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【発明の名称】 接続装置
【発明者】 【氏名】吉田 岳司

【氏名】佐名川 佳治

【要約】 【課題】従来に比べて相手側部材の突起状の接続端子の突出高さのばらつきに起因した破損が起こりにくい接続装置を提供する。

【解決手段】接続装置であるコネクタAは、相手側部材たる相手側コネクタの複数の突起状の接続端子それぞれに対応する各部位に接続端子が挿入される挿入部11aが設けられたベース部11と、ベース部11の各挿入部11a内に設けられてベース部11に支持され各挿入部11a内それぞれにおいて接続端子を挟む2つの板ばね部12と、ベース部11における相手側コネクタとの対向面側で挿入部11a内の各板ばね部12と挿入部11aの周部とに跨って積層された導電層からなり接続端子に弾接するコンタクト部13とを備えている。ベース部11の各挿入部11a内に設けられた2つの板ばね部12は、接続端子の挿入方向に交差する方向に撓み可能となっている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
相手側部材の複数の突起状の接続端子それぞれに対応する各部位に接続端子が挿入される挿入部が設けられたベース部と、ベース部の各挿入部内に設けられてベース部に支持され接続端子の挿入方向に交差する方向に撓み可能であり各挿入部内それぞれにおいて接続端子を挟む複数の板ばね部とを備えてなることを特徴とする接続装置。
【請求項2】
前記板ばね部は、前記ベース部に連結される両端部における幅寸法が中央部における幅寸法に比べて大きく設定されてなることを特徴とする請求項1記載の接続装置。
【請求項3】
前記板ばね部は、前記ベース部に連結される両端部における厚み寸法が中央部における厚み寸法に比べて大きく設定されてなることを特徴とする請求項1または請求項2記載の接続装置。
【請求項4】
前記ベース部と前記板ばね部とは、半導体基板を用いて一体に形成されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の接続装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、接続装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
携帯機器などの小型化、薄型化、高性能化に伴って、携帯機器の器体内で2つの回路基板間(例えば、フレキシブル基板とプリント基板との間)を電気的に接続する接続装置としてのコネクタに対して、小型化、薄型化、相手側部材である相手側コネクタの複数の接続端子を各別に接続するコンタクトの数の増大、コンタクトの配列ピッチの狭ピッチ化などが望まれており、コンタクトの配列ピッチを0.5mmとしたコネクタが提供されている。なお、この種のコネクタでは、コンタクトの狭ピッチ化に伴い、配列ピッチの高精度化だけでなく、隣り合うコンタクト間の間隔の高精度化も必要となっている。
【0003】
また、近年、BGA(Ball Grid Array)やCSP(Chip Size Package)などの相手側部材において2次元アレイ状に配列された球状の接続端子それぞれと各別に接続される複数のコンタクト部を有する接続装置として、図9に示すように、複数のスパイラル状のコンタクト部102をガラスエポキシ製の絶縁基板からなるベース部101の一表面側において2次元アレイ状に配列した構成のものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。ここにおいて、コンタクト部102は、銅およびニッケルにより形成されている。また、ベース部101には、当該ベース部101の厚み方向へのコンタクト部102の変位を可能とするための貫通孔101bが貫設されている。なお、上記特許文献1では、相手側部材の接続端子の配列ピッチを0.4mmとした場合に、ベース部101の厚みを1mm程度、貫通孔101bの内径を0.3mm程度とすることが記載されている。
【特許文献1】特開2002−175859号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、図9に示した構成の接続装置では、コンタクト部102がベース部101の厚み方向へ変位可能であって、コンタクト部102のばね力によって所望の接圧を確保するようになっているが、スパイラル状のコンタクト部102の一端部がベース部101の上記一表面側において貫通孔101bの周縁に形成された円環状のフレーム部103に連続一体に連結される一方で他端部が自由端となっており、相手側部材との接続時にコンタクト部102の上記一端部付近に応力が集中するので、球状の接続端子のような突起状の接続端子の突出高さのばらつきに起因して、変位量の大きなコンタクト部102が破断されやすかった。
【0005】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、従来に比べて相手側部材の突起状の接続端子の突出高さのばらつきに起因した破損が起こりにくい接続装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の発明は、相手側部材の複数の突起状の接続端子それぞれに対応する各部位に接続端子が挿入される挿入部が設けられたベース部と、ベース部の各挿入部内に設けられてベース部に支持され接続端子の挿入方向に交差する方向に撓み可能であり各挿入部内それぞれにおいて接続端子を挟む複数の板ばね部とを備えてなることを特徴とする。
【0007】
この発明によれば、ベース部の各挿入部内では相手側部材の突起状の接続端子の挿入方向に交差する方向に撓み可能な複数の板ばね部により接続端子を挟むので、相手側部材の突起状の接続端子の突出高さのばらつきに比べて各板ばね部の変位量のばらつきを低減でき、相手側部材の突起状の接続端子の突出高さのばらつきに起因した板ばね部の破断が起こりにくいから、従来に比べて相手側部材の突起状の接続端子の突出高さのばらつきに起因した破損が起こりにくくなる。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記板ばね部は、前記ベース部に連結される両端部における幅寸法が中央部における幅寸法に比べて大きく設定されてなることを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、前記板ばね部が応力の集中する両端部付近で破断されるのをより確実に防止することができる。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記板ばね部は、前記ベース部に連結される両端部における厚み寸法が中央部における厚み寸法に比べて大きく設定されてなることを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、前記板ばね部が応力の集中する両端部付近で破断されるのをより確実に防止することができる。
【0012】
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、前記ベース部と前記板ばね部とは、半導体基板を用いて一体に形成されてなることを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、一般的な半導体微細加工プロセスにより前記ベース部の挿入部および前記各板ばね部を形成することができるので、従来に比べて薄型化、小型化、狭ピッチ化が可能になる。
【発明の効果】
【0014】
請求項1の発明では、従来に比べて相手側部材の突起状の接続端子の突出高さのばらつきに起因した破損が起こりにくくなるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
(実施形態1)
本実施形態では、接続装置として、回路基板間の電気的接続に利用可能なコネクタを例示する。
【0016】
図1に示した本実施形態のコネクタAは、図2に示すようにプリント基板30に実装され、図3に示すようにフレキシブル基板40に実装された相手側部材たるコネクタ(以下、相手側コネクタと称す)Bと電気的に接続される。
【0017】
ここにおいて、相手側コネクタBは、第1のシリコン基板からなる第1の半導体基板を用いて形成した矩形板状のコネクタボディ21と、コネクタボディ21の一表面上に所定の配列ピッチ(例えば、500μm)でマトリクス状(2次元アレイ状)に配列された複数(例えば、100個)の突起状(ここでは、球状)の接続端子23とを備えており、コネクタボディ21の上記一表面上で各接続端子23それぞれに接続された金属配線24がコネクタボディ21の厚み方向に貫設した貫通配線(図示せず)を介してフレキシブル基板40の導体パターン(図示せず)と電気的に接続可能となっている。
【0018】
コネクタAは、相手側コネクタBの各接続端子23それぞれに対応する各部位に接続端子23が挿入される矩形状の挿入部11aが設けられたベース部11と、ベース部11の各挿入部11a内に設けられてベース部11に支持され各挿入部11a内それぞれにおいて接続端子23を挟む複数の板ばね部12と、ベース部11における相手側コネクタBとの対向面である一表面側(図1(b)における上面側)で挿入部11a内の各板ばね部12の表面と挿入部11aの周部の表面とに跨って積層された導電層(例えば、金属膜など)からなり各板ばね部12に積層されている部位が接続端子23に弾接するコンタクト部13(なお、コンタクト部13となる上記導電層は図1(b)に示すように各板ばね部12の両側面にも積層されている)とを備えている。要するに、相手側コネクタBの複数の接続端子23とコネクタAの複数のコンタクト部13とは一対一で対応している。
【0019】
ここで、ベース部11の各挿入部11a内に設けられた2つの板ばね部12は、両端部がベース部11の挿入部11aの内周面に連続一体に連結されており、接続端子23の挿入方向(図1(b)における下方向)に交差する方向(ベース部11の上記一表面に沿った面内方向であって、図1(b)では左右方向)に撓み可能となっている。また、各挿入部11a内ごとに2つずつ設けられた板ばね部12は、挿入部11a内で平行に配置されており、挿入部11a内で対向配置された2つの板ばね部12間に挿入された接続端子23と当該接続端子23に接触するコンタクト部13とが両板ばね部12のばね力によって弾接可能となるように、挿入部11a内で対向する2つの板ばね部12間の距離を接続端子23の外形寸法よりも短く設定してある。また、各板ばね部12は、撓み方向に沿った厚み方向(図1(b)における左右方向)の寸法を、厚み方向に直交する幅方向(図1(b)における上下方向)の寸法に比べて小さく設定してあり、幅方向の寸法をベース部11の厚み方向(図1(b)における上下方向)の寸法に比べて小さく設定してある。なお、本実施形態における各挿入部11aは、ベース11の厚み方向の両面(図1(b)における上面および下面)が開放されているが、少なくとも相手側コネクタBとの対向面である一表面(図1(b)における上面)が開放されていればよい。
【0020】
また、本実施形態では、コネクタAにおけるベース部11と各板ばね部12とが、第2のシリコン基板からなる第2の半導体基板10(図5(a)参照)を用いて形成されており、コンタクト部13を板ばね部12に積層された導電層により構成してあるが、第2の半導体基板10における板ばね部12の形成部位に不純物をドーピングすることで板ばね部12に導電性を付与して、導電性が付与された板ばね部12と当該板ばね部12に積層された導電層とでコンタクト部13を構成するようにしてもよい。
【0021】
また、コネクタAは、コンタクト部13のうちベース部11の上記一表面で挿入部11aの周部の全周に亘って形成された部位が、ベース部11の厚み方向に貫設された貫通配線16を介してベース部11の他表面(図1(b)における下面)の外部接続電極17と電気的に接続されており、図4に示すように各外部接続電極17それぞれが半田ボール18を介してプリント基板30の導体パターン33と電気的に接続可能となっている。なお、コンタクト部13と貫通配線16との間に両者を電気的に接続する配線(金属配線、拡散層配線など)を介在させてもよいことは勿論である。
【0022】
コネクタAの各コンタクト部13それぞれに相手側コネクタBの各接続端子23を電気的に接続する際には、図4(a)に示すように、プリント基板30に実装したコネクタAとフレキシブル基板40に実装した相手側コネクタBとを対向させてから、図4(b)に示すように、コネクタAに相手側コネクタBを近づければよい。ここにおいて、コネクタAは各挿入部11a内で並設された2つの板ばね部12が接続端子23の挿入方向に交差する方向へ撓むことができるので、各挿入部11aごとに2つの板ばね部12が相手側コネクタBの突起状の接続端子23を挟むように変形するから、球状の接続端子23の突出高さなどのばらつきや接続端子23の傾きなどを許容することができるとともに、所望の接圧を満足することが可能となる。なお、コネクタAと相手側コネクタBとの電気的接続状態を維持するためのロック機構は、例えば、プリント基板30およびフレキシブル基板40を収納する機器(例えば、携帯機器など)の器体や、各基板30,40に設ければよいが、各コネクタA,Bに設けてもよい。
【0023】
以下、コネクタAの製造方法について図5を参照しながら簡単に説明する。
【0024】
まず、第2の半導体基板10の裏面側(図5(a)における下面側)の全面にシリコン酸化膜からなる絶縁膜51を形成した後、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を利用して、絶縁膜51のうちベース部11に対応する部位が残り且つ各挿入部11aそれぞれに対応する部位および各貫通配線16用のスルーホールに対応する部位が除去されるように絶縁膜51をパターニングすることによって、図5(a)に示す構造を得る。
【0025】
その後、パターニングされた絶縁膜51をマスクとして、第2の半導体基板10を裏面側から所定深さ(第2の半導体基板10において板ばね部12に対応する部位の厚みが板ばね部12の幅寸法になる深さ)までエッチングして各挿入部11aの一部となる凹所11bおよび各スルーホールそれぞれの一部となる有底孔(図示せず)を形成することによって、図5(b)に示す構造を得る。ここにおいて、凹所11bおよび有底孔を形成するエッチングに際しては、垂直深掘が可能なドライエッチング装置(例えば、誘導結合プラズマ型のドライエッチング装置など)を用いることにより、アルカリ系溶液を用いた異方性エッチングを行う場合に比べて、凹所11bの配列ピッチを短縮することができ、ベース部11の平面サイズの小型化を図れる。
【0026】
上述のように第2の半導体基板10に複数の凹所11bおよび複数の有底孔を形成した後、第2の半導体基板10の裏面側の絶縁膜51を除去してから、第2の半導体基板10の主表面側(図5(b)における上面側)の全面にシリコン酸化膜からなる絶縁膜52を形成し、続いて、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を利用して、絶縁膜52のうちベース部11および各板ばね部12それぞれに対応する部位が残り且つ各スルーホールそれぞれに対応する部位が除去されるように絶縁膜52をパターニングすることによって、図5(c)に示す構造を得る。
【0027】
次に、パターニングされた絶縁膜52をマスクとして、第2の半導体基板10を主表面側からエッチングして各挿入部11aおよび各板ばね部12および各スルーホールを形成することによって、図5(d)に示す構造を得る。なお、このエッチングの際には、垂直深掘が可能なドライエッチング装置(例えば、誘導結合プラズマ型のドライエッチング装置など)を用いる。
【0028】
その後、第2の半導体基板10の主表面側の絶縁膜52をエッチング除去することで図5(e)に示す構造を得てから、第2の半導体基板10の主表面側にメタルマスクを用いて各コンタクト部13を形成することによって、図5(f)に示す構造を得る。その後は、貫通配線16を形成し、第2の半導体基板10の裏面側に外部接続電極17を形成してから、第2の半導体基板10をダイシング工程により個々のチップ(コネクタA)に分離すればよい。
【0029】
以上説明した本実施形態のコネクタAは、ベース部11の各挿入部11a内では相手側部材たる相手側コネクタBの突起状の接続端子23の挿入方向に交差する方向に撓み可能な2つの板ばね部12により接続端子23を挟むので、相手側コネクタBのコネクタボディ21におけるベース部11との対向面からの接続端子23の突出高さのばらつきに比べて各板ばね部12の変位量のばらつきを低減でき、相手側コネクタBの突起状の接続端子23の突出高さのばらつきに起因した板ばね部12の破断が起こりにくくなり、従来に比べて相手側部材の突起状の接続端子の突出高さのばらつきに起因した破損が起こりにくくなる。
【0030】
ところで、図9に示した構成の接続装置では、ベース部101の基礎となる絶縁基板に貫通孔101bを形成する工程において、ドリル加工により各貫通孔101bを個別に形成しているので、貫通孔101bの配列ピッチおよび貫通孔101b間の間隔それぞれの高精度化が難しいとともに、貫通孔101bのより一層の狭ピッチ化が難しく、接続装置全体としてのより一層の小型化が難しかった。また、図9に示した構成の接続装置では、ベース部101とコンタクト部102とが互いに異なる材料により形成されているので、ベース部101の貫通孔101bとコンタクト部102との位置合わせ精度の関係からも、貫通孔101bおよびコンタクト部102の狭ピッチ化が難しく、接続装置全体のより一層の小型化が難しかった。
【0031】
これに対して、本実施形態のコネクタAでは、ベース部11の各挿入部11a内に設けられる各2つずつの板ばね部12が、ベース部11とともに第2の半導体基板10を用いてベース部11と一体に形成されており、一般的な半導体微細加工プロセスによりベース部11の各挿入部11aおよび各板ばね部12を形成することができるので、従来に比べて薄型化、小型化、狭ピッチ化が可能になる。ここにおいて、本実施形態のコネクタAでは、シリコンにより形成された板ばね部12のばね力によって接続端子23とコンタクト部13との所望の接圧を確保することができるので、図9に示した従来例のように銅膜とニッケル膜とを積層した金属膜からなるコンタクト部102のみのばね力によって接圧を確保する構造に比べて、接続端子23とコンタクト部13との接圧を高めることができる。なお、ニッケルはヤング率が204GPa、破断強度が58MPaであるのに対して、シリコンはヤング率が169GPa、破断強度が2000MPaであり、本実施形態のコネクタAの方が従来例に比べて、接圧を確保するための構造部が破壊されにくい。
【0032】
(実施形態2)
本実施形態において接続装置として例示するコネクタAの基本構成は実施形態1と略同じであって、実施形態1ではベース部11の各挿入部11a内において2つの板ばね部12が平行配置されていたのに対して、図6に示すように、ベース部11の各挿入部11a内に3つの板ばね部12がベース部11の厚み方向に直交する面内で当該3つの板ばね部12より正三角形の領域を囲むように配置されており、接続端子23が3つの板ばね部12により囲まれた領域に挿入されることで各板ばね部12の中央部が正三角形の領域の中心から離れる向きへ撓むようになっている点が相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0033】
しかして、本実施形態のコネクタAでは、実施形態1に比べて、各接続端子23を挟む板ばね部12の数が増えるので、相手側部材たる相手側コネクタBの突起状の接続端子23とコンタクト部13との接触面積を大きくすることができ、接続端子23とコンタクト部13との接触抵抗を低減することができる。
【0034】
(実施形態3)
本実施形態において接続装置として例示するコネクタAの基本構成は実施形態1と略同じであって、図7に示すように、各板ばね部12においてベース部11に連続一体に連結される両端部(つまり、長手方向の両端部)における幅寸法(図7(c)の左右方向の寸法)が中央部における幅寸法に比べて大きく設定されている点が相違する。ここにおいて、各板ばね部12の長手方向(図7(a)における上下方向)の両端部は、ベース部11に近づくにつれて幅寸法が徐々に大きくなっている。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0035】
しかして、本実施形態のコネクタAでは、実施形態1のように板ばね部12の幅寸法が一定である場合に比べて、板ばね部12が応力の集中する両端部付近で破断されるのをより確実に防止することができる。なお、実施形態2における各板ばね部12を本実施形態における板ばね部12と同様の形状に形成してもよい。
【0036】
(実施形態4)
本実施形態において接続装置として例示するコネクタAの基本構成は実施形態1と略同じであって、図8に示すように、各板ばね部12においてベース部11に連続一体に連結される両端部(つまり、長手方向の両端部)における厚み寸法(図8(a)の左右方向の寸法)が中央部における厚み寸法に比べて大きく設定されている点が相違する。ここにおいて、各板ばね部12の長手方向(図8(a)における上下方向)の両端部は、ベース部11に近づくにつれて厚み寸法が徐々に大きくなっている。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0037】
しかして、本実施形態のコネクタAでは、実施形態1のように板ばね部12の厚み寸法が一定である場合に比べて、板ばね部12が応力の集中する両端部付近で破断されるのをより確実に防止することができる。なお、実施形態1〜3における各板ばね部12を本実施形態における板ばね部12と同様に厚みを変化させた形状に形成してもよい。
【0038】
上記各実施形態では、接続装置として、回路基板間の電気的な接続に用いるコネクタAを例示したが、接続装置は、回路基板間の電気的な接続に用いるコネクタに限定するものではなく、接続装置の相手側部材も相手側コネクタBに限らず、例えば、BGAやCSPやベアチップなどでもよい。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】実施形態1におけるコネクタを示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のC−C’概略断面図である。
【図2】同上におけるコネクタを示し、(a)はプリント基板に表面実装した状態の概略斜視図、(b)は(a)の要部拡大図である。
【図3】同上における相手側コネクタを示し、(a)はフレキシブル基板に表面実装した状態の概略斜視図、(b)は(a)の要部拡大図である。
【図4】同上の動作説明図である。
【図5】同上におけるコネクタの製造方法を説明するための主要工程断面図である。
【図6】実施形態2におけるコネクタを示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のC−C’概略断面図である。
【図7】実施形態3におけるコネクタを示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のC−C’概略断面図、(c)は(a)のD−D’概略断面図である。
【図8】実施形態4におけるコネクタを示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のC−C’概略断面図である。
【図9】従来例を示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のC−C’断面図である。
【符号の説明】
【0040】
A コネクタ
11 ベース部
11a 挿入部
12 板ばね部
13 コンタクト部
16 貫通配線
17 外部接続電極
【出願人】 【識別番号】000005832
【氏名又は名称】松下電工株式会社
【出願日】 平成17年6月27日(2005.6.27)
【代理人】 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清

【識別番号】100085604
【弁理士】
【氏名又は名称】森 厚夫


【公開番号】 特開2007−5250(P2007−5250A)
【公開日】 平成19年1月11日(2007.1.11)
【出願番号】 特願2005−187238(P2005−187238)