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低位置施肥 - 特開2008−199940 | j-tokkyo
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【発明の名称】 低位置施肥
【発明者】 【氏名】剱持 直人

【要約】 【課題】

【解決手段】水等を溜め、鉢等の容器の底から灌水する方法で植物を栽培するときは、肥料を使用する位置を水等が溜まる低位置とする。植え替え時に元型の底の中心に突起をつけた凸元型を使用する。これにより、水等の溜まる高さ以下の低位置に肥料を置くことで、灌水時に肥料が水の溜まる高さ以下の位置となるため多量の水分により肥料成分がより多く鉢等の容器内の用土全体に溶け出す。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
鉢等の容器で植物を栽培するときに、低位置に肥料を置くことを特徴とした肥料使用方法。
【請求項2】
水槽や受け皿等の容器に水等を溜め、鉢等の容器の底から灌水する方法で植物を栽培するときに、水等の溜まる高さ以下の低位置に肥料を置くことを特徴とした肥料使用方法。
【請求項3】
鉢等の容器を利用しエブアンドフロー灌水で植物を栽培するときに、水等の溜まる高さ以下の低位置に肥料を置くことを特徴とした肥料使用方法。
【請求項4】
鉢等の容器で植物を栽培するときに、元型本体の底の中心に円柱状の突起を付けた凸元型を使用してできた型に肥料を置き、植え替えを行なうことを特徴とした肥料使用方法と凸元型。
【請求項5】
水槽や受け皿等の容器に水等を溜め、鉢等の容器の底から灌水する方法で植物を栽培するときに、元型本体の底の中心に円柱状の突起を付けた凸元型を使用してできた型に肥料を置き、植え替えを行なうことにより水等の溜まる高さ以下の低位置に肥料を置くことを特徴とした肥料使用方法と凸元型。
【請求項6】
鉢等の容器を利用しエブアンドフロー灌水で植物を栽培するときに、元型本体の底の中心に円柱状の突起を付けた凸元型を使用してできた型に肥料を置き、植え替えを行なうことにより水等の溜まる高さ以下の低位置に肥料を置くことを特徴とした肥料使用方法と凸元型。
【請求項7】
鉢等の容器で植物を栽培するときに、棒状のもの等で用土に穴を開け、肥料を入れる使用方法。
【請求項8】
水槽や受け皿等の容器に水等を溜め、鉢等の容器の底から灌水する方法で植物を栽培するときに、棒状のもの等で用土に開けた穴によって、水等の溜まる高さ以下の低位置に肥料を入れる使用方法。
【請求項9】
鉢等の容器を利用し、エブアンドフロー灌水で植物を栽培するときに、棒状のもの等で用土に開けた穴によって水等の溜まる高さ以下の低位置に肥料を入れる使用方法。

【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
この発明は、植物を鉢等の容器で栽培するのに用いる肥料の使用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の鉢等の容器で植物を栽培する場合の肥料の使用方法は、植え替え時に用土の中央部に施す方法がある。(例えば非特許文献1参照。)また、栽培途中に用土の表面に施す方法もある(例えば非特許文献2参照。)。
【0003】
以下、図1、図2、図3により従来の肥料使用方法について説明する。
【0004】
図1、図2に示すように、植え替え時に鉢等の容器1に植物体2の植えられている苗等3を植えたい高さとなるまで用土4を入れ、とって5のついた元型6を置き、さらに用土4を入れ、型7をとり、肥料8を施用後、植物体2の植えられている苗等3を入れる。
【0005】
図3に示すように鉢等の容器1に植えられた植物体2を避け、用土4の表面に肥料8を置く方法である。
【非特許文献1】「別冊NHK趣味の園芸これだけは知っておきたい栽培の基礎知識」、日本放送出版協会、2003年、p147
【非特許文献2】「別冊NHK趣味の園芸これだけは知っておきたい栽培の基礎知識」、日本放送出版協会、2003年、p80
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、以上の技術より、さらに効果の高い植え替え時の肥料の使用方法を発明したので、この方法を提供することを目的とする。
【0007】
図4で示す様に鉢等の容器1に植えられた植物体2を避けて置かれた肥料8から溶出した肥料成分9は用土4の狭い範囲にしか溶け出さず、表1で示すように、肥料8の効果が弱かった。
【0008】
そこで、この発明は、肥料8がより多く鉢等の容器1内の用土4全体に溶け出す使用方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
以上の課題を解決するために、第一発明は、鉢等の容器1で植物を栽培するときに、低位置に肥料8を置くことを特徴とした肥料使用方法である。
【0010】
また第二発明は、水槽や受け皿等の容器20に水等19を溜め、鉢等の容器1の底から灌水する方法で植物を栽培するときに、低位置に肥料を置くことを特徴とした肥料使用方法である。このとき潅水する水等19の高さは一定である。
【0011】
また第三発明は、鉢等の容器1を利用しエブアンドフロー灌水で植物を栽培するときに、低位置に肥料を置くことを特徴とした肥料使用方法である。このとき潅水する水等19の高さは一定である。
【0012】
また第四発明は、鉢等の容器1で植物を栽培するときに、元型本体11の底の中心12に円柱状の突起13を付けた凸元型を使用してできた型7に肥料8を置き、植え替えを行なうことを特徴とした肥料使用方法と凸元型である。
【0013】
また、第五発明は水槽や受け皿等の容器20に水を溜め、鉢等の容器1の底から灌水する方法で植物を栽培するときに、元型本体11の底の中心12に円柱状の突起13を付けた凸元型を使用してできた型7に肥料8を置き、植え替えを行なうことにより低位置に肥料8を置くことを特徴とした肥料使用方法と凸元型である。このとき潅水する水等19の高さは一定とする。
【0014】
また、第六発明は鉢等の容器1を利用しエブアンドフロー灌水で植物を栽培するときに、元型本体11の底の中心12に円柱状の突起を付けた凸元型を使用してできた型7に肥料を置き、植え替えを行なうことにより低位置に肥料8を置くことを特徴とした肥料使用方法と凸元型である。このとき潅水する水等19の高さは一定とする。
【0015】
また、第七発明は鉢等の容器1で植物を栽培するときに、棒状のもの等17で用土4に穴18を開け、肥料8を入れる使用方法である。
【0016】
また、第八発明は水槽や受け皿等の容器20に水等19を溜め、鉢等の容器1の底から灌水する方法で植物を栽培するときに、棒状のもの等17で用土4に穴18を開け、肥料8を入れる使用方法である。このとき潅水する水等19の高さは一定とする。
【0017】
また、第九発明では鉢等の容器1を利用し、エブアンドフロー灌水で植物を栽培するときに、棒状のもの等17で用土4に穴18を開け、肥料8を入れる使用方法である。
【発明の効果】
【0018】
第一発明、第二発明、第三発明、第四発明、第五発明、第六発明、第七発明、第八発明、第九発明によれば、鉢等の容器1で植物を栽培するときに、低位置に施肥することで多量の水分により肥料成分9がより多く全体に溶け出し、そして表2で示すように、鉢等の容器1内の用土4に広がる。
【0019】
第四発明、第五発明、第六発明によれば凸元型により、植え替えのときに効率的な低位置施肥を行うことができ、肥料成分が鉢等の容器1内の用土4全体に溶け出す。
【0020】
第七発明、第八発明、第九発明によれば追肥として低位置に肥料を施すことができ、肥料成分9が鉢等の容器1内の用土4全体に溶け出す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
肥料がより多く鉢等の容器内の用土全体に溶け出す使用方法を提供することを実現した。
【実施例1】
【0022】
この発明の一実施形態を、図10、図11に示す。
図10に示すように鉢等の容器1に用土4を水の溜まる高さ以下の低位置10以内まで入れ、肥料8を入れる。そして苗等3を鉢上げする高さ21まで、用土4を入れる。元型6を置き、元型6の周りに用土2を入れ、型7を崩さないように元型6を引き抜き、図11で示すように、植物体2が植わった苗等3を、型7に入れ植え替えとする。
【実施例2】
【0023】
この発明の一実施形態を、図5に示す。
図5に示すように鉢等の容器1に用土4を水等の溜まる高さ以下の低位置10にまで入れ、肥料8を入れる。そして苗等3を鉢上げする高さ21まで、用土4を入れる。元型6を置き、元型6の周りに用土4を入れ、型7を崩さないように元型6を引き抜き、図9で示すように、植物体2が植わった苗等3を、型7に入れ植え替えとする。
【実施例3】
【0024】
発明4、発明5、発明6の実施形態をこの図6、図7、図8、図9に示す。(凸元型について
【0025】
図6に示すように、鉢上げ用元型本体11の底中心12に鉢上げする苗等3のサイズから水等の溜まる高さ以下の低位置10に届くまでの長さを持つ円柱の突起13を取り付ける。元型本体11の上部に元型を掴むためのリング状のとって14を着ける。リング状のとって14は本体11と棒状の支持15でつながっている。材質はすべてプラスチックとする。各鉢上げを行う苗等3のサイズごとのものを用意する。
【0026】
使用方法は、図7に示すように、鉢等の容器1に水等の溜まる高さ以下の低位置10まで用土2を入れ、凸元型を鉢等の容器1を上から見た時の中心に置き、突起13の取り付けてある底が最初に入れた用土4に触れるまで差し込む。凸元型の周りに用土4を更に入れて凸元型を抑えながら軽く用土を鎮圧する。そして図8に示すように、凸元型のリング状のとって14を両手の親指、人差し指、中指で挟み、小指を鉢等の容器の上部に掛け、型7を崩さないように引き抜く。できた型7の中心に施肥溝16が開いているのでそこに図9で示すように、植物に適した量の肥料8を入れ、鉢上げを行う苗等3をその型7に入れ、植え替えとする。
【0027】
この実施形態によれば鉢等の容器1を利用しエブアンドフロー灌水で植物を栽培するときの植え替え後の元肥として凸元型を使用しできた施肥溝16によって水等の溜まる高さ以下の低位置10に肥料8を置くことができ、肥料効果が高い。また、効率よく施肥することができる。
【実施例4】
【0028】
この図12の実施形態によれば、追肥として使用するときは、用土4の表面から水等の溜まる高さ以下の低位置10まで棒状のもの等17で穴を開け、その穴18に植物に適した肥料8を入れる。そのとき開ける穴18の大きさは肥料8の大きさや量に適したものとする。
【0029】
この実施形態によれば、水等の溜まる高さ以下の低位置10に肥料8を置くことで、灌水時に肥料8が水等の溜まる高さ以下となるため多量の水分により肥料成分9がより多く鉢等の容器1内の用土4全体に溶け出す。肥料8を置く位置が用土4内であるので鉢等の容器1を移動したときに肥料8がこぼれ落ちることがない。肥料8を置く位置が用土4内であるために、美観をそこねることがない。肥料8の種類によっては臭気を持つものがあるが肥料8を置く位置が用土4内であるために臭いがもれない。肥料8を置く位置が用土4内であるために、植物体2へ肥料8が接触し障害が起こることがない。
「他の実施形態」
【0030】
図10、図11で示したように、実施例1では、鉢等の容器1に用土4を水等の溜まる高さ以下の低位置10のまで入れ、肥料8を入れる。そして苗等3を鉢上げする高さ21まで、用土4を入れる。元型6を置き、元型6の周りに用土4を入れ、型7を崩さないように元型6を引き抜き、図11で示すように、植物体2が植わった苗等3を、型7に入れ植え替えとしたが元型6の使用や植え替えの手順、その後の灌水は任意としても良い。
【0031】
図5で示したように、実施例2では、鉢等の容器1に用土4を水等の溜まる高さ以下の低位置10まで入れ、肥料8を入れる。そして苗等3を鉢上げする高さ21まで、用土4を入れる。元型6を置き、元型6の周りに用土4を入れ、型7を崩さないように元型6を引き抜き、図10で示すように、植物体2が植わった苗等3を、型7に入れ植え替えとしたが、元型6の使用や植え替えの手順、その後の灌水は任意としても良い。
【0032】
図6、図7、図8で示したように、実施例3の実施形態では材質はすべてプラスチックとしたが、他の実施形態では材質は任意のものでも良いとする。とっては元型本体11の上部に元型を掴むためのリング状のとって14を着けるとしたが、とって有無や形状は任意とする。リング状のとって14は元型本体11と棒状の支持15でつながっているとしたが、リング状のとって14と元型本体11がつながっていれば形状や材質は任意のものでも良いとする。鉢上げ用元型本体11の底の中心12に鉢上げする苗等3のサイズから水等の溜まる高さ以下の低位置10に届くまでの長さを持つ円柱の突起13を取り付けるとしたが、元型本体11の底の中心12にとりつける突起13の形状は任意の形でも良いとする。凸元型のリング状のとってを14両手の親指、人差し指、中指で挟み、小指を鉢等の容器の上部に掛け、型7を崩さないように引き抜くとしたが、型7を崩さなければ使用するものの任意の抜き方で良いとする。できた型7の中心に施肥溝16が開いているとしたが、型7を抜いた後、型7の中心に開くはずである施肥溝16が崩れたり、うまく形成されていなかったりした場合はやり直しとする。更に施肥溝16に植物に適した量の肥料8を入れるとしたが、肥料8の量、種類は使用者の任意でも良いとする。
【0033】
図12で示すように実施例4の実施形態によれば、用土4の表面から水等の溜まる高さ以下の低位置10まで棒状のもの等17で穴18を開け、その穴18に植物に適した肥料8を入れる。そのとき開ける穴18の大きさは肥料8の大きさや量に適したものとするとしたが、他の実施形態ではそのとき開ける穴18の大きさや形状、肥料8の種類、量や大きさは任意のものでも良い。
【0034】
この図12の実施形態によれば、用土4は植物にあわせたものを使用するとしたが、他の実施形態では使用者の任意のものでも良い。使用する肥料8は植物にあわせたものとしたが、他の実施形態では、使用する肥料8は任意のものでも良い。
【0035】
【表1】


【表2】


【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】従来の植え替え時の型の形態を示す断面図。
【図2】従来の植え替え後の形態を示す断面図。
【図3】従来の肥料の使用の一実施形態を示す斜視図。
【図4】従来の肥料成分の広がりの断面図。
【図5】本発明の水を等を溜め鉢等の容器の底から灌水する方法の一実施形態の断面図。
【図6】本発明の凸元型の一形態を示す斜視図
【図7】本発明の凸元型を利用した植え替えの型取りの一形態を示す断面図。
【図8】本発明の凸元型を利用した植え替えの一実施形態の断面図。
【図9】本発明の凸元型を利用した植え替えの苗等を入れる一形態の断面図。
【図10】本発明の一実施形態の断面図。
【図11】本発明の一実施形態の苗等を入れる断面図。
【図12】本発明の穴を開け水等の溜まる高さ以下の低位置に肥料を使用する一実施形態の断面図。
【符号の説明】
【0037】
1鉢等の容器 2植物体 3苗等 4用土 5とって 6元型
7型 8肥料 9肥料成分 10水等の溜まる高さ以下の低位置
11元型本体 12底の中心 13突起 14リング状のとって
15棒状の支持 16施肥溝 17棒状のもの等 18穴
19水等 20水槽等の容器 21鉢上げする高さ
【出願人】 【識別番号】307007867
【氏名又は名称】剱持 直人
【出願日】 平成19年2月20日(2007.2.20)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−199940(P2008−199940A)
【公開日】 平成20年9月4日(2008.9.4)
【出願番号】 特願2007−38741(P2007−38741)