| 【発明の名称】 |
嗜好性の改善されたキャットフード組成物 |
| 【発明者】 |
【氏名】リン,チャールズ・エフ
【氏名】リン,ジャック・ケイ
【氏名】ジュエル,デニス・イー
【氏名】トール,フィリップ・ダブリュー
【氏名】スタウト,ニール・ピー
【氏名】プリウィット,ラリー・アール
|
| 【要約】 |
【課題】嗜好性の改善されたキャットフード組成物を提供する。
【解決手段】本発明は、栄養価の高いフード物質及び嗜好増進量のコリン化合物を含むネコに対して嗜好性の改善されたフード組成物に関する。コリン化合物は、キャットフード組成物の中に取り込むか、またはその表面に適用する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 栄養価の高いフード物質及び添加された嗜好性増進量のコリン化合物を含むネコに対し嗜好性の増進されたフード組成物。 【請求項2】 組成物がコリシ化合物を含有するコーティングで表面コーティングされている請求項1に記載のフード組成物。 【請求項3】 製造時に塩化コリンがフード組成物に添加される請求項2に記載のフード組成物。 【請求項4】 コリン化合物が塩化コリンである請求項1に記載のフード組成物。 【請求項5】 組成物がコリン化合物の他に無機酸または有機酸も含有する請求項1に記載のフード組成物。 【請求項6】 酸がリン酸である請求項5に記載のフード組成物。 【請求項7】 酸がリンゴ酸である請求項5に記載のフード組成物。 【請求項8】 酸がフマル酸である請求項5に記載のフード組成物。 【請求項9】 酸がアスコルビン酸である請求項5に記載のフード組成物。 【請求項10】 フード組成物に嗜好性増進量のコリン化合物を添加し、次いでフードをネコに給餌することを含む、ネコに対し高い受容性を有するフード組成物の嗜好性を増進する方法。 【請求項11】 コリン化合物を、組成物の表面に局所適用することによりフード組成物に添加する請求項10に記載の方法。 【請求項12】 コリン化合物を製造時にフード組成物に添加する請求項10に記載の方法。 【請求項13】 コリン化合物が塩化コリンである請求項10に記載の方法。 【請求項14】 無機酸または有機酸をコリン化合物と組み合わせて添加する請求項10に記載の方法。 【請求項15】 酸がリン酸である請求項14に記載の方法。 【請求項16】 酸がリンゴ酸である請求項14に記載の方法。 【請求項17】 酸がフマル酸である請求項14に記載の方法。 【請求項18】 酸がアスコルビン酸である請求項14に記載の方法。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、一般的にペットフード組成物、特にネコに対し嗜好性の増加したペットフードに関する。 【背景技術】 【0002】 ペットフードは、確実に適切な給餌をするのに簡便且つ平易な手段を提供する。従来よりペットの栄養的必要条件は良く知られており、摂取時に完全な栄養価を提供するためのバランスの採れた糧食(rations)の製造が経験的に知られていたが、このようなフードは、糧食が必要量で迅速に確実に食べきれるようにペットの口に十分に合うように製造されなければならない。このことは、特に疾患時の管理食事療法では重要である。ペットはその栄養価の恩恵を得る為にフードを食べなければならず、ペットのオーナーは、もしもそのフードがペットにより初めに拒否されてしまえば、2個目のパッケージを買おうとはしないだろう。これは、ペットが疾患や不調の兆候のような食欲不振である場合には特に当てはまり、フードは完全に食べきられないで、推奨された糧食よりも少ない量しか食べられないだろう。 【0003】 ペット動物、特にネコは、そのフードに対する好みが移り気であることは良く知られており、高度の嗜好性が必要とされている。ドライペットフードはネコ用に広く市販されている。通常、市販のドライキャットフード製品は、約12重量%未満の比較的低い水分量を有し、優れた栄養価を提供する。水分量が低いと、高度な栄養価バランスの成分とすることができる。典型的に、ドライペットフード製品は押出法により製造され、通常ネコに十分に受容されるが、肉を含有し且つ50重量%を超える水分量を有する缶入りまたは高水分量製品よりもかなり嗜好性が低いという欠点がある。ドライキャットフードの低嗜好性という問題の一つの解決策は、ネコがより容易にドライフード製品を受容するようにフードに嗜好性エンハンサーを添加することである。ペットフード業界では、通常、動物由来の消化物、有機酸及びその塩などの物質、並びに種々の肉蛋白質をネコ用ペットフードの嗜好性を増進するために使用する。これらの物質の有効性に拘わらず、その栄養価特性を減少させることなく製品の嗜好性をさらに増進させるためにキャットフード製品に添加し得る添加物または成分に対する需要が絶えず存在する。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 本発明は、嗜好性増進量のコリン化合物をキャットフード中に取り込むか、またはその表面に適用した、嗜好性の改善されたキャットフード組成物を提供する。 キャットフード組成物の嗜好性を増進するためにコリン化合物を使用することは、広範な市販のキャットフード製品、特にドライキャットフードに適用可能であることが知見されていた。 【0005】 塩化コリンは栄養価サプリメントとして0.24重量%以下のレベルでペットフード内部に含有されていたものの、コリン化合物はペットフード業界において嗜好性エンハンサーとしては認識されていなかった。以後本明細書中で示すように、そのような濃度レベルでペットフード内に含有されていても、塩化コリンはキャットフード中では殆どあるいは全く嗜好性を増進させる効果を有していなかった。 【0006】 コリン化合物が基礎的なフードの一部を形成するように製造時にキャットフードの他の成分と均一に混合したコリン化合物を添如するか、またはその製造後にしフード製品の表面にコーティングとしてコリン化合物を局所適用することを含む本発明の実施により、コリン化合物をキャットフード組成物に添加する種々の方法を使用し得る。添加方法の如何に拘わらず、添加方法に好適なレベルでコリン化合物が配合されると、ネコから最大級の嗜好感知応答(taste sensor response)が得られ、嗜好性が満足するほど顕著に増進した。 【発明を実施するための最良の形態】 【0007】 コリンとは、化合物、2-ヒドロキシ-N,N,N-トリメチルエタンアミニウムの普通名称(trivial designation)である。本明細書中で使用する「コリン化合物」なる用語は、種々のアニオンと組み合わせたコリンまたはコリン構造類似体を含有するコリン含有化合物を指すものとする。これらのアニオンの例としては、中でも、任意のハライド(例えば、フルオリド、ヨーダイド、クロライド及びブロミド)、重酒石酸塩、ジハイドロゲンチトレート、重炭酸塩及びサリチル酸塩並びにこれらの混合物が挙げられる。特定の例としては、ブチリルコリンクロライド、ホスホリルコリン、カルシウムテトラハイドレートアセチルコリンクロライド/ブロミド、ヨーダイド、コール酸、コール酸ナトリウム二水和物、重炭酸コリン、重亜硫酸コリン、リン酸塩化コリン、水酸化コリン、臭化コリン及び重酒石酸コリンが挙げられる。好ましい態様では、コリシ含有化合物とは塩化コリンである。60mg/日の用量の塩化コリンは、脂肪及び神経組織の構造成分として小動物栄養学者により推奨されている。 【0008】 本明細書中で使用する「嗜好性(palatability)」なる用語は、ネコにより感知されるフードの種々の特性(例えば、味及び匂い)の全てを意味するものとする。本発明が適用しようとするその嗜好性を増進するキャットフード組成物及び方法は通常、いずれの水分量のキャットフード組成物にも関連するが、好ましくは約75重量%未満の水分量を有する蛋白質及び澱粉質成分の栄養的にバランスの採れた混合物から製造したキャットフードに関する。しかしながら、ドライキャットフードに関しては何らかの嗜好性エンハンサーが比較的必要であるため、本発明の嗜好性エンハンサーは、ドライキャットフード、即ち約12重量%未満の水分量を有するフードで使用するために特に重要である。 【0009】 本明細書中で使用する「キャットフード組成物」なる用語は、通常、市販の、栄養的にバランスの採れたキャットフード組成物に適用することを意図するものとする。キャットフード組成物がネコに単独の摂取食品を提供する場合に必要な特定の最小蛋白質レベルがあるので、この定義にあうキャットフード組成物は最小蛋白質量を特徴とする。 【0010】 市販のドライキャットフード組成物は典型的に、給餌されるべき動物の年齢、または動物が大人である場合には、繁殖に関与しているか否かに拘わらず、年齢に依存した最小蛋白質量を有する。従って、繁殖に関与している雌または子ネコは、組成物中90%乾燥物質ベースで少なくとも約28重量%、好ましくは約30〜35重量%の最小蛋白質量が必要であるが、上記のカテゴリーに含まれないネコは、組成物中90%乾燥物質ベースで少なくとも約20重量%の最小蛋白質レベルが必要である。蛋白質含量は、キャットフード製品中90%乾燥物質ベースで少なくとも25重量%が好ましく、少なくとも約30重量%がより典型的である。 【0011】 所望の糧食の栄養価バランス並びにペットフード製造業者に対する有用性に完全に依存するため、コリン化合物を添加する本発明のキャットフード組成物は、成分の任意のリストにより限定されるつもりはない。通常、この種の製品に含まれるビタミン及びミネラルなどの栄養価バランス添加剤または、防腐剤、乳化剤等の他の添加剤に加えて、殆どの市販のペットフード組成物は、実質的に蛋白質性と称され得る成分または実質的に澱粉質性と称され得る成分からなる。以下の記載は本発明の目的を限定するものではないが、蛋白質性成分(proteinaceous ingredient)とは少なくとも約15重量%の蛋白質含量を有する任意の物質であると定義することができ、澱粉質性物質(farinaceous material)とは、約15重量%未満の蛋白質含量とスターチまたは炭水化物含有物質の主要な画分とを有するものとして定義することができる。 【0012】 市販のペットフードで通常使用される蛋白質性物質の例としては、植物性蛋白質ミール(例えば、大豆、綿実及びピーナッツ);動物性蛋白質(例えば、カゼイン、卵白及び魚肉を含む肉組織);並びに脂肪を溶かして除去したかまたは乾燥した「ミール(meal)」(例えば、フィッシュミール、家禽ミール、ミートミール、ボーンミール等)が挙げられる。他の種類の蛋白質性物質の例としては、微生物性蛋白質(例えば、イースト)及び他の種類の蛋白質(例えば、小麦グルテンまたはコーングルテン)が挙げられる。 【0013】 典型的な澱粉質性物質の例としては、穀物(例えば、コーン、米及び小麦)及び比較的低蛋白質の種々の他の穀物が挙げられる。 コリン化合物は、キャットフードの製造後、本発明の実施により、嗜好性増進量でキャットフード組成物に、通常フード組成物の重量を基準として約0.06重量%の量で、好ましくは約0.12〜約0.60重量%の量で、最も好ましくは約0.24〜0.30重量%の量で適用することができる。コリン化合物がこのレベルであると、コリン化合物がフード製品表面に局所適用されなかったのと同一配合のキャットフード組成物に顕著な嗜好性の改善をもたらす。 【0014】 製造時にキャットフードの他の成分と混合したり、フード中に嗜好性増進物質が配合される場合には、コリン化合物はフード組成物中に少なくとも約0.25重量%であるか、好ましくは約0.30重量%〜約0.60重量%の範囲で含まれる。フード組成物中に取り込む場合には、以後示されるように少なくとも約0.25%のコリン化合物が存在することが重要であり、コリン化合物がフード成分の内部にやや少ない量で存在する場合には、殆どあるいは全く嗜好性増進効果が観察されなかった。 【0015】 本発明の実施によって、コリン化合物は他の公知の嗜好性エンハンサーと組み合わせても使用し得る。例えば、ドライキャットフードの表面にコートしたリン酸は、嗜好性エンハンサーとして示されている。米国特許第3,679,429号は、脂肪及び以下のフレーバー増進用酸;ヘキサミン酸(hexamic acid)、酒石酸、フマル酸及び乳酸、リン酸及びクエン酸の一つでフードをコーティングすることによりドライキャットフードの嗜好性を改善する方法を開示している。米国特許第3,930,031号は、コーティングが少なくとも0.5重量%のリン酸を提供する、リン酸とクエン酸の混合物でフードをコーティングする事によるセミドライ及びドライキャットフードの嗜好性の改善について開示している。 【0016】 添加した酸は、防腐作用または抗菌作用をも提供し、汚染による損傷を阻害し、アルカリ性緩衝剤として作用し、これによりコリン化合物を劣化に対して安定化させる。 キャットフード表面に局所的に適用したコーティングとしてコリン化合物の嗜好性増進量を適用する限りにおいて、フード組成物表面にコリン化合物を均一分配するために、脂肪物質(例えば、上質ホワイトグリース(choice white grease))との分散液としてコリン化合物を適用し、これによりネコの味覚レセプターに最大の有効性を確保することが好ましい。 【0017】 その嗜好性を増進する本発明の方法により、キャットフード組成物の表面にコリン化合物を適用する一手段において、フード粒子(例えば、押出タイプのようなもの)を、スプレーチャンバまたは混合ドラム若しくはバットヘ好適なコンベヤ上、多少の加熱条件で移送させる。乾燥製品が望ましい場合には、粒子を約12%未満の水分レベルまで強制通風により最初に乾燥させる。コリン化合物及び溶融した脂肪の混合物を、脂肪とコリン化合物の必要なレベルをブレンドし、次いでスプレーチャンバまたは混合タンクに誘導することにより、別個に混合タンクまたは計量ポンプ内で形成させる。コリン化合物含有脂肪分散液を次いでフード粒子上にスプレーするかこれと混合して所望のレベルの脂肪と嗜好性増進量のコリン化合物をキャットフード粒子上に提供する。フード粒子のコーティング後、コーティングした粒子を集め、所望により、コーティングの均一性を改善するために繰り返しコーティング済粒子を回転させる回転ドラムまたは同様の装置に移送する。コーティングしたフード粒子を回転ドラムから除去し、周囲温度に冷却し得る。 【0018】 コリン化合物を他のフード製品成分と混合してキャットフード製品に取り込ませるのが望ましい場合には、コリン化合物は、例えば、押出、ベーキングまたは缶詰め方法などによる製造方法に先だってフード配合物の他の成分と単に混合する。 【0019】 表面コーティングとしてまたは他のフード成分と完全に混合して、嗜好性増進量のコリン化合物をフード組成物に適用すると、コリン化合物を含まない同一キャットフード組成物と比較してネコから顕著な嗜好性応答が得られる。従って、ネコに対する組成物の嗜好性は、通常そのような組成物の市場での成功における制限因子であるので、コリン化合物の適用によりキャットフード配合物での顕著な増進が達成される。 【0020】 本発明をよりよく理解するために、以下の実施例は本発明を説明するものであるが、本発明を限定する態様ではない。 【実施例】 【0021】 [実施例I] 他のフード成分と混合した塩化コリンを含有するキャットフード組成物の配合 90%乾燥物質ベースで約31重量%の蛋白質含量を有する押出キャットフード組成物を、0.30重量%塩化コリン及び多量の動物性副生成物ミール、フィッシュミール、ビール米及びイエローコーン、少量のイースト、セルロース、ファイバー、塩(塩化ナトリウム)、ビタミン及びミネラルを混合することにより製造した。 【0022】 塩化コリンを押出前に他の成分と完全に混合した。塩化コリンは、60%純度の塩化コリンの市販の給餌グレードのものであった。次いで、成分混合物をスチームプレコンディショナーに移送し、約20〜40重量%の水分量を調節するためにスチーム及び水分に暴露した。次いで、調節した混合物を高温及び高圧条件下で押出して製品の連続ストランドを形成し、これを押出機からストランドが出てきた際に回転切断ナイフによって細片(piece)または粗挽き(kibble)に細分した。次いで、粒子を強制通気乾燥システムヘコンベヤで送り、水分レベルを約10重量%未満に減少させた。乾燥し、押し出された粗挽き物を約122°Fに加熱した上質ホワイトグリースと混合するための小さなセメントミキサーに入れた。この混合物を均一なコーティングが得られるまで約5分間撹拌した。このようにしてコーティングされたキャットフードを次いでポリエチレンでライニングしたバッグに入れ、嗜好性試験にかける前に約2日間、室温で貯蔵した。 【0023】 比較のために、塩化コリン0.24重量%を他の成分と混合して押出キャットフード製品を製造した以外には実施例Iの方法を繰り返した。 0.24重量%及び0.30重量%の塩化コリンを各々含有する2つのキャットフード製品の嗜好性を、どの程度ネコがもう1種のペットフード食餌よりも1種のペットフード食餌をより好むかを測定する、嗜好性試験を用いて測定した。この嗜好性試験において、30匹のネコのパネルで2枚の皿で比較した。各々のネコには、動物が食べ切れるだろうとされる量よりも多い量のフードの試験糧食の測定量を含有する2枚のフード皿を与えた。試験を2日間にわたって実施した。食べたフード量を測定した。2種類の糧食の消費量を直接比較(direct comparison)すると、相対的な嗜好性の信頼性のある徴候がみられた。全動物に関する直接比較または平均摂取比を、各動物毎に摂取比をベースに計算した:A/(A+B)(式中、Aは塩化コリンが添加されたペットフード含有する皿Aから食べた総重量を示し、Bは対照として作成された、栄養価サプリメントとして塩化コリン約0.24重量%を含有する大人のネコ用に市販されているドライキャットフードを含有する皿Bから食べた総重量を示す)。 【0024】 嗜好性試験の結果を以下の表Iに示す。フード摂取比が高くなるほど、試験に関与したネコに対するフードの嗜好性は高いことを示す。 【0025】 【表1】
【0026】 表Iに示された結果は、塩化コリン濃度が0.24重量%から0.30重量%レベルに増加すると、ドライキャットフードの嗜好性は、市販のキャットフードと比較して顕著に増加したことを示している。 [実施例II] ホワイトグリース表面コーティング中に取り込まれた塩化コリン含有キャットフード組成物 種々の量の塩化コリンをフード粒子の表再に適用した上質ホワイトグリースに添加したこと以外には、実施例Iの方法を繰り返した。栄養価サプリメントとして塩化コリン0.24重量%を含有する市販のドライキャットフードを対照として使用した。結果を以下の表IIに示す。 【0027】 【表2】
【0028】 表IIに示された結果は、塩化コリンを0.06重量%以上の濃度レベルでキャットフード表面に適用すると、ネコに対するフードの嗜好性の実質的な増進が観察されたことを示している。 【0029】 対照のために、0.2%塩化ナトリウムを含有する市販のキャヅトフードを種々の量の塩化ナトリウム塩を含有する上質ホワイトグリースでコーティングした以外には、実施例IIの方法を繰り返した。 【0030】 ホワイトグリースコーティングに塩を添加しない市販のキャットフードを対照として使用した。結果を以下の表IIIに示す。 【0031】 【表3】
【0032】 表IIIに示された結果は、塩化ナトリウム塩により誘発された塩気がキャットフードの嗜好性を顕著に低下させたことを示している。従って、塩化コリンの使用により得られた嗜好性増進は、化合物の塩気に起因するものではない。 [実施例III] 無機酸(例えば、リン酸(75.0%溶液))及び有機酸(例えば、リンゴ酸粉末(純度99.9%)、フマル酸粉末(純度99.9%)及びアスコルビン酸粉末(純度99.9%))を上質ホワイトグリースコーティングに配合した以外には、実施例IIの方法を繰り返した。栄養価サプリメントとして塩化コリン0.24重量%を含有する市販のキャットフードを対照として使用した。結稟を以下の表IVに示す。 【0033】 【表4】
【0034】 表IVに示された嗜好性データは、塩化コリンと有機酸または無機酸とを組み合わせたフード組成物表面は、コーティング中に有機酸を含まないフードよりもより多くのネコに好まれたことを示す。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】590002611 【氏名又は名称】コルゲート・パーモリブ・カンパニー 【氏名又は名称原語表記】COLGATE−PALMOLIVE COMPANY
|
| 【出願日】 |
平成19年4月4日(2007.4.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100089705 【弁理士】 【氏名又は名称】社本 一夫
【識別番号】100076691 【弁理士】 【氏名又は名称】増井 忠弐
【識別番号】100075270 【弁理士】 【氏名又は名称】小林 泰
【識別番号】100080137 【弁理士】 【氏名又は名称】千葉 昭男
【識別番号】100096013 【弁理士】 【氏名又は名称】富田 博行
【識別番号】100092015 【弁理士】 【氏名又は名称】桜井 周矩
|
| 【公開番号】 |
特開2007−181471(P2007−181471A) |
| 【公開日】 |
平成19年7月19日(2007.7.19) |
| 【出願番号】 |
特願2007−98571(P2007−98571) |
|