| 【発明の名称】 |
有機発光表示装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】金 勳
【氏名】成 ウン ▲チョル▼
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| 【要約】 |
【課題】本発明の目的は、有機膜による有機発光部材の損傷を防止する有機発光表示装置を提供することにある。
【解決手段】本発明の一実施形態による有機発光表示装置は、基板、基板上に形成される第1信号線、第1信号線と交差する第2信号線、基板上に形成され、第1電圧を伝達する駆動電圧線、第1信号線及び第2信号線と接続されている第1薄膜トランジスタ、第1薄膜トランジスタ及び駆動電圧線と接続されている第2薄膜トランジスタ、第1及び第2薄膜トランジスタ上に形成される保護膜、保護膜上に形成される遮断層、遮断層上に形成され、第2薄膜トランジスタと接続されている第1電極、第2電圧の印加を受けて第1電極と対向する第2電極、第1電極と第2電極との間に形成される発光部材を備えることを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 基板と、 前記基板上に形成される第1信号線と、 前記第1信号線と交差する第2信号線と、 前記基板上に形成され、第1電圧を伝達する駆動電圧線と、 前記第1信号線及び前記第2信号線と接続される第1薄膜トランジスタと、 前記第1薄膜トランジスタ及び前記駆動電圧線と接続される第2薄膜トランジスタと、 前記第1及び第2薄膜トランジスタ上に形成される保護膜と、 前記保護膜上に形成される遮断層と、 前記遮断層上に形成され、前記第2薄膜トランジスタと接続される第1電極と、 第2電圧の印加を受けて前記第1電極と対向する第2電極と、 前記第1電極と前記第2電極との間に形成される発光部材とを備えることを特徴とする有機発光表示装置。 【請求項2】 前記遮断層は無機膜で形成されることを特徴とする請求項1に記載の有機発光表示装置。 【請求項3】 前記遮断層は無機絶縁物及び有機絶縁物からなる混合薄膜で形成されることを特徴とする請求項1に記載の有機発光表示装置。 【請求項4】 前記保護膜及び遮断層上に、さらに保護膜及び遮断層が交互に形成されることを特徴とする請求項1に記載の有機発光表示装置。 【請求項5】 前記発光部材を囲む隔壁をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の有機発光表示装置。 【請求項6】 基板と、 前記基板上に形成される第1信号線と、 前記第1信号線と交差する第2信号線と、 前記基板上に形成され、第1電圧を伝達する駆動電圧線と、 前記第1信号線及び前記第2信号線と接続されている第1薄膜トランジスタと、 前記第1薄膜トランジスタ及び前記駆動電圧線と接続されている第2薄膜トランジスタと、 前記第1及び第2薄膜トランジスタ上に形成される遮断層と、 前記遮断層上に形成され、前記第2薄膜トランジスタと接続されている第1電極と、 第2電圧の印加を受け、前記第1電極と対向する第2電極と、 前記第1電極と前記第2電極との間に形成される発光部材とを備え、前記遮断層は無機膜で形成されることを特徴とする有機発光表示装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は有機発光表示装置に関する。 【背景技術】 【0002】 最近、モニターまたはテレビなどの軽量化及び薄型化が要求されており、このような要求に応えて陰極線管(CRT)が液晶表示装置(LCD)で代替されている。 しかし、液晶表示装置は受発光素子として、別途のバックライトが必要であるだけでなく、応答速度及び視野角等において多くの問題点がある。最近、このような問題点を解決することができる表示装置として、有機発光表示装置(OLED display)が注目されている。 【0003】 有機発光表示装置は、二つの電極とその間に位置する発光層とを有し、一つの電極から注入された電子(electron)と、他の電極から注入された正孔(hole)とが、発光層で結合して励起子(exiton)を形成し、励起子がエネルギーを放出しながら発光する。 有機発光表示装置は、自己発光型であって別の光源が不要であるので、消費電力の点から有利であるとともに、応答速度、視野角、及びコントラスト比(contrastratio)にも優れている。 【特許文献1】米国特許6,771,028号明細書 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 有機発光表示装置は、薄膜トランジスタ上に平坦化のための保護膜が有機膜で形成され、保護膜上に有機発光部材が形成されている。この場合、有機膜が含有している水分によって有機発光部材が悪影響を受けることになる。そこで、本発明の目的は、有機膜による有機発光部材の損傷を防止する有機発光表示装置を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0005】 上記目的を達成するためになされた本発明1の有機発光表示装置は、基板、前記基板上に形成される第1信号線、前記第1信号線と交差する第2信号線、前記基板上に形成され、第1電圧を伝達する駆動電圧線、前記第1信号線及び前記第2信号線と接続される第1薄膜トランジスタ、前記第1薄膜トランジスタ及び前記駆動電圧線と接続される第2薄膜トランジスタ、前記第1及び第2薄膜トランジスタ上に形成される保護膜、前記保護膜上に形成される遮断層、前記遮断層上に形成され、前記第2薄膜トランジスタと接続される第1電極、第2電圧の印加を受け、前記第1電極と対向する第2電極、前記第1電極と前記第2電極との間に形成される発光部材を備えていることを特徴とする。 【0006】 有機膜からなる保護膜上に無機膜からなる遮断層を形成することによって発光部材に流入する水分を遮断することができる。 また、発明2は、発明1において、前記遮断層は無機膜で形成する。 発明3は、発明1において、 無機絶縁物及び有機絶縁物からなる混合薄膜で形成することができる。保護膜を無機膜で形成することにより、保護膜の水分含有量を最少化し、有機発光部材の寿命を向上させる。 【0007】 また、発明4は、発明1において、前記保護膜及び遮断層上に、さらに保護膜及び遮断層が交互に形成されることが望ましい。遮断層と保護膜とを交互に形成することで、発光部材に流入する水分をさらに遮断することができる。 また、発明5は、発明1において、前記発光部材を覆う隔壁をさらに有することが望ましい。 【0008】 また、本発明の一実施形態による有機発光表示装置は、基板、前記基板上に形成される第1信号線、前記第1信号線と交差する第2信号線、前記基板上に形成され、第1電圧を伝達する駆動電圧線、前記第1信号線及び前記第2信号線と接続される第1薄膜トランジスタ、前記第1薄膜トランジスタ及び前記駆動電圧線と接続される第2薄膜トランジスタ、前記第1及び第2薄膜トランジスタ上に形成される遮断層、前記遮断層上に形成され、前記第2薄膜トランジスタと接続される第1電極、第2電圧の印加を受け、前記第1電極と対向する第2電極、前記第1電極と前記第2電極との間に形成される発光部材を備えており、前記遮断層は無機膜で形成することが望ましい。保護膜を無機膜で形成することにより、保護膜の水分含有量を最少化し、有機発光部材の寿命を向上させる。 【発明の効果】 【0009】 本発明によれば、有機膜による有機発光部材の損傷を防止する有機発光表示装置を提供することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 次に、本発明に係る表示装置を実施するための最良の形態の具体例を図面を参照しながら説明する。 しかし、本発明は、多様な形態で実現することができ、ここで説明する実施形態に限定されない。 図面は、各種層及び領域を明確に表現するために、厚さを拡大して示している。明細書全体を通じて類似した部分については同一な参照符号を付けている。層、膜、領域、板などの部分が、他の部分の“上に”あるとする時、これは他の部分の“すぐ上に”ある場合に限らず、その中間に更に他の部分がある場合も含む。逆に、ある部分が他の部分の“すぐ上に”あるとする時、これは中間に他の部分がない場合を意味する。 【0011】 まず、本発明の一実施形態による有機発光表示装置について図1を用いて詳細に説明する。 図1は本発明の一実施形態による有機発光表示装置の等価回路図である。 図1に示すように、本実施形態による有機発光表示装置は、複数の信号線121、171、172と、これらに接続されほぼ行列(matrix)状に配列されている複数の画素(pixel)(PX)を有する。 【0012】 信号線は、ゲート信号(または走査信号)を伝達する複数のゲート線121、データ信号を伝達する複数のデータ線171、及び駆動電圧を伝達する複数の駆動電圧線172を含む。ゲート線121はほぼ行方向に延び、互いにほぼ平行であり、データ線171と駆動電圧線172はほぼ列方向に延び、互いにほぼ平行である。 各画素(PX)は、スイッチングトランジスタ(Qs)、駆動トランジスタ(Qd)、ストレージキャパシタ(Cst)、及び有機発光ダイオード(OLED: 1164171261851_0 light-emitting diode)(LD)を有する。 【0013】 スイッチングトランジスタ(Qs)は、制御端子、入力端子、及び出力端子を有し、制御端子はゲート線121に接続され、入力端子はデータ線171に接続され、出力端子は駆動トランジスタ(Qd)に接続されている。スイッチングトランジスタ(Qs)は、ゲート線121に印加される走査信号に応答してデータ線171に印加されるデータ信号を駆動トランジスタ(Qd)に伝達する。 【0014】 また、駆動トランジスタ(Qd)も同様に制御端子、入力端子、及び出力端子を有し、制御端子はスイッチングトランジスタ(Qs)に接続され、入力端子は駆動電圧線172に接続され、出力端子は有機発光ダイオード(LD)に接続されている。駆動トランジスタ(Qd)は、制御端子と出力端子との間にかかる電圧によってその大きさが変わる出力電流(ILD)を流す。 【0015】 キャパシタ(Cst)は、駆動トランジスタ(Qd)の制御端子と入力端子との間に接続されている。このキャパシタ(Cst)は、駆動トランジスタ(Qd)の制御端子に印加されるデータ信号を充電し、スイッチングトランジスタ(Qs)が非導通になって後にもそれを維持する。 有機発光ダイオード(LD)は、駆動トランジスタ(Qd)の出力端子に接続されているアノード(anode)と、共通電圧(Vss)に接続されているカソード(cathode)とを有する。有機発光ダイオード(LD)は、駆動トランジスタ(Qd)の出力電流(ILD)によって異なる強さで発光することによって画像を表示する。 【0016】 スイッチングトランジスタ(Qs)及び駆動トランジスタ(Qd)は、n-チャネル電界効果トランジスタ(fieldeffecttransistor、FET)である。しかし、スイッチングトランジスタ(Qs)と駆動トランジスタ(Qd)のうちの少なくとも一つは、p-チャネル電界効果トランジスタであってもよい。また、トランジスタ(Qs、Qd)、キャパシタ(Cst)、及び有機発光ダイオード(LD)の接続関係が変更されてもよい。 【0017】 次に、図1に示した有機発光表示装置の詳細構造について図2乃至図4を用いて詳細に説明する。 図2は本発明の一実施形態による有機発光表示装置の配置図であり、図3及び図4は各々図2に示す有機発光表示装置のIII-III線及びIV-IV線に沿った断面図である。 【0018】 透明なガラスまたはプラスチックなどからなる絶縁基板110上に、第1制御電極124aを含む複数のゲート線121、及び複数の第2制御電極124bを含む複数のゲート導電体が形成されている。 ゲート線121はゲート信号を伝達し、図2中、主に横方向に延びている。各ゲート線121は、他の層または外部駆動回路との接続のために面積が広い端部129を有し、第1制御電極124aはゲート線121から上方に突出するように延びている。ゲート信号を生成するゲート駆動回路(図示せず)が基板110上に集積されている場合、ゲート線121が延びてゲート駆動回路と直接接続されることができる。 【0019】 第2制御電極124bは、ゲート線121と分離され、第2制御電極124bから下方向に延びて、右側にゲート線と平行な方向に屈曲して延在し、さらにデータ線171に沿って上方に長く延びる維持電極127を含む。 ゲート導電体121、124bは、アルミニウム(Al)やアルミニウム合金などのアルミニウム系金属、銀(Ag)や銀合金などの銀系金属、銅(Cu)や銅合金などの銅系金属、モリブデン(Mo)やモリブデン合金などのモリブデン系金属、クロム(Cr)、タンタル(Ta)、及びチタニウム(Ti)などで形成できる。しかし、これらは物理的性質が異なる二つの導電膜(図示せず)を含む多重膜構造を有することも可能である。このうちの一つの導電膜は、信号遅延や電圧降下を減らすことができるように比抵抗(resistivity)の低い金属、例えば、アルミニウム系金属、銀系金属、銅系金属などで形成される。これとは異なり、もう一つの導電膜は、他の物質、特にITO(indium tin oxide)及びIZO(indium zinc oxide)との物理的、化学的、電気的接触特性に優れた物質、例えば、モリブデン系金属、クロム、チタニウム、タンタルなどで形成される。このような組み合わせの好適例としては、クロム下部膜とアルミニウム(合金)上部膜、及びアルミニウム(合金)下部膜とモリブデン(合金)上部膜がある。しかし、ゲート導電体121、124bは、この他にも種々の金属または導電体で形成することができる。 【0020】 ゲート導電体121、124bの側面は、基板110面に対して傾斜しており、その傾斜角は約30゜乃至約80゜であることが好ましい。 ゲート導電体121、124b上には、窒化ケイ素(SiNx)または酸化ケイ素(SiOx)などからなるゲート絶縁膜140が形成されている。 ゲート絶縁膜140上には、水素化非晶質シリコン(非晶質シリコンはa-Siと略称する。)または多結晶シリコン(polysilicon)などからなる複数の第1及び第2島状半導体154a、154bが形成されている。第1及び第2半導体154a、154bは、各々第1及び第2制御電極124a、124b上に位置している。 【0021】 第1及び第2半導体154a、154b上には、各々複数対の第1オーミック接触部材(ohmic contact)163a、165aと複数対の第2オーミック接触部材163b、165bが形成されている。オーミック接触部材163a、163b、165a、165bは島状であり、リンなどのn型不純物が高濃度にドーピングされているn+水素化非晶質シリコンなどの物質からなるか、シリサイド(silicide)からなることができる。第1オーミック接触部材163a、165aは、対をなして第1半導体154a上に配置されており、さらに、第2オーミック接触部材163b、165bも対をなして第2半導体154b上に配置されている。 【0022】 オーミック接触部材163a、163b、165a、165b及びゲート絶縁膜140上には、複数のデータ線171と複数の駆動電圧線172と複数の第1及び第2出力電極175a、175bを含む複数のデータ導電体が形成されている。 データ線171は、データ信号を伝達し、主に縦方向に延びてゲート線121と交差している。各データ線171は、第1制御電極124aに向かって延びている複数の第1入力電極173aと、他の層または外部駆動回路との接続のために面積の広い端部179を含む。データ信号を生成するデータ駆動回路(図示せず)が基板110上に集積されている場合、データ線171が延びてデータ駆動回路と直接接続されることができる。 【0023】 駆動電圧線172は、駆動電圧を伝達し、主に縦方向に延びてゲート線121と交差している。各駆動電圧線172は、第2制御電極124bに向かって延びている複数の第2入力電極173bを含む。駆動電圧線172は、維持電極127と重畳し、互いに接続されることができる。 第1及び第2出力電極175a、175bは互いに分離され、データ線171及び駆動電圧線172とも分離されている。第1入力電極173aと第1出力電極175aは、第1制御電極124aを中心として互いに対向し、第2入力電極173bと第2出力電極175bは、第2制御電極124bを中心として互いに対向している。 【0024】 データ導電体171、172、175a、175bは、モリブデン、クロム、タンタル、及びチタニウムなどの耐火性金属、またはこれらの合金からなることが好ましく、耐火性金属膜(図示せず)と低抵抗導電膜(図示せず)を含む多重膜構造を有することができる。多重膜構造の例としては、クロムまたはモリブデン(合金)下部膜とアルミニウム(合金)上部膜の二重膜、モリブデン(合金)下部膜とアルミニウム(合金)中間膜とモリブデン(合金)上部膜の三重膜がある。しかし、データ導電体171、172、175a、175bは、この他にも種々の金属または導電体で形成することができる。 【0025】 さらに、ゲート導電体121、124bと同様にデータ導電体171、172、175a、175bも、その側面が基板110面に対して30゜乃至80゜程度の傾斜角で傾斜していることが好ましい。 オーミック接触部材163a、163b、165a、165bは、その下の半導体154a、154bとその上のデータ導電体171、172、175a、175bとの間にのみ存在し接触抵抗を低くする。半導体154a、154bには、入力電極173a、173bと出力電極175a、175bとの間をはじめとして、データ導電体171、172、175a、175bで覆われず露出した部分がある。 【0026】 データ導電体171、172、175a、175b及び露出した半導体154a、154b部分上には、保護膜180が形成されている。保護膜180は平坦化特性を有する有機絶縁物で形成される。しかし、保護膜180は、有機膜の優れた絶縁特性を生かしつつ露出した半導体154a、154bの部分に害を及ぼさないように、下部無機膜と上部有機膜の二重膜構造を有することができる。 【0027】 保護膜180上には遮断層186が形成されている。遮断層186は、窒化ケイ素(SiNx)や酸化ケイ素(SiO2)などの無機膜で形成される。遮断層186は、有機膜からなる保護膜180で発生する水分が他の層に流出することを防止する。 また、遮断層186は、有機絶縁物及び無機絶縁物を混合した混合薄膜からなることができる。そして、水分遮断特性をさらに向上させるために、保護膜180及び遮断層186の二重構造上に、さらに保護膜及び遮断層を交互に形成してもよい。 【0028】 保護膜180及び遮断層186には、データ線171の端部179と第1及び第2出力電極175a、175bを各々露出させる複数のコンタクトホール(接触孔)182、185a、185bが形成されており、保護膜180、遮断層186とゲート絶縁膜140には、ゲート線121の端部129と第2入力電極124bを各々露出させる複数のコンタクトホール181、184が形成されている。 【0029】 遮断層186上には、複数の画素電極190、複数の接続部材85、及び複数の接触補助部材81、82が形成されている。これらはITOまたはIZOなどの透明な導電物質やアルミニウム、銀またはその合金などの反射性金属からなることができる。 画素電極190は、コンタクトホール185bを介して第2出力電極175bと物理的・電気的に接続されており、接続部材85は、コンタクトホール184、185aを介して第2制御電極124b及び第1出力電極175aと接続されている。 【0030】 接触補助部材81、82は、各々コンタクトホール181、182を介してゲート線121の端部129及びデータ線171の端部179と接続されている。接触補助部材81、82は、ゲート線121の端部129及びデータ線171の端部179と外部装置との接着性を補完し、これらを保護する。 遮断層186上には、隔壁361が形成されている。隔壁361は、画素電極190の周縁の周りを堤防(bank)のように囲んで開口部(opening)365を定義し、有機絶縁物または無機絶縁物で形成される。さらに、隔壁361は、黒色顔料を含む感光剤で形成されることができるが、この場合、隔壁361は遮光部材の役割を果たし、その形成工程が簡単である。 【0031】 隔壁361の定義する画素電極190上の開口部365内には、有機発光部材370が形成されている。有機発光部材370は、赤色、緑色、青色の三原色などの基本色のうちいずれか一つの光を固有に発光する有機物質で形成される。有機発光表示装置は、有機発光部材370が発光する基本色の色光の空間的な作用により所望の画像を表示する。 有機発光部材370は、発光する発光層(図示せず)以外に、発光層の発光効率を向上するための補助層(auxiliary layer)(図示せず)を含む多層構造を有することができる。補助層には、電子と正孔の均衡をとるための電子輸送層(図示せず)と正孔輸送層(図示せず)、電子と正孔の注入を強化するための電子注入層(図示せず)と正孔注入層(図示せず)などがある。 【0032】 この時、有機発光部材370と保護膜180との間には、遮断層186が形成されているので、有機膜からなる保護膜180で発生する水分が有機発光部材370に流入することを防止する。したがって、有機発光部材370の寿命を向上させることができる。 有機発光部材370上には、共通電極270が形成されている。共通電極270は、共通電圧(Vss)の印加を受け、カルシウム(Ca)、バリウム(Ba)、マグネシウム(Mg)、アルミニウム、銀などを含む反射性金属、またはITOまたはIZOなどの透明な導電物質で形成される。 【0033】 このような有機発光表示装置において、ゲート線121に接続されている第1制御電極124a、データ線171に接続されている第1入力電極173a、及び第1出力電極175aは、第1半導体154aと共にスイッチング薄膜トランジスタ(switching TFT)(Qs)をなし、スイッチング薄膜トランジスタ(Qs)のチャネルは、第1入力電極173aと第1出力電極175aとの間の第1半導体154aに形成される。第1出力電極175aに接続されている第2制御電極124b、駆動電圧線172に接続されている第2入力電極173b、及び画素電極190に接続されている第2出力電極175bは、第2半導体154bと共に駆動薄膜トランジスタ(driving TFT)(Qd)をなし、駆動薄膜トランジスタ(Qd)のチャネルは、第2入力電極173bと第2出力電極175bとの間の第2半導体154bに形成される。画素電極190、有機発光部材370、及び共通電極270は、有機発光ダイオード(LD)をなし、画素電極190がアノード(anode)、共通電極270がカソード(cathode)となるか、反対に画素電極190がカソード、共通電極270がアノードとなる。互いに重畳する維持電極127と駆動電圧線172は、ストレージキャパシタ(Cst)を構成する。 【0034】 このような有機発光表示装置は、基板110の上または下に光を送って画像を表示する。不透明な画素電極190と透明な共通電極270は、基板110の上方向に画像を表示するトップエミッション(top emission)方式の有機発光表示装置に適用し、透明な画素電極190と不透明な共通電極270は、基板110の下方向に画像を表示するボトムエミッション(bottom emission)方式の有機発光表示装置に適用する。 【0035】 一方、半導体154a、154bが多結晶シリコンである場合には、制御電極124a、124bと対向する真性領域(図示せず)と、その両側に位置した不純物領域(図示せず)を含む。不純物領域は、入力電極173a、173b及び出力電極175a、175bと電気的に接続され、オーミック接触部材163a、163b、165a、165bは省略することができる。 【0036】 また、制御電極124a、124bを半導体154a、154bの上においてもよく、この場合にも、ゲート絶縁膜140は半導体154a、154bと制御電極124a、124bとの間に位置する。この時、データ導電体171、172、173b、175bはゲート絶縁膜140上に位置し、ゲート絶縁膜140に開いたコンタクトホール(図示せず)を介して半導体154a、154bと電気的に接続される。これとは異なり、データ導電体171、172、173b、175bが半導体154a、154b下に位置し、その上の半導体154a、154bと電気的に接触することができる。 【0037】 一方、保護膜を平坦化特性を有する無機膜で直接形成することができる。図5及び図6には本発明の他の実施形態による有機発光表示装置の断面図であって、図2に示す有機発光表示装置のIII-III線及びIV-IV線に沿った断面図が示されている。 図5及び図6に示すように、本発明の他の実施形態による有機発光表示装置は、本発明の一実施形態による有機発光表示装置とほぼ同様であり、保護膜180が平坦化特性を有する無機膜で形成され、別途の遮断層が形成されない点で異なっている。 【0038】 このような保護膜180は、酸化ケイ素(SiO2)、酸化アルミニウム(Al2O2)などのような無機膜で形成される。また、保護膜180は、水分を吸収する性質を有する吸湿有機膜で形成することができる。 尚、本発明は、上述の実施例に限られるものではない。本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。よって、請求の範囲で定義している本発明の基本概念を利用した当業者の多様な変形及び改良形態も本発明の権利範囲に属するものである。 【図面の簡単な説明】 【0039】 【図1】本発明の一実施形態による有機発光表示装置の等価回路図である。 【図2】本発明の一実施形態による有機発光表示装置の配置図である。 【図3】図2に示す有機発光表示装置のIII-III線に沿った断面図である。 【図4】図2に示す有機発光表示装置のIV-IV線に沿った断面図である。 【図5】本発明の他の実施形態による有機発光表示装置の断面図であり、図2に示す有機発光表示装置のIII-III線に沿った断面図である。 【図6】本発明の他の実施形態による有機発光表示装置の断面図であり、図2に示す有機発光表示装置のIV-IV線に沿った断面図である。 【符号の説明】 【0040】 110…基板 121、129…ゲート線 124a…第1制御電極 124b…第2制御電極 127…維持電極 140…ゲート絶縁膜 154a…第1島状半導体 154b…第2島状半導体 163a、165a…第1オーミック接触部材 163b、165b…第2オーミック接触部材 171、179…データ線 172…駆動電圧線 173a…第1入力電極 173b…第2入力電極 175a…第1出力電極 175b…第2出力電極 175…ドレイン電極 180…保護膜 181、182、184、185a、185b…コンタクトホール 190…画素電極 270…共通電極 361…隔壁 365…開口部 370…有機発光部材 81、82…接触補助部材 85…接続部材
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| 【出願人】 |
【識別番号】390019839 【氏名又は名称】三星電子株式会社 【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
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| 【出願日】 |
平成18年11月22日(2006.11.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100094145 【弁理士】 【氏名又は名称】小野 由己男
【識別番号】100106367 【弁理士】 【氏名又は名称】稲積 朋子
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| 【公開番号】 |
特開2007−149673(P2007−149673A) |
| 【公開日】 |
平成19年6月14日(2007.6.14) |
| 【出願番号】 |
特願2006−315517(P2006−315517) |
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