| 【発明の名称】 |
鳥類忌避方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】小島 安博
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| 【要約】 |
【課題】忌避剤の使用量を少なくしてコストを低減させると共に、乾燥による割れや固化を抑制させることで長期に亘って忌避効果を維持させることができ、さらに、人の手や衣服が触れ易い手摺部材については忌避剤の使用を止め、他の忌避手段で確実な忌避効果を得ることができる鳥類忌避方法の提供。
【解決手段】人の手が触れ易い手摺部材91aが近傍に存在する場所を忌避対象場所とした場合に、その忌避対象場所に、塊状に盛り付け付着した忌避剤1を所定の間隔で複数配置させると共に、前記手摺部材の上面にコイル体3をその長さ方向が手摺部材の長手方向になるように取り付けて、このコイル体と前記忌避剤との両方で鳥類を忌避させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 粘着基剤に忌避成分を混合させて粘性組成物とした忌避剤を忌避対象場所に設置させることで鳥類を忌避させるようにした鳥類忌避方法であって、 人の手や衣服が触れ易い手摺部材が近傍に存在する場所を忌避対象場所とした場合に、その忌避対象場所に、塊状に盛り付け付着した忌避剤を所定の間隔で複数配置させると共に、前記手摺部材の上面にコイル体をその長さ方向が手摺部材の長手方向になるように取り付けて、このコイル体と前記忌避剤との両方で鳥類を忌避させるようにしたことを特徴とする鳥類忌避方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、マンションや戸建て住宅、その他の建築物等に鳥類、特にハトが飛来したり営巣したりするのを、忌避剤を用いて防止するようにした鳥類忌避方法に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、鳥類、特にハトの飛来や営巣を忌避するための忌避剤として、粘着基剤に忌避成分を混合させて粘性組成物としたものが知られている(特許文献1参照)。 【0003】 この忌避剤は、粘着基剤を用いて粘状体(ゲル状、ジェル状、クリーム状、ゼリー状、軟膏状を含む)にしたもので、付着性に優れている。 又、粘性による触覚刺激、辛味による味覚刺激や痛覚刺激、香気による嗅覚刺激等による複合的な刺激によって忌避効果を有し、かつ天然忌避成分を用いることで人体に無害であるといった優れた効果を有するものである。 なお、上記のような忌避剤として、(商標)ハートジェル:有限会社広島県環境サービス製、(商標)B−ST:有限会社あんじん製等が知られている。 【0004】 前記忌避剤を忌避対象場所に付着する場合、忌避剤を収容袋やコーキングガンに収容し、これから絞り出して使用しているが、従来では、忌避剤を線状に絞り出して直線状あるいは蛇行状に付着させていた。 このように忌避剤を直線状あるいは蛇行状に付着させると、その使用量が多くなってコスト的に不利になるし、また、空気に触れる面が多くなるため、乾燥し易く、割れが生じたり固化したりして忌避効果が劣化し易くなってしまうという問題があった。 【0005】 また、マンション等の集合住宅のベランダや戸建て住宅のテラス等は、ハトの飛来場所や営巣場所として恰好な場所である。 このような場所には、人の手や衣服が触れ易い手摺部材が設けられており、ベランダやテラス等のフロア面に加えて、この手摺部材の上面にも忌避材を付着させる必要が生じる。 【0006】 しかしながら、このような手摺部材の上面に忌避材を付着させると、この手摺部材は、もともと人が手で触れる場所であるため、ついつい忌避材を手で触れてしまうことがあり、手を汚したり、衣服を汚したり、忌避材の付着が剥がれて落下したりするという問題がある。 【特許文献1】特開2005−47865号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 本発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、忌避剤を直線状あるいは蛇行状に付着させる場合に比べて、その使用量を少なくしてコストを低減させると共に、乾燥による割れや固化を抑制させることで長期に亘って忌避効果を維持させることができ、さらに、人の手や衣服が触れ易い手摺部材については忌避剤の使用を止め、他の忌避手段で確実な忌避効果を得ることができる鳥類忌避方法を提供することを課題としている。 【課題を解決するための手段】 【0008】 上記の課題を解決するために、本発明の鳥類忌避方法は、 粘着基剤に忌避成分を混合させて粘性組成物とした忌避剤を忌避対象場所に設置させることで鳥類を忌避させるようにした鳥類忌避方法であって、 人の手や衣服が触れ易い手摺部材が近傍に存在する場所を忌避対象場所とした場合に、その忌避対象場所に、塊状に盛り付け付着した忌避剤を所定の間隔で複数配置させると共に、前記手摺部材の上面にコイル体をその長さ方向が手摺部材の長手方向になるように取り付けて、このコイル体と前記忌避剤との両方で鳥類を忌避させる構成とした。 【0009】 なお、この鳥類忌避方法において、忌避剤は、忌避対象場所に直接に付着させてもよいし、人工芝の上に置いてもよく、トレー等のプレート部材の上面に塊状に盛り付け付着させて設置してもよい。 【発明の効果】 【0010】 本発明では、塊状に盛り付け付着した複数の忌避剤を所定の間隔で配置したので、忌避剤を直線状あるいは蛇行状に付着させた従来の忌避方法に比べて、その使用量が少なくなりコストを低減させることができるし、乾燥による割れや固化が抑制されるため長期に亘って忌避効果を維持させることができる。 【0011】 また、人の手や衣服が触れ易い手摺部材が近傍に存在する場所を忌避対象場所とした場合に、手摺部材については忌避剤の代わりにコイル体を取り付けたので、手摺部材に忌避剤を付着させた場合の問題点である手や衣服の汚損や忌避材の剥がれによる落下を防止できる。 特に、コイル体は、そのピッチ間隙にハトの足が入り込んだり、コイル体の円形外周によって足を滑らせたり、コイル体の揺動を嫌ったりするため、確実な忌避効果を得ることができる。 このように、忌避剤とコイル体との組み合わせによってハト等の鳥類を確実に忌避することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 図1は本発明の鳥類忌避方法をベランダに適用した場合の説明図、図2は塊状に盛り付け付着させた忌避剤を示す正面図、図3はコイル体の取り付け状態を示す正面図である。 【0013】 本実施例の鳥類忌避方法で使用した忌避剤1は、粘着基剤に忌避成分を混合させて粘性組成物としたもので、粘性による触覚刺激、辛味(例えば、カプサイシン)による味覚刺激や痛覚刺激、香気(例えば、ミント)による嗅覚刺激等による複合的な刺激によって忌避効果を有し、かつ植物由来の天然忌避成分を用いて人体に無害である、有限会社あんじん製の植物性忌避剤:(商標)B−STを用いた。 なお、忌避剤1に着色を施すことは任意であり、例えば、美観を与えるためにエメラルドブルーや淡いブルーのような淡い色に着色するのが好ましい。 【0014】 又、マンションのベランダBを忌避対象場所とし、このベランダBには、そのフロア面90にエアコンの室外機8が設置され、また、フェンス91の上面に人の手や衣服が触れ易い手摺部材91a(笠木)が設けられている。 【0015】 施工に際しては、エアコンの室外機8の近くにおけるフロア面90に、塊状に盛り付け付着した複数の忌避剤1を所定の間隔で配置させると共に、前記手摺部材91aの上面にコイル体3を取り付けて、このコイル体3と前記忌避剤1との両方で鳥類を忌避させるようにしている。 【0016】 この場合、前記忌避剤1は、図2に示すように、直径5cm程度のプラスチック製で、周縁に1〜5mm程度の周壁15aが立設されたトレー15に塊状に盛り付け付着されている。 【0017】 なお、忌避剤1は忌避対象場所であるフロア面90に直接に付着させてもよいし、前記したようにトレー15等に塊状に盛り付け付着させて設置してもよい。 又、人工芝の上に置いてもよく、このようにすると、風で飛ばされるのを防止できる点で好ましい。 忌避剤1の塊状サイズは、直径3〜6cm、厚み0.5〜1cm程度が好ましく、また、忌避剤1と忌避剤1との配設間隔は、20〜30cm程度が好ましい。 【0018】 このように、塊状に盛り付け付着した複数の忌避剤1を所定の間隔で配置したので、忌避剤の使用量を少なくすることができるし、乾燥による割れや固化が抑制することができる。 【0019】 又、前記コイル体3は、直径1〜2mm程度の線材を直径4〜8cm程度のコイルに巻き形成したもので、図3に示すように、その長さ方向が手摺部材91aの長手方向になるようにして取り付けられている。 この場合、手摺部材にL型金具をロックタイによる締結やボンドによる接着等で固定させ、このL型金具35にコイル体3の両端に形成したフック3aを引っ掛け、ピッチ間隙3bを生じさせる伸延状態で取り付けている。 【0020】 このように、手摺部材91aについては忌避剤1の代わりにコイル体3を取り付けたので、手や衣服が忌避剤によって汚損したり忌避材が剥がれて落下したりするのを防止することができる。 そして、このコイル体3の忌避作用としては、コイル体3のピッチ間隙3bにハトの足が入り込んだり、コイル体3の円形外周によって足を滑らせたり、コイル体3の揺動を嫌ったりするもので、構造及び設置が簡単な忌避用具でありながら確実な忌避効果を得ることができる。 【0021】 なお、本発明において、忌避対象場所である、人の手や衣服が触れ易い手摺部材が近傍に存在する場所の例としてベランダを示したが、このほか、階段や屋上等など、集合住宅の共用場所等を忌避対象場所とすることができる。 【図面の簡単な説明】 【0022】 【図1】本発明の鳥類忌避方法をベランダに適用した場合の説明図である。 【図2】塊状に盛り付け付着させた忌避剤を示す正面図である。 【図3】コイル体の取り付け状態を示す正面図である。 【符号の説明】 【0023】 1 忌避剤 15 トレー 15a 周壁 3 コイル体 3a フック 3b ピッチ間隙 35 L型金具 8 室外機 90 フロア面 91 フェンス 91a 手摺部材 B ベランダ
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| 【出願人】 |
【識別番号】305043445 【氏名又は名称】有限会社あんじん
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| 【出願日】 |
平成18年1月19日(2006.1.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100081592 【弁理士】 【氏名又は名称】平田 義則
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| 【公開番号】 |
特開2007−189953(P2007−189953A) |
| 【公開日】 |
平成19年8月2日(2007.8.2) |
| 【出願番号】 |
特願2006−11464(P2006−11464) |
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