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【発明の名称】 |
針金綴機 |
| 【発明者】 |
【氏名】堀 孝和 【氏名】加芝 正幸 |
【課題】針金綴じ機のステッチャヘッドへ針金が送られていることを確実に検出すること。
【解決手段】巻取りリール4の針金11を、バネ板ガイド5を経て内部に引き込み所定の長さに切断し、切断してステッチャヘッド2の先端に供給された所定長さの針金の両端部を下向けに折り曲げ、ステッチャヘッドとクリンチャとの間に位置決めされた用紙束を前記ステッチャヘッドとクリンチャとの挟圧により下向けに折り曲げられた針金を突き通してその両端部を内側折り曲げて綴じる針金綴機において、前記バネ板ガイド5の近傍位置に前記バネ板ガイド5の位置を検出する検出器12を設け、針金の引き込みによるバネ板ガイド5の撓みを検出し、この検出でステッチャヘッド2へ針金送りが正常であるか否かを判断する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 巻取りリールに巻回された針金を、バネ板ガイドを経て内部に引き込み所定の長さに切断し、切断して供給された所定長さの針金の両端部を下向けに折り曲げるステッチャヘッドと前記ステッチャヘッドと対向して配置され、下向けに折り曲げられた針金の両端を内側に折り曲げるクリンチャとを有し、前記ステッチャヘッドと前記クリンチャとの間に位置決めされた用紙束を前記ステッチャヘッドと前記クリンチャとの挟圧により下向けに折り曲げられた針金の端部を突き通し、突き通した針金の両端部を内側折り曲げて綴じる針金綴機において、前記ステッチャヘッドの前記バネ板ガイドの近傍位置に前記バネ板ガイドの位置を検出する検出器を設けたことを特徴とする針金綴機。 【請求項2】 検出器は、バネ板ガイドの所定の撓みに応じて旋回する旋回式取付け金具に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の針金綴機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、針金を所定の長さに切断し、切断した所定長さの針金を折り曲げて用紙束を綴じる針金綴機、詳しくはステッチャヘッドへの針金送りの検出に関するものである。 【背景技術】 【0002】 丁合いされた用紙束を針金綴機に送って針金綴じすることは普通に行なわれている。図7はこのような針金綴じ製本装置の一例の概略の構成を示す図で、この図7において、1は丁合機、2は針金綴機のステッチャヘッド、3は針金綴機のクリンチャ、4は針金リール、5はバネ板針金ガイド、6は折り機の折りナイフ、7は折り機の2個一対の折りローラ、8は断裁機の断裁刃、9は送り出しローラ、10a、10bは受け取り台である。丁合機1により丁合いされた用紙束(図示なし)は、針金綴機に搬送され、用紙束の中央部がステッチャヘッド2の先端に位置するように位置決めされる。 【0003】 位置決め終了後、予め針金リール4からバネ板針金ガイド5を経て引き込んだ針金を所定の長さに切断し、切断した所定長さの針金をステッチャヘッド2の先端部に供給されており、その針金の両端部をステッチャヘッド2で下方に折り曲げながらクリンチャ3へ下降し、その下降で折り曲げた針金の両端部を用紙束に突き通し、突き通った針金の両端部をクリンチャ3で内側に折り曲げてその用紙束を綴じる。綴じ後、その用紙束は折り機に送られ、針金綴じ位置と折りナイフ6の位置を合わせて位置決めされる。位置決め後、折りナイフ6を駆動し針金綴じ位置を突き上げて2個一対の折りローラ間に押し込んで用紙束を折り曲げて断裁機に送る。断裁機に送られた折り曲げ後の用紙束は、断裁する位置と断裁刃8の位置を合わせて位置決めされる。位置決め後、断裁刃8を駆動し断裁する位置、すなわち綴じた用紙束の小口部を切り揃え、送り出しローラ9へ送り受け取り台10aまたは10bへ排出する。 【0004】 以上のように構成される針金綴じ製本装置では、針金の送り失敗などで針金綴機のステッチャヘッド2が駆動しても用紙束を正常に綴じない場合がある。この場合、正常に針金綴じない用紙束も正常に針金綴じしたものとして排出され、綴じられていない不良品が次々排出されることとなる。これを避けるために、ステッチャヘッドに送る針金を検出し、検出しない場合には綴じ機を停止するようにしている。 【特許文献1】特開2005−74866号公報 【特許文献2】実開平3−15164号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかし、ステッチャヘッドに送る針金の検出では、リールからステッチャヘッドへ送られる針金がなくなった場合は検出できるが、針金が詰まりあるいは絡まって針金が停止している場合も針金を検出するので、針金綴じ機は、綴じ動作を継続して次々不良品を排出してしまうと言った問題、場合によっては針金綴じ機を破損してしまうと言った問題があった。 【0006】 本発明が解決しようとする課題は、針金綴じ機のステッチャヘッドへ針金が送られていることを確実に検出するようにし、斯かる問題を解消する点にある。 【課題を解決するための手段】 【0007】 本発明は、巻取りリールに巻回された針金を、バネ板ガイドを経て内部に引き込み所定の長さに切断し、切断して供給された所定長さの針金の両端部を下向けに折り曲げるステッチャヘッドと前記ステッチャヘッドと対向して配置され、下向けに折り曲げられた針金の両端を内側に折り曲げるクリンチャとを有し、前記ステッチャヘッドと前記クリンチャとの間に位置決めされた用紙束を前記ステッチャヘッドと前記クリンチャとの挟圧により下向けに折り曲げられた針金の端部を突き通し、突き通した針金の両端部を内側折り曲げて綴じる針金綴機において、前記バネ板ガイドの近傍位置に前記バネ板ガイドの位置を検出する検出器を設けたことを特徴とする。 【発明の効果】 【0008】 本発明では、針金綴じ機が針金を引き込む度にバネ板ガイドが揺動し、その揺動を検出器が検出するので、リールからステッチャへ送られる針金がなくなった場合や針金が詰まりあるいは絡まって停止した場合も検出することができ、綴じなしの不良品を排出することや針金綴じ機の破損を防止することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0009】 針金綴じ機のステッチャヘッドへ針金が送られていることを確実に検出するようにする目的を、針金綴機が引き込む針金をガイドするバネ板ガイドの位置を検出する検出器を設けること、すなわち針金綴機が針金を引き込む度に揺動するバネ板ガイドの位置変動を、検出器の位置を基準にして検出することにより実現した。以下、本発明の実施例について図1〜図6を参照して説明する。 【実施例1】 【0010】 図1および図2は本発明の一実施例に係る針金綴じ機の針金引込み部の構成を示す図である。なお、図7に示す針金綴じ製本装置と同一部分および対応する部分には同一の符号を付している。図1において、2はステッチャヘッド、2aは針金挿通パイプ、11は針金、12は近接センサなどからなる検出器、13は検出器12の取付金具、14は針金リール4の固定金具である。 【0011】 バネ板針金ガイド5と検出器12は、金具13によりステッチャヘッド2に固定されており、検出器12はバネ板針金ガイド5の板面と対向している。針金11を巻回した針金リール4は、針金綴じ機の機台に固定金具14により回転自在に固定されている。バネ板針金ガイド5の先端部は針金リール4から引き出す針金11の方向に向けて湾曲しており、針金リール4から引き出された針金11は、バネ板針金ガイド5に沿って針金挿通パイプ2aに挿入される。針金綴じ機は針金挿通パイプ2aに挿通された針金を1回の綴じに要する長さ分、バネ板ガイド5を経て内部に引き込み所定の長さに切断し、切断した所定長さの針金をステッチャヘッド2先端部に供給する。 【0012】 ステッチャヘッド2は下降移動に際し供給された針金の両端部を下向けに折り曲げ、用紙束に突き通し、突き通った針金の両端部をクリンチャ3(図7参照)で内側に折り曲げてその用紙束を綴じ、その後上昇し元の待機位置に戻る。綴じ指令があると針金綴じ機は、針金を1回の綴じに要する所定の長さ分、バネ板ガイド5を経て内部に引き込み所定の長さに切断し、切断した所定長さの針金をステッチャヘッド2の先端部に供給する。 【0013】 針金綴じ機が針金11を引き込むとき、バネ板針金ガイド5は図2に示すように撓み、検出器12に接近し、検出器12はバネ板針金ガイド5を検出して検出信号のオンを出力する。針金11の引き込みが1綴じ分終了するとバネ板針金ガイド5は図1に示すように復元し、検出器12から離れ、検出器12はバネ板針金ガイド5を検出しなくなり検出信号のオフを出力する。 【0014】 図3は、ステッチャヘッド2への針金送りを判定するフローチャートである。 ステッチャヘッド2の動作指令があると(ステップS1)、検出器12がバネ板針金ガイド5を検出しているか否かを判断する(ステップS2)。検出器12がバネ板針金ガイド5を検出しているときは、検出器12がバネ板針金ガイド5を検出しなくなったか否かを判断し(ステップS3)、検出しなくなっていれば針金送りは正常に完了していると判定する(ステップS4)。 【0015】 ステップS2で検出器12がバネ板針金ガイド5を検出していないときは、針金リール4の針金がなくなったと判断し、針金送りエラーを発行する(ステップS5)。また、ステップS2でバネ板針金ガイド5を検出し、テップS3でも検出器12がバネ板針金ガイド5を検出しているときは、針金詰まりあるいは絡まりと判断し、針金送りエラーを発行する(ステップS5)。この針金送りエラーが発行されると、適宜、それを表示し、針金綴じ機ならびに針金綴じ機に連結された各処理機を停止する。 【実施例2】 【0016】 図4ないし図6は本発明の他の実施例に係る針金綴じ機の針金引込み部の構成を示す図である。なお、図1および図2に示す針金綴じ機の針金引込み部の構成と同一部分には同一の符号を付している。図4ないし図6において、15は旋回式取付け金具である。旋回式取付け金具15の先端部はコ字状に折り曲がられており、コ字状に折り曲がられた一片内側に、コ字状に折り曲がられた内側を挿通するバネ板針金ガイド5の板面と対向する検出器12が固定され、後端部は金具13の端部に、波形座金などにより旋回可能に固定されている。すなわち、旋回式取付け金具15は、その先端でバネ板針金ガイド5が当接して所定の力が加えられると、その固定点16を支点として旋回する。 【0017】 図5は針金リール4の針金残量の多い場合を示すもので、この場合、針金リール4の回転抵抗が大きく、ステッチャヘッドへ針金11を引込むときバネ板針金ガイド5が撓み、針金11の張力によってバネ板針金ガイド5は大きく撓む。その撓みにより旋回式取付け金具15の先端を押下げ、この押下げ位置に検出器12が固定される。この固定により、針金11を引込まないときにはバネ板針金ガイド5は検出器12から離れ、これによりバネ板針金ガイド5の振幅(バネ板針金ガイド5で検出器12をオン・オフさせる幅)を検出器12で検出することができる。 【0018】 図6は針金リール4の針金残量の少ない場合を示すもので、この場合、針金リール4の回転抵抗が小さく、バネ板針金ガイド5は復元力により旋回式取付け金具15の先端を押上げ、この押上げ位置に検出器12が固定される。この固定により、針金11を引込むときにはバネ板針金ガイド5は検出器12へ接近し、これによりバネ板針金ガイド5の振幅を検出器12で検出することができる。 【0019】 すなわち、この実施例では、針金リール4の針金残量に応じてバネ板針金ガイド5の撓み量が変動するが、その変動に応じて検出器12の位置を変更するので、検出器12に対するバネ板針金ガイド5の接近・離間する振幅が常に一定となり、針金リール4の針金残量に拘らずバネ板針金ガイド5の動作、すなわち針金綴じ機の綴じ動作を正確に検出することができる。 【図面の簡単な説明】 【0020】 【図1】本発明の実施例1に係る針金綴じ機の針金引込み部の構成図である。 【図2】図1に示す針金綴じ機の動作説明図である。 【図3】図1に示す針金綴じ機の動作フローチャートである。 【図4】本発明の実施例2に係る針金綴じ機の針金引込み部の構成図である。 【図5】図4に示す針金引込み部の動作説明図である。 【図6】図4に示す針金引込み部の動作説明図である。 【図7】針金綴じ製本装置の構成図である。 【符号の説明】 【0021】 2 針金綴じ機のステッチャヘッド 2a 針金挿通パイプ 4 針金リール 5 バネ板針金ガイド 11 針金 12 検出器 13 取付金具 15 旋回式取付け金具 16 旋回支点
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| 【出願人】 |
【識別番号】000113403 【氏名又は名称】ホリゾン・インターナショナル株式会社
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| 【出願日】 |
平成19年4月4日(2007.4.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100103791 【弁理士】 【氏名又は名称】川崎 勝弘
【識別番号】100097892 【弁理士】 【氏名又は名称】西岡 義明
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| 【公開番号】 |
特開2007−307892(P2007−307892A) |
| 【公開日】 |
平成19年11月29日(2007.11.29) |
| 【出願番号】 |
特願2007−98060(P2007−98060) |
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