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【発明の名称】 小物回収容器
【発明者】 【氏名】鳥飼 真

【要約】 【課題】使用済みのホッチキス針等の磁石に吸引される性質を有する金属製の小物をまとめて廃棄するにあたり、回収容器が転倒した場合などに回収した小物が飛び散ることがなく、また、回収物をまとめて廃棄することが容易な小物回収容器を提供する。

【解決手段】廃棄用収容箱1は、ホッチキス針等の金属製の小物を投入するための開口部を有する内箱2と、内箱2を出し入れ可能に収容する外箱3と、外箱3に取付けられたマグネット4とを備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
磁石に吸引される性質を有する金属製の小物をまとめて廃棄すべく回収するための小物回収容器であって、
前記金属製の小物を投入するための開口部を有する内側の容器と、
前記内側の容器を出し入れ可能に収容する外側の容器と、
前記外側の容器に取付けられた磁石と、
を備えることを特徴とする小物回収容器。

【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、小物回収容器に関し、特に、不要になったホッチキス針やクリップ等の金属製の小物をまとめて廃棄すべく収容するための小物回収容器に関する。
【背景技術】
【0002】
使用済みのホッチキス針は、ホッチキス針はゴミ箱等に廃棄されることが多いが、ホッチキス針を捨てるために作業を中断してゴミ箱まで行くことは非常に煩わしい。
【0003】
そこで、例えば特許文献1には、箱型形状の収容箱本体の上部にホッチキス針等を落下させるための落下穴を設けた凹部を設け、さらに、落下穴の直下には引出し自在な廃棄収容引出しを設けたホッチキス針・クリップの廃棄収容箱が開示されている。この廃棄収容箱によれば、拾ったホッチキス針を凹部に投入することで、ホッチキス針を落下穴より廃棄収容引出しに落下させ、廃棄収容引出し内に溜めてから廃棄することができ、廃棄作業の負担を軽減できる。
【0004】
また、特許文献2には、後端に針の抜取爪を有するホッチキスの後端に、抜取爪を覆うように不要なホッチキス針の収容箱を着脱可能に取付け、その収容箱の内面に磁石を装着し、磁石に不要なホッチキス針を吸着してまとめて捨てることができる不要針収容箱付きホッチキスが開示されている。
【特許文献1】実公平9−9942号報
【特許文献2】特開平8−216053号報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のホッチキス針の小物回収容器では、小物回収容器が転倒した際などに廃棄収容引出しが飛び出してしまい、ホッチキス針が散乱するおそれがある。ホッチキス針は小さく薄い形状であり一度飛散してしまうと、発見するのが困難であり不必要な労力を費やしたり、回収するために時間を浪費したりしてしまう。
【0006】
また、特許文献2に記載の不要針収容箱付きホッチキスでは、不要ホッチキス針収容箱の磁石にホッチキス針が直接付着しており、ホッチキス針を廃棄する際、付着したホッチキス針を一つ一つ手作業で磁石から離して回収しなければならないため、廃棄作業に手間と時間がかってしまう。
【0007】
そこで、本発明は、使用済みのホッチキス針等の金属製の小物を回収して廃棄するにあたり、回収容器が転倒した場合などに回収した小物が飛び散ることがなく、また、回収物をまとめて廃棄することが容易な小物回収容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の小物回収容器は、磁石に吸引される性質を有する金属製の小物をまとめて廃棄する小物回収容器であって、前記小物を投入するための開口部を有する内側の容器と、前記内側の容器を出し入れ可能に収容する外側の容器と、前記外側の容器に取付けられた磁石と、を備えることを特徴とする。
【0009】
上記の小物回収容器によれば、小物回収容器が転倒した場合にも、ホッチキス針等の鉄製の小物は内側の容器を介して磁石に吸引されているため、飛散することがない。また、廃棄作業を行う場合にも、内側の容器を取り出せば、磁石の吸引力が働かなくなるため容易に廃棄することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の小物回収容器によれば、回収されたホッチキス針等の金属製の小物は、外側の容器に設けられた磁石に吸引されるため、小物回収容器が転倒などしても金属製の小物が散乱することない。また、金属製の小物を廃棄する場合には内側の容器を取り出せば、磁石の吸引力が作用しなくなるため容易に金属製の小物を廃棄することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の小物回収容器の一実施形態について図面に基づき説明する。本実施形態では廃棄の対象である金属製の小物の一例としてホッチキス針を用いて説明する。図1は、本実施形態の小物回収容器1の斜視図である。同図に示すように、本実施形態の小物回収容器1は、内側の容器としての内箱2と、外側の容器としての外箱3と、外箱3の外面に取付けられた磁石としてのマグネット4とから構成されている。外箱3は上面が開口された直方体箱形の箱であり、側面及び底面の外面あるいは内面には薄い平板形状のマグネット4が取り付けられている。内箱2は、外箱3に比べてわずかに小さい直方体箱形の箱であり、外箱3の内部に隙間なく収容することができるとともに、外箱3から容易に取り出すことができるようになっている。また、内箱2の上面の中心付近には、廃棄の対象となるホッチキス針を投入するための開口部5が設けられている。
【0012】
図2は、本実施形態の小物回収容器1を使用する状況を示す断面図である。小物回収容器1は、例えば作業机の上などのホッチキスを多用する場所に置き、図2に示すように、内箱2を外箱3の内部に収容した状態で使用する。作業中に使用済みのホッチキス針6が生じた場合に、ホッチキス針6を内箱2の上面に設けられた開口部5より内部に投入する。内箱2の内部に投入されたホッチキス針6は外箱3に備えられたマグネット4の磁力により吸引され、マグネット4近傍の内箱2の内面に張り付く。
【0013】
上記の構成により、ホッチキス針6が大量に貯まった状態の小物回収容器1を不注意にも転倒または落下してしまった場合でも、ホッチキス針6は内箱2を介してマグネット4に吸引されているため、外部に飛散することがない。したがって、小物回収容器1によれば、作業中に小物回収容器1を転倒させてしまったとしても、いちいち作業を中断してホッチキス針6を回収する必要がなくなる。
【0014】
また、小物回収容器1は内部にホッチキス針6が貯まった際の廃棄作業も容易に行うことができる。すなわち、ホッチキス針6等を廃棄する場合は、図3に示すように、外箱3から内箱2を取り出せばよい。図3は外箱3から内箱2を取り出した様子を示す斜視図である。小物回収容器1が二重構造となっており、内箱2を取り外せばマグネット4の吸引力が働かなくなるため、容易にホッチキス針6を回収することができる。ホッチキス針6は薄く小さいため、マグネット4に付着したホッチキス針6を一つ一つ手作業で回収するのは非常に煩わしい作業であるが、小物回収容器1を用いればこのような煩雑な作業を行う必要がない。このため、小物回収容器1によれば、廃棄作業の時間を節約することができるため効率よく作業を行うことができる。
【0015】
なお、本実施形態では廃棄の対象をホッチキス針6としたが、これに限定されず、例えばクリップや画鋲や釘等の磁石に付着する不要な小物は全て廃棄の対象とすることができる。また、小物回収容器1の形状も本実施形態の直方体形状に限定されず、外箱3の内部に内箱2が隙間なく収容でき、廃棄時に内箱2を容易に取り出すことができればよく、例えば、円柱形状や多角柱形状等の形状や、その他の意匠的に優れた形状としてもよい。また、内箱2は外箱3から容易に取り出すことができればよく、外箱3の側面や底面を開口させ、そこから取り出す構成としてもよく取り出す方向は限定されない。さらに、金属製の小物を投入する開口部は上部に限らず側面に設けてもよく、その場合は内箱2の開口部に対応する位置に外箱3にも開口部を設ければよい。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】小物回収容器の斜視図である。
【図2】小物回収容器の使用状況を示す断面図である。
【図3】外箱から内箱を取り出した様子を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0017】
1 小物回収容器
2 内箱
3 外箱
4 マグネット
5 開口部
6 ホッチキス針
【出願人】 【識別番号】000211307
【氏名又は名称】中国電力株式会社
【出願日】 平成17年6月29日(2005.6.29)
【代理人】 【識別番号】110000176
【氏名又は名称】一色国際特許業務法人


【公開番号】 特開2007−8643(P2007−8643A)
【公開日】 平成19年1月18日(2007.1.18)
【出願番号】 特願2005−190411(P2005−190411)