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【発明の名称】 災害対応ロック解除システム
【発明者】 【氏名】上田 朋葉

【要約】 【課題】地震などの災害発生時に動物の不要な拘束を解除することが可能な災害対応ロック解除システムを実現する。

【解決手段】災害情報センターからの緊急地震速報のデータを受信する緊急地震速報受信装置と、前記緊急地震速報受信装置で受信された緊急地震速報のデータに応じてロック解除信号を送信するロック解除送信機と、前記ロック解除送信機からのロック解除信号を受信してロックを解除するロック部とを備え、前記ロック部には動物の鎖が接続されているか、あるいは、前記ロック部は檻もしくは柵のゲートを閉鎖した状態でロックしており、前記災害発生情報を受信した場合には前記鎖の接続あるいはゲートのロックが解除される、ことを特徴とする災害対応ロック解除システムである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
災害情報センターからの緊急地震速報のデータを受信する緊急地震速報受信装置と、
前記緊急地震速報受信装置で受信された緊急地震速報のデータに応じてロック解除信号を送信するロック解除送信機と、
前記ロック解除送信機からのロック解除信号を受信してロックを解除するロック部とを備え、
前記ロック部には動物の鎖が接続されているか、あるいは、前記ロック部は檻もしくは柵のゲートを閉鎖した状態でロックしており、前記災害発生情報を受信した場合には前記鎖の接続あるいはゲートのロックが解除される、
ことを特徴とする災害対応ロック解除システム。
【請求項2】
災害情報センターからの各種災害発生情報を受信する災害情報受信装置と、
前記災害情報受信装置で受信された災害発生情報に応じてロック解除信号を送信するロック解除送信機と、
前記ロック解除送信機からのロック解除信号を受信してロックを解除するロック部とを備え、
前記ロック部には動物の鎖が接続されているか、あるいは、前記ロック部は檻もしくは柵のゲートを閉鎖した状態でロックしており、前記災害発生情報を受信した場合には前記鎖の接続あるいはゲートのロックが解除される、
ことを特徴とする災害対応ロック解除システム。
【請求項3】
ユーザと通信を行う通信手段と、
前記通信手段を介してユーザからのロック解除承認を得る制御手段を備え、
前記制御手段は、前記通信手段を介してユーザからのロック解除承認が得られた場合、もしくはユーザからの応答がなかった場合に、前記ロック解除信号を送信するように前記ロック回路送信機を制御する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の災害対応ロック解除システム。

【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、災害対応ロック解除システムに関し、緊急地震速報などのデータを利用して動物を拘束しているロックを解除するように構成された災害対応ロック解除システムに関する。
【背景技術】
【0002】
犬や、その他の中〜大型のペットは、飼い主の責務として、綱や鎖でつなぐか、柵や檻などの囲いの中で飼わなければならないとされている。
しかし、飼い主が自宅に不在の状態で、大地震などの災害が発生した場合には、ペットは囲いの中に閉じこめられた状態、あるいは、鎖でつながれたままの状態で放置されることになる。
【0003】
また、飼い主が自宅にいたとしても、大地震などの災害が発生した場合に飼い主だけが避難してしまうと、ペットは囲いの中に閉じこめられた状態、あるいは、鎖でつながれたままの状態で放置されることになる。
【0004】
地震などの災害で家屋が倒壊したり火災が発生した場合には、閉じこめられたり鎖でつながれたままのペットは逃げることができない。
また、家屋の倒壊や火災が発生しないとしても、飼い主が戻ってこられない状態が続くと、水や餌が無い状態で、ペットが閉じこめられたり鎖でつながれたままになる。
【0005】
この種の閉じこめに関しては、以下の特許文献1に関連した技術が記載されている。
【特許文献1】特開2001−283348号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以上の特許文献1に記載されたものは、被災者の存在を災害発生前に場所を含めて記憶登録し、災害発生を検出すると救助信号を自動送出することで災害時の閉じこめに対応するものである。
【0007】
このシステムでは、事前登録、災害発生の検出、救助信号の送信、救助信号を受信しての救助など、システムや運用が大がかりになるという欠点がある。
また、逆に、単純なセンサと組み合わせて、動物を拘束している鎖やゲートを解除してしまうと、誤動作によって動物が逃げ出してしまう心配もある。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、地震などの災害発生時に動物の不要な拘束を解除することが可能な災害対応ロック解除システムを実現することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した不具合を解決する手段としての本発明は、以下に述べるようなものである。
(1)請求項1記載の発明は、災害情報センターからの緊急地震速報のデータを受信する緊急地震速報受信装置と、前記緊急地震速報受信装置で受信された緊急地震速報のデータに応じてロック解除信号を送信するロック解除送信機と、前記ロック解除送信機からのロック解除信号を受信してロックを解除するロック部とを備え、前記ロック部には動物の鎖が接続されているか、あるいは、前記ロック部は檻もしくは柵のゲートを閉鎖した状態でロックしており、前記災害発生情報を受信した場合には前記鎖の接続あるいはゲートの
ロックが解除される、ことを特徴とする災害対応ロック解除システムである。
【0010】
この災害対応ロック解除システムでは、緊急地震速報受信装置で受信された緊急地震速報のデータに応じて、ロック解除送信機からロック解除信号が送信される。ロック部でロック解除信号が受信されると、ロック部に接続された動物の鎖の接続が解放、あるいは、檻もしくは柵のゲートのロックが解除される。
【0011】
(2)請求項2記載の発明は、災害情報センターからの各種災害発生情報を受信する災害情報受信装置と、前記災害情報受信装置で受信された災害発生情報に応じてロック解除信号を送信するロック解除送信機と、前記ロック解除送信機からのロック解除信号を受信してロックを解除するロック部とを備え、前記ロック部には動物の鎖が接続されているか、あるいは、前記ロック部は檻もしくは柵のゲートを閉鎖した状態でロックしており、前記災害発生情報を受信した場合には前記鎖の接続あるいはゲートのロックが解除される、ことを特徴とする災害対応ロック解除システムである。
【0012】
この災害対応ロック解除システムでは、災害情報受信装置で受信された災害情報のデータに応じて、ロック解除送信機からロック解除信号が送信される。ロック部でロック解除信号が受信されると、ロック部に接続された動物の鎖の接続が解放、あるいは、檻もしくは柵のゲートのロックが解除される。
【0013】
(3)請求項3記載の発明は、ユーザと通信を行う通信手段と、前記通信手段を介してユーザからのロック解除承認を得る制御手段を備え、前記制御手段は、前記通信手段を介してユーザからのロック解除承認が得られた場合、もしくはユーザからの応答がなかった場合に、前記ロック解除信号を送信するように前記ロック回路送信機を制御する、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の災害対応ロック解除システムである。
【0014】
この災害対応ロック解除システムでは、災害情報受信装置で受信された災害情報のデータに応じ、ユーザのロック解除承認を得るように、ユーザのロック解除承認が得られてから、あるいは、ユーザからの応答が無かった場合に、ロック解除送信機からロック解除信号が送信される。ロック部でロック解除信号が受信されると、ロック部に接続された動物の鎖の接続が解放、あるいは、檻もしくは柵のゲートのロックが解除される。
【発明の効果】
【0015】
本願発明によれば、以下のような効果が得られる。
(1)この災害対応ロック解除システムでは、緊急地震速報受信装置で受信された緊急地震速報のデータに応じて、ロック解除送信機からロック解除信号が送信され、ロック部でロック解除信号が受信されると、ロック部に接続された動物の鎖の接続が解放、あるいは、檻もしくは柵のゲートのロックが解除される。
【0016】
この結果、綱や鎖でつなぐか、柵や檻などの囲いの中で飼わなければならないとされている、犬や、その他の中〜大型のペットに関して、飼い主が自宅に不在の状態で大地震などの災害が発生した場合には、緊急地震速報のデータに応じて自動的に鎖や檻や柵が解除されるため、ペットは囲いや鎖からは解放され、不要な閉じこめ状態は発生しない。
【0017】
また、特許文献1のような事前登録、災害の検出、救助信号の送信、救助信号の受信に基づく救助実行などは不要になる。また、単純な地震センサと組み合わせではないため、動物を拘束している鎖やゲートが誤動作によって解除されてしまって動物が逃げ出してしまうという心配もない。
【0018】
(2)この災害対応ロック解除システムでは、災害情報受信装置で受信された災害情報
のデータに応じて、ロック解除送信機からロック解除信号が送信され、ロック部でロック解除信号が受信されると、ロック部に接続された動物の鎖の接続が解放、あるいは、檻もしくは柵のゲートのロックが解除される。
【0019】
この結果、綱や鎖でつなぐか、柵や檻などの囲いの中で飼わなければならないとされている、犬や、その他の中〜大型のペットに関して、飼い主が自宅に不在の状態で、大地震、津波、火災、台風、浸水、土石流、雪崩、火山噴火などの災害が発生した場合には、災害情報のデータに応じて自動的に鎖や檻や柵が解除されるため、ペットは囲いや鎖からは解放され、不要な閉じこめ状態は発生しない。
【0020】
また、特許文献1のような事前登録、災害の検出、救助信号の送信、救助信号の受信に基づく救助実行などは不要になる。また、単純な地震センサと組み合わせではないため、動物を拘束している鎖やゲートが誤動作によって解除されてしまって動物が逃げ出してしまうという心配もない。
【0021】
(3)この災害対応ロック解除システムでは、災害情報受信装置で受信された災害情報のデータに応じ、ユーザのロック解除承認を得るように、ユーザのロック解除承認が得られた場合、あるいは、ユーザからの応答がなかった場合に、ロック解除送信機からロック解除信号が送信される。ロック部でロック解除信号が受信されると、ロック部に接続された動物の鎖の接続が解放、あるいは、檻もしくは柵のゲートのロックが解除される。
【0022】
この結果、綱や鎖でつなぐか、柵や檻などの囲いの中で飼わなければならないとされている、犬や、その他の中〜大型のペットに関して、飼い主が自宅に不在の状態で、大地震、津波、火災、台風、浸水、土石流、雪崩、火山噴火などの災害が発生した場合には、災害情報のデータに応じて、ユーザのロック解除承認を得てから、あるいは、緊急事態などでユーザからの応答が無かった場合に、鎖や檻や柵が解除されるため、ペットは囲いや鎖からは解放され、不要な閉じこめ状態や不要な解除状態は発生しない。
【0023】
また、特許文献1のような事前登録、災害の検出、救助信号の送信、救助信号の受信に基づく救助実行などは不要になる。また、単純な地震センサと組み合わせではないため、動物を拘束している鎖やゲートが誤動作によって解除されてしまって動物が逃げ出してしまうという心配もない。
【0024】
この場合、ユーザのロック解除承認だけでなく、あるいは、近所の知人への確認や依頼、知人による解除承認、などの各種手続きを経るようにしてもよい。このように各種の手続きを経てから、鎖や檻や柵が解除されるため、確実な手続きを経てから、ペットは囲いや鎖からは解放されるため、不要な閉じこめ状態も不要な解除状態も発生しない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
〔1〕本実施形態の構成:
図1は本発明の一実施形態としての災害対応ロック解除システムの基本構成を示すブロック図である。
【0026】
なお、この実施形態では、地震、津波、火災、台風、浸水、土石流、雪崩、火山噴火などの各種災害の例として、地震を具体例にして説明を行う。
また、動物としては、ペットとして代表的な犬を具体例に用いる。
【0027】
この図1に示されるように、本実施形態の災害対応ロック解除システムは、以下のものから構成される。
ネットワーク100はインターネットや各種LANなどのネットワークである。災害情報センター101は、ネットワーク100に接続されており、後述する地震観測ポイントからの観測結果を得て、必要に応じて緊急地震速報を各部に対してネットワーク経由で配信する。地震観測ポイント111a〜111nは、全国各地、あるいや、地震の発生が予測されている地区に配置され、地震の観測を行う観測点であり、観測結果をネットワーク100経由で災害情報センター101に対して送出する。
【0028】
住居200は後述する動物の飼い主が居住する場所であり、緊急地震速報を利用するとして登録されたユーザ宅でもあり、災害情報センターからの緊急地震速報のデータを受信する緊急地震速報受信装置としてPC210が設置されている。このPC210は、ネットワーク100を介して災害情報センター101からの緊急地震速報を受信する。なお、緊急地震速報順装置としては、放送電波に重畳された災害情報センター101からの緊急地震速報の信号を受信する専用受信機211であってもよい。
【0029】
ロック解除送信機220は、緊急地震速報受信装置(PC210または専用受信機211)で受信された緊急地震速報のデータに応じて、ロック解除信号を送信する。なお、このロック解除送信機220としては、無線局の免許が不要な特定小電力無線装置を用いることが望ましい。
【0030】
犬小屋300には、犬301が首輪310を介して鎖320につながれている。なお、鎖320は、通常はロック部340でロックされているが、ロック解除送信機220からのロック解除信号を受信すると、ロック部340のロックが解除される。
【0031】
すなわち、ロック部340は、ロック解除送信機220からのロック解除信号を受信する受信機と、受信したロック解除信号に応じてロック機構を解除するロック・アンロック制御部とが備えられている。また、ロック部340が小型軽量に構成されている場合には、鎖320の固定(大地)側でなく、首輪310側に配置されていてもよい。
【0032】
なお、「緊急地震速報」とは、気象庁が2004年2月に試験運用・配信を開始した地震に
よる被害を軽減(減災)させようという目的の新しい地震情報である。
従来の地震情報の発表は地震発生から約3〜4分後であったのに対し、この緊急地震速報は、地震発生直後に震源に近い地震観測点で観測される初期微動(P波)の波形を解析し、およそ5〜7秒で、災害情報センター101から発表される。この緊急地震速報を地震波の到達より先に受信することで、地震の強い揺れが来る前に、推定震度や余裕時間を計算して知ることが可能となっている。
【0033】
また、気象庁が運営しているシステム以外であっても、同種の信号を、本実施形態では、「緊急地震速報」として扱う。
さらに、津波、火災、台風、浸水、土石流、雪崩、火山噴火などの災害が発生した場合に同種のシステムから配信される情報を、本実施形態では、「災害発生情報」として扱う。また、実際に地震や各種災害が発生した場合だけではなく、予知された場合の予知情報、警報、注意報なども同様に扱うことが可能である。
【0034】
〔2〕本実施形態の動作:
ここでは、各種災害として地震が発生した場合を具体例として説明を続ける。いずれかの地方において、大きな地震が発生したとする(図2(1))。その場合、震源地近くに配置されている観測ポイント111iで、地震の初期微動(P波)を検出し、観測する(図2(2))。
【0035】
このように検出と観測とを行った観測ポイント111iは、地震検出の旨と観測結果と
をネットワーク100あるいは図示されない各種通信システムを介して、災害情報センター101に送信する。
【0036】
観測ポイント111iから地震検出とその観測結果(振動波形など)を受信した災害情報センター101では、振動波形を解析し、推定震度や各地での地震到達時刻などを計算し、計算結果を含めた状態で緊急地震速報を、地震が到達すると予測される地域で予め登録されたユーザに対してネットワーク100や各種電波などを介して配信する(図2(3))。
【0037】
ネットワーク100などを介して災害情報センター101からの緊急地震速報の配信(図2(4))を受けたユーザ宅200のPC210では、受信した緊急地震速報に含まれる各種情報をデコードし、該当する地域であるか、震度などに応じてロックを解除する必要があるかを判定する。なお、地震の規模が小さい場合などには、ロックを解除しないように判定する。
【0038】
ロックを解除する必要があると判定された場合には、PC210からの指示により、ロック解除送信機220が、ロック部340に対してロック解除信号を送信する(図2(5))。また、これと並行して、PC210は、予め登録されたユーザ(飼い主)のメールアドレス宛に、ロックを解除信号を送信した旨のメールを送信するようにしてもよい。
【0039】
なお、このロック解除送信機220としては、特定小電力無線装置を用いることで、無線局の免許が不要であると共に、ユーザ宅200近傍に設けられた犬小屋300まで安定した状態でロック解除信号を送信できる。また、このロック解除信号には、ロック部340毎に識別IDを設けておくことで、他人の家のロックを解除してしまうことがなくなる。
【0040】
通常時は、犬小屋300に、犬301が首輪310を介して鎖320につながれている。なお、鎖320は、通常はロック部340でロックされているが、ロック解除送信機220からのロック解除信号を受信する(図2(6))と、地震到達(図2(8))の前に、ロック部340のロックが解除される(図2(7))。
【0041】
この結果、綱や鎖でつなぐか、柵や檻などの囲いの中で飼わなければならないとされている、犬や、その他の中〜大型のペットに関して、飼い主が自宅に不在の状態で大地震などの災害が発生した場合には、緊急地震速報のデータに応じて自動的に鎖や檻や柵が解除されるため、ペットは囲いや鎖からは解放され、不要な閉じこめ状態は発生しない。
【0042】
また、特許文献1のような事前登録、災害の検出、救助信号の送信、救助信号の受信に基づく救助実行などは不要になる。また、単純な地震センサと組み合わせではないため、動物を拘束している鎖やゲートが誤動作によって解除されてしまって動物が逃げ出してしまうという心配もない。
【0043】
なお、以上の具体例では、ロック部340は鎖320を解除するものとしたが、首輪310の部分で解除を行うようにしてもよい。
また、ロック部340は、通常時には動物を囲っている檻もしくは柵のゲートを閉鎖した状態でロックしており、前記緊急地震速報を受信した場合には檻や柵のゲートのロックを解除するようにしてもよい。
【0044】
また、ユーザ宅200内で小型のペットを飼育している場合には、ペットが外に出られるように、ロック部340がドアの施錠を解除するように構成してもよい。
また、以上の説明では地震の場合の緊急地震速報を具体例としたが、津波、火災、台風
、浸水、土石流、雪崩、火山噴火などの災害が発生した場合に同種のシステムから配信される災害発生情報の場合にも適用することができる。この場合にも、津波、火災、台風、浸水、土石流、雪崩、火山噴火などの災害が発生した場合に、災害情報のデータに応じて自動的に鎖や檻や柵が解除されるため、ペットは囲いや鎖からは解放され、不要な閉じこめ状態は発生しない。また、単純な地震センサと組み合わせではないため、動物を拘束している鎖やゲートが誤動作によって解除されてしまって動物が逃げ出してしまうという心配もない。
【0045】
また、以上の説明では、緊急地震速報や災害発生情報に応じてロック解除信号が発生するものとして説明したが、PC210が制御手段や通信手段として動作し、ユーザ(飼い主)宛にロック解除承認を求める手続き(メールなど)を送信することも可能である。
【0046】
そして、ユーザのロック解除承認の返信メールがあった場合に、一定時間ユーザから応答が無かった場合のいずれかに、PC210がロック解除送信機220に対してロック解除信号の送信を行う。すなわち、緊急性があるため、ユーザが「不承認」とした場合以外は、ロックを解除する。
【0047】
また、緊急地震速報や災害発生情報を受けたPC210は制御手段や通信手段として動作し、ユーザ(飼い主)宛にロック解除承認を求める手続き(メールなど)を送信すると共に、予め登録された近所の知人の連絡先一覧をユーザ宛に連絡してもよい。なお、予め登録された近所の知人がGPS情報を発する装置を身につけており、そのGPS情報を確認できるシステムが存在する場合には、知人とその現在地情報の一覧をユーザ宛に連絡してもよい。この連絡を受けたユーザは、まず、知人にペット保護依頼をし、この依頼ができないような場合にロック解除に承認するようにしてもよい。
【0048】
また、緊急地震速報や災害発生情報を受けたPC210は制御手段や通信手段として動作し、ユーザからの応答がなかった場合、ユーザに宛てたロック解除承認を求める手続き(メールなど)と同様の内容のものを、予め登録された近所の知人(予め登録された近所の知人がGPS情報を発する装置を身につけており、そのGPS情報を確認できるシステムが存在する場合には、近所にいることが確実な知人など)に送信してもよい。
【0049】
そして、知人からロック解除承認が得られた場合、もしくは、一定時間知人から応答が無かった場合のいずれかに、PC210がロック解除送信機220に対してロック解除信号の送信を行う。すなわち、この場合も、緊急性があるため、知人が「不承認」とした場合以外は、ロックを解除する。
【0050】
なお、ユーザのみの承認とするか、ユーザと連絡がとれないときに何人の知人まで連絡をするかについて、予め定めておくことが望ましい。
以上の場合、他人への保護依頼やユーザ承認などの各種の手続きを経てから、あるいは、緊急事態などでユーザや知人からの応答がない場合に限って、鎖や檻や柵が解除されるため、確実な手続きを経てからペットは囲いや鎖からは解放されるため、不要な閉じこめ状態も不要な解除状態も発生しない。
【0051】
また、以上の説明では、緊急地震速報や災害発生情報に応じてロック解除信号が発生するものとして説明したが、地震や災害のレベルが低く、自動的にロック解除をするレベルに達していない場合にも、PC210が制御手段や通信手段として動作し、ユーザ(飼い主)宛に、ロック解除伺いを求める手続き(メールなど)を送信することも可能である。この場合、ユーザは、ロック解除伺いに対して、ユーザの意志により、ロック解除信号を送信する指示を、返信メールとして送信する。そして、ロック解除伺いに対する返信メール(ロック解除指示)があった場合に、PC210がロック解除送信機220に対してロ
ック解除信号の送信を行う。
【0052】
また、以上の説明では、緊急地震速報や災害発生情報に応じてロック解除信号が発生するものとして説明したが、何らかの事情で緊急地震速報や災害発生情報を受信できない場合に、PC210が気象情報を参照して、上述したロック解除承認を求める手続きや、ロック解除伺いの手続きを行うようにしてもよい。この場合、上述したのと同様の手続きを、ネットワーク経由で入手した気象情報などを参照してPC210が行う。
【0053】
なお、以上の場合、PC210からユーザへの連絡や返信はメールに限定されるものではなく、PC210が一種のサーバとして動作して、ユーザがアクセスして携帯端末のウェブ画面を介してメッセージ受信や承認や指示の入力を行う形式であってもよい。
【0054】
また、以上のようにPC210とユーザとが通信を行う場合には、既存の携帯電話を用いても良いし、専用の携帯端末を容易してもよい。
また、PC210とユーザとが直接にメールなどにより連絡を取り合う形式であってもよいし、PC210がサーバとなってもよいし、連絡や承認のための別のサーバ(図示せず)を用意してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明の一実施形態としての災害対応ロック解除システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態の災害対応ロック解除システムにおける動作状態を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
【0056】
100 ネットワーク
101 災害情報センター
111a〜111n 観測ポイント
200 ユーザ宅
210 PC
211 専用受信機
220 ロック解除信号送信機
300 犬小屋
301 犬
310 首輪
320 鎖
340 ロック部
【出願人】 【識別番号】592112938
【氏名又は名称】クオリティ株式会社
【出願日】 平成18年4月28日(2006.4.28)
【代理人】
【公開番号】 特開2007−295840(P2007−295840A)
【公開日】 平成19年11月15日(2007.11.15)
【出願番号】 特願2006−126229(P2006−126229)