Warning: copy(htaccessbak): failed to open stream: No such file or directory in /home/jtokkyo/public_html/header.php on line 10
コンバイン - 特開2008−68 | j-tokkyo
トップ :: A 生活必需品 :: A01 農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業

【発明の名称】 コンバイン
【発明者】 【氏名】里路 久幸

【氏名】坂本 憲之

【要約】 【課題】穀稈を刈り取り作業中に、前部右外側の分草体を容易に左右両側へ回動移動するようにしようとするものである。

【構成】走行車台2前方部に立毛穀稈を刈り取って後方上部に移送する刈取装置4を設け、該刈取装置4前部に植立穀稈を分草する複数の分草体9、10を設け、該分草体9、10のうち少なくとも右側端部に位置する分草体9は、前記走行車台2上に載置した操縦席18近傍部に設けたレバー20によって左右方向に位置変更可能に設けたコンバインにおいて、前記分草体9先端部であって分草ガイド9a側から引起装置11の引起ケースカバー11b前側にわたって分草ガイド9dを設けるにあたり、該分草ガイド9dを2分割して設けたことを特徴とするコンバインの構成とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行車台(2)前方部に立毛穀稈を刈り取って後方上部に移送する刈取装置(4)を設け、該刈取装置(4)前部に植立穀稈を分草する複数の分草体(9)、(10)を設け、該分草体(9)、(10)のうち少なくとも右側端部に位置する分草体(9)は、前記走行車台(2)上に載置した操縦席(18)近傍部に設けたレバー(20)によって左右方向に位置変更可能に設けたコンバインにおいて、前記分草体(9)先端部であって分草ガイド(9a)側から引起装置(11)の引起ケースカバー(11b)前側にわたって分草ガイド(9d)を設けるにあたり、該分草ガイド(9d)を2分割して設けたことを特徴とするコンバイン。
【請求項2】
前記2分割した分草ガイド(9d)のうち、固定側の後分草ガイド(9e)は、引起装置(11)の引起ケースカバー(11b)に固定して設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
【請求項3】
前記2分割した分草ガイド(9d)のうち、回動側の前分草ガイド(9f)は、分草体(9)の分草ガイド板(9a)を装着する取付板(9c)の後方部に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンバイン。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
圃場内に植立する穀稈を刈り取って脱穀選別するコンバインに関する。
【背景技術】
【0002】
コンバインでの立毛穀稈の刈取収穫作業は、このコンバインの走行車台の前部へ設けている刈取装置で穀稈は刈取りされて後方上部へ移送され、刈取り後の穀稈は脱穀して選別される。
【0003】
圃場内で立毛穀稈を刈り取る刈取装置は、走行フレームの前方に設けている。この刈取装置の先端部へ分草具が複数配置され、この複数の分草具のうち、少なくともコンバインの進行方向の右側の分草具が上下方向又は左右方向に回動するか、又は、上下左右方向に可動式に設けられている。分草具には穀稈を分草する分草ガイドが設けられている。これにより、穀稈の植付けの条間巾又は倒伏状態により、手動で分草具の分草ガイドを調節する。この調節は、刈取り作業開始時、又は、刈取り作業中に条間巾又は倒伏状態が大きく変わったときには、収穫作業を一時停止して分草具の分草ガイドの取付け位置へ行って最適位置へ再調節する。(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−176826号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
分草具の分草ガイドの調節は、収穫作業中であると機械を一度停止させて調節しなければならないので、調節がめんどうである。又、調節に時間を要すると共に調節が困難である。更に、植付け状態が悪く条間巾が常に変わるときは、未刈取り穀稈を踏みつけることがあった。又、調節が悪いと分草ガイドの先端部が圃場へ突っ込むことがあるが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述のような課題を解決するために、この発明は、次のような技術手段を講じる。
このために、請求項1に記載の発明においては、走行車台(2)前方部に立毛穀稈を刈り取って後方上部に移送する刈取装置(4)を設け、該刈取装置(4)前部に植立穀稈を分草する複数の分草体(9)、(10)を設け、該分草体(9)、(10)のうち少なくとも右側端部に位置する分草体(9)は、前記走行車台(2)上に載置した操縦席(18)近傍部に設けたレバー(20)によって左右方向に位置変更可能に設けたコンバインにおいて、前記分草体(9)先端部であって分草ガイド(9a)側から引起装置(11)の引起ケースカバー(11b)前側にわたって分草ガイド(9d)を設けるにあたり、該分草ガイド(9d)を2分割して設けたことを特徴とするコンバインとしたものである。
【0006】
コンバインでの立毛穀稈の刈取収穫作業は、コンバインの走行車台(2)の前方部へ設けた刈取装置(4)で穀稈は刈り取りされて後方上部へ移送され、その後、脱穀装置で脱穀選別される。
【0007】
圃場内で立毛穀稈を刈り取る刈取装置(4)は、走行車台(2)の前方部に設けている。走行車台(2)の上側には、運転作業者が着座して運転操作する操縦席(18)を設け、この操縦部(18)近傍部には、遠隔操作用のレバー(20)を設けている。又、刈取装置(4)前部には、植立穀稈を分草する複数の分草体(9),(10)を設けている。この複数の分草体(9),(10)のうち、右側端部の分草体(9)は、左右方向の位置が変更可能であり、この左右方向の位置変更はレバー(20)の操作で行なう。レバー(20)の操作により、この右側端部の分草体(9)は、左右方向に回動移動する。この左右方向への回動によって、穀稈を刈り取る最適位置へ操作する。
【0008】
又、前記分草体(9)先端部の分草ガイド板(9a)と穀稈を引起しする右端側の引起装置(11)の前側の引起ケースカバー(11b)とにわたって設けている分草ガイド(9d)を2分割して設け、右端側の分草体(9)で分草した穀稈を2分割している分草ガイド(9d)で右端側の引起装置(11)に穀稈を案内する。
【0009】
請求項2に記載の発明においては、前記2分割した分草ガイド(9d)のうち、固定側の後分草ガイド(9e)は、引起装置(11)の引起ケースカバー(11b)に固定して設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインとしたものである。
【0010】
前記分草ガイド(9d)を2分割して設ける。この2分割した分草ガイド(9d)のうち、固定側の後分草ガイド(9e)は、右端側の引起装置(11)の前側の引起ケースカバー(11b)に固定して設けている。
【0011】
請求項3の記載の発明においては、前記2分割した分草ガイド(9d)のうち、回動側の前分草ガイド(9f)は、分草体(9)の分草ガイド板(9a)を装着する取付板(9c)の後方部に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンバインとしたものである。
【0012】
前記分草ガイド(9d)を2分割して設ける。この2分割した分草ガイド(9d)のうち、回動側の前分草ガイド(9f)は、分草体(9)の分草ガイド板(9a)を装着する取付板(9c)後方部に設けている。このため、この分草体(9)は回動移動操作できる。そして、穀稈は前・後分草ガイド(9f)、(9e)によって引起装置(11)に案内される。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に記載の発明においては、分草体(9)を左右方向へ回動移動操作しても、引起ケースカバー(11b)に分草ガイド(9d)が当接することを防止できる。又、この2分割した分草ガイド(9d)により、穀稈はスムーズに引起装置(11)へと案内される。
【0014】
請求項2に記載の発明においては、固定側の後分草ガイド(9e)は、右端側の引起装置(11)の前側の引起ケースカバー(11b)に固定して設けたことにより、分草体(9)が左右方向に回動移動操作されても、後分草ガイド(9e)で穀稈が引き継ぎされる。又、穀稈の略垂直姿勢を維持した状態で移送することができる。
【0015】
請求項3に記載の発明においては、回動側の前分草ガイド(9f)は、分草体(9)の分草ガイド板(9a)を装着する取付板(9c)後方部に装着して設けたことにより、分草体(9)の左右方向への回動移動操作が容易に可能となり、これら前・後分草ガイド(9f)、(9e)により、穀稈はスムーズに引継ぎ搬送される。そして、穀稈を略垂直姿勢状態で移送できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
コンバイン1の走行車台2の前方部には、穀稈を刈取り後方上部へ移送する刈取装置4を設け、又、走行車台2の上側の一方側には、刈取装置4から刈取り穀稈を引継ぎ脱穀する脱穀装置5と、この脱穀装置5の横側には、脱穀済み穀粒の供給を受けて一時貯留する穀粒貯留タンク7とを載置している。前記刈取装置4の前端右側には、リモコン用のレバー20を操作して、穀稈を引起し、及び分離してかき上げ状態にする、右外側のリモコン用の分草体9と、これ以外の箇所に複数個の各分草体10とよりなる分草装置を設け、左右両側の分草体10と、リモコン用の分草体9との外側には、穀稈を引起し、及び分離してかき上げ状態にする左右両側にナローガイド8b,8aを回動自在に設けている。前記分草装置のリモコン用の分草体9と、右側のナローガイド8a等とを主に図示して説明する。
【0017】
前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図1で示すように、土壌面を走行する左右一対の走行クローラ3aを張設した走行装置3を配設し、走行車台2の上側面に脱穀装置5を載置している。走行車台2の前方部の刈取装置4で立毛穀稈を刈取りして、後方上部へ移送し、脱穀装置5のフィードチェン6aと、挟持杆6bとで引継いで挟持移送しながら脱穀する。脱穀済みで選別済みの穀粒は、脱穀装置5の右横側へ配設した穀粒貯留タンク7内へ供給され、一時貯留される。
【0018】
前記走行車台2の前方部には、図1〜6で示すように、刈取装置4の立毛穀稈を引起し、及び分離してかき上げされた状態にする右側のナローガイド8aと、左側のナローガイド8b、及び右側のリモコン用の分草体9と、それ以外箇所の複数の各分草体10とで立毛穀稈を引起し、及び分離してかき上げされた状態にする。又、立毛穀稈を引起す複数個の引起装置11と、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置12の各掻込装置12aと、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置13と、刈取りされた穀稈を挟持移送して、脱穀装置5のフィードチェン6aと挟持杆6bとへ受渡しする穀稈掻込移送装置12の根元・穂先移送装置14a・14b等とからなる刈取装置4を設けている。該刈取装置4は、油圧駆動による伸縮シリンダ15により、土壌面に対して、昇降する。右側のナローガイド8aと、右側のリモコン用の分草体9との詳細は後述する。
【0019】
前記刈取装置4の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆16aの上端部に設ける支持パイプ杆16bを走行車台2の上側面に設けた支持装置16cで回動自在に支持させている。伸縮シリンダ15を作動させると支持杆16aと共に、刈取装置4が上下回動する。
【0020】
前記刈取装置4の穀稈掻込移送装置12によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送する穀稈に接触作用することにより、脱穀装置5への穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ4aを設けている。
【0021】
前記穀粒貯留タンク7側の前部には、図2〜図6で示すように、コンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置17と、操縦席18とを設け、この操縦席18の下側にエンジン19を載置している。この操縦席18の近傍部には、リモートコントロール操作するリモコン用のレバー20を操作ボックス20aへ回動自在に設け、このリモコン用のレバー20と、右外側のリモコン用の分草体9とは、ワイヤ20bと、スプリング20cとで接続して、このリモコン用のレバー20の回動操作により、リモコン用の分草体9を左右方向へ回動移動させる。
【0022】
前記走行車台2の前端部に装架した、図6で示すように、走行用のミッションケース21内の伝動機構21aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ21bを設けている。
【0023】
前記穀粒貯留タンク7内へ貯留した穀粒を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク7の後側には、図6で示すように、縦移送螺旋22aを内装した縦移送筒22を略垂直姿勢で旋回自在に装着して設け、この縦移送筒22の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋23aを伸縮自在に内装した排出オーガ23を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に前後方向に配設している。
【0024】
前記刈取装置4に設け、刈取る穀稈を引起し、及び分離してかき上げ状態にする。この刈取装置4の右側前部のリモコン用の分草体9は、図1〜図6で示すように、操縦席18の近傍部へ設けた、リモートコントロール操作する、操作ボックス20aへ設けたリモコン用のレバー20の回動操作により、ワイヤ20b、及びスプリング20cを介して、この分草体9が穀稈を引起し、及び分離するのに最適位置へ回動移動操作して、刈取り収穫作業をする。21dは戻し用のスプリングである。
【0025】
右側端部側のリモコン用の前記分草体9は、図1、及び図2で示すように、分草パイプ9bの前端部に取付板9cを設け、この取付板9cには、正面視略三角形状で、側面視円形状に形成した分草ガイド板9aを装着している。リモコン用のレバー20の回動操作により、リモコン用のこれら各部品よりなる分草体9は、左右両側の任意位置に、分草パイプ9bの後端部で、回動移動操作可能に設けている。
【0026】
リモコン用の前記分草体9の分草ガイド板9a側から、右側外端部に位置させて設けた、引起装置11の引起ケース11aの前側へ設けた引起ケースカバー11b前側に亘って、棒形材、又は板材等よりなる分草ガイド9dを2分割して設けている。
【0027】
穀稈を刈り取り後方上部へ移送する前記刈取装置4の前方部に設けて、穀稈を分草する右側端部に設けたリモコン用の分草体9は、操縦席18近傍部に装着する、操作ボックス20aへ設けた、リモコン用のレバー20の回動操作により、左右方向へ位置変更可能に設けると共に、該分草体9の先端部の分草ガイド板9a側から引起装置11の引起ケースカバー11b前側に亘って、分草ガイド9dを2分割して設けたことにより、該分草体9を左側(内側)へ回動移動操作しても、該引起ケースカバー11bに該分草ガイド9dが当接することを防止できる。又、この2分割した分草ガイド9dにより、穀稈はスムーズに引起装置11へと案内される。
【0028】
穀稈を分草するリモコン用の前記分草体9に設けた、分草ガイド9dを2分割した固定側の後分草ガイド9eは、図7、及び図8で示すように、引起装置11の引起ケース11aの前側に設けた、引起ケースカバー11bに固定して設けている。
【0029】
前記分草ガイド9dを2分割し、固定側の後分草ガイド9eは、引起装置11の引起ケース11aの前側の引起ケースカバー11bに固定して設けたことにより、リモコン用の分草体9が開状態、又は閉状態に操作されても、この後分草ガイド9eで確実に穀稈が引継ぎされる。又、穀稈を略垂直姿勢状態で移送することができる。
【0030】
前記分草ガイド9dを2分割し、回動側の前分草ガイド9fは、図9、及び図10で示すように、リモコン用の分草体9の分草ガイド板9aを装着する取付板9c後方部に装着して設けたことにより、これら前・後分草ガイド9f、9eにより、穀稈は右端部側へ設けた引起装置11に確実に引継ぎされる。又、穀稈を略垂直姿勢状態で移送できる。更に、スムーズな移送ができる。
【0031】
右側端部の前記分草体9以外の分草体10は、左右両側方向に回動移動しない、固定方式である。
前記リモコン用の分草体9の分草ガイド板9aを装着する分草パイプ9bの先端部は、図1及び図2で示すように、右外側へ向けて所定角度で傾斜する折曲部(イ)を設けている。この分草体9を左右方向へ回動移動させた時には、この分草体9の分草ガイド板9aの先端部(ロ)位置は、左右略同じ位置へ位置するように設けている。
【0032】
前記リモコン用の分草体9の分草ガイド板9aを装着する分草パイプ9bの先端部には、折曲部(イ)を設けて、この分草体9を左右へ移動させた時は、この分草体9の分草ガイド板9aの先端部(ロ)位置は、左右略同じ位置へ位置するように設けたことにより、この分草体9の長さ方向の変化を防止することができる。これにより、穀稈の分草性能の低下を防止できる。
【0033】
前記リモコン用の分草体9の分草ガイド板9aには、図1、及び図2で示すように、刈取る穀稈を引起し、及び分離してかき上げ状態にする。右側のナローガイド8aの先端部を装着して設け、このナローガイド8aの先端部が、該分草体9と連動すべく設けると共に、このナローガイド8aの回動支点(ハ)を、この分草体9の回動支点(ニ)より、後方部でこの分草体9を、回動自在に支持する支持フレーム9hへ外側へ突出させて、回動自在に設けた、支持具9jへナローガイド8aの後端部を挿入して、支持ピン9mで装着して設け、この分草体9の回動移動にナローガイド8aを追従させる。
【0034】
前記リモコン用の分草体9の分草ガイド板9aには、穀稈を引起し、及び分離してかき上げ状態にする右側のナローガイド8aの先端部を設け、この分草体9と連動させ、このナローガイド8aの回動支点(ハ)を、この分草体9の回動支点(ニ)より、後方部でこの分草体9を、回動自在に支持する支持フレーム9hへ回動自在に支持させて設けたことにより、この分草体9の回動移動に、ナローガイド8aが追従することで、穀稈の分離性能が向上する。又、先端部が変形しても、連動構成が、そこなわれることがない。これにより、ナローガイド8aの分離性能の低下を防止できる。
【0035】
前記リモコン用のレバー20を支持軸20eで回動自在に軸支する、操作ボックス20aの形状は、図5、及び図6で示すように、箱形状に形成し、このレバー20用のガイド溝24は、天井部24aと、傾斜部24bと、垂直部24cとの三面部を連接させて設けている。又、このレバー20の形状もガイド溝24と同じように、三箇所で折曲させて設けている。このレバー20の「入」−「切」をワイヤ20bの支点越によって行う。この構成で支点越近傍部では、このレバー20を略鉛直に設けている。このレバー20の軌跡が直線にもかかわらず、操作ボックス20a、及びこのレバー20に折り曲げ部を設けることで、操作部をコンパクトに形成している。
【0036】
これにより、前記操作ボックス20aに複数面にわたり、レバー20用のガイド溝24を設けたことにより、このガイド溝24の長さを短くでき、この操作ボックス20aの前後方向の長さを短くできて、コンパクトになる。又、このレバー20の「入」−「切」を行うときに、力を加えるところを作業者に認識させやすい。
【0037】
前記リモコン用のレバー20に複数の折り曲げを設けた構成において、運転作業者が操縦席18へ着座したときに、その折り曲げ位置より、両面が作業者から極端に鋭角にならないように形成している。
【0038】
これにより、前記引起装置11の上部空間部を有効利用ができる。又、レバー20の操作荷重を軽減できる。更に、操作が容易である。
前記リモコン用のレバー20と、ワイヤ20b等と、これらを装着する操作ボックス20aとは、図5〜図6で示すように、一体の部分組立品として、この操作ボックス20aの下部の取付孔部を、ナット、及びボルト等により、所定位置へ装着する。
【0039】
これにより、前記リモコン用のレバー20と、操作ボックス20aとの分解、及び組立が容易である。又、機体の任意の位置へ装着が可能である。
前記リモコン用の分草体9の分草パイプ9bの後部と、支持フレーム9hの前部との回動支点(ニ)部には、図2で示すように、左右両側へ張り出して設けたプレート9n部の一方側(外側)には、このレバー20へ接続する。スプリング20cとワイヤ20bとを、支持フレーム9hの外側へ設け、又、他方側(内側)には、戻し用のスプリング20dを設け、このスプリング20dは、支持フレーム9hの内側へ略平行に設けている。
【0040】
これにより、前記リモコン用の分草体9を左右両側へ移動操作するときの荷重を略同じにしている。又、切刃装置13の上側の空間部を有効利用できる。
前記リモコン用の分草体9は、図1、図2で示すように、分草パイプ9bの後端部には、コ字形状で左右両側へ突出部を設けたプレート9nを設けている。又、支持フレーム9hの前端部には、コ字形状の後プレート25a設けている。これらプレート9nと、後プレート25aとを上下に重合させて、左右方向略中央部へ支持ピン25bを挿入して支持させて、抜け止めを施している。この分草体9が左右両側へ回動自在である。これらプレート9nと、後プレート25aとの間で支持ピン25bの左右両側には、ボルト25cへWナット25dを螺合した、この各ボルト25cを設け、この各ボルト25cの先端部は、プレート9nの挿入孔へ挿入して設けている。
【0041】
前記リモコン用の分草体9の左右方向の移動量の調節は、各ボルト25cへ螺合したWナット25dの位置を調節操作して行う。
これにより、リモコン用の分草体9の作用巾を容易に調節することができる。
【0042】
図2で示すように、リモコン用の分草体9の支持フレーム9hへ設けたワイヤ受板26aと、プレート9nとの間で、スプリング20cと、ワイヤ20b等とをカバーする樹脂材、又はゴム材等よりなるジャバラ方式の防塵カバー26を設けて、防水、及び防塵する。
【0043】
これにより、前記スプリング20c、及びワイヤ20b等の寿命の延長を図っている。
図11で示すように、前記コンバイン1の左側には、左側用のナローガイド8bを設けている。
【0044】
前記左側のナローガイド8bは、前ナローガイド27aと、後ナローガイド27bとを回動自在に接続し、後ナローガイド27bの後端部は、機体に対して略直角にL字形状に所定距離(L1)を設けて折曲させ、この折曲部の先端部にリンク27cを設け、このリンク27cを走行車台2へ設けた支持杆28へ挿入し、前後移動自在に支持させている。後ナローガイド27bへ設けた受板27dと、走行車台2との間には、この後ナローガイド27bを張り出し、及び収縮させる伸縮具29を設けている。
【0045】
これにより、左側のナローガイド8bの後ナローガイド27bの後端部をL字形状に形成すると共に、所定距離(L1)を設けて折接させたことにより、穀稈を引っ掛けることがなく、又、穂先をしごくことを防止できる。
【0046】
右外端部側の前記分草体9用の分草ガイド9dは、前後に2分割した前・後分草ガイド9f、9eは、図12、及び図13で示すように、該分草体9を開状態に操作したときは、これら前・後分草ガイド9f、9eは、傾斜状態の略直線状態になるように設けている。又、図12で示すように、これら前・後分草ガイド9f、9eの全長(L2)、(L3)は略同じ長さに設けている。更に、該後分草ガイド9eを前分草ガイド9fの下側に設けている。
【0047】
これにより、前記分草体9は、開方向、又は閉方向いずれの場合においても、該分草体9の先端部から配設された分草ガイド9dは、穀稈を引起作用方向に、穀稈を真っ直ぐに運ぶことができ、スムースな移送が可能になる。
【0048】
右外端部側の前記分草体9用の分草ガイド9dは、前後に2分割して設けた前・後分草ガイド9f、9eは、図14〜図16で示すように、該分草体9を開状態、又は閉状態に関係なく、後分草ガイド9eの前先端部は、回動用の前分草ガイド9fの後方部の上側へ位置させて設けている。又、該分草体9が開位置のときには、この分草体9の分草ガイド板9aの内側端部より、分草ガイド9dの後分草ガイド9eの前端部を所定寸法(L4)外側に位置させて設けると共に、分草体9が閉位置のときには、この分草体9の分草ガイド板9aの内側端部と、前分草ガイド9fの後端部とは、進行方向に対して略同じ位置へ位置させて設けている。更に、該分草体9が閉位置にあるときには、分草ガイド9dの前分草ガイド9fの後端部は、引起装置11の引起ケースカバー11bに最近接する所定寸法(L5)に設けている。
【0049】
これにより、前記分草体9が開状態、又は閉状態に関係なく、分草ガイド9dの前・後分草ガイド9f、9eで穀稈を引掛けることなく、スムーズに案内することができる。
前記分草ガイド9dを前・後分草ガイド9f、9eに分割して設けた、この後分草ガイド9eの前部を所定位置より、図17で示すように、上方へ折曲して設けている。
【0050】
これにより、穀稈を刈り取り時に、穀稈の引掛りを防止できる。又、前記分草体9が衝突等のときに、折曲部で変形で吸収ができる。
前記後分草ガイド9eは、図18、及び図19で示すように、取付板9bへ装着している。この取付板9pは、引起装置11の引起ケース11aの前側へ設けた引起ケースカバー11bの受板11cに、ボルト、及びナット等により装着している。この後分草ガイド9eは、分草体9の分草ガイド板9aの後側に設けている。この取付板9pに設けた後分草ガイド9eは、取付部は継手自在に設けている。
【0051】
又、図20で示すように、前記分草体9を左右両側へ移動操作するレバー20は、操作ボックス20aへ回動自在に装着すると共に、この操作ボックス20aを引起装置11の引起ケース11aの上端部より、このレバー20が上方へ突出するように、この引起ケース11a後側面に装着している。
【0052】
これにより、穀稈を刈り取り時に、穀稈の引掛りを防止できる。又、継手自在に設けていることにより、多少の変形においても、効果を持続できる。
図21、及び図22で示すように、前記各引起装置11(図示せず)後側の左右両側には、形状の異なる非対称の各掻込装置12aを設け、この各掻込装置12aは、掻込ケース12bの下側に掻込ラグ12dを所定間隔に設けた、掻込ベルト12cを回転自在に張設すると共に、移送終端部側には、掻込スターホイル12fを回転自在に軸支して設けている。
【0053】
左右両側の前記掻込装置12a、12a間の略中間部に設けた支持フレーム9hの上側には、一体成形、又は個別成形の左下・右下掻込ガイド30a、31aと、左中・右中掻込ガイド30b、31bと、左上・右上掻込ガイド30c、31cとを設けている。これら各掻込ガイド30a、31a、30b、31b、30c、31cは、下部により、丸棒材、又はピアノ線材等により、形成する線材径を、径大から径小に順次変更して設けると共に、移送終端側を掻込ベルト12と略平行に形成して設けている。更に、左右方向の巾は、左下・右下掻込ガイド30a、31aで形成する全巾を狭くし、上部の左上・右上掻込ガイド30c、31c巾を形成する全巾を、一番広く形成して設けている。移送終端側の挟持巾は、左右略同じ巾にして設けている。
【0054】
これにより、穀稈の倒れ防止、及び少量穀稈の移送時でも確実に挟持して移送できる。又、各部位により、挟持強さを自由に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】刈取装置前部の拡大平面図
【図2】刈取装置前部の拡大側面図
【図3】レバー取付部の拡大正面図
【図4】レバーと、操作ボックスとの拡大正面図
【図5】レバーと、操作ボックスとの拡大側面図
【図6】コンバインの左側全体側面図
【図7】刈取装置前部の拡大平面図
【図8】後分草ガイド取付部の拡大正面図
【図9】刈取装置前部の拡大平面図
【図10】前分草ガイド取付部拡大図
【図11】左ナローガイド部の平面図
【図12】刈取装置前部の拡大平面図
【図13】分草ガイド部等の拡大平面図
【図14】刈取装置前部の拡大平面図
【図15】分草ガイド部等の拡大平面図
【図16】分草ガイド部等の拡大正面図
【図17】分草ガイド部等の拡大正面図
【図18】後分草ガイド部等の拡大側面図
【図19】後分草ガイド部等の拡大正面図
【図20】レバーと、分草パイプ等との側面図
【図21】掻込装置部等の拡大平面図
【図22】各掻込ガイド等の拡大側面図
【符号の説明】
【0056】
2 走行車台
4 刈取装置
9 分草体
9a 分草ガイド板
9c 取付板
9d 分草ガイド
9e 後分草ガイド
9f 前分草ガイド
10 分草体
11 引起装置
11b 引起ケースカバー
18 操縦席
20 レバー
【出願人】 【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
【出願日】 平成18年6月22日(2006.6.22)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−68(P2008−68A)
【公開日】 平成20年1月10日(2008.1.10)
【出願番号】 特願2006−172605(P2006−172605)