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【発明の名称】 ユーザレベル制御部を有した配達物区分装置及びその制御方法
【発明者】 【氏名】広瀬 信之

【要約】 【課題】ユーザに応じてボタン操作の制限と開放を行うことができ、装置の適切な運転を可能とする。

【解決手段】区分処理装置の操作部をユーザが操作したとき、このユーザの認証処理を行う。前記ユーザを認識したとき、ユーザレベルデータベースに基づいて、ユーザレベルを判定する。レベル判定結果に対応して、レベル制御データベースの中のレベル制御データを特定する。そして特定されたレベル制御データに基づいて、設定操作画面に移行するためのボタンが含まれる操作画面又は含まれない操作画面を選択して出力する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
区分処理装置の操作部と、
前記操作部をユーザが操作したときこのユーザの認証処理を行うユーザ認証処理部と、
前記ユーザ認証処理部が前記ユーザを認識したとき、ユーザレベルデータベースに基づいて、前記ユーザに対応するユーザレベルを判定するレベル判定処理部と、
前記レベル判定処理部の判定結果に対応して、レベル制御データベースの中のレベル制御データを特定するレベル制御データ特定部と、
前記レベル制御データ特定部で特定されたレベル制御データによるレベルに応じて、設定操作画面に移行するためのボタンが表示された操作画面又は非表示とされた操作画面を選択して出力する画面制御部と、
を有したことを特徴とするユーザレベル制御部を有した配達物区分装置。
【請求項2】
前記区分装置は、
郵便物に記載されている宛先情報を読み取る読み取り手段と、
前記読み取り手段が前記宛先情報を読み取れないときに、ユーザが郵便物の画像を表示部で確認しながら打鍵により宛先情報を入力するビデオコーディングシステム(VCS)に、前記郵便物の画像情報を送る画像転送手段を有し、
前記画面制御部は、画像転送手段の詳細設定を行うためのボタンを表示した操作画面と非表示の操作画面のいずれかを選択することを特徴とする請求項1記載のユーザレベル制御部を有した配達物区分装置。
【請求項3】
操作部と制御部とを有する郵便物の区分装置の制御方法において、前記制御部では、
前記操作部をユーザが操作したときこのユーザの認証処理を行い、
前記認証処理により前記ユーザを認識したとき、ユーザレベルデータベースに基づいて、前記ユーザに対応するユーザレベルを判定し、
前記ユーザレベルの判定結果に対応して、レベル制御データベースの中のレベル制御データを特定し、
特定されたレベル制御データによるレベルに応じて、設定操作画面に移行するためのボタンが表示された操作画面又は非表示とされた操作画面を選択して出力する
ことを特徴とするユーザレベル制御部を有した配達物区分装置の制御方法。
【請求項4】
前記区分装置は、郵便物に記載されている宛先情報を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段が前記宛先情報を読み取れないときに、ユーザが郵便物の画像を表示部で確認しながら打鍵により宛先情報を入力するビデオコーディングシステム(VCS)に、前記郵便物の画像情報を送る画像転送手段を有し、
制御部は、前記画像転送手段の詳細設定を行うためのボタンを表示した操作画面と非表示の操作画面のいずれかを選択して表示することを特徴とする請求項3記載のユーザレベル制御部を有した配達物区分装置の制御方法。
【請求項5】
前記画像転送手段の詳細設定を行うためのボタンを表示した操作画面にて、前記詳細設定のボタンが選択されたとき、
前記ビデオコーディングシステム(VCS)のオンオフを設定する詳細画面に移行することを特徴とする請求項4記載のユーザレベル制御部を有した配達物区分装置の制御方法。
【請求項6】
前記画像転送手段の詳細設定を行うためのボタンを表示した操作画面にて、前記詳細設定のボタンが選択されたとき、
前記前記読み取り手段が前記宛先情報を読み取れないときに、仮の識別情報を該当郵便物に付加するか否かを決めるボタンを有した詳細画面に移行することを特徴とする請求項4記載のユーザレベル制御部を有した配達物区分装置の制御方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
この発明は、ユーザレベル制御部を有した配達物区分装置及びその制御方法に関するものであり、例えば郵便物の自動処理機などに用いて有効である。
【背景技術】
【0002】
郵便物の宛名、郵便番号、あるいはバーコード情報を読取り、この読取った宛名、郵便番号、あるいはバーコード情報に基づいて郵便物を区分処理する区分装置が実用化されている(特許文献1)。
【0003】
この区分装置は、郵便物の区分処理に際して、処理対象の郵便物から読取られた宛名あるいは郵便番号に基づいて付与される局内バーコード、あるいは予め大口の顧客に対して付与されているカスタマコードを読取って区分する。また、宛先あるいは郵便番号が読取れない郵便物に対しては、処理対象の郵便物に対してIDコードを付与した後、人(オペレータ)により宛先が入力されるビデオコーディングシステム(VCS)で入力された宛先とIDコードを対応させて郵便物に局内バーコードを付与して区分している。
【0004】
このような区分装置による区分処理は、1パス・2パス法を用いて、次の道順組立区分処理が行われている。即ち、
(1)郵便物を引き受けて宛先へ発送する業務を行う郵便局での処理では、宛先住所情報がOCR(光学文字読取装置)等で読取られ、その住所情報が局内バーコードに変換されて印刷される。
【0005】
(2)郵便物を引き受けた郵便局から郵便物が到着した郵便局では、局内バーコードが印刷されていない郵便物はOCR付き区分装置で住所(郵便番号やあて名)を自動読取させてその情報を局内バーコードに変換して印刷し、その印刷された局内バーコードを読取って区分され1パス区分処理を行う。局内バーコードが印刷されて到着した郵便物は、印刷されているバーコードを読取って1パス区分処理が行われる。
【0006】
(3)1バス区分が終了するか、または区分装置のどれかの区分箱が満杯になったら、区分箱内の郵便物は区分箱に対応して区分箱の数と同じ数の棚がある保管棚に一旦すべて取り出される。
【0007】
(4)OCRで宛先が読取れない郵便物は、郵便物自身にIDコードを印刷して特定の区分箱へ一時集積される。宛先が読取れなかった郵便物の画像とIDコードはビデオコーディングシステム(VCS)に送られ、その郵便物の画像に基づいて人により郵便物に記載されている郵便番号やあて名情報が入力される。入力された情報は区分装置に転送されて、それらの郵便物を再供給された際、IDコードをまず読取り、そのIDコードに対応してVCSで入力された住所情報(郵便番号、宛先)を局内バーコードに変換して郵便物に印刷する。
【0008】
(5)次に処理モードを2パス区分処理用に切り替えて、保管棚に収納されている郵便物を定められた順番に供給する。区分装置は局内バーコードなどを読取り2バス区分処理を行う。
【0009】
(6)2パス処理が終了したら、区分箱の郵便物を決められた順番に取り出すと、それらの郵便物は配達する順番にならべられている。
【特許文献1】特開平11−090339号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上記したように区分装置は、多くの機能を備えるようになっている。またこの区分装置は処理効率を上げるために、任意の機能をオン又はオフ設定ができるようになっている。
【0011】
しかしこのように、任意の機能をオン又はオフできた場合、新たな不安材料が生じる。つまり、誰でもこの設定操作をできるようにすると、不慣れなユーザが誤って設定する場合もあり、その後の区分処理に混乱を生じることがある。
【0012】
そこでこの発明の一実施形態では、ユーザに応じてボタン操作の制限と開放を行うことができ、装置の適切な運転を可能としたユーザレベル制御部を有した配達物区分装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記の目的を達成するためにこの発明の一面では、区分処理装置の操作部と、前記操作部をユーザが操作したときこのユーザの認証処理を行うユーザ認証処理部と、前記ユーザ認証処理部が前記ユーザを認識したとき、ユーザレベルデータベースに基づいて、前記ユーザに対応するユーザレベルを判定するレベル判定処理部と、前記レベル判定処理部の判定結果に対応して、レベル制御データベースの中のレベル制御データを特定するレベル制御データ特定部と、前記レベル制御データ特定部で特定されたレベル制御データによるレベルに応じて、設定操作画面に移行するためのボタンが表示された操作画面又は非表示とされた操作画面を選択して出力する画面制御部と、を有する。
【発明の効果】
【0014】
上記のように、ユーザレベルに応じて、操作画面が異なるために、操作の制限及び開放がユーザレベルに応じて的確に実行される。よって、多くの機能を付加しても、不慣れな人が誤った設定を行うことが防止されるし、またこのような制限を行ったとしても、ユーザレベルによっては、操作が開放されるので、装置の機能が十分に発揮できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図面を参照しながら実施の形態を説明する。図1は、この発明の区分装置としての郵便物区分装置1を示し、図2は、図1の郵便物区分装置1が組込まれた郵便物区分システム11を示している。
【0016】
図1に示すように、郵便物区分装置1は、第1面に郵便番号、住所などの住所情報や宛名などの宛先情報(区分情報)が書き込まれ、或いは印刷された紙葉類としての複数の郵便物をこの第1面が同一方向を向くように後端を揃えて立位で収容する。さらにこれらの郵便物を所定の取出位置へ順次供給する供給部2を備える。郵便物の取出位置には、供給部2にて供給された郵便物を主搬送路3に沿って一通ずつ取出す取出部4が配設されている。尚、供給部2内に収容された郵便物は、取出位置に供給された際に郵便番号が上方に位置し且つ第1面が取出部4に向うように整列して配置されている。
【0017】
供給部2を介して投入される郵便物には、その第1面に宛先情報に対応した文字情報(郵便番号、住所、宛名等)のみが記載されたもの以外に、図3に示すように第1面に宛先情報に対応して決められ郵便物利用者により予め記載されたコード(以下、カスタマコードと言う)や、図4に示すように郵便物の宛名住所(町名、丁名、番、号等)に対応して決められる宛名住所コード、郵便番号に対応して決められる郵便番号コード、または後述する住所認識部36にて住所情報の認識が不能となった郵便物に付与されるメールIDコードなどが記載されたものがある。
【0018】
尚、上記宛名住所コード、郵便番号コードをあわせて局内バーコードという。これらの各コードは、バーコード化した情報として郵便物の第1面に付与される。
【0019】
取出部4にて取出された郵便物は、一定速度で走行する搬送ベルトを有する主搬送路3を介して搬送される。主搬送路3上には、郵便物に異物が含まれている場合にその異物を検知するとともに郵便物自体の硬さを検知する異物・硬さ検知部5が設けられている。異物・硬さ検知部5の下流側で主搬送路3から分岐された搬送路上には、異物・硬さ検知部5の検知により機械処理が不可能と判断された郵便物を排除する排除集積部5aが設けられている。
【0020】
異物・硬さ検知部5の下流側の主搬送路3上には、読取部6が設けられている。読み取り部6は、メールIDコードを読取るメールID読取部6aと、局内バーコード(郵便番号コードおよび宛名住所コード)を読取るバーコード読取部6bと、宛先情報としてのカスタマコードを読取るカスタマコード読取部6cと、郵便物の第1面の画像(宛先画像)を読取るために第1面を光学的に走査する走査部6d(読取手段)と、を有する。
【0021】
読取部6の下流側の主搬送路3上には、郵便物の搬送方向を整位する整位部8が設けられている。整位部8の下流側には、メールID処理部9が設けられ、このメールID処理部9は、必要に応じてメールIDコードを印刷するメールID印刷部9aおよび印刷したメールIDコードをベリファイリードするメールID確認読取部9bを有する。また、バーコード処理部10を有し、このバーコード処理部10は、宛先情報に対応した局内バーコードを印刷するバーコード印刷部10aおよび印刷した局内バーコードをベリファイリードするバーコード確認読取部10bを有する。
【0022】
バーコード処理部10の下流側の主搬送路3は、メールID印刷部9aおよびバーコード印刷部10aにより印刷されたインクを乾燥すべく長く引き伸ばされた遅延搬送路3aを形成し、この遅延搬送路3aの終端には、郵便物を所定の区分ポケットへ区分して集積する区分集積部14が接続されている。尚、区分先とは、郵便物が区分集積される区分ポケットの位置を言う。
【0023】
区分集積部14は、複数の段および複数の列に区画された複数の区分ポケット15を有している。たとえば、8段25列の200個の区分ポケット15、…により構成されている。各区分ポケット15には、所定のポケット番号が付されている。また、区分集積部14の左方には、後述するように、再供給用の郵便物を集積する複数の区分ポケットからなるVCSリジェクト区分箱(一時集積手段)17aと、メールIDコードを読取れずに排除された郵便物を集積するリジェクト郵便集積ポケット17bが設けられている。
【0024】
各区分ポケット15および各集積ポケット17a、17bの上部には図示しない区分ゲートが設けられ、この区分ゲートを選択的に切換えることにより郵便物が区分ポケット15に取り込まれ集積される。また、区分集積部14は、各段の区分ポケット15の上方を水平方向に延びる複数の段パス部16を有する。
【0025】
図1において、区分集積部14に向う遅延搬送路3aの終端近くには、区分集積部14の各段パス部16に対応した複数の切換ゲート18が設けられ、各切換ゲート18を選択的に切換えることにより、主搬送路3が各段パス部16を通じて複数の段のうちいずれかに選択的に接続される。
【0026】
また、主搬送路3は、区分集積部14の図中右側下方で分岐され、主搬送路3を区分集積部14へ短絡接続する短絡搬送路3bに接続されている。この分岐位置には、主搬送路3を短絡搬送路3bへ選択的に切換えるためのゲート22が設けられている。尚、短絡搬送路3bは、郵便物をメールID処理部9およびバーコード処理部10へ供給する必要のない場合に主搬送路3を区分集積部14へ短絡接続するために設けられている。
【0027】
更に、郵便物区分装置1の図中左側前面には、係員による各種の入力操作が成される操作パネル25が設けられ、郵便物区分装置1の図中右側には郵便物区分装置1の区分動作を制御する制御部30(判断手段)が設けられている。
【0028】
図2に示すように、郵便物区分装置1の制御部30には、メールID読取部6a、バーコード読取部6b、およびカスタマコード読取部6cが接続され、各読取部6a、6b、6cにて読取られたコード情報が制御部30に入力される。
【0029】
制御部30は、図5に示すような同一の住所に対して複数の配達箇所がある住所、あるいは一般の郵便物とは別に区分する大口受取事業所の住所が記憶されている特定住所テーブル30a、図6に示すようなメールIDコードに対応して区分情報が記憶されるID・区分情報テーブル30bを有している。なお、図6に示す区分情報は、後述する特定住所に対する追加区分情報を含む住所情報を示すものである。
【0030】
また、制御部30には、メールID処理部9およびバーコード処理部10が接続され、制御部30が各処理部9、10の処理動作を制御するようになっている。更に、制御部30には、区分集積部14における郵便物の区分先、即ち区分ポケット15を指定するための区分指定制御部32が接続されている。
【0031】
区分指定制御部32は、制御部30から入力される宛先情報に基づいて配達順路データベース34を検索し、郵便物の区分先、つまり郵便物を区分集積すべき区分ポケット15を指定するようになっている。
【0032】
尚、図7に示すように、配達順路データベース34には、郵便物ごとの配達順番、郵便物のあて名情報(住所)、機械内部コード、1回目(1パス目)の区分箱(区分ポケット)番号、2回目(2パス目)の区分箱(区分ポケット)番号、および配達区が対応して記録される。
【0033】
また、制御部30には、走査部6dにて読取られた宛先画像に基づいて郵便物の郵便番号と住所とにより住所情報を認識する住所認識部36が接続されており、住所認識部36は住所情報の認識の可否を制御部30へ返信する。住所認識部36には、図8に示すように、配達順路データベース34が接続され、住所認識部36にて認識した住所情報に基づいて郵便物の区分ポケット(区分先)を指定する場合には、住所認識部36と配達順路データベース34との間でデータの交信が成される。
【0034】
一方、バーコード読取部6b或いはカスタマコード読取部6cにて読取られたコード情報に基づいて郵便物の区分ポケットを指定する場合には、上述したように区分指定制御部32と配達順路データベース34との間でデータの交信が成され、区分指定制御部32が郵便物の区分ポケットを指定するようになっている。
【0035】
更に、制御部30には、走査部6dにて読取られた宛先画像が住所認識部36にて認識できずに制御部30にて住所情報の認識不能が判断された宛先画像をオペレータの操作によりコード化する調整手段として作用するビデオコーディングシステム40(以下、VCS40と称する)が接続されている。
【0036】
VCS40は、住所認識部36にて郵便物の住所情報の認識ができなかった場合に走査部6dより読取られた当該郵便物の宛先画像を蓄積するとともに、住所情報の認識ができなかった郵便物に対してメールID印刷部9aにて付与されるメールIDコードを蓄積し、宛先画像およびメールIDコードをある程度蓄積した後に各コーディングデスク44…へ分配する蓄積部としての画像蓄積・分配装置42を有する。
【0037】
各コーディングデスク44は、画像蓄積・分配装置42から供給された宛先画像をオペレータに対して表示する表示部45、およびこの画像情報に基づいてオペレータが区分情報をキー入力する操作部46を有し、入力した住所情報をメールIDコードとともに画像蓄積・分配装置42へ返信する。また、各コーディングデスク44から画像蓄積・分配装置42へ返信された住所情報およびメールIDコードは、ここで蓄積され、或いは制御部30へ返信される。
【0038】
また、コーディングデスク44は、画像蓄積・分配装置42に特定住所の複数の配達先の配達順序を決める氏名リストや大口受取事業所名などのリストが記憶されている特定住所表示情報テーブル42aを有し、特定住所の区分先を操作部46により入力する際、表示部45に特定住所の郵便物の宛先画像とともに入力案内画面を表示し、オペレータの入力が効率的に行えるようになっている。オペレータは郵便物に記載されている氏名や事業所名を宛先画像により判別し、表示内容と照合して操作部44により短縮コード(たとえば数字)を入力する。
【0039】
たとえば、特定住所として特許市特許町1−2−3という住所に複数の配達箇所がある場合、複数の配達箇所として特許太郎、大特許花子、東特許一郎、また、大口受取事業所として特許A事務所、特許建設があるとすると、コーディングデスク44の表示部45には、図8に示すように、特許太郎を1、大特許花子を2、東特許一郎を3、特許A事務所を4、特許建設を5という宛名と、短縮コードが入力案内画面として表示される。そして、この表示に基づいてオペレータがコーディングデスク44の操作部46により短縮コードを入力する。なお、特定住所の大口受取事業所が専用の郵便番号を持っている場合には、短縮コードではなく、専用の郵便番号を入力するようにしても良い。
【0040】
これにより、配達先が1の特許太郎、2の大特許花子、3の東特許一郎の場合、通常の住所情報は、配達先を示す1、2、3の追加区分情報(区分先情報)も加えられて制御部30に出力される。また、大口受取事業所である4の特許A事務所、5の特許建設の場合、大口受取事業所が専用の郵便番号を持っている際、その専用の郵便番号情報を制御部30に出力し、専用の郵便番号がない際、通常の住所情報に配達先を示す4、5の追加区分情報を加えて制御部30に出力する。
【0041】
なお、上記特定住所テーブル30aは、画像蓄積・分配装置42、あるいは住所認識部36に記憶し、制御部30の制御により読み出されるようにしても良い。また、上記ID・区分情報テーブル30bに記憶される情報は上記画像蓄積・分配装置42に記憶し、制御部30の制御により読み出されるようにしても良い。
【0042】
次に、このような区分装置による区分処理は、図9、図10(a)、(b)に示すような1パス・2パス法を用いて行われる。この処理は、上記配達順路データベース34に記憶されている配達順番、住所、機械内部コードにより、郵便物の住所に対応する機械内部コードを用いて配達順番にそって区分箱15に区分するものである。
【0043】
また、特定住所のそれぞれの宛名に対しては、配達順路データベース34に配達順番、住所、機械内部コードがそれぞれに対応して記憶されている。たとえば、図9のように機械内部コードが4桁の場合は、1パス目に郵便物から読取った宛名情報、あるいはVCS40により入力された宛名情報に基づいて付与される局内バーコード、あるいは郵便物に予め付与されているカスタマコードに対応する宛名情報の機械内部コードの下2桁で区分し、図10(a)に示すように、10口に分けられた区分箱15に集積する。そして、集積された郵便物を所定の順番に再び区分装置に供給し、2パス目の処理として、局内バーコード、あるいはカスタマコードに対応する宛名情報の機械内部コードの上2桁で区分し、図10(b)に示すように、10口に分けられた区分箱15に集積する。この2パス目の処理により集積された郵便物を順番に取出すことにより郵便物が配達順番に並べられるものである。なお、特定住所のそれぞれの宛名に対しては、機械内部コードに追加区分情報を1桁分加えたものを配達順路データベース34に記憶して区分処理するようにしても良い。この場合、たとえば、1パスで下3桁分区分し、2パス目に上2桁で区分するように変更される。
【0044】
次に、郵便物が上記のような1パス・2パス法により区分される処理について図11および図12に示すフローチャートを用いて説明する。
【0045】
まず、1パス目の処理として、図11に示すように、係員により多数の郵便物が供給部2に供給されると(ステップ1)、供給部2の取出位置で供給された郵便物が取出部4にて主搬送路3上に一葉ずつ取出される。取出された郵便物は、異物・硬さ検知部5にて機械処理が可能であるか否かが判断され(ステップ2)、ここで機械処理が不可能であることが判断された郵便物は、排除搬送路を介して排除集積部5aへ排除され(ステップ3)、その後、排除郵便物手処理エリア(図示せず)へ移送される(ステップ4)。
【0046】
一方、異物・硬さ検知部5にて機械処理が可能であることが判断された郵便物は、搬送姿勢が不良の場合(ステップ5)、排除され(ステップ6)、再度、係員により供給部2へ供給され、搬送姿勢が正しい場合(ステップ5)、主搬送路3を介してそのまま搬送され、読取部6へ供給される。
【0047】
読取部6に供給された郵便物は、IDコード読取部6aによりメールIDコードが読取られ(ステップ7)、バーコード読取部6bにて局内バーコードが読取られ(ステップ8)、カスタマコード読取部6cにてカスタマコードが読取られる(ステップ9)。そして、走査部6dにて郵便物の第1面が光学的に走査されて宛先画像が読取られ(ステップ10)、この読取られた宛先画像は住所認識部36へ供給される(ステップ11)。
【0048】
制御部30は、カスタマコード、あるいは局内バーコードが完全に読取られた際(ステップ12、13)、後述するステップ17へ進む。
【0049】
一方、カスタマコードおよび局内バーコードが完全に読取れず、IDコードも読取れない場合(ステップ14)、ステップ16へ進むことができ、この場合は、住所認識部36により宛先画像の認識処理を行う。
【0050】
すなわち、走査部6dから宛先画像が入力された住所認識部36は、読取部6に供給された郵便物にカスタマコードおよび局内バーコードのいずれも付与されていない(読み取れない)場合、この宛先画像を解析して郵便物の郵便番号および宛名住所、即ち住所情報を認識し、郵便物に局内バーコード或いはカスタマコードの一部のみが付与されている(一部しか読み取れない)場合、制御部30を介して局内バーコード或いはカスタマコードを入手し、これらのコード情報に基づいて宛先画像を解析し、郵便物の住所情報を認識する。
【0051】
例えば、読取部6に供給された郵便物に局内バーコード(発送郵便局で予め付与された住所情報の一部、例えば郵便番号コード)が予め付与されている場合には、住所認識部36は、この局内バーコードに基づいて郵便物の住所情報を狭い地域に絞り込み、この地域内に限定して宛先画像を解析し、宛先画像から住所の深い部分を認識する。これにより、住所情報の認識が容易且つスムーズとなり、住所情報の認識精度が向上される。また、読取部6に供給された郵便物にカスタマコードが予め付与されている場合も同様に、このカスタマコードに基づいて住所情報を認識することができる。
【0052】
そして、住所認識部36は、走査部6dにて読取られた宛先画像に基づいて認識した住所情報を制御部30に入力するとともに、住所情報の認識が成されたか否か(住所情報の認識の可否)を制御部30に入力する。制御部30は、この入力信号に従って住所情報の認識の可否を判断する(ステップ16)。
【0053】
この判断により住所情報の認識可が判断されると、住所認識部36にて認識された住所情報が制御部30に入力され、制御部30は、特定住所テーブル30aにより、認識された住所情報が特定住所か否かを判断する(ステップ17)。
【0054】
認識された住所情報が特定住所でないと判断された際、住所情報がコード化されて局内バーコードが用意され、バーコード印刷部10aへ入力されて当該郵便物に宛先画像に応じた局内バーコードが印刷される(ステップ18)。なお、この際、すでに局内バーコードが印刷されている郵便物、つまり、上記ステップ13で局内バーコードが読取られた郵便物に対しては印刷処理されずに、ステップ19へ進み、上記ステップ12でカスタマコードが読取られたと判断された場合は、ステップ21へ進む。そして、印刷された局内バーコードは、バーコード確認読取部10bにて確認読取りされ(ステップ19)、確認読取された局内バーコードが読取できた場合(ステップ20)、その郵便物の区分情報が、区分可能か否か判断される(ステップ21)。
【0055】
この判断により区分可能でないと判断された郵便物は、排除・集積されて供給部2に再供給される(ステップ22)。郵便物が区分可能であると判断されると、その郵便物の区分情報が区分指定制御部32へ送られ、区分指定制御部32により指定される区分箱に郵便物が集積される(ステップ23)。この区分箱に集積された郵便物は、係員により区分箱から保管棚へ移動される(ステップ24)。
【0056】
一方、ステップ16にて住所情報の認識不可が判断されると、同時に、制御部30は、宛先画像の認識ができなかった当該郵便物に対してメールIDコードを用意し、このメールIDコードがメールID印刷部9aへ入力され、当該郵便物にメールIDコードが印刷される(ステップ25)。そして、このメールIDコードは、メールID確認読取部9bにて確認読取りされ(ステップ26)、制御部30から画像蓄積・分配装置42に画像取り込み信号が発生され、走査部6dにて読取られた宛先画像が画像蓄積・分配装置42に取り込まれるとともに、メールIDコードが取り込まれる(ステップ27)。メールIDコードが印刷された郵便物は、VCSリジェクト区分箱17aへ集積される(ステップ28)。
【0057】
また、上記ステップ17で認識された住所情報が特定住所であると判断された際、その郵便物に対するVCS40による入力情報がない場合(ステップ29)、その郵便物に対しては上記ステップ25〜28の処理が行われる。
【0058】
また、上記ステップ28で住所情報の認識ができずにメールIDコードが付与されてVCSリジェクト区分箱17aへ集積された郵便物は、係員による手作業により郵便物区分装置1の供給部2に再び供給される(ステップ1)。供給部2に供給された郵便物は、上記ステップ2〜上記ステップ14と同様に処理され、上記ステップ14でメールIDコードが読取られたと判断されると(ステップ14)、さらに、そのメールIDコードに対応するVCS40による入力情報があるか否かが判断される(ステップ15)。これにより、制御部30は、郵便物に印刷されたメールIDに対応するVCS40による入力情報があると判断すると、画像蓄積・分配装置42に蓄えられているメールIDコードに対応する住所情報を検索して読み出し、ステップ17へ進む。そして、その住所情報が特定住所か否かを判断し、特定住所でないと判断されると、上記ステップ18〜上記ステップ24と同様に、局内バーコードが印刷されて区分される。
【0059】
また、上記ステップ17で住所情報が特定住所であると判断された場合は、VCS40により追加区分情報(特定住所に対する区分情報)が入力されているか否かを判断する(ステップ29)。これにより、制御部30は、VCS40にて追加区分情報が入力されていると判断すると、その郵便物に局内バーコードが印刷済であるか否かを判断し(ステップ30)、局内バーコードが印刷済みでない場合、上記ステップ18〜上記ステップ24と同様に、追加区分情報を含む住所情報が局内バーコードとして印刷され、その局内バーコードに基づいて区分集積される。
【0060】
また、上記ステップ30で既に郵便物に局内バーコードが印刷済みであると判断された場合、その郵便物に特定住所の配達箇所を示す情報、あるいは大口受取事業所を示す追加区分情報を含む局内バーコードを印刷しようとすると、2重に局内バーコードを印刷することになるため印刷できない。このため、特定住所に該当する住所情報の郵便物に対しては、VCS40により追加区分情報が入力された際、図6に示すように、その郵便物のメールIDコードと追加区分情報を含む宛先情報と対応させてID・区分情報テーブル30bに記憶する。
【0061】
これにより、上記ステップ29で追加区分情報の有りが判断され、局内バーコードが印刷済みであると判断された場合(ステップ30)、この住所情報に対応づけられているメールIDコードをキーとしてID・区分情報テーブル30bを検索してメールIDコードに対応して記憶されている追加区分情報を読み出す(ステップ32)。そして、制御部30は、ID・区分情報テーブル30bから読み出した宛先情報に基づいて郵便物を上記ステップ21〜上記ステップ24により区分処理する。
【0062】
この区分処理により、区数ごとに最大200個の区分ポケットを用いて住所ごとの配達の順番で郵便物が区分される。たとえば、図9、図10に示すように、機械内部コードが4桁で1パス目の処理の場合は、下2桁分の区分処理の区分ポケットとして10口の区分ポケットに郵便物が集積されている。
【0063】
以上のように、1パス目の処理が終了されると、上記ステップ23によりそれぞれ区分集積部14にて区分された郵便物は、上記ステップ24で係員の手作業により郵便物区分装置1から取出されて所定の保管棚(図示せず)に一旦集積されている。尚、この場合、郵便物の順序を変えずに集積する。たとえば、ポケットNo.1から昇べき順に集積する。
【0064】
ついで、保管棚に集積された郵便物は、係員により順番に供給部2に供給される(ステップ41)。この2パス目の供給においては、1パス目の区分において区分ポケット番号が大きい区分ポケットに集積された郵便物から供給する。たとえば、図10(a)に示すように区分ポケットが設定されている場合、区分ポケットのポケット番号が10番の区分ポケットに集積された郵便物から順に09番、08番、…の順に供給する。
【0065】
2パス目の処理が開始されると、郵便物が取出部4にて搬送路3上に一葉ずつ取出されて搬送される。この際、搬送姿勢が不良のものは(ステップ42)、排除され(ステップ43)、係員により手作業により区分する郵便物として集積される(ステップ44)。搬送姿勢が不良でない郵便物は、メールID読取部6aによりメールIDコードが読取られ(ステップ45)、バーコード読取部6bにて局内バーコードが読取られ(ステップ46)、カスタマコード読取部6cにてカスタマコードが読取られる(ステップ47)。そして、カスタマコードが読取られた場合(ステップ48)、あるいはカスタマコードが読取られず、局内バーコードが読みとられた場合(ステップ48、49)、読取られたカスタマコードあるいは局内バーコードに基づく住所情報が追加区分情報を含まない特定住所か否かが判断される(ステップ50)。この判断により特定住所でない、あるいは追加区分情報を含む特定住所であると判断された際、カスタマコード、あるいは局内バーコードが制御部30を介して区分指定制御部32に入力され、区分指定制御部32は、入力されたバーコードに基づいて、配達順路データベース34を検索し、郵便物の区分ポケット15を指定する(ステップ51)。そして、郵便物が、区分可能でない場合(ステップ52)、上記ステップ43、44により排除されて手区分の郵便物として処理され、郵便物の区分が可能である場合(ステップ52)、指定された所定の区分ポケット15へ区分集積される(ステップ53)。
【0066】
また、上記ステップ50で追加区分情報を含まない特定住所であると判断された際、制御部30は、上記ステップ45のメールIDコードを読取結果によりID・区分情報テーブル30bに記憶されている宛先情報を検索し(ステップ54)、メールIDコードに対応している宛先情報により区分ポケットを指定し(ステップ55)、上記ステップ52、53、54の処理により郵便物を区分する。なお、上記ステップ54でメールIDコードが読取れていない場合、あるいは上記ステップ55でメールIDコードに対応する宛先情報がない場合、つまり、メールIDコードに対応する追加区分情報を含む宛先情報が記憶されていない場合、郵便物は排除される。
【0067】
そして、全ての郵便物の2パス目の区分が終了されと、係員により順番に取出され(ステップ54)、郵便物が配達順番に並べられる。
【0068】
上記したように、各種の機能が郵便物区分装置には設けられている。ここで、この装置では、ユーザレベルに応じて、操作できる機能が制限される。そのために、ユーザが操作する前に、ユーザレベルを確認する機能がある。ユーザレベルが確認された後、ユーザレベルに応じたメニュー画面を表示することができる。
【0069】
メニュー画面は、例えば図2に示したコーディングデスク44の表示部45に表示される。また表示部45を通じて、ユーザはこの郵便物区分装置の現在の設定機能を確認することができる。
【0070】
図13を参照して、ユーザレベル確認機能について説明する。ユーザが作業開始操作行うと、制御部30によるユーザ認証処理が開始される(ステップSA1)。ユーザ認証処理では、ユーザに対して例えばユーザコードの入力を求める、ユーザの顔認識処理、指紋認識処理などが可能である。ユーザ認証処理では、ユーザのデータベースが参照され、ユーザデータベースと入力データとの比較が行われる。ユーザ認証処理の判定結果において、一致が得られない場合には、警告が行われる(図示せず)。ユーザデータベースと入力データとの一致が得られたときは(ステップSA2)、次にユーザのレベル判定処理が行われる(ステップSA3)。レベル判定処理では、ユーザレベルデータベースが参照され、ユーザのレベルが特定される。ユーザレベルデータベースは、例えば、図14に示すように、通常のオペレータは、レベル”1”、スーパーバイザーはレベル”2”というように設定されている。
【0071】
ユーザレベルが決まると、レベルに応じてレベル制御データベースが参照される。そして、レベル制御データ特定部において、ユーザレベルに対応した制御データが特定される(ステップS4)。レベル制御データが特定されると、画面制御処理において、レベル制御データに応じた操作画面が選択されて表示される(ステップSA5,SA6)。
【0072】
レベル制御データベースは、例えば図15に示すように管理されている。操作許可のボタンは、ボタンコードが”1”、操作禁止のボタンは、ボタンコードが”0”である。例えばレベル”1”の人のデータを見ると、ボタン151−157のうち、ボタン151、153−156の操作が許可されており、ボタン152、157の操作が禁止されていることになる。またレベル”2” 人のデータを見ると、ボタン151−157のすべてが操作許可されていることになる。
【0073】
レベル”1”の人のための操作画面は、図16(A)のようになり、レベル”2”の人のための操作画面は、図16(B)のようになる。
【0074】
図16(A),図16(B)において、ボタン151は、「VCS進捗」と表記されており、このボタン151を操作すると、VCSにおける処理の進捗状況を見ることができる。つまり、VCSにより処理すべき郵便物数又は、処理の進捗状況を表示させることができる。ボタン153は、「2パス単位」と表記されており、このボタン153を操作すると、配達する道順のブロック単位の配達枚数などの表示を行う。
【0075】
ボタン154は、「供給種別」と表記されており、このボタン154を操作すると、例えば作業中における郵便物の集計種別を表示又は選択することができる。そして選択された種別毎に稼動データを集計する。ボタン155は、「直前通数」と表記されており、このボタン155を操作すると、ある枚数単位で郵便物を処理するが、前回処理した単位の供給数、区分数などを見るためのボタンである。ボタン156は、「集計」と表記されており、このボタン156を操作すると、今まで処理した枚数、各区分ポケットに入った枚数などの情報をプリントアウトすることができる。「終了予定」は、供給枚数に応じた処理時間を計算させるためのボタンである。
【0076】
「差立」のボタンでは、郵便番号だけで区分けするモードを設定できる。「道順1あわせ」のボタンは、先の1パス目で処理を行うモードを設定するボタンである。ここでは、OCRとバーコードが利用される。「道順1バーコード」のボタンは、バーコードのみで区分を行わせるモードを設定するボタンである。「道順2パス」は、先の2パス目の処理を行うモードを設定するボタンである。「配達」のボタンは、配達するエリア毎に区別するモードを設定するボタンである。
【0077】
ここで図16(A),図16(B)を比べると、「詳細」のボタンが図16(A)の操作画面(ユーザレベル1用の画面)では表示されず、図16(B)の操作画面(ユーザレベル2用の画面)で表示されている。
【0078】
したがって、ユーザレベル2のユーザは、「詳細」のボタン152を操作することができる。ボタン152を操作すると、例えば、図17に示すような画面に移行する。ここでは、さらに詳細な設定を行うことができる。
【0079】
図17の画面では、処理対象、VCSへの画像転送、局内印刷部、ID印刷部、金属検知などの各種設定を行うことができる。
【0080】
「処理対象」としては、「通常」、「計画」、「年賀」などの設定項目がある。「通常」処理モードは、通常の郵便物を処理対象とするものであり、例えばデフォルトとして設定された機能が動作する。「計画」処理モードは、例えば設定した期間として区分処理を行う場合にこの計画を設定する。「年賀」処理モードは、年賀郵便を処理するときに設定される。
【0081】
「VCSへの画像転送」では、「ON」または「OFF」ボタンを選択することにより、画像転送を行うか否かの設定を行うことができる。
【0082】
「局内印刷部」では、「ON」または「OFF」ボタンを選択することにより、この区分装置において、郵便番号と住所そのものを印刷(印刷情報は、コード化されており肉眼では見えないような印刷)するかどうかを決めることができる。
【0083】
「ID印刷部」では、「ON」または「OFF」ボタンを選択することにより、ID印刷部を実行させるかどうかを決めるボタンがある。
【0084】
「金属検知」では、「ON」または「OFF」ボタンを選択することにより、金属検知部を動作させるかどうかを決めるボタンである。
【0085】
上記したようにこの装置では、ユーザレベルにより、操作を制限する機能があり、不慣れなユーザが誤った設定をしないように工夫されている。これにより、装置の適切な運転が確保され、効率的な区分作業を得ることができる。
【0086】
なお図11、図12においては、区分装置がもつ機能がすべて動作するものとして説明した。しかし上記したようにユーザレベルに応じて、一部の機能が制限を受ける場合には、制限を受けている処理ステップの省略(あるいはジャンプ)が行われる。
【0087】
図18には、図13で示した処理を実行するブロックを取り出して示している。制御部30は、ユーザデータベース、ユーザレベルデータベース、レベル制御データベースが保持された記憶部30cをアクセスすることができる。また、操作部45の操作に応じて、ユーザ認証処理部311、判定部312、レベル判定処理部313、レベル制御データ特定部314、画面制御部315、画面出力部316が図13に示すフローチャートに従って動作する。表示部46は、図16(A),図16(B)、図17に示した画面を表示するものであり、タッチパネル入力が可能な表示部である。
【0088】
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0089】
【図1】この発明が適用される区分装置の例を示す概略図である。
【図2】区分装置の機能ブロックを示す図である。
【図3】区分装置で処理される郵便物の例を示す図である。
【図4】区分装置で処理される郵便物の例を示す図である。
【図5】特定住所テーブルの一例を説明するために示した図である。
【図6】ID・区分情報テーブルに記憶される内容を説明するための図である。
【図7】配達順路データベースの例を示す図である。
【図8】特定住所の追加区分情報を入力する際の表示例を示す図である。
【図9】1パス・2パス法による区分処理を説明するために示す図である。
【図10】1パス・2パス法による区分処理を説明するために示す図である。
【図11】1パス目の区分処理を説明するために示すフローチャートである。
【図12】2パス目の区分処理を説明するために示すフローチャートである。
【図13】ユーザレベルに対応した操作画面出力処理を示すフローチャートである。
【図14】ユーザデータベースの例を示す図である。
【図15】ユーザレベルデータベースの例を示す図である。
【図16】ユーザレベルに応じて出力される画面の例を示す図である。
【図17】ユーザレベルに応じて出力される画面の例を示す図である。
【図18】ユーザレベルに対応した操作画面出力処理を行うブロックの構成例を示す図である。
【符号の説明】
【0090】
30・・・制御部、30c・・・記憶部、45・・・操作部、46・・・表示部、311・・・ユーザ認証処理部、312・・・判定部、313・・・レベル判定処理部、314・・・レベル制御データ特定部、315・・・画面制御部、316・・・画面出力部。
【出願人】 【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
【出願日】 平成18年3月22日(2006.3.22)
【代理人】 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦

【識別番号】100091351
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 哲

【識別番号】100088683
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 誠

【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊

【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司

【識別番号】100109830
【弁理士】
【氏名又は名称】福原 淑弘

【識別番号】100084618
【弁理士】
【氏名又は名称】村松 貞男

【識別番号】100092196
【弁理士】
【氏名又は名称】橋本 良郎


【公開番号】 特開2007−253021(P2007−253021A)
【公開日】 平成19年10月4日(2007.10.4)
【出願番号】 特願2006−78640(P2006−78640)