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【発明の名称】 傘イルミネーションライト
【発明者】 【氏名】西村 三良

【要約】 【課題】傘にLEDライトを取り付けて夜間の安全性や装飾性を演出するための装置において、購買者の選択のバリエーションを多くでき、スイッチ操作の面倒さをなくする。

【解決手段】傘3の先端5に設けられる石突9に、取付手段のクリップ23で着脱自在に取り付ける。電池を電源とするLEDライトを点滅させる点滅回路43を有する。また、傘3を開いた状態でこの傘3の骨に張られた布17にスイッチ29が接触してLEDライトのON動作を行う。装置ハウジング19は動物の形状を有し、クリップ23はこの動物の四肢21を模し、スイッチ29は、この動物の尻尾31を模し、傘3の骨に張られた布17に接触すると、回動し、ON状態になる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
傘の先端に着脱自在に取り付ける取付手段と、電池によって点灯するLEDライトと、前記傘を開いた状態でこの傘の骨に張られた布に接触して前記LEDライトのON動作を行うスイッチと、を一つの装置ハウジングに有することを特徴とする傘イルミネーションライト装置。
【請求項2】
前記電池と前記LEDライトの間には、LEDライトを点滅させる点滅回路を有することを特徴とする請求項1に記載の傘イルミネーションライト装置。
【請求項3】
前記装置ハウジングは動物の形状を有し、前記取付手段はこの動物の四肢を模したクリップであり、前記スイッチは、前記動物の尻尾を模し、この尻尾の先端が前記傘の骨に張られた布に接触するとこの尻尾が回動する回動中心と、回動前への状態へ復帰させるスイッチバネと、前記回動によりこの尻尾の基端によって押されてON状態になる押しスイッチと、を有することを特徴とする請求項1、又は2に記載の傘イルミネーションライト装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
この発明は、傘に取り付けて主に夜間に点灯させるLEDライトの構造に関する。
【背景技術】
【0002】
傘にLEDライトを取り付けて夜間の安全性や装飾性を演出するための技術は、下記特許文献1、2に記載される。
【特許文献1】実用新案登録第3076135号
【特許文献2】特開平9−168416号 これらの技術では、装置は傘と一体的になっており、傘の手元の内部に電池が設けられ、上部にスイッチが設けられる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、LEDライトの装置が傘と一体的になっていると、購買者の好みが実現されにくい。すなわち、購買者は、傘自体のデザインと、LEDライトの色や点滅のある無し、さらには点滅の速度などを、好みに応じて選択したいが、一体的になっていると選択のバリエーションが少なくなってしまう。
【0004】
また、仮に、LEDライトの装置を傘と別体にし後付にした場合に、傘の使用、不使用の度に、LEDライトの装置のスイッチをON/OFFしなければならない。LEDライトの装置は、傘の手元に設けられることは考えにくく、すなわち特許文献1,2に記載されるように傘の外側や先端に設けられるので、そこまで手を伸ばしてスイッチを操作するのは面倒である。特に雨降りの夜間などは、見えにくく傘が雨でぬれているので、面倒さは著しく、装置の商品としての価値を低くする。
【0005】
この発明は、以上の問題点を解決するために、購買者の選択のバリエーションを多くでき、スイッチ操作の面倒さをなくすることができる傘イルミネーションライトを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の課題を解決するために、第一発明は、傘の先端に着脱自在に取り付ける取付手段と、 電池によって点灯するLEDライトと、前記傘を開いた状態でこの傘の骨に張られた布に接触して前記LEDライトのON動作を行うスイッチと、を一つの装置ハウジングに有することを特徴とする傘イルミネーションライト装置である。
第二発明は、さらに、前記電池と前記LEDライトの間には、LEDライトを点滅させる点滅回路を有することを特徴とする傘イルミネーションライト装置である。
第三発明は、さらに、前記装置ハウジングは動物の形状を有し、前記取付手段はこの動物の四肢を模したクリップであり、前記スイッチは、前記動物の尻尾を模し、この尻尾の先端が前記傘の骨に張られた布に接触するとこの尻尾が回動する回動中心と、回動前への状態へ復帰させるスイッチバネと、前記回動によりこの尻尾の基端によって押されてON状態になる押しスイッチと、を有することを特徴とする請求項1、又は2に記載の傘イルミネーションライト装置である。
【発明の効果】
【0007】
第一、第二、又は第三発明によれば、傘イルミネーションライト装置を傘とは別体に構成し、取付手段によって傘の先端に取り付けるので、購買者は、好みの傘と、好みの傘イルミネーションライト装置を別々に選択し、組み合わせることができ、選択のバリエーションを多くできる。
また、傘を開いた状態で、傘の骨に張られた布に接触してLEDライトのON動作を行うスイッチを有するので、雨降りの夜間など装置が見えにくく傘が雨でぬれている状態でも、スイッチ操作の面倒さをなくすることができる。
【0008】
第二、又は第三発明によれば、さらに、傘イルミネーションライト装置は点滅を行うので、夜間の安全性や装飾性をより強く演出することができる。
【0009】
第三によれば、装置ハウジングは動物の形状を有し、この動物の四肢で傘の石突に取り付き、この動物の尻尾が、傘の骨に張られた布に接触することで、スイッチがON状態になるので、夜間のみならず昼間の装飾性をもより強く演出することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
この発明の実施形態を、図1〜図3に示す。
この実施形態の傘イルミネーションライト装置1は、通常の構造を有する傘3の先端5に取り付けられる。
すなわち、図2に示すように、通常の傘3は、中心の中棒7の先端5に石突9が取り付けられる。この中棒7と石突9の間に、上ろくろ11と呼ばれる部品が固定され、複数の親骨13が放射状に、回動可能に取り付けられる。親骨13の下側の途中には、受骨(図示せず)の一端が回動可能に取り付けられ、他端が、下ろくろ(図示せず)と呼ばれる部品に、放射状に、回動可能に取り付けられる。この下ろくろは、中棒7に沿って上下にスライドする。
【0011】
そして、傘3を閉じた状態で下ろくろをロックするための下はじき15と呼ばれる爪が、中棒7の下方に出没可能に設けられる。また、傘3を開いた状態で下ろくろをロックするための上はじき(図示せず)と呼ばれる爪が、中棒7の上方に出没可能に設けられる。
放射状に配置される複数の親骨13には、布17が張り付けられる。この傘3の先端5に設けられる石突9に、この実施形態の傘イルミネーションライト装置1が着脱自在に取り付けられる。
【0012】
図1に示すように、装置ハウジング19は、コアラのような動物の形状を有し、石突9への取付手段はこの動物の四肢21を模したクリップ23である。すなわち、四肢21のうち、右の前後の肢は、装置ハウジング19に固定され、左の前後の肢が、回動軸25周りに回動可能に取り付けられる。回動軸25は、コイルバネからなる開閉バネ27を有する。この開閉バネ27一方の端部が、装置ハウジング19に固定され、他方の端部が、左の前後の肢に固定される。左の前後の肢に設けられたツマミ28によって、クリップ23を開く。クリップ23の内側には、ナイロン樹脂などで滑り止めを形成する。
【0013】
スイッチ29は、動物の尻尾31を模し、この尻尾31の先端が傘3の骨に張られた布17に接触するに十分な長さを有する。この尻尾31の基端近くには、回動中心となる軸33が設けられる。この軸33には、回動前への状態へ復帰させるスイッチバネ35としてのコイルバネが設けられる。尻尾31の基端には、突起37が設けられる。傘3が開き布17に接触して回動38が起き、この尻尾31の基端の突起37によって押される位置に、後述の押しスイッチ40が配置される。
【0014】
また、コアラのような動物の形状の耳の部分には、計2個のLED39(発光ダイオード)が内蔵される。
図3の回路図に示すように、これら2個のLED39(発光ダイオード)は装置ハウジング19に内蔵されるボタン電池41を電源とするが、両者の間には装置ハウジング19に内蔵される点滅回路43が接続される。押しスイッチ40は、尻尾31の基端の突起37によって押されて、ON状態になる。
【0015】
また、この押しスイッチ40の配線と平行な配線45を行い、この配線45の分岐点に、3つの状態を採る制御スイッチ47を設ける。制御スイッチ47の1の状態は、押しスイッチ40の配線へ接続して押しスイッチ40が有効に機能する状態である。制御スイッチ47のニュートラルなの状態は、押しスイッチ40のの配線及び平行な配線45にも接続せず、押しスイッチ40は機能せず、電源も切れた状態である。制御スイッチ47の2の状態は、押しスイッチ40の配線と平行な配線45にのみへ接続して、押しスイッチ40が機能せず、電源は入った状態である。
【0016】
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、傘イルミネーションライト装置1を、傘3とは別体に、動物の形状で構成し、四肢21の部分のクリップ23で、傘3の先端5の石突9に取り付けて使用する。よって、購買者は、好みの傘3と、好みの傘イルミネーションライト装置1を別々に選択し、組み合わせることができ、選択のバリエーションを多くできる。
【0017】
また、傘3を開いた状態で、傘3の骨に張られた布17に、動物の形の尻尾31の部分が接触して、LEDライトのON動作を行うスイッチ29を有するので、手でON/OFFの操作を行わなくて済む。このため、雨降りの夜間など装置が見えにくく傘3が雨でぬれている状態でも、スイッチ操作は確実に行われ、手や袖がぬれなくて済み、スイッチ操作の面倒さをなくすることができる。
【0018】
さらに、傘イルミネーションライト装置1は、点滅回路43によって点滅を行うので、夜間の安全性や装飾性をより強く演出することができる。
また、装置ハウジング19は動物の形状を有し、この動物の四肢21で傘3の石突9に取り付き、この動物の尻尾31が、傘3の骨に張られた布17に接触することで、スイッチ29がON状態になるので、遊び心を楽しませ、よって夜間のみならず昼間の装飾性をもより強く演出することができる。
クリップ23の機能により、装置を傘に取り付けないときは、動物の形状の背中などの係止部49に設けたストラップにより、カバンなどに取り付けておくことができる。
【0019】
また、制御スイッチ47を設けることで、押しスイッチ40の状態をいろいろに制御できる。すなわち、制御スイッチ47の1の状態は、押しスイッチ40の配線へ接続して押しスイッチ40が有効に機能する状態である。通常はこの状態で使用する。制御スイッチ47のニュートラルなの状態は、押しスイッチ40のの配線及び平行な配線45にも接続せず、押しスイッチ40は機能せず、電源も切れた状態である。装置を使用しない状態である。制御スイッチ47の2の状態は、押しスイッチ40の配線と平行な配線45のみへ接続して、押しスイッチ40が機能せず、電源は入った状態である。回動部分を有する押しスイッチ40に不具合が生じても、装置を使用することができる。
【0020】
「他の実施形態」
以上の実施形態では、装置は、通常の構造を有する傘3の先端5にクリップ23で取り付けて使用するものであったが、他の実施形態では、クリップ23ではなくネジによって取り付けることができる。すなわち、例えば折り畳み傘の先端に設けられるネジ式の石突を外し、代わりに、この発明の装置をネジによって取り付けることができる。
【0021】
この場合に、石突には雌ネジが形成され、折り畳み傘の先端には雄ネジが残されるが、この雄ネジに螺合する雌ネジを装置に一体に設ける。ネジにより、装置をしっかりと取り付けることが可能になる。
以上の実施形態では、装置ハウジング19はコアラのような動物の形状を有するものであったが、他の実施形態では、他の動物の形状、あるいは動物以外のキャラクターの形状を有するものでも良い。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】この発明の一実施形態に係る装置を示すもので、(A)は装置を傘の先端に取り付けた状態を示す斜視図、(B)は(A)の装置の分解図である。
【図2】図1(A)の傘全体を含めた全体図である。
【図3】図1(B)の装置に内蔵されるLEDライトの回路図である。
【符号の説明】
【0023】
1…傘イルミネーションライト装置、3…傘、5…先端、7…中棒、9…石突、11…上ろくろ、13…親骨、15…下はじき、17…布、19…装置ハウジング、21…四肢、23…クリップ、25…回動軸、27…開閉バネ、29…スイッチ、31…尻尾、33…軸、35…スイッチバネ、37…突起、39…LED、40・・押しスイッチ、41…ボタン電池、43…点滅回路、45…平行な配線、47…制御スイッチ。
【出願人】 【識別番号】505165608
【氏名又は名称】西村 三良
【識別番号】505362632
【氏名又は名称】坊 芳明
【出願日】 平成17年9月27日(2005.9.27)
【代理人】 【識別番号】100092989
【弁理士】
【氏名又は名称】片伯部 敏


【公開番号】 特開2007−89625(P2007−89625A)
【公開日】 平成19年4月12日(2007.4.12)
【出願番号】 特願2005−279114(P2005−279114)