| 【発明の名称】 |
静電場フライヤー用電極 |
| 【発明者】 |
【氏名】唐澤 祐三
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| 【要約】 |
【課題】構成簡単、取り扱い容易、且つ低価格の静電場フライヤー用電極を提供すること。
【解決手段】多数の油通過穴が設けられた電極板11を多数の油通過穴12aが設けられた第1フッ素樹脂製絶縁シート12と多数の油通過穴13aが設けられた第2フッ素樹脂製絶縁シート13でその下面と上面をカバーし、更に、リボン状の第3フッ素樹脂製絶縁シート14で電極板11の側面をカバーして絶縁電極組立体を構成する。前記絶縁電極組立体を支持枠17に嵌め込み、多数の油通過穴15aが設けられたカバープレート15でカバーして、積層型絶縁電極組立体を構成する。前記積層型絶縁電極組立体の4辺を4個のスライドクリップ18でそれぞれ把持して各構成部品が分離しないように固定する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 多数の油通過穴H1が設けられた電極板を多数の油通過穴H2が設けられたフッ素樹脂製絶縁シートで油通過穴H1と油通過穴H2が同じ位置になるようにして包み込み全面をカバーして組立てられた絶縁電極組立体と、前記電極板の油通過穴H1と平面的に同じ位置に油通過穴H3が設けられ絶縁シート用カバープレートと、前記絶縁電極組立体と前記カバープレートとの積層型絶縁電極組立体を支持する支持枠とから構成された静電場フライヤー用電極。 【請求項2】 前記フッ素樹脂製絶縁シートは、前記電極板の上面をカバーする第1フッ素樹脂製絶縁シートと、前記電極板の下面をカバーする第2フッ素樹脂製絶縁シートと、前記電極板の4つの側面をカバーするリボン状の第3フッ素樹脂製絶縁シートで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の静電場フライヤー用電極。 【請求項3】 前記フッ素樹脂製絶縁シートは、前記電極板の上面をカバーするシート面と前記電極板の側面をカバーするシート面を有する第1フッ素樹脂製絶縁シートと、前記電極板の下面をカバーするシート面と前記電極板の残りの側面をカバーするシート面を有する第2フッ素樹脂製絶縁シートとで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の静電場フライヤー用電極。 【請求項4】 前記フッ素樹脂製絶縁シートは、前記電極板の上面をカバーする第1シート面と前記電極板の下面をカバーする第2シート面と前記電極板の側面をカバーする第3シート面を有するフッ素樹脂製絶縁シートであることを特徴とする請求項1に記載の静電場フライヤー用電極。 【請求項5】 前記電極板に設けられている油通過穴H1は、前記フッ素樹脂製絶縁シートに設けられている油通過穴H2よりも直径が大きいことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の静電場フライヤー用電極。 【請求項6】 前記カバープレートに設けられている油通過穴H3は、前記電極板に設けられている油通過穴H1と同じ直径であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の静電場フライヤー用電極。 【請求項7】 前記支持枠は、少なくとも左右の2辺を構成する枠部が断面コ字型であることを特徴とする請求項1に記載の静電場フライヤー用電極。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、食材を揚げ調理するフライヤーの油槽内に載置されて使用される静電場フライヤー用電極に関する。 【背景技術】 【0002】 特開平11−113761号公報(特許文献1)には、多数の油通過穴が設けられたステンレス製電極板と、多数の油通過穴が設けられたセラミック製遠赤外線シートと、多数の油通過穴が設けられたステンレス製フィルターと、これらを収納する枠とで構成された静電場フライヤー用電極が開示されている。前記ステンレス製電極板、セラミック製遠赤外線シート、ステンレス製フィルターは、同一サイズの矩形の板状部品である。そして、前記枠は、断面形状が略L字型の矩形の枠部品で、その内側面と底面にはテフロン(登録商標)製の第1絶縁材と第2絶縁材が固定されている。 【0003】 この第1の従来の静電場フライヤー用電極の組立は、次のようにして行われる。即ち、前記枠は油槽を形成するケーシングに固定されている。前記ステンレス製電極板を前記枠に収納すると、前記ステンレス製電極板の周縁部は前記枠の底面に固定されているテフロン製の第2絶縁材に着座する。次に、前記セラミック製遠赤外線シートを前記枠に収納すると、前記セラミック製遠赤外線シートは前記ステンレス製電極板の上に載置される。次に、スペーサ兼用のテフロン製の第3絶縁材を前記セラミック製遠赤外線シートの上に載置する。最後に前記ステンレス製フィルターを前記枠に収納して前記テフロン製の第3絶縁材の上に載置し、これによって静電場フライヤー用電極の組立が完成する。 【0004】 第1の従来の静電場フライヤー用電極は、遠赤外線シートを用いたものであるから、油を活性化させたり、油をまろやかにさせたりという効果も期待できるものである。しかしながら、前記ステンレス製電極板はその周縁部と上面は完全に絶縁されているが、その下面は絶縁されていない。このため、第1の従来の静電場フライヤー用電極は油槽との間に短絡事故が発生する危険性を有するという問題がある。また、前記枠は油槽を形成するケーシングに固定されるものであるから、第1の従来の静電場フライヤー用電極は特定のサイズの油槽にしか適用できないという問題もある。 【0005】 特開2001−161572号公報(特許文献2)には、多数の油通過穴兼用の取付穴が設けられたステンレス製電極板と、多数の油通過穴と取付穴が設けられたステンレス製プロテクターとで構成された静電場フライヤー用電極が開示されている。前記ステンレス製電極板とステンレス製プロテクターは、同一サイズの矩形の板状部品である。 【0006】 この第2の従来の静電場フライヤー用電極は、前記ステンレス製電極板とステンレス製プロテクターとの間には複数の絶縁駒を介在させて、両部品間に絶縁状態を確保して、ネジとナットからなる係止具で一体電極として組立てられている。この一体電極には、その四隅と各辺の中央部分に、油槽の内壁面との接触を防止するための絶縁カバーが取付けられている。隅部の絶縁カバーはテフロン等の幅広の絶縁部材がL字状に形成されており、その外側面が一体電極の周縁の外側に張出すように隅部に取付けられている。各辺の中央部分に設けられた絶縁カバーはテフロン等の絶縁部材が矩形状に形成されたもので、その端面が一体電極の周縁の外側に張出すようにして取付けられている。 【0007】 前記第2の従来の静電場フライヤー用電極は、油の鮮度を長時間維持し、作業者が安全に調理でき、且つコンパクトに油槽に配置できるものであり、電極部材とプロテクターを一体的に形成した一体電極は油槽から容易に着脱できるものである。しかしながら、前記一体電極は、前記ステンレス製電極板とステンレス製プロテクターとの間には複数の絶縁駒を介在させて、両部品間に絶縁状態を確保して、ネジとナットからなる係止具で一体電極として組立てられたものであるから、両部品を分解して洗浄し、その後に再組立てすることが極めて困難であるという問題を有する。 【0008】 そこで、ステンレス製電極板をフッ素樹脂でコーティングした絶縁電極板を支持枠に嵌め込んで構成した静電場フライヤー用電極が開発された。この従来の静電場フライヤー用電極は、構造が簡単で取り扱いも容易であるが、ステンレス製電極板をフッ素樹脂で被覆することによる製造コストが高いという問題を有する。即ち、プレスで多数の油通過穴を形成したステンレス製電極板にフッ素樹脂でコーティングするためには、前記多数の油通過穴の内面をアール形状にしなければならない。また、十分な絶縁が得られるようにするためには、フッ素樹脂によるコーティングを複数回も施さなければならない。このように、前記多数の油通過穴の内面にアール加工と複数回のコーティングを必要とするので、この従来の静電場フライヤー用電極は製造に時間がかかるだけでなく、加工コストが高いのである。 【特許文献1】特開平11−113761号公報 【特許文献2】特開2001−161572号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0009】 本発明が解決しようとする課題は、接着剤で接着不可能なフッ素樹脂で電極板を絶縁カバーした絶縁電極組立体を支持枠に嵌め込んだ静電場フライヤー用電極であって、構成簡単、取り扱い容易、且つ低価格の静電場フライヤー用電極を提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0010】 上記課題を解決する静電場フライヤー用電極を、多数の油通過穴H1が設けられた電極板を多数の油通過穴H2が設けられたフッ素樹脂製絶縁シートで油通過穴H1と油通過穴H2が同じ位置になるようにして包み込み全面をカバーして組立てられた絶縁電極組立体と、前記電極板の油通過穴H1と平面的に同じ位置に油通過穴H3が設けられ絶縁シート用カバープレートと、前記絶縁電極組立体と前記カバープレートとの積層型絶縁電極組立体を支持する支持枠とで構成した。 【発明の効果】 【0011】 本発明により、完全な絶縁性が保証されており、構成が簡単、分解並びに再組立が容易で、適用される油槽のサイズや形状に制限されることがない静電場フライヤー用電極が提供された。また、本発明により、ステンレス製電極板をフッ素樹脂で被覆した絶縁電極板を備えた従来の静電場フライヤー用電極に比較すると、製造コストが大幅に低減された静電場フライヤー用電極が提供された。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 本発明は、多数の油通過穴H1が設けられた電極板を多数の油通過穴H2が設けられたフッ素樹脂製絶縁シートで油通過穴H1と油通過穴H2が同じ位置になるようにして包み込み全面をカバーして組立てられた絶縁電極組立体と、前記電極板の油通過穴H1と平面的に同じ位置に油通過穴H3が設けられ絶縁シート用カバープレートと、前記絶縁電極組立体と前記カバープレートとの積層型絶縁電極組立体を支持する支持枠とから構成された静電場フライヤー用電極である。 【実施例1】 【0013】 本発明の実施例1は、図1の静電場フライヤー用電極の平面図(A)と底面図(B)、図2の部分拡大断面図、及び、図3の絶縁電極組立体を構成するフッ素樹脂製絶縁シート(A)、電極板(B)、フッ素樹脂製絶縁シート(C)、及びカバープレート(D)のそれぞれの平面図に示す如く、多数の油通過穴H1が設けられた電極板11をフッ素樹脂製絶縁シートでカバーして構成した絶縁電極組立体を支持枠17に嵌め込み、カバープレート15でカバーし、着脱可能な係止具であるスライドクリップ18で固定して構成した静電場フライヤー用電極である。 【0014】 電極板11は、多数の油通過穴11aが設けられた矩形のステンレス製板状電極板である。油通過穴11aは、特許請求の範囲に記載する油通過穴H1である。 【0015】 上カバープレート15は、電極板11は同じ平面形状で、寸法は僅かに大きいアルミ製板状部品であり、電極板11の油通過穴H1と平面的に同じ位置に油通過穴15aが設けられている。油通過穴15aは、特許請求の範囲に記載する油通過穴H3である。 【0016】 上記フッ素樹脂製絶縁シートは、電極板11の下面をカバーする多数の油通過穴H2が設けられた第1フッ素樹脂製絶縁シート12、電極板11の上面をカバーする多数の油通過穴H2が設けられた第2フッ素樹脂製絶縁シート13と、電極板11の4つの側面をカバーするリボン状の第3フッ素樹脂製絶縁シート14である。 【0017】 第1フッ素樹脂製絶縁シート12と第2フッ素樹脂製絶縁シート13は、電極板11と同じ平面形状と寸法のシート部品であり、電極板11の油通過穴11aと平面的に同じ位置に油通過穴12aが設けられている。第2フッ素樹脂製絶縁シート13は、電極板11と同じ平面形状と寸法のシート部品であり、電極板11の油通過穴11aと平面的に同じ位置に油通過穴13aが設けられている。 【0018】 また、リボン状の第3フッ素樹脂製絶縁シート14は、その幅が電極板11、第1フッ素樹脂製絶縁シート12、及び、第2フッ素樹脂製絶縁シート13の厚みの合計に等しく、その長さは電極板11の4辺の外周の合計の長さにほぼ等しく選定されている。油通過穴11aは、油通過穴12aと油通過穴13aのそれぞれの直径よりは大きく選定されている。油通過穴12aと13aは特許請求の範囲に記載する油通過穴H2である。 【0019】 電極板11、第1フッ素樹脂製絶縁シート12、第2フッ素樹脂製絶縁シート13、及び、カバープレート15の右上隅には、所定の形状の切り込み、即ち、アダプタ形成部11p、12p、13p、及び、15pがそれぞれ形成されている。 【0020】 支持枠17は、図6の平面図(A)、底面図(B)、X−Xで切断した断面図(C)に示す如く、4辺を構成する枠部17aと底面に設けられた2本の補強用の梁17bを有するステンレスの矩形の枠部品である。 【0021】 実施例1の静電場フライヤー用電極は、次のようにして簡単に組立てられる。先ず、アダプタ形成部11p、アダプタ形成部12p、及び、アダプタ形成部13pの位置を合わせて、電極板11を第1フッ素樹脂製絶縁シート12と第2フッ素樹脂製絶縁シート13でその下面と上面をカバーし、更に、リボン状の第3フッ素樹脂製絶縁シート14で電極板11の外側面をカバーして絶縁電極組立体を構成する。 【0022】 続いて、アダプタ形成部を揃えて、前記絶縁電極組立体を支持枠17に嵌め込み、カバープレート15で前記絶縁電極組立体の上面をカバーし、着脱可能な係止具であるスライドクリップ18で4つの辺を保持して固定する。 【0023】 最後に、アダプタ形成部11p、12p、13p、15p、16p及び支持枠17のアダプタ形成部で形成されたアダプタ部に、電極取り付けコード20の一端に取り付けられているコネクタ20aが嵌め込まれる。前記アダプタ部に嵌め込まれたコネクタ20aは、ネジなどのコネクタ固定具20bで、上述の絶縁電極組立体に固定される。 【0024】 このようにして組立てられた絶縁電極組立体において、電極板11は第1フッ素樹脂製絶縁シート12と第2フッ素樹脂製絶縁シート13でその上面と下面が完全に絶縁され、その外側面は第3フッ素樹脂製絶縁シート13で完全に絶縁されている。 【0025】 油通過穴11a、油通過穴12a、油通過穴13a、及び油通過穴14aは、平面上に同じ場所に位置づけられているから、上記絶縁電極組立体においては、油はこれらの油通過穴を自由に通過することができる。更に、油通過穴11aと油通過穴14aは、油通過穴12aと油通過穴13aの直径よりは大きく選定されているので、電極板11の油通過穴12aの内側面を目視することができない程に外部から遮蔽されている。このため、実施例1の静電場フライヤー用電極の電極板11は実質的に完全な絶縁が施されているのである。 【0026】 前記電極取付コード20のコネクタ20aが上述の如くアダプタ部に装着され固定された本発明に係る静電場フライヤー用電極は、油槽に配置される。そして、前記電極取付コード20の他端であるプラグが高電圧発生装置のコンセントに接続されると、本発明に係る静電場フライヤー用電極には高電圧が印加され、油槽内に所定の静電場が形成される。油槽への配置は、取付枠や係止具などの特別な取付手段を全く必要としないので、本発明に係る静電場フライヤー用電極は取扱が非常に簡単である。 【0027】 電極板11の清掃は、本発明に係る静電場フライヤー用電極を分解して行われる。本発明に係る静電場フライヤー用電極を分解は、スライドクリップ18を取り外すだけで簡単に行うことができる。そして、構成部品の電極板11、第1フッ素樹脂製絶縁シート12、第2フッ素樹脂製絶縁シート13、第3フッ素樹脂製絶縁シート14、カバープレート15、及び、支持枠17をそれぞれ清掃した後は、これらを上述した手順で簡単に再組立することができる。 【0028】 なお、上述の実施例1において、フッ素樹脂としてはテフロン(登録商標)を用いたが、他のフッ素樹脂であってもよい。また、着脱可能な把持具であるスライドクリップ18は市販の部品であるが、特注品でもよい。 【0029】 以上、図6に示す支持枠17を用いた実施例1を詳細に説明したが、図7に示すスライド着脱型支持枠17を用いても静電場フライヤー用電極を構成することができる。 【0030】 スライド着脱型支持枠17は、図7の平面図(A)、底面図(B)、X−Xで切断した断面図(C)、Y−Yで切断した断面図(D)、Z−Zで切断した断面図(E)に示す如く、その右辺の一辺のみが開口型枠部であり、残りの3辺は断面コ字型枠部である矩形の枠部品である。なお、スライド着脱型支持枠17は、左右の辺を開口型枠部とし、上下の辺を断面コ字型枠部としてもよい。 【0031】 支持枠17を図7に示すものを採用して構成した実施例1の静電場フライヤー用電極は、図8の平面図(A)と底面図(B)、及び、図9の部分拡大断面図、及び、図3の絶縁電極組立体を構成するフッ素樹脂製絶縁シート(A)、電極板(B)、フッ素樹脂製絶縁シート(C)、及びカバープレート(D)のそれぞれの平面図に示す如く、多数の油通過穴H1が設けられた電極板11を第1フッ素樹脂製絶縁シート12と第2フッ素樹脂製絶縁シート13でその上面をカバーして構成した絶縁電極組立体を、カバープレート15と16でその上面と下面を更にカバーして構成した積層型絶縁電極組立体を支持枠17に嵌め込んで構成したものである。 【0032】 上述の支持枠17を図7に示すものを採用して構成した実施例1の静電場フライヤー用電極において、電極板11の外側面をカバーするリボン状の第3フッ素樹脂製絶縁シート14は、上述の積層型絶縁電極組立体を嵌め込む前に、支持枠17の断面コ字型枠部に予め敷き詰められている。従って、前記積層型絶縁電極組立体を支持枠17の図の右辺に形成されている開口型枠部から押し込むと図の上下の2辺の断面コ字型枠部がガイドとなって、前記積層型絶縁電極組立体は支持枠17に簡単に嵌め込まれる。そして、図の上辺、下辺、及び、左辺の断面コ字型枠部の弾性によって前記積層型絶縁電極組立体は支持枠17に強固に保持される。 【0033】 ところで、支持枠17の開口型枠部に位置する電極板11の辺の側面は第3フッ素樹脂製絶縁シート14でカバーされていない。この部分の電極板11の絶縁は、例えば、第1フッ素樹脂製絶縁シート12と第2フッ素樹脂製絶縁シート13の左辺を電極板11の左辺よりも支持枠17の開口型枠部の方に多少延伸するような設計で完全な絶縁を実現できる。 【0034】 支持枠17を図7に示すものを採用して構成した実施例1の静電場フライヤー用電極は、支持枠17を図6に示すものを採用して構成した実施例1の静電場フライヤー用電極と同様に、完全な絶縁性が保証されており、構成が簡単、分解並びに再組立が容易で、適用される油槽のサイズや形状に制限されることがない静電場フライヤー用電極である。 【実施例2】 【0035】 本発明の実施例2は、多数の油通過穴H1が設けられた電極板11を多数の油通過穴H2が設けられたフッ素樹脂製絶縁シートで油通過穴H1と油通過穴H2が同じ位置になるようにして包み込み全面をカバーして組立てられた絶縁電極組立体を支持枠17に嵌め込み、カバープレート15でカバーし、着脱可能な係止具18で固定して構成した静電場フライヤー用電極である。そして、この静電場フライヤー用電極は、完全な絶縁性が保証されており、構成が簡単、分解並びに再組立が容易で、適用される油槽のサイズや形状に制限されることがない静電場フライヤー用電極である。 【0036】 そして、前記フッ素樹脂製絶縁シートは、図4に示す如く、電極板11の下面をカバーするシート面12と電極板11の2つの側面をカバーするシート面14bと14dを有する第1フッ素樹脂製絶縁シートと、電極板11の上面をカバーするシート面13と電極板11の2つの側面をカバーする14aと14cを有する2枚のシートで構成されていることを特徴とするものである。 【0037】 支持枠17として図6に示す4辺に枠部17aを有するステンレスの矩形の枠部品を用いた場合、実施例2の静電場フライヤー用電極は、実施例1と同じく、図1の平面図(A)と底面図(B)及び、図2の部分拡大断面図に示す如くになる。 【0038】 支持枠17を図7に示すものを採用して構成した実施例2の静電場フライヤー用電極は、実施例1と同じく、図8の平面図(A)と底面図(B)、及び、図9の部分拡大断面図の如くである。なお、この静電場フライヤー用電極は、上述の絶縁電極組立体を上面とした面をカバープレート15と16でカバーして構成した積層型絶縁電極組立体を支持枠に嵌め込むものであるから、着脱可能な係止具18は不要である。 【実施例3】 【0039】 本発明の実施例3は、多数の油通過穴H1が設けられた電極板11を多数の油通過穴H2が設けられたフッ素樹脂製絶縁シートで油通過穴H1と油通過穴H2が同じ位置になるようにして包み込み全面をカバーして組立てられた絶縁電極組立体を支持枠17に嵌め込み、カバープレート15でカバーし、着脱可能な係止具で固定して構成した静電場フライヤー用電極である。そして、この静電場フライヤー用電極は、完全な絶縁性が保証されており、構成が簡単、分解並びに再組立が容易で、適用される油槽のサイズや形状に制限されることがない静電場フライヤー用電極である。 【0040】 そして、前記フッ素樹脂製絶縁シートは、図5に示す如く、電極板11の下面をカバーするシート面12と、電極板11の上面をカバーするシート面13と、電極板11の4つの側面をカバーするシート面14a,14b,14c,14dを有する1枚のシートで構成されていることを特徴とするものである。 【0041】 支持枠17として図6に示す4辺に枠部17aを有するステンレスの矩形の枠部品を用いた場合、実施例2の静電場フライヤー用電極は、実施例1と同じく、図1の平面図(A)と底面図(B)及び、図2の部分拡大断面図に示す如くになる。 【0042】 支持枠17を図7に示すものを採用して構成した実施例2の静電場フライヤー用電極は、実施例1と同じく、図8の平面図(A)と底面図(B)、及び、図9の部分拡大断面図の如くである。なお、この静電場フライヤー用電極は、上述の絶縁電極組立体を上面とした面をカバープレート15と16でカバーして構成した積層型絶縁電極組立体を支持枠に嵌め込むものであるから、着脱可能な係止具18は不要である。 【図面の簡単な説明】 【0043】 【図1】実施例1の静電場フライヤー用電極の平面図(A)と底面図(B)である。 【図2】図6に示す支持枠を用いて構成した実施例1の静電場フライヤー用電極であって、図1の底面図(B)のX−Xで切断した部分拡大断面図である。 【図3】実施例1の静電場フライヤー用電極の絶縁電極組立体を構成するフッ素樹脂製絶縁シート(A)、電極板(B)、フッ素樹脂製絶縁シート(C)、及びカバープレート(D)のそれぞれの平面図である。 【図4】実施例2の静電場フライヤー用電極の絶縁電極組立体を構成する電極板(A)、第1フッ素樹脂製絶縁シート(B)、及び第2フッ素樹脂製絶縁シート(C)のそれぞれの平面図である。 【図5】実施例3の静電場フライヤー用電極の絶縁電極組立体を構成する電極板(A)とフッ素樹脂製絶縁シート(B)のそれぞれの平面図である。 【図6】本発明に係る静電場フライヤー用電極の構成部品である支持枠の実施例の平面図(A)、底面図(B)、X−Xで切断した断面図(C)である。 【図7】本発明に係る静電場フライヤー用電極の構成部品である支持枠の他の実施例の平面図(A)、底面図(B)、X−Xで切断した断面図(C)、Y−Yで切断した断面図(D)、Z−Zで切断した断面図(E)である。 【図8】図1に示す実施例1の静電場フライヤー用電極において、支持枠を図7に示すものを採用して構成した静電場フライヤー用電極の平面図(A)と底面図(B)である。 【図9】図7に示す支持枠を用いて構成した実施例1の静電場フライヤー用電極であって、図8の平面図(B)のX−Xで切断した部分拡大断面図である。 【符号の説明】 【0044】 11 電極板 11a 油通過穴 11p アダプタ形成部 12 第1フッ素樹脂製絶縁シート 12a 油通過穴 12p アダプタ形成部 13 第2フッ素樹脂製絶縁シート 13a 油通過穴 13p アダプタ形成部 14 第3フッ素樹脂製絶縁シート 14a,14b,14c,14d 電極板の側面をカバーするシート面 15 カバープレート 15a 油通過穴 15p アダプタ形成部 16 カバープレート 16a 油通過穴 16p アダプタ形成部 17 支持枠 17a 枠部 17b 梁 18 スライドクリップ又は係止具 20 電極取り付けコード 20a コネクタ 20b コネクタ固定具
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| 【出願人】 |
【識別番号】505387587 【氏名又は名称】唐澤 祐三
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| 【出願日】 |
平成17年10月17日(2005.10.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100079212 【弁理士】 【氏名又は名称】松下 義治
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| 【公開番号】 |
特開2007−105340(P2007−105340A) |
| 【公開日】 |
平成19年4月26日(2007.4.26) |
| 【出願番号】 |
特願2005−301202(P2005−301202) |
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