| 【発明の名称】 |
スピルリナおよびクロレラ含有食品組成物 |
| 【発明者】 |
【氏名】青木 洋満
【氏名】小林 健夫
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| 【要約】 |
【課題】体内で有効に抗酸化作用を発揮する組成物、特に機能性食品〔保健機能食品(特定保健用食品、栄養機能食品)、ならびに栄養補助食品などの健康食品を含む〕として有用な食品組成物を提供する。
【解決手段】スピルリナおよびクロレラ、またはスピルリナ、クロレラおよびケールを含む食品組成物とする。特に1日摂取あたりの食品組成物中に含まれるスピルリナおよびクロレラ(およびケール)の含有量をいずれも0.2〜40mg/kg体重とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 スピルリナおよびクロレラを含む食品組成物。 【請求項2】 さらにケールを含有する請求項1記載の食品組成物。 【請求項3】 スピルリナおよびクロレラを乾燥した状態で含有する請求項1又は2に記載する食品組成物。 【請求項4】 ケールがケール末である請求項2または3に記載する食品組成物。 【請求項5】 1日摂取あたりの食品組成物のスピルリナおよびクロレラの含有量がそれぞれ0.2〜40mg/kg体重および0.2〜40mg/kg体重である、請求項1乃至4のいずれかに記載する食品組成物。 【請求項6】 1日摂取あたりの食品組成物のケールの含有量が0.2〜40mg/kg体重である、請求項2乃至5のいずれかに記載する食品組成物。 【請求項7】 ビタミン、鉱物およびアミノ酸を含有する組成物である請求項1乃至6のいずれかに記載する食品組成物。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、体内で有効に抗酸化作用を発揮する組成物、特に機能性食品〔保健機能食品(特定保健用食品、栄養機能食品)、ならびに栄養補助食品などの健康食品を含む。以下、同じ〕として有用な食品組成物に関する。 【背景技術】 【0002】 酸化は生命活動において重要である一方、酸化反応、それも生体による制御の効かない酸化反応は生体に大きなダメージを与えることが知られている。特に、脂質などが酸化されて生じる過酸化物は生体にとって大きな傷害をもたらすことが指摘されている。又、酸化は炎症にも大きく関わっており、慢性的な炎症が発ガンの重要因子であることを考えると、酸化は発ガンとも深い関係にあるといえる。さらに、近年、生活慣習病として位置づけられている血栓症や脳循環関連の疾患の発症にも酸化ストレス、特に血管内皮細胞の酸化ストレスが関与していることが知られている。このため、生体において、適切に酸化反応を制御することは、生体の維持と健康の維持にとって大変有用なことであるといえる。特に、近年増加している生活習慣病の予防または改善に重要な役割を果たすと考えられる。 【0003】 この目的で、従来、種々の抗酸化剤(生体抗酸化剤)が注目されている。例えば、ルチン、ケルセチン、モリン及びミリセチンなどの各種のフラボノイド;ビタミンC(アスコルビン酸)、ビタミンE(トコフェロール)などのビタミン類;β−カロテン、アスタキサンチン、ゼアキサンチン、クリプトキサンチン、リコピン、ルテインなどのカロテノイド;セレンなどのミネラル;コエンザイムQ10やα−リポ酸などの補酵素;クルクミン、クロロゲン酸、タンニンなどのポリフェノール類などに抗酸化作用があることが知られており、近年の健康ブームの中、これらの成分を含む健康食品が市場に多く流通している。 【0004】 また、スピルリナなども抗酸化作用を有することが知られている(例えば、特許文献1等参照)。スピルリナは多くの栄養成分を有しているが、たとえば、ビタミン、鉱物(ミネラル)およびアミノ酸の成分バランスおよび抗酸化作用の点について、満足のいくものではなかった。 【特許文献1】特開2004−238519号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 本発明は、体内で有効に抗酸化作用を発揮し、生活習慣病や老化などといった酸化によって生じる疾患や症状の予防に有効な組成物、特に食品組成物〔一般食品に加えて、保健機能食品(特定保健用食品、栄養機能食品)および栄養補助食品等の健康食品などの、いわゆる機能性食品を含む。以下、同じ〕を提供することを目的とする。また本発明は、上記抗酸化作用を備えるとともに、ビタミン、鉱物(ミネラル)およびアミノ酸のバランスに優れた食品組成物を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0006】 本発明者らは、上記課題の解決を目指して検討を重ねていたところ、種々の栄養素を豊富に含み抗酸化作用を有する食品素材であるスピルリナにクロレラを組み合わせることにより、抗酸化作用が顕著に向上することを見出し、さらにこれにケールを組み合わせることによって、抗酸化作用が一層に向上することを見出した。加えて、スピルリナにクロレラを組み合わせることにより、またさらにケールを組み合わせることによって、ビタミン、鉱物およびアミノ酸をバランスよく含有し、機能性食品として有効な組成物が調製できることを確認した。 【0007】 本発明は係る知見に基づいて完成されたものであり、下記の態様を包含するものである: (1)スピルリナおよびクロレラを含む組成物。 (2)さらにケールを含有する(1)記載の組成物。 (3)スピルリナおよびクロレラを乾燥した状態で含有する(1)又は(2)に記載する組成物。 (4)ケールがケール末である(2)または(3)に記載する組成物。 (5)固形投与形態を有する、(1)乃至(4)のいずれかに記載する組成物。 (6)固形投与形態が圧縮成型形態である、(5)に記載する組成物。 (7)圧縮成型形態が丸剤または錠剤の形態である(6)記載の組成物。 (8)1日摂取あたりの組成物のスピルリナおよびクロレラの含有量がそれぞれ0.2〜40mg/kg体重および0.2〜40mg/kg体重である、(1)乃至(7)のいずれかに記載する組成物。 (9)1日摂取あたりの組成物のケールの含有量が0.2〜40mg/kg体重である、(2)乃至(8)のいずれかに記載する組成物。 (10)ビタミン、鉱物およびアミノ酸を含有する組成物である(1)乃至(8)のいずれかに記載する組成物。 (11)食品または医薬品である、(1)乃至(10)のいずれかに記載する組成物。 (12)経口医薬品であり(11)記載の組成物。 【0008】 本明細書において「抗酸化作用」とは、活性酸素(例えば、ヒドロキシルラジカル、スーパーオキシドアニオン、過酸化水素)などの酸化物質の作用を消去または減弱させる作用を意味する。特に好ましくは生体内において上記酸化物質の作用を消去または減弱させる作用である。 【0009】 活性酸素による組織障害に起因する疾患としては、限定はされないが、癌、炎症、アレルギー性疾患、動脈硬化や虚血性心疾患などの循環器系疾患;肺気腫や喘息などの呼吸器系疾患;胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの消化器系疾患;糖尿病の合併症および皮膚疾患などが知られている。従って、本発明の食品組成物を日常の食生活において継続的に服用することによって、上記各種疾患や老化の予防または改善効果を期待することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 本発明の食品組成物は、スピルリナおよびクロレラを組み合わせて含有することを特徴とする。好ましい食品組成物は、上記スピルリナおよびクロレラに、ケールを組み合わせて含有するものである。 【0011】 ここでスピルリナは、スピルリナ属に属する藍藻類である。スピルリナ属に属する藍藻類には、例えばスピルリナ・ゲイトレリ、スピルリナ・プラテンシス、スピルリナ・マキシマ、スピルリナ・メイヤー、スピルリナ・ラキシシマ、スピルリナ・アルダリアが含まれる。スピルリナは、クロロフィル、カロチン、ビタミンB群、カリウム、マグネシウムなどの鉱物(ミネラル)に富み、高脂血症や糖尿病に効果があるといわれている。本発明の食品組成物に配合されるスピルリナの形態は特に問わず、液体培地中で培養した状態の藻体(湿藻体)であっても、またそれを乾燥した乾燥藻体であっても良い。好ましくは乾燥藻体の形態である。なお、スピルリナの乾燥藻体は商業的に入手することができる(例えば、大日本インキ化学工業株式会社など)。 【0012】 クロレラは、クロレラ属に属する緑藻類である。クロレラ属に属する緑藻類には、例えばクロレラ・ブルガリス(Chlorella vulgaris)、クロレラ・レギュラリス(Chlorella regularis)、クロレラ・ピレノイドサ(Chlorella pyrenoidosa)、クロレラ・エリプソリディア(Chlorella el lipsoidea)等が含まれる。本発明の食品組成物に配合されるクロレラの形態は特に問わず、スピルリナと同様に液体培地中で培養した状態の藻体(湿藻体)であっても、またそれを乾燥した乾燥藻体であっても良い。好ましくは乾燥藻体の形態である。なお、クロレラの乾燥藻体は商業的に入手することができる(例えば、クロレラ工業株式会社など)。 【0013】 ケールは、アブラナ科植物の1種であり、葉にはキャベツと同様にビタミンCが多く含まれている。また、ケールは、胃炎や胃潰瘍の予防、肝機能や便秘に有効であることが知られている。一般に、ケールには、キッチンケール、ツリーケール、ブッシュケール、マローケール、コラードおよび緑葉カンランなどの種類があるが、本発明ではこれらの種類に依らず、いずれも使用することができる。またケールは葉部および茎部の別を問わず、いずれも原料として用いることができる。 【0014】 本発明の食品組成物に配合されるケールの形態は特に問わず、ケール破砕または粉砕物(生または乾燥物)、搾汁、抽出物のいずれであってもよい。好ましくはケールの乾燥粉砕物である(以下、これをケール末という)。 【0015】 ケール末の調製は、制限されないが、下記の方法によって行うことができる。 【0016】 (1)ケールの洗浄 ケールを収穫した後、泥などを洗い流す洗浄工程である。この洗浄工程は、好適には冷水(20℃以下の水)で行われる。後の裁断工程においてケールの温度が過度に上昇するのを防止し、酸化反応や酵素反応によるケールの変質を防止することが可能となるからである。なお、ケールは、風味などの品質劣化防止のため、収穫後直ちに洗浄などの処理工程に供することが好ましい。 【0017】 (2)裁断工程 洗浄し水気を切った後、通常用いられる切断具(カッター、スライサーなど)を用いて、ケールの葉部および茎部を適当な大きさ(例えば、5cm程度)に裁断する(裁断工程)。なお、この裁断工程は、後述する粉砕工程と同時に行ってもよい。 【0018】 (3)ブランチング処理 さらに必要に応じて、ケールの変質に関与するケール中の酵素を失活させるためのブランチング処理を行う。なお、ここで変質に関与する酵素には、クロロフィラーゼやペルオキシダーゼなどが含まれる。ブランチング処理としては、熱水処理、水蒸気処理などが挙げられる。通常90〜100℃の熱水で1〜5分間、ケールを処理することによって行われる。 【0019】 (4)冷却工程 上記ブランチング工程を行った後、ケールを冷却する工程である。冷却工程は、ケールを冷水に浸漬する方法、その他、冷蔵、凍結、冷風または温風による気化冷却、冷風と温風を同時または交互に吹き付けて行う気化冷却法などで行うことができる。いずれの方法により冷却する場合も、色止め、すなわち、鮮やかな緑を保持するため、急冷することが好ましい。 【0020】 (5)乾燥工程 ブランチング処理し冷却されたケールを、必要に応じて、遠心分離などにより脱水した後、乾燥させる。乾燥は、ブランチングされたケールの水分含量が10%以下、好ましくは5%以下となるように行うことが好ましい。水分含量が高いと菌が増殖し保存安定性が悪くなるからである。乾燥には温風乾燥、高圧蒸気乾燥、電磁波乾燥、凍結乾燥などの任意の乾燥法を用いることができる。加熱による変色防止のため、乾燥はできるだけ低温で行い、加熱する場合でも60℃以下で行うことが好ましい。 【0021】 (6)粉砕工程 次いで、乾燥したケールを、クラッシャー、ミル、ブレンダー、石臼などを用いて粉砕する。粉砕された乾燥ケールは必要に応じて篩にかける。通常、篩は250〜30メッシュのものが用いられる。本発明において、特に制限されないが、ケール乾燥粉末の粒径の90%以上が200〜100メッシュ(75〜100μm)で、かつ平均径(メジアン径)が20〜80μmとなるように、乾燥ケールを粉砕することが好ましい。 【0022】 以上のようにしてケール末を調製することができる。かかるケール末は商業的に入手することができる(例えば、アスザックフーズ株式会社など)。なお、本発明では、ケールとしてγ−アミノ酪酸(GABA)富化処理したケール末を用いることもできる。ケールをGABA富化処理する方法には、例えば、ケールをグルタミン酸溶液に浸漬する方法、ケール細片化物またはケール末にグルタミン酸を添加する方法、嫌気処理または保温処理(温水処理、赤外線照射処理、温風処理、インキュベーター処理)する方法を挙げることができる。GABA富化処理は、上記洗浄の前、裁断後、粉砕後のいずれの段階で行ってもよい。 【0023】 本発明の食品組成物が有効成分としてスピルリナとクロレラとの2成分を含む場合、これらの2成分の比率は、スピルリナ1重量部に対してクロレラ0.1〜100重量部、好ましくは0.2〜50重量部、より好ましくは0.5〜10重量部とすることができる。また、本発明の食品組成物が有効成分としてスピルリナとクロレラとケールとの3成分を含む場合、これらの3成分の比率は、スピルリナ1重量部に対してクロレラ0.1〜100重量部およびケール0.1〜100、好ましくはクロレラ0.2〜50重量部およびケール0.2〜50重量部、より好ましくはクロレラ0.5〜10重量部およびケール0.5〜10重量部とすることができる。 【0024】 本発明の食品組成物に含まれるスピルリナおよびクロレラ、ならびにケールの割合は特に制限されないが、食品組成物1日摂取量あたりに含まれるスピルリナの含有量として、通常0.2〜40mg/kg体重、好ましくは1〜20mg/kg体重;クロレラの含有量として、通常0.2〜40mg/kg体重、好ましくは1〜20mg/kg体重;ケールの含有量として、通常0.2〜40mg/kg体重、好ましくは1〜20mg/kg体重を挙げることができる。 【0025】 本発明の食品組成物は、ビタミン、鉱物(ミネラル)およびアミノ酸を含有する組成物であることを特徴とする。 【0026】 ここでビタミンとしては、少なくともカロテン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK1、葉酸、パントテン酸、ビオチン、イノシトール、ナイアシン、およびコリンを挙げることができる。本発明の食品組成物は、これらのビタミンを1種または2種以上含むものであってもよいが、栄養のバランスからみて全てを含むことが好ましい。本発明の食品組成物に含まれる各ビタミンの割合を、1日摂取(成人:体重50kgの場合)あたりの食品組成物に含まれる量に換算すると、下記の範囲を例示することができる。 【0027】 カロテン(βカロテン当量として):100〜10000μg、好ましくは500μg〜5000μg、 ビタミンB1:0.0001〜100mg、好ましくは0.01〜50mg、 ビタミンB2:0.0001〜10mg、好ましくは0.001〜5mg、 ビタミンB6:0.001〜10mg、好ましくは0.01〜5mg、 ビタミンB12:0.01〜20μg、好ましくは0.1〜10μg、 ビタミンC:0.0005〜1500mg、好ましくは0.001〜500mg、 ビタミンE:0.005〜1000mg、好ましくは0.05〜300mg、 ビタミンK1:5〜500μg、好ましくは10〜100μg、 葉酸:0.0001〜800μg、好ましくは0.0005〜400μg、 パントテン酸:0.001〜80μg、好ましくは0.01〜40μg、 ビオチン:0.01〜300μg、好ましくは0.1〜60μg、 イノシトール:0.1〜1000mg、好ましくは1〜500mg、 ナイアシン:0.05〜200mg、好ましくは0.1〜100mg、 コリン:0.05〜200mg、好ましくは0.1〜100mg。 【0028】 鉱物(ミネラル)として、少なくともナトリウム、カルシウム、カリウム、マグネシウム、マンガン、鉄、銅、亜鉛およびマンガンを挙げることができる。本発明の食品組成物は、これらの鉱物を1種または2種以上含むものであってもよいが、栄養のバランスからみて全てを含むことが好ましい。本発明の食品組成物に含まれる各鉱物の割合を、1日摂取(成人:体重50kgの場合)あたりの食品組成物に含まれる量に換算すると、下記の範囲を例示することができる。 【0029】 ナトリウム:0.01〜300mg、好ましくは0.1〜100mg、 カルシウム:1〜1000mg、好ましくは5mg〜700mg、 カリウム:1〜1500mg、好ましくは10〜1000mg、 マグネシウム;0.1〜1000mg、好ましくは0.1〜500mg、 マンガン:0.001〜20mg、好ましくは0.005〜10mg、 鉄:0.001〜100mg、好ましくは0.01〜50mg、 銅:0.0001〜10mg、好ましくは0.0005〜5mg、 亜鉛;0.001〜100mg、好ましくは0.01〜50mg、 マンガンを:0.001〜100mg、好ましくは0.01〜10mg。 【0030】 アミノ酸としては、アルギニン、リジン、ヒスチジン、フェニルアラニン、チロシン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、バリン、アラニン、グリシン、プロリン、グルタミン酸、セリン、スレオニン、アスパラギン酸、トリプトファンおよびシスチンを挙げることができる。本発明の食品組成物は、これらのアミノ酸を1種または2種以上含むものであってもよいが、栄養のバランスからみて全てを含むことが好ましい。本発明の食品組成物に含まれる各アミノ酸の割合を、1日摂取(成人:体重50kgの場合)あたりの食品組成物に含まれる量に換算すると、下記の範囲を例示することができる。 【0031】 アルギニン:1〜1000mg、好ましくは10〜200mg、 リジン:1〜1000mg、好ましくは10〜200mg、 ヒスチジン:1〜1000mg、好ましくは10〜200mg、 フェニルアラニン:1〜1000mg、好ましくは10〜200mg、 チロシン:1〜1000mg、好ましくは10〜200mg、 ロイシン:1〜1000mg、好ましくは10〜200mg、 イソロイシン:1〜1000mg、好ましくは10〜200mg、 メチオニン:1〜1000mg、好ましくは5〜200mg、 バリン:1〜1000mg、好ましくは10〜200mg、 アラニン:1〜1000mg、好ましくは10〜200mg、 グリシン:1〜1000mg、好ましくは10〜200mg、 プロリン:1〜1000mg、好ましくは10〜200mg、 グルタミン酸:1〜1000mg、好ましくは10〜200mg、 セリン:1〜1000mg、好ましくは10〜200mg、 スレオニン:1〜1000mg、好ましくは10〜200mg、 アスパラギン酸:1〜1000mg、好ましくは10〜200mg、 トリプトファン:1〜1000mg、好ましくは5〜200mg、 シスチン:1〜1000mg、好ましくは5〜200mg。 【0032】 本発明の食品組成物は、上記2成分(スピルルナおよびクロレラ)または3成分(スピルルナ、クロレラおよびケール)のまま、又はこれに食品または医薬品に通常用いられている賦形剤または添加剤を配合して、錠剤、丸剤、顆粒剤、散剤、粉剤、カプセル剤、水和剤、乳剤、液剤、エキス剤、またはエリキシル剤等の剤形に公知の手法にて製剤化することもできる。好ましい剤型は錠剤、丸剤、顆粒剤、散剤、粉剤およびカプセル剤などの固形投与形態であり、より好ましくは錠剤や丸剤等の圧縮成型された剤型である。 【0033】 食品または医薬品に通常用いられる賦形剤としては、例えば、結合剤(例えば、シロップ、アラビアゴム、ショ糖、乳糖、粉末還元麦芽糖、セルロース糖、マンニトール、マルチトール、デキストラン、デンプン類、ゼラチン、ソルビット、トラガント、ポリビニルピロリドンなど)、滑沢剤(例えば、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、ポリエチレングリコール)、崩壊剤(例えば、ジャガイモ澱粉)、湿潤剤(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム)、固結防止剤(例えばシリカ)等を挙げることができる。添加剤としては、香料、緩衝剤、増粘剤、着色剤、安定剤、乳化剤、分散剤、懸濁化剤、防腐剤などを例示することができる。 【0034】 本発明の食品の摂取量は、摂取者の性別、体重、年齢、症状などの種々の条件に応じて適宜決定することができる。例えば、体重50kgの成人の場合、1日あたりの摂取量がスピルリナの量に換算して、通常10〜2000mg、好ましくは50〜1000mgとなるような割合を挙げることができる。 【0035】 なお、本発明が対象とする食品組成物には、上記製剤形態を有するサプリメント〔保健機能食品(特定保健用食品、栄養機能食品)および栄養補助食品などのいわゆる健康食品も含まれる〕に加えて、上記のスピルリナおよびクロレラ、またはスピルリナおよびクロレラおよびケールを、飲食物の製造原料の一つとして用いて調製される食品〔一般食品(健康食品を含む)のほか、保健機能食品(特定保健用食品、栄養機能食品)も含まれる〕も含まれる。ここで食品の種類は特に制限されず、飲料(乳飲料、乳酸菌飲料、果汁入り清涼飲料、炭酸飲料、果汁飲料、野菜飲料、野菜・果実飲料、アルコール飲料、コーヒー飲料、粉末飲料、スポーツ飲料、サプリメント飲料、紅茶飲料、緑茶、ブレンド茶等の茶飲料等)、菓子類〔カスタードプリン、ミルクプリン、果汁入りプリン等のプリン類、ゼリー、ババロア及びヨーグルト等のデザート類;ミルクアイスクリーム、果汁入りアイスクリーム及びソフトクリーム、アイスキャンディー等の冷菓類;チューインガムや風船ガム等のガム類(板ガム、糖衣状粒ガム);マーブルチョコレート等のコーティングチョコレートの他、イチゴチョコレート、ブルーベリーチョコレート及びメロンチョコレート等の風味を付加したチョコレート等のチョコレート類;ハードキャンディー(ボンボン、バターボール、マーブル等を含む)、ソフトキャンディー(キャラメル、ヌガー、グミキャンディー、マシュマロ等を含む)、ドロップ、タフィ等のキャラメル類;ハードビスケット、クッキー、おかき、煎餅等の焼き菓子類〕、パン類、スープ類(コンソメスープ、ポタージュスープ等)、魚肉加工品(魚肉ハム、魚肉ソーセージ、魚肉すり身、蒲鉾、竹輪、はんぺん、薩摩揚げ、伊達巻き、鯨ベーコンなど)、畜肉加工品(ハム、ソーセージ、焼き豚等の)、麺類(うどん、冷麦、そうめん、ソバ、中華そば、スパゲッティ、マカロニ、ビーフン、はるさめ及びワンタン等)、ソース類(セパレートドレッシング、ノンオイルドレッシング、ケチャップ、たれ、ソース)、総菜などを例示することができる。 【0036】 本発明の食品組成物は、その抗酸化作用により、紫外線、生体内食細胞、放射線、化学物質、タバコ、ストレス等により必要以上に生じた活性酸素が関わるとされている各種疾患、例えば、糖尿病および糖尿病合併症、心筋梗塞、動脈硬化、肺炎、喘息、脳梗塞、アルツハイマー病、パーキンソン病、胃潰瘍、各種の悪性腫瘍、肝炎、膵炎、腎炎、アトピー性皮膚炎、膠原病、関節リウマチ、高コレステロール血症、白内障、不定愁訴(冷え性、腰痛、肩こり、便秘)、ベーチェット症候群、クローン病、レイノー病、顔面色素異常沈着症(しみ、そばかす)等の予防に効果が期待される。 【0037】 また、スピルリナとクロレラを組み合わせた組成物、ならびにスピルリナとクロレラとケールを組み合わせた組成物は、食品としてだけではなく、医薬品、たとえば抗酸化剤としても使用することができる。かかる医薬品は前述の食品と同様に、上記2成分(スピルルナおよびクロレラ)または3成分(スピルルナ、クロレラおよびケール)のまま、又はこれに薬学的に許容される担体または添加剤を配合して、錠剤、丸剤、顆粒剤、散剤、粉剤、カプセル剤、水和剤、乳剤、液剤、エキス剤、エリキシル等の剤形に公知の手法にて製剤化することもできる。好ましい剤型は錠剤、丸剤、顆粒剤、散剤、粉剤およびカプセル剤などの固形投与形態であり、より好ましくは錠剤や丸剤等の圧縮成型された剤型である。 【実施例】 【0038】 以下、実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。また、特に記載のない限り「部」とは「重量部」を、「%」とは「重量%」を意味するものとする。 【0039】 実施例1 下記処方(1錠あたり)からなる錠剤形態のスピルリナおよびクロレラ含有食品を調製した。スピルリナ、クロレラおよびケールは全て市販の乾燥粉末を使用した。 【0040】 スピルリナ、クロレラ、ケールおよび粉末還元麦芽糖を秤量後、混合した。得られた混合物に、ステアリン酸カルシウムを添加、混合後、打錠して、スピルリナおよびクロレラ含有食品とした。 【0041】 (処方) スピルリナ 70.0mg クロレラ 70.0mg ケール 70.0mg 粉末還元麦芽糖 133.0mg ステアリン酸カルシウム 7.0mg 合 計 350.0mg。 【0042】 得られたスピルリナおよびクロレラ含有食品の1錠あたりの栄養成分およびその含有量を表1に、1日投与量(9錠)中に含まれる各栄養素の分析結果を表2に示す。 【0043】 【表1】
【0044】 【表2】
【0045】 表2に示すように、本発明の食品組成物は、ビタミン(カロテン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK1、葉酸、パントテン酸、ビオチン、イノシトール、ナイアシン、およびコリン)、鉱物(ナトリウム、カルシウム、カリウム、マグネシウム、マンガン、鉄、銅、亜鉛およびマンガン)およびアミノ酸(アルギニン、リジン、ヒスチジン、フェニルアラニン、チロシン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、バリン、アラニン、グリシン、プロリン、グルタミン酸、セリン、スレオニン、アスパラギン酸、トリプトファンおよびシスチン)をバランスよく含有しており、栄養補助食品として有用である。 【0046】 実施例2 実施例1と同様の方法により、下記処方(1錠あたり)からなる錠剤形態のスピルリナおよびクロレラ含有食品を調製した: (処方) スピルリナ 100.0mg クロレラ 100.0mg 粉末還元麦芽糖 143.0mg ステアリン酸カルシウム 7.0mg 合 計 350.0mg。 【0047】 得られたスピルリナおよびクロレラ含有食品の1錠あたりの栄養成分(ビタミンと鉱物)およびその含有量を表3に示す。 【0048】 【表3】
【0049】 また、このスピルリナおよびクロレラ含有食品は、アミノ酸(アルギニン、リジン、ヒスチジン、フェニルアラニン、チロシン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、バリン、アラニン、グリシン、プロリン、グルタミン酸、セリン、スレオニン、アスパラギン酸、トリプトファンおよびシスチン)をバランスよく含有している。 【0050】 実験例1 O2ラジカル(O2・-)消去活性の測定 (1)被験試料の調製 下記の試料をそれぞれ被験試料(a)〜(e)として調製した。 (a)スピルリナ (b)クロレラ (c)ケール (d)クロレラ+スピルリナ(50:50) (e)クロレラ+スピルリナ+ケール(33:33:33) 具体的には、上記試料を蒸留水で10mg/mlの濃度になるように調製し、攪拌した後、10分間超音波で処理し、遠心分離(1000xg/20分)して上清を得た。得られた各上清を、下記のO2ラジカル(O2・-)消去活性測定用の被験試料とした。 【0051】 (2)O2ラジカル(O2・-)消去活性測定 実験操作はG.R.Buettnerの方法を参考に行った(Free.Rad.Biol.Med.第3巻、第259−303頁、1987年を参照。)。ESR装置(JES−RE1X ESR spectro meter:日本電子社製)を用いて、 in vitroでヒポキサンチンとキサンチンオキシダーゼで発生するO2ラジカル(O2・-)消去活性を、上記各被験試料について測定した。 【0052】 2.0mMのヒポキサンチン(リン酸バッファー溶液、pH7.4)50μl、および5.5mMのジエチレントリアミン五酢酸(DETAPAC)(リン酸バッファー溶液、pH7.4)35μlを試験管にとり、これに各被験試料の水懸濁液50μlを加え、さらに4.0MのDMPO20μl、および0.4unit/mlのキサンチンオキシダーゼ(XOD)50μlを添加し、攪拌後に生成するO2ラジカルの値を、ESRを用いて測定した。測定条件は磁場335.1±5mT、Mn:566、field modulation:0.79×0.1、時定数:0.03秒、掃引時間:1分、Power:8、Gain:×500で室温測定した。被験試料はいずれも10mg/mlになるよう添加した。O2ラジカル消去活性の値はスーパーオキシドジスムターゼ(SIGMA chemical co.USA)の活性値に換算した。測定結果を表4に示す。 【0053】 【表4】
【0054】 表4に示すように、スピルリナとクロレラとを組み合わせて使用することにより、予想される抗酸化作用(4.35unit)を越えて、抗酸化作用が顕著に向上した(5.21unit)。またこれらにケールを組み合わせることにより、予想される抗酸化作用(3.62unit)を越えて、さらに抗酸化作用が顕著に向上した(6.7unit)。 【0055】 以上のことからわかるように、本発明の組成物は、生体内における活性酸素などの酸化物質の作用を消去または減弱化する、優れた抗酸化作用を有している。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000186588 【氏名又は名称】小林製薬株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年2月17日(2006.2.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100065215 【弁理士】 【氏名又は名称】三枝 英二
【識別番号】100076510 【弁理士】 【氏名又は名称】掛樋 悠路
【識別番号】100108084 【弁理士】 【氏名又は名称】中野 睦子
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| 【公開番号】 |
特開2007−215507(P2007−215507A) |
| 【公開日】 |
平成19年8月30日(2007.8.30) |
| 【出願番号】 |
特願2006−41264(P2006−41264) |
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