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【発明の名称】 下肢屈伸装置
【発明者】 【氏名】溝渕 定

【要約】 【課題】老齢化に伴う足のむくみ、足首、膝等下肢関節の拘縮、下肢筋力の低下の予防解消策としては、足首を屈伸することで下肢の血流を促進することが有効であり、電気モーター等の他の力を利用して足首、膝の屈伸を補助する簡便で利用し易い器具を提供する。

【解決手段】電気モーターと直交型減速機で構成された駆動装置4の左右に足を載せる足載せ板8を配設し、駆動装置4の左右の軸に装着したクランク5のクランクピン5aで足載せ板8の下方に設けた摺動部材6の軸部に回転運動を作用し、その後方に形成したスロット部3に支軸2aを摺動自在に滑合して、モーターの回転によって足載せ板8の前方を上下に揺動させながら前後に摺動させる。また、足載せ板と摺動部材を回動自在に軸着し、スプリングで係合して、自動的屈伸運動を付加する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気モーターと軸直交型減速機で構成された駆動装置(4)の左右に、左右の足をそれぞれ載せる足載せ板(8)を並列に配設し、該足載せ板はその下部に、軸受部(7)とスロット部(3)を成形した摺動部材(6)を設け、前記駆動装置の左右の出力軸(4a)にクランク(5)を対称に装着し,該クランクのクランクピン(5a)を前記摺動部材の軸受部(7)に嵌合し、また、摺動部材(6)のスロット部(3)を支持部材(2)の支軸(2a)と摺動自在に滑合したことを特長とする下肢屈伸装置。
【請求項2】
請求項1の下肢屈伸装置において、摺動部材(7)を足載せ板(8)と軸(9)で回動自在に軸着し、更に、スプリング(10)で係合したことを特徴とする下肢屈伸装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、老齢化による足のむくみの解消、下肢関節の拘縮、筋力の低下予防と回復のための補助運動器具に関する。
【背景技術】
【0002】
老齢化に伴う足のむくみ解消策としては、足首を屈伸することで血行を促進することが有効であり、自力で足首や膝を屈伸させるか、他の人の手で屈伸するか、空気圧利用の器具を使って血行を促進することを行っている。
また、散歩など歩くことで血行の促進と筋力の低下を予防している。
しかしながら、年とともに歩くことも少なくなり、老齢者にとって自力で足首、膝を屈伸させることは困難であり、人手で屈伸させるには、大きな労力を要する。
【0003】
それを解決するために出願番号(特許2004−45433)で出願した電気モーターによる足首屈伸装置は、他動的に足首の屈伸運動を行い、効果を期待したものであるが、膝関節の屈伸を行うには十分でない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
以上のように、従来の足首屈伸装置では膝関節の拘縮予防には十分でない。
本発明では、足首の屈伸に加えて、膝関節の屈伸を行うもので、左右の足首を屈伸させながら前後に揺動させることにより膝関節をやわらげることができ、また使用者がその意思によって自動的に屈伸運動を付加したいときは屈伸角が増加するような構造として、下肢の血行促進と、膝関節の拘縮予防に効果を上げることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するには、電気モーター等により作動する器具を利用して足首と膝の屈伸を援助することであり、左右の足を載せた足載せ板を、その前方を上下に揺動しながら前後運動させることで足首の屈伸と、膝関節の屈伸を行う。
本発明では、電気モーターと左右に出力軸を持つ軸直交型減速機で構成された駆動装置の左右に、足をそれぞれ載せることの出来る形状と大きさをした足載せ板を並列に配設し、駆動装置の左右の出力軸に設けたクランクのクランクピンで、足載せ板の下方に設けた軸受け部に回転運動を作用し、軸受け部の後方に形成したスロット部を支軸で摺動自在に滑合して支持して、足載せ板の前方を上下に揺動させながら、前後に摺動させる構造とする。
クランクの回転によって、足載せ板はその後方のスロット部を支軸に滑合して前後に摺動し、足載せ板の前方はクランクにて上下に揺動し、足載せ板に置かれた足は、足首を屈伸しながら前後に摺動して、膝の関節も屈伸させることが出来る。
また、足載せ板とその下部に設けた摺動部材を、その後方に設けた軸で軸着し、スプリングで係合して構成することにより、意識的な屈伸を可能にして屈伸の効果を高めることができる。
【発明の効果】
【0006】
【0007】
このように構成された本発明の下肢屈伸装置は、左右の足載せ板に両足をそれぞれ載せて駆動装置を作動させると、足載せ板は前方を上下に揺動して左右の足首を交互に屈伸しながら、前後に摺動して膝関節を屈伸し、足の血行を促進することにより、むくみの改善、予防に寄与し、また、下肢筋肉の低下を防止し、足首や膝の関節をやわらげる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下本発明の実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図1の架台1に電気モーターと軸直交型減速機とからなる駆動装置4を設置し、また、架台の後方に、足載せ板8の後方を支持する支持部材2を設けてあり、駆動装置4の左右に足載せ板8が並列に配設してある。
【0009】
駆動装置の左右の出力軸4aにはクランクピン5aを有するクランク5を左右対称に設け、左右のクランクピンの位置は180度位相をずらしてある。
【0010】
足載せ板8はその下部に、軸受部7と、スロット部3を成形した摺動部材6を設け、軸受部7を前記駆動装置のクランクピン5aに回転自在に嵌合し、スロット部を前記支持部材2に設けた支軸2aと摺動自在に滑合してある。
【0011】
また、図2に示す本発明の下肢屈伸装置は、足載せ板8と摺動部材6を回動自在に軸9で軸着し、スプリング10で係合して、自由な回動を制御したもので、使用者の意思で自動的に屈伸運動を付加することが出来る。
【0012】
以上のような形態の本発明の下肢屈伸装置は、 電気モーターが回転すると、左右に配設された足載せ板はそれぞれ交互に、その後方のスロット部を支軸に滑合して前後に摺動し、その前方はクランクにて上下に揺動して、足載せ板に載せた足を、左右交互にその足首を屈伸しながら、前後に摺動して膝関節を屈伸し、更に、自動的に足首を屈伸することにより、下肢の血流の増進と、関節の和らげに効果を期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施形態を示す下肢屈伸装置の側面図
【図2】本発明(請求項2)の実施形態を示す下肢屈伸装置の側面図
【図3】本発明の正面図
【図4】本発明の作動を示す側面図
【符号の説明】
【0012】
1 架台
2 支持部材
2a 支軸
3 スロット部
4 駆動装置
5 クランク
5a クランクピン
6 摺動部材
7 軸受部
8 足載せ板
9 軸
10 スプリング
【出願人】 【識別番号】593093205
【氏名又は名称】溝淵 定
【出願日】 平成18年3月3日(2006.3.3)
【代理人】
【公開番号】 特開2007−236881(P2007−236881A)
【公開日】 平成19年9月20日(2007.9.20)
【出願番号】 特願2006−100133(P2006−100133)