| 【発明の名称】 |
ペット用歩行補助具 |
| 【発明者】 |
【氏名】木川 勇三
|
| 【要約】 |
【課題】車本体の支持車輪の後方位置及び又は前方位置に設けた支持体にペットを吊下状に支持し、車本体の後部に設けた把持作用部を持って前部の支持車輪を支点としてペットの体重を支持しつつペットの歩行に追従して歩行使用することができ、この歩行使用時において、車本体の前部の支持車輪及び把持作用部における作用力によりペットの体重を支持することができ、ペットの略全体重を常時支持する構造でないから、ペットの歩行の自由度を高めることができ、ペットの加齢状態や障害の状態に対する使用の融通性を高めることができる。
【解決手段】車本体1の前部に支持車輪2を設け、車本体の後部に把持作用部3を設けてなり、車本体にペットWを吊下状に支持可能な支持体4を支持車輪の後方位置及び又は前方位置に設けてなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車本体の前部に支持車輪を設け、該車本体の後部に把持作用部を設けてなり、上記車本体にペットを吊下状に支持可能な支持体を上記支持車輪の後方位置及び又は前方位置に設けてなることを特徴とするペット用歩行補助具。 【請求項2】 上記車本体に非歩行時に接地可能な接地体を上記支持車輪の後方位置及び又は前方位置に設けてなることを特徴とする請求項1記載のペット用歩行補助具。 【請求項3】 上記接地体は車輪構造であることを特徴とする請求項1又は2記載のペット用歩行補助具。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は例えば老犬や障害犬などの歩行が困難なペットの散歩に用いられるペット用歩行補助具に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、この種のペット用歩行補助具として、車本体の前部及び後部に支持車輪を設け、該車本体の後部に把持部を設け、該車本体の中程部にペットを吊下状に支持可能な支持体を設けてなること構造のものが知られている。 【特許文献1】特開2003−9704 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながらこの上記従来構造の場合、歩行使用時において、車本体の前部及び後部の前後の支持車輪が同時に接地する状態となるから、車本体の中程部の支持体により支持されたペットの略全体重が常時支持され、それだけペットの歩行の自由度が低下し、歩行の拘束によりペットが嫌がることがあり、また、歩行使用時のペットの体重の支持状態の加減を行うことができず、ペットの加齢状態や障害の状態に対する使用の融通性が低下しているという不都合を有している。 【課題を解決するための手段】 【0004】 本発明はこれらの不都合を解決することを目的とするもので、本発明のうちで、請求項1記載の発明は、車本体の前部に支持車輪を設け、該車本体の後部に把持作用部を設けてなり、上記車本体にペットを吊下状に支持可能な支持体を上記支持車輪の後方位置及び又は前方位置に設けてなることを特徴とするペット用歩行補助具にある。 【0005】 又、請求項2記載の発明は、上記車本体に非歩行時に接地可能な接地体を上記支持車輪の後方位置及び又は前方位置に設けてなることを特徴とするものであり、又、請求項3記載の発明は、上記接地体は車輪構造であることを特徴とするものである。 【発明の効果】 【0006】 本発明は上述の如く、請求項1記載の発明は、車本体の支持車輪の後方位置及び又は前方位置に設けた支持体にペットを吊下状に支持し、車本体の後部に設けた把持作用部を持って前部の支持車輪を支点としてペットの体重を支持しつつペットの歩行に追従して歩行使用することができ、この歩行使用時において、車本体の前部の支持車輪及び把持作用部における作用力によりペットの体重を支持することができ、ペットの略全体重を常時支持する構造でないから、ペットの歩行の自由度を高めることができ、かつ、歩行の拘束を抑制することができてペットが嫌がることを少なくすることができ、更に、把持作用部における作用力の加減により歩行使用時のペットの体重の支持状態の加減を行うことができ、ペットの加齢状態や障害の状態に対する使用の融通性を高めることができる。 【0007】 又、請求項2記載の発明にあっては、上記車本体に非歩行時に接地可能な接地体を上記支持車輪の後方位置及び又は前方位置に設けてなるから、散歩休止等の非歩行時に接地体を接地させることにより支持車輪及び接地体により車本体を支持することができ、使用の融通性を高めることができ、又、請求項3記載の発明にあっては、上記接地体は車輪構造であるから、散歩休止等の非歩行時に接地体を接地させることにより支持車輪及び接地体により車本体を支持することができると共に車輪構造の接地体により使用の融通性を高めることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 図1乃至図13は本発明の実施の形態例を示し、図1乃至図5は第一形態例、図6、図7は第二形態例、図8は第三形態例、図9、図10は第四形態例、図11、12は第五形態例、図13、14は第六形態例である。 【0009】 図1乃至図5の第一形態例において、1は車本体であって、この場合、車本体1の前部に支持車輪2を設け、車本体1の後部に把持作用部3を設け、車本体1の支持車輪2の後方位置にペットWを吊下状に支持可能な支持体4を設けて構成している。 【0010】 この場合、上記車本体1は、中程部の基杆1aの先端部に折曲調節部Mを介して脚杆1bを取付けると共に基杆1aの後端部に折曲調節部Mを介して把持杆1cを取付け、脚杆1bを伸縮調節機構Tにより高さ調節自在に設け、脚杆1bの下部に支持車輪2を取付け、把持杆1cにグリップ状の把持作用部3を取り付け、図3の如く、不使用時において、基杆1aと略並行に脚杆1b及び把持杆1cを折畳自在に設けて構成している。 【0011】 この場合、上記伸縮調節機構Tは、脚杆1bを相互に摺動自在な一対のパイプ材により形成し、一方のパイプ材に複数個の選択穴T1を形成し、他方のパイプ材にバネT2により突出付勢されたピンT3を設けて構成している。 【0012】 又、上記支持体4は、上記基杆1aに摺動及び位置固定自在に設けられ、ペットWの身体を包着可能な包着体5、例えば、散歩用ハーネスを吊下可能に設けられている。 【0013】 この実施の第一形態例は上記構成であるから、図2の如く、この場合、車本体1の支持車輪2の後方位置に設けた支持体4に包着体5を介してペットWを吊下状に支持し、車本体1の後部に設けた把持作用部3を散歩者Sが持って前部の支持車輪2を支点として持ち上げ作用し、この持ち上げによりペットWの体重を支持しつつペットWの歩行に追従して歩行使用することができ、この歩行使用時において、車本体1の前部の支持車輪2及び把持作用部3における作用力としての持ち上げ力によりペットの体重を支持することができ、ペットWの略全体重を常時支持する構造でないから、ペットの歩行の自由度を高めることができ、かつ、歩行の拘束を抑制することができてペットが嫌がることを少なくすることができ、更に、把持作用部3における作用力としての持ち上げ力の加減により歩行使用時のペットの体重の支持状態の加減を行うことができ、ペットの加齢状態や障害の状態に対する使用の融通性を高めることができる。 【0014】 図6、図7の第二形態例は別例構造を示し、上記第一形態例と同一態様部分には同符号を付して省略して説明すると、1は車本体であって、この場合、車本体1の前部に支持車輪2を設け、車本体1の後部に把持作用部3を設け、車本体1の支持車輪2の前方位置にペットWを吊下状に支持可能な支持体4を設けて構成している。 【0015】 この場合、上記車本体1は、基杆1aの後端部に折曲調節部Mを介して把持杆1cを取付け、基杆1aの中程部に折曲調節部Mを介して脚杆1bを取付けると共に脚杆1bを伸縮調節機構Tにより高さ調節自在に設け、脚杆1bの下部に支持車輪2を取付け、把持杆1cにグリップ状の把持作用部3を取り付け、この基杆1aの先端部側にペットWを吊下状に支持可能な支持体4を設けて構成している。 【0016】 この実施の第二形態例は上記構成であるから、図7の如く、この場合、車本体1の支持車輪2の前方位置に設けた支持体4に包着体5を介してペットWを吊下状に支持し、車本体1の後部に設けた把持作用部3を散歩者Sが持って前部の支持車輪2を支点として押下げ作用し、この押し下げによりペットWの体重を支持しつつペットWの歩行に追従して歩行使用することができ、この歩行使用時において、車本体1の前部の支持車輪2及び把持作用部3における作用力としての押下げ力によりペットの体重を支持することができ、ペットWの略全体重を常時支持する構造でないから、ペットの歩行の自由度を高めることができ、かつ、歩行の拘束を抑制することができてペットが嫌がることを少なくすることができ、更に、把持作用部3における作用力としての押下げ力の加減により歩行使用時のペットの体重の支持状態の加減を行うことができ、ペットの加齢状態や障害の状態に対する使用の融通性を高めることができる。 【0017】 図8の第三形態例は別例構造を示し、この場合、上記車本体1は、基杆1aの後端部に折曲調節部Mを介して把持杆1cを取付け、基杆1aの中程部に折曲調節部Mを介して二股状に一対の脚杆1b・1bを取付けると共に脚杆1b・1bを伸縮調節機構T・Tにより高さ調節自在に設け、各脚杆1b・1bの下部に支持車輪2・2を取付け、把持杆1cにグリップ状の把持作用部3を取り付け、この基杆1aの先端部側にペットWを吊下状に支持可能な支持体4を設けて構成している。 【0018】 この実施の第三形態例は上記構成であるから、図8の如く、この場合、車本体1の支持車輪2の前方位置に設けた支持体4に包着体5を介してペットWを吊下状に支持し、車本体1の後部に設けた把持作用部3を散歩者Sが持って前部の支持車輪2を支点として押下げ作用し、この押し下げによりペットWの体重を支持しつつペットWの歩行に追従して歩行使用することができ、この歩行使用時において、車本体1の前部の支持車輪2及び把持作用部3における作用力としての押下げ力によりペットの体重を支持することができ、ペットWの略全体重を常時支持する構造でないから、ペットの歩行の自由度を高めることができ、かつ、歩行の拘束を抑制することができてペットが嫌がることを少なくすることができ、更に、把持作用部3における作用力としての押下げ力の加減により歩行使用時のペットの体重の支持状態の加減を行うことができ、ペットの加齢状態や障害の状態に対する使用の融通性を高めることができる。 【0019】 図9、図10の第四形態例は別例構造を示し、上記第一形態例と同一態様部分には同符号を付して省略して説明すると、1は車本体であって、この場合、車本体1の前部に支持車輪2を設け、車本体1の後部に把持作用部3を設け、車本体1の支持車輪2の後方位置にペットWを吊下状に支持可能な支持体4を設けて構成している。 【0020】 この場合、上記車本体1は、中程部の基杆1aの先端部に折曲調節部Mを介して脚杆1bを取付けると共に基杆1aの後部寄りに折曲調節部Mを介して把持杆1cを取付け、脚杆1bを伸縮調節機構Tにより高さ調節自在に設け、脚杆1bの下部に支持車輪2を取付け、把持杆1cにグリップ状の把持作用部3を取り付け、かつ、上記車本体1の基杆1aの後部に非歩行時に接地可能な二股状の接地体6を上記支持車輪2の後方位置に設け、接地体6を伸縮調節機構Tにより高さ調節自在に設けて構成してる。 【0021】 この実施の第四形態例は上記構成であるから、図10の如く、この場合、車本体1の支持車輪2の後方位置に設けた支持体4に包着体5を介してペットWを吊下状に支持し、車本体1の後部に設けた把持作用部3を散歩者Sが持って前部の支持車輪2を支点として持ち上げ作用し、この持ち上げによりペットWの体重を支持しつつペットWの歩行に追従して歩行使用することができ、この歩行使用時において、車本体1の前部の支持車輪2及び把持作用部3における作用力としての持ち上げ力によりペットの体重を支持することができ、ペットWの略全体重を常時支持する構造でないから、ペットの歩行の自由度を高めることができ、かつ、歩行の拘束を抑制することができてペットが嫌がることを少なくすることができ、更に、把持作用部3における作用力としての持ち上げ力の加減により歩行使用時のペットの体重の支持状態の加減を行うことができ、ペットの加齢状態や障害の状態に対する使用の融通性を高めることができる。 【0022】 この場合、上記車本体1に非歩行時に接地可能な接地体6を上記支持車輪2の後方位置に設けてなるから、散歩休止等の非歩行時に接地体6を接地させることにより支持車輪2及び接地体6により車本体1を支持することができ、使用の融通性を高めることができる。 【0023】 図11、図12の第五形態例は別例構造を示し、上記第四形態例と同一態様部分には同符号を付して省略して説明すると、この場合、上記接地体6は車輪構造が採用されている。 【0024】 この実施の第五形態例は上記構成であるから、上記第四形態例と同様な作用効果を得ることができ、かつ、この場合、上記車本体1に非歩行時に接地可能な接地体6を上記支持車輪2の後方位置に設け、接地体6は車輪構造が採用されているから、散歩休止等の非歩行時に接地体6を接地させることにより支持車輪2及び接地体6により車本体1を支持することができると共に車輪構造の接地体6により使用の融通性を高めることができる。 【0025】 図13、図14の第六形態例は別例構造を示し、上記第五形態例と同一態様部分には同符号を付して省略して説明すると、この場合、基杆1aの前端部に二股状に脚杆1b・1bを設け、この各脚杆1b・1bに支持車輪2・2を設けて構成している。 【0026】 この実施の第六形態例は上記構成であるから、上記第五形態例と同様な作用効果を得ることができる。 【0027】 尚、本発明は上記実施の形態例に限られるものではなく、例えば、上記実施の形態例においては、上記ペットWを吊下状に支持可能な支持体4を上記支持車輪2の前方位置又は後方位置に設けているが、予め、支持車輪2の前方位置及び後方位置の二位置に設け、この二位置の支持体4を選択し、選択した支持体4に包着5を取り付けて使用することもでき、又、上記第二、三形態例において、上記車本体1に非歩行時に接地可能な接地体6を上記支持車輪2の前方位置に設け、散歩休止等の非歩行時に接地体6を接地させることにより支持車輪2及び接地体6により車本体1を支持することができ、又、上記車本体1に非歩行時に接地可能な接地体6を上記支持車輪2の後方位置及び前方位置の二位置に設けることもあり、又、上記実施の形態例においては、ペットWを前向きに吊下支持するようにしているが、ペットWを後ろ向きに吊下支持し、把持作用部3を引く状態で使用することもでき、又、車本体1、支持車輪2、把持作用部3の構造、形状等は適宜変更して設計されるものである。 【0028】 以上、所期の目的を充分達成することができる。 【図面の簡単な説明】 【0029】 【図1】本発明の実施の第一形態例の全体斜視図である。 【図2】本発明の実施の第一形態例の使用状態図である。 【図3】本発明の実施の第一形態例の折畳状態図である。 【図4】本発明の実施の第一形態例の部分斜視図である。 【図5】本発明の実施の第一形態例の部分断面図である。 【図6】本発明の実施の第二形態例の全体斜視図である。 【図7】本発明の実施の第二形態例の使用状態図である。 【図8】本発明の実施の第三形態例の全体斜視図である。 【図9】本発明の実施の第四形態例の全体斜視図である。 【図10】本発明の実施の第四形態例の使用状態図である。 【図11】本発明の実施の第五形態例の全体斜視図である。 【図12】本発明の実施の第五形態例の使用状態図である。 【図13】本発明の実施の第六形態例の全体斜視図である。 【図14】本発明の実施の第六形態例の使用状態図である。 【符号の説明】 【0030】 W ペット 1 車本体 2 支持車輪 3 把持作用部 4 支持体 6 接地体
|
| 【出願人】 |
【識別番号】591051612 【氏名又は名称】越後工業株式会社
|
| 【出願日】 |
平成18年4月10日(2006.4.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100092691 【弁理士】 【氏名又は名称】黒田 勇治
|
| 【公開番号】 |
特開2007−275002(P2007−275002A) |
| 【公開日】 |
平成19年10月25日(2007.10.25) |
| 【出願番号】 |
特願2006−107567(P2006−107567) |
|