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【発明の名称】 歯科用口腔内観察装置
【発明者】 【氏名】臼井 薫

【要約】 【課題】ハンドピース上にシート状の抵抗素子スイッチを設け、このシート状抵抗素子の上を軽く指で触れてスライドすることにより、動画像から静止画像に変換する際の手振れによる画像の乱れを防止する。

【解決手段】ハンドピース10の先端部にCCDイメージセンサ11とLED光源12を有し、グリップ部にシート状抵抗素子スイッチ17を有する。このシート状抵抗素子スイッチ17上を手で触れてスライドすることにより、前記LED光源12をオン/オフし、前記CCDイメージセンサ11からの映像をケーブル40を通してディスプレイ上に表示する。ディスプレイ上に動画を表示中に、前記シート状抵抗素子スイッチ17上を指で軽くスライドすることにより、動画を静止画に切り換える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
先端部にCCDイメージセンサとLED光源を、グリップ部にシート状抵抗素子スイッチを有し、該シート状抵抗素子スイッチ上を触れてスライドすることにより、前記LED光源をオン/オフし、前記CCDイメージセンサからの映像をディスプレイ上に表示し、前記ディスプレイ上に動画を表示中に、前記シート状抵抗素子スイッチ上を接触スライドすることにより、動画を静止画に切り換えるようにしたことを特徴とする歯科用口腔内観察装置。
【請求項2】
前記スライドは、前記シート状抵抗素子上を軸方向又は周方向に接触スライドするものであることを特徴とする請求項1に記載の歯科用口腔内観察装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、歯科用口腔内観察装置、より詳細には、歯科治療において、口腔内や歯根内等の様子を撮影観察する歯科用口腔内観察装置に関する。
【背景技術】
【0002】
歯科治療においては、例えば、歯根を切削、成形、洗浄した後、該歯根内に詰め物をする等の治療を行うが、その場合、歯根内が的確に切削、成形されているか否かを観るために口腔内観察装置(スコープ)を使用する。
【0003】
図2は、本発明が適用される歯科用口腔内観察装置の一例を説明するための要部概略構成図、図3は図2に示したハンドピース10内の電気回路の詳細を説明するための概略構成図で、図中、10はハンドピース、20は画像信号処理装置、30はディスプレイ、40はハンドピース10と画像信号処理装置20とを結ぶケーブルで、ハンドピース10の先端部(ヘッド部)10aには、CCDイメージセンサ11及びLED光源12を有し、口腔内の被観察部位をLED光源12によって照明し、該LED光源12によって照明された部位の状況をレンズ13、フィルタ14等を通してCCDイメージセンサ11によって撮影し、撮影した画像をハンドピース10内に設けられたCCU15により画像信号に変換し、ケーブル40を通して画像信号処理装置20に伝送し、該画像信号処理装置20により画像処理し、ディスプレイ30上に表示する。
【0004】
口腔内観察にあたって、術者は、まず、画像信号処理装置20のメインスイッチ21をオンし、その後、ハンドピース10に設けられている操作ボタン16を押すと、コントロール線16a,16b間が接続(オン)され、画像信号処理装置20は、この操作ボタン16が押されたことを検知して、LED光源12を点灯するとともに、CCU15を駆動し、CCD11によって撮像された画像をディスプレイ30上に動画表示する。この状態で、操作ボタン16を押すと、表示中の動画像がディスプレイ30上に静止画表示され、CCU15の駆動が停止され、LED光源12が消灯される。しかし、操作ボタン16を押す時に、ハンドピース10が手振れし、静止画に乱れが生じ、鮮明な映像を表示することができない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上述のごとき操作ボタン付ハンドピースを用いる歯科用口腔内観察カメラは、口腔内或いは歯根内の様子を正確に観察したい場合に、前記ハンドピースに設けられている操作ボタンを押し、動画像を静止画像にして観察するが、その際、操作ボタン16をオンさせるために押し込みが必要となるため、オンの瞬間に手振れが生じ、ハンドピース(カメラ本体)10が動いてしまい、ディスプレイ30上の表示画面に乱れが生じて見えにくい等の不具合があった。
【0006】
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、前述の操作ボタンに代って、シート状の抵抗素子スイッチを用い、このシート状抵抗素子の上を軽く指で触れてスライドすることにより、動画像から静止画像に変換する際の手振れによる画像の乱れを防止することを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明は、先端部にCCDイメージセンサとLED光源を、グリップ部にシート状抵抗素子スイッチを有し、該シート状抵抗素子スイッチ上を触れてスライドすることにより、前記LED光源をオン/オフし、前記CCDイメージセンサからの映像をディスプレイ上に表示し、前記ディスプレイ上に動画を表示中に、前記シート状抵抗素子スイッチ上を接触スライドすることにより、動画を静止画に切り換えるようにしたことを特徴としたものである。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記スライドは、前記シート状抵抗素子上を軸方向又は周方向に接触スライドするものであることを特徴としたものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によると、シート状の抵抗素子スイッチを用い、このシート状抵抗素子の上を軽く指で触れてスライドするようにしたので、動画像から静止画像に変換する際のスイッチ操作に手振れが生じず、静止画像に乱れが生じない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
図1は、本発明による歯科用口腔内観察装置の一実施例を説明するための図で、図1(A)は本発明による操作スイッチを有するハンドピース10の要部概観構成図で、図1(B)は図1(A)に示したハンドピース10の内部電気回路図で、図中、図2及び図3に示した従来の歯科用口腔内観察装置と同様の作用をする部分には図2及び図3の場合と同一の参照番号が付してある。而して、本発明は、図2及び図3に示した従来技術における操作ボタン16に代って、シート状の抵抗素子スイッチ17を用い、このシート状抵抗素子17の上を軽く指で触れてスライドするようにすることにより、動画像から静止画像に変換する際の手振れによる画像の乱れを防止するようにしたものである。
【0011】
本発明によると、歯科用口腔内観察装置(口腔内カメラ,歯根内視鏡,キャナルスコープ)によると、例えば、ハンドピース10のグリップ部又はグリップより先端側の表面に、シート状の抵抗素子スイッチ17が貼られており、このシート状の抵抗素子17の上に、術者の指を軽く載せて軸方向(前後方向)又は周方向(左右方向)にスライドすると、スライド量に従って抵抗値が変化し、接点16a,16b間がオン,オフする。なお、スライド方向は、前述のように、軸方向,周方向のいずれでもよいが、周方向にすると、ハンドピースを握った状態での指の移動がより容易である。しかし、本発明は、スライド方向によって制限されるものではなく、任意所望の方向へスライドさせるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明による歯科用口腔内観察装置の一実施例を説明するための図である。
【図2】本発明が適用される歯科用口腔内観察装置の一例を説明するための要部概略構成図である。
【図3】図2に示したハンドピース内の電気回路の詳細を説明するための概略構成図である。
【符号の説明】
【0013】
10…ハンドピース、10a…ヘッド部、11…CCDイメージセンサ、12…LED光源、17…シート状抵抗素子スイッチ、20…画像信号処理装置、30…ディスプレイ。
【出願人】 【識別番号】000150671
【氏名又は名称】株式会社長田中央研究所
【出願日】 平成17年11月29日(2005.11.29)
【代理人】 【識別番号】100079843
【弁理士】
【氏名又は名称】高野 明近

【識別番号】100112313
【弁理士】
【氏名又は名称】岩野 進


【公開番号】 特開2007−143963(P2007−143963A)
【公開日】 平成19年6月14日(2007.6.14)
【出願番号】 特願2005−344284(P2005−344284)