| 【発明の名称】 |
ドラム缶用ホースジョイント |
| 【発明者】 |
【氏名】能 明彦
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| 【要約】 |
【課題】ドラム缶をプレダストボックスとした清掃システムにおいて、安価で作業性がよく、かつ汎用性のある方式を見出す。ドラム缶内容物が加減圧時でも容易に観察出来る。
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ドラム缶天板又は天蓋に取り付けられたJIS Z1604記述のフランジのねじ部に勘合するおねじ部を外周に持ち、天蓋又は天板との間に機密パッキングを有し、ドラム缶外からの各種径を持ったホースを締結するため、テーパーを有する、ホース取り付け部からなるドラム缶用ホースジョイント。 【請求項2】 ドラム缶内容物の液体の上昇により、浮きが浮上し、一定以上の液レベルになったとき、管路を塞ぐ機能を有するフロートを組み付けた請求項1のホースジョイント。 【請求項3】 ドラム缶内の気流を整流する風制御板を組み付けた請求項1のホースジョイント。 【請求項4】 2本以上のフランジを使い、吸排気をさせるとき、機密性を保つため、ドラム缶縁部分を半円形形状のシール部材で覆ったドラム缶。 【請求項5】 ドラム缶内部に網を設置して、液体分を底部に溜める機構とした請求項4のドラム缶。 【請求項6】 天板又は天蓋に透明のプラスチックを設け、内容物が見えるようにしたドラム缶。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、工作機械内部に滞留するスラッジを機外に排出する際、廃棄全体の工程を見据えて、無駄のない作業を提供するもので、生産工場の生産技術に関するものである。しかし機械加工分野に限定することなく、粉体の移送、汚泥の移送などの分野にも関係する。 【背景技術】 【0002】 生産工場では環境への配慮が日増しに高くなっている。それは地球環境保全だけでなく、職場環境整備が不良率の撲滅や生産性向上につながることが分かり、身近な問題として取り組むようになったからである。 【0003】 生産上出てくる廃棄物とどのように向き合うかは重要なことである。図1は特許公開平8−126595の内容で、汚泥等を掃除機自体に吸い込むことなく、掃除機の手前にドラム缶を用意して、ここに塵芥を集積するようにしてある。またこのドラム缶をそのまま廃棄物容器として運搬出来るようにした清掃装置を提供するもので、非常に利にかなったものである。特に廃棄容器に塵芥を直接投入することは詰め替えの工数が不要となり極めて合理的であり、吸引装置も掃除機を使っているので、誰でも手軽に使えることを示している。 【特許文献1】特許出願平08−126595 【0004】 この際使われている、ドラム缶はJISでの規定もあり、密閉容器として優れていて、その栓についても図3に示すようにJIS Z1604で厳格に規定されている。ドラム缶は多量の材料の保管運搬には便利な容器であり、修理しながら何度でも利用され、リサイクル容器としても極めて有効な商品との評を得ている。 【0005】 図1のような構成の中で一部のメーカーでは図2のようなトランスファーリッドと呼ばれる、ドラム缶活用部品を販売している。 【非特許文献1】(株)蔵王産業カタログ、バックマン Uシリーズ P6 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 図1、図2は極めて合理的であるが、ドラム缶の持っている特性を十分活用していないので、実際に使う場合、下記の課題がある。 (1)既存のトラスファーリッドは高価である。 (2)密封性は極めて重要であるがつなぎ方の記述がなく、JISで規定されているドラム缶のフランジの特性を活用していない。 (3)吸引だけでなく、ドラム缶からの排出の機能を考慮していない。 (4)どのドラム缶にも適用できない、また使用済みのドラム缶は変形しているのが多いのでその対応がしにくい。 (5)ドラム缶の内容が容易に観察できない。 【課題を解決するための手段】 【0007】 上記のそれぞれの課題に対しての手段は下記となる。 (1) JISで規定された天板または天蓋を活用し、また注入口および空気孔のためのフランジを活用したジョイントを準備するだけでよいので安価なものが提供出来る。天板の破損においてもジョイントの交換だけですむ。 (2) もともと密閉容器であるドラム缶の栓を活用することにより簡便に密閉性を保つことが出来る。また外周部に帯状のシールベルトを設けることにより、多少歪んだドラム缶でも対応出来る。 (3) 内外圧に対しても密封性を保たせる構造により、掃除機の排気を利用してドラム缶内の流体を缶外に取り出すことも出来る。 (4) JISで決められたフランジを使うので密閉式のドラム缶でもそのまま使える。断面がU字の伸縮自在材料をシールベルトとしてドラム缶縁に取り付けることにより変形があっても問題がない。 (5) フランジつきの透明体で出来た観測窓により、内圧を保ちながら内部を観察出来る。 【発明の効果】 【0008】 請求項1記載の発明によれば、JIS Z1604で規定されるドラム缶フランジに該当ジョイントを取り付けるだけで、簡便に掃除機ホースをドラム缶につなげることが出来る。ドラム缶は掃除機の予備タンクとして容易に使え、その結果多量の廃液や廃棄物をドラム缶に溜めることが出来る。特に大量のゴミを何度も詰め替えなくても一度に溜め込み、そのまま廃棄運搬が出来る。 【0009】 請求項2記載の発明によれば、ドラム缶内の液体が増えた場合でも自動的に吸引口を塞ぐので液の吸入を停止することが出来る。 【0010】 請求項3記載の発明によれば、ドラム缶内の気流を整流する風制御板を請求項1のホースジョイントに容易に組み付けられるので、ドラム缶内の空気の流れを制御して重い埃、ゴミをドラム缶内で分離することが出来る。 【0011】 請求項4記載の発明によれば、ドラム缶に内圧外圧がかかっても密閉性が保てるので液の吸引だけでなく吐出も可能である。 【0012】 請求項5記載の発明によれば、固体と液体が混在したものをドラム缶に吸引しても、ドラム缶内に設置した網で固液分離するので、液体だめに溜まった液を吐き出すことが出来る。 【0013】 請求項6記載の発明によれば、ドラム缶内部が容易に覗くことが出来る。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 以下、本発明の実施の形態として実施例を図1から図14を使い、説明する。 【実施例1】 【0015】 図4は、請求項1にもとづいた一実施例を示す。ドラム缶1と天板11、フランジ2はJIS規格品で形状、取り付け位置が決められている。本発明品のジョイント4はねじ部41がフランジねじ部21と接合している。密閉性を保つためにパッキング42は挿入しているがねじ部にシールテープを巻いても良い。ホース接合部43はテーパー状となり内径の異なったホース3でも対応するようになっている。ホースの先は図1と同様、掃除機につながりドラム缶内の空気の吸入を行う。このジョイント2のみの取り付けで径の異なったホースに接続が出来る。図5はホースとの接合部が逆テーパー44となっていて内圧がかかるとき有利になるような構造となっている。 【0016】 JIS Z1604のフランジが小の場合フランジ内径が28.2mmであり、ここにジョイントの外形ねじを作るとジョイントの中心径が20mmぐらいとなり、圧力損失が大きくなる場合があり。図6はジョイント9の内径をフランジ内径にあわせたものである。フランジの高さに限りがあり、倒れに対する対策として支え92がある。フランジ2との締結は内外面の摩擦である。 【0017】 図7はドラム缶内に液体を吸入した場合液量が一定以上上昇すると、浮き53が浮きガイド54に沿って上昇して、最後はジョイント2の先端を塞ぎ、液をそれ以上吸引しないように働く。この取り付けはフロート5のねじ部52でジョイント4と締結される。図8は目盛り付き浮き55で構成され、一定量以上になったらホース3が透明体の場合 フロートの位置を観察出来る。 【0018】 図9は多量なドライ粉塵対応の場合の粉塵分離に有効な風制御板6を取り付けた状態を表している。取り付けはねじ61をジョイント4のねじ部に勘合させ一体化する。風制御板6の長さによって缶内の風速が変わり、落下物の量が変わる。平板でなく、螺旋面としてトルネード状の風を起こすことも可能である。 【0019】 図10はドラム缶1の密閉性を保つためのシールベルト8を示している。この密閉性は吸引、吐出作業で非常に重要で若干のもれも能率に大きく影響されることが実験でも確認できている。オープンタイプのドラム缶は通常縁周辺部が変形を受けやすく、通常のバンドでは機密性が保ちにくい。そこでゴムなど伸縮自在の材料を用いて、断面形状も矩形の平帯81と断面がU字のU字帯82とがある。両者とも端部が重ね合うようにしてある。また接着剤でループ状にしても良い。いずれにしても材料の特性から容易に縁に架けることが出来るので、簡単に取り付けが出来る。特にU字帯の場合内圧が高い場合でも密着性が保てるので、液の吐出の場合に有効である。 【0020】 図11はドラム缶内の液体を吐出するのに必要な吸入アタッチメント100を示している。これもジョイント4にねじ102で締結される。図12は溜まった上澄み液111を吐出する場合で、掃除機などの排出空気をホース3を通じてドラム缶に導く。ドラム缶の内圧により上澄み液111を押し上げ、吸入パイプ104を通じてドラム缶外の容器113に排出される。これは上澄み液111を再利用することや機械の清掃用液に使うなどの活用が出来る。図13は網123を設けて切りくずなどの固体122と液を分離させ、液体を液たまり121に溜める。この場合吸入パイプ104をこの液たまり121まで伸ばし、液を内圧によりドラム缶外に排出する。 【0021】 図14は天板11に穴を開け、内容物の量を目視しようとするもので、図は窓断面を表している。部品としては両端をつば731状にした透明体73とパッキング721,722から構成されている。内圧が掛かると(2)のように観察窓全体が上昇して下部パッキング722が天板11に密着する。逆に内圧が低いと透明体が引き込まれて、上部パッキング721が天板11の上面に密着する。いずれの状況でも特別な液量計を備えなくても、ドラム缶の内容物が分かる。勿論照明があればなお明確に状況が分かる。 【図面の簡単な説明】 【0022】 【図1】特開平8−126595(公知) 【図2】トランスファーリッド(公知) 【図3】JIS Z1604(公知) 【図4】ジョイント断面図 【図5】逆テーパーを有したジョイント断面図 【図6】摩擦締結のジョイント断面図 【図7】フロートを取り付けたジョイント断面図 【図8】目盛りつきフロート 【図9】風制御板を取り付けたジョイント断面図 【図10】シールベルト及び装填図 【図11】吸込みアタッチメントを取り付けたジョイント断面図 【図12】上澄み液排出説明図 【図13】網による液分離後の液排出説明図 【図14】観測窓および動作説明図 【符号の説明】 【0023】 1 ドラム缶 11 ドラム缶天板 2 ドラム缶フランジ 21 ねじ部 3 ホース 4 ジョイント 41 ねじ部 42 パッキング 43 ホース接合部 44 ホース接合部(逆テーパー) 5 フロート 51 シール 52 ねじ部 53 浮き 54 浮きガイド 55 目盛りつき浮き 6 風制御板 61 ねじ 62 パッキング 7 観測窓 71 孔 721 上部パッキング 722 下部パッキング 73 透明体 731 つば 8 シールベルト 81 平帯 82 U字帯 9 ジョイント 91 シール 92 支え 100 吸入アタッチメント 101 シール 102 ねじ 103 パイプ締結部 104 吸入パイプ 110 上澄み排出 111 上澄み液 112 沈降体 113 容器 120 分離液排出 121 液たまり 122 固体 123 網
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| 【出願人】 |
【識別番号】399052202 【氏名又は名称】能 明彦
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| 【出願日】 |
平成17年7月8日(2005.7.8) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2007−14641(P2007−14641A) |
| 【公開日】 |
平成19年1月25日(2007.1.25) |
| 【出願番号】 |
特願2005−200981(P2005−200981) |
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