| 【発明の名称】 |
アップライト型電気掃除機 |
| 【発明者】 |
【氏名】高井 啓
【氏名】鎌谷 和将
【氏名】萩野 真一
【氏名】吉見 和好
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| 【要約】 |
【課題】本来の床用吸込具の吸気流路での吸込力と同等以上の吸引力を発揮する、側面の塵埃を吸い込むための機構または流路を備えたアップライト型電気掃除機、また側面まで延長させた回転ブラシに人体が接触する危険性が解消された、安全なアップライト型電気掃除機を提供すること。
【解決手段】床用吸込具5の右側面に補助流路28を備える。補助流路28は下流側端部にて主流路25に連通される。補助流路28は、主流路25および吸込流路3より流路断面積が小さく、上流側から下流側へ向けて流路断面積が減少するため、補助流路28内の上流側から下流側へ向かう流速が増加する。これにより、床用吸込具5の右側面の塵埃を確実に吸い込むことができる。また、側面吸込口31、ブラシカバー34またはスイッチ40を備えることにより、回転する右補助ブラシ18が人体から隔離され、人体が右補助ブラシ18に接触する危険性を解消できる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電動送風機が内蔵された本体と、 前記本体の上部に設けられた操作ハンドルと、 前記本体の下部前方に備えられた床用吸込具と、 前記床用吸込具の側方部に一端が連通し、その他端側は電気送風機へと連通している吸込流路と、 前記吸込流路が連通した床用吸込具の側方部の側面沿いに設けられた補助吸込手段と、 を含むことを特徴とするアップライト型電気掃除機。 【請求項2】 前記補助吸込手段は、吸込口と、前記吸込口に一端が臨み、他端は前記吸込流路の途中へとつながった補助吸込流路とを含むことを特徴とする、請求項1記載のアップライト型電気掃除機。 【請求項3】 前記補助吸込流路は、前記吸込流路と比べて流路断面積が小さいことを特徴とする、請求項2記載のアップライト型電気掃除機。 【請求項4】 前記補助吸込手段は、前記床用吸込具の側面に開口した吸込口を含むことを特徴とする、請求項1記載のアップライト型電気掃除機。 【請求項5】 電動送風機が内蔵された本体と、 前記本体の上部に設けられた操作ハンドルと、 前記本体の下部前方に備えられた床用吸込具と、 前記床用吸込具に内蔵され、前記床用吸込具の幅方向に長手の回転軸および前記回転軸周面に植立された多数のブラシ束を有する回転ブラシとを含むアップライト型電気掃除機において、 前記床用吸込具の一方側面には、吸込口が開口していることを特徴とする、アップライト型電気掃除機。 【請求項6】 前記側面に開口した吸込口近傍のブラシ束は、他の部分に比べて柔らかいブラシ束であることを特徴とする、請求項5記載のアップライト型電気掃除機。 【請求項7】 前記床用吸込具の一方側面に開口した吸込口を覆う、側方へ突出する進退可能なカバーが設けられていることを特徴とする、請求項5記載のアップライト型電気掃除機。 【請求項8】 前記カバーは、前記回転ブラシの端面と面一の状態まで引っ込み得ることを特徴とする、請求項7記載のアップライト型電気掃除機。 【請求項9】 前記回転ブラシには、その一端部に補助ブラシと、その一端面に、押圧力が与えられることにより前記補助ブラシを回転させ、前記押圧が解除されると前記補助ブラシの回転を停止させるためのスイッチとが設けられていることを特徴とする、請求項5記載のアップライト型電気掃除機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明はアップライト型電気掃除機に関する。 【背景技術】 【0002】 従来から用いられているアップライト型電気掃除機は、床用吸込具が床面の塵埃を回転ブラシで叩いて掻き取り、吸引する。壁沿いを掃除する場合においては、壁と回転ブラシとの間に、床用吸込具の筐体を成す側壁部が隙間として存在するため、その隙間における塵埃を取り残す問題があった(たとえば、特許文献1参照。)。 【特許文献1】特開平7−95937号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかし、側面の塵埃を吸い込むために何らかの機構または流路を設けた場合、そこでの吸込力が本来の床用吸込具の吸気流路での吸込力より弱くなる懸念がある。また、側面の塵埃を掻き取るために、床用吸込具に備えられた回転ブラシを側面まで延長して露出させると、回転する回転ブラシに人体が接触する危険性が生じる。 本発明の目的は、本来の床用吸込具の吸気流路での吸込力と同等以上の吸引力を発揮する、側面の塵埃を吸い込むための機構または流路を備えたアップライト型電気掃除機を提供することである。 【0004】 また、本発明の他の目的は、側面まで延長させた回転ブラシに人体が接触する危険性が解消された、安全なアップライト型電気掃除機を提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0005】 上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明によるアップライト型電気掃除機には、電動送風機が内蔵された本体と、前記本体の上部に設けられた操作ハンドルと、前記本体の下部前方に備えられた床用吸込具と、前記床用吸込具の側方部に一端が連通し、その他端側は電気送風機へと連通している吸込流路と、前記吸込流路が連通した床用吸込具の側方部の側面沿いに設けられた補助吸込手段と、を含むことを特徴としている。 【0006】 この構成によると、補助吸込手段により、床用吸込具の側面の塵埃を吸い込むことができる。 請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記補助吸込手段は、吸込口と、前記吸込口に一端が臨み、他端は前記吸込流路の途中へとつながった補助吸込流路とを含むことを特徴としている。 【0007】 この構成によると、吸込流路と同等の吸込力を有する補助吸込流路を備えた補助吸込手段により、床用吸込具の側面の塵埃を確実に吸い込むことができる。 請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記補助吸込流路は、前記吸込流路と比べて流路断面積が小さいことを特徴としている。 この構成によると、補助吸込流路における流速が吸込流路に比べて高くなるため、流速に比例する吸込力も増加し、床用吸込具の側面の塵埃をさらに確実に吸い込むことができる。 【0008】 請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記補助吸込手段は、前記床用吸込具の側面に開口した吸込口を含むことを特徴としている。 この機構によると、側面に開口した吸込口により、床用吸込具の側面の塵埃を吸い込むことができる。 請求項5に記載の発明は、電動送風機が内蔵された本体と、前記本体の上部に設けられた操作ハンドルと、前記本体の下部前方に備えられた床用吸込具と、前記床用吸込具に内蔵され、前記床用吸込具の幅方向に長手の回転軸および前記回転軸周面に植立された多数のブラシ束を有する回転ブラシとを含むアップライト型電気掃除機において、前記床用吸込具の一方側面には、吸込口が開口していることを特徴としている。 【0009】 この構成によると、側面に開口した吸込口により、床用吸込具の側面の塵埃を吸い込むことができる。 請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記側面に開口した吸込口近傍のブラシ束は、他の部分に比べて柔らかいブラシ束であることを特徴としている。 この構成によると、側面に開口した吸込口に臨んだ柔らかいブラシ束は、回転する回転ブラシに人体が接触した場合における危険性を解消できる。 【0010】 請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記床用吸込具の一方側面に開口した吸込口を覆う、側方へ突出する進退可能なカバーが設けられていることを特徴としている。 この構成によると、床用吸込具の側面の塵埃を吸い込むときには、吸込口および回転ブラシをカバーから臨ませて塵埃を吸い込むことができ、塵埃の吸い込みを終えると、吸込口および回転ブラシをカバーで覆うことができる。そのため、回転する回転ブラシに人体が接触する危険性を解消できる。 【0011】 請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記カバーは、前記回転ブラシの端面と面一の状態まで引っ込み得ることを特徴としている。 この構成によると、床用吸込具の側面の塵埃を吸い込むときに、吸込口および回転ブラシをカバー端面まで規制して臨ませることができるため、回転する回転ブラシに人体が接触する危険性を確実に解消できる。 【0012】 請求項9に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記回転ブラシには、その一端部に補助ブラシと、その一端面に、押圧力が与えられることにより前記補助ブラシを回転させ、前記押圧が解除されると前記補助ブラシの回転を停止させるためのスイッチとが設けられていることを特徴としている。 この構成によると、壁沿いの塵埃を吸い込むときには、スイッチを壁にぶつけて押圧を入力することにより、補助ブラシを回転させて塵埃を吸い込むことができる。また、塵埃の吸い込みを終えると、壁からスイッチを離してスイッチへの押圧を解除することにより、補助ブラシの回転を停止できる。そのため、回転する補助ブラシに人体が接触する危険性を解消できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0013】 図1は、この発明の一実施形態に係るアップライト型の電気掃除機1の正面図であり、図2は、電気掃除機1の右側面図である。以下では、電気掃除機1およびその構成要素(構成部品)の説明に関し、便宜上、図1における左側を左側、右側を右側、手前を正面(前)側、奥を背面(後)側、上側を上面(上)側、下側を底面(下)側として説明する。 電気掃除機1には、掃除機本体2、吸込流路3、操作ハンドル4および床用吸込具5が含まれている。 【0014】 掃除機本体2は円筒形状であり、電気送風機(図示せず)が内蔵されていて、この電動送風機により吸引力が発生する。 吸込流路3は、床用吸込具5により掻き取られた塵埃を掃除機本体2へ伝達する役割を担う、局所的に湾曲された円筒体である。吸込流路3は、空気の流れ方向にみて、上流側端部が床用吸込具5の右側上面に固定されており、下流側端部が掃除機本体2の右側面に固定されている。また、吸込流路3には、金属製の第1パイプ部6および樹脂製の第2パイプ部7と、可撓性を有するホース部8が備えられている。 【0015】 第1パイプ部6は吸込流路3の上流側に配置され、上流側端部が床用吸込具5の右側上部に固定されており、上流側端部から掃除機本体2の左右方向中心かつ背面に向かって湾曲する。そして、掃除機本体2の左右方向中心かつ背面の位置から上方へ向かって垂直に延設されている。 ホース部8は吸込流路3の中流に配置され、上流側端部が第1パイプ部6の下流側端部に着脱自在に接続され、垂直下方に向かって延設されている。 【0016】 第2パイプ部7は吸込流路3の下流側に配置され、上流側端部がホース部8の下流側端部に固定されており、上下方向に略U字形状を成して、下流側端部が掃除機本体2の右側面に固定されている。 操作ハンドル4は、吸込流路3の第1パイプ部6の上端部の表面に一体的に備えられた側面視がO字形状を成した樹脂製のリングであり、操作ハンドル4を把持して電気掃除機1を操作する。 【0017】 床用吸込具5は、上面視が略U字形状であり、U字の隙間に掃除機本体2が配置されている。また、床用吸込具5の底面の先端部は床に対して開口している。 通常の掃除において、床面に散在した塵埃は、床用吸込具5内部に掻き取られ、掃除機本体2に内蔵された電気送風機によって発生した吸引力により、吸込流路3を介して掃除機本体2へ吸引される。なお、床面以外の、例えばテーブルの上や窓枠などの高い位置を掃除する場合には、吸込流路3のホース部8の上流側端部を第1パイプ部6から離脱することにより、ホース部8を把持して塵埃を吸引することができる。 【0018】 この実施形態に係る電気掃除機1の特徴は、床用吸込具5の改良された構造にあり、4つの実施例を以下にて詳述する。 (1)第1の実施例 図3は、図2に示す電気掃除機1において、第1の実施例を説明するために床用吸込具5を拡大した図であり、図4は、図3における床用吸込具5の底面図において内部構造を示すために底カバーを外した状態の図である。 【0019】 図4に示すように、床用吸込具5は、回転ブラシ10、プーリー15、ベルト16、駆動軸17、右補助ブラシ18、左補助ブラシ21、駆動モーター24、主流路25、補助流路28およびブラシ収容部33を備えている。また、回転ブラシ10、右補助ブラシ18および左補助ブラシ21のそれぞれの一部は、床用吸込具5の底面から床に向けて露出している。 【0020】 ブラシ収容部33は、床用吸込具5の前部を形成する、左右方向に延設された半円筒の空間であり、その内部の左右方向の途中において、右軸受け13と左軸受け14とを互いに対向するように備えている。 回転ブラシ10は床用吸込具5の左右方向に延設された円筒体であり、回転軸11およびブラシ部12が備えられている。回転軸11の外周面にはブラシ部12が回転軸11の半径方向に突出するように備えられている。回転ブラシ10は、回転軸11の両端部の外周面とブラシ収容部33の右軸受け13および左軸受け14の内周面とが摺接関係になるように右軸受け13および左軸受け14によって回転自在に支持されている。また、回転ブラシ10は、ブラシ部12の先端が側面視での床用吸込具5から床方向に露出するように、ブラシ収容部33内に収容されている。 【0021】 右補助ブラシ18は、回転ブラシ10の右端部に接続された円筒体であり、右補助ブラシ回転軸19および右補助ブラシ部20を備えており、ブラシ収容部33内に収容されている。右補助ブラシ回転軸19の外周面には右補助ブラシ部20が右補助ブラシ回転軸19の半径方向に突出するように備えられている。また、右補助ブラシ回転軸19は回転ブラシ10の回転軸11の右端部に固定されており、右補助ブラシ18は回転ブラシ10と連動する。 【0022】 左補助ブラシ21は、回転ブラシ10の左端部に接続された円筒体であり、左補助ブラシ回転軸22および左補助ブラシ部23を備えており、ブラシ収容部33内に収容されている。左補助ブラシ回転軸22の外周面には左補助ブラシ部23が左補助ブラシ回転軸22の半径方向に突出するように備えられている。また、左補助ブラシ回転軸22は回転ブラシ10の回転軸11の左端部に固定されており、左補助ブラシ21は回転ブラシ10と連動する。 【0023】 駆動モーター24は、駆動軸17を備えており、床用吸込具5の後側において、駆動軸17が左右方向において回転軸11と平行になるように配置され、図示しない供給電力により回転して駆動力を発生し、駆動軸17を軸回りに回転させる。 プーリー15は、駆動モーター24の駆動軸17と左右方向での位置が一致するように、回転ブラシ10の回転軸11に外嵌される。 【0024】 ベルト16は、駆動モーター24の駆動軸17とプーリー15とを外嵌し、駆動モーター24の駆動力をプーリー15に伝達し、回転ブラシ10、右補助ブラシ18、左補助ブラシ21を軸回りに回転させる。 主流路25は、床用吸込具5の右側に配置された筒形状であり、主吸込口26および主接続口27を備えている。 【0025】 主吸込口26は主流路25の上流側端部であり、ブラシ収容部33に接続されており、ブラシ収容部33内部と主流路25内部とが連通する。また、主接続口27は主流路25の下流側端部であり、吸込流路3の上流側端部に接続され、吸込流路3内部と主流路25内部とが連通する 補助流路28は、床用吸込具5の右側面に備えられており、上流側に補助吸込部47を備え、下流側にバイパス部48を備えている。補助吸込部47は上流側端部に補助吸込口29を備え、バイパス部48は下流側端部に補助接続口30を備えている。補助吸込口29は床面に対して開口しており、補助接続口30は主流路25の中流に接続される。補助吸込部47の下流側端部とバイパス部48の上流側端部とは接続されて、補助吸込部47内部とバイパス部48内部とが連通しているため、補助流路28内部と主流路25内部とが連通する。これにより、床用吸込具5の側面の塵埃を吸い込むことができる。 【0026】 また、補助流路28は、主流路25および吸込流路3よりも流路断面積が小さいので、補助流路28内の、上流側から下流側へ向かう流速は、主流路25および吸込流路3内の流速よりも高い。さらに、図3に示すように、補助流路28内部において、上流側に比べて下流側の流路断面積が小さい。つまり、バイパス部48は補助吸込部47よりも流路断面積が小さいので、補助流路28内で上流側から下流側へ向かって流速が増加する。これにより、前述の塵埃を確実に吸い込むことができる。 【0027】 以上より、第1の実施例では、床用吸込具5の右側面に取り付けられ、主流路25に連通された補助流路28により、床用吸込具5の側面の塵埃を吸い込むことができる。また、補助流路28は、主流路25および吸込流路3より流路断面積が小さいので、補助流路28内部の流速は主流路25および吸込流路3内部より高く、補助流路28は主流路25での吸込力と同等以上の吸引力を発揮することができる。また、補助流路28の下流側のバイパス部48は上流側の補助吸込部47よりも流路断面積が小さいので、補助流路28内で上流側から下流側へ向かって流速が増加する。これにより、前述の塵埃を確実に吸い込むことができる。 (2)第2の実施例 図5は、第2の実施例を説明するための床用吸込具5の右側面図であり、図6は、図5における床用吸込具5の底面図において内部構造を示すために底カバーを外した状態の図である。なお、第1の実施例での部品と対応する部品には、同一の符号を付して説明を省略する。 【0028】 第2の実施例の特徴は、側面吸込口31を備えていることである。図6に示すように、側面吸込口31は、ブラシ収容部33の右側壁に設けられ、ブラシ収容部33の右内壁の内側面と外側面を貫通している。これにより、床用吸込具5の側面の塵埃を吸い込むことができる。 また、側面吸込口31に右補助ブラシ18が臨んでおり、右補助ブラシ18の右端面は側面吸込口31と面一になっている。そのため、前述の塵埃を確実に吸い込むことが可能となる。さらに、右補助ブラシ18の右補助ブラシ部20が、回転ブラシ10のブラシ部12および左補助ブラシ21の左補助ブラシ部23より柔らかい。そのため、たとえ側面吸込口31からユーザーが指などを入れても、回転している右補助ブラシ18で怪我をする危険性が解消される。 【0029】 以上より、第2の実施例では、ブラシ収容部33の右側壁に設けられた側面吸込口31により、床用吸込具5の側面の塵埃を吸い込むことができる。さらに、側面吸込口31に右補助ブラシ18が臨んでいることにより、前述の塵埃を確実に吸い込むことが可能となる。また、右補助ブラシ18は柔らかい右補助ブラシ部20を備えており、回転時の右補助ブラシ18に人体に接触した場合における危険性を解消できる。 (3)第3の実施例 図7は、第3の実施例を説明するための図5のA−A矢視図である。また、図8は、第3の実施例を説明するための図5における床用吸込具5の要部断面図であり、図9は図8のC−D矢視図である。なお、第1および第2の実施例での部品と対応する部品には、同一の符号を付して説明を省略する。 【0030】 第3の実施例の特徴は、ブラシカバー34を備えていることである。図7Aは、右補助ブラシ18、ブラシカバー34、回転ブラシ10およびブラシ収容部33の右端部を示した要部断面図である。ブラシカバー34は、図7Aに示すように、ブラシ収容部33の右側壁に備えられ、カバー部35、ガイド軸37および係止壁38を備えている。カバー部35は右補助ブラシ18より大径の円筒体であり、右端面には、カバー開口部36が形成されている。ガイド軸37はカバー部35左端縁の外周面上に複数備えられ、ガイド軸37の左側端部はブラシ収容部33の右側壁を左右方向に貫通する。係止壁38はブラシ収容部33の右側壁の内側において、ブラシ収容部33の右側壁を貫通したガイド軸37の左側端部を係止する。これにより、ブラシカバー34はブラシ収容部33に対して左右方向に進退可能となり、ブラシカバー34がブラシ収容部33に対して左右方向に最も離れた場合(図7A参照)では、回転中の右補助ブラシ18は外部に露出されない。また、ブラシカバー34がブラシ収容部33に対して左右方向に最も近づいた場合(図7B参照)では、右補助ブラシ18がカバー開口部36に臨む。これにより、床用吸込具5の側面の塵埃を吸い込むときには、右補助ブラシ18をブラシカバー34から臨ませて塵埃を吸い込むことができ、塵埃の吸い込みを終えると、右補助ブラシ18をブラシカバー34で覆うことができる。そのため、回転する右補助ブラシ18に人体が接触する危険性を解消できる。 【0031】 また、ブラシカバー34がブラシ収容部33に対して左右方向に最も近づいた場合(図7B参照)に、右補助ブラシ18の右端面がブラシカバー34のカバー部35の右端面と面一であるので、回転する右補助ブラシ18をブラシカバー34の右端面まで規制して臨ませることができる。そのため、回転する右補助ブラシ18に人体が接触する危険性を確実に解消できる。 【0032】 また、図8に示すように、ブラシ収容部33の右側壁の上部に右側壁孔39が設けられており、ブラシカバー34がブラシ収容部33に対して左右方向に最も離れた場合(図9参照)では、係止壁38が右側壁孔39を塞ぐ。逆に、ブラシカバー34がブラシ収容部33に対して左右方向に最も近づいた場合では、係止壁38が右側壁孔39に対して左方向に隔間する。これにより、主流路25の主吸込口26に近い右側壁孔39から前述の塵埃が効率よく吸い込まれ、右側壁孔39が係止壁38に塞がれると、塵埃の主吸込口26から上流方向への逆流が妨げられるため、塵埃を確実に吸い込むことができる。 【0033】 以上より、第3の実施例では、ブラシ収容部33の右側壁に備えられたブラシカバー34により、床用吸込具5の側面の塵埃を吸い込むときのみ、右補助ブラシ18をブラシカバー34から臨ませることができる。そのため、回転する右補助ブラシ18に人体が接触する危険性を解消できる。また、ブラシカバー34から臨んだ右補助ブラシ18の右端面がブラシカバー34のカバー部35の右端面と面一であるので、回転する右補助ブラシ18に人体が接触する危険性を確実に解消できる。また、ブラシ収容部33の右側壁の上部に設けられた右側壁孔39により、前述の塵埃を効率よく、かつ確実に吸い込むことができる。 (4)第4の実施例 図10は、第4の実施例を説明するための床用吸込具5の要部断面図であり、図11は図10のB−B矢視図である。なお、第1、第2および第3の実施例での部品と対応する部品には、同一の符号を付して説明を省略する。 【0034】 第4の実施例の特徴は、スイッチ40を備えていることである。スイッチ40は、図11Aに示すように、回転ブラシ10の回転軸11の右端部および右補助ブラシ18の右補助ブラシ回転軸19において、主側摩擦板41、補助側摩擦板42、ボタン43およびスプリング44を備えている。主側摩擦板41は、片面が摩擦面の円板であり、摩擦面が右側面になるように回転ブラシ10の回転軸11の右側面に接続される。補助側摩擦板42も主側摩擦板41と同様の形状であり、摩擦面が左側面になるように右補助ブラシ18の右補助ブラシ回転軸19の左側面に接続される。ボタン43は、円筒体と半球とを組み合わせた形状となっており、右補助ブラシ回転軸19の右端部に同一軸にて接続され、ブラシ収容部33の側面吸込口31を介して外部に露出している。右補助ブラシ18の右補助ブラシ部20の内側には、ボタン43を左右方向に全て埋没され得る大きさの凹部45が形成されている。スプリング44は、凹部45において右補助ブラシ回転軸19に外嵌され、ボタン43に接することにより、右補助ブラシ回転軸19、補助側摩擦板42およびボタン43を右方へ付勢している。よって、床面のみを掃除している場合(図11A参照)では、主側摩擦板41と補助側摩擦板42とが隔間されており、回転中の回転ブラシ10の回転軸11に右補助ブラシ18の右補助ブラシ回転軸19が接触しないため右補助ブラシ18は回転しない。壁沿いの塵埃を吸い込む場合(図11B参照)では、ボタン43を壁にぶつけて凹部45に埋没させることにより、スイッチ40の主側摩擦板41と補助側摩擦板42とがそれぞれの摩擦面にて接触する。それにより、回転中の回転ブラシ10の回転軸11の駆動力が右補助ブラシ18の右補助ブラシ回転軸19に伝達されるため右補助ブラシ18は回転し、床用吸込具5の側面の塵埃を吸い込むことができる。また、塵埃の吸い込みを終えて壁からボタン43を離すと、スプリング44の復元力により主側摩擦板41と補助側摩擦板42とが隔間され、右補助ブラシ18の回転を停止できる。そのため、回転する右補助ブラシ18に人体が接触する危険性を解消できる。 【0035】 以上より、図4の実施例では、ブラシ収容部33の右側に備えられたスイッチ40により、床用吸込具5の側面の塵埃を吸い込むときのみ、右補助ブラシ18が回転するため、回転する右補助ブラシ18に人体が接触する危険性を解消できる。 この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。 【図面の簡単な説明】 【0036】 【図1】この発明の一実施形態に係るアップライト型の電気掃除機1の正面図である。 【図2】電気掃除機1の右側面図である。 【図3】図2に示す電気掃除機1において、第1の実施例を説明するために床用吸込具5を拡大した図である。 【図4】図3における床用吸込具5の底面図において内部構造を示すために底カバーを外した状態の図である。 【図5】第2の実施例を説明するための床用吸込具5の右側面図である。 【図6】図5における床用吸込具5の底面図において内部構造を示すために底カバーを外した状態の図である。 【図7】図7Aは、ブラシカバー34がブラシ収容部33に対して最も離れた場合での、右補助ブラシ18、ブラシカバー34、回転ブラシ10およびブラシ収容部33の右端部を示した、第3の実施例を説明するための図5のA−A矢視図である。図7Bは、図7Aにおいて、ブラシカバー34がブラシ収容部33に対して最も近づいた場合を示した図である。 【図8】第3の実施例を説明するための床用吸込具5の要部断面図である。 【図9】図8のC−D矢視図である。 【図10】第4の実施例を説明するための床用吸込具5の要部断面図である。 【図11】図11Aは、床面のみを掃除している場合の図10のA−A矢視図であり、図11Bは、図11Aにおいて、壁沿いの塵埃を吸い込むためにスイッチ40のボタン43を壁にぶつけた場合を示した図である。 【符号の説明】 【0037】 1 電気掃除機 2 掃除機本体 3 吸込流路 4 操作ハンドル 5 床用吸込具 10 回転ブラシ 11 回転軸 12 ブラシ部 18 右補助ブラシ 20 右補助ブラシ部 23 左補助ブラシ部 25 主流路 28 補助流路 29 補助吸込口 30 補助接続口 31 側面吸込口 34 ブラシカバー 36 カバー開口部 40 スイッチ
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成17年6月24日(2005.6.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100087701 【弁理士】 【氏名又は名称】稲岡 耕作
【識別番号】100101328 【弁理士】 【氏名又は名称】川崎 実夫
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| 【公開番号】 |
特開2007−446(P2007−446A) |
| 【公開日】 |
平成19年1月11日(2007.1.11) |
| 【出願番号】 |
特願2005−185415(P2005−185415) |
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