| 【発明の名称】 |
クレーン用吊り上げ装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】草野 健治
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| 【要約】 |
【課題】天井の低い作業場や倉庫内でも長尺の吊り上げ物を容易に吊り上げて搬送することができるクレーン用吊り上げ装置を提供する。
【解決手段】横長のフレーム11の上部中央に、クレーンのジブ4のワイヤー5に取付けたフック6を掛ける、フック取付け部12を形成すると共に、前記フレーム11の長手方向に沿って間隔をおいて2個の巻き取りドラム13A、13Bを回転自在に軸支し、この巻き取りドラム13A、13Bのフランジ18にラチェット機構21を取付けると共に、スリング2の一端を丸太1に巻き付けて、他端を巻き取りドラム13A、13Bに連結する引っ掛け部17を設けて、左右のスリング2の長さを、それぞれの巻き取りドラム13A、13Bで調整して丸太1をほぼ水平に吊り上げられるように構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 横長のフレームの上部中央に、クレーンのワイヤーに取付けたフックを掛ける、フック取付け部を形成すると共に、前記フレームの長手方向に沿って間隔をおいて2個の巻き取りドラムを回転自在に軸支し、この巻き取りドラムのフランジにラチェット機構を取付けると共に、ワイヤまたはスリングの一端を吊り上げ物に巻き付けて、他端を巻き取りドラムに連結する引っ掛け部を設けて、左右のワイヤーまたはスリングの長さを、それぞれの巻き取りドラムで調整して吊り上げ物をほぼ水平に吊り上げるようにしたことを特徴とするクレーン用吊り上げ装置。 【請求項2】 横長のフレームを上下が開口した枠状に形成し、この内側に間隔をおいて2個の巻き取りドラムを回転自在に軸支したことを特徴とするクレーン用吊り上げ装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、長尺の吊り上げ物を安定して吊り上げるクレーン用吊り上げ装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 一般に、重量物はクレーンにより吊り上げているが、移動式のジブクレーンでは例えば図4に示すように、吊り上げ物として丸太1を吊り上げて搬送する場合、丸太1の中間部分の2か所にスリング2を巻き付けて、その一方の輪3に他方の輪3を通して、これをジブ4の先端から垂下させたワイヤー5の下端に取付けたフック6に引っ掛けて吊り上げていた。 【0003】 しかしながら、スリング2を丸太1の中間部分の2か所に巻き付けて、これらの上部を合わせて1つのフック6に掛けるのでバランスを取るのが難しく、丸太1が大きく傾いてしまうことがある。このように丸太1が大きく傾くと、ジブ4を長く伸ばして、角度を大きくしないと床面から持ち上げることができず、屋外で吊り上げる場合には差し支えないが、天井の低い作業場や倉庫内で吊り上げる場合、ジブ4の先端が天井に当ってしまう問題がある。このため、丸太1をほぼ水平に保持できるようにスリング2の巻き付け位置を修正する必要があり、作業性が悪い問題があった。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 本発明は上記問題を改善し、天井の低い作業場や倉庫内でも長尺の吊り上げ物を容易に吊り上げて搬送することができるクレーン用吊り上げ装置を提供するものである。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明の請求項1記載のクレーン用吊り上げ装置は、横長のフレームの上部中央に、クレーンのワイヤーに取付けたフックを掛ける、フック取付け部を形成すると共に、前記フレームの長手方向に沿って間隔をおいて2個の巻き取りドラムを回転自在に軸支し、この巻き取りドラムのフランジにラチェット機構を取付けると共に、ワイヤーまたはスリングの一端を吊り上げ物に巻き付けて、他端を巻き取りドラムに連結する引っ掛け部を設けて、左右のワイヤーまたはスリングの長さを、それぞれの巻き取りドラムで調整して吊り上げ物をほぼ水平に吊り上げるようにしたことを特徴とするものである。 【0006】 本発明の請求項2記載のクレーン用吊り上げ装置は、横長のフレームを上下が開口した枠状に形成し、この内側に間隔をおいて2個の巻き取りドラムを回転自在に軸支したことを特徴とするものである。 【発明の効果】 【0007】 本発明に係る請求項1記載のクレーン用吊り上げ装置によれば、ラチェット機構を取付けた2個の巻き取りドラムに、吊り上げ物の中間部分の2カ所に巻きつけたワイヤーまたはスリングの一端を取付け、その巻き取り長さを調整することにより長尺の吊り上げ物を、ほぼ水平に吊りあげることができるので、ジブを少し上昇させるだけで吊り上げ物が床面から離れ、天井の低い作業場や倉庫内でも長尺の吊り上げ物を容易に吊り上げて搬送することができる。 【0008】 また請求項2記載のクレーン用吊り上げ装置によれば、横長のフレームを上下が開口した枠状に形成し、この内側に間隔をおいて2個の巻き取りドラムを回転自在に軸支したので、装置の重心バランスが取れ、安定して吊り上げることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0009】 以下本発明の実施の一形態を図1および図2を参照して詳細に説明する。図において10はクレーン用吊り上げ装置を示すもので、これは上下が開口した横長の枠状フレーム11の上部中央に、ジブ4の先端から垂下したワイヤー5の下端に取付けたフック6を掛けるフック取付け部12が設けられている。また枠状フレーム11の長手方向に沿って間隔をおいて2個の巻き取りドラム13A、13Bが軸14に回転自在に軸支されている。巻き取りドラム13A、13Bの胴部16にはスリング2の一端に設けた輪3を引っ掛けて連結する引っ掛け部17が形成されている。 【0010】 また巻き取りドラム13A、13Bを構成する片側のフランジ18には爪車19が形成されている。またこの爪車19に噛合する爪部20が、枠状フレーム11の上部左右にそれぞれ回動自在に取付けられ、この爪車19と爪部20で一方向に回転するラチェット機構21が形成されている。この場合、巻き取りドラム13A、13Bのラチェット機構21は、互いに逆方向に回転するように取付けられている。 【0011】 上記構成のクレーン用吊り上げ装置10で図2に示すように、長い丸太1を吊り上げて搬送する場合、先ずジブ4の先端から垂下したワイヤー5を下げてきて、この下端に取付けたフック6をクレーン用吊り上げ装置10のフック取付け部12に引っ掛けてから、ワイヤー5を巻上げて丸太1の上方にクレーン用吊り上げ装置10を吊り下げる。 【0012】 次いで丸太1の中間部分の2か所にスリング2を巻き付けて、そのスリング2の一方の輪3に他方の輪3を通して、この輪3をそれぞれの巻き取りドラム13A、13Bの胴部16に形成した引っ掛け部17に引っ掛けて矢印方向に回転させて、丸太1がほぼ水平になるようにする。 【0013】 この後、ワイヤー5をクレーンの巻上げ装置により巻上げていくと、クレーン用吊り上げ装置10が引き上げられ、巻き取りドラム13A、13Bはラチェット機構21により逆方向の回転が阻止されているので、2本のスリング2、2で吊り上げられた丸太1は、バランスが取れてほぼ水平の状態で吊り上げられる。このためジブ4を少し上昇させるだけで丸太1が床面から離れるので、天井の低い作業場や倉庫内でも容易に吊り上げて搬送することができる。また搬送が終わったら、爪部20を上げて巻き取りドラム13A、13Bを逆回転させてスリング2を繰り出し、最後に引っ掛け部17からスリング2の輪3を取り外す。 【0014】 図3は本発明の異なる他の実施の形態を示すもので、フレーム11を1枚の厚い鋼板22を立てた状態で形成し、この上部中央にフック6を掛けるフック取付け部12が設けられている。またフレーム11の一方の側面には、その長手方向に沿って間隔をおいて2個の巻き取りドラム13A、13Bが軸14に回転自在に軸支されている。この巻き取りドラム13A、13Bを構成する片側のフランジ18に爪車19が形成されている。 【0015】 またこの爪車19に噛合する爪部20が、フレーム11の側面の左右にそれぞれ回動自在に取付けられ、この爪車19と爪部20で一方向に回転するラチェット機構21が形成されている。また巻き取りドラム13A、13Bの爪車19を形成した片側のフランジ18の内側面には、ワイヤー23の一端に設けた輪3を引っ掛けて連結する丸棒状の引っ掛け部17が突設されている。 【0016】 上記構成のクレーン用吊り上げ装置10で、長い丸太1を吊り上げて搬送する場合、丸太1の中間部分の2か所にワイヤー23を巻き付けて、そのワイヤー23の一方の輪3に他方の輪3を通して、この輪3をそれぞれの巻き取りドラム13A、13Bのフランジ18に突設した丸棒状の引っ掛け部17に引っ掛けて矢印方向に回転させて、ほぼ水平に調整することにより、丸太1を安定して吊り上げることができる。 【産業上の利用可能性】 【0017】 なお上記説明では長尺の丸太を吊りあげて搬送する場合について示したが、鋼材などの長尺物の吊り上げに効果的である。また長尺物に限らず、ボックス状のものでも安定して吊りあげることができる。 【図面の簡単な説明】 【0018】 【図1】本発明の実施の一形態によるクレーン用吊り上げ装置の斜視図である。 【図2】図1のクレーン用吊り上げ装置で丸太を吊り上げている状態を示す断面図である。 【図3】本発明の他の実施の形態によるクレーン用吊り上げ装置で、丸太を吊り上げている状態を示す断面図である。 【図4】従来のジブクレーンで丸太を吊り上げている状態を示す側面図である。 【符号の説明】 【0019】 1 丸太 2 スリング 3 輪 4 ジブ 5 ワイヤー 6 フック 10 クレーン用吊り上げ装置 11 フレーム 12 フック取付け部 13A、13B 巻き取りドラム 14 軸 16 胴部 17 引っ掛け部 18 フランジ 19 爪車 20 爪部 21 ラチェット機構 22 鋼板 23 ワイヤー
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| 【出願人】 |
【識別番号】591031511 【氏名又は名称】草野 健治
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| 【出願日】 |
平成17年6月28日(2005.6.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077883 【弁理士】 【氏名又は名称】吉川 勝郎
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| 【公開番号】 |
特開2007−8606(P2007−8606A) |
| 【公開日】 |
平成19年1月18日(2007.1.18) |
| 【出願番号】 |
特願2005−188363(P2005−188363) |
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