| 【発明の名称】 |
耕耘軸の支持構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】島田 卓之
【氏名】玉井 資郎
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| 【要約】 |
【課題】耕耘軸を液密に支持する為のベアリング部材及びオイルシール部材の設置空間内に土等のダストが侵入することを有効に防止し得る構造簡単な耕耘軸の支持構造を提供する。
【構成】軸本体111a及び連結フランジ111bを有する耕耘ファイナル軸111と、耕耘爪軸112とを備えた耕耘軸110の支持構造100は、ベアリング部材410及びオイルシール部材420の設置空間Pを外部から遮閉する第1ダストカバー130と、第1ダストカバー130周りに空間Qが存する状態で該第1ダストカバー130を外部から遮閉する第2ダストカバー140とを備え、第2ダストカバー140には、外部と内部とを連通する孔140aが形成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 支持部材の軸受部に設置されたベアリング部材及びオイルシール部材を介して軸線回り回転自在且つ液密に支持される軸本体及び該軸本体の車輌幅方向内方に設けられた連結フランジを有する耕耘ファイナル軸と、前記連結フランジを介して前記耕耘ファイナル軸に軸線回り相対回転不能に連結される耕耘爪軸とを備えた耕耘軸の支持構造であって、 耕耘カバーの側板又は該側板に連結された耕耘カバー側部材と前記連結フランジと共働して、前記ベアリング部材及び前記オイルシール部材の設置空間を外部から遮閉する第1ダストカバーと、 前記側板又は前記耕耘カバー側部材と前記連結フランジと共働して、前記第1ダストカバー周りに空間が存する状態で該第1ダストカバーを外部から遮閉する第2ダストカバーとを備え、 前記第2ダストカバーには、外部と内部とを連通する孔が形成されていることを特徴とする耕耘軸の支持構造。 【請求項2】 前記孔は、内部開口が外部開口よりも大径とされていることを特徴とする請求項1に記載の耕耘軸の支持構造。 【請求項3】 前記孔は、テーパ状とされていることを特徴とする請求項2に記載の耕耘軸の支持構造。 【請求項4】 前記孔は、前記耕耘軸の軸線回りに複数設けられていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の耕耘軸の支持構造。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、トラクタに適用される耕耘軸の支持構造に関する。 【背景技術】 【0002】 耕耘軸は、チェーンケース又はサイドフレーム等の支持部材に形成された開口に装着された中空ホルダーにベアリング部材及びオイルシール部材を介して軸線回り回転自在且つ液密に支持される軸本体及び該軸本体の車輌幅方向内方に設けられた連結フランジを有する耕耘ファイナル軸と、前記連結フランジを介して前記耕耘ファイナル軸に軸線回り相対回転不能に連結される耕耘爪軸とを備えている。 【0003】 ところで、斯かる構成の耕耘軸の支持構造において、前記ベアリング部材及び前記オイルシール部材の設置空間に土等のダストが侵入することを防止することが提案されている(下記特許文献1参照)。 詳しくは、前記特許文献に記載の支持構造は、基端部が前記連結フランジの車輌幅方向内端面に固着され、且つ、先端部が、耕耘カバーの側板に連結されたヒンジプレートであって、前記中空ホルダーに外挿されたヒンジプレートに当接されたダストカバーを備えており、前記ダストカバーによって前記設置空間への土等のダストの侵入を防止し得るように構成されている。 【0004】 しかしながら、前記従来の支持構造は、単に一枚のダストカバーが備えられているだけであり、前記設置空間内へのダストの侵入を十分には防止できず、前記設置空間内に配設される前記オイルシール部材及び前記ベアリング部材の耐久性が悪化するという問題があった。 さらに、前記設置空間内に侵入した土等のダストは、該設置空間内で押し固められることになり、結果として、前記ベアリング部材や前記オイルシール部材が破損されるという虞があった。 特に、前記オイルシール部材が前記チェーンケース内の潤滑油の漏れを防止する為に使用される場合、該オイルシール部材が破損されると、該チェーンケース内の潤滑油が漏れ出し、潤滑作用の低下を招いたり、土壌を汚染するといった不都合が起こり得る。 【特許文献1】実開昭57−149705号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 本発明は、前記従来技術に鑑みなされたものであり、耕耘軸を液密に支持する為のベアリング部材及びオイルシール部材の設置空間内に土等のダストが侵入することを有効に防止し得る構造簡単な耕耘軸の支持構造の提供を、一の目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0006】 本発明は、前記目的を達成する為に、支持部材の軸受部に設置されたベアリング部材及びオイルシール部材を介して軸線回り回転自在且つ液密に支持される軸本体及び該軸本体の車輌幅方向内方に設けられた連結フランジを有する耕耘ファイナル軸と、前記連結フランジを介して前記耕耘ファイナル軸に軸線回り相対回転不能に連結される耕耘爪軸とを備えた耕耘軸の支持構造であって、耕耘カバーの側板又は該側板に連結された耕耘カバー側部材と前記連結フランジと共働して、前記ベアリング部材及び前記オイルシール部材の設置空間を外部から遮閉する第1ダストカバーと、前記側板又は前記耕耘カバー側部材と前記連結フランジと共働して、前記第1ダストカバー周りに空間が存する状態で該第1ダストカバーを外部から遮閉する第2ダストカバーとを備え、前記第2ダストカバーには、外部と内部とを連通する孔が形成されていることを特徴とする耕耘軸の支持構造を提供する。 【0007】 前記支持部材としては、例えば、チェーンケースやサイドフレームを例示できる。又、前記ベアリング部材及び前記オイルシール部材は、前記軸受部に直接的に設置されていてもよいが、例えば、該軸受部における開口に装着された中空ホルダーを介して該開口に設置されていてもよい。 【0008】 本発明に係る耕耘軸の支持構造において、前記孔は、内部開口が外部開口よりも大径とされていることが好ましい。さらに好ましくは、前記孔は、テーパ状とされ得る。 【0009】 又、本発明に係る耕耘軸の支持構造において、前記孔は、前記耕耘軸の軸線回りに複数設けられていることが好ましい。 【発明の効果】 【0010】 本発明に係る耕耘軸の支持構造によれば、前記耕耘カバーの側板又は該側板に連結された前記耕耘カバー側部材と前記連結フランジと共働して、前記ベアリング部材及び前記オイルシール部材の設置空間を外部から遮閉する前記第1ダストカバーに加えて、前記側板又は前記耕耘カバー側部材と前記連結フランジと共働して、前記第1ダストカバー周りに空間が存する状態で該第1ダストカバーを外部から遮閉する前記第2ダストカバーを備えているので、該第2ダストカバーによって、該第1ダストカバー周りへの土や藁等のダストの侵入を効果的に軽減させることができる。 さらに、前記第1ダストカバー周りの前記空間内にダストが侵入した場合でも、前記第2ダストカバーには、外部と内部とを連通する前記孔が形成されているので、該侵入したダストを、自然落下や、前記耕耘軸の回転による遠心力によって、或いは、洗浄の際に、該孔を介して容易に外部に排出させることができる。 従って、前記耕耘軸を液密に支持する為の前記ベアリング部材及び前記オイルシール部材の設置空間内に土や藁等のダストが侵入することを有効に防止でき、前記オイルシール部材及び前記ベアリング部材の耐久性の悪化、ひいては前記ベアリング部材及び/又は前記オイルシール部材の破損を効果的に防止することができる。 【0011】 又、前記孔は、前記内部開口が前記外部開口よりも大径とされている場合には、該孔を介して前記空間内にダストが侵入し難くすることができる一方、該空間内にダストが侵入しても該孔を介して該空間からダストを外部に排出させ易くすることが可能となり、前記第1ダストカバー周りへのダストの侵入をさらに効果的に軽減させることができる。 【0012】 又、前記孔は、前記耕耘軸の軸線回りに複数設けられている場合には、該複数の孔を介して前記第1ダストカバー周りの前記空間内にダストが侵入した場合でも、該侵入したダストを該複数の孔を介して効率的に外部に排出させることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0013】 以下、本発明に係る耕耘軸の支持構造の好ましい実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。 図1は、本発明に係る耕耘軸の支持構造の一実施形態100を適用したトラクタAを示す側面図である。 【0014】 図1に示すトラクタAは、トラクタ本機200と、該トラクタ本機200に付設されるロータリ耕耘機300とを備えている。 前記トラクタ本機200において、前後に前輪1及び後輪2を懸架する本体の前部にボンネット6が配設され、該ボンネット6の内部には駆動源(ここではエンジン)5が配置されている。また運転席11の前方にはステアリングハンドル10が配設されている。 【0015】 前記駆動源5の後方にはミッションケース50が配設され、該駆動源5からの動力を前記ミッションケース50に伝達して変速し、前記後輪2や前記前輪1に駆動力を伝達するように構成されている。 前記ロータリ耕耘機300は、前記トラクタ本機200の後部に設けられた作業機装着装置220に、該装置220に設けられた連結機構210を介して装着されている。 前記作業機装着装置220は、トップリンク221や左右一対のロアリンク222等より構成されている。前記ロアリンク222は、前記ミッションケース50上部に配設した油圧ケース51の車輌幅方向側部に設けられたリフトアーム223にリフトロッド224を介して連結されている。 前記ロータリ耕耘機300は、前記リフトアーム223が前記油圧ケース51内の図示しない油圧シリンダの伸縮によって上下回動することにより、前記リフトロッド224及び前記ロアリンク222を介して昇降回動可能とされている。 【0016】 又、前記ロータリ耕耘機300は、前記駆動源5からの動力の一部が前記ミッションケース50後面より突出したPTO軸15より自在継ぎ手16を介して前記ロータリ耕耘機300に伝えられて駆動するように構成されている。 【0017】 図2は、図1に示すロータリ耕耘機300の動力伝達構造の展開断面図である。 前記ロータリ耕耘機300は、図1及び図2に示すように、入力軸310と、動力伝達軸320と、ロータケース330と、耕耘部340と、前記耕耘部340を覆う耕耘カバー150とを備えている。 前記入力軸310は、本機に設けられた前記PTO軸15に前記自在継ぎ手16を介して作動連結されるように構成されており、前記駆動源5からの動力が該PTO軸15及び自在継ぎ手16を介して伝達されるようになっている。 【0018】 前記動力伝達軸320は、前記入力軸310からの動力が第1伝動機構350によって伝達されるように構成されており、該第1伝動機構350を介して該入力軸310に作動連結されている。 【0019】 詳しくは、前記第1伝動機構350は、ベベルギヤボックス351と、第1及び第2ベベルギヤ352,353とを備えている。 前記ベベルギヤボックス351は、前記入力軸310を軸線回り回転自在に支持すると共に、該入力軸310に対して直交するように配置された前記動力伝達軸320の一端部側を軸線回り回転自在に支持している。 又、前記第1ベベルギヤ352は、前記ベベルギヤボックス351内に収容されており、前記入力軸310に外嵌固定されている。前記第2ベベルギヤ353は、前記ベベルギヤボックス351内に収容されており、前記第1ベベルギヤ352と噛合するように、前記動力伝達軸320の一端部側に外嵌固定されている。 【0020】 前記ロータケース330は、前記伝動機構350の車輌幅方向の両側に設けられた左右一対のメーンビーム331,332と、前記左右一対のメーンビーム331,332の車輌幅方向外端部にそれぞれ配設された支持部材333,334とを備えている。 【0021】 詳しくは、前記一方のメーンビーム331に配設された前記支持部材333は、ここではチェーンケースとされており、前記他方のメーンビーム332に配設された前記支持部材334は、ここではサイドフレームとされている。 前記一方のメーンビーム331は、前記ベベルギヤボックス351の一方の側面と前記チェーンケース333の上端部とを連結するように配設されており、前記動力伝達軸320が内装されている。前記他方のメーンビーム332は、前記ベベルギヤボックス351の他方の側面と前記サイドフレーム334の上端部とを連結するように配設されている。 【0022】 前記チェーンケース333は、上端部が前記動力伝達軸320の他端部側を軸線回り回転自在に支持しており、下端部の軸受部101が前記耕耘部340を構成する耕耘軸110の一端部側をベアリング部材410及びオイルシール420を介して軸線回り回転自在且つ液密に支持している。 前記オイルシール420は、ここでは、前記チェーンケース333内の潤滑油の漏れを防止する為のものとされている。 又、前記サイドフレーム334は、下端部の軸受部が前記耕耘軸110の他端部を軸線回り回転自在に支持している。 【0023】 前記耕耘部340は、耕耘軸110と、耕耘爪120とを備えている。 前記耕耘軸110は、前記動力伝達軸320からの動力が第2伝動機構360によって伝達されるように構成されており、該第2伝動機構360を介して該動力伝達軸320に作動連結されている。 【0024】 詳しくは、前記第2伝動機構360は、第1及び第2スプロケット361,362と、チェーン363とを備えている。 前記第1スプロケット361は、前記動力伝達軸320の他端部側に外嵌固定されており、前記第2スプロケット362は、前記耕耘軸110の一端部側に外嵌固定されている。そして、前記チェーン363は、前記第1及び第2スプロケット361,362に巻掛けられている。 又、前記耕耘爪120は、前記耕耘軸110を構成する後述する耕耘爪軸112に軸線回り相対回転不能に設けられている。 【0025】 斯かる構成を備えることにより、前記ロータリ耕耘機300は、前記入力軸110から前記第1伝動機構350を介して前記動力伝達軸320に伝達された動力が前記第2伝動機構360を介して前記耕耘軸110に伝達され、これにより、該耕耘軸110における前記耕耘爪120が軸線回りに回転駆動されるようになっている。 【0026】 次に、本実施の形態に係る耕耘軸110の支持構造100について図3を参照しながら詳述する。 図3は、本実施の形態に係る耕耘軸110の支持構造100の概略構成を示す断面図である。 前記耕耘軸110は、図3に示すように、耕耘ファイナル軸111と、耕耘爪軸112とを備えている。 【0027】 前記耕耘ファイナル軸111は、軸本体111a及び連結フランジ111bを備えている。 前記軸本体111aは、前記支持部材(ここでは、チェーンケース333)の前記軸受部101に設置された前記ベアリング部材410及びオイルシール部材420を介して軸線回り回転自在且つ液密に支持されており、前記連結フランジ111bは、前記軸本体111aの車輌幅方向内方に設けられている。 又、前記耕耘爪軸112は、前記耕耘ファイナル軸111を構成する前記連結フランジ111bを介して該耕耘ファイナル軸111に軸線回り相対回転不能に連結されている。 【0028】 前記耕耘軸110の支持構造100は、第1ダストカバー130と、第2ダストカバー140とを備えている。 【0029】 前記第1ダストカバー130は、前記耕耘カバー150の側板151又は該側板151に連結された耕耘カバー側部材152(ここでは、該側板151に連結されたヒンジプレート152)と前記連結フランジ111bと共働して、前記ベアリング部材410及び前記オイルシール部材420の設置空間Pを外部から遮閉するように構成されている。 前記第2ダストカバー140は、前記側板151又は前記耕耘カバー側部材152(ここでは、前記側板151に連結されたヒンジプレート152)と前記連結フランジ111bと共働して、前記第1ダストカバー130周りに空間Qが存する状態で該第1ダストカバー130を外部から遮閉するように構成されている。 そして、前記第2ダストカバー140には、外部と内部とを連通する孔140aが形成されている。 【0030】 本実施の形態に係る耕耘軸110の支持構造100によれば、前記第1ダストカバー130に加えて、前記第2ダストカバー140を備えているので、該第2ダストカバー140によって、該第1ダストカバー130周りの前記空間Q内にダストが侵入することを有効に防止でき、これにより、該第1ダストカバー130周りへの土や藁等のダストの侵入を効果的に軽減させることができる。 さらに、前記第1ダストカバー130周りの前記空間Q内にダストが侵入した場合でも、前記第2ダストカバー140には、外部と内部とを連通する前記孔140aが形成されているので、該侵入したダストを、自然落下や、前記耕耘軸110の回転にてダストに加わる遠心力によって、或いは、該第2ダストカバー140を外側から水やエアー等の外力によって洗浄する際に、該孔140aを介して容易に外部に排出させることが可能となる。 【0031】 従って、前記耕耘軸110を液密に支持する為の前記ベアリング部材410及び前記オイルシール部材420の設置空間P内に土や藁等のダストが侵入することを有効に防止でき、これにより、前記ベアリング部材410及び/又は前記オイルシール部材420の破損を効果的に防止することが可能となる。 ここでは、前記オイルシール部材420は、前記チェーンケース333内の潤滑油の漏れを防止する為に使用されているので、該オイルシール部材420の破損を効果的に防止することができる。従って、該チェーンケース333内の潤滑油が漏れ出し、潤滑作用の低下を招いたり、土壌を汚染するといった不都合を有効に防止することが可能となる。 【0032】 又、本実施の形態においては、前記孔140aは、前記耕耘軸110の軸線回りに複数設けられている。こうすることで、該複数の孔140aを介して前記第1ダストカバー130周りの前記空間Q内にダストが侵入した場合でも、該侵入したダストを該複数の孔140aを介して効率的に外部に排出させることが可能となる。 ここでは、前記複数の孔140aは、前記第2ダストカバー140に前記耕耘軸110の軸線回り略均等に配設されている(後述する図7参照)。これにより、前記空間Q内に侵入したダストを該複数の孔140aを介してさらに効率的に外部に排出させることができる。 【0033】 次に、図3から図8を参照しながらさらに具体的に説明する。 図3に示すように、前記チェーンケース333における前記軸受部101の車輌幅方向内方には、開口333aが設けられている。 前記軸本体111aは、前記チェーンケース333に形成された前記開口333aに装着された中空ホルダー430に前記ベアリング部材410及び前記オイルシール部材420を介して軸線回り回転自在且つ液密に支持されている。 詳しくは、前記ベアリング部材410及び前記オイルシール部材420は、前記第2スプロケット362と前記連結フランジ111bとの間に設けられており、前記オイルシール部材420は、前記ベアリング部材410の車輌幅方向内方に配置されている。 【0034】 図5は、図3に示す支持構造100における前記第1ダストカバー130及び該第1ダストカバー130が設けられた前記耕耘ファイナル軸111を示す斜視図である。 図3及び図5に示すように、前記第1ダストカバー130は、前記連結フランジ111bの車輌幅方向外端面に対向状態で固着(例えば、溶着等の接合手段により該連結フランジ111bと一体的に形成)されるリング状の基端面部131と、前記基端面部131の径方向外端部から車輌幅方向外方へ延びるカバー部132とを有している。 なお、前記連結フランジ111bには、図5に示すように、前記耕耘爪120を固定するボルト等の固定部材BL1の邪魔にならないように凹部Sが形成されている。 【0035】 図6は、図3に示す支持構造100における前記ヒンジプレート152の概略構成を示す図であって、図6(a)は、その側面図を示しており、図6(b)は、その平面図を示している。 図3及び図6に示すように、前記ヒンジプレート152は、前記側板151に着脱可能に連結されており、前記中空ホルダー430に外挿されている。 又、前記ヒンジプレート152は、前記第1ダストカバー130に係入されると共に、前記第2ダストカバー140を着脱可能に支持している。 【0036】 詳しくは、前記ヒンジプレート152は、車輌幅方向内方側において、前記第1ダストカバー130の前記カバー部132の自由端部を係入し得るように前記耕耘軸110の軸線回りの円周状に且つ車輌幅方向外方に延びる第1係入溝152aと、前記第2ダストカバー140の後述する係合部142bを係入し得るように前記耕耘軸110の軸線回りの円周状に且つ径方向内方に延びる第2係合溝152bと、前記第2係合溝152bに前記係合部142bが係入することを許容するように前記耕耘軸110の軸線回りに複数設けられた許容部152cとを有しており、前記側板151に連結される連結部152dが設けられている。 なお、前記許容部152cは、ここでは、前記係合部142bの前記第2係合溝152bへの係入を許容し得るように、前記耕耘軸110の軸線回りに沿って、前記係合部142bの幅よりも大きい幅に切り欠かれたものとされている。 【0037】 図7は、図3に示す支持構造100における前記第2ダストカバー140の概略構成を示す図であって、図7(a)は、その側面図を示しており、図7(b)は、その平面図を示している。 図3及び図7に示すように、前記第2ダストカバー140は、ダストカバー部141と、該ダストカバー部141を支持する支持部142とを備えている。 【0038】 詳しくは、前記ダストカバー部141は、略筒状のものとされており、基端部141aが前記支持部142の車輌幅方向内端面に固着(例えば、溶着等の接合手段により該支持部142と一体的に形成)され、且つ、先端部141bが前記連結フランジ111bに外挿されている。 又、前記支持部142は、前記側板151又は前記耕耘カバー側部材152(ここでは、前記側板151に連結されたヒンジプレート152)に連結される連結部142aと、前記ヒンジプレート152の前記第2係合溝152bと凹凸係合する前記係合部142bとを有している。 前記係合部142bは、ここでは、前記支持部142の前記ダストカバー部141との接合部142a’における開口部Tの内端面142a”から径方向内方に延びる突起部とされており、前記耕耘軸110の軸線回りに複数設けられている。 【0039】 なお、前記ダストカバー部141には、前記複数の孔140aが前記耕耘軸110の軸線回り略均等に且つ外部と内部とを連通する連通路が前記耕耘軸110の回転軸心を中心に放射状になるように設けられている。 又、前記孔140aは、図4に示すように、前記第2ダストカバー140の最も内側に位置する内部開口140a’の径が前記第2ダストカバー140の最も外側に位置する外部開口140a”の径よりも大径とされていてもよい。 このように、前記孔140aにおいて前記内部開口140a’の径が前記外部開口140a”の径よりも大径とされていると、該孔140aを介して前記空間Q内にダストが侵入し難くできる一方、該空間Q内にダストが侵入しても該孔140aを介して該空間Qからダストを外部Rに排出させ易くできる。 従って、前記第1ダストカバー130周りへのダストの侵入をさらに効果的に軽減させることが可能となる。 前記孔140aの前記内部開口140a’から前記外部開口140a”に向かう形状は、何れの形状とされていてもよいが、例えば、図4に示すように、前記孔140aの前記内部開口140a’から前記外部開口140a”に向かう形状がテーパ状とされていると、前記空間Q内に侵入したダストを該孔140aを介して該空間Qから外部Rにさらに排出させ易くすることが可能となる。 【0040】 図8は、前記第2ダストカバー140が前記ヒンジプレート152に取り付けられる状態を説明するための図であって、図8(a)は、前記ヒンジプレート152の前記許容部152cと前記第2ダストカバー140の前記係合部142bとが位置合わせされている状態を示しており、図8(b)は、前記ヒンジプレート152の前記第2係合溝152bに前記第2ダストカバー140の前記係合部142bが係入され、前記第2ダストカバー140が前記ヒンジプレート152に取り付けられている状態を示している。 【0041】 本実施の形態では、前記ヒンジプレート152及び前記第2ダストカバー140は、該第2ダストカバー140を該ヒンジプレート152に取り付ける際に、先ず、該第2ダストカバー140の前記係合部142bと該ヒンジプレート152の前記許容部152cとを位置合わせすると共に該係合部142bを車輌幅方向外方へ移動させることで、該係合部142bと該第2係合溝152bとの係合位置が揃うようになっている(図8(a)参照)。 【0042】 次いで、前記ヒンジプレート152及び前記第2ダストカバー140は、該第2ダストカバー140を前記耕耘軸110の軸線回りに所定量だけ所定方向(図8(a)の矢印X参照)に回転させることで前記係合部142b及び前記第2係合溝152bが凹凸係合し、ボルト等の固定部材BL2によって該第2ダストカバー140と該ヒンジプレート152とを前記側板151を介して固定し得るようになっている(図8(b)参照)。 【0043】 なお、本実施の形態に係る耕耘軸110の支持構造100は、前記支持部材として作用する前記チェーンケース333側に適用されるように構成したが、前記支持部材として作用する前記サイドフレーム334側に適用されるように構成してもよい。 【図面の簡単な説明】 【0044】 【図1】図1は、本発明に係る耕耘軸の支持構造の一実施形態を適用したトラクタを示す側面図である。 【図2】図2は、図1に示すロータリ耕耘機の動力伝達構造の展開断面図である。 【図3】図3は、本実施の形態に係る耕耘軸の支持構造の概略構成を示す断面図である。 【図4】図4は、第2ダストカバーにおける孔を拡大した拡大断面図である。 【図5】図5は、図3に示す支持構造における第1ダストカバー及び該第1ダストカバーが設けられた耕耘ファイナル軸を示す斜視図である。 【図6】図6は、図3に示す支持構造におけるヒンジプレートの概略構成を示す図であって、図6(a)は、その側面図を示しており、図6(b)は、その平面図を示している。 【図7】図7は、図3に示す支持構造における第2ダストカバーの概略構成を示す図であって、図7(a)は、その側面図を示しており、図7(b)は、その平面図を示している。 【図8】図8は、第2ダストカバーがヒンジプレートに取り付けられる状態を説明するための図であって、図8(a)は、ヒンジプレートの許容部と第2ダストカバーの係合部とが位置合わせされている状態を示しており、図8(b)は、ヒンジプレートの第2係入溝に第2ダストカバーの係合部が係入され、第2ダストカバーがヒンジプレートに取り付けられている状態を示している。 【符号の説明】 【0045】 100…耕耘軸の支持構造 101…軸受部 110…耕耘軸 111…耕耘ファイナル軸 111a…軸本体 111b…連結フランジ 112…耕耘爪軸 130…第1ダストカバー 140…第2ダストカバー 140a…第2ダストカバーに形成された孔 140a’…孔の内部開口 140a”…孔の外部開口 150…耕耘カバー 151…耕耘カバーの側板 152…耕耘カバー側部材 333…支持部材 410…ベアリング部材 420…オイルシール部材 P…設置空間 Q…第1ダストカバー周りの空間
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006781 【氏名又は名称】ヤンマー株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年7月5日(2006.7.5) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100109427 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴木 活人
【識別番号】100114410 【弁理士】 【氏名又は名称】大中 実
【識別番号】100108992 【弁理士】 【氏名又は名称】大内 信雄
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| 【公開番号】 |
特開2008−11755(P2008−11755A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月24日(2008.1.24) |
| 【出願番号】 |
特願2006−185173(P2006−185173) |
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