| 【発明の名称】 |
農作業機 |
| 【発明者】 |
【氏名】金井 章二
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| 【要約】 |
【課題】特定の耕耘爪以外の耕耘爪がフランジに固定されることを防止できる農作業機を提供する。
【構成】農作業機の耕耘手段8は、回転軸の外周部に設けたフランジ12を備える。フランジ12のフランジ板部21には、耕耘爪13の基端板部26をボルト14およびナットにて脱着可能に固定する。フランジ12は、フランジ板部21に形成しボルト14を挿入したボルト用孔部と、フランジ板部21に突設した突起部23とを有する。耕耘爪13は、基端板部26に形成しボルト14を挿入したボルト用孔部と、基端板部26に形成し突起部23を挿入した孔部29とを有する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 回転軸と、 この回転軸の外周部に設けられたフランジと、 このフランジに対してボルトおよびナットによって脱着可能に固定された耕耘爪とを備え、 前記フランジは、 フランジ板部と、 このフランジ板部に形成され、前記ボルトが挿入されたボルト用孔部と、 前記フランジ板部に設けられた突起部とを有し、 前記耕耘爪は、 前記フランジ板部に固定された基端板部と、 この基端板部に形成され、前記ボルト用孔部と対向して位置し、前記ボルトが挿入されたボルト用孔部と、 前記基端板部に形成され、前記突起部が挿入された被挿入部とを有する ことを特徴とする農作業機。 【請求項2】 耕耘爪の被挿入部は、基端板部に形成された孔部または切欠部である ことを特徴とする請求項1記載の農作業機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、回転軸の外周部に設けたフランジに耕耘爪を脱着可能に固定した農作業機に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、例えば機体のチェーンケース部およびブラケット部間に回転可能に設けられた回転軸と、回転軸の外周部に設けられたフランジと、フランジに対してボルト(組ボルト等)およびナットによって脱着可能に固定された耕耘爪とを備えた耕耘装置等の農作業機が知られている(例えば、特許文献1参照)。 【特許文献1】特開平9−285203号公報(図1等) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、上記従来の農作業機では、フランジのボルト用孔部に対応する孔部を有する耕耘爪であれば、いかなる耕耘爪であってもフランジに固定できるため、特定の耕耘爪以外の耕耘爪がフランジに固定され、適切な耕耘効果が得られないおそれがある。 【0004】 本発明は、このような点に鑑みなされたもので、特定の耕耘爪以外の耕耘爪がフランジに固定されることを防止でき、適切な耕耘効果を得ることができる農作業機を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0005】 請求項1記載の農作業機は、回転軸と、この回転軸の外周部に設けられたフランジと、このフランジに対してボルトおよびナットによって脱着可能に固定された耕耘爪とを備え、前記フランジは、フランジ板部と、このフランジ板部に形成され、前記ボルトが挿入されたボルト用孔部と、前記フランジ板部に設けられた突起部とを有し、前記耕耘爪は、前記フランジ板部に固定された基端板部と、この基端板部に形成され、前記ボルト用孔部と対向して位置し、前記ボルトが挿入されたボルト用孔部と、前記基端板部に形成され、前記突起部が挿入された被挿入部とを有するものである。 【0006】 請求項2記載の農作業機は、請求項1記載の農作業機において、耕耘爪の被挿入部は、基端板部に形成された孔部または切欠部であるものである。 【発明の効果】 【0007】 本発明によれば、フランジのフランジ板部に突起部が設けられているため、その突起部が挿入される被挿入部を有する特定の耕耘爪以外の耕耘爪がフランジに固定されることを防止でき、適切な耕耘効果を得ることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 本発明の農作業機の一実施の形態を図面を参照して説明する。 【0009】 図1において、1は農作業機で、この農作業機1は、走行車であるトラクタ(図示せず)の後部に連結されトラクタの走行により圃場上を移動しながら耕耘整地作業を行う耕耘装置等である。 【0010】 農作業機1は、トラクタの後部の3点リンク部に連結される機体2を備えている。機体2のミッションケース部3には、トラクタ側からの動力を入力する入力軸4が回転可能に設けられている。入力軸4には、トラクタのPTO軸がユニバーサルジョイントおよび伝動シャフト等を介して接続される。 【0011】 機体2は、互いに離間対向するチェーンケース部(伝動ケース部)6およびブラケット部7を左右両側に有している。左右のチェーンケース部6およびブラケット部7間には、入力軸4側からの動力で左右方向の軸線を中心として回転しながら耕耘作業をする耕耘手段(ロータリ)8が回転可能に設けられている。 【0012】 ここで、耕耘手段8は、チェーンケース部6の下端部とブラケット部7の下端部との間に左右方向の軸線を中心として回転可能に設けられた左右方向長手状の回転軸(耕耘軸)11と、回転軸11の外周部に軸方向に間隔をおいて設けられた複数のフランジ12と、フランジ12に対してボルト14およびナット15によって脱着可能に固定された複数の耕耘爪13とを備えている。なお、例えば各フランジ12に対して、複数、例えば2つの耕耘爪(右用耕耘爪13Rと左用耕耘爪13L)13が脱着可能に固定されている(図2参照)。 【0013】 各フランジ12は、図2ないし図4に示すように、回転軸11の外周部に回転軸11の径方向外方に向って突設され鉛直面に沿って位置するフランジ板部21と、フランジ板部21に貫通状に形成されボルト14の軸部14aが挿入された複数対、例えば2対で4つのボルト用孔部22と、フランジ板部21に設けられた複数、例えば2つのピン状の突起部23とを有している。突起部23は、フランジ板部21の片側の面における対をなすボルト用孔部22間の位置に一体に突設されている。 【0014】 各耕耘爪13は、図2、図3および図5に示すように、フランジ12のフランジ板部21のうち突起部23が設けられた側の面に対して重ね合わされた状態に固定された平面状の基端板部26と、この基端板部26に連設された所望の曲面状の刃部27とを有している。そして、基端板部26には3つの孔部が貫通状に形成、つまりフランジ12のボルト用孔部22と対向して位置しボルト14の軸部14aが挿入された1対で2つのボルト用孔部28と、フランジ12の突起部23が挿入嵌合された1つの被挿入部である円形状の孔部29とがそれぞれ貫通して形成されている。なお、突起部23が嵌脱可能に嵌入される孔部29は、突起部23の外径に対応した大きさで、ボルト用孔部28より若干小さい円形状に形成されている。 【0015】 なお、機体2は、耕耘手段8の上方部を覆うカバー部(図示せず)を有し、このカバー部の後端部には耕耘手段8の後方で圃場面に追従するように上下回動しながら整地作業をする整地手段(図示せず)が上下回動可能に設けられている。整地手段は、機体のカバー部の後端部に上端部がゴム板を介して取り付けられた第1整地板(均平板)およびこの第1整地板の下端部に前端部が左右方向の軸を介して回動可能に取り付けられた第2整地板(レーキ)等にて構成されている。 【0016】 次に、上記農作業機1の作用等を説明する。 【0017】 農作業機1を用いて耕耘整地作業を行う場合、農作業機1をトラクタの3点リンク部に連結し、トラクタの走行により農作業機1を移動させると、耕耘手段8の回転軸11が複数の耕耘爪13とともに回転し、これら複数の耕耘爪13の刃部27にて耕耘作業が行なわれる。また同時に、耕耘手段8の後方では、整地手段にて整地作業が行なわれ、圃場面が平らに均される。 【0018】 また、例えば耕耘爪13を交換する場合は、古い耕耘爪13をフランジ12から取り外し、新しい耕耘爪13をボルト14およびナット15を用いてフランジ12に装着固定する。 【0019】 すなわち、耕耘爪13の孔部29に対してフランジ12の突起部23を挿入嵌合するとともに、耕耘爪13の対をなすボルト用孔部28とフランジ12の対をなすボルト用孔部22とを互いに対向させ、その後、これら互いに対向するボルト用孔部22,28に対してボルト14の軸部14aを挿入し、その軸部14aの先端側にナット15を螺合して締めつける。 【0020】 この交換の際、孔部29を有しない他の種類の耕耘爪を間違ってフランジ12に固定しようとしても、耕耘爪のボルト用孔部をフランジ12のボルト用孔部22に対して対向させることができず、その耕耘爪をフランジ12に固定することはできない。 【0021】 このように上記農作業機1によれば、耕耘手段8のフランジ12のフランジ板部21に突起部23が設けられているため、その突起部23が挿入される孔部29を有する特定の耕耘爪13以外の耕耘爪がフランジ12に固定されることを防止でき、よって適切な耕耘効果を得ることができる。 【0022】 また、耕耘爪13の孔部29にフランジ12の突起部23を挿入嵌合することにより、フランジ12のボルト用孔部22と耕耘爪13のボルト用孔部28との位置合わせを容易にでき、簡単に交換作業ができる。 【0023】 なお、上記実施の形態では、耕耘爪13の被挿入部として基端板部26に孔部29を形成した構成について説明したが、例えば図6に示すように、突起部23が挿入嵌合される被挿入部である半円形状の切欠部31を形成した構成でも、同様の作用効果を奏することができる。 【0024】 さらに、耕耘爪13の孔部29は、基端板部26に貫通状に形成された貫通孔には限定されず、基端板部26に形成された凹状の孔でもよい。 【0025】 また、フランジ12のフランジ板部21に突起部23が一体に設けられた構成には限定されず、突起部23をフランジ板部21に脱着可能に設けた構成等でもよい。 【0026】 さらに、1本の耕耘爪13に対して2本のボルト14と2個のナット15とを用いて固定する構成について説明したが、例えば1枚のプレートに2本のボルト14を固着した組ボルトと2個のナットとを用いたり必要に応じてワッシャを用いたりしてもよい。 【0027】 また、農作業機1は、耕耘整地作業をする耕耘装置には限定されず、耕耘爪13等からなる耕耘手段を有するものであれば、代掻装置或いは畦塗装置等、いかなる農作業機でもよい。 【図面の簡単な説明】 【0028】 【図1】本発明の一実施の形態に係る農作業機の概略図である。 【図2】同上農作業機のフランジに耕耘爪を固定した状態の側面図である。 【図3】同上農作業機のフランジに耕耘爪を固定した状態の正面図である。 【図4】同上農作業機のフランジの正面図である。 【図5】同上農作業機の耕耘爪の側面図である。 【図6】本発明の他の実施の形態の農作業機のフランジに耕耘爪を固定した状態の側面図である。 【符号の説明】 【0029】 1 農作業機 11 回転軸 12 フランジ 13 耕耘爪 14 ボルト 15 ナット 21 フランジ板部 22 ボルト用孔部 23 突起部 26 基端板部 28 ボルト用孔部 29 被挿入部である孔部 31 被挿入部である切欠部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000188009 【氏名又は名称】松山株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年7月18日(2006.7.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062764 【弁理士】 【氏名又は名称】樺澤 襄
【識別番号】100092565 【弁理士】 【氏名又は名称】樺澤 聡
【識別番号】100112449 【弁理士】 【氏名又は名称】山田 哲也
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| 【公開番号】 |
特開2008−22716(P2008−22716A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月7日(2008.2.7) |
| 【出願番号】 |
特願2006−195525(P2006−195525) |
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