生すると、これにより、前記移動螺旋軸9と、この移動螺旋軸9に軸支した該各移動移送螺旋10、12、11と、伸縮移動装置9a等とが過負荷になるが、この過負荷を防止できることにより、各部品の破損防止、及び粉粒体のつぶれを防止できる。 【0042】 前記移送排出筒装置6の移動用移送筒13の最収納位置を検出する、「ON」−「OFF」スイッチ方式の検出装置21eを、図1で示すように、固定用移送筒8の上側の伸縮移動装置9aの移送始端部側で、外カバー9c内に設けると共に、前後方向位置は、該移動用移送筒13が最収納位置に収納される位置より、所定寸法前方部に設けている。この移動用移送筒13が最収納位置に収納移動される前段で検出装置21eが「ON」され、この「ON」が制御装置21cへ入力され、この入力により、伸縮移動装置9aの移動用モータ9bが、この制御装置21cで停止制御され、該移動用移送筒13を最収納位置の所定距離前部位置で停止制御する。 【0043】 前記移動用移送筒13を最収納位置に収納時に、貯留タンク4c内に穀粒が残っていると、穀粒量センサ21dがこの穀粒を検出し、この検出が制御装置21cに入力され、この入力により、該移動用移送筒13は、そのままの位置に保持される。又、該貯留タンク4c内に穀粒がないと検出して、該制御装置21cに入力されると、この入力により、収納する位置を認識した後に、所定時間伸縮移動装置9aの移動用モータ9bを、該制御装置21cで回転駆動制御し、該移動用移送筒13を所定位置に、この制御装置21cで移動制御する。 【0044】 前記移動用移送筒13の最収納位置を検出する検出装置21eは、最収納位置より、所定位置前方部に設け、該移動用移送筒13を最収納位置に収納時に、貯留タンク4c内に穀粒が残っていると検出されたときには、そのままの位置とする。又、該貯留タンク4c内に穀粒がないと検出されたときには、収納する位置を検出後に、所定時間伸縮移動装置9aの移動用モータ9bが回転駆動させることにより、排出途中に収納状態に操作しても、穀粒の詰りが発生することがなく、これにより、移動螺旋軸9と、この移動螺旋軸9に軸支した、各移動移送螺旋10、12、11と、該伸縮移動送装置9aの移動用モータ9b等とが、過負荷になることがなくなり、このために、これらの破損防止、及び穀粒のつぶれ等を防止できる。 【0045】 前記移動用移送筒13の最収納位置を検出する「ON」−「OFF」スイッチ方式のリミットスイッチ等よりなる検出装置21eは、この移動用移送筒13が最収納位置に収納される位置より、所定寸法前方部の位置で、伸縮移動装置9aの移送始端部側で、外カバー9c内に設けている。この移動用移送筒13が最収納位置に収納される所定寸法前方部で、該検出装置21eが「ON」され、この「ON」により、該伸縮移動装置9aの移動用モータ9bが所定時間回転駆動制御する。 【0046】 これにより、穀粒を排出作業の途中で前記移動用移送筒13を最収納位置に操作しても、この移動用移送筒13に内装した、後・前・中移動移送螺旋10、11、12、及び移動用モータ9bに過負荷が発生しないようになった。 【0047】 移動用移送筒(13)を収納させるにあたり、貯留タンク(4c)内に粉粒体がないときには、最収納位置まで収納する。又、貯留タンク(4c)内に粉粒体が残っているときには、移動用移送筒(13)を所定時間のみ収納方向へ移動させて収納する。 【0048】 これにより、貯留タンク(4c)内に粉粒体が残っている場合は移動用移送筒(13)内にも粉粒体が残っている可能性があるので、移動用移送筒(13)の収納方向への移動を時間で規制することにより、該移動用移送筒(13)やこの内部の部品に無理な負荷が作用して破損するようなことを未然に防止できるようになる。 【0049】 前記移動用移送筒(13)の収納位置を検出する検出装置(21e)は、最も収納可能な位置よりも所定位置(L1)前方部に設けている。 そして、移動用移送筒(13)を収納させるにあたり、貯留タンク(4c)内に粉粒体が残っているときには、検出装置(21e)が検出した位置で停止させる。又、貯留タンク(4c)内に粉粒体がないときには、検出装置(21e)が移動用移送筒(13)を検出してから所定時間移動用移送筒(13)を収納方向へ移動させる。 【0050】 貯留タンク(4c)内に粉粒体が残っている場合は移動用移送筒(13)内にも粉粒体が残っている可能性があるので、移動用移送筒(13)は、最も収納可能な位置よりも所定位置(L1)前方で停止する。これにより、移動用移送筒(13)やこの内部の部品に無理な負荷が作用して破損するようなことを未然に防止できるようになる。 【0051】 前記移動用移送筒13は、穀粒を排出する排出位置から収納位置へ収納時には、エンジン15の回転数が、制御装置21cに設定して記憶させた、所定回転数以上に上昇しないように、この制御装置21cで制御する。 【0052】 前記移動用移送筒13を収納中に、誤作動により、コンバイン1が走行すると危険である。この移動用移送筒13を収納中は、エンジン15の回転を規制することで、この移動用移送筒13を伸張状態のままで走行すると、電柱、及び家屋等に衝突するが、これを防止できる。 【0053】 前記移動用移送筒13は、穀粒を排出する排出位置から収納位置へ収納中に、コンバイン1の走行速度を変更する、操作装置21aに設けた主変速レバー21fを、走行位置に移動操作することにより、エンジン15の回転数が、制御装置21cにより、所定回転数を下降制御する。 【0054】 前記移動用移送筒13を収納中に、誤操作により、コンバイン1が走行すると危険である。この移動用移送筒13を収納中は、エンジン15の回転数を規制することにより、この移動用移送筒13を伸張状態のままで走行すると、電柱、及び家屋等に衝突するが、これを防止できる。 【0055】 前記移動用移送筒13を穀粒を排出する排出位置から、収納位置へ収納操作中に、操作装置21aに設けた方向制御レバー21jを操作することにより、エンジンの回転数が制御装置21cにより、所定回転数を下降制御する。 【0056】 前記移動用移送筒13を収納中に、誤操作により、コンバイン1が走行すると危険である。この移動用移送筒13を収納中は、エンジン15の回転数を規制することにより、この移動用移送筒13を伸張状態のままで走行すると、電柱、及び家屋等に衝突するが、これを防止できる。 【0057】 図17、及び図18で示すように、前記中移動移送螺旋12は、中移動ボス12a部に中央部所定長さを凹状に形成した支持板12eのこの凹部を設け、この支持板12eの両端部には、結合部12d、12dを設け、これら中移動ボス12aと、支持板12eとには、移動螺旋プレート12cを設け、この移動螺旋プレート12cの内径部の所定寸法外側で、穀粒移送に影響のない箇所には、複数の丸孔12fを円周方向に所定間隔で設けている。この中移動移送螺旋12全体を樹脂材で形成するか、又は、各部品別に鉄材で形成し、これら各部品を溶接等により、装着するもよい。 【0058】 これにより、前記移動螺旋プレート12cには、複数の丸孔12fを設けたことにより、軽量化が可能になる。又、排出途中で停止させて、移動用移送筒13を収納させたときでも、該各丸孔12f部から穀粒が逃げることにより、穀粒を押しつぶすことを防止できる。 【0059】 前記伸縮移動装置9aの移動螺旋軸9は、移動用モータ9bで回転駆動する構成において、図19で示すように、移動用移送筒13に設けた支持メタル33を移動螺旋軸9の外径部に挿入し、固定用移送筒8に設けた移動用メタル34には、ベアリング34aで軸支した案内ピン34bを設け、この案内ピン34bを移動螺旋軸9の螺旋溝9dへ挿入している。この移動螺旋軸9の回転駆動により、案内ピン34bを介して該移動用移送筒13が伸縮移動する。 【0060】 又、前記移動螺旋軸9の螺旋溝9dのピッチは、移送始端部側では広く、移送終端部側へ向けて順次せまく形成している。 これにより、前記移動螺旋軸9の摩耗の防止ができる。又、破損の防止、及び移動用移送筒13の伸張移動の均一化を図る。 【0061】 前記縦移送筒5と、下側の継手ケース5bとは、図20で示すように、フレーム組立部品36で支持させている。このフレーム組立部品36は、支持パイプ杆36aの上端部と、下部側とに支持具36b、36bを設け、この各支持具36bを縦移送筒5に締付けして支持すると共に、下端部を走行車台2に装着している。このフレーム組立部品36には、モータステー組立部品35を装着し、このモータステー35には、モータ35aを設け、このモータ35aに設けたモータギャー35bと、縦移送筒5に設けたギャー5eとを噛合させて、継手ケース5bに挿入した該縦移送筒5を旋回する。 【0062】 これにより、前記モータギャー35bと、ギャー5eとの噛合を確実に保持できる。 図21で示すように、前記貯留タンク4cのオープンレバー37bと、支持板37に設けたロックアーム37aとを接続する接続プレート37cは、上下方向に略垂直とすべく、該オープンレバー37bの左右方向の全長を長くして設けている。 【0063】 これにより、前記接続プレート37cの形状を単純することができる。 図22で示すように、前記貯留タンク4cの底部に軸支したタンク移送螺旋4dの螺旋軸4e一方側の軸支は、この貯留タンク4cの一方側面に設けた支持プレート38に装着した支持ボス38aで軸支する。 【0064】 これにより、前記タンク移送螺旋4dの螺旋軸4eを支持ボス38aで支持することにより、コスト低減になる。 図23で示すように、前記縦移送螺旋5aを軸支内装した縦移送筒5の上端部には、横移送螺旋39aを軸支内装した横移送筒39を、回動具39bを設けて回動自在に支持すると共に、この横移送螺旋39aを油圧モータ39cで回転駆動する。 【0065】 これにより、前記横移送螺旋39aは、共振の起きない回転数で一定回転させておき、縦移送螺旋5aの回転数をエンジン15の回転数で変更させることができ、これにより、該縦移送螺旋39aは共振を起こすことなく、穀粒の移送量の調整が可能になる。 【0066】 図24で示すように、穀粒、及び飼糧等を貯留して運搬する運搬車41と、この運搬車41には、排出装置40を着脱自在に設け、この排出装置40の先端部には、張込量センサ40aを設け、この張込量センサ40aより、該排出装置40で排出する穀粒、及び飼糧を受けて、貯留するコンテナ42内へ排出された穀粒量、及び飼糧量を検出する。 【0067】 前記運搬車41と、ホストコンピュータ43とは、無線で通信可能とし、コンテナ42に張込みされる前後を張込センサ40aで検出し、この検出結果を該ホストコンピュータ43に送信する。又、このホストコンピュータ43には、予めユーザ名と、排出先のコンテナ42等とを記憶させて、送受信結果により、このコンテナ42に投入された投入量を演算処理する。更に、ホストコンピュータ43と、プリンタ43aとは接続させている。 【0068】 これにより、前記コンテナ42内へ投入された投入量を知ることができる。又、伝票作成等の後処理がスムーズであり、作業処理工程の軽減を図ることができる。 前記コンバイン1に排出装置40を設け、この排出装置40の前端部には、図25で示すように、張込量センサ40aを設け、この張込量センサ40aは、上下自在な紐40bの先端部にウエイト40cを設けている。例えば、コンテナ42内に穀粒を排出した時であると、排出スイッチ21hの「ON」入力後に、このウエイト40cを下限を検出するまで下降させ、下降終了後に、定期的に所定時間毎に上昇させる。上昇させた時のモータの電流値を検出し、このモータの起動電流値が流れた後に、基準電流値より高い電流値を検出したときには、その位置まで穀粒が張込みされていると検出し、モニタ表示し、所定位置までウエイト40cを上昇させて、次回の測定時間まで待機する。 【0069】 これにより、排出する位置への位置合わせが容易である。又、排出口から張込面までの距離をモニタ表示することで作業性が向上する。 前記移送排出筒装置6の固定用移送筒8の前方部所定位置を支持するオーガ受装置44を、図4で示すように設け、このオーガ受装置44は、受支柱44aの下端部を走行車台2に装着し、又、上端部に略山形状の受ガイド44bを設けている。 【図面の簡単な説明】 【0070】 【図1】移送排出筒装置の最収納時の拡大側面図 【図2】移送排出筒装置の収納途中時の拡大側面図 【図3】移送排出筒装置の最伸張時の拡大側面図 【図4】コンバインの左側全体側面図 【図5】固定用移送筒と、移動用移送筒との拡大側面図 【図6】図5のA−A断面図 【図7】前・中・後移動移送螺旋の拡大側面斜視図 【図8】中移動移送螺旋部の拡大側面図 【図9】中移動移送螺旋部の拡大側面斜視図 【図10】移送排出筒装置の昇降回動部の拡大側面図 【図11】移送排出筒装置の昇降回動部の拡大平面図 【図12】貯留タンクのタンク移送螺旋伝動部の平断面図 【図13】操作装置部の拡大平面図 【図14】移送排出筒装置で排出時の側面斜視図 【図15】排出筒で排出時の正面図 【図16】移送排出筒装置の収納時の側面図 【図17】中移動移送螺旋の拡大正面図 【図18】中移動移送螺旋の拡大側面図 【図19】移動用メタル部の拡大側断面図 【図20】引継ケース部と、縦移送筒部との側面図 【図21】貯留タンクのロックアーム部の拡大背面図 【図22】貯留タンクの螺旋軸の支持ボス部の拡大背面図 【図23】縦移送筒と、横移送筒との拡大背断面図 【図24】排出装置部の側面図 【図25】排出装置部の側面図 【符号の説明】 【0071】 4c 貯留タンク 6 移送排出筒装置 8 固定用移送筒 9 移動螺旋軸 9a 伸縮移動装置 9b 移動用モータ 10 後移動移送螺旋 11 前移動移送螺旋 12 中移動移送螺旋 13 移動用移送筒 14 排出筒 14a 排出口
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年6月23日(2006.6.23) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2008−87(P2008−87A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月10日(2008.1.10) |
| 【出願番号】 |
特願2006−173826(P2006−173826) |
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