| 【発明の名称】 |
洗車機用洗浄ブラシ及び洗車機 |
| 【発明者】 |
【氏名】白勢 健司
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| 【要約】 |
【課題】高い洗浄性を有すると共に、被洗浄面に傷を付けることが無く、凍結が無く、且つ高い耐久性を有する洗車機用洗浄ブラシを提供する。
【解決手段】自動車洗浄用あるいは車両洗浄用の洗車機に使用する洗浄ブラシにおいて、前記洗浄ブラシは、繊維質基材、及び高分子弾性体より形成されてあり、前記繊維質基材にたいして高分子弾性体が被覆されて形成されてあるブラシ片が使用されてあるものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 自動車洗浄用あるいは車両洗浄用の洗車機に使用する洗浄ブラシにおいて、前記洗浄ブラシは、繊維質基材、及び高分子弾性体より形成されてあり、前記繊維質基材にたいして高分子弾性体が被覆されて形成されてあるブラシ片が使用されてあることを特徴とする洗車槻用洗浄ブラシ。 【請求項2】 請求項1記載の構成よりなる洗車機用洗浄ブラシにおいて、前記繊維質基材を構成するフィラメントの材質に、ポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、スパンデックスの内、少なくとも1種類以上の前記材質が使用されてあることを特徴とする洗車機用洗浄ブラシ。 【請求項3】 請求項1から2記載の構成よりなる洗車機用洗浄ブラシにおいて、前記高分子弾性体の材質に、ポリウレタン、ポリアミド、ポリアミノ酸の内、少なくとも1種類以上の前記材質が使用されてあることを特徴とする洗車機用洗浄ブラシ。 【請求項4】 請求項1から3記載の構成よりなる洗車機用洗浄ブラシにおいて、前記ブラシ片の片面あるいは両面に防水皮膜面が形成されてあることを特徴とする洗車機用洗浄ブラシ。 【請求項5】 駆動源と、被洗浄面に散布する洗浄剤、及び水を噴出させるノズルと、洗浄後の被洗浄面を乾燥させる乾燥機を備えると共に、請求項1から4のいずれか1項に記載の前記洗車機用洗浄ブラシが搭載されてある洗車機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、自動車あるいは車両の外面の被洗浄面に付着した汚れ等を洗浄する為の洗車機に使用する洗浄ブラシ、及びそれを用いた洗車機に関するものである。 【背景技術】 【0002】 自動車あるいは車両の外面の被洗浄面に付着した汚れ等を洗浄する為の洗車機に使用する洗浄ブラシに関しては、使用目的に応じて、さまざまな改良がなされ、材質については、合成樹脂繊維、布、フィルム状樹脂組成物、独立気泡発泡体等を使用したブラシ片からなる各種の洗浄ブラシが提案されてある。ところで、合成樹脂繊維は洗い残しが少なく、洗浄性が良好で、水を含まない為、凍結しにくいが、被洗浄面に傷を付けやすいという特徴を持っている。布は被洗浄面に柔らかく接触する為、被洗浄面に傷を付けにくいが、水を含む為、凍結しやすく、弾性変形しないことから、破れ、ほつれ、切れが発生し、耐久性が劣るという特徴を持っている。フィルムは洗浄時の音が小さく、被洗浄面に傷を付けにくいが、毛腰が弱く、耐久性が低いという特徴を有している。独立気泡発泡体は耐久性が良好で、被洗浄面に傷を付けにくいが、洗浄性が低いという特徴を有している。 【0003】 従来の洗車機用洗浄ブラシは、上記の如くの特徴を有しているが、合成樹脂繊維においては、例えば、ブラシ用毛材として、熱可塑性樹脂と熱可塑性エラストマーとを配合した樹脂組成物が、特開平10−25619号公報に開示されてある。前記ブラシ用毛材は、熱可塑性樹脂と熱可塑性エラストマーとを配合し、ブラシ用毛材を形成する事により、柔軟性の高いブラシ用毛材を実現しているという特徴を有している。 【0004】 また、布においては、例えば、洗車機として、撥水性あるいは防水性の柔軟な布を使用した洗浄体が、特開2002−362335号公報に開示されてある。前記洗浄体は、洗浄中に車両の塗装面を痛めることが無く、且つ均一な洗浄効果が得られるという特徴を有している。 【0005】 【特許文献1】 特開平10−25619号公報 【特許文献2】 特開2002−362335号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 従来の洗車機用洗浄ブラシは、例えば、上記の如くの各種の特徴を有する技術が開示されてあるが、特開平10−25619号公報に開示されてある技術においては、上記の如く、熱可塑性樹脂と熱可塑性エラストマーとを配合し、ブラシ用毛材を形成することにより、柔軟性を持たせている為に、毛腰が弱くなり、耐久性が劣るという課題があった。また、合成樹脂繊維は被洗浄面に傷を付けやすいという課題も有している。また、特開2002−362335号公報に開示されてある技術においては、布の表面に撥水処理加工が施してあるが、繊維間に空隙がある為、空隙に水が溜まり、凍結しやすいという課題を有している。また、ブラシ片が弾性変形しない為、座屈等による耐久性の低さという課題も有している。 【0007】 本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、高い洗浄性を有すると共に、被洗浄面に傷を付けることが無く、凍結が無く、且つ高い耐久性を有する洗車機用洗浄ブラシを提供することを目的としている。 【課題を解決するための手段】 【0008】 本発明にかかる洗車機用洗浄ブラシは、次のように構成したものである。 (1)自動車洗浄用あるいは車両洗浄用の洗車機に使用する洗浄ブラシにおいて、前記洗浄ブラシは、繊維質基材、及び高分子弾性体より形成されてあり、前記繊維質基材にたいして高分子弾性体が被覆されて形成されてあるブラシ片が使用されてあるものである。 【0009】 (2)上記(1)記載の洗車機用洗浄ブラシにおいて、前記繊維質基材を構成するフィラメントの材質に、ポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、スパンデックスの内、少なくとも1種類以上の前記材質が使用されてあるものである。 【0010】 (3)上記(1)から(2)記載の洗車機用洗浄ブラシにおいて、前記高分子弾性体の材質に、ポリウレタン、ポリアミド、ポリアミノ酸の内、少なくとも1種類以上の前記材質が使用されてあるものである。 【0011】 (4)上記(1)から(3)記載の洗車機用洗浄ブラシにおいて、前記ブラシ片の片面あるいは両面に防水皮膜面が形成されてあるものである。 【0012】 (5)駆動源と、被洗浄面に散布する洗浄剤、及び水を噴出させるノズルと、洗浄後の被洗浄面を乾燥させる乾燥機を備えると共に、上記(1)から(4)のいずれか1項に記載の前記洗車機用洗浄ブラシが搭載されてある洗車機である。 【発明の効果】 【0013】 本発明の洗車機用洗浄ブラシは、次に示すような効果を得ることができる。なお、説明にあたっては、請求項の番号と同じ番号を付して説明する。 【0014】 (1)ブラシ片は、繊維質基材、及び高分子弾性体より形成されてあり、前記繊維質基材にたいして高分子弾性体が被覆されて形成されてある。その為、ブラシ片は、高分子弾性体が弾性を有していることから、疲労屈折等による座屈、あるいは破れ、ほつれ等が無く、高い耐久性を有することができる。また、ブラシ片は、繊維質基材が形成されてある為、ブラシ片の毛腰を強く設定することができると共に、繊維質基材の有する高い洗浄性を発現させることができる。 【0015】 (2)前記繊維質基材を構成するフィラメントの材質に、ポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、スパンデックスの内、少なくとも1種類以上の前記材質が使用されてある。その為、前記ブラシ片は、使用されるフィラメントの機能に応じた特性を有することができる。ポリエステルが使用されてある場合には、ポリエステルの有する耐熱性、及び強酸から弱アルカリにおける耐薬品性の高さ、吸水率の低さ、価格の低さ等の特性を、ブラシ片は有することができる。また、ナイロンを使用した場合には、ナイロンの有する耐摩耗性、耐熱性、及び弱酸から強アルカリにおける耐薬品性の高さ等の特性を、ブラシ片は有することができる。また、ポリエチレンを使用した場合には、ポリエチレンの有する酸、及びアルカリにおける耐薬品性の高さ、吸水率が0%、価格の低さ等の特性を、ブラシ片は有することができる。また、ポリプロピレンを使用した場合には、ポリプロピレンの有する吸水率が0%、価格の低さ、軽量等の特性を、ブラシ片は有することができる。また、別名、ウレタン弾性糸とも呼ばれるスパンデックスを使用した場合には、ウレタンの有する耐摩耗性、弾性の高さ、親油性の高さ等の特性を、ブラシ片は有することができる。 【0016】 (3)前記高分子弾性体の材質に、ポリウレタン、ポリアミド、ポリアミノ酸の内、少なくとも1種類以上の前記材質が使用されてある。その為、前記ブラシ片は、使用される高分子弾性体の機能に応じた特性を有することができる。ポリウレタンが使用されてある場合には、ポリウレタンの有する耐摩耗性、弾性の高さ、親油性の高さ等の特性を、ブラシ片は有することができる。また、ポリアミドが使用されてある場合には、ポリアミドの有する耐摩耗性、耐熱性、及び弱酸から強アルカリにおける耐薬品性の高さ等の特性を、ブラシ片は有することができる。また、ポリアミノ酸が使用されてある場合には、ポリアミノ酸の有する柔軟性、耐熱性、透湿性、耐候性の高さ等の特性を、ブラシ片は有することができる。 【0017】 また、ブラシ片は、繊維質基材にたいして、気泡を有する発泡化した高分子弾性体が被覆して形成されてある為、被洗浄面にたいして柔軟に接触して当たる。その為、被洗浄面に傷を付けることが無い。 【0018】 (4)ブラシ片の片面あるいは両面に防水皮膜面が形成されてある。その為、ブラシ片の表面には、繊維質基材、及び高分子弾性体が形成されていない。その為、水分等が繊維質基材、及び高分子弾性体に接触することが無く、高い防水性を有すると共に、凍結することが無い。 【0019】 (5)駆動源と、被洗浄面に散布する洗浄剤、及び水を噴出させるノズルと、洗浄後の被洗浄面を乾燥させる乾燥機を備えると共に、上記(1)から(4)のいずれか1項に記載の前記洗車機用洗浄ブラシが搭載されてある。その為、前記洗車機用洗浄ブラシは、高い防水性を有していることから、洗浄中も水分等を極めて含み難い。従って、前記洗車機用洗浄ブラシの重量は水分等で重くなることが無く、駆動源にたいする負荷が軽減されると共に、前記洗車機用洗浄ブラシの回転時におけるバランスが崩れることが無く、被洗浄体である自動車あるいは車両の装備品を破損させることが無い。 【発明を実施するための最良の形態】 【0020】 高い洗浄性を有すると共に、被洗浄面に傷を付けることが無く、凍結が無く、且つ高い耐久性を有する洗車機用洗浄ブラシを提供するという目的を、前記洗浄ブラシは、繊維質基材、及び高分子弾性体より形成されてあり、前記繊維質基材にたいして高分子弾性体が被覆されて形成されてあるブラシ片が使用されてあるという構成において実現した。 【実施例1】 【0021】 図1から図3にて実施例1を示す。図1は、本発明の洗車機用洗浄ブラシを前面側から見た斜視図である。図1において、1は洗車機用洗浄ブラシ、2は台座、3はチャンネルブラシ、4は止め金具、5はブラシ片である。図2は、図1に使用するブラシ片を前面側から見た斜視図である。図2において、6はスリットである。図3は、図2のブラシ片の断面図である。図3において、7は繊維質基材、8は高分子弾性体である。 【0022】 洗車機用洗浄ブラシ1は、図1の如く、台座2、チャンネルブラシ3、及び止め金具4より構成されてある。台座2は、略円筒形状からなり、外周の両端部には、止め金具4が組み付けられて形成されてある。チャンネルブラシ3は、ブラシ片5を芯線、及び概U字断面を有する帯状体にて挟み付けて折り込んだ後、台座2の外周の周りに捩りを加えて螺旋状に形成されてあり、止め金具4にて固定されてある。 【0023】 ブラシ片5は、図2の如く、平板状に形成されてあり、複数のスリット6が形成されてある。また、ブラシ片5は、図3の如く、繊維質基材7の表面に高分子弾性体8が被覆されて形成されてある。 【0024】 ブラシ片5は、次の手順にて、製造される。最初に、繊維質基材7に高分子弾性体8を主体として含有する極性有機溶剤溶液を塗布し、次いで、水を主体とする凝固浴中に浸漬して、高分子弾性体8の皮膜層を繊維質基材7の表面に形成させる。前記の如くの製造方法は、一般的には、湿式凝固法と呼ばれている。また、別の製造方法としては、繊維質基材7の表面に、接着剤を介して高分子弾性体8からなる皮膜層を形成する、いわゆる乾式法によって製造される。 【0025】 実施例1の洗車機用洗浄ブラシ1は、上記の如くの構成となっているので、ブラシ片5は、繊維質基材7、及び高分子弾性体8より形成されてあり、前記繊維質基材7にたいして高分子弾性体8が被覆されて形成されてある。その為、ブラシ片5は、高分子弾性体8が弾性を有していることから、疲労屈折等による座屈、あるいは破れ、ほつれ等が無く、高い耐久性を有することができる。また、ブラシ片5は、繊維質基材7が形成されてある為、ブラシ片5の毛腰を強く設定することができると共に、繊維質基材7の有する高い洗浄性を発現させることができる。 【0026】 実施例1の洗車機用洗浄ブラシ1の構造については、上記の如く、ブラシ片5を、芯線、及び概U字断面を有する帯状体にて挟み付けて折り込んで、チャンネルブラシ3を製作後、台座2の外周に捩りを加えて螺旋状に巻き付けて、止め金具4にて固定されてある構造以外にも、例えば、チャンネルブラシ3を製作すること無く、台座2にたいしてブラシ片5が、固定金具等にて、組み付けられて固定されてある構造を採用する等、使用目的に応じて、適時、設定できる。さらにまた、ブラシ片5の形状についても、上記の如く、スリット6が形成されてある形状以外にも、例えば、スリット6が形成されていない形状を採用する等、使用目的に応じて、適時、設定できる。 【実施例2】 【0027】 図4にて実施例2を示す。図4は、本発明の洗車機用洗浄ブラシに用いられるブラシ片の断面図である。図4において、15はブラシ片、17は繊維質基材、18は高分子弾性体、19はフィラメントである。 【0028】 洗車機用洗浄ブラシのブラシ片15は、図4の如く、繊維質基材17の表面に高分子弾性体18が被覆されて形成されてある。また、繊維質基材17には、織布が使用されてある。前記繊維質基材17は、織布の他、編布、不織布等を用いることができる。また、繊維質基材17を構成するフィラメント19には、ポリエステルが使用されてある。前記フィラメント19の材質としては、ポリエステルの他、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、スパンデックス等を用いることができる。 【0029】 次に、ブラシ片15の製造手順について説明する。最初に、フィラメント19を織り込んだ織布として繊維質基材17を形成し、次いで、上記湿式凝固法を用いて、繊維質基材17の表面に高分子弾性体18を被覆させて形成する。 【0030】 実施例2の洗車機用洗浄ブラシは上記の如くの構成となっているので、ブラシ片15は、前記繊維質基材17を構成するフィラメント19の材質に、ポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、スパンデックスの内、少なくとも1種類以上の前記材質が使用されてある。その為、前記ブラシ片15は、使用されるフィラメント19の機能に応じた特性を有することができる。実施例2のポリエステルが使用されてある場合には、ポリエステルの有する耐熱性、及び強酸から弱アルカリにおける耐薬品性の高さ、吸水率の低さ、価格の低さ等の特性を、ブラシ片15は有することができる。また、ナイロンを使用した場合には、ナイロンの有する耐摩耗性、耐熱性、及び弱酸から強アルカリにおける耐薬品性の高さ等の特性を、ブラシ片15は有することができる。また、ポリエチレンを使用した場合には、ポリエチレンの有する酸、及びアルカリにおける耐薬品性の高さ、吸水率が0%、価格の低さ等の特性を、ブラシ片15は有することができる。また、ポリプロピレンを使用した場合には、ポリプロピレンの有する吸水率が0%、価格の低さ、軽量等の特性を、ブラシ片15は有することができる。また、別名、ウレタン弾性糸とも呼ばれるスパンデックスを使用した場合には、ウレタンの有する耐摩耗性、弾性の高さ、親油性の高さ等の特性を、ブラシ片15は有することができる。 【実施例3】 【0031】 図5にて実施例3を示す。図5は、本発明の洗車機用洗浄ブラシに用いられるブラシ片の断面図である。図5において、25はブラシ片、27は繊維質基材、28は高分子弾性体、29はフィラメント、30は気泡である。 【0032】 洗車機用洗浄ブラシのブラシ片25は、図5の如く、フィラメント29を織り込んだ繊維質基材27の表面に高分子弾性体28が被覆されて形成されてある。また、高分子弾性体28は、発泡化しており、気泡30を有する。前記フィラメント29には、ポリエステルが使用されてあり、前記高分子弾性体28には、ポリウレタンが使用されてある。なお、前記高分子弾性体28の材質としては、ポリウレタンの他、ポリアミド、ポリアミノ酸等を用いることができる。 【0033】 次に、ブラシ片25の製造手順について説明する。最初に、フィラメント29を織り込んだ織布として繊維質基材27を形成する。次に、前記繊維質基材27に高分子弾性体28を主体として含有する極性有機溶剤溶液を塗布し、次いで、水を主体とする凝固浴中に浸漬させる。浸漬させる際、水中に二酸化炭素を注入し、水と二酸化炭素を反応させて炭酸発泡させることにより、多孔質な気泡30を有する高分子弾性体28の皮膜層を、繊維質基材27の表面に形成させる。また、別の製造方法としては、繊維質基材27にたいして、あらかじめ発泡剤を混入した高分子弾性体28を、含浸処理、浸漬処理、コーティング処理、スプレー処理等により、繊維質基材27の表面に、気泡30を有する高分子弾性体28を被覆しても良い。 【0034】 実施例3の洗車機用洗浄ブラシは上記の如くの構成となっているので、ブラシ片25は、前記高分子弾性体28の材質に、ポリウレタン、ポリアミド、ポリアミノ酸の内、少なくとも1種類以上の前記材質が使用されてある。その為、前記ブラシ片25は、使用される高分子弾性体28の機能に応じた特性を有することができる。実施例3のポリウレタンが使用されてある場合には、ポリウレタンの有する耐摩耗性、弾性の高さ、親油性の高さ等の特性を、ブラシ片25は有することができる。また、ポリアミドが使用されてある場合には、ポリアミドの有する耐摩耗性、耐熱性、及び弱酸から強アルカリにおける耐薬品性の高さ等の特性を、ブラシ片25は有することができる。また、ポリアミノ酸が使用されてある場合には、ポリアミノ酸の有する柔軟性、耐熱性、透湿性、耐候性の高さ等の特性を、ブラシ片25は有することができる。 【0035】 また、ブラシ片25は、繊維質基材27にたいして、気泡30を有する発泡化した高分子弾性体28が被覆して形成されてある為、被洗浄面にたいして柔軟に接触して当たる。その為、被洗浄面に傷を付けることが無い。 【実施例4】 【0036】 図6にて実施例4を示す。図6は、本発明の洗車機用洗浄ブラシに用いられるブラシ片の断面図である。図6において、35はブラシ片、37は繊維質基材、38は高分子弾性体、39はフィラメント、40は気泡、41は防水皮膜である。 【0037】 洗車機用洗浄ブラシのブラシ片35は、図6の如く、フィラメント39を織り込んだ繊維質基材37の表面に、気泡40を有する高分子弾性体38が被覆されて形成されてあり、さらに、前記高分子弾性体38の表面に防水皮膜41が被覆されて形成されてある。 【0038】 次に、ブラシ片35の製造手順について説明する。最初に、フィラメント39を織り込んだ織布として繊維質基材37を形成する。次に、前記繊維質基材37に高分子弾性体38を主体として含有する極性有機溶剤溶液を塗布し、次いで、水を主体とする凝固浴中に浸漬させる。浸漬させる際、水中に二酸化炭素を注入し、水と二酸化炭素を反応させて炭酸発泡させることにより、多孔質な気泡40を有する高分子弾性体38の皮膜層を、繊維質基材37の表面に形成させる。次に、樹脂溶液中に浸漬して、引き上げて、加圧ロールで絞り、熱処理加工を施して防水皮膜41を形成させる。前記樹脂溶液としては、ポリウレタン、ポリアミド、ポリオレフィン、フッ素、塩化ビニル、アセチルセルロース等を用いることができる。また、別の防水処理方法としては、繊維質基材37に高分子弾性体38を被覆させた表面にたいして、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、メラミン樹脂等を含浸処理、浸漬処理、コーティング処理、スプレー処理等により撥水加工を施しても良い。 【0039】 実施例4の洗車機用洗浄ブラシは上記の如くの構成となっているので、ブラシ片35の片面あるいは両面に防水皮膜41面が形成されてある。その為、ブラシ片35の表面には、繊維質基材37、及び高分子弾性体38が形成されていない。その為、水分等が繊維質基材37、及び高分子弾性体38に接触することが無く、高い防水性を有すると共に、凍結することが無い。 【実施例5】 【0040】 図7にて実施例5を示す。図7は、本発明の洗車機用洗浄ブラシが搭載されてある洗車機の正面図である。図7において、50は洗車機、51は洗車機用洗浄ブラシ、52は駆動源、53はノズル、54は乾燥機である。 【0041】 洗車機50は、洗車機用洗浄ブラシ51が搭載してあり、駆動源52により回転される。ノズル53からは、被洗浄面にたいして、洗浄剤、及び水が散布され、前記洗車機用洗浄ブラシ51により洗浄され、洗浄後は、乾燥機54により被洗浄面が乾燥される。 【0042】 実施例5の洗車機50は、上記の如くの構成となっているので、駆動源52と、被洗浄面に散布する洗浄剤、及び水を噴出させるノズル53と、洗浄後の被洗浄面を乾燥させる乾燥機54を備えると共に、上記実施例1から4のいずれか1項に記載の前記洗車機用洗浄ブラシ51が搭載されてある。その為、前記洗車機用洗浄フラシ51は、上記の如く、高い防水性を有していることから、洗浄中も水分等を極めて含み難い。従って、前記洗車機用洗浄ブラシ51の重量は水分等で重くなることが無く、駆動源52にたいする負荷が軽減されると共に、前記洗車機用洗浄ブラシ51の回転時におけるバランスが崩れることが無く、被洗浄体である自動車あるいは車両の装備品を破損させることが無い。 【産業上の利用可能性】 【0043】 本発明の洗車機用洗車ブラシは、主に、自動車あるいは車両の外面の被洗浄面に付着した汚れ等を洗浄する為の洗車機に搭載する洗浄ブラシとして使用する。 【図面の簡単な説明】 【0044】 【図1】 本発明の洗車機用洗浄ブラシを前面側から見た斜視図である。 【図2】 図1に使用するブラシ片を前面側から見た斜視図である。 【図3】 図2のブラシ片の断面図である。 【図4】 本発明の洗車機用洗浄ブラシに用いられるブラシ片の断面図である。 【図5】 本発明の洗車機用洗浄ブラシに用いられるブラシ片の断面図である。 【図6】 本発明の洗車機用洗浄ブラシに用いられるブラシ片の断面図である。 【図7】 本発明の洗車機用洗浄ブラシが搭載されてある洗車機の正面図である。 【符号の説明】 【0045】 1、51 洗車機用洗浄ブラシ 2 台座 3 チャンネルブラシ 4 止め金具 5、15、25、35 ブラシ片 6 スリット 7、17、27、37 繊維質基材 8、18、28、38 高分子弾性体 19、29、39 フィラメント 30、40 気泡 41 防水皮膜 50 洗車機 52 駆動源 53 ノズル 54 乾燥機
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| 【出願人】 |
【識別番号】391044797 【氏名又は名称】株式会社コーワ
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| 【出願日】 |
平成17年8月9日(2005.8.9) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2007−44467(P2007−44467A) |
| 【公開日】 |
平成19年2月22日(2007.2.22) |
| 【出願番号】 |
特願2005−257018(P2005−257018) |
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