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【発明の名称】 モーア
【発明者】 【氏名】今西 良造

【氏名】北口 尋亮

【氏名】山下 信行

【氏名】永井 宏樹

【氏名】大島 博

【氏名】森川 知之

【氏名】藤井 隆司

【氏名】金井 俊樹

【要約】 【課題】マルチング形態とサイドディスチャージ形態の作業形態の変更を迅速に行うことができて、開閉部材の紛失や破損を防止することのできるモーアを実現する。

【解決手段】モーアデッキ7の内部に縦軸心周りに回転駆動される複数の回転ブレード8,9を並列配備するとともに、モーアデッキ7の側部に回転ブレード8,9で刈り取った刈草を排出する排出口7bを備えてあるモーアMにおいて、排出口7bを閉じる閉位置、及び排出口7bから離れて排出口7bを開く開位置に移動自在な開閉部材37を備え、モーアデッキ7の外面に沿うように、開位置での開閉部材37を配置する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
モーアデッキの内部に縦軸心周りに回転駆動される複数の回転ブレードを並列配備するとともに、前記モーアデッキの側部に前記回転ブレードで刈り取った刈草を排出する排出口を備えてあるモーアにおいて、
前記排出口を閉じる閉位置、及び前記排出口から離れて前記排出口を開く開位置に移動自在な開閉部材を備え、
前記モーアデッキの外面に沿うように、前記開位置での開閉部材を配置してあるモーア。
【請求項2】
前記開閉部材を前記閉位置及び開位置に移動自在な移動機構を備えてある請求項1記載のモーア。
【請求項3】
平面視で前記モーアデッキの外周面及び前記開閉部材を円弧形状に構成するとともに、前記モーアデッキの外周面に沿うように、前記開位置での開閉部材を配置し、
前記開閉部材が前記モーアデッキの外周面に沿って移動するように、前記移動機構を構成してある請求項2記載のモーア。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、モーアデッキの内部に縦軸心周りに回転駆動される複数の回転ブレードを並列配備してあるモーアに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の技術しては、例えば、特許文献1に開示されているように、吹き出し防止板(特許文献1の図2の13)を着脱することにより、回転ブレードによって刈り取った刈草をモーアデッキ内に滞留させて刈草を細かく切断するマルチング形態と、回転ブレードによって刈り取った刈草をモーアデッキの側部から排出するサイドディスチャージ形態とを現出可能に構成してあるモーアが知られている。また、特許文献2に開示されているように、細断用バッフル(特許文献2の図7の26)を着脱することにより、回転ブレードによって刈り取った刈草をモーアデッキ内に滞留させて刈草を細かく切断するマルチング形態と、回転ブレードによって刈り取った刈草をモーアデッキの側部から排出するサイドディスチャージ形態とを現出可能に構成してあるモーアが知られている。
【0003】
【特許文献1】特開2003−125626号公報(図2及び段落番号「0026」参照)
【特許文献2】特開2005−253387号公報(図7参照)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1及び2に開示されている従来のモーアのように、吹き出し防止板や細断用バッフルを着脱する構成を採用すると、例えば、サイドディスチャージ形態の作業を行う場合に、モーアデッキから取り外した吹き出し防止板や細断用バッフルを芝刈り機の運転座席や倉庫等に保管する必要があった。そのため、サイドディスチャージ形態からマルチング形態に作業形態を変更する場合には、運転座席や倉庫等に保管した吹き出し防止板や細断用バッフルをモーアまで持ち運ぶ必要があり、作業している現場で迅速に作業形態の変更ができず吹き出し防止板や細断用バッフルの着脱作業の作業性が悪いといった問題や、吹き出し防止板や細断用バッフルを倉庫等に保管すると、吹き出し防止板や細断用バッフルを紛失してしまって、作業形態を変更しようと思っても作業形態の変更ができないといった問題があった。
【0005】
そこで、サイドディスチャージ形態の作業を行う場合に、開閉部材をモーアデッキに付属させることが考えられる。しかし、モーアデッキに付属させた開閉部材がモーアデッキの外面から大きく突出していると、開閉部材が運転座席に搭乗する際やモーアを昇降する際の妨げになるおそれがあり、又、開位置での開閉部材が芝刈り機の走行等によって障害物等に接触して破損するおそれがある。
本発明は、マルチング形態とサイドディスチャージ形態の作業形態の変更を迅速に行うことができて、開閉部材の紛失や破損を防止することのできるモーアを実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[I]
(構成)
本発明の第1特徴は、モーアデッキの内部に縦軸心周りに回転駆動される複数の回転ブレードを並列配備するとともに、前記モーアデッキの側部に前記回転ブレードで刈り取った刈草を排出する排出口を備えてあるにおいて、次のように構成することにある。
前記排出口を閉じる閉位置、及び前記排出口から離れて前記排出口を開く開位置に移動自在な開閉部材を備え、
前記モーアデッキの外面に沿うように、前記開位置での開閉部材を配置する。
【0007】
(作用)
本発明の第1特徴によると、排出口を閉じる閉位置、及び排出口から離れて排出口を開く開位置に移動自在な開閉部材を備えることにより、開閉部材を移動させることによって排出口を開閉することができて、マルチング形態(開閉部材が閉位置)とサイドディスチャージ形態(開閉部材が開位置)の作業形態の変更を行うことができる。すなわち、開位置及び閉位置の間で開閉部材を移動させることによって、作業形態の変更を行うことができる。そのため、サイドディスチャージ形態での開閉部材を運転座席や倉庫等に保管せずに、モーアデッキに装着させて保管することができる。
【0008】
本発明の第1特徴によると、モーアデッキの外面に沿うように、開位置での開閉部材を配置することにより、開位置での開閉部材をモーアデッキの外面から大きく突出させないで配置することができる。
【0009】
(発明の効果)
本発明の第1特徴によると、サイドディスチャージ形態での開閉部材を運転座席や倉庫等に保管せずに、モーアデッキに装着させて保管することができるため、モーアデッキから開閉部材を取り外して別の場所(例えば、運転座席や倉庫等)に保管しなくても良くなって、作業している現場で迅速に作業形態の変更ができて、作業形態の変更作業の作業性を向上させることができるとともに、開閉部材の紛失を防止できる。
【0010】
本発明の第1特徴によると、開位置での開閉部材をモーアデッキの外面から大きく突出させないで配置することができるため、開閉部材が運転座席に搭乗する際やモーアを昇降する際の妨げになり難くなり、開閉部材が障害物等に接触し難くなって、開閉部材の破損を防止できる。
【0011】
[II]
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴のモーアにおいて、次のように構成することにある。
前記開閉部材を前記閉位置及び開位置に移動自在な移動機構を備える。
【0012】
(作用)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
例えば、特許文献1及び2に開示されている従来のモーアにおいては、吹き出し防止板や細断用バッフルをボルトで着脱可能に構成されている。そのため、吹き出し防止板や細断用バッフルの位置合わせや着脱作業に時間がかかって、着脱作業の作業性が悪く、作業形態の変更に時間がかかるといった問題があった。
【0013】
本発明の第1特徴によると、開閉部材を前記閉位置及び開位置に移動自在な移動機構を備えることにより、例えば、ボルト等で開閉部材を着脱式に構成する場合に比べて、移動機構(例えば、スライド式や揺動式の移動機構)によって、開位置及び閉位置における開閉部材の位置合わせや開閉部材の開閉を容易に行うことができる。
【0014】
(発明の効果)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第2特徴によると、移動機構によって、開閉部材の位置合わせや開閉部材の開閉が容易になるため、作業形態の変更作業の作業性を向上させることができる。
【0015】
[III]
(構成)
本発明の第3特徴は、本発明の第2特徴のモーアにおいて、次のように構成することにある。
平面視で前記モーアデッキの外周面及び前記開閉部材を円弧形状に構成するとともに、前記モーアデッキの外周面に沿うように、前記開位置での開閉部材を配置し、
前記開閉部材が前記モーアデッキの外周面に沿って移動するように、前記移動機構を構成する。
【0016】
(作用)
本発明の第3特徴によると、本発明の第2特徴と同様に前項[II]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
例えば、開閉部材を揺動させることによって、開位置及び閉位置に開閉部材を移動自在な移動機構を構成することが考えられる。しかし、このように構成すると、開閉部材を揺動させるモーアデッキの排出口付近の空間を広く確保する必要がある。そのため、例えば、開閉部材を揺動させる位置における機器の配置が制限されるといった問題や、開閉部材を移動させる位置に障害物等があると開閉部材を揺動することができないといった問題がある。
【0017】
本発明の第3特徴によると、開閉部材がモーアデッキの外周面に沿って移動するように移動機構を構成することより、円弧形状に構成した開閉部材を円弧状に構成したモーアデッキの外周面に沿って移動させることによって、開閉部材を開位置及び閉位置に移動することができる。そのため、開閉部材を移動させるモーアデッキの排出口付近の空間を広く確保しなくてもよくなる。
【0018】
(発明の効果)
本発明の第3特徴によると、本発明の第1特徴又は第2特徴と同様に前項[I][II]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第3特徴によると、開閉部材を移動させるモーアデッキの排出口付近の空間を広く確保しなくてもよくなるため、開閉部材を移動させる位置における機器の配置が制限されることが少なくなって、開閉部材を無理なく移動することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
〔乗用型芝刈り機の全体構成〕
図1に、本発明に係るモーアMを装着した乗用型芝刈り機の全体側面図を示し、図3に、本発明に係るモーアMの全体平面図を示す。また、図2に、乗用型芝刈り機の後部に集草機28を取り付けた状態における乗用型芝刈り機の全体側面図を示し、図4に、本発明に係るモーアMの横断平面図を示し、図5に、裏返した状態でのモーアデッキ7を斜め左後方から見た斜視図を示す。
【0020】
図1に示すように、この乗用型芝刈り機は、操向操作される前輪1と操向不能で駆動される後輪2とを備えた走行機体3の下腹部に、モーアMがリンク機構4を介して平行昇降可能に吊り下げ連結された構造となっている。走行機体3の前部には縦軸型のエンジン5が搭載され、このエンジン5の下方に突出された出力軸6から取り出された縦軸回転動力が、後輪2を装備した伝動ケース27とモーアMにそれぞれベルト伝達されるようになっている。
【0021】
図3〜図5に示すように、モーアMは、平面視が横長の長円形に形成され、断面形状がお椀形に形成されたモーアデッキ7に、縦軸駆動される2枚の回転ブレード8,9が左右に並列して装備されたツインブレード構造となっており、モーアデッキ7の上面左右に貫通装着された駆動軸10,11の下端部に各回転ブレード8,9が連結されている。(回転ブレード8,9は、帯板状の鋼板素材における両端部の一側に切刃8a,9aが形成されるとともに、両端部の他側に起風羽根8b,9bが折り上げ成形されている。)。
【0022】
モーアデッキ7の上面における左右中央の後方箇所に入力軸12が設けられ、この入力軸12に取り付けられた入力プーリー13と、エンジン5の出力軸6に取り付けられた出力プーリー14とに亘って駆動ベルト15が巻回張設されている。入力軸12に取り付けられた駆動プーリー16、各駆動軸10,11に取り付けられた伝動プーリー17,18、モーアデッキ7に配備されたガイドプーリー19,19及びテンションプーリー20に亘って1本の伝動ベルト21が巻回張設され、両回転ブレード8,9が互いに逆向きに回転駆動されるようになっている。両回転ブレード8,9の回転方向は、回転軸心P1,P2より機体後方において両回転ブレード8,9先端の回動軌跡が互いに内向きに対向するよう設定されている。
【0023】
モーアMは、平面視において機体左側の回転ブレード8の回転軸心P1が、機体右側の回転ブレード9の回転軸心P2よりも前方に位置するように少し傾斜して配備され、両回転ブレード8,9の先端回動軌跡を前後に少し重複させることで、両回転ブレード8,9の間で刈り残しが発生しないように構成されている。
【0024】
モーアデッキ7の内部における前方中央部と後方中央部には平面形状が山形の前部バキュームプレート22と後部バキュームプレート23が装着され、回転ブレード8,9の先端回動軌跡に沿った略円形の切断室24,25が回転ブレード8,9毎に形成されている。前部バキュームプレート22と後部バキュームプレート23との頂部同士は間隔をもって対向され、両切断室24,25の間に刈草の流動通過を許容する開口26が形成されている。
【0025】
図2に示すように、この乗用型芝刈り機は、その後部に集草機28が着脱可能に構成されており、後述する刈草回収形態において、回転ブレード8,9により刈り取った刈草を集草ダクト48及び蛇腹ダクト49を介して車体後部に設けた集草機28に搬送して貯留及び回収ができるように構成されている。
【0026】
乗用型芝刈り機の後部から着脱可能な取付フレーム29が後方に延出されており、この取付フレーム29に集草機28が後方から着脱可能に取り付けられている。集草機28には、その上部に蛇腹ダクト49を接続する接続口28aが設けられており、その下部に草を回収する回収部28bが着脱可能に設けられている。回収部28bを集草機28から取り外すことで回収部28bに集められた刈草を車外へ取り出すことができるように構成されている。
【0027】
集草ダクト48の詳細構造については後述するが、集草ダクト48をモーアMに接続した状態で、この集草ダクト48の後端部と上述した集草機28上部の接続口28aとに亘って伸縮可能な蛇腹ダクト49を取り付けることで、モーアMにより刈り取った刈草を集草機28に搬送できるように構成されている。
【0028】
〔モーアデッキの詳細構造〕
図3〜図7に基づいてモーアデッキ7の詳細構造について説明する。図6は、後述するサイドディスチャージ形態におけるモーアMの平面図を示し、図7は、後述する刈草回収形態におけるモーアMの平面図を示す。
【0029】
図3〜図7に示すように、モーアデッキ7は、平面視が長円形状で、断面形状がお椀形の湾曲させた形状に成形されており、後述するマルチング形態において回転ブレード8,9で刈り取った刈草をモーアデッキ7内に滞留させて細かく細断することができ、かつモーアデッキ7の強度が確保できるような形状に、鋼板をプレス成形することによって構成されている。
【0030】
モーアデッキ7下端の縁部7aは、後述する排出口7bの下部及び補強板30の取付部を除いた全周に亘って外方側へ折り曲げられて上方へ折り曲げられた断面形状が上向きに開口したU字状に一体成形されており、モーアデッキ7下端部の強度を確保できるように構成されている。
【0031】
モーアデッキ7の右側部には、車体右方へ開口した排出口7bが形成されている。排出口7bの平面視における形状は、モーアデッキ7を上下に直線状に切断した半円弧状に形成されており、モーアデッキ7の右斜め後方に向かって刈草を導くことができるような位置及び形状に設定されている。このように、モーアデッキ7を平面視で直線状に切断した形状に成形することにより、排出口7bの開口面積を広く確保することができて、後述するサイドディスチャージ形態及び刈草回収形態における刈草の排出性能を向上させることができる。
【0032】
モーアデッキ7の排出口7bは、モーアデッキ7と一体成形した断面形状がL字状の縁部7aを残した状態で、モーアデッキ7に加工されている。そのため、例えば、モーアデッキ7の排出口7bを形成するために、縁部7aまで切断して、縁部7aを溶接等によって別途固定する場合に比べて、縁部7aを別部品として設ける必要がなくなって部品点数を削減することができるとともに、別途製作した縁部7aをモーアデッキ7に固着する溶接作業等が必要なくなるため組立工数を削減することができる。そのため、モーアデッキ7の構造を簡素化することができて、製造コストを削減することができる。
【0033】
上述した通り、排出口7bの下部において、モーアデッキ7の縁部7aの形状は、断面形状がL字状に形成されているため、排出口7bを形成したとしても縁部7aにおける強度を確保することができる。そのため、排出口7bの下部に位置する縁部7aの構造を簡素化することができて、製造コストを削減することができる。
【0034】
また、L字状に形成した縁部7aが後述するスライドカバー37をスライド移動させる際、及び、後述する集草ダクト48を取り付ける際の案内になって、スライドカバー37の移動や集草ダクト48の取り付けを容易に行うことができて、後述する作業形態の切り替え作業の作業性を向上させることができる。
【0035】
図11に示すように、回転ブレード9の先端部とモーアデッキ7の縁部7aの内面側との隙間(図9中のW)が小さい寸法に設定されているため、回転ブレード8,9の回転によって、この隙間から逃げる空気の量を少なくすることができて、上方へ刈草を巻き上げる吸引力を向上させることができる。
【0036】
モーアデッキ7の上面側の中央部には、上方に凸出した形状にプレス成形されたブレード取付部7cが形成されており、このブレード取付部7cに複数の取付穴が加工されている。このように、ブレード取付部7cの形状を凸出した形状に成形することによって、ブレード8,9を取り付けるブレード取付部7cの強度を確保できるように構成されている。
【0037】
図5に示すように、モーアデッキ7の下方からモーアデッキ7の縁部7aに合わせた形状に成形された帯状の補強板30が着脱可能に固定されており、モーアMを下降させた状態で乗用型芝刈り機を走行させて、モーアデッキ7の縁部7aが石等に接当して破損することを防止するとともに、モーアデッキ7の縁部7aの強度を更に向上させて、かつ、補強板30が破損した場合には交換できるように構成されている。
【0038】
〔揺動カバーの詳細構造〕
図3に示すように、モーアデッキ7の右側部には、揺動カバー31が前後方向の軸心P3周りに上下に揺動可能に取り付けられて、後述するサイドディスチャージ形態で、揺動カバー31を下方へ倒して、回転ブレード8,9を回転させながら走行すると、モーアデッキ7内で刈り取った刈草をモーアデッキ7の右斜め後方に排出することができるように構成されている(図9参照)。
【0039】
揺動カバー31は、前後方向の断面形状が下向きに開放したコ字状に、平板を折り曲げ成形した形状に構成されており、揺動カバー31の下方、接続部31a及び放出部31bがそれぞれ開放した形状に構成されている。揺動カバー31の内方側に位置するモーアデッキ7との接続部31aの形状は、平面視が直線状で、断面形状がモーアデッキ7の排出口7bの形状に合わせて湾曲させた下向きに開口したコ字状に成形されており、外方側の放出部31bの形状は、平面視で外方側に凸状に湾曲し、断面形状が下向きに開口したコ字状に成形されている。
【0040】
揺動カバー31の上面側には、内方側の接続部31aから外方側の放出部31bに向かって下方に傾斜したテーパ加工が施されており、刈草を広角に放出できて、かつ放出した刈草が上方へ巻き上げられ難いような形状に成形されている。
【0041】
モーアデッキ7の排出口7bの上方には、ブラケット32が固着されており、このブラケット32と揺動カバー31に固着した前後一対のアームがピン34によって連結されて、揺動カバー31がピン34の軸心P3周りで上下に揺動可能に構成されている。モーアデッキ7と揺動カバー31とに亘ってねじりバネ35が設けられており、ねじりバネ35の付勢力によって揺動カバー31を下方へ押し付けることによって、揺動カバー31が乗用型芝刈り機の走行等によって上下に動き難いように構成されている。
【0042】
以上のように揺動カバー31を構成することにより、揺動カバー31を下方へ揺動させると、揺動カバー31の自重によって揺動カバー31を下げた状態が保持されて、モーアデッキ7の排出口7bから排出された刈草を乗用型芝刈り機の右斜め後方に導くことができる。
【0043】
〔スライドカバーの詳細構造〕
図3、図4、図6〜図11に基づいて、開閉部材の一例であるスライドカバー37の詳細構造について説明する。図8は、スライドカバー37を閉じて排出口7bを閉塞した閉位置における右側面図を示し、図9は、スライドカバー37を開いて排出口7bを開放した開位置における右側面図を示し、図10は、スライドカバー37を開いて排出口7bを開放し集草ダクト48を取り付けた状態における右側面図を示し、図11は、スライドカバー37のスライド構造の縦断背面図を示す。
【0044】
図11に示すように、モーアデッキ7の上面側に設けたブレード取付部7cにプーリーホルダ38が締め付け固定されており、このプーリーホルダ38に上下一対のベアリング39を介して駆動軸11が回動自在に取り付けられている。駆動軸11の下端部には回転ブレード9が締め付け固定され、駆動軸11の上端部には伝動プーリー18が上方から締め付け固定されて、伝動ベルト21を介して伝動プーリー18が回転すると、回転ブレード9が回転するように構成されている。
【0045】
プーリーホルダ38の上端部における外周部には、全周に亘って凹状の溝38aが一体成形されており、回転アーム40をプーリーホルダ38の上方から嵌め込み装着した状態で、この溝38aにリング状の止め金具41を装着することによって、回転アーム40が上下方向の移動を規制された状態でプーリーホルダ38に対して相対回転自在に取り付けられて、回転アーム40が回転ブレード9の軸心P2周りで前後に揺動するように構成されている。
【0046】
プーリーホルダ38及び駆動軸11等は、湾曲した円錐状の案内板36によって覆われており、後述するマルチング形態において、回転ブレード9先端部の起風羽根9bによって上方へ巻き上げられた刈草が切断室25内で効率よく流動して、刈草がプーリーホルダ38及び駆動軸11等の付近で滞留して刈草の流動が妨げられることがないように構成されている。
【0047】
図3、図8及び図11に示すように、スライドカバー37はモーアデッキ7の排出口7bを上方から全面に亘って覆うことができる形状に成形されており、平板を排出口7bの外面側の形状に合わせて上下に湾曲させた形状にプレス成形することによって構成されている。
【0048】
図11に示すように、スライドカバー37の上端部にはブラケット42が固着され、このブラケット42と上述した回転アーム40とに亘って帯状の板バネ43が設けられて、板バネ43及び回転アーム40を介してスライドカバー37が回転ブレード9の軸心P2周りに前後に揺動自在に支持されている。このように、回転アーム40、ブラケット42、板バネ43等によって、スライドカバー37をモーアデッキ7の外周面に沿って閉位置及び開位置にスライド移動させる移動機構が構成されている。
【0049】
板バネ43はスライドカバー37を開閉しない状態においては、スライドカバー37をモーアデッキ7の外周面に押し当てるように板バネ43の反力が作用するように構成されており、スライドカバー37を板バネ43の反力に抗して上方に手で少し押し上げることによってスライドカバー37がモーアデッキ7の外面から離れて、スライドカバー37をスライド移動させることができるように構成されている。
【0050】
スライドカバー37の下端縁は、上述したモーアデッキ7のL字状に形成した縁部7aに沿うように取り付けられており、スライドカバー37を閉めた状態でモーアデッキ7内の空気が排出口7bから漏れ難く、かつ、モーアデッキ7の縁部7aに沿ってスライドカバー37を無理なくスライド移動させることができるように構成されている。
【0051】
図8及び図9に示すように、モーアデッキ7の排出口7bの前端部及び後端部には係入穴44aを設けたL字状のフック44が固着されている。スライドカバー37の前端部にはフック44の係入穴44aに係合させる凸片45aを設けたプレート45が固着されており、スライドカバー37の後端部にはL字状のフック44に係合させる爪部46aを設けたラッチ46が固着されている。
【0052】
スライドカバー37を開けた状態(図9の状態)からスライドカバー37を閉めてプレート45の凸片45aをフック44の係入穴44aに係合させてスライドカバー37の前端部を保持した状態で、ラッチ46の爪部46aをL字状のフック44に係合させてラッチ46の操作部46bを前方に倒すと、スライドカバー37が閉めた状態(図8の状態)で固定されるように構成されている。
【0053】
図4に示すように、スライドカバー37を開けた状態におけるスライドカバー37の左端部に位置するモーアデッキ7の外周部にも、上述した排出口7bの前後両端部に設けたフック44と同一形状のフック44が固着されており、スライドカバー37を開けた状態で、モーアデッキ7の中央部後側に位置するラッチ46の爪部46aをL字状のフック44に係合させてラッチ46の操作部46bを右方に倒すと、スライドカバー37が開けた状態でモーアデッキ7に固定することができるように構成されている。
【0054】
このように、フック44、プレート45及びラッチ46によって、スライドカバー37を開閉したそれぞれの状態で固定することができるように構成することにより、フック44をプレート45の凸片45aを係合させる金具として機能させつつ、ラッチ46を係合させる金具として兼用することができる。そのため、スライドカバー37を固定する構造を簡素化することができ、部品点数を削減することができて、製造コストを削減することができる。
【0055】
また、プレート45をフック44に係合させてラッチ46を操作することによって、簡易迅速にスライドカバー37を開いた状態及び閉じた状態に固定することができるため、マルチング形態及びサイドディスチャージ形態の切り替えを簡易迅速に行うことができて、作業形態の切り替え作業の作業性を向上させることができる。
【0056】
以上のようにスライドカバー37を構成して、スライドカバー37を開けて排出口7bを開放した状態から、ラッチ46を解除した上で、スライドカバー37を少し押し上げて前方にスライド移動させて、プレート45をフック46に係合させてラッチ46を操作することにより、スライドカバー37を閉めて排出口7bを閉塞することができる。また、スライドカバー37を閉めて排出口7bを閉塞した状態から、ラッチ46を解除した上でプレート45とフック44の係合を解除し、スライドカバー37を少し押し上げて後方にスライド移動させてラッチ46を操作することにより、スライドカバー37を開けて排出口7bを開放することができる。
【0057】
〔集草ダクトの詳細構造〕
図7及び図10に示すように、集草ダクト48は、前部に位置するモーアデッキ7との接続部48aと、この接続部48aから斜め上方後方に向かって延出されたパイプ部48bとを一体成形した形状に構成されている。
【0058】
集草ダクト48の接続部48aは、モーアデッキ7の形状に合わせて、モーアデッキ7の排出口7bを外側から覆うことができる形状に成形されている。接続部48aの平面視における形状は、前側のフック44を設けた位置におけるモーアデッキ7の外周面の接線Lに沿って、斜め後方に向って滑らかに湾曲させた形状に成形されており、回転ブレード8,9によって刈り取った刈草を無理なく後方の集草機に導くことができるように構成されている。
【0059】
集草ダクト48のパイプ部48bは、円筒状に形成されて、上述した接続部48aと一体成形されており、集草機28の接続口28aに向って接続部28aの後端部から斜め後方上方に湾曲させた形状に成形されている。パイプ部48bの後端部の形状は、蛇腹ダクト49を隙間なく外嵌することができる外径に設定されており、パイプ部48bと蛇腹ダクト49の接続箇所から空気が漏れて刈草の搬送能力が低下することのないように構成されている。
【0060】
集草ダクト48の接続部48aの前端部及び後端部には、スライドカバー37に取り付けたラッチ46及びプレート45と同一のラッチ46及びプレート45がそれぞれ固着されており、プレート45の凸片45aを排出口7bの後側のフック44の係入穴44aに係合させてラッチ46を操作することで、集草ダクト48をモーアデッキ7に固定できるように構成されている。このように、集草ダクト48をモーアデッキ7にプレート45及びラッチ46で着脱可能に構成することにより、例えば、ボルト等(図示せず)によって集草ダクト48をモーアデッキ7に固定する場合に比べて、集草ダクト48を着脱する工具等(図示せず)を使用しなくても簡易迅速に集草ダクト48を着脱することができて、集草ダクト48の着脱作業の作業性を向上させることができる。
【0061】
また、集草ダクト48をモーアデッキ7に固定するためのラッチ46及びプレート45に、スライドカバー37を固定するラッチ46及びプレート45と同一のものを使用することにより、モーアデッキ7側に固定したフック44を、集草ダクト48をモーアデッキ7に取り付ける際の金具として兼用することができる。そのため、集草ダクト48をモーアデッキ7に取り付ける際の金具を別途設ける場合に比べて、部品点数を削減することができて、製造コスト削減を図れる。
【0062】
以上のように集草ダクト48を構成して、スライドカバー37を開いてモーアデッキ7の排出口7bを開放し、揺動カバー31を上方へ揺動させた状態で、集草ダクト48後端部のプレート45の凸片45aを排出口7bの後側のフック44の係入穴44aに係合させて集草ダクト48の後端部を保持した状態で、集草ダクト48前端部のラッチ46の爪部46aを排出口7bの前側のフック44に係合させてラッチ46の操作部46bを後方へ倒すと、集草ダクト48をモーアデッキ7に固定することができるように構成されている。
【0063】
モーアデッキ7に固定した集草ダクト48を構成するパイプ部48bの後端部に、蛇腹ダクト49の前端部を外嵌させてバンド(図示せず)で締め付け固定し、蛇腹ダクト49の後端部を集草機28の接続口28aにバンドで締め付け固定することで、モーアデッキ7の排出口7bと集草機28の接続口28aを接続することができて、後述する刈草回収形態を現出することができる。
【0064】
〔乗用型芝刈り機の作業形態〕
図3、図6、図7、図8〜図10に基づいて、この乗用型芝刈り機で現出可能な3つの作業形態について説明する。
【0065】
図3及び図8に示すように、揺動カバー31を上方へ揺動させた状態で、スライドカバー37を前方へスライド移動させて排出口7bを閉塞し、揺動カバー31を下方へ揺動させることで、マルチング形態を現出することができる。このマルチング形態によって、回転ブレード8,9によって刈り取った刈草をモーアデッキ7内に滞留させて細かく切断することが可能になる。
【0066】
図6及び図9に示すように、スライドカバー37を後方へスライドさせて排出口7bを開放し、揺動カバー31を下方へ揺動させることで、サイドディスチャージ形態を現出することができる。このサイドディスチャージ形態によって、回転ブレード8,9によって刈り取った刈草をモーアデッキ7内から車外右後方に排出させることが可能になる。
【0067】
図7及び図10に示すように、揺動カバー31を上方へ揺動させて、スライドカバー37を後方へスライド移動させて排出口7bを開放し、排出口7bに集草ダクト48を固定し、更に、集草ダクト48と集草機28とに亘って蛇腹ダクト49を取り付けることによって刈取回収形態を現出することができる。この刈取回収形態によって、回転ブレード8,9によって刈り取った刈草を後方の集草機28に搬送して集草機28下部の回収部28bに刈草を回収することができる。
【0068】
以上のように、揺動カバー31、スライドカバー37及び集草ダクト48を構成して、マルチング形態、サイドディスチャージ形態及び刈草回収形態の3つの作業形態を現出可能に構成することにより、それぞれの作業形態の切り替えを簡易迅速に行うことができるだけでなく、スライドカバー37や揺動カバー31等の部品をモーアデッキ7から取り外さなくても、マルチング形態とサイドディスチャージ形態の作業形態の切り替えを行うことができる。
【0069】
そのため、作業形態の切り替えに必要な部品(スライドカバー37や揺動カバー31等)を、倉庫等に保管してその都度用意する場合に比べて、刈取作業を行っている現場で必要に応じて作業形態の変更ができて、刈取作業及び準備作業の作業性を向上させることができる。
【0070】
[発明の実施の第1別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]においては、縁部7aをモーアデッキ7と一体成形することによって、モーアデッキ7の排出口7bを形成した例を示したが、図12に示すように、モーアデッキ7の排出口7bの下部を開放した形状に成形して、縁部7aに相当する別個に製作したガイド部材51を排出口7bの両側部に固着して排出口7bを形成してもよい。
【0071】
図12に示すように、ガイド部材51は、その断面形状が上向きのコ字状に成形されており、このコ字状に成形した部材をモーアデッキ7の外周部の円弧の形状に合わせて湾曲させた形状に折り曲げ成形されている。ガイド部材51の板厚は、モーアデッキ7の板厚より大きい板厚に設定されており、モーアデッキ7に取り付けた状態におけるガイド部材51の強度を向上させることができるように構成されている。
【0072】
このように、ガイド部材51の断面形状をコ字状に形成することにより、排出口7b下部に位置するガイド部材51の強度を向上させることができ、集草ダクト48等を安定して支持することができて、なおかつ、破損し難いモーアデッキ7を実現できる。
【0073】
ガイド部材51は、その前端部及び後端部がモーアデッキ7の排出口7bの両側部に固着されており、上述したスライドカバー37を無理なくスライド移動できるように、モーアデッキ7の縁部7aに合わせて固着されている。
【0074】
このように、ガイド部材51を構成することにより、モーアデッキ7の排出口7b下部の強度を向上させることができて、耐久性に優れたモーアデッキ7を実現することができる。
【0075】
また、コ字状に形成したガイド部材51の内方側の上端(排出口7bの下端)の位置が回転ブレード9の下面側より上方に位置して、ガイド部材51と回転ブレード9の上下方向の位置関係が重なるように(図12中のH)、ガイド部材51及び排出口7bの形状等が構成されている。このように構成することにより、排出口7bを設けることによる、回転ブレード8,9の回転によって上方へ刈草を巻き上げる吸引力の低下を防止することができる。
【0076】
[発明の実施の第2別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]及び[発明の実施の第1別形態]においては、マルチング形態、サイドディスチャージ形態及び刈草回収形態の3つの作業形態を現出可能に構成した例を示したが、マルチング形態及びサイドディスチャージ形態の2つの作業形態を現出可能に構成した乗用型芝刈り機の場合にも同様に適用できる。
【0077】
[発明の実施の第3別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]、[発明の実施の第1別形態]及び[発明の実施の第2別形態]においては、開閉部材の一例であるスライドカバー37をモーアデッキ7の外周面に沿ってスライド移動させることで、モーアデッキ7の排出口7bを開閉可能に構成した例を示したが、例えば、開閉部材を着脱可能に構成して開位置及び閉位置に移動自在に構成してもよく、開閉部材を揺動可能に構成して開位置及び閉位置に移動自在に構成してもよい。
【0078】
前述の[発明を実施するための最良の形態]、[発明の実施の第1別形態]及び[発明の実施の第2別形態]においては、回転アーム40等によってスライドカバー37がモーアデッキ7の外周面に沿って移動するように移動機構を構成した例を示したが、モーアデッキ7の外周面にそってスライドカバー37を移動させる移動機構として異なる機構を採用してもよく、例えば、スライドカバー37の上端部及び下端部にスライドレール(図示せず)を設けて、このスライドレールに沿ってスライドカバー37が移動するように移動機構を構成してもよい。
【0079】
前述の[発明を実施するための最良の形態]、[発明の実施の第1別形態]及び[発明の実施の第2別形態]においては、モーアデッキ7の断面形状をお椀形の湾曲させた形状に成形した例を示したが、モーアデッキ7の断面形状は異なる形状であってもよく、例えば、モーアデッキ7をフラットデッキ(図示せず)に構成してもよい。また、モーアデッキ7に取り付けるスライドカバー37の形状についても、3次元状に湾曲した形状に限らず、平板を2次元状に湾曲させた形状や湾曲させない平板で構成してもよく、例えば、フラットデッキに構成したモーアデッキ7に、帯板状に湾曲成形したスライドカバー37を取り付ける構成を採用してもよい。
【0080】
[発明の実施の第4別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]、[発明の実施の第1別形態]、[発明の実施の第2別形態]及び[発明の実施の第3別形態]においては、モーアMに2枚の回転ブレード8,9を装備したツインブレード構造を採用した乗用型芝刈り機を例に示したが、特許文献2に開示されているような、モーアMに3枚のブレード(図示せず)を装備したトリプルブレード構造を採用した乗用型芝刈り機にも同様に適用できる。
【0081】
前述の[発明を実施するための最良の形態]、[発明の実施の第1別形態]、[発明の実施の第2別形態]及び[発明の実施の第3別形態]においては、前輪1と後輪2の間の下腹部にモーアMを連結した乗用型芝刈り機(いわゆるゼロターンモーア)を例に示したが、前輪1の前方にモーアMを連結した乗用型芝刈り機(いわゆるフロントモーア(図示せず))の場合にも同様に適用できる。また、乗用型芝刈り機に限らず、歩行型芝刈り機のモーアMにおいても同様に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0082】
【図1】乗用型芝刈り機の全体左側面図
【図2】集草機を取り付けた状態における乗用型芝刈り機の全体左側面図
【図3】マルチング形態におけるモーアの全体平面図
【図4】マルチング形態におけるモーアの横断平面図
【図5】モーアデッキの構造を示す斜視図
【図6】サイドディスチャージ形態におけるモーア右側部の平面図
【図7】刈草回収形態におけるモーア右側部の平面図
【図8】スライドカバーを閉じた閉位置におけるモーアの右側面図
【図9】スライドカバーを開けた開位置におけるモーアの右側面図
【図10】刈取回収形態におけるモーアの右側面図
【図11】スライドカバーの開閉構造を示す縦断背面図
【図12】発明の実施の第1別形態におけるモーアの縦断背面図
【符号の説明】
【0083】
7 モーアデッキ
7a 排出口
8 回転ブレード
9 回転ブレード
37 スライドカバー(開閉部材)
M モーア
【出願人】 【識別番号】000001052
【氏名又は名称】株式会社クボタ
【出願日】 平成18年10月19日(2006.10.19)
【代理人】 【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎


【公開番号】 特開2008−99610(P2008−99610A)
【公開日】 平成20年5月1日(2008.5.1)
【出願番号】 特願2006−285010(P2006−285010)