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【発明の名称】 フレキシブル回路基板の製造方法
【発明者】 【氏名】李 愉▲ヨン▼

【氏名】朴 基浚

【氏名】梁 潤弘

【要約】 【課題】フレキシブル回路基板のファインパターンの保障と集積化の実現等で基板の層数を相対的に減少する。

【解決手段】位置感知用ガイドホールを有する第1,第2中間銅箔積層フィルムをリールツーリール提供しながら単位別パターニングし,第1及び第2中間カバーレイヤフィルムを同様に供給し被せる第1,第2中間FPCB準備工程,前記2のFPCBを重なるよう同様に提供し,その上下部に前記ガイドホールを有する第1,第2外郭銅箔積層フィルムを同様に供給し,単位別に部分接着させビアホール形成後の銅メッキ工程,前記2の外郭積層フィルムの銅箔を単位別パターニング後,オープン領域を各々有する第1,第2外郭カバーレイヤシートを単位別に被せる第1,第2外郭FPCB完成工程,前記2の外郭FPCBのパターンの端部にコネクタメッキを部分的に行なうコネクタ端子完成工程,前記ガイドホールを基準にした単位別打抜工程を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
位置感知用ガイドホールが設けられた第1中間銅箔の積層フィルム及び第2中間銅箔の積層フィルムを各々リールツーリール提供しながら単位別にパターニングすると共に,第1中間カバーレイヤフィルム及び第2中間カバーレイヤフィルムをリールツーリール供給しながら被せて第1中間FPCB及び第2中間FPCBを各々用意するステップと,
前記第1中間FPCB及び第2中間FPCBを重なるようにリールツーリール提供しながら,その上下部に位置感知用ガイドホールが設けられた第1外郭銅箔の積層フィルム及び第2外郭銅箔の積層フィルムを各々リールツーリール供給すると共に,単位別に部分接着させながらビアホールを形成した後,銅メッキを与えるステップと,
前記第1外郭銅箔の積層フィルム及び第2外郭銅箔の積層フィルムの銅箔を単位別にパターニングした後,オープン領域(OA)を各々有する第1外郭カバーレイヤシート及び第2外郭カバーレイヤシートを単位別に各々被せて第1外郭FPCB及び第2外郭FPCBを完成するステップと,
前記第1外郭FPCB及び第2外郭FPCBのパターンの端部にコネクタメッキを部分的に行なってコネクタ端子を完成するステップと,
前記位置感知用ガイドホールを基準にして単位別に打抜してフレキシブル回路基板を製造するステップと,
を含んでなることを特徴とするフレキシブル回路基板の製造方法。
【請求項2】
位置感知用ガイドホールが設けられた第1中間銅箔の積層フィルム及び第2中間銅箔の積層フィルムを各々リールツーリール提供しながら単位別にパターニングすると共に,第1中間カバーレイヤフィルム及び第2中間カバーレイヤフィルムをリールツーリール供給しながら被せて,第1中間FPCB及び第2中間FPCBを各々用意するステップと,
前記第1中間FPCB及び第2中間FPCBを重なるようにリールツーリール提供しながら,その上下部に位置感知用ガイドホールが設けられた第1外郭銅箔の積層フィルム及び第2外郭銅箔の積層フィルムを各々リールツーリール供給すると共に,単位別に部分接着させながらビアホールを形成した後,銅メッキを与えるステップと,
前記第1外郭銅箔の積層フィルム及び第2外郭銅箔の積層フィルムの銅箔を単位別にパターニングした後,オープン領域(OA)が備えられた第1外郭カバーレイヤフィルム及び第2外郭カバーレイヤフィルムをリールツーリール提供して,第1外郭FPCB及び第2外郭FPCBを完成するステップと,
前記第1外郭FPCB及び第2外郭FPCBのパターンの端部にコネクタメッキを部分的に行なってコネクタ端子を完成するステップと,
前記位置感知用ガイドホールを基準にして単位別に打抜してフレキシブル回路基板を製造するステップと,
を含んでなることを特徴とするフレキシブル回路基板の製造方法。
【請求項3】
前記位置感知用ガイドホールは,スプロケットホール(Sprocket Hole)を含むことを特徴とする請求項1または2記載のフレキシブル回路基板の製造方法。
【請求項4】
前記コネクタメッキは,Au,Sn,Ag,または,SnPbで行なうことを特徴とする 請求項1または2記載のフレキシブル回路基板の製造方法。
【請求項5】
前記パターニングは,
前記銅箔にフォトレジスト用ドライフィルムをラミネーティングするステップ(a)と,
前記ドライフィルムにマスクを位置させながら露光するステップ(b)と,
前記露光したドライフィルムを現像するステップ(c)と,
前記銅箔をエッチングするステップ(e)と,
前記残余ドライフィルムを剥離するステップ(f)と,
からなることを特徴とする請求項1または2記載のフレキシブル回路基板の製造方法。
【請求項6】
前記マスクは,クロムパターン設計されたガラスマスクであることを特徴とする請求項5記載のフレキシブル回路基板の製造方法。
【請求項7】
前記ドライフィルムにマスクを位置させながら露光するステップ(b)は平行光を利用することを特徴とする請求項5記載のフレキシブル回路基板の製造方法。
【請求項8】
前記パターニングは,前記位置感知用ガイドホールのセンシングにより単位別になされることを特徴とする請求項5記載のフレキシブル回路基板の製造方法。
【請求項9】
前記コネクタメッキ及び打抜は,前記位置感知用ガイドホールのセンシングにより単位別になされることを特徴とする請求項1または2記載のフレキシブル回路基板の製造方法。
【請求項10】
前記銅箔の幅は40〜180mmであることを特徴とする請求項1または2記載のフレキシブル回路基板の製造方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は,フレキシブル回路基板の製造方法に関し,より詳しくは,リールツーリール方式を利用しながら位置感知用ガイドホールのセンシングによる正確な位置追跡によりパターニング位置,カバーレイヤフィルム及びカバーレイヤシートの接着位置,ビアホール位置または打抜位置などを精巧に合せることができるようにし,銅箔積層フィルムの構成になる銅箔の横方向幅を小幅に制限し,露光時に平行光を使用するようにすると共に,クロムパターンが与えられたガラスマスクを活用するようにして,ファインパターン(Fine Pattern)の保障と共に,エラー率の減少,信頼性の確保,そして集積化の実現などで,フレキシブル回路基板の層数を相対的に減少できるようにしたフレキシブル回路基板の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に,フレキシブル回路基板(Flexible Printed Circuit Board)は,PIフィルム(PolyImide Film)にCu薄膜を蒸着させた銅箔積層フィルム(CCL;Copper Clad Laminate)をパターニングして,携帯端末機,ノートブック,キャムコーダなどのメイン回路基板とLCDモジュール相互間の連結を図ることに活用され,特にメイン回路基板とLCDモジュール相互間の連結部位であるヒンジ部分での柔フレキシブルを最大限発揮するようにする核心素子として用いられている。
【0003】
最近,携帯端末機などは,各種ゲーム機能,ナビゲーション機能,MP3機能,無線TV視聴等のような,多様なプログラム及びコンテンツの活用に起因して,データの伝送量が幾何級数的に増加しており,これによって,フレキシブル回路基板の集積化に対する必要性は相対的に増幅されている実状がある。
【0004】
結局,多くの業体では複数層のフレキシブル回路基板を製造するに至り,その製造方式では一枚一枚の銅箔積層フィルムをパターニングして製造したり,リールツーリール(Reel To Reel)で銅箔積層フィルムを提供しながらパターニングして製造する方法を取っている。
【0005】
ところが,一枚一枚の銅箔積層フィルムを利用したフレキシブル回路基板の製造方法は,生産性がよくないことが問題点として指摘されており,リールツーリール方式のフレキシブル回路基板の製造方法は,工程を自動化することができるという点で生産性を高めることができるが,製品の信頼性や集積化効率の点で満足のいくものではなかった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は,前記の短所を解決するために案出したものであって,位置感知用ガイドホールのセンシングによる正確な位置追跡によりパターニング位置,カバーレイヤフィルム及びカバーレイヤシートの接着位置,ビアホール位置または打抜位置などを精巧に合せることができるようにして,リールツーリールによるフレキシブル回路基板の大量生産を期することができるだけでなく,銅箔積層フィルムの構成となる銅箔の横方向幅を縮小させ,露光時に平行光を使用するようにすると共に,クロムパターンが与えられたガラスマスクを活用するようにして,ファインパターン(Fine Pattern)の保障と共に,エラー率の減少,信頼性の確保,そして集積化の実現等により,フレキシブル回路基板の層数を相対的に減少できるようにしたフレキシブル回路基板の製造方法を提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の目的を達成するための本発明に係るフレキシブル回路基板の製造方法は,位置感知用ガイドホールが設けられた第1中間銅箔の積層フィルム及び第2中間銅箔の積層フィルムを各々リールツーリール提供しながら単位別にパターニングすると共に,第1中間カバーレイヤフィルム及び第2中間カバーレイヤフィルムをリールツーリール供給しながら被せて,第1中間FPCB及び第2中間FPCBを各々用意するステップと,前記第1中間FPCB及び第2中間FPCBを重なるようにリールツーリール提供しながら,その上下部に位置感知用ガイドホールが設けられた第1外郭銅箔の積層フィルム及び第2外郭銅箔の積層フィルムを各々リールツーリール供給すると共に,単位別に部分接着させながらビアホールを形成した後,銅メッキを与えるステップと,前記第1外郭銅箔の積層フィルム及び第2外郭銅箔の積層フィルムの銅箔を単位別にパターニングした後,オープン領域が備えられた第1外郭カバーレイヤシート及び第2外郭カバーレイヤシートを単位別に各々被せて第1外郭FPCB及び第2外郭FPCBを完成するステップと,前記第1外郭FPCB及び第2外郭FPCBのパターンの端部にコネクタメッキを部分的に行なってコネクタ端子を完成するステップと,前記位置感知用ガイドホールを基準にして単位別に打抜してフレキシブル回路基板を製造するステップと,を含んでなることをその技術的方法上の基本特徴とする。
【0008】
また,前記の目的を達成するための本発明に係る別のフレキシブル回路基板の製造方法は,位置感知用ガイドホールが設けられた第1中間銅箔の積層フィルム及び第2中間銅箔の積層フィルムを各々リールツーリール提供しながら単位別にパターニングすると共に,第1中間カバーレイヤフィルム及び第2中間カバーレイヤフィルムをリールツーリール供給しながら被せて第1中間FPCB及び第2中間FPCBを各々用意するステップと,前記第1中間FPCB及び第2中間FPCBを重なるようにリールツーリール提供しながらその上下部に位置感知用ガイドホールが設けられた第1外郭銅箔の積層フィルム及び第2外郭銅箔の積層フィルムを各々リールツーリール供給すると共に,単位別に部分接着させながらビアホールを形成した後,銅メッキを与えるステップと,前記第1外郭銅箔の積層フィルム及び第2外郭銅箔の積層フィルムの銅箔を単位別にパターニングした後,オープン領域が備えられた第1外郭カバーレイヤフィルム及び第2外郭カバーレイヤフィルムをリールツーリール提供して第1外郭FPCB及び第2外郭FPCBを完成するステップと,前記第1外郭FPCB及び第2外郭FPCBのパターンの端部にコネクタメッキを部分的に行なってコネクタ端子を完成するステップと,前記位置感知用ガイドホールを基準にして単位別に打抜してフレキシブル回路基板を製造するステップと,を含んでなることをその技術的方法上の特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
前記したように,本発明は,位置感知用ガイドホールのセンシングによる正確な位置追跡により,パターニング位置,カバーレイヤフィルム/カバーレイヤシートの接着位置,ビアホール位置,または打抜位置などを精巧に合せられるようにすることによって,リールツーリールよるフレキシブル回路基板の大量生産は勿論,精巧性まで大きく高めることができ,特に銅箔積層フィルムの構成となる銅箔の横方向幅を40〜180mmに制限しながら露光時に平行光を使用するようにすると共に,クロムパターンが与えられたガラスマスクを活用するようにすることで,パターン精巧性の確実な保障(Fine Pattern保障)と共に,エラー率の減少,信頼性の確保,そして集積化の実現等によりフレキシブル回路基板の層数を相対的に減少することができ(低層化することができ),これでフレキシブル回路基板の屈曲特性(層数が多ければ多いほど屈曲性が大きく落ちる)をより大きく向上させることができるだけでなく,材料の低減まで実現できる優れる効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下,本発明の好ましい実施形態を図面を参照しつつ詳細に説明し,これらの実施形態を通じて,本発明の目的,特徴及び利点等をよりよく理解できることになる。
【0011】
図1a及び図1bは,本発明の第1実施形態に係るフレキシブル回路基板の製造方法を示す工程図である。
【0012】
本発明に係るフレキシブル回路基板の製造方法は,図1a及び図1bに示すように,PIフィルム(Poly Imide Film)またはポリエステルフィルム(Polyester Film)に銅箔(Cu薄膜)Cを蒸着させた銅箔Cの積層フィルム(CCL;Copper Clad Laminate)10をリールツーリール(Reel To Reel)提供し(S11),この銅箔Cの積層フィルム10の長手方向の縁部に位置感知用ガイドホールHを設ける(S12)。
【0013】
位置感知用ガイドホールHは,本発明のフレキシブル回路基板の製造方法に用いられる核心手段中の1つであって,例えば,レーザー光を発射した後,透過する個数を数えて銅箔Cの積層フィルム10の供給方向に対する進入位置を計算して,後述するパターニング位置,カバーレイヤシート21/カバーレイヤフィルム22の接着位置,ビアホールVの位置,または,打抜位置などを正確に把握できるようにする。
【0014】
そして,位置感知用ガイドホールHは,銅箔Cの積層フィルム10の長手方向の縁部の任意の箇所に規則的に提供することができ,図1a及び図1bに示すように,スプロケットホール(Sprocket Hole)として配置できることは勿論であり,必要によって,銅箔Cの積層フィルム10を製造する時に予め設計することもできる。
【0015】
次に,銅箔Cの積層フィルム10がリールツーリール(Reel To Reel)提供されながら位置感知用ガイドホールHが設けられていれば,この位置感知用ガイドホールHをセンシングして正確な位置を把握しながら銅箔Cを単位別にパターニングし(S13),この際,銅箔Cの幅,即ち銅箔Cの積層フィルム10の供給方向に対する直交方向の幅(横方向の幅)は40〜180mmのものを提供できるようにする。
【0016】
一般的に,当該技術分野で銅箔Cの積層フィルム10を利用しようが,銅箔積層シート[銅箔積層シートは作業性のために特に小幅を追求できない限界がある]を活用しようが,大部分は銅箔Cの幅を250〜300mm以上として提供しているが,このような銅箔Cの幅はその大きさが相対的に大きいほどパターニング過程での作業工程が実行されなければならない領域,即ちフォトレジスト用ドライフィルムPRをラミネーティングしなければならない領域,露光領域,現状領域,または,エッチング領域などが遥かに大きくならざるを得ず,効率的でない原資材の利用を受忍せざるを得ないという問題を有しており,特にパターニング領域の不要なスペースにより精巧なエッチング工程を具現しなければならないためにかなりの誤差率が生じ,むしろパターンPの集積化に対する副作用として指摘されていることを勘案すると,本発明で提示する銅箔Cの幅を理論的,または,実際的に適用可能な40〜180mmのものと制限することは,度重なる試行錯誤と多年間の研究の末に得られた貴重な成果ということができる。
【0017】
図4は,本発明に係るフレキシブル回路基板の製造方法に適用されたパターニング過程を示す工程図である。
【0018】
銅箔Cを単位別にパターニングするという意味は,銅箔Cの積層フィルム10が一枚一枚に提供されることなく,リールツーリールに続けて供給されるので,各単位(実際に製品化させることができる大きさ)の規格だけパターニングするという意味であって,図4に示すように,銅箔Cにフォトレジスト用ドライフィルムPRをラミネーティングし(a),ドライフィルムPRにマスクMを位置させながら露光し,露光したドライフィルムPRを現像し,(b),銅箔Cをまたエッチング(d),そして残余ドライフィルムPRを剥離(e)することによって,完了できることになる。
【0019】
この際,パターニングの進行上の基準は,位置感知用ガイドホールHのセンシングによりなされることができるものであり,これで,エラーのないパターニング過程が遂行できるだけでなく,より精巧で,かつ,正確なパターニングを成すことができるので,製品の信頼性及び精巧性を大きく向上させることができることになる。
【0020】
一方,露光時に使われるマスクMは,クロムパターンが与えられたガラスマスクを利用してフィルムマスクに比べて遥かに精巧なパターニング過程が遂行できるようにし,露光時に用いられる光は散乱光よりは直進性が特に優れる平行光を使用して精巧性の保障(Fine Pattern保障)と誤差率の減少,そして集積化などの実現のための銅箔Cの幅を40〜180mmに制限した点及びクロムパターンが与えられたガラスマスクの提供などと共に,後述するフレキシブル回路基板100,即ち複層のフレキシブル回路基板100の層数を相対的に減少することになって(低層化できることになって),その屈曲特性(層数が多ければ多いほど屈曲性は大きく落ちる)がより優れることになるだけでなく,材料の減少まで具現できる有用な作用が得られる。
【0021】
この後,パターニング過程により製造されたパターンPに絶縁を施し,かつ,スクラッチを防止するために,オープン領域(OA)が備えられたカバーレイヤシート(Cover Layer Sheet)21を単位別に提供し(S14),メイン回路基板及びLCDモジュールに接続されるコネクタ端子CTを具現するために,コネクタメッキをパターンPの端部に部分的に行なった後(S15),位置感知用ガイドホールHを基準にして単位別に打抜(S16)することにより,フレキシブル回路基板30が完成できることになる。
【0022】
図2a乃至図2cは,本発明の第2実施形態に係るフレキシブル回路基板の製造方法を示す工程図である。
【0023】
本発明の第2実施形態に係るフレキシブル回路基板の製造方法は図2a乃至図2cに示すように,携帯電話などのデータ伝送量が多くなることを考慮して,第1中間FPCB61及び第2中間FPCB62を挟んで第1外郭FPCB91及び第2外郭FPCB92を加えて完成させることもでき,必要によって,第1中間FPCB61及び第2中間FPCB62に第3中間FPCB及び第4中間FPCBなどを追加できることは当然であるが,その層数が多くなる場合,例えば携帯端末機での折れる部分,即ちヒンジ部分での柔フレキシブルが大きく落ちて,負荷がかかることになるので,この点を考慮の対象とする場合,パターニング過程での精巧な集積化の必要性は層数を減少することができるという点でより重要に受入れられている。
【0024】
具体的に,本発明の第2実施形態に係るフレキシブル回路基板の製造方法は,位置感知用ガイドホールHが設けられた第1中間銅箔Cの積層フィルム41及び第2中間銅箔Cの積層フィルム42を各々リールツーリール提供しながら単位別にパターニングすると共に,第1中間カバーレイヤフィルム51及び第2中間カバーレイヤフィルム52をリールツーリール供給しながら被せて,第1中間FPCB61及び第2中間FPCB62を各々準備し(S31),この第1中間FPCB61及び第2中間FPCB62を重なるようにリールツーリール提供しながらその上下部に位置感知用ガイドホールHが設けられた第1外郭銅箔Cの積層フィルム71及び第2外郭銅箔Cの積層フィルム72を各々リールツーリール供給すると共に,単位別に部分接着させながらビアホールVを形成した後,銅メッキ[銅メッキはビアホールVだけに部分的に行うことができ,またはビアホールVと共に第1外郭銅箔Cの積層フィルム71及び第2外郭銅箔Cの積層フィルム72の銅箔Cの全体に与えることができ,無電解メッキに続く電解メッキに通常的に行うものであり,この銅メッキの事実上の目的は,ビアホールVの内部の電気的な連結のためのものである]に無電解銅メッキを行った後,電解銅メッキを与える(S32)。
【0025】
本発明の第2実施形態に係るフレキシブル回路基板の製造方法も位置感知用ガイドホールHのセンシングによる正確な位置追跡により行うことができ,特に第1中間FPCB61及び第2中間FPCB62を重ねながら第1外郭FPCB91及び第2外郭FPCBを単位別に部分接着させる際,位置感知用ガイドホールHのセンシングを通じて行うことができ,ビアホールVは相互間の電気的な接続のためにレーザーやNCドリルまたはCNCドリルによって貫通させて無電解銅メッキ及び電解銅メッキ[Cuメッキは銅箔Cの積層フィルムの主材料である銅箔Cと一致できるようにするために選択されたものであり,場合によっては他の材質も可能であることは勿論である]により完成することができ,ビアホールVのみを部分的に銅メッキしたりビアホールVを含んだ第1外郭銅箔Cの積層フィルム71及び第2外郭銅箔Cの積層フィルム72の銅箔Cの全体にもすることができることは勿論である。
【0026】
そして,第1中間FPCB61及び第2中間FPCB62,そして第1外郭銅箔Cの積層フィルム71及び第2外郭銅箔Cの積層フィルム72を接着させる部分は位置感知用ガイドホールHをセンシングしながら後述するコネクタ端子CT部分で接着剤(例えば,接着しながら自ら硬化して硬く固まるボンディングシート,カバーレイ接着インキ,またはカバーレイ接着フィルム等)によりなされるようにし,コネクタ端子CT以外の部分では互いに隔離乃至分離されるようにして,その柔フレキシブルが確実に保障できるようにする。
【0027】
以後,第1外郭銅箔Cの積層フィルム71及び第2外郭銅箔Cの積層フィルム72の銅箔Cを単位別にパターニングした後,オープン領域(OA)が備えられた第1外郭カバーレイヤシート81及び第2外郭カバーレイヤシート82を単位別に各々被せて,第1外郭FPCB91及び第2外郭FPCB92を完成し(S33),この第1外郭FPCB91及び第2外郭FPCB92のパターンPの端部にコネクタメッキを部分的に行なってコネクタ端子CTを完成した後(S34),位置感知用ガイドホールHを基準にして単位別に打抜することにより,複層のフレキシブル回路基板100が完成できることになる(S35)。
【0028】
即ち,位置感知用ガイドホールHをセンシングして単位別に正確な位置を追跡しながら第1外郭銅箔Cの積層フィルム71及び第2外郭銅箔Cの積層フィルム72の銅箔Cをパターニングすると共に,オープン領域(OA)が第1外郭カバーレイヤシート81及び第2外郭カバーレイヤシート82を一枚一枚に被せて,第1外郭FPCB91及び第2外郭FPCB92を完成しながら絶縁を期すると共に,外部のスクラッチを防止するようにし,第1外郭FPCB91及び第2外郭FPCB92のパターンPの端部にコネクタメッキを部分的に行なって,メイン回路基板及びLCDモジュールに接続されるコネクタ端子CTが完成できるようにする。
【0029】
この際,コネクタメッキは,Au,Sn,AgまたはSnPbを利用して行なうことができ,メイン回路基板及びLCDモジュールなどとの緊密な接続のための一種の補強メッキということができる。
【0030】
図3a乃至図3cは,本発明の第3実施形態に係るフレキシブル回路基板の製造方法を示す工程図である。
【0031】
本発明の第3実施形態に係るフレキシブル回路基板の製造方法は,図3a乃至図3cに示すように,位置感知用ガイドホールHが設けられた第1中間銅箔Cの積層フィルム41及び第2中間銅箔Cの積層フィルム42を各々リールツーリール提供しながら単位別にパターニングすると共に,第1中間カバーレイヤフィルム51及び第2中間カバーレイヤフィルム52をリールツーリール供給しながら被せて,第1中間FPCB61及び第2中間FPCB62を各々用意し(S41),この第1中間FPCB61及び第2中間FPCB62を重なるようにリールツーリール提供しながらその上下部に位置感知用ガイドホールHが設けられた第1外郭銅箔Cの積層フィルム71及び第2外郭銅箔Cの積層フィルム72を各々リールツーリール供給すると共に,単位別に部分接着させながらビアホールVを形成した後,銅メッキを与える(S42)。
【0032】
そして,第1外郭銅箔Cの積層フィルム71及び第2外郭銅箔Cの積層フィルム72の銅箔Cを単位別にパターニングした後,オープン領域(OA)が第1外郭カバーレイヤフィルム83及び第2外郭カバーレイヤフィルム84をリールツーリール提供して第1外郭FPCB91及び第2外郭FPCB92を完成し(S43),この第1外郭FPCB91及び第2外郭FPCB92のパターンPの端部にコネクタメッキを部分的に行なってコネクタ端子CTを具現し(S44),位置感知用ガイドホールHを基準にして単位別に打抜することにより,複層からなるフレキシブル回路基板100が最終完成できることになる(S45)。
【0033】
以上,本発明の目的,構成及び作用効果を通じて分かるように,本発明は,リールツーリール方式を利用しながら位置感知用ガイドホールのセンシングによる正確な位置追跡により,パターニング位置,カバーレイヤフィルム及びカバーレイヤシートの接着位置,ビアホール位置または打抜位置などを精巧に合せて生産性及び信頼性を大きく向上させることができるようにし,かつ,銅箔積層フィルムの構成となる銅箔の横方向幅を40〜180mmに制限し,露光時に平行光を使用するようにすると共に,クロムパターンが与えられたガラスマスクを活用するようにしてファインパターン(Fine Pattern)の保障と共に,エラー率の減少,信頼性の確保,そして集積化の実現等により,フレキシブル回路基板の層数を相対的に減少できるようにすることを核心技術とし,その他の変化可能な工程及び構成は,多様な場合の数(例えば,銅箔に一列のパターンを与えることと図示しているが,2列,3列の同時パターニング過程が進行できる場合)として理解することができ,併せて,本発明の用語の中で,「〜しながら」及び「〜と共に」などは,一連の時系列的順序としてのみ理解されるものであり,本発明ではこのような変化可能な場合の数を全て含み,特許請求範囲の解釈もこれに準ずることとする。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1a】本発明の第1実施形態に係るフレキシブル回路基板の製造方法を示す工程図。
【図1b】本発明の第1実施形態に係るフレキシブル回路基板の製造方法を示す工程図。
【図2a】本発明の第2実施形態に係るフレキシブル回路基板の製造方法を示す工程図。
【図2b】本発明の第2実施形態に係るフレキシブル回路基板の製造方法を示す工程図。
【図2c】本発明の第2実施形態に係るフレキシブル回路基板の製造方法を示す工程図。
【図3a】本発明の第3実施形態に係るフレキシブル回路基板の製造方法を示す工程図。
【図3b】本発明の第3実施形態に係るフレキシブル回路基板の製造方法を示す工程図。
【図3c】本発明の第3実施形態に係るフレキシブル回路基板の製造方法を示す工程図。
【図4】本発明に係るフレキシブル回路基板の製造方法に適用されたパターニング過程を示す工程図。
【符号の説明】
【0035】
10 銅箔積層フィルム
21 カバーレイヤシート
22 カバーレイヤフィルム
30 フレキシブル回路基板
41 第1中間銅箔積層フィルム
42 第2中間銅箔積層フィルム
51 第1中間カバーレイヤフィルム
52 第2中間カバーレイヤフィルム
61 第1中間FPCB
62 第2中間FPCB
71 第1外郭銅箔積層フィルム
72 第2外郭銅箔積層フィルム
81 第1外郭カバーレイヤシート
82 第2外郭カバーレイヤシート
83 第1外郭カバーレイヤフィルム
84 第2外郭カバーレイヤフィルム
91 第1外郭FPCB
92 第2外郭FPCB
100 フレキシブル回路基板
C 銅箔
CT コネクタ端子
H 位置感知用ガイドホール
M マスク
P パターン
PR ドライフィルム
V ビアホール
【出願人】 【識別番号】506213784
【氏名又は名称】ディーケー ユーアイエル株式会社
【出願日】 平成18年6月21日(2006.6.21)
【代理人】 【識別番号】100081695
【弁理士】
【氏名又は名称】小倉 正明


【公開番号】 特開2007−5805(P2007−5805A)
【公開日】 平成19年1月11日(2007.1.11)
【出願番号】 特願2006−171777(P2006−171777)