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【発明の名称】 排風循環式芝刈機
【発明者】 【氏名】飯田 哲生

【氏名】栗岡 俊介

【氏名】長谷井 章司

【要約】 【課題】排風循環式芝刈機の刈芝放出口と還流口の面積を適当な大きさに決定していた点を解決することで、刈芝放出口の大きさに対する還流口の大きさを最良な大きさに決定することを可能にする。

【構成】カッタハウジング12からグラスバッグ24に刈芝及び搬送風を放出する刈芝放出口54の面積をA、グラスバッグ24からカッタハウジング12に搬送風を還流させる還流口61の面積をA、刈芝放出口54から還流口61までの間にα度のベンド部がN個あり、ベンド部の1個当たりの圧力損失係数をβとするときに、A≦{1/(1−βN)0.5}Aの関係を有するようにした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カッタハウジングに刈芝を刈るカッタブレードが回転自在に設けられ、カッタハウジングの後方に刈芝を収拾するグラスバッグが設けられ、カッタハウジングからグラスバッグに搬送風とともに刈芝を送り、グラスバッグに刈芝を収拾した後に、搬送風を排風としてカッタハウジングへ戻す形式の排風循環式芝刈機において、
前記カッタハウジングから前記グラスバッグに刈芝及び搬送風を放出する刈芝放出口の面積をA、前記グラスバッグから前記カッタハウジングに搬送風を還流させる還流口の面積をA、前記刈芝放出口から前記還流口までの間にα度のベンド部がN個あり、前記ベンド部の1個当たりの圧力損失係数をβとするときに、A≦{1/(1−βN)0.}Aの関係を有することを特徴とする排風循環式芝刈機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、カッタハウジングからグラスバッグに搬送風とともに刈芝を送り、この刈芝をグラスバッグに収拾した後に、搬送風を排風としてカッタハウジングへ戻す排風循環式芝刈機の改良に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、芝刈機は、カッタハウジングでカッタブレードを回転させ、このカッタブレードで芝生を刈り、カッタブレードで起こした風(搬送風)でグラスバッグに刈芝を運ぶというものである。
グラスバッグに刈芝を運んだ後の搬送風は、グラスバッグを透過させてグラスバッグの外部に放出される。搬送風には騒音やホコリの原因となる要素があるので、作業者や周辺人員に不快と思わせることがあった。
ホコリの対策としてはグラスバッグ周辺に取付けるカバーなどがあるものの、搬送風の全容量がグラスバッグから排出され、排出される方向は作業者のオペレータゾーンにあり、抜本的な対策としては十分ではなかった。
【0003】
そこで、搬送風をグラスバッグから排出せずにカッタハウジングへ戻すようにすれば、グラスバッグから排出される搬送風の総量が少なくなり、ホコリを抑制する観点からは、効果のあるシステムとなりうる。
【0004】
このような芝刈機として、カッタハウジングから刈芝を搬送風とともにグラスバッグに搬送し、このグラスバッグに刈芝を残し、搬送風のみを排風としてカッタハウジングに還流するようにした排風循環式芝刈機が知られている(例えば、特許文献1.2参照。)。
【特許文献1】米国特許第4631909号明細書(第2頁、第2図)
【特許文献2】実開昭61−125223号公報(第6頁、第1図)
【0005】
ここで、特許文献1の技術を詳細に説明する。
図8は従来の基本構成を説明する図であり、排風循環式芝刈機200のカッタハウジング201及びグラスバッグ202を示す。
排風循環式芝刈機200は、カッタブレード(不図示)を回転自在に収拾するカッタハウジング201と、このカッタハウジング201の後方に設けられ刈芝を収納するグラスバッグ202と、カッタハウジング201に設けられカッタハウジング201からグラスバッグ202へ刈芝を搬送風とともに搬送する刈芝搬送通路203と、カッタハウジング201に設けられグラスバッグ202に刈芝を収拾した後の搬送風を排風としてグラスバッグ202からカッタハウジング201に還流させる排風還流通路204とからなる。
【0006】
しかし、排風循環式芝刈機200では、刈芝搬送通路203のグラスバッグ202側に設けられ刈芝とともに搬送風をグラスバッグ202に放出する刈芝放出口205と、排風還流通路204のグラスバッグ202側に設けられグラスバッグ202から排風のみを還流する還流口206と、の面積比率についての言及はされていない。
【0007】
すなわち、排風循環式芝刈機において、所定の大きさに刈芝放出口を設定するときに、刈芝搬送通路やグラスバッグに搬送風が滞留することがなく、所定の刈芝収容性を確保することができる大きさの搬送風の還流口を設定できる技術が望まれる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、排風循環式芝刈機の刈芝放出口と還流口の面積を適当な大きさに決定していた点を解決し、刈芝放出口の大きさに対する還流口の大きさを最良な大きさに決定することができる技術を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1に係る発明は、カッタハウジングに刈芝を刈るカッタブレードが回転自在に設けられ、カッタハウジングの後方に刈芝を収拾するグラスバッグが設けられ、カッタハウジングからグラスバッグに搬送風とともに刈芝を送り、グラスバッグに刈芝を収拾した後に、搬送風を排風としてカッタハウジングへ戻す形式の排風循環式芝刈機において、カッタハウジングからグラスバッグに刈芝及び搬送風を放出する刈芝放出口の面積をA、グラスバッグからカッタハウジングに搬送風を還流させる還流口の面積をA、刈芝放出口から還流口までの間にα度のベンド部がN個あり、ベンド部の1個当たりの圧力損失係数をβとするときに、A≦{1/(1−βN)0.5}Aの関係を有することを特徴とする。
【0010】
一般的に、一定の断面積を流れる流体の流量は、断面積と流速の積で表すことができる。そこで、刈芝放出口の流量は、Ax刈芝放出口の流速で表され、還流口の流量はAx還流口の流速で表すことができる。ここで、刈芝放出口から還流口までの搬送風の漏れがないと仮定すれば、上下流における流量は一定とする連続の理から刈芝放出口の流量と還流口の流量とが等しいことになる。しかし、カッタハウジングの後方に設けられたグラスバッグからカッタハウジングに搬送風を戻すためには搬送風が少なくとも1回は屈曲する。屈曲すれば流体の速度は低下する。
そこで、刈芝放出口から還流口までの間にα度のベンド部がN個あり、ベンド部の1個当たりの圧力損失係数をβとするときに、刈芝放出口の面積Aと還流口の面積Aとの関係をA≦{1/(1−βN)0.5}Aに設定した。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に係る発明では、カッタハウジングからグラスバッグに刈芝及び搬送風を放出する刈芝放出口の面積をA、グラスバッグからカッタハウジングに搬送風を還流させる還流口の面積をA、刈芝放出口から還流口までの間にα度のベンド部がN個あり、ベンド部の1個当たりの圧力損失係数をβとするときに、A≦{1/(1−βN)0.5}Aの関係を有することにしたので、搬送風の還流抵抗が増大することを抑制でき、円滑に搬送風をカッタハウジングに戻すことができる。この結果、円滑な排風循環が行われ、刈芝及び搬送風の滞留が解消し、刈芝収容性の向上を図ることができるという利点がある。
【0012】
刈芝放出口の面積Aと還流口の面積Aとを、A≦{1/(1−βN)0.5}Aの関係を有するようにしたので、刈芝放出口の面積に対して還流口の面積を必要以上に大きく設定することを回避することができる。この結果、カッタハウジングやグラスバッグの肥大化を防止することができるという利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る排風循環式芝刈機の一例を示す斜視図である。図2は図1の2−2線断面図である。図3は図1の3−3線断面図である。図4は図1の4矢視図である。
【0014】
図1〜図3に示すように、排風循環式芝刈機10は、カッタハウジング12の上部にエンジン13を搭載し、このエンジン13をヘッドカバー27で覆い、カッタハウジング12の内部にてエンジン13側から延出された回転軸28にカッタブレード14を取付け、
エンジン13でカッタブレード14を回転させ、芝生面を刈るとともに刈芝を搬送する搬送風を起こし、刈った刈芝をカッタハウジング(カッタデッキ)12から搬送風とともにカッタハウジング12の後方に設けられたグラスバッグ24に送り、このグラスバッグ24に刈芝を収拾し、この刈芝を搬送した搬送風を排風としてグラスバッグ24からカッタハウジング12に戻すようにした芝刈機である。
【0015】
また、排風循環式芝刈機10は、エンジン13の回転が動力伝達部品29(図4)を介して後輪17,17に伝達し、エンジン13で後輪17,17を駆動するようにした自走式の芝刈機でもある。
【0016】
カッタハウジング12は、機体11の中核をなす部材であり、カッタブレードの回転を許容するとともにカッタブレード14を囲むスクロール部31と、このスクロール部31から後方に延出され刈芝(刈草)を搬送風とともにグラスバッグ24に搬送する刈芝搬送通路32と、カッタハウジング12の後部上面21に設けられ、搬送した刈芝のみをグラスバッグ24に残して排風(搬送風)のみをカッタハウジング12に還流する排風還流通路33と、この排風還流通路33をカッタハウジング12の後部下端22に臨ませる空洞部34とからなる。
機体11は、カッタハウジング12、エンジン13及びヘッドカバー27で構成する。
【0017】
さらに、カッタハウジング12は、左右前方に前輪15,15が回転自在に取付けられ、左右後方にエンジン13で駆動する後輪17,17が回転自在に取付けられ、上部後方に刈芝を芝生面に放置する刈り放し作業をするためのディスチャージガード(グラスカバー)23が揺動自在に取付けられ、排風の逃げを防止するとともに排風をカッタハウジング12に指向する排風ガード67が後部下端22に設けられ、左右後方上部にハンドルステー18,18が設けられ、ハンドルステー18,18から略U字状のハンドル19が延出され、このハンドル19のU字部分にカッタブレード14を操作するカッタレバー25が設けられ、ハンドル19の一方側に機体11の速度を調整する変速レバー26が設けられている。
【0018】
排風ガード67は、排風循環(排風還流)効率を向上することができる。この結果、十分な騒音の低減や埃の低減を図ることができ、作業環境の保全を図ることができる。
【0019】
スクロール部31は、カッタブレード14で芝生面を刈り、刈取った刈芝をグラスバッグ24へ送るための囲いである。
刈芝搬送通路32は、スクロール部31から後方に延ばすとともにスクロール部31の片方側に形成した通路であり、スクロール部31側に通路入口53が形成され、カッタハウジング12の後壁35(グラスバッグ24側)に刈芝放出口54が形成される。
【0020】
排風還流通路33は、刈芝搬送通路32に隣接させ且つ略直交させて形成した通路であり、上端に排風をカッタハウジング12に戻す還流口61が形成され、下端に排風が放出される排風出口65が形成される。
【0021】
グラスバッグ24は、カッタハウジング12の後壁35に着脱可能に取付けられる略直方体形状の部材であり、カッタハウジング12に取付けるフレーム体41と、このフレーム体41に取付けられるとともに刈芝を収拾するために非通気性の部材で形成された刈芝収拾部42と、この刈芝収拾部42の上面に設けた通気体の部材で形成された網状部材43と、網状部材43の上部に空間を空けるとともに前方を解放して後方を塞いだ非通気体のカバー部材44とからなる。
【0022】
第1排風路51は、還流口61に排風を導くための通路であり、グラスバッグ24のカバー部材44及び網状部材43の上面の後部で形成される。
第2排風路52は、第1排風路51に連続的に設けられ、還流口61に接続される通路であり、ディスチャージガード23及びグラスバッグ24の網状部材43の上面の前部で形成される。
【0023】
図3及び図4に示すように、カッタブレード14は、白抜き矢印A,Aで示す回転方向に対して前側に位置する部位に形成された刃部38,38と、これらの刃部38,38から回転方向に対して後側に位置する部位にかけて上方へ湾曲されたエアリフト部39,39とからなる。
【0024】
すなわち、排風循環式芝刈機10は、カッタブレード14を回転させることで、エアリフト部39,39の下面に生ずる負圧で地表の芝生を立上げ、刃部38,38で芝生を刈取り、刈取った刈芝はエアリフト部39,39の上面でヒットされ、カッタブレード14の回転で起きる旋回流に載せられ、この旋回流を搬送風として作用させて、搬送風とともに刈芝を白抜き矢印Bのようにグラスバッグ24に送るものである。
【0025】
次にグラスバッグ24での搬送風及び刈芝の流れを説明する。
図5は図1に示した排風循環式芝刈機の搬送風及び刈芝の流れを示す側面図であり、図6は図1に示した排風循環式芝刈機の搬送風及び刈芝の流れを示す平面図である。
図5に示されるように、グラスバッグ24の側面視における刈芝49及び搬送風の流れは、刈芝放出口54(図6)からグラスバッグ24に放出された刈芝49がグラスバック24の底48に堆積し、搬送風がグラスバッグ24の上部に形成された第1・第2排風路51,52を経由して還流口61へ流れる。E1〜E3で示されるように略90度ベンドが3個存在すると考えられる。
【0026】
図6に示されるように、グラスバッグ24の平面視における刈芝49及び搬送風の流れは、グラスバッグの後端部59でターンする。ターンする前に刈芝49はグラスバッグ24の底48に堆積され、ターンした搬送風が排風としてカッタハウジング12に還流される。
【0027】
このような、排風循環式芝刈機10では、刈芝放出口54と還流口61の開口面積(以下「面積」と略記する)を適正に設定することで、刈芝の刈芝収容性の向上を図ることができるとともに排風循環式芝刈機10を必要以上に大きく設計してしまうことを回避することができると考える。そこで、刈芝放出口54と還流口61の適正な大きさを設定することができる計算式を試みた。
【0028】
図7は図1に示した排風循環式芝刈機の模式図である。
還流通気抵抗抑制のためには、排風還流通路の面積を大きく設けることが望ましいと考える。しかしながら、現実的には芝刈機全体のバランス、他の機能・構成部品による制限があり、還流口の面積だけを突出して大きく設定することは不可能である。そこで、排風循環式芝刈機において、刈芝放出口面積に対する必要最小限の還流口面積を考えてみる。
【0029】
刈芝放出口から還流口に到る搬送風の流れを矢印B1〜B4、刈芝放出口の面積をA、刈芝放出口での速度をV、還流口の面積をA、還流口での速度をVとする。
刈芝放出口、還流口について、ベルヌイの式を適用してエネルギーの連続を考えると、1/2xγxV+P+H=1/2xγxV+P+H…(1)と表すことができる。
【0030】
ここで、γは流体の密度、1/2xγxV及び1/2xγxVは動圧、P、Pは静圧、H、Hはヘッド(位置エネルギー)を示す。
また、搬送風は比重の小さい空気であるためヘッドの変動は無視することができる。また、搬送風の圧力レベル(静圧)も低いために静圧も除くことができる。
ただし、流れの途中に(刈芝放出口から還流口までの間に)α度ベンド部(実施例では90度のベント部)がN箇所(実施例では3個)存在するため、これによる損失を考慮に入れる。α度ベンド部の1個当たりの圧力損失係数(以下、「損失係数」と略記する)をβとする。
【0031】
以上より、(1)式は、
1/2xγxV=1/2xγxV+1/2xγxVxβxN…(2)と表すことができる。
よって、(2)式は、V=(1−βN)0.5…(3)
すなわち、ベント部による損失で、還流口での流速は刈芝放出口の流速の(1−βN)0.5程度に低下することになる。
【0032】
例えば、90度ベンド部による損失係数βをC90=0.21とすれば、V=0.61Vとなる。還流口側の流速は、刈芝放出口側の流速に比べて刈芝放出口側の60%程度の流速に低下すると考えられる。
なお、損失係数C90=0.21は、流体機械工学演習(学献社)前田 照行著 第73頁第2・4表(ベンドの損失係数)による。この表を下記に再掲する。
【0033】
【表1】


【0034】
表1中、θはベンドの角度、Rはベンドの半径、dは流路の直径、vは流速を示している。
【0035】
一方、上下流(刈芝放出口側及び還流口側)における流量(風量)をQとして流量Qを一定として連続の理を適用すると、Q=V=V…(4)となる。
すなわち、A=(V/V)A…(5)
ここで、(5)式に(3)式を代入すると、
=(1/(1−βN)0.5)A…(6)で表すことができる。
(6)式より、還流口の面積Aは刈芝放出口の面積Aの1/(1−βN)0.5倍程度が適切であるということができる。
【0036】
実施例では、β=0.21、N=3であるので、A=1.64Aとなる。
【0037】
さらに、実用の排風循環式芝刈機では、100%の完全循環は不可能である。なぜなら、地面の芝生を刈取る作業をする機械の性格上、芝生と芝刈機との間で外気の出入りが必ずある。また、構成部品間での空気の漏れも多少は生ずるから、実車状態では流路途中での漏れによる損失もある。
【0038】
従って、(6)式をA≦(1/(1−βN)0.5)A…(7)で表すことができる。
実施例では、A≦1.64Aとなる。
つまり、排風循環式芝刈機においては、還流口の面積Aは刈芝放出口の面積Aの1/(1−βN)0.5倍以下に設定すればよい。
【0039】
図5及び図6に示されるように、排風循環式芝刈機10では、カッタハウジング12からグラスバッグ24に刈芝及び搬送風を放出する刈芝放出口54の面積をA、グラスバッグ24からカッタハウジング12に搬送風を還流させる還流口61の面積をA、刈芝放出口54から還流口61までの間にα度のベンド部がN個あり、ベンド部の1個当たりの圧力損失係数をβとするときに、A≦{1/(1−βN)0.5}Aの関係を有するようにしたので、搬送風の還流抵抗が増大することを抑制でき、円滑に搬送風をグラスバッグ24からカッタハウジング12に戻すことができる。この結果、円滑な排風循環が行われ、刈芝及び搬送風の滞留が解消し、刈芝収容性の向上を図ることができる。さらに、効率的な芝刈作業を行うことができる。
【0040】
さらに、排風循環式芝刈機10では、還流口61の面積と刈芝放出口54の面積との関係を、A≦(1/(1−βN)0.5)Aにしたので、刈芝放出口54の面積に対して還流口61の面積を必要以上に大きく設定することを回避することができる。この結果、カッタハウジング12やグラスバッグ24の肥大化を防止することができる。
【0041】
尚、本発明に係る排風循環式芝刈機は、図7に示すように、刈芝放出口の面積と還流口の面積との関係を規定したが、これに限るものではなく、刈芝放出口の面積は刈芝搬送通路の断面積、還流口の面積は排風還流通路の断面積としたものであってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本発明に係る排風循環式芝刈機は、比較的狭いスペースで使用可能な自走式の芝刈機に採用するのに好適である。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明に係る排風循環式芝刈機の一例を示す斜視図である。
【図2】図2は図1の2−2線断面図である。
【図3】図3は図1の3−3線断面図である。
【図4】図4は図1の4矢視図である。
【図5】図1に示した排風循環式芝刈機の搬送風及び刈芝の流れを示す側面図である。
【図6】図1に示した排風循環式芝刈機の搬送風及び刈芝の流れを示す平面図である。
【図7】図1に示した排風循環式芝刈機の模式図である。
【図8】従来の基本構成を説明する図である。
【符号の説明】
【0044】
10…排風循環式芝刈機、12…カッタハウジング、14…カッタブレード、24…グラスバッグ、54…刈芝放出口、61…還流口。
【出願人】 【識別番号】000005326
【氏名又は名称】本田技研工業株式会社
【出願日】 平成18年8月3日(2006.8.3)
【代理人】 【識別番号】100067356
【弁理士】
【氏名又は名称】下田 容一郎

【識別番号】100094020
【弁理士】
【氏名又は名称】田宮 寛祉


【公開番号】 特開2008−35751(P2008−35751A)
【公開日】 平成20年2月21日(2008.2.21)
【出願番号】 特願2006−212387(P2006−212387)