| 【発明の名称】 |
携帯用簡易トイレ |
| 【発明者】 |
【氏名】椎原 伸也
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| 【要約】 |
【課題】排泄物を収納するために汎用の袋を装着することができ、素早く組立てることができるとともに収納袋を取り付けたままで脚部材を折り畳むことができ、排便するために安定して座ることができ、感触が良好な便座部を備えた携帯用簡易トイレを提供する。
【解決手段】携帯用簡易トイレ1において、第1の脚部材20が便座部10の両側に対して回動可能に取付けられ、第2の脚部材30が第1の脚部材20から離れた位置で便座部10の両側に対して回動可能に取付けられ、頂部で第1の脚部材20を支持する。便座部10は弾性収縮可能な上面を有する便座上部11を含み、消臭袋100とビニル袋200の開口周端部を貫通穴17に挿入し、貫通穴17の周辺部にて便座上部11と便座下部12で挟むことができるように構成されている。ペーパーホルダ部40が第1の脚部材20の頂部の周りを回動することができるように取付けられている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 便座部と、 前記便座部の両側を挟むように前記便座部の両側に対して回動可能に取付けられ、ほぼU字形状に曲げられた棒状部材から形成され、U字形状の開いた両端部を頂部とし、この頂部と反対側の閉じた部分を底部とする第1の脚部材と、 前記第1の脚部材から離れた位置で前記便座部を挟むように前記便座部の両側に対して回動可能に取付けられ、ほぼU字形状に曲げられた棒状部材から形成され、U字形状の開いた両端部を頂部とし、この頂部と反対側の閉じた部分を底部とし、前記頂部で前記第1の脚部材を支持することが可能な第2の脚部材と、 前記第1の脚部材と前記第2の脚部材とを連結するリンク部材とを備え、 前記便座部は、前記第1と第2の脚部材に対して回動可能に取付けられた便座支持部と、この便座支持部の上に取付けられた便座下部と、この便座下部の後端縁部に取付けられた帯状連結部と、この帯状連結部を介して前記便座下部に連結された後端縁部と弾性収縮可能な上面とを有する便座上部とを含み、 前記便座下部と前記便座上部とは、前記便座下部と前記便座上部の互いに対向する面に取付けられた面状固着部材を介して固着することができ、 前記便座支持部、前記便座下部および前記便座上部は、便を落下することが可能な貫通穴を有し、 便を収容する袋の開口周端部を、前記便座支持部と前記便座下部の貫通穴に挿入し、前記便座下部と前記便座上部の貫通穴の周辺部で挟むことができるように構成され、 前記便座上部に対向する前記便座下部の面には、便を収容する袋の開口周端部に接触することができるように摩擦部材が配置されて取付けられており、 前記第1の脚部材の頂部の少なくとも一方には、ペーパーホルダ部材が前記第1の脚部材の頂部の周りを回動することができるように取付けられている、携帯用簡易トイレ。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、一般的には携帯用簡易トイレに関し、特定的には災害時、工事現場、キャンプ場、海水浴場、病院、老人ホーム、車の渋滞、釣り等で使用することができ、かつ持ち運びが容易な携帯用簡易トイレに関するものである。 【背景技術】 【0002】 この種の携帯用簡易トイレは、従来から、たとえば、登録実用新案第3016895号公報(特許文献1)に記載されている。この公報に記載された携帯用簡易トイレは、折り畳み可能な脚部と、脚部に載置し内部中央に排泄物落口を有する洋式便座と、排泄物落口に開口し、脚部上部、あるいは洋式便座下部に着脱可能に装着した使い捨て汚物袋とからなる。 【0003】 また、特許第3507951号公報(特許文献2)には、保管スペースが少なく持ち運びが便利で組立が簡単に構成され、一部を組み替えることで通常の椅子としても使用可能な携帯用簡易トイレが記載されている。この携帯用簡易トイレでは、開口部が形成された便座前後の脚部材を、便座の面と略並行位置まで折り畳み、便座裏面の収容凹部内に収容可能に構成するとともに、蓋体を便座の端部に開閉可能に枢着して開口部を閉塞するように構成し、便座の一端に枢着された背もたれ枠を、便座の面と略並行位置まで折り畳み可能に構成して、この背もたれ枠に箱形の支持枠を係脱自在に装着し、便座の上面に収納袋を備えた便座シートを着脱自在に取付けた構成としている。 【特許文献1】登録実用新案第3016895号公報 【特許文献2】特許第3507951号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、登録実用新案第3016895号公報(特許文献1)に記載された携帯用簡易トイレは、排便するために人が座るには不安定である。また、専用の汚物袋が必要である。さらに、便座の下に脚部材が取付けられているので、排便後、汚物袋を取付けた状態のままで、脚部を折り畳むことができない。 【0005】 また、特許第3507951号公報(特許文献2)に記載された携帯用簡易トイレは、複雑な構成を有するので、素早く組立てることができない。また、便座は合成樹脂板等により一体形成されたものであるので、排便するために人が座るには感触が悪い。さらに、排泄物を収納するために専用の収納袋が必要である。なお、この携帯用簡易トイレにおいても、便座の下に脚部材が取付けられているので、排便後、収納袋を取り付けた状態のままで、脚部材を折り畳むことができない。 【0006】 そこで、この発明の目的は、排泄物を収納するために汎用の袋を装着することができ、素早く組立てることができるとともに、収納袋を取り付けた状態のままで、脚部材を折り畳むことが可能で、排便するために人が安定して座ることができ、感触が良好な便座部を備えた携帯用簡易トイレを提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0007】 この発明に従った携帯用簡易トイレは、便座部と、第1と第2の脚部材と、リンク部材とを備える。第1の脚部材は、便座部の両側を挟むように便座部の両側に対して回動可能に取付けられ、ほぼU字形状に曲げられた棒状部材から形成され、U字形状の開いた両端部を頂部とし、この頂部と反対側の閉じた部分を底部とする。第2の脚部材は、第1の脚部材から離れた位置で便座部を挟むように便座部の両側に対して回動可能に取付けられ、ほぼU字形状に曲げられた棒状部材から形成され、U字形状の開いた両端部を頂部とし、この頂部と反対側の閉じた部分を底部とし、頂部で第1の脚部材を支持することが可能である。リンク部材は、第1の脚部材と第2の脚部材とを連結する。便座部は、第1と第2の脚部材に対して回動可能に取付けられた便座支持部と、この便座支持部の上に取付けられた便座下部と、この便座下部の後端縁部に取付けられた帯状連結部と、この帯状連結部を介して便座下部に連結された後端縁部と弾性収縮可能な上面とを有する便座上部とを含む。便座下部と便座上部とは、便座下部と便座上部の互いに対向する面に取付けられた面状固着部材を介して固着することができる。便座支持部、便座下部および便座上部は、便を落下することが可能な貫通穴を有する。この発明の携帯用簡易トイレは、便を収容する袋の開口周端部を、便座支持部と便座下部の貫通穴に挿入し、便座下部と便座上部の貫通穴の周辺部で挟むことができるように構成されている。便座上部に対向する便座下部の面には、便を収容する袋の開口周端部に接触することができるように摩擦部材が配置されて取付けられている。第1の脚部材の頂部の少なくとも一方には、ペーパーホルダ部材が第1の脚部材の頂部の周りを回動することができるように取付けられている。 【0008】 この発明の携帯用簡易トイレにおいては、便を収容する袋の開口周端部を便座下部と便座上部の間に挟むだけで、収容袋を取り付けることができる。このため、排泄物を収納するために汎用の袋を用いて装着することができる。 【0009】 また、この発明の携帯用簡易トイレにおいては、第1の脚部材が便座部の両側を挟むように便座部の両側に対して回動可能に取付けられ、第2の脚部材が第1の脚部材から離れた位置で便座部を挟むように便座部の両側に対して回動可能に取付けられ、頂部で第1の脚部材を支持することができる。リンク部材は、第1の脚部材と第2の脚部材とを連結する。このため、便座部の両側に取付けられた第1と第2の脚部材を開閉するだけで、携帯用簡易トイレを組立てることができ、また折り畳むことができる。したがって、携帯用簡易トイレを使用前に素早く組立てることができ、また使用後に収容するために素早く折り畳むことができる。 【0010】 さらに、この発明の携帯用簡易トイレにおいては、第1と第2の脚部材が便座部の両側に配置されて取付けられているので、収納袋を取り付けた状態のままで、脚部材を折り畳むことが可能である。このため、緊急時において使用後に携帯用簡易トイレを収容するために素早く折り畳むことができる。 【0011】 この発明の携帯用簡易トイレにおいては、第1の脚部材の頂部の少なくとも一方には、ペーパーホルダ部材が第1の脚部材の頂部の周りを回動することができるように取付けられている。このため、人が排便後、臀部を拭くためにトイレットペーパーを取りに行く必要がない。また、第1の脚部材の頂部の周りでペーパーホルダ部材を回動することによって、携帯用簡易トイレを使用する前にトイレットペーパーを使用可能な状態に簡単に設定することができ、また使用後に第1の脚部材の内側にペーパーホルダ部材を配置して、折り畳んだ状態の携帯用簡易トイレの内側にペーパーホルダ部材を収容することができる。 【0012】 この発明の携帯用簡易トイレにおいては、便座部が、第1と第2の脚部材に対して回動可能に取付けられた便座支持部と、この便座支持部の上に取付けられた便座下部と、この便座下部の後端縁部に取付けられた帯状連結部と、この帯状連結部を介して便座下部に連結された後端縁部と弾性収縮可能な上面とを有する便座上部とを含む。このため、人が排便するために便座上部の上に安定して座ることができ、感触が良好である。 【発明の効果】 【0013】 以上のように、この発明によれば、排泄物を収納するために汎用の袋を用いて装着することができるとともに、使用前に素早く組立てることができ、また使用後に収容するために素早く折り畳むことができる。また、人が排便後、臀部を拭くためにトイレットペーパーを取りに行く必要がなく、携帯用簡易トイレを使用前にトイレットペーパーを使用可能な状態に簡単に設定することができ、使用後に第1の脚部材の内側にペーパーホルダ部材を配置して、折り畳んだ状態の携帯用簡易トイレの内側にペーパーホルダ部材を収容することができる。さらに、人が排便するために便座の上に安定して座ることができ、感触が良好であるという効果がある。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 この発明の一つの実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。 【0015】 図1はこの発明の一つの実施の形態として使用時に広げた状態の携帯用簡易トイレを示す斜視図、図2は便座上部を上げた状態の携帯用簡易トイレを示す正面図、図3は収容時に折り畳んだ状態の携帯用簡易トイレを示す正面図、図4は収容時に折り畳んだ状態の携帯用簡易トイレを示す上面図、図5は収容時に折り畳んだ状態の携帯用簡易トイレを示す左側面図、図6は使用後に収容袋を取り付けたままで折り畳んだ状態の携帯用簡易トイレを示す右側面図である。これらの図を参照して、本発明の携帯用簡易トイレの構成と使用方法について説明する。 【0016】 携帯用簡易トイレ1は、人が座って臀部を置く便座部10と、便座部10を支える第1の脚部材20と、便座部10を支える第2の脚部材30と、リンク部材35とを備える。 【0017】 第1の脚部材20は、便座部10の両側を挟むように便座部10の両側に対して回動可能に取付けられている。便座部10は、第1の脚部材20の内側に延びる第1の回動軸23の周りを回動可能である。また、第1の脚部材20は、ほぼU字形状に曲げられた棒状部材として、たとえば、金属製の管から形成されている。さらに、第1の脚部材20は、U字形状の開いた両端部を頂部とし、この頂部と反対側の閉じた部分を底部とする。第1の脚部材20の一方側の頂部には開口部としてペーパーホルダ取付用穴21が形成され、他方側の頂部にはゴム製キャップ22が取付けられている。第1の脚部材20の底部には、二つの環状の滑り止め部材24が互いに間隔をあけて金属製の管の周りに取り付けられている。 【0018】 第2の脚部材30は、第1の脚部材20から離れた位置で便座部10を挟むように便座部10の両側に対して回動可能に取付けられている。便座部10を回動可能に取付けるために二つの取付金具34が便座部10の両側と第2の脚部材30の内側との間に配置されている。便座部10は、取付金具34における第2の回動軸33の周りを回動可能である。また、第2の脚部材30は、ほぼU字形状に曲げられた棒状部材として、たとえば、金属製の管から形成されている。さらに、第2の脚部材30は、U字形状の開いた両端部を頂部とし、この頂部と反対側の閉じた部分を底部とする。頂部としてストッパ部32は、たとえば、合成樹脂でキャップ形状に形成され、第1の脚部材20の外周側面に接触して第1の脚部材20を支持することが可能である。リンク部材35は、第1の脚部材20と第2の脚部材30とを連結する。第2の脚部材30の底部には、二つの環状の滑り止め部材36が互いに間隔をあけて金属製の管の周りに取り付けられている。第2の脚部材30の内側面には、芳香剤容器400を取付けるためのフック31がネジ部材等によって固着されている。 【0019】 便座部10は、便座上部11と、便座下部12と、便座支持部13と、連結部14とから構成されている。 【0020】 便座支持部13は、図3に示すように、たとえば、環状の金属製管から構成され、第1の脚部材20と第2の脚部材30に対して回動可能に取付けられている。金属製管の外周側面には、棒状のピン等からなる第1の回動軸23と第2の回動軸33とが取付けられている。図2と図3に示すように、便座支持部13の周囲の4箇所には、収納袋を挟むための挟み部材15が取付リング16を介して取付けられている。便座下部12は、便座支持部13の上に取付けられている。帯状連結部としての連結部14は、たとえば、帯状シートから形成され、便座上部11と便座下部12の後端縁部に取付けられている。便座上部11は、連結部14を介して便座下部12に連結された後端縁部と、弾性収縮可能な上面とを有し、たとえば、ウレタン樹脂製のクッション材を内部に含む。 【0021】 図2に示すように、便座下部12と便座上部11とは、便座下部12と便座上部11の互いに対向する内側の面で前方側に取付けられた面状固着部材11aと面状固着部材12a、たとえば、マジックファスナ(登録商標)を介して固着することができる。便座支持部13、便座下部12および便座上部11は、便を落下することが可能な貫通穴17を有する。 【0022】 図1に示すように、携帯用簡易トイレ1は、便を収容する袋として、たとえば、内側に配置された消臭袋100と消臭袋100の外側に配置されたビニル袋200との開口周端部を、便座支持部13と便座下部12の貫通穴17に挿入し、便座下部12と便座上部11の貫通穴17の周辺部で挟むことができるように構成されている。図2に示すように、便座上部11に対向する便座下部12の面には、便を収容する袋として、内側に配置された消臭袋100と消臭袋100の外側に配置されたビニル袋200との開口周端部に接触することができるように、摩擦部材として、たとえば、材質がゴムなどの長方形状または円形状等の滑り止め部材12bが固着されている。このように構成されているので、便座下部12において貫通穴17の左右両側の表面に配置された滑り止め部材12bは、便座下部12と便座上部11との間に挟まれた消臭袋100とビニル袋200の開口端部が滑るのを防止する。また、図2と図3に示すように便座支持部13の周囲の4箇所に取付けられた挟み部材15が、図1に示すように消臭袋100とビニル袋200の外表面を挟むことにより、便座下部12と便座上部11との間に挟まれた消臭袋100とビニル袋200は、たとえ、排泄物が消臭袋100の中に収容されても、その排泄物の重量で便座部10から落下することがなく、強固に便座部10に取り付けられることができる。 【0023】 図1と図2に示すように、第1の脚部材20の頂部の一方には、ペーパーホルダ取付用穴21を介して、ペーパーホルダー部材としてのペーパーホルダ部40が第1の脚部材20の頂部の周りを回動することができるように取付けられている。ペーパーホルダ部40は、ペーパーホルダ取付部材41と、ペーパーホルダ本体42と、トイレットペーパー支持軸部材43と、トイレットペーパーカバー部材44とから構成されている。ペーパーホルダ取付部材41は、たとえば、ほぼL字形状に曲げられた金属製の管からなり、第1の脚部材20のペーパーホルダ取付用穴21に挿入された一方端部と、ペーパーホルダ本体42が取付けられた他方端部とを有する。ペーパーホルダ本体42には、トイレットペーパー300の円筒軸に挿入されるトイレットペーパー支持軸部材43が取付けられている。また、ペーパーホルダ本体42には、トイレットペーパー300の外周面を被覆するようにトイレットペーパーカバー部材44が取付けられている。図3に示すように、ペーパーホルダ取付部材41の他方端部において、金属製の管の開口部にはゴム製キャップ45が取り付けられて塞がれている。これにより、指等を金属製の管の開口部に突っ込むことがないように危険防止が図られている。 【0024】 この発明の携帯用簡易トイレ1を使用する場合、まず、図3〜図5に示すように折り畳まれた状態から、携帯用簡易トイレ1を広げる。その後、図1と図2に示すように、ペーパーホルダ部40を第1の脚部材20の内側から外側に回動させてトイレットペーパー300を使用することができるように設定する。そして、消臭袋100とビニル袋200の開口端部を便座支持部13と便座下部12の貫通穴17に挿入し、便座下部12と便座上部11との間に挟んで固定する。この場合、消臭袋100とビニル袋200の開口端部は滑り止め部材12bの上に載置されるとともに、便座下部12と便座上部11との間に挟まれた状態で面状固着部材11aと面状固着部材12aとが係合することにより、便座上部11と便座下部12とが固着するので、便座部10に強固に取付けられる。また、消臭袋100とビニル袋200の外表面は挟み部材15によって挟まれているので、便座部10から容易に落下しないようにされている。この状態で、人が便座部10の上に臀部を載せて排便する。排泄物は消臭袋100の中に収納される。そして、排泄物が収納された消臭袋100とビニル袋200は、便座部10から取り外され、処理される。 【0025】 このとき、図6に示すように、消臭袋100とビニル袋200とを便座部10に取り付けた状態で、携帯用簡易トイレ1を折り畳んで所定の場所まで持ち運び、所定の場所で、排泄物が収納された消臭袋100とビニル袋200とを便座部10から取り外して処理してもよい。その後、消臭袋100とビニル袋200とが便座部10から取り外された携帯用簡易トイレ1は、図3〜図5に示すように、ペーパーホルダ部40を第1の脚部材20の内側に回動して、ある一定の大きさのほぼ直方体形状の領域内に収まるように、携帯用簡易トイレ1を折り畳むことができる。これにより、携帯用簡易トイレ1を折り畳んだ状態で自動車のトランク内等にコンパクトに収容することができる。 【0026】 したがって、この発明の携帯用簡易トイレ1においては、便を収容する袋としての消臭袋100とビニル袋200の開口周端部を便座下部12と便座上部11の間に挟むだけで、収容袋を取り付けることができる。このため、排泄物を収納するために汎用の袋を用いて装着することができる。 【0027】 また、この発明の携帯用簡易トイレ1においては、第1の脚部材20が便座部10の両側を挟むように便座部10の両側に対して回動可能に取付けられ、第2の脚部材30が第1の脚部材20から離れた位置で便座部10を挟むように便座部10の両側に対して回動可能に取付けられ、頂部としてのストッパ部32で第1の脚部材20を支持することができる。リンク部材35は、第1の脚部材20と第2の脚部材30とを連結する。このため、便座部10の両側に取付けられた第1の脚部材20と第2の脚部材30を開閉するだけで、携帯用簡易トイレ1を組立てることができ、また折り畳むことができる。これにより、携帯用簡易トイレ1を使用前に素早く組立てることができ、また使用後に収容するために素早く折り畳むことができる。 【0028】 さらに、この発明の携帯用簡易トイレ1においては、第1の脚部材20と第2の脚部材30が便座部10の両側に配置されて取付けられているので、収納袋を取り付けた状態のままで、第1の脚部材20と第2の脚部材30を折り畳むことが可能である。このため、緊急時において使用後に携帯用簡易トイレ1を収容するために素早く折り畳むことができる。 【0029】 この発明の携帯用簡易トイレ1においては、第1の脚部材20の頂部の少なくとも一方には、ペーパーホルダ部40が第1の脚部材20の頂部の周りを回動することができるように取付けられている。このため、人が排便後、臀部を拭くためにトイレットペーパー300を取りに行く必要がない。また、第1の脚部材20の頂部の周りでペーパーホルダ部40を回動することによって、携帯用簡易トイレ1を使用する前にトイレットペーパー300を使用可能な状態に簡単に設定することができ、また使用後に第1の脚部材20の内側にペーパーホルダ部40を配置して、折り畳んだ状態の携帯用簡易トイレ1の内側にペーパーホルダ部40を収容することができる。 【0030】 この発明の携帯用簡易トイレ1においては、便座部10が、第1の脚部材20と第2の脚部材30に対して回動可能に取付けられた便座支持部13と、便座支持部13の上に取付けられた便座下部12と、便座下部12の後端縁部に取付けられた連結部14と、連結部14を介して便座下部12に連結された後端縁部と弾性収縮可能な上面とを有する便座上部11とを含む。このため、人が排便するために便座上部11の上に安定して座ることができ、感触が良好である。 【0031】 なお、この発明の携帯用簡易トイレ1においては、図1に示すように、第1の脚部材20の内側に芳香剤容器400を取り付けることができる。このため、排便後、発生する異臭を消すために芳香剤を即座に放散させることができる。また、芳香剤容器400を取付けるためのフック31は、第1の脚部材20の内側面に取り付けられているので、芳香剤容器400をフック31から取り外したとき、携帯用簡易トイレ1を広げた状態(図1)においても、携帯用簡易トイレ1を折り畳んだ状態(図3)においても、人はフック31に手足等を引っ掛けることがない。これにより、危険防止を図ることができる。 【0032】 以上に開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は、以上の実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正や変形を含むものである。 【図面の簡単な説明】 【0033】 【図1】この発明の一つの実施の形態として使用時に広げた状態の携帯用簡易トイレを示す斜視図である。 【図2】便座上部を上げた状態の携帯用簡易トイレを示す正面図である。 【図3】収容時に折り畳んだ状態の携帯用簡易トイレを示す正面図である。 【図4】収容時に折り畳んだ状態の携帯用簡易トイレを示す上面図である。 【図5】収容時に折り畳んだ状態の携帯用簡易トイレを示す左側面図である。 【図6】使用後に収容袋を取り付けたままで折り畳んだ状態の携帯用簡易トイレを示す右側面図である。 【符号の説明】 【0034】 1:携帯用簡易トイレ、10:便座部、11:便座上部、11a,12a:面状固着部材、12:便座下部、12b:滑り止め部材、13:便座支持部、14:連結部、20:第1の脚部材、21:ペーパーホルダ取付用穴、23:第1の回動軸、30:第2の脚部材、31:フック、32:ストッパ部、33:第2の回動軸、35:リンク部材、40:ペーパーホルダ部、41:ペーパーホルダ取付部材、100:消臭袋、200:ビニル袋、300:トイレットペーパー、400:芳香剤容器。
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| 【出願人】 |
【識別番号】506140996 【氏名又は名称】椎原 伸也
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| 【出願日】 |
平成18年4月24日(2006.4.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100099922 【弁理士】 【氏名又は名称】甲田 一幸
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| 【公開番号】 |
特開2007−289327(P2007−289327A) |
| 【公開日】 |
平成19年11月8日(2007.11.8) |
| 【出願番号】 |
特願2006−119169(P2006−119169) |
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