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【発明の名称】 美容機器電極装着具
【発明者】 【氏名】外浦 悦子

【要約】 【課題】微弱電流を作用させる美容器具用の電極を筋肉に張力を与えた状態で装着できるようにした装着具を提供する

【解決手段】美容機器電極装着具本体1と、引き上げ布7と、下押さえ布10とからなり、少なくとも前記美容機器電極装着具本体の前身頃8と、前記引き上げ布7と、前記下押さえ布10とが伸縮性に富む布地で構成されていることを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
前開きのチョッキタイプの美容機器電極装着具であって、美容機器電極装着具本体と、引き上げ布と、下押さえ布とからなり、少なくとも前記美容機器電極装着具本体の前身頃と、前記引き上げ布と、前記下押さえ布とが伸縮性に富む布地で構成されていることを特徴とする美容機器電極装着具。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、皮膚・筋肉に電気刺激を与え、活性化する美容機器の電極を筋肉に張力を与えながら皮膚に押圧固定するために用いる電極装着具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、微弱電流を皮膚や筋肉に作用させて美容効果ないし医療効果(癒し効果)を得ることが行われている(特許文献1〜3参照)。特許文献1においては、角形波形の交流電流を用いて、生体電流の体調変化・加齢・疲労等による弱化を補うことが開示されている。特許文献2においては、頭皮を刺激して、毛髪の育毛、脱毛の防止を図ることが開示されている。特許文献3においては、腋臭症治療を図ることが開示されている。
これらの微弱電流を流す美容器具・癒し器具等の電極には、グローブ(手袋型)(特許文献1)(図6にそのグローブを使用する態様を示す参考図を示す)、帽子式面状構造(特許文献2)、吸水スポンジを挿入したパット式面状構造(特許文献3)がそれぞれ用いられており、皮膚に直接接触して通電可能であれば足りるとされている。
【0003】
同じく微弱電流を用いて、疲れた皮膚・筋肉、ないし弛んだ筋肉の緊張(張り)を回復するスキンケア美容器具として、「ピュアリーウェーブ」(登録商標)や「リフトマジック」(登録商標)も発売されている(非特許文献1参照)。
非特許文献1に示されるものは、通電電極として、銀線入りのグローブが用いられ、緩み弛んだ筋肉の緊張(張り)を取り戻すためには、グローブで弛んだ筋肉を持ち上げながら、1回に約15〜20分間微弱電流を通電する。
【0004】
ビューティサロン、エステサロンなどで、施術者(介助者)が電極を操作する場合には良いとして、自分で、自宅で、両手で、例えば両頬に手を当てて上に持ち上げ続けていること、また、両乳房の下横側を持ち上げ続けていること、は、それなりに努力と手間、疲労が伴うものである。その上、微弱電流を流している間中、それに掛切りになり、他の仕事をしながら施療するわけにはいかない。
疲れ・むくみを取るためだけであれば、必ずしも筋肉を引っ張っておく必要が無く、非特許文献1に示されるものにおいても、例えば脹ら脛用に、釦・スナップや面ファスナー等の付け外し具付きの布状の電極も用意されているが、筋肉に張りを取り戻すような施療には用いられない。
【0005】
【特許文献1】特開2001−198227号公報
【特許文献2】特開2005−192640号公報
【特許文献3】特開2005−192652号公報
【非特許文献1】「アンドディノス」 夏号 2004 summer vol.4 p.215
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記のような現状に鑑みて、微弱電流を作用させる美容器具用の電極を筋肉に張力を与えた状態で装着できるようにした装着具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の美容機器電極装着具は、美容機器電極装着具本体1と、引き上げ布7と、下押さえ布10とからなり、少なくとも前記美容機器電極装着具本体の前身頃8と、前記引き上げ布7と、前記下押さえ布10とが伸縮性に富む布地で構成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の美容機器電極装着具によれば、自分の都合の良い時間帯に微弱電流を作用させる美容機器を作動させることができ、微弱電流を作用させている間、両手が自由なため、他の仕事・動作を同時に行うことができるという利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明の美容機器電極装着具は、バストアップに特化した、微弱電流による美容機器用の電極を手で押圧・作用し続けることなく筋肉に張力を与えた状態で人体に装着するものであって、前開きのチョッキタイプを基本とする。
以下、図面を参照しながら、本発明を詳細に説明する。
図1は、人体模型に本発明の美容機器電極装着具を装着する第1段階を示す説明図である。
図2は、同美容機器電極装着具を装着する第2段階を示す説明図である。
図3は、同美容機器電極装着具を装着する第3段階を示す説明図である。
図4は、同美容機器電極装着具を装着する第4段階を示す説明図である。
図5は、本発明の美容機器電極装着具に用いる通電電極の形の例を示す平面説明図である。
【0010】
図1においては、本発明のチョッキタイプの美容機器電極装着具本体に腕を通した状態が示されている。通電電極は、美容機器電極装着具本体の裏に設けられている止めゴム紐に通すなどして、肌の刺激を与えるべき箇所に装着されている。図2においては、前開きのチョッキタイプの美容機器電極装着具本体のホックを嵌めた状態を示している。図3においては、本発明の美容機器電極装着具の引き上げ布をセットして、乳房の両脇の筋肉を上の方向に引き上げ固定している状態を示している。図4においては、本発明の美容機器電極装着具の下押さえ布を締めて体型(シルエット)を整えているところを示している。
図1において、1は本発明の美容機器電極装着具の本体であって、袖ぐり2に腕を通し、左右一対の通電電極3(銀糸パットともいう)を微弱電流を作用させる部位(患部)にあてがわれる。通電電極3には、微弱電流の電圧・波形・通電間隔・装通電時間等を制御・発生させる電源(図示せず)と接続する連結電極4が付属しており、リード線5が延びている。前開きの美容機器電極装着具本体1の両対応部分は、ホックあるいは面ファスナー等の本体付け外し具6を備えている。
なお、美容機器電極装着具の本体の裏側には、通電電極3が動かないようにするために、止めゴム紐(図示せず)等を配置しておくことができる。
【0011】
図2において、7は、左右一対の引き上げ布で、根元は美容機器電極装着具本体1の下部の線(後ろ身頃)に逢着されており、先端は反対側の肩方向に延びており、左右一対の先端部分には面ファスナー等の付け外し具が設けられている。そして、中央部は突出していて、肩の線より下方で後ろ身頃に逢着されている。引き上げ布7の根元は、下部の線に替えて美容機器電極装着具本体の脇の線に逢着されても、また、形を変えて、美容機器電極装着具本体の脇の線から袖ぐりの線に沿って逢着されても、差し支えない。
9は、乳房を覆うカップ部であり、美容機器電極装着具本体1の前身頃8の適所に形成されている。10は、左右一対の下押さえ布である。
図3においては、下押さえ布10の形状が、左右に開いた状態で示されている。下押さえ布10の根元は美容機器電極装着具本体1の脇の線に逢着されており、先端部分には面ファスナー等の付け外し具が設けられている。引き上げ布7と下押さえ布10とは、いずれが上側にきても差し支えない。
図4は、左右一対の下押さえ布10を閉じ、本発明の美容機器電極装着具を装着し終わった状態を示している。
接続電極と電源とをつなぐリード線の長さが十分にあり、あるいは、電源が持ち運び可能なポータブルタイプであれば、図4の状態、ないし通電中でも、装着者は動き回ることも可能である。
【0012】
本発明の美容機器電極装着具を用いて装着する通電電極の例を図5に示す。図5に示すものは、左胸用である。
図の左側の剔れている部分は、乳房(乳首とその周囲)部分には電気刺激が必要ないのでカットしてある。上方は、肩から背中方向に延びている。図の下方は、乳房の下側から、脇の下を通って背中側に回り込ませるように延びている。
通電電極は、従来用いられているこの種の電極と基本的に同じで、裏布(肌に接触する方の布、図5では裏面)は銀糸を織り込んだ布体であり、表布と合わせて周囲はまつり縫い止めされ、パット状をなしており、左右一対用いられる。したがって、接続電極は、片側に1個ずつ設けられている。
【0013】
弛み始めた乳房下の筋肉を引き上げるためには、引き上げ布7は、伸縮性に富む布地で構成されていることが好ましい。また、体型(シルエット)を整えるために、下押さえ布10、さらには前身頃8も、伸縮性に富む布地であることが好ましい。カップ部9ならびに前身頃8以外の美容機器電極装着具本体部分も、伸縮性に富む布地で構成しても差し支えない。
伸縮性に富む布地としては、上下左右に伸縮性に富むもの、一方向に伸縮性に富むもの、等、適宜選択し得る。伸縮性に富む布地は、用いる部位によって、その伸縮性の程度に差を設けても良い。
伸縮性に富む布地を用い、また、付け外し具に面ファスナー等を用いると、装着者の体型(肉付き、バストの大きさ)等への適応性が増す。
【産業上の利用可能性】
【0014】
本発明によれば、バストアップ等はビューティサロン、エステサロンなどで施術することが常識であったが、美容機器による個人単独での施術が可能となるので、美容機器の需要を一層喚起することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】人体模型に本発明の美容機器電極装着具を装着する第1段階を示す説明図である。
【図2】同美容機器電極装着具を装着する第2段階を示す説明図である。
【図3】同美容機器電極装着具を装着する第3段階を示す説明図である。
【図4】同美容機器電極装着具を装着する第3段階を示す説明図である。
【図5】本発明の美容機器電極装着具に用いる電極の形の例を示す平面説明図である。
【図6】従来のグローブ型電極でフェイシャルトリートメントを行うことを示す参考図である。
【符号の説明】
【0016】
1:(チョッキタイプの)美容機器電極装着具本体
2:(美容機器電極装着具本体の)袖ぐり
3:通電電極
4:連結電極
5:リード線
6:本体付け外し具
7:引き上げ布
8:(美容機器電極装着具本体の)前身頃
9:カップ部
10:下押さえ布
【出願人】 【識別番号】506148774
【氏名又は名称】外浦 悦子
【識別番号】506153343
【氏名又は名称】桂 美砂子
【識別番号】506153491
【氏名又は名称】鴨島 榮治
【出願日】 平成18年5月2日(2006.5.2)
【代理人】 【識別番号】100093735
【弁理士】
【氏名又は名称】荒井 鐘司

【識別番号】100105429
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 尚孝

【識別番号】100108143
【弁理士】
【氏名又は名称】嶋崎 英一郎


【公開番号】 特開2007−296229(P2007−296229A)
【公開日】 平成19年11月15日(2007.11.15)
【出願番号】 特願2006−128428(P2006−128428)