| 【発明の名称】 |
書棚 |
| 【発明者】 |
【氏名】佐藤 明
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| 【要約】 |
【課題】書籍を形崩れなく良好に収納保管でき、外観も良く量産性にも秀れた画期的な書棚を提供する。
【解決手段】棚枠体1に書籍Aを左右方向に立て並べ状態で収納し得る書棚において、前記載置部2の上方であって前記棚枠体1の左右の垂直側壁部若しくは垂直仕切り壁部のいずれかの垂直壁部1A間を書籍収納空間とし、前記載置部2は、単に前記垂直壁部1A間に水平棚板を架設配設した構成とせず、載置部2は、底板部3Aと側板部3Bとを直角に連設するL字状板材3を、底板部3Aが側板部3Bに向けて下り傾斜する傾斜状態で前記棚枠体1の前記垂直壁部1Aの内側に付設した構成として、前記書籍AをこのL字状板材3の傾斜底板部3Aに載置すると共に傾斜側板部3B若しくはこの傾斜側板部3Bに支承した他の書籍Aにもたれ支承させて左右方向に傾け並べ状態で収納し得るように構成した書棚。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 棚枠体の内側に架設配設した載置部に書籍を載置して棚枠体に書籍を左右方向に立て並べ状態で収納し得る書棚において、前記載置部の上方であって前記棚枠体の左右の垂直側壁部若しくは垂直仕切り壁部のいずれかの垂直壁部間を書籍収納空間とし、前記載置部は、単に前記垂直壁部間に水平棚板を架設配設した構成とせず、載置部は、底板部と側板部とを直角に連設するL字状板材を、底板部が側板部に向けて下り傾斜する傾斜状態で前記棚枠体の前記垂直壁部の内側に付設した構成として、前記書籍をこのL字状板材の傾斜底板部に載置すると共に傾斜側板部若しくはこの傾斜側板部に支承した他の書籍にもたれ支承させて左右方向に傾け並べ状態で収納し得るように構成したことを特徴とする書棚。 【請求項2】 前記L字状板材は、書籍を収納し得る強度を有する金属製板材を直角に折り曲げて前記底板部と前記側板部とを一体形成した構成としたことを特徴とする請求項1記載の書棚。 【請求項3】 前記L字状板材の底板部側端部,側板部端部の少なくともいずれか一方側の端部に、前記棚枠体の垂直壁部の内側に当接固定する当接片部を設け、この当接片部を当接固定することで、前記L字状板材を前記底板部が側板部に向けて下り傾斜する傾斜状態で前記棚枠体の前記垂直壁部の内側に付設した構成としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の書棚。 【請求項4】 前記L字状板材の端部を折曲して、この折曲端部を垂直壁部の内面に沿設配設して当接固定することで前記L字状板材の底板部が側板部に向けて下り傾斜するように構成してこの折曲端部を前記当接片部としたことを特徴とする請求項3記載の書棚。 【請求項5】 前記棚枠体は、前記L字状板材をこの棚枠体の左右の垂直壁部間にして上下方向に複数付設でき得る高さ形状にこの棚枠体の左右の垂直壁部を設定し、この棚枠体に少なくとも上下方向に複数の前記書籍収納空間を設けた構成としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の書棚。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、雑誌や新聞,図書などの書籍の型崩れを防止しながら収納・保管できる書棚に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来から、雑誌や新聞,図書などの書籍を左右方向に立て並べ状態で収納できる書棚が種々提案されている。これらは一般に、棚枠体の左右の垂直側壁部や垂直仕切り壁部などの垂直壁部間に水平棚板を架設した構成で、例えば、垂直壁部に書籍の表紙面若しくは裏面を対向状態にして、この書籍を水平棚板に垂直立直状態に載置配設することで、複数の書籍を左右方向に立て並べ状態で収納・保管できるものである。 【0003】 ところで、このように書籍を長期間、垂直立直状態に立てた状態で収納・保管しておくと、書籍がその自重によって形崩れ(例えば、自重に耐え切れず書籍の下部が湾曲したり例えば、書籍の上部が下方に垂れ下がったりする。)が生ずる問題がある。 【0004】 そこで、書籍を単に垂直立直状態に立てるのではなく、やや傾けた状態に立てて収納できるように構成した書棚が従来から提案されている。 【0005】 これは、水平棚板と左右の垂直壁部との角度を直角に保持したまま水平棚板が左右いずれか一方の垂直壁部に向けて下り傾斜するように棚枠体を傾けた構成としたもので、この垂直よりやや傾いた壁部(垂直壁部)に書籍をもたれ支承させて、水平よりやや傾いた棚板(水平棚板)に書籍を載置配設することで、複数の書籍を左右方向に傾け並べ状態で収納できるように構成したものである。 【0006】 このように、書籍を単に垂直立直状態に立て並べるのではなく、垂直よりやや傾いた壁部(垂直壁部)若しくはこの側板に支承した他の書籍に書籍をもたれ支承させて書籍を傾けた状態に傾け並べて収納する構成とした場合、書籍の自重が側方の壁部方向にも分散され、それだけ書籍の形崩れを阻止でき、しかも予め書籍が左右のいずれかにやや傾いた状態で立っているので、書籍が自然に横倒することも阻止できるなど、書籍を形崩れなく良好に収納できるものである。 【0007】 しかし、この種の傾斜タイプの書棚は、例えば書棚の棚枠体の底板に適宜な支持部材を設けるなどして、書棚の棚枠体全体に傾きを付与した構成のため、傾斜タイプではない通常のタイプの書棚に比して傾斜分だけ余分に設置スペースが必要になりそれだけ無駄な設置スペースを生ずるという問題を有し、しかも、書棚の棚枠体全体が傾斜するため他の家具や建物支柱などに対してバランスが悪く非常に見た目が悪い(ビックリハウスのような見た目となってしまう)という外観上の問題をも有した。 【0008】 そこで、書棚の棚枠体の棚板の板厚や、側部の壁部の板厚を変化させることで棚枠体の内側面だけを適宜な傾斜面とし、この書棚の外形状は、傾斜していない通常のタイプの書棚と同様に四角い箱状に構成した書棚が、従来から提案されている。 【0009】 この板厚の変化により傾きを付与した傾斜タイプの書棚は、書棚の棚枠体の底部の棚板の板厚や側部の壁部の板厚の変化によりこの書棚の棚枠体の内側が傾斜しているだけで、外形状は通常の四角い箱状の書棚と同様で傾きのない形状とすることができる為、無駄な設置スペースが生ずる問題や、ビックリハウスのような見た目となる外観上の問題を阻止できるものの、単に平板状の板材を直角に組み付けて構成した板厚が一定な上記の傾斜タイプの書棚や通常のタイプの書棚に比して製造が非常に厄介で生産性に劣り、それだけ量産性を損ねたりコストアップの問題を有した。 【0010】 尚、底板に垂直立直状態に側板を立設した所謂L字本立てに、支持脚などを設けて底板が側板に向けて下り傾斜するように傾きを付与して、書棚を傾け並べ状態に収納できるように構成した、傾斜タイプのL字本立ても従来から提案されている。この傾斜タイプのL字本立ては、上記の傾斜タイプの書棚に比して設置スペースの無駄が少なく、外観も上記の傾斜タイプの書棚の如くビックリハウスのような奇抜な印象を与えることがないものの、書籍の収納容量の少ないただの本立てに過ぎず、決して従来の傾斜タイプの書棚の上記問題点を良好に解決し得るものではない。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0011】 本発明は、上記の問題を解決したもので、書籍を左右方向に傾け並べ状態で収納でき、書籍の自重による形崩れを阻止でき良好に長期間収納でき、しかも棚枠体自体を傾斜させる構成としないから無駄な収納スペースを要したり外観を著しく損ねたりする問題も生ぜず、更に簡易な構成であくまでもこれまでの書棚と略同様な生産コストで簡易に設計実現可能な画期的な書棚を提供することを課題とする。 【課題を解決するための手段】 【0012】 添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。 【0013】 棚枠体1の内側に架設配設した載置部2に書籍Aを載置して棚枠体1に書籍Aを左右方向に立て並べ状態で収納し得る書棚において、前記載置部2の上方であって前記棚枠体1の左右の垂直側壁部若しくは垂直仕切り壁部のいずれかの垂直壁部1A間を書籍収納空間とし、前記載置部2は、単に前記垂直壁部1A間に水平棚板を架設配設した構成とせず、載置部2は、底板部3Aと側板部3Bとを直角に連設するL字状板材3を、底板部3Aが側板部3Bに向けて下り傾斜する傾斜状態で前記棚枠体1の前記垂直壁部1Aの内側に付設した構成として、前記書籍AをこのL字状板材3の傾斜底板部3Aに載置すると共に傾斜側板部3B若しくはこの傾斜側板部3Bに支承した他の書籍Aにもたれ支承させて左右方向に傾け並べ状態で収納し得るように構成したことを特徴とする書棚に係るものである。 【0014】 また、前記L字状板材3は、書籍Aを収納し得る強度を有する金属製板材を直角に折り曲げて前記底板部3Aと前記側板部3Bとを一体形成した構成としたことを特徴とする請求項1記載の書棚に係るものである。 【0015】 また、前記L字状板材3の底板部3A側端部,側板部3B端部の少なくともいずれか一方側の端部に、前記棚枠体1の垂直壁部1Aの内側に当接固定する当接片部4を設け、この当接片部4を当接固定することで、前記L字状板材3を前記底板部3Aが側板部3Bに向けて下り傾斜する傾斜状態で前記棚枠体1の前記垂直壁部1Aの内側に付設した構成としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の書棚に係るものである。 【0016】 また、前記L字状板材3の端部を折曲して、この折曲端部を垂直壁部1Aの内面に沿設配設して当接固定することで前記L字状板材3の底板部3Aが側板部3Bに向けて下り傾斜するように構成してこの折曲端部を前記当接片部4としたことを特徴とする請求項3記載の書棚に係るものである。 【0017】 また、前記棚枠体1は、前記L字状板材3をこの棚枠体1の左右の垂直壁部1A間にして上下方向に複数付設でき得る高さ形状にこの棚枠体1の左右の垂直壁部1Aを設定し、この棚枠体1に少なくとも上下方向に複数の前記書籍収納空間を設けた構成としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の書棚に係るものである。 【発明の効果】 【0018】 本発明は上述のように構成したから、棚枠体にL字状板材を、底板が側板方向に所定の下り傾斜状態となるように傾けた状態で付設するだけの簡単な作業で、例えば傾斜していないただの四角い箱状の棚枠体に、傾斜した載置部を形成することが可能で、それ故、この載置部に載置して収納した書籍を傾斜状態にして型崩れ無く良好に収納・保管できる秀れた載置部を有していながら、従来の傾斜タイプの書棚のような無駄な設置スペースを生ずる問題や、棚枠体全体が傾き見た目のバランスが悪いなどの外観上の問題など従来の問題点を解消でき、更に、載置部の形成が容易であるため、著しく生産コストアップとなる心配もなく、あくまで従来の通常の書棚と同様な生産コストで簡易に設計実現できるなど、実用性と量産性とを兼ね備えた極めて実用性に秀れた画期的で商品価値の高い書棚となる。 【0019】 また、請求項2記載の発明においては、棚枠体に付設するL字状板材を、単に一枚板をL字状に折り曲げ形成して底板部と側板部とを一体形成した量産化を容易に計れる極めて生産性に秀れた構成としたから、それだけ一層量産性やコスト面に秀れた実用性の高い書棚となる。 【0020】 また、請求項3,4記載の発明においては、L字状板材に設けた当接片部によってこのL字状板材の棚枠体への付設が一層簡単且つ確実となり、上記の秀れた書籍収納機能を確実に発揮できる載置部を一層簡単且つ確実に棚枠体に形成できる一層簡易設計実現可能で実用性に秀れた書棚となる。 【0021】 また、請求項5記載の発明においては、棚枠体の上下方向にL字状板材を複数付設するだけで、棚枠体に載置部を上下多段に設けることができ、書籍を大量に収納・保管でき、生産性にも秀れた一層実用性に秀れた書棚となる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0022】 好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。 【0023】 棚枠体1の内側に架設配設した載置部2の上方であって前記棚枠体1の左右の垂直壁部若しくは垂直仕切り壁部のいずれかの垂直壁部1A間を書籍収納空間とし、この書籍収納空間の載置部2に書籍Aを載置してこの棚枠体1に書籍Aを左右方向に立て並べ状態で収納する。 【0024】 ここで、前記載置部2は、単に棚枠体1の垂直壁部1A間に水平棚板を架設した構成とせず、載置部2は、底板部3Aと側板部3Bとを直角に連設するL字状板材3を、底板部3Aが側板部3Bに向けて下り傾斜する傾斜状態で前記棚枠体1の前記垂直壁部1Aの内側に付設した構成としている。 【0025】 従って、この載置部2に書籍Aを載置する際には、このL字状板材3の傾斜底板部3Aに載置すると共に、傾斜側板部3B若しくはこの傾斜側板部3Bに支承した他の書籍Aにもたれ支承させることで、左右方向に傾け並べ状態で収納する。 【0026】 よって、傾けて立てた状態の前記書籍Aが、傾斜底板部3Aに載置支承されるだけでなく傾斜側板部3B側にもたれ支承され、雑誌Aの自重が傾斜底板部3A方向と傾斜側板部3B方向とに分散されるため、雑誌Aの自重が底板3aのみに掛かっていた今までのような書棚における書籍Aの下端部の湾曲など、書籍Aの型崩れの問題が解消されることとなる。 【0027】 また、本発明は棚枠体1の内側にL字板材3を傾けた状態で付設する構成で、これまでのように棚枠体1全体を傾斜させる必要がなく、よって、棚枠体1の傾斜分だけ余分に無駄な設置スペースを生ずる問題や、見た目のバランスが悪くビックリハウスのような奇抜な印象を与えてしまうといった外観上の問題などの従来の問題点も解消されることとなる。 【0028】 また、予め書籍Aが傾斜側板部3Bにもたれ支承されるやや傾いた状態に立てて収納しているので、書棚Aが左右に横倒したりする煩わしさもない。 【0029】 しかも、本発明は、例えば単に四角形の箱形の棚枠体1に、単に板材をL字状に折り曲げ形成したL字状板材3を付設するだけで簡易に設計実現可能な秀れた生産性を有しており、それだけ例えば量産性を損ねたりコストアップの心配もなく、あくまで、これまでの一般的な書棚と同様な生産コストで生産できることとなる。 【0030】 また、例えば、前記L字状板材3は、書籍Aを収納し得る強度を有する金属製板材を直角に折り曲げて前記底板部3Aと前記側板部3Bとを一体形成した構成とした場合には、L字状板材3は、例えば底板部3Aと側板部3Bとを直角に溶接したり、接着固定して構成することもできるが、本発明のように単に一枚板をL字状に折り曲げて底板部3Aと側板部3Bとを一体に形成した構成とすれば、一層簡易に生産できる一層量産性やコスト面において秀れたものとなる。 【0031】 また、例えば、前記L字状板材3の底板部3A側端部,側板部3B端部の少なくともいずれか一方側の端部に、前記棚枠体1の垂直壁部1Aの内側に当接固定する当接片部4を設け、この当接片部4を当接固定することで、前記L字状板材3を前記底板部3Aが側板部3Bに向けて下り傾斜する傾斜状態で前記棚枠体1の前記垂直壁部1Aの内側に付設した構成とした場合には、このL字状板材3の当接片部4を例えば棚枠体の垂直壁部1Aに当接してネジやビスなどの止着部材で止着固定したり、接着材によって接着固定するなどして、この棚枠体1の垂直壁部1AへのL字状板材3の付設を簡単且つ確実に行えることとなる。 【0032】 特に、例えば、前記L字状板材3の端部を折曲して、この折曲端部を垂直壁部1Aの内面に沿設配設して当接固定することで前記L字状板材3の底板部3Aが側板部3Bに向けて下り傾斜するように構成してこの折曲端部を前記当接片部4とした構成とすれば、例えば一枚板をL字状に折り曲げ形成してL字状板材3を構成し、更にこのL字状板材3の端側を折り曲げ形成して当接片部4を構成すれば、ただの一枚板から、棚枠体1の垂直壁部1Aに簡単且つ確実に付設でき本発明の上述の秀れた機能を確実に発揮し得るL字状板材3を、極めて簡易に効率良く生産でき、実用性と量産性とを兼ね備えた極めて秀れたものとなる。 【0033】 また、例えば、前記棚枠体1は、前記L字状板材3をこの棚枠体1の左右の垂直壁部1A間にして上下方向に複数付設でき得る高さ形状にこの棚枠体1の左右の垂直壁部1Aを設定し、この棚枠体1に少なくとも上下方向に複数の前記書籍収納空間を設けた構成とした場合には、単に棚枠体1の左右の垂直壁部1Aの高さを高く設定して、この棚枠体1に上下方向にL字状板材3を複数付設するだけで、棚枠体1に載置部2を多段に形成でき、書籍を大量に収納・保管できる棚枠体1の構成を簡易に実現できる一層実用性に秀れたものとなる。 【実施例】 【0034】 本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。 【0035】 本実施例は、棚枠体1の内側に架設配設した載置部2に書籍Aを載置して棚枠体1に書籍Aを左右方向に立て並べ状態で収納し得る書棚において、前記載置部2の上方であって前記棚枠体1の左右の垂直側壁部若しくは垂直仕切り壁部のいずれかの垂直壁部1A間を書籍収納空間とし、前記載置部2は、単に前記垂直壁部1A間に水平棚板を架設配設した構成とせず、載置部2は、底板部3Aと側板部3Bとを直角に連設するL字状板材3を、底板部3Aが側板部3Bに向けて下り傾斜する傾斜状態で前記棚枠体1の前記垂直壁部1Aの内側に付設した構成として、前記書籍AをこのL字状板材3の傾斜底板部3Aに載置すると共に傾斜側板部3B若しくはこの傾斜側板部3Bに支承した他の書籍Aにもたれ支承させて左右方向に傾け並べ状態で収納し得るように構成したものである。 【0036】 棚枠体1は、図1〜図3に図示したように、左右に一対の垂直側壁部(垂直壁部1A)を立設し、この一対の垂直壁部1A上に水平に天板部1Cを設け、この一対の垂直壁部1A間にして下端側に水平に底板部1Bを架設状態に固定して、この水平な天板部1Cと底板部1Bとの間に垂直に垂直仕切り壁部(垂直壁部1A)を立設し、背側(図1,図2中、奥側)に背板部1Dを設けた構成としている。 【0037】 前記L字状板材3は、図1に図示したように、書籍Aを収納し得る強度を有する金属製板材を直角に折り曲げて前記底板部3Aと前記側板部3Bとを一体形成した構成としている。 【0038】 また、この前記L字状板材3の底板部3A側端部,側板部3B端部の両端部に夫々、前記棚枠体1の垂直壁部1Aの内側に当接固定する当接片部4を設け、この当接片部4を当接固定することで、前記L字状板材3を前記底板部3Aが側板部3Bに向けて下り傾斜する傾斜状態で前記棚枠体1の前記垂直壁部1Aの内側に付設した構成としている。 【0039】 具体的には、上記の通り一枚板をL字状に折り曲げ形成して構成したL字状板材の両端側を、更に図1に図示したように適宜な方向に折り曲げ形成して折曲端部を形成し、この折曲端部を垂直壁部1Aの内面に沿設配設して当接固定することで前記L字状板材3の底板部3Aが側板部3Bに向けて下り傾斜するように構成して、この折曲端部を前記当接片部4としている。 【0040】 従って、このL字状板材3は、単に金属製板材を折り曲げることで底板部3A,側板部3Bと更に両端側の当接片部4を形成した構成で、量産化が容易に図れる構成である。 【0041】 尚、このL字状板材3の両端側の当接片部4は、例えば接着剤などで棚枠体1に接着固定する構成としても良いが、本実施例においては、このL字状板材3の着脱を容易とすべく、図1に図示したように、このL字状板材3の当接片部4に貫通孔5を設け、この当接片部4を棚枠体1の垂直壁部1Aに当接し、図1及び図3に図示したように、この貫通孔5にビス若しくはネジなどの止着部材6を挿通して垂直壁部1Aに螺着固定することでL字状板材3を棚枠体1の垂直壁面1Aに着脱自在に螺着固定した構成としている。 【0042】 従って、ビスやネジなどの止着部材6を着脱することで、簡単にL字状板材3を棚枠体1から着脱でき、例えば不必要なL字状板材3は取り外すなど使用者の好みに応じて適宜な位置に簡単にL字状板材3を着脱若しくは位置変更設定が可能である。 【0043】 また、本実施例においては、前記棚枠体1は、前記L字状板材3をこの棚枠体1の左右の垂直壁部1A間にして上下方向に複数付設でき得る高さ形状にこの棚枠体1の3体の垂直壁部1A(左右一対の垂直側壁部と、一体の垂直仕切り壁部)を設定している。 【0044】 従って、本実施例においては、図2に図示したように、この棚枠体1の垂直仕切り壁部を介して左右の空間に夫々、上下方向に二体のL字状板材3を設けて、載置部2を上下二段に四箇所設けた構成としている。 【0045】 本実施例は、上述のように構成したから、載置部2に書籍Aを載置する際には、図4に図示したように、L字状板材3の傾斜底板部3Aに載置すると共に、傾斜側板部3B若しくはこの傾斜側板部3Bに支承した他の書籍Aにもたれ支承させることで、左右方向に傾け並べ状態で収納できる。 【0046】 よって、傾けて立てた状態の前記書籍Aが、傾斜底板部3Aに載置支承されるだけでなく傾斜側板部3B側にもたれ支承され、雑誌Aの自重が傾斜底板部3A方向と傾斜側板部3B方向とに分散されるため、雑誌Aの自重が底板3aのみに掛かっていた今までのような書棚における書籍Aの下端部の湾曲など、書籍Aの型崩れの問題は生じ得ない。 【0047】 また、本実施例は棚枠体1の内側にL字板材3を傾けた状態で付設する構成で、これまでのように棚枠体1全体を傾斜させる必要がなく、よって、棚枠体1の傾斜分だけ余分に無駄な設置スペースを生ずる問題や、見た目のバランスが悪くビックリハウスのような奇抜な印象を与えてしまうといった外観上の問題などの従来の問題点も解消されることとなる。 【0048】 また、予め書籍Aが傾斜側板部3Bにもたれ支承されるやや傾いた状態に立てて収納しているので、書棚Aが左右に横倒したりする煩わしさもない。 【0049】 このように、本実施例は書籍を型崩れすることなく良好に収納・保管できることは勿論、L字状板材の配設位置や配設個数を棚枠体の大きさや形状に応じて適宜変更することができ、更に、L字状板材自体の幅や高さを適宜設定したり、L字状板材を上下に複数個配設する際に上下の取り付け間隔を適宜設定することで、載置部の書籍収納空間の空間サイズを自在に設定でき、どのような大きさの雑誌をどれだけの容量だけ収納・保存が可能な構成とするかを、使用目的や好みに応じて簡単に適宜設計実現できる極めて実用性に秀れたものである。 【0050】 尚、図5および図6は、これまでに説明した本実施例の棚枠体1の別例を示している。 【0051】 具体的に説明すると、図5及び図6に図示した棚枠体1は、垂直壁部1Aとしての垂直仕切り壁部を有さず左右一対の垂直側壁部(垂直壁部1A)と、天板部1C,背板部1Dとから成る構成としている。尚、仕切り壁部を有さないので、この仕切り壁部の底部を取り付ける底板部1Bも設けない構成としている。この図5及び図6に図示した別例では、上下方向4段に前記L字状板材3を取り付けできるように垂直壁部1Aの高さ形状を設定して、上下4段の載置部2を前記棚枠体1に設けた構成としている。 【0052】 尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。 【図面の簡単な説明】 【0053】 【図1】本実施例に係る書棚の説明分解斜視図である。 【図2】本実施例に係る書棚の説明斜視図である。 【図3】本実施例に係る書棚の説明平面図である。 【図4】本実施例に係る書棚の使用状態図である。 【図5】本実施例に係る書棚の別例を示す平面図である。 【図6】本実施例に係る書棚の別例を示す斜視図である。 【符号の説明】 【0054】 1 棚枠体 1A 垂直壁部 2 載置部 3 L字状板材 3A 底板部 3B 側板部 4 当接片部 A 書籍
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| 【出願人】 |
【識別番号】000172787 【氏名又は名称】オークス株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年2月13日(2006.2.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100091373 【弁理士】 【氏名又は名称】吉井 剛
【識別番号】100097065 【弁理士】 【氏名又は名称】吉井 雅栄
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| 【公開番号】 |
特開2007−209695(P2007−209695A) |
| 【公開日】 |
平成19年8月23日(2007.8.23) |
| 【出願番号】 |
特願2006−35525(P2006−35525) |
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