| 【発明の名称】 |
エンジンオイル交換用作業器 |
| 【発明者】 |
【氏名】石塚 久雄
|
| 【要約】 |
【課題】エンジンオイルの交換を迅速かつ円滑に行うことができる作業器を用意し、廃油切りを確実に行うとともに抜き取った廃油の質や色を確認することによって、混入する金属粉末の量を把握してエンジンの現在状態を確認し、車種に適合するエンジンオイルの交換を行うことを目的とする。
【解決手段】移動可能な台板1の左右前後両側部に立設した管脚2,2,2,2の中間前後部間に架設した左右支板4,4間に円環枠5を枢着6し、この円環枠の一方の枢着部にハンドル7を連設して回動し得るようにし、前記一方の支板の一部に枠杆8を設け、台板上に載置する廃油トレー11の内面部を白色に形成し、左右両側部の管脚の上側部は傾斜腕部12,12と水平腕部13,13に形成し、この左右水平腕部間に設置した函体15にオイル切り網部16及び工具載置部を設け、後側部左右の管脚下側部間には載置するオイル罐のオイル品質表示看板18を設けて成る。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 オイル罐を登載する移動可能な作業器であり、この作業台には廃油トレー、ジョッキ、タオル、クリーナーを収納し、作業台一部に交換オイルの品質表示板を設けて成ることを特徴とするエンジンオイル交換用作業器。 【請求項2】 移動可能な台板の左右前後両側部に立設した管脚の中間前後部間に架設した左右支板間にオイル罐を載置する円環枠を枢着し、この円環枠の一方の枢着部にハンドルを連設して回動し得るようにし、前記一方の支板の一部にジョッキを掛止める枠杆を設け、前記台板上に載置する廃油トレーの内面部を白色に形成し、前記左右両側部の管脚の上側部は傾斜腕部及び水平腕部に延長して形成し、この左右の水平腕部の後端部間に把持杆を設け、前記左右水平腕部間に設置した函体にオイル切り網部及び工具載置部を設け、前記後側部左右の管脚の下側部間には載置する前記オイル罐のオイル品質表示をした看板を設けて成ることを特徴とするエンジンオイル交換用作業器。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、エンジンオイル交換用作業器に関するものである。 【背景技術】 【0002】 自動車等において使用されるエンジンオイルを古いものから新しいものに交換するための作業機器については従来、次のようなものが公知となっている。 【0003】 【特許文献1】特開平6−48494号公報 【特許文献2】特許第3410274号公報 【特許文献3】登録実用新案第3001903号公報 【0004】 しかし、これらの機器はいずれも、交換するエンジンオイルの品質を表示して顧客が運転する自動車の種類等によって使用するオイルを使い分ける等の対応がなされているものではなかったし、大重量のオイル罐から適量の交換オイルをジョッキに移す作業の厳しさを改善するようなものではなかった。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 そこで、本発明は、旧新エンジンオイルの交換を常に迅速かつ円滑に行うことができる作業器を用意し、廃油切りを確実に行うとともに抜き取った廃油の状態を、廃油の質や色を確認することによって、混入する金属粉末の量や状況を確実に把握し、エンジンの現在状態を確認し、各車種に適合する規格のエンジンオイルの交換を確実に行うことを目的とするものである。 【課題を解決するための手段】 【0006】 本発明は、オイル罐を登載する移動可能な作業器であり、この作業器には廃油トレー、ジョッキ、タオル、クリーナーを収納し、作業器一部に交換オイルの品質表示板を設けて成るものである。 【0007】 さらに本発明は、移動可能な台板の左右前後両側部に立設した管脚の中間前後部間に架設した左右支板間にオイル罐を載置する円環枠を枢着し、この円環枠の一方の枢着部にハンドルを連設して回動し得るようにし、前記一方の支板の一部にジョッキを掛止める枠杆を設け、前記台板上に載置する廃油トレーの内面部を白色に形成し、前記左右両側部の管脚の上側部は傾斜腕部と水平腕部に延長して形成し、この左右の水平腕部の後端部間に把持杆を架設し、前記左右水平腕部間に設置した函体にオイル切り網部及び工具載置部を設け、前記後側部左右の管脚の下側部間には載置する前記オイル罐のオイル品質表示をした看板を設けて成るものである。 【発明の効果】 【0008】 第1に、車種によって異なるエンジンオイルの粘度指数において、対寒性が最強、中強、小強と分かれているオイルを、本作業器の一側面に設置している看板の表示を見ることによって、顧客も作業員も容易に選択し、常に最適なエンジンオイルを使用することができるようになる。 【0009】 第2に、作業員は、本作業器に用意してある前記交換オイルの重量あるオイル罐を、ハンドルを持って回動してジョッキに適量移した後にエンジンに注入するものであるから、オイル交換の作業を迅速かつ安楽に行うことができる。 【0010】 第3に、用済みのエンジンオイルを白色にしたトレー内に流すことによって、廃油の質や色を容易に確認することができるから、廃油に混入している金属粉末の種類を確実に識別することができ、廃油の状態を確認することによりエンジンの状態をよく判断することができるから、必要に応じてエンジンの洗浄を遅滞なく行うことができる。また、エンジンフィルターの交換を直に行うことができる。 【0011】 第4に、エンジンから取外したオイルドレンコックやオイルエレメントを必ず函体上のオイル切り網部上に逆様状態に置くから、これらの紛失を防止することができるとともに廃油切りを確実に行うことができる。 【0012】 第5に、ペーパータオルやクリーナーを作業器の一部に用意しておく構造であるから、作業員の労力を軽減し、作業効率を良好に高めることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0013】 自動車整備工場等においては、各種品質の異なるエンジン用交換オイルのオイル罐を、SAE規格を表示した看板を設置した各作業器の円環枠部にそれぞれ載置しておくから、常時、数台の異種オイル罐を登載した作業器を用意する。 【0014】 作業員は顧客の車種を見て、その車種に適合する規格のエンジンオイルを勧め、旧オイルを抜き取った後、ハンドルを作動してオイル罐を回動し、新オイルをジョッキに注入する。 【0015】 この間、エンジン中のオイルドレンコックやオイルエレメントを作業器の函体上のオイル切り網部に逆様状態に置き、油切りを行う。 【0016】 また、前記廃油トレー内のオイル状態を見て混入金属粉末等を識別し、必要に応じてエンジン全体の洗浄やフィルターの交換を行う。 【実施例】 【0017】 1は台板で、この台板は左右前後両側部に立設した管脚2,2,2,2の下端部を固定しかつその下端にキャスター3,3,3,3を設けている。 【0018】 4,4は左右の管脚2,2の前後部間に架設した支板で、この支板間には円環枠5を枢着6,6する。この円環枠5の一方の枢着6部にはハンドル7を連設し、作業者はハンドルを把持作動して円環枠5を回動する。前記円環枠にはオイル罐aを載置しておく。 【0019】 8は前記ハンドル7が枢着する支板4の一部に設けた枠杆で、この枠杆にはジョッキbを逆様状態にして掛止めしておく。 【0020】 9は前記ハンドル7やジョッキ枠杆8の設置側の管脚2の下端部に設けた受け板で、この受け板のやや上方部の管脚2に小枠杆10を設け、この小枠杆と受け板との間にはクリーナーcを載置する。 【0021】 11は前記台板1上に常時載置しておく廃油トレーで、この廃油トレーの内面部11'は白色に彩色して成る。 【0022】 前記前面左右両側部の管脚2,2の上側部は、傾斜腕部12,12に成るとともに延長して水平腕部13,13に成り、この水平腕部の後側部は前記後側左右両側の脚管2,2の上端部に連結し、さらに後側方に延長した後端部間には把持杆14を架設する。 【0023】 15は前記左右水平腕部13,13間に設置した函体で、この函体の一角部にはオイル切り網部16を設け、ここにオイルドレンコックやオイルエレメントdを逆様状態に置き、その内部に付着した廃油切りを行う。前記函体15の他部分には作業工具等を載置しておく。 【0024】 17,17は前記函体15下方位置の前記後側部左右の管脚2,2に設けたペーパータオル・ホルダー受け部で、この両受け部間にはペーパータオル・ホルダーeを掛止めする。 【0025】 18は前記後側部左右の管脚2,2の下側部間に設置する任意の看板で、使用するエンジンオイルの品質種類や商標などを表示している。整備工場等においては、規格の異なるエンジンオイルのオイル罐aを本作業器に登載して必要数用意し、車種にそれぞれ適合するオイルを使用し、顧客の需要に応えることができるようにする。 【図面の簡単な説明】 【0026】 【図1】全体の右側正斜視図 【図2】全体の左側正斜視図 【図3】全体の右側背斜視図 【図4】全体の右側面図 【図5】全体の平面図 【図6】要部の斜視図 【符号の説明】 【0027】 1 台板 2,2,2,2 管脚 3,3,3,3 キャスター 4,4 支板 5 円環枠 6,6 枢着部 7 ハンドル 8 枠杆 9 受け板 10 小枠杆 11 廃油トレー 11' 廃油トレーの内面部 12,12 傾斜腕部 13,13 水平腕部 14 把持杆 15 函体 16 オイル切り網部 17,17 ペーパータオル・ホルダー受け部 18 表示看板
|
| 【出願人】 |
【識別番号】505328661 【氏名又は名称】石塚 久雄
|
| 【出願日】 |
平成17年8月31日(2005.8.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100063819 【弁理士】 【氏名又は名称】牛木 理一
|
| 【公開番号】 |
特開2007−64351(P2007−64351A) |
| 【公開日】 |
平成19年3月15日(2007.3.15) |
| 【出願番号】 |
特願2005−250950(P2005−250950) |
|