| 【発明の名称】 |
スチームアイロン |
| 【発明者】 |
【氏名】八木 豊彦
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| 【要約】 |
【課題】スチーム量を増やしても水漏れせず、しわ伸ばしを効率よく仕上げることができるスチームアイロンを実現する。
【解決手段】サーミスタ3をベース1のヒータ2近傍に取り付けるとともに、気化室6はサーミスタ3を両側から囲むように形成したもので、スチーム時、温度低下する気化室の温度を両側で受感し、より素早く検知するようになり、ベース1を適正な温度に制御してアイロンかけ面から外部への漏水を防止できるのである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ヒータによって加熱されるベースと、このベースに形成した気化室と、前記ベースの温度を検知するサーミスタと、前記サーミスタの検知信号によって前記ベースの温度を制御する温度制御手段を備え、前記サーミスタを前記ベースの前記ヒータ近傍に取り付けるとともに、前記気化室は前記サーミスタを両側から囲むように形成したスチームアイロン。 【請求項2】 気化室のサーミスタを両側から囲むように形成した部分の底面は、前記気化室の他の部分の底面より低く形成した請求項1記載のスチームアイロン。 【請求項3】 気化室のサーミスタを両側から囲むように形成した部分の少なくとも一方は、気化室の最後方部に形成した請求項1または2記載のスチームアイロン。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、衣類等のしわ伸ばしに用いられるスチームアイロンに関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、この種のスチームアイロンは、温度を検知するサーミスタをヒータと気化室の近傍に取り付けている(例えば、特許文献1参照)。 【0003】 これは、アイロンの温度制御において温度を検知するサーミスタの取付位置について説明すると、ドライ時はヒータからの熱を素早く受感できるヒータ近傍が最適であり、スチームアイロンとして使用する場合は、水漏れしない温度を維持するために、気化室近傍が望ましいためである。 【特許文献1】特開昭58−112599号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、このような従来の構成では、温度低下する気化室の熱受感の応答がいまだ不十分で、近年、増量スチームで仕上がり効果を高めたアイロンなどでは特に水漏れしやすいという課題があった。 【0005】 本発明は、前記従来の課題を解決するもので、スチーム量を増やしても、水漏れしにくいスチームアイロンを提供することを目的としたものである。 【課題を解決するための手段】 【0006】 前記従来の課題を解決するために、本発明のスチームアイロンは、ヒータによって加熱されるベースと、このベースに形成した気化室と、前記ベースの温度を検知するサーミスタと、前記サーミスタの検知信号によって前記ベースの温度を制御する温度制御手段を備え、前記サーミスタを前記ベースの前記ヒータ近傍に取り付けるとともに、前記気化室は前記サーミスタを両側から囲むように形成したもので、スチーム時、温度低下する気化室の温度を両側で受感し、より素早く検知するようになり、ベースの温度を適正な温度に制御してアイロンかけ面から外部への漏水を防止できるのである。 【発明の効果】 【0007】 本発明は、スチーム量を増やしても水漏れせず、しわ伸ばしを効率よく仕上げることができるスチームアイロンを実現することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 第1の発明は、ヒータによって加熱されるベースと、このベースに形成した気化室と、前記ベースの温度を検知するサーミスタと、前記サーミスタの検知信号によって前記ベースの温度を制御する温度制御手段を備え、前記サーミスタを前記ベースの前記ヒータ近傍に取り付けるとともに、前記気化室は前記サーミスタを両側から囲むように形成したもので、スチーム時に温度低下する気化室の温度を素早く検知し、ベースの温度を最適な温度に回復制御することができる。 【0009】 第2の発明は、上記第1の発明において、気化室のサーミスタを両側から囲むように形成した部分の底面は、前記気化室の他の部分の底面より低く形成したもので、スチーム時、気化室内に溜まる熱水は最も低い底面に集まり、サーミスタ周辺の気化室温度を一層冷却し、その分、素早く適正なベースの温度制御をおこなうことができる。 【0010】 第3の発明は、上記第1または第2の発明において、気化室のサーミスタを両側から囲むように形成した部分の少なくとも一方は、気化室の最後方部に形成したもので、アイロンを垂直にしてスチームを噴出した場合、気化室内に溜まる熱水は最後方部に集まり、サーミスタ周辺の気化室温度を一層冷却し、その分、素早く適正なベースの温度制御をおこなうことができる。 【0011】 以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。 【0012】 (実施の形態1) 図1は本発明の第1の実施の形態におけるスチームアイロンのベースの平面図、図2は同スチームアイロンの要部断面図である。 【0013】 図1、図2において、1はヒータ2により加熱されるベースで略U字状のヒータ2が埋設されている。3はベース1の温度を検知するサーミスタでヒータ2近傍に取付けられ、ハンドル4内部に収納した温度制御手段である温度制御基板5に電気接続されている。6はスチームを発生させるための気化室である。 【0014】 7は気化室6に供給する水を貯える水タンク、8は外部操作によって水タンク7の水を気化室3への供給、停止を切り換えるスチームダイヤルである。9は多量の水を気化室6へ供給して増量スチームを発生させるポンプ装置で、その操作ボタン10は水タンク7の上部に配置され、また、水の吸い込み口11はシリコン製のホース12を水タンク7後方に延設して構成されている。 【0015】 ここで、気化室6は、後方の一部をサーミスタ3を両側から挟み囲むように後方に膨出させて形成するとともに、サーミスタ3を挟み囲む気化室部は気化室6後方部に位置し、かつその気化室底面6aは他の部分の気化室底面6bより低く設けている。 【0016】 そして、気化室6のサーミスタ3を両側から挟み囲むように後方に膨出させて形成した部分は、ベース1の外寄りのヒータ2に近い側をヒータ2のほぼ真上に位置させるとともに、ベース1の内寄りの部分よりも後方へ延ばした形状としてある。そして、サーミスタ3は、気化室6の外寄りの後方膨出部とは反対側、すなわちサーミスタ3自身より内側でベース1に取り付けてある。 【0017】 また、気化室6のサーミスタ3を両側から挟み囲むように後方に膨出させて形成した部分同士の間の外壁面は、サーミスタ3の先端に当接または近接させて位置させてある。 【0018】 以上のように構成されたスチームアイロンの作用、動作について、以下に説明する。まず、通常のスチームアイロンかけについて説明すると、スチームダイヤル8を操作して水タンク7内の水を気化室3に供給され、供給された水は気化室6内で順次熱水、蒸気となり、ベース1のかけ面に設けられたスチーム穴から外部に噴出される。 【0019】 このとき、気化室6の底面は熱を奪われて温度低下し、気化室6内に発生した熱水は気化室底面の低い所、すなわちサーミスタ3の取付け部周辺の気化室底面6aに集まり、サーミスタをより効果的に冷却する。また、サーミスタ3の両側は気化室6壁面に挟まれていることから、サーミスタ3を一層冷却することができるので、その分素早く温度検知し、適正な温度に回復するように温度制御することができる。その結果として、水漏れしにくくなるのである。 【0020】 さらに、サーミスタ3は、その内側でベース1に取り付けるようにしたので、気化室6の外寄りの後方膨出部を大きく後方に延出させることができ、かつ、サーミスタ3をその内側に近接させて配置することが容易となるので、サーミスタ3による気化室6の温度低下の検知をより素早くすることができる。 【0021】 次に、衣類例えば上着などをハンガーに吊るした状態でアイロンかけする場合について説明する。アイロンを垂直に立てた状態でポンプ装置9の操作ボタン10を操作すると水タンク7内の水は吸い込み口11よりポンプ装置9を介して気化室6内に多量の水が供給される。供給された水は瞬時に気化し、外部に噴出され、多量のスチームで衣類に、風合いをもたらす。 【0022】 このとき、気化室6内に発生する熱水は気化室6後方に移動し集まる。サーミスタ3はベース1の最後方部に位置させ、しかもその両側を囲むように気化室6の最後方部を後方に膨出させて形成してあるので、気化室6の後方部に取り付けてあるサーミスタ3を素早く冷却し、以下通常のスチームアイロンかけの場合と同様に作用して、ベース1の温度を適正な温度に回復するように温度制御することができる。 【産業上の利用可能性】 【0023】 以上のように、本発明にかかるスチームアイロンは、スチーム量を増やしても、水漏れしにくいスチームアイロンを提供するもので、家庭用、業務用のスチームアイロンに広く適用できる。 【図面の簡単な説明】 【0024】 【図1】本発明の実施の形態1におけるスチームアイロンのベースの平面図 【図2】同スチームアイロンの要部断面図 【符号の説明】 【0025】 1 ベース 2 ヒータ 3 サーミスタ 5 温度制御基板(温度制御手段) 6 気化室 7 水タンク
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成17年10月11日(2005.10.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄
【識別番号】100109667 【弁理士】 【氏名又は名称】内藤 浩樹
【識別番号】100109151 【弁理士】 【氏名又は名称】永野 大介
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| 【公開番号】 |
特開2007−105092(P2007−105092A) |
| 【公開日】 |
平成19年4月26日(2007.4.26) |
| 【出願番号】 |
特願2005−296291(P2005−296291) |
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