| 【発明の名称】 |
鳥害防止装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】大江 通博
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| 【要約】 |
【課題】害鳥の忌避効果が高く且つ長期的に維持することが期待出来て、装置が大規模にならず建築物や鉄塔等の高所にも設置が容易であり且つ設置後のメンテナンスや強風時対応等の維持管理も容易な鳥害防止装置を提供する。
【解決手段】害鳥の忌避効果のある威嚇体10と其れを支持する長尺弾性部材21と該部材21を挿入出来て中間部を支点として支持が可能で摺動可能な筒状部材22とが併せて組み込まれた威嚇体支持部位20を具有し、且つ、長尺弾性部材21の上下方向の位置移動及び位置保持を任意に制御出来る手段を具有していて、上昇させると受風力により威嚇体10が揺動状態を発現出来て変化のある動きによる威嚇効果を発揮し、強風時等には長尺弾性部材21を下げて揺動を止めることが出来る様にし、付加して、威嚇体の目11が発光出来る手段や威嚇音声等の出力手段70や威嚇体を投光する手段80を具有し、威嚇効果が更に高められる様にしている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 害鳥の忌避に効果のある模型の威嚇体と、該威嚇体を支持する棒状に類した形状で上端部及び下端部に硬質部材が固設された弾力性を有する長尺弾性部材と該長尺弾性部材を挿入出来て該長尺弾性部材を上下方向に摺動可能とすると共に中間部を水平方向での支点として支持が可能な筒状部材とが併せて組み込まれた威嚇体支持部位を具有し、且つ、前記長尺弾性部材の上下方向の位置移動および位置保持が任意に操作出来る操作手段を具有すると共に前記操作手段を予め設定した条件に従い制御出来る制御手段を具有していて、前記威嚇体と長尺弾性部材とが受風する風力により前記威嚇体から長尺弾性部材の前記支点部分までが揺動状態を発現出来る特性を具有していることを特徴とする鳥害防止装置。 【請求項2】 前記威嚇体の目が発光出来る発光手段を具有していることを特徴とする請求項1に記載の鳥害防止装置。 【請求項3】 害鳥の忌避に効果のある前記威嚇体に連関する威嚇音声および害鳥が発声する仲間へ危険や警戒を伝達する鳴き声の録音音声または疑似音声を出力出来る音声出力手段を具有していることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の鳥害防止装置。 【請求項4】 前記威嚇体を投光出来る投光手段を具有していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の鳥害防止装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、鳥の止まり木行動や巣作りや糞などによる建築物などの汚損や送配電設備などにおける電気的障害などの被害を防ぐ鳥害防止装置に関し、詳しくは、威嚇することにより害鳥を忌避させて鳥害を防止し、その忌避効果が長期間にわたって期待出来る鳥害防止装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 近年、鳥害は看過出来ない問題となっていて、鳥害対策として種々の手段が既に提案されている。例えば、鳥害を引き起こす烏、鳩、椋鳥等に対して威嚇効果の高い猛禽類の模型により害鳥を忌避させる手段がある。その他の例では、針状突起や磁力の効果を利用したものや目玉を模した風船などがあり、それぞれにおいて一定の効果を挙げている。 【0003】 しかし、模型の威嚇体を用いる場合には、模型が固定されていると一時的には忌避効果があっても、短期間に害鳥が模型であることを学習し長期間継続して忌避効果を期待することは困難である。それゆえ、その対応策として模型を位置移動出来るようにし忌避効果の継続性を高める方法として、例えば、特許文献1又は特許文献2等の提案が既になされている。ところで、鳥害対策を必要とする場所としては建築物や鉄塔の上部などの高所で強風に晒される場所が多い。このため、特許文献1の機械力のみで威嚇体に動きを発現させる装置の例では、ガイドレールと走行機を用いて模型を走行させると共に格納庫も備えていて鳥害防止効果は期待出来ると考えられるが装置の規模が大きくなるため設置場所は限定されメンテナンスや強風時対応等の維持管理も容易ではないと考えられる。また、特許文献2の内の1実施例に示されている風のみを利用する装置の例では、簡便であるが模型を吊り下げているだけのため威嚇体の動きの制御が困難であり強風時には模型や周辺設備等を損傷させる恐れが高いと考えられる。ゆえに、前述の各提案例にはそれぞれに未だ解決すべき問題点が残されていると考えられる。 【0004】 一方、針状突起の利用の例は長期的忌避効果の点では有効であると考えられるが、忌避効果は針状突起の配設範囲に限定されるだけでなく其れを扱う人や鳥や周辺設備等を損傷させる恐れもあるという問題点があると考えられる。また、磁力の利用の例では磁力の効果範囲の問題点や、目玉を模した風船の例では強風時対応が困難であるだけでなく害鳥の学習能力により早期に忌避効果が低減する等の問題点があると考えられる。 【0005】 このため、人や鳥や周辺設備等を損傷させる恐れがなく、鳥害防止効果が高くその鳥害防止効果が長期間に亘り期待出来て、しかも、装置の規模が余り大きくならず設置が容易であり設置後のメンテナンスや強風時対応等の維持管理も容易な鳥害防止対策の提案が望まれている。 【特許文献1】特開2000−41564号公報 【特許文献2】特開2004−173578号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 本発明が解決しようとする課題は、前述の従来技術の問題点を総合的に解決することにある。すなわち、針状突起を利用する例の場合には人や鳥等を損傷させる恐れの問題点がある。そして、模型の威嚇体を利用する例の場合には、威嚇体を固定すると害鳥の忌避効果は小さく、長期間に亘る害鳥の高い忌避効果を求めれば、威嚇体に害鳥の忌避に効果的な動きを発現出来る様にする等の高度な工夫が必用であり、単に威嚇体を吊り下げて風を利用して威嚇体に動きを発現させる簡便な方法の場合には模型の動きを制御するのは困難で強風時に模型や周辺設備等を損傷させる恐れが高いという問題点があり、機械力のみで威嚇体に動きを発現させる装置を用いる方法の場合には装置の規模が大きくなり装置の設置が難しくなると共に設置後のメンテナンスや強風時対応等の維持管理も難しくなるという問題点がある。 【0007】 本発明は、上記の問題点を総合的に解決し、人や鳥を損傷させる恐れがなく、鳥害の忌避効果が高く且つその忌避効果が長期間に亘り期待出来て、しかも、強風時にも模型の威嚇体や周辺設備等の損傷の恐れを回避出来て、更に、装置の規模が余り大きくならず建築物や鉄塔の上部などの高所にも設置が容易であり且つ設置後のメンテナンスや強風時対応等の維持管理も容易である鳥害防止装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0008】 前記の課題を解決し、その目的を達成する手段として、本発明の鳥害防止装置は、害鳥の忌避に効果のある模型の威嚇体と、該威嚇体を支持する棒状に類した形状で上端部及び下端部に硬質部材が固設された弾力性を有する長尺弾性部材と該長尺弾性部材を挿入出来て該長尺弾性部材を上下方向に摺動可能とすると共に中間部を水平方向での支点として支持が可能な筒状部材とが併せて組み込まれた威嚇体支持部位を具有し、且つ、前記長尺弾性部材の上下方向の位置移動および位置保持が任意に操作出来る操作手段を具有すると共に前記操作手段を予め設定した条件に従い制御出来る制御手段を具有していて、前記威嚇体と長尺弾性部材とが受風する風力により前記威嚇体から長尺弾性部材の前記支点部分までが揺動状態を発現出来る特性を具有していることを最も主要な第一の特徴とする。 【0009】 そして、威嚇体の動きによる害鳥の忌避効果に依存するだけでなく更に忌避効果を高めるために、付加して、前記威嚇体の目が発光出来る発光手段を具有していることを第二の1の特徴とし、付加して、害鳥の忌避に効果のある前記威嚇体に連関する威嚇音声および害鳥が発声する仲間へ危険や警戒を伝達する鳴き声の録音音声または疑似音声を出力出来る音声出力手段を具有していることを第二の2の特徴とし、付加して、前記威嚇体を投光出来る投光手段を具有していることを第二の3の特徴とする。 【発明の効果】 【0010】 本発明装置によれば、人や鳥等を損傷させる恐れがなく、風を有効に利用し威嚇体に変化のある動きを発現させることによる害鳥の忌避効果により、高い鳥害防止効果が長期間に亘り期待出来る。そして、強風時にも模型や周辺設備等の損傷の恐れを回避出来て、装置の規模が余り大きくならず建築物や鉄塔の上部等の高所においても設置が容易となり、設置後のメンテナンスや強風時対応等の維持管理も容易となる。更に、模型の威嚇体の動きとは別の害鳥忌避効果を高める手段である威嚇体の目の発光手段や害鳥の忌避に効果のある音声出力手段や威嚇体の投光手段などを容易に併設出来る様にし有効に併用することにより、非常に高い鳥害防止効果が長期間に亘り期待出来る。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 本発明を実施するための最良の形態としては、鳥害防止効果の観点からは、前記の課題を解決するための手段で記載した第一の特徴と第二の特徴を全て具有した形態のものである。そして、構成部位や手段等において以下に具体例として示す特徴が勘案された形態のものである。但し、費用が重視される場合や、設置場所、例えば建築物、鉄塔、電柱、アンテナ近傍等や、対象とする害鳥、例えば烏、鳩、椋鳥等の与条件を勘案して、第一の特徴を具有し且つ第二の1から3の特徴の中から適宜選択し具有した形態のものでもよい。 【0012】 威嚇体としては、鳥害を引き起こす烏、鳩、椋鳥等に対して威嚇効果の高い猛禽類、例えば鷲、鷹、隼などの模型が好ましく、更に、模型の少なくとも羽根部が風力または機械的力により独自に動く様な手段が組み込まれたものが好適である。但し、前記の例に限らず、対象とする害鳥と装置の設置場所等の与条件によっては、威嚇効果を発揮しうる前記以外の威嚇体、例えば猫や犬や人間等の模型も適宜用いることも出来る。また、材質は、強風時にも破損飛散に耐えうる強度を有する材質のものが好適である。 【0013】 長尺弾性部材としては、形状は円柱状のものが好適である。また、材質は、該長尺弾性部材の中間部を支点として支持し解放端側に風力や機械的な外力を加えることにより揺動状態を発現出来る弾力を有する材質、例えば、ゴム質材が好適である。更に、長尺弾性部材に材質劣化等による強風時等での破損飛散防止の為に断面円の中心部に線状補強部材、例えばピアノ線やワイヤー等を組み込んだ形態のものが好ましい。但し、前記の例に限らず、材質としては、例えば、ばね材とゴム材または連通発泡樹脂材等の伸縮性のある軟質材との複合材等の他、本発明の目的を達成出来る弾力を有するものであれば用いることが出来ると共に、形状としては、用いる材質を勘案し、例えば角柱のものや板状のものも適宜用いることが出来る。そして、上端部及び下端部に固設される硬質部材は、断面の外周形状は長尺弾性部材に準じ、材質は後述する筒状部材の材質に準じたものが好適である。 【0014】 筒状部材としては、形状は、長尺弾性部材の形状に準じ、円筒状のものが好適である。材質としては、高強度と高耐久性を有した材質のもので本発明の目的を達成出来るものであれば用いることが出来るが、鉄などの金属またはアルミニウムなどの非鉄金属もしくはそれらの合金もしくはエンジニアリングプラスチック等が好適である。 【0015】 長尺弾性部材と筒状部材とが併せて組み込まれた威嚇体支持部位としては、支持強度が確保出来て高強度と高耐久性を有する骨格部材とその外縁部に硬質薄板部材を有し、風雨を回避出来る内部空間が確保出来て、内部で前記筒状部材を留め付け固定が出来ると共に少なくとも以下に記載する各種装置の一部を内部空間に設置出来る様にし、底部で建築物や鉄塔等に設置出来る手段を具有した形態のものが好適である。そして、外形は角筒形状のものでも良いが円筒形状のものが好ましく、骨格部材、硬質薄板部材ともに前述の筒状部材に準じた材質のものが好ましい。 【0016】 威嚇体を長尺弾性部材で支持する方法としては、威嚇体と長尺弾性部材を一体化出来て支持出来る方法であれば限定されないが、着脱可能な接手機構、例えばフランジ接手機構を用いて上部側に威嚇体の下部を固設し下部側に長尺弾性部材の上端部を固設し一体化させて支持する方法が好適である。更に、前記接手機構部においては威嚇体が水平方向で回動可能とする機構を組み込むことが好適である。 【0017】 前記長尺弾性部材の上下方向の位置移動および位置保持の操作手段としては、例えば、筒状部材の上下方向に長尺弾性部材の移動可能距離以上の寸法の筋状の長穴を施すとともに、長尺弾性部材の下端部に固設される硬質部材に前記長穴に摺動可能な状態で嵌合出来て外側に突出する突出部位を付設し、更に、カム機構または筒状部材と平行状態の棒状螺旋状ギア、仲介ギア、モーター等の可逆駆動装置を配設して、長尺弾性部材の突出部位とカム機構または棒状螺旋状ギアと仲介歯車と可逆駆動装置とを連繋させて駆動力を伝達させ可逆駆動装置の電源の入り切りにより長尺弾性部材の位置移動および位置保持を任意に操作可能とする手段を用いることが好適である。前述手段以外でも、詳細の記述は省略するが、例えば、筒状部材の長穴の上方及び下方にギアを配設し該ギアとチェーンやベルト状ギア等と可逆駆動装置を組み合わせた手段やそれに類する手段や油圧ポンプと油圧シリンダー等を組み合わせた手段等も用いられてよい。 【0018】 前記操作手段を制御する制御手段としては、例えば、風速検知装置とタイマー装置および前記各装置からの信号を受信し可逆駆動装置の駆動を制御出来る制御装置を用いて、風速の程度による長尺弾性部材の位置移動の可動範囲の条件設定と位置移動させる時間的パターンの条件設定を制御装置に予め設定しておき、風速検知装置とタイマー装置からの信号により長尺弾性部材を断続的に位置移動させて、上下動だけでなく長尺弾性部材の弾力性と受風力を利用した揺動により威嚇体に変化ある動きを発現させて高い忌避効果を得ると共に、限度を超える強風の場合や夜間には長尺弾性部材の支点間距離をゼロにして威嚇体の揺動を止めることが出来る様にした制御手段が好適である。尚、常に受風する場所等では、タイマー装置を省略して風速検知装置の信号のみの制御で風速の程度により長尺弾性部材の位置移動させ、限度を超える強風の場合には長尺弾性部材の支点間距離をゼロにして威嚇体の揺動を止める様にした制御手段を用いても良い。また、上記の制御が出来ればタイマー装置と風速検知装置および制御装置の詳細は限定されない。 【0019】 威嚇体の目の発光手段としては、例えば、点滅が可能な発光装置とタイマー装置ならびに前記各装置を制御出来る制御装置を組み合わせて用いて、断続的に発光出来ると共に発光を停止する時間帯を設定出来る様にした手段が好適である。そして、前記手段に赤外線センサーを付加して組み合わせた手段として、害鳥が近接した時に発光を変化出来る様にすることも好ましい。また、発光機は、点滅が可能で威嚇効果が発現出来る輝度の発光が出来るものであれば良いが、瞬間的に点滅が可能で長寿命の発光体、例えばLEDを用いたものが好ましく、更には、赤色系の発光体が好ましい。 【0020】 害鳥の忌避に効果のある音声出力手段としては、例えば、音声出力装置と音声保存装置とタイマー装置ならびに前記各装置を制御出来る制御装置を組み合わせて用い、出力音声が断続的に出力出来て音量も強弱の変化が出来る様にし更に出力を停止する時間帯を設定出来る様にした手段が好適である。そして、前記手段に赤外線センサーを付加して組み合わせた手段として、害鳥が近接した時に出力音声を変化出来る様にすることも好ましい。 【0021】 威嚇体の投光手段としては、例えば、点滅が可能な投光装置とタイマー装置ならびに前記各装置を制御出来る制御装置を組み合わせて用いて、威嚇体を下方から投光出来る様にするとともに断続的に投光出来る様にし且つ投光を停止する時間帯を設定出来る様にした手段が好適である。そして、前記手段に赤外線センサーを付加して組み合わせた手段として、害鳥が近接した時に投光を変化出来る様にすることも好ましい。また、投光機は、点滅が可能で威嚇効果が発現出来る照度の投光が出来るものであれば良いが、瞬間的に点滅が可能で長寿命の発光体、例えばLEDなどを用いたものが好ましい。 【0022】 本発明の装置を稼働させる電源としては近隣の既存電力を利用すれば良いが、近傍に太陽光発電装置や風力発電装置を設置し補助電源として利用することも好ましく、例えば、威嚇体支持部の側面部を利用した太陽光発電装置を設置することも好ましい。 【実施例1】 【0023】 以下、鉄塔の水平部材部に本発明装置を取り付けた場合を例として、本発明の実施例の形態を説明する。図1は猛禽類の模型を威嚇体とした本発明装置を鉄塔の水平部材部に取り付けた状態例を示す側面図的説明図であり、図2は図1の例の長尺弾性部材から下方の平面図的説明図である。図3は本発明装置の長尺弾性部材を上昇させた状態における威嚇体支持部位の内部構造を示す側断面図的説明図であり、図4は長尺弾性部材を下限まで下げた状態の威嚇体支持部位の内部構造を示す側断面図的説明図である。図5は図3に示す部分の平断面図的説明図である。図6は本発明装置の長尺弾性部材の説明図である。図7は本発明装置の筒状部材の説明図である。 尚、本発明装置に組み込まれる制御装置、制御システム、タイマー装置、風速検知装置、電源スイッチ機構、発光装置、音声出力装置、投光装置等は既存の製品、技術から適宜選択して本発明の目的を達成出来る様に組み合わせて用いれば良いので具体的説明は省略するとともに供給電源、配線等についての説明も省略する。また、前記図中の符号については後述の符号の説明に記載する。 【0024】 本発明装置は、図1、図2に示す様に、害鳥の忌避に効果のある模型の威嚇体10と、其れを支持する上下方向に位置移動と位置保持が可能な長尺弾性部材21と該部材21を挿入出来て摺動可能とする筒状部材22とが併せて組み込まれた威嚇体支持部位20を具有し、威嚇体支持部位20の下部において鉄塔の水平部材(アングル部材)60に装置支持部材61を介在させて留め付け部材62とVボルト63とで留め付けが出来る装置であり、図3〜図5に示す様に、長尺弾性部材21の下端部に突出部位21cを付設し筒状部材22に設けた筋状の長穴に嵌合させ、筒状部材22に近接して平行に棒状螺旋状ギア30を配設すると共に仲介ギア40を配設し、可逆駆動モーター50を配設して、長尺弾性部材21と棒状螺旋状ギア30と仲介ギア40と可逆駆動モーター50とを連繋させて駆動力を伝達させ可逆駆動モーター50の電源の入り切りにより長尺弾性部材21の上下方向の位置移動および位置保持が任意に操作出来る様にした装置である。そして、図3に示す様に、上下動だけでなく上昇させた場合には風力により威嚇体10が揺動状態を発現出来るので高い威嚇効果が期待出来るとともに、図4に示す様に、下限まで下げると強風時でも揺動状態を止めることが出来るので強風時対応を容易に出来る装置である。更に、図1、図2に示す様に、威嚇体の目11に発光手段の発光体を組み込むこと、害鳥の忌避に効果のある音声出力手段のスピーカー70を付設すること、威嚇体10の投光手段の投光機80を付設することにより、非常に高い威嚇効果が期待出来る装置である。以下に、本発明装置の構成要素となる主要な部材、部位、用いる手段等について特記説明する。 【0025】 長尺弾性部材21は、図6の(C)(D)に示す様に、円柱形状をなしていて、上端部及び下端部に硬質部材21a、21bが固設され、下端部の硬質部材21bには後述する筒状部材22の筋状の長穴に摺動可能状態で嵌合出来て外側に突出する突出部位21cが付設されている。そして、中心軸部に線状補強材(ピアノ線またはワイヤー等)21dが配設されている。 【0026】 筒状部材22は、図7の(G)(H)に示す様に、円筒形状をなしていて、上下方向に長尺弾性部材21の移動可能距離以上の寸法の筋状の長穴22aが施されていると共に、長穴22aの上部及び下部に棒状螺旋状歯車30を保持するための突出部位22bが付設されている。そして、図7の(I)(J)に示す様に、上部および下部で骨格部材23の水平部位と連結される。 【0027】 威嚇体支持部位20は、図3、図5に示す様に、主要部が長尺弾性部材21と筒状部材22と骨格部材23と硬質薄板部材24からなり、筒状部材22と骨格材23を連結して筒状部材22を固定すると共に基本骨格を形成して、硬質薄板部材24を骨格材23の外縁部に設置することにより風雨を回避出来る内部空間が確保出来る様になっている。そして、前記空間に棒状螺旋状ギア30、仲介ギア40、可逆駆動モーター50を風雨から保護すると共に、本発明装置に用いられる制御装置、タイマー装置、風速検知装置、電源スイッチ機構等が適宜設置出来る形態となっている。 【0028】 威嚇体10の長尺弾性部材21による支持方法としては、図6の(E)に示す様に、長尺弾性部材21の上端部に着脱可能なフランジ接手機構25を配設しフランジ接手機構25の上部で威嚇体10を固設し下部で長尺弾性部材21を固設し連結支持する方法が用いられる。また、図6の(F)に示す様に、フランジ接手機構25に回動可能な機構、例えばターンテーブル機構25aを組み入れて威嚇体10が水平方向で回動可能とすることが好ましい。 【0029】 長尺弾性部材21の上下方向の位置移動および位置保持の操作手段としては、図3〜図5に示す様に、長尺弾性部材21を筒状部材22に挿入し、筒状部材22に近接して平行状態に棒状螺旋状ギア30を配設すると共に仲介ギア40を介在させ可逆駆動モーター50を配設して、長尺弾性部材21と棒状螺旋状ギア30と仲介ギア40と可逆駆動モーター50とを連繋させて駆動力を伝達させ可逆駆動モーター50の電源の入り切りにより長尺弾性部材21の上下方向の位置移動と位置保持が任意に操作出来る様にしている。そして、図3に示す様に、上昇させた場合には風力により威嚇体10が揺動状態を発現出来るとともに、図4に示す様に、下限まで下げると強風でも揺動状態を止めることが出来る様になっている。 【0030】 前記操作手段を制御する制御手段としては、風速検知装置とタイマー装置及び前記各装置からの信号を受信し可逆駆動装置の駆動を制御出来る制御装置を用いて、風速の程度による長尺弾性部材の位置移動の可動範囲の条件設定と位置移動させる時間的パターンの条件設定を制御装置に予め設定しておき、風速検知装置とタイマー装置からの信号により長尺弾性部材を断続的に位置移動させて、図3に示す様に、上下動だけでなく長尺弾性部材21の弾力性と受風力を利用した揺動により威嚇体10に変化ある動きを発現させて高い忌避効果を得ると共に、図4に示す様に、限度を超える強風の場合や夜間等には長尺弾性部材21の支点間距離をゼロにして威嚇体10の揺動を止めることが出来る様にした制御手段が用いられる。 【0031】 威嚇体の目11の発光手段としては、威嚇体の目11に赤色系のLEDなどを用いた発光機を組み込んだ点滅が可能な発光装置とタイマー装置ならび前記各装置を制御出来る制御装置を組み合わせて用いて、断続的に発光出来ると共に発光を停止する時間帯を設定出来る様にした手段が用いられる。また、発光機への給電方法としては、威嚇体部に発電装置、例えば胴体内部に揺動力を利用した発電装置等を配設し給電する方法でも良いが、図6の(F)で示す様に、長尺弾性部材の中心軸部に線状補強材の機能を兼用出来る電線を配設した給電用配線機構21eを組み入れた給電方法が好ましい。 【0032】 害鳥の忌避に効果のある音声出力手段としては、音声出力装置と音声保存装置とタイマー装置ならびに前記各装置を制御出来る制御装置を組み合わせて用いて、図1、図2に示す様に、スピーカー70を威嚇体支持部2の上面部に配設し、出力音声が断続的で音量も強弱の変化が出来ると共に出力停止する時間帯を設定出来る様にした手段が用いられる。 【0033】 威嚇体10の投光手段としては、点滅が可能な投光装置とタイマー装置ならびに前記各装置を制御出来る制御装置を組み合わせて用いて、図1、図2に示す様に、投光機80を威嚇体支持部20の上面部に配設し、威嚇体を下方から且つ断続的に投光出来ると共に投光を停止する時間帯を設定出来る様にした手段が用いられる。 【産業上の利用可能性】 【0034】 本発明装置は、威嚇体を広告体に交換もしくは威嚇体の下部に広告体を付設すれば、動く広告媒体としての機能が発現出来るので、高所、例えば建築物の屋上等に設置することにより、注目を喚起し広告効果が高い広告媒体の装置として利用出来る。また、投光手段等を有効に付加させれば広告効果が更に高まる。 【図面の簡単な説明】 【0035】 【図1】猛禽類の模型を威嚇体とした本発明装置を鉄塔の水平部材部に取り付けた状態例を示す側面図的説明図 【図2】図1の例の長尺弾性部材から下方の平面図的説明図 【図3】本発明装置の長尺弾性部材を上昇させた状態における威嚇体支持部位の内部構造を示す側断面図的説明図 【図4】長尺弾性部材を下限まで下げた状態の威嚇体支持部位の内部構造を示す側断面図的説明図 【図5】図3に示す部分の平断面図的説明図 (A)図3に示すA−A部平断面図的説明図 (B)図3に示すB−B部平断面図的説明図 【図6】本発明装置の長尺弾性部材の説明図 (C)側面図 (D)平断面図 (E)威嚇体との接手部を接続した例の側面図 (F)(E)の例の側断面図 【図7】本発明装置の筒状部材の説明図 (G)側面図 (H)平断面図 (I)威嚇体支持部位を構成する骨格部材取付状況例の側面図 (J)(I)の例の平断面図 【符号の説明】 【0036】 10 ;威嚇体 11 ;威嚇体の目 20 ;威嚇体支持部位 21 ;長尺弾性部材 21a;長尺弾性部材の上端部に固設された硬質部材 21b;長尺弾性部材の下端部に固設された硬質部材 21c;長尺弾性部材の下端部の硬質部材に付設された突出部位 21d;線状補強材(ピアノ線またはワイヤー等) 21e;給電用配線機構 22 ;筒状部材 22a;筒状部材の筋状の長穴 22b;筒状部材の上下に付設された突出部位 23 ;威嚇体支持部位の骨格部材 24 ;威嚇体支持部位の硬質薄板部材 25 ;フランジ接手機構 25a;ターンテーブル機構 30 ;棒状螺旋状ギア 40 ;仲介ギア 50 ;可逆駆動モーター 60 ;鉄塔の水平部材(アングル部材) 61 ;装置支持部材 62 ;留め付け部材 63 ;Vボルト 70 ;スピーカー 80 ;投光機
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| 【出願人】 |
【識別番号】599121115 【氏名又は名称】大江 通博
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| 【出願日】 |
平成18年6月6日(2006.6.6) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2007−325507(P2007−325507A) |
| 【公開日】 |
平成19年12月20日(2007.12.20) |
| 【出願番号】 |
特願2006−157212(P2006−157212) |
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