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【発明の名称】 |
軒樋 |
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【氏名】高木 慎一 【氏名】唐田 昭雄 |
【課題】上部前壁部からの雨水を受けて、凹溝の水抜き孔から軒樋内への排水性に優れた軒樋を提供することにある。
【解決手段】前壁と、後壁と、この両者の下辺を接続する底板で形成され、前壁部の中腹部にその内方へ凹ませた凹溝を設け、凹溝に軒樋内へ貫通した水抜き孔6を配設し、水抜き孔6にガイド片7を設けた軒樋である。さらに、ガイド片7が、下方に傾斜していることが好ましい。又、ガイド片7が、軒樋の長手方向になるように設けられている。又、ガイド片の傾斜角が、凹溝の底面に対して30度から60度である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 前壁と、後壁と、この両者の下辺を接続する底板で形成され、前壁部の中腹部にその内方へ凹ませた凹溝を設け、凹溝に軒樋内へ貫通した水抜き孔を配設し、水抜き孔にガイド片を設けた軒樋。 【請求項2】 ガイド片が、下方に傾斜した請求項1記載の軒樋。 【請求項3】 ガイド片が、軒樋の長手方向になるように設けられた請求項1又は2に記載の軒樋。 【請求項4】 ガイド片の傾斜角が、凹溝の底面に対して30度から60度である請求項1乃至3のいずれか一項に記載の軒樋。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、建物の軒先に取り付けられて、屋根上の雨水を受ける軒樋に関するものである。 【背景技術】 【0002】 近年、軒樋と屋根の軒先との一体感を出して外観をよくするため、前壁を高くし、前壁の上部の上部前壁部を上部に行くに従って後壁側に行くように傾く傾斜面とした軒樋において、前壁部に外面から内方に凹没する凹溝を有する軒樋が提供されている(例えば特許文献1)。又、凹溝に集まった雨水を軒樋内に排水するために、凹溝に水抜き孔を配設した軒樋が提供されている(例えば特許文献2)。 【特許文献1】特開平9−88262号公報 【特許文献2】実開平3−086933号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 本発明は、上部前壁部からの雨水を受けて、凹溝の水抜き孔から軒樋内への排水性に優れた軒樋を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0004】 本発明者は、課題を解決するために鋭意検討した結果、水抜き孔から速やかに軒樋内に排水するには、水抜き孔に下方に傾斜するガイド片を設けることが重要な要因であることを見出し、本発明を完成した。 【0005】 本発明は、前壁2と、後壁3と、この両者の下辺を接続する底板4で形成され、前壁2部の中腹部にその内方へ凹ませた凹溝5を設け、凹溝5に軒樋内10へ貫通した水抜き孔6を配設し、水抜き孔6にガイド片7を設けた軒樋1である。さらに、ガイド片7が、下方に傾斜していることが好ましい。又、ガイド片7が、軒樋1の長手方向になるように設けられている。又、ガイド片7の傾斜角71が、凹溝5の底面51に対して30度から60度である。 【発明の効果】 【0006】 本発明によれば、上部前壁部からの雨水を受けて、凹溝の水抜き孔から軒樋内への排水性が向上する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0007】 図1は、本発明の一例を示す軒樋の概略断面図である。図2は、本発明の一例を示す軒樋の概略斜視図である。図3は、水抜き孔6に配設されたガイド片7を示し、端部の中央部に位置した状態の説明図である。図4は、従来例に係わる軒樋の水抜き孔の状態の説明図である。 【0008】 本発明の軒樋1の材質は、屋外に使われるプラスチック建材として従来公知の樹脂を適宜選択でき、特に限定するわけではないが、例えば、硬質塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、AES樹脂(アクリロニトリル・エチレン−プロピレンゴム・スチレン樹脂)等の熱可塑性樹脂やこれらの混合物を含むものを使用できる。 【0009】 軒樋1は、前壁2と、後壁3と、この両者の下辺を接続する底板4で縦断面略U字に形成された図1、図2に示すような断面形状である。前壁2は、上部前壁部21と下部前壁部22とで形成されており、下部前壁部22は上部に行く程前方に行くように傾斜しており、上部前壁部21は上部に行く程後方に行くように傾斜している。又、下部前壁部22の中腹部にはその内方へ凹ませた凹溝5が設けられ、凹溝5の底面51は軒樋設置時にほぼ水平となるように形成され、さらに、凹溝4の下側の開口縁には、上方へ延びる突起8が設けられている。 【0010】 凹溝5の底面51側に、軒樋1内へ貫通した水抜き孔6が配設してある。水抜き孔6の形状は、例えば円形、楕円形、角長形がある。好ましくは、軒樋の長手方向に沿う楕円形、角長形がよい。突起8の上縁と凹溝5の前面開口上縁との間に前上方へ開口して雨水が流入するに最小限の隙間9が形成されていて、凹溝5及びその内部の水抜き孔6が外方から見えにくいように体裁良く隠されている。 【0011】 水抜き孔6の端部には、図3に示すような下方に傾斜したガイド片7が設けてある。従来は、図4に示すようにガイド片7がないために、雨水が水抜き孔6の全周から集まり水抜き孔6付近が水膜で覆われ、水抜き孔6からスムーズに軒樋内10に雨水が流れていかなかった。水抜き孔6の端部にガイド片7を設けることにより、水膜を形成せずスムーズに水抜き孔6から軒樋内10に排水できる。 【0012】 ガイド片7は、水抜き孔6の端部に全周に亘って必ず設ける必要がなく、少なくとも、水抜き孔6の端部に軒樋1の長手方向になるようにガイド片7を設けるだけでもよい。さらに、水抜き孔7の端部の両側に必ず設ける必要がなく、少なくとも一方の端部に設けるだけでもよい。又、ガイド片7は、ガイド片7が下方に傾斜していれば端部の中央部に位置する、あるいは端部の隅部に位置したものであっても良い。 【0013】 ガイド片7の傾斜角71は、凹溝5の底面51に対して、30度から60度であるのが好ましい。傾斜角71が30度より少ないと、水抜き孔6付近が水膜で覆われる場合がある。一方、傾斜角71が60度を超えると、軒樋内10へ排水をスムーズにするためのガイド片7の役割をしない場合がある。 【0014】 本発明は、このような構成をとることによって、軒樋1の前壁2の上部前壁部21に降った雨水が、凹溝5の水抜き孔6から下方に傾斜するガイド片7を経て、雨水が凹溝5に滞留することなく速やかに軒樋内10へと流下案内されるものである。 【図面の簡単な説明】 【0015】 【図1】本発明の一例を示す軒樋の概略断面図である。 【図2】同上の軒樋の概略斜視図である。 【図3】同上の軒樋の水抜き孔に配設されたガイド片を示し、端部の中央部に位置した状態の説明図である。 【図4】従来例に係わる軒樋の水抜き孔の状態の説明図である。 【符号の説明】 【0016】 1 軒樋 2 前壁 21 上部前壁部 22 下部前壁部 3 後壁 4 底板 5 凹溝 51 底面 6 水抜き孔 7 ガイド片 71 傾斜角 8 突起 9 隙間 10 軒樋内
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003296 【氏名又は名称】電気化学工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成17年7月29日(2005.7.29) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2007−32204(P2007−32204A) |
| 【公開日】 |
平成19年2月8日(2007.2.8) |
| 【出願番号】 |
特願2005−220633(P2005−220633) |
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