| 【発明の名称】 |
餌用生物の供給方法及び餌用生物の運搬に用いる運搬用ケース |
| 【発明者】 |
【氏名】棚橋 計文
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| 【要約】 |
【課題】餌用生物、特に、フタホシコオロギに関して、販売者の負担を大きくすることなく、供給量を多くことができる餌用生物の供給方法を提供する。
【解決手段】委託者は受託者に対して委託繁殖を行って販売する。委託者は、受託者に繁殖用のフタホシコオロギを送るに際して、運搬用ケース本体10内に、餌50と、仕切り板60と、紙材70とを入れ、雄のフタホシコオロギと雌のフタホシコオロギとを紙材70とともに梱包する。上記の各物が梱包された運搬用ケース本体10を受け取った受託者は、繁殖を行って増えたフタホシコオロギを委託者に送る。委託者は、受け取ったフタホシコオロギを購買者に販売する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 餌用生物の供給方法であって、 複数の通気孔が設けられた運搬用ケースで、雄の餌用生物と、雌の餌用生物と、餌とが梱包された運搬用ケースを繁殖の委託者が受託者に送る発送工程と、 該運搬用ケースを受け取った受託者により繁殖された餌用生物を委託者が受託者より送られて受領する受領工程と、 該委託者が受託者より送られた餌用生物を購買者に販売する販売工程と、 を有することを特徴とする餌用生物の供給方法。 【請求項2】 上記餌用生物が、フタホシコオロギであることを特徴とする請求項1に記載の餌用生物の供給方法。 【請求項3】 上記発送工程において、運搬用ケースの内底部に餌が収納されるとともに、該餌の上面に仕切り板が収納され、さらに、該仕切り板の上面に弾性材とともに複数の雄のフタホシコオロギと雌のフタホシコオロギとが収納されていることを特徴とする請求項2に記載の餌用生物の供給方法。 【請求項4】 上記弾性材が、紙材を立体状に丸めたものであることを特徴とする請求項3に記載の餌用生物の供給方法。 【請求項5】 餌用生物の運搬に用いる運搬用ケースであって、 箱状を呈し、複数の通気孔が設けられた運搬用ケース本体と、 該運搬用ケース本体内に収納される仕切り板であって、餌を収納するための収納空間と餌用生物を収納するための収納空間とを仕切る仕切り板と、 餌用生物を収納するための収納空間に収納するための弾性材で、餌用生物とともに収納する弾性材と、 を有することを特徴とする餌用生物の運搬に用いる運搬用ケース。 【請求項6】 上記弾性材が、紙材を立体状に丸めたものであることを特徴とする請求項5に記載の餌用生物の運搬に用いる運搬用ケース。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、餌用生物の供給方法に関するものであり、特に、フタホシコオロギの供給方法とこれに用いる運搬用ケースに関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来より、爬虫類や両生類やカマキリ等の肉食昆虫の餌として、フタホシ(二星)コオロギが知られており、このフタホシコオロギは、ペットショップや動物園等の購買者に多く供給されているが、従来のフタホシコオロギの供給方法としては、販売者が自ら生産を行って、これを購買者に供給する方法が用いられていた。つまり、販売者が自らの養殖場において繁殖を行い、繁殖したフタホシコオロギを購買者に販売するのである。また、フタホシコオロギに限らず、餌用の生物の供給には、上記と同様の方法が取られていた。 【0003】 なお、出願人は、先行技術文献の調査は行っておらず、記載すべき先行技術文献は存在しない。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかし、上記のように販売者が自ら生産を行って購買者に供給する方法では、販売者の供給が購買者の需要に追いつかず、餌用生物の供給が不足するという問題が生じていた。特に、多くの餌用生物の繁殖を行おうとした場合には、販売者は大規模な養殖場を確保しなければならず、過大な負担となった。特に、フタホシコオロギはその需要が多いため、供給が追いつかないという問題があった。 【0005】 そこで、本発明は、餌用生物、特に、フタホシコオロギに関して、販売者の負担を大きくすることなく、供給量を多くことができる餌用生物の供給方法を提供することを目的とするものである。 【課題を解決するための手段】 【0006】 本発明は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、餌用生物の供給方法であって、複数の通気孔が設けられた運搬用ケースで、雄の餌用生物と、雌の餌用生物と、餌とが梱包された運搬用ケースを繁殖の委託者が受託者に送る発送工程と、該運搬用ケースを受け取った受託者により繁殖された餌用生物を委託者が受託者より送られて受領する受領工程と、該委託者が受託者より送られた餌用生物を購買者に販売する販売工程と、を有することを特徴とする。 【0007】 上記第1の構成の餌用生物の供給方法においては、受託者により委託繁殖を行って販売するので、販売者は、大規模な養殖場を確保する必要がなく、販売者の負担を大きくすることなく供給量を多くすることができる。 【0008】 また、第2には、上記第1の構成において、上記餌用生物が、フタホシコオロギであることを特徴とする。すなわち、フタホシコオロギは、繁殖力が強く、家庭等においても容易に繁殖させることができるものであるので、委託繁殖による供給に非常に適しているといえる。 【0009】 また、第3には、上記第2の構成において、上記発送工程において、運搬用ケースの内底部に餌が収納されるとともに、該餌の上面に仕切り板が収納され、さらに、該仕切り板の上面に弾性材とともに複数の雄のフタホシコオロギと雌のフタホシコオロギとが収納されていることを特徴とする。このように、仕切り板が設けられているので、餌と餌用生物とを仕切って、餌と餌用生物を取り出す際に取り出しやすくすることができる。また、弾性材が収納されるので、餌用生物を衝撃等から保護することができる。 【0010】 また、第4には、上記第3の構成において、上記弾性材が、紙材を立体状に丸めたものであることを特徴とする。 【0011】 また、第5には、餌用生物の運搬に用いる運搬用ケースであって、箱状を呈し、複数の通気孔が設けられた運搬用ケース本体と、該運搬用ケース本体内に収納される仕切り板であって、餌を収納するための収納空間と餌用生物を収納するための収納空間とを仕切る仕切り板と、餌用生物を収納するための収納空間に収納するための弾性材で、餌用生物とともに収納する弾性材と、を有することを特徴とする。 【0012】 上記第5の構成の運搬用ケースにおいては、通気孔が設けられているので、餌用生物が酸欠状態になるのを防止することができ、また、仕切り板が設けられているので、餌と餌用生物とを仕切って、餌と餌用生物を取り出す際に取り出しやすくすることができる。また、弾性材が収納されるので、餌用生物を衝撃等から保護することができる。 【0013】 また、第6には、上記第5の構成において、上記弾性材が、紙材を立体状に丸めたものであることを特徴とする。 【発明の効果】 【0014】 本発明に基づく餌用生物の供給方法によれば、餌用生物、特に、フタホシコオロギに関して、販売者の負担を大きくすることなく、供給量を多くことができる。また、餌用生物の運搬に用いる運搬用ケースによれば、本発明の餌用生物の供給方法に使用でき、通気孔が設けられているので、餌用生物が酸欠状態になるのを防止することができ、また、仕切り板が設けられているので、餌と餌用生物とを仕切って、餌と餌用生物を取り出す際に取り出しやすくすることができ、さらに、弾性材が収納されるので、餌用生物を衝撃等から保護することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0015】 本発明においては、餌用生物、特に、フタホシコオロギに関して、生産者の負担を大きくすることなく、供給量を多くことができる餌用生物の供給方法を提供するという目的を以下のようにして実現した。 【0016】 すなわち、販売者100は、購買者300に対して、餌用生物としてのフタホシコオロギを販売するが、販売者100は、委託者として受託者200−1〜200−nに対してフタホシコオロギの繁殖(養殖としてもよい)を委託して、受託者200−1〜200−nにおいて養殖されたフタホシコオロギを買い受けて、購買者300に販売するものである。 【0017】 ここで、餌用生物としてのフタホシコオロギの供給方法についてさらに詳細に説明すると、以下のようになる。 【0018】 すなわち、委託者としての販売者100は、受託者を募り、各受託者200−1〜200−nと繁殖委託契約を結ぶ。そして、販売者100は、受託者200−1〜200−nにおける各受託者に対して、雄のフタホシコオロギと、雌のフタホシコオロギと、餌を搬送する。 【0019】 この搬送に際しては、図2、図3に示す運搬用ケース本体10が用いられる。ここで、運搬用ケース本体10について説明すると、運搬用ケース本体10は、底面部12と、側面部14と、側面部16と、側面部18と、側面部20と、上面部22とを有している。この底面部12は、方形状の板状を呈し、また、側面部14〜20は、底面部12の各辺部から立設し、方形状を呈し、板状を呈している。側面部14と側面部18とは同大同形状に形成され平行に設けられている。また、側面部16と側面部20とは同大同形状に形成され平行に設けられている。また、上面部22は、片部24と片部26と片部28と片部30とから構成され、片部24は、側面部14の上端から折れ線を介して連設され方形状を呈し、片部26は、側面部16の上端から折れ線を介して連設され方形状を呈し、片部28は、側面部18の上端から折れ線を介して連設され方形状を呈し、片部30は、側面部20の上端から折れ線を介して連設され方形状を呈している。そして、片部24と片部28とは同大同形状に形成され、片部26と片部30とは同大同形状に形成されている。片部24の横方向の長さは、側面部14の横方向の長さと略同一であり、片部26の横方向の長さは、側面部16の横方向の長さと略同一であり、片部28の横方向の長さは、側面部18の横方向の長さと略同一であり、片部30の横方向の長さは、側面部20の横方向の長さと略同一となっている。また、片部24と片部28とを閉じた状態では、片部24の端部と片部28の端部とは互いに当接した状態となる。 【0020】 また、運搬用ケース本体10の側面には、通気孔群40が設けられている。具体的には、側面部14と側面部18の略中央付近には、複数の通気孔により構成された通気孔群40が形成されている。この通気孔は、直径2〜3mm程度の孔部であり、複数の通気孔により通気孔群40が構成される。この通気孔群40により、内部に収納されたフタホシコオロギが呼吸を行うことができるのである。この運搬用ケース本体10は、段ボール材により形成されている。 【0021】 なお、上記の説明では、通気孔群40は、対向する側面部14、18にのみ形成するものとしたが、これには限られず、4つの側面部の全てに通気孔群40を形成してもよい。 【0022】 上記構成の運搬用ケース本体10に雄のフタホシコオロギと、雌のフタホシコオロギと、餌を入れる。すなわち、図3に示すように、運搬用ケース本体10の内底部に袋に入った餌50を入れ、その上に、板状の仕切り板60を入れる。この仕切り版60は、例えば、段ボールの板材とする。この仕切り板60は、餌50を収納するための収納空間と餌用生物を収納するための収納空間とを仕切るものである。 【0023】 次に、仕切り板60の上に、新聞紙等の紙材70(弾性材)とともにを入れて、雄のフタホシコオロギ(図示せず)と、雌のフタホシコオロギ(図示せず)を入れる。これらのフタホシコオロギは繁殖用のフタホシコオロギであり、雄のフタホシコオロギと雌のフタホシコオロギは、ともに複数入れるものとし、雄のフタホシコオロギと雌のフタホシコオロギとは同数を入れるのが好ましい。例えば、雄のフタホシコオロギを100匹、雌のフタホシコオロギを100匹とする。また、雄のフタホシコオロギと雌のフタホシコオロギはともに成虫を入れる。また、紙材70は、立体状に丸めた状態とするのが好ましく、好ましくは、新聞紙等の薄手の柔らかい紙材を丸めたものとする。このように、フタホシコオロギは、紙材70とともに梱包されるので、運搬時の衝撃からフタホシコオロギを保護することができる。なお、上記運搬用ケース本体10と仕切り板60と紙材70とで上記運搬用ケースが構成される。 【0024】 以上のようにして、運搬用ケース本体10への梱包が完了したら、運搬用ケース本体10を受託者200−1等に送る。 【0025】 運搬用ケース本体10を受け取った受託者200−1等は、運搬用ケース本体10内の雄のフタホシコオロギと雌のフタホシコオロギと餌を取り出して、繁殖を行う。つまり、別途飼育用のケース(例えば、ボールの箱)を用意して、雄のフタホシコオロギと雌のフタホシコオロギと餌を入れておく。このように、ケース内で、雄のフタホシコオロギと雌のフタホシコオロギと餌を入れておくのみで繁殖させることができるので、家庭においても簡単に繁殖させることが可能となる。 【0026】 すると、該ケース内で繁殖が行われて、フタホシコオロギの数が増加していく。すなわち、1匹の雌のフタホシコオロギは、一生で数百匹(例えば、300匹)の卵を産むとされていて、その繁殖力は強いので、フタホシコオロギの数は急激に増加していく。 【0027】 そして、フタホシコオロギの数が増加したら、受託者200−1は、販売者100にフタホシコオロギを送る。この場合には、段ボール等のケースに新聞紙等の紙材とともにフタホシコオロギを入れて送る。なお、受託者200−1においては、数が増えたフタホシコオロギのうち、一部を繁殖用に残しておく。 【0028】 受託者200−1等からフタホシコオロギを送られた販売者100は、送られた数に応じて受託者に金員を支払う。さらに、販売者100は、購買者300に送られたフタホシコオロギを販売する。 【0029】 以上のように、本実施例の餌用生物(すなわち、フタホシコオロギ)の供給方法によれば、受託者により委託繁殖を行って販売するので、販売者は、大規模な養殖場を確保する必要がなく、販売者の負担を大きくすることなく供給量を多くすることができる。また、フタホシコオロギは、繁殖力が強く、家庭等においても容易に繁殖させることができるものであるので、委託繁殖による供給に非常に適しているといえる。 【0030】 なお、上記実施例においては、餌用生物としてフタホシコオロギを例にとって説明したが、他の餌用生物であってもよい。 【図面の簡単な説明】 【0031】 【図1】本実施例の餌用生物の供給方法を説明するための説明図である。 【図2】本実施例の運搬用ケースの構成を示す外観斜視図である。 【図3】本実施例の運搬用ケースに梱包する状態を示す分解斜視図である。 【符号の説明】 【0032】 100 販売者 200−1〜200−n 受託者 300 購買者 10 運搬用ケース本体 12 底面部 14、16、18、20 側面部 22 上面部 60 仕切り板
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| 【出願人】 |
【識別番号】506153077 【氏名又は名称】アサヒ産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年5月2日(2006.5.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100093931 【弁理士】 【氏名又は名称】長屋 直樹
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| 【公開番号】 |
特開2007−295889(P2007−295889A) |
| 【公開日】 |
平成19年11月15日(2007.11.15) |
| 【出願番号】 |
特願2006−128404(P2006−128404) |
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