| 【発明の名称】 |
粒状の排泄物処理材及び製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】伊藤 博
|
| 【要約】 |
【課題】動物が排泄した尿の吸収性及び保水性が良く、排泄物に接して塊状化でき、衛生的に優れ、また焼却でき、廃物を有効に利用できる動物の排泄物処理材を提供する。
【解決手段】有機質の廃棄物を含有して粒状に形成されている芯部と、繊維質の廃棄物、吸水性樹脂及び0.1重量%以上のお茶の乾燥物を含有して前記芯部を被覆する被覆層部とを有して粒状に形成されていることを特徴とする粒状の排泄物処理材であり、また、有機質の廃棄物を5mm以下の粒度に粉砕し、この粉砕物を、水の存在下に粒状に成形し、成形された粒状物の面上に、繊維質の廃棄物及び吸水性樹脂を含む被覆材料を付着させて粒状に形成し、前記被覆層部上に、お茶の濃縮液を含浸させ、これを乾燥することを特徴とする粒状の排泄物処理材である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、化粧紙廃材、紙ナプキン廃材、ちり紙廃材、紙綿廃材、紙タオル廃材、便座シート廃材、寝具用シーツ廃材、マスク廃材、アイマスク廃材、座席用ヘッドカバー廃材、枕カバー廃材、バフ粉、ダンボール屑、新聞紙屑、雑誌屑、茶殻、焙煎コーヒー豆の抽出残渣、チタン紙廃材、製紙スラッジ、パルプスラッジ、パンチ屑、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材若しくは不織布屑又はこれらの中の二以上を含有して粒状に形成されている芯部と、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、紙粉、チタン紙廃材、パンチ屑、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、又はこれらの中の二以上並びに吸水性樹脂及び0.1重量%以上のお茶の乾燥物を含有して前記芯部を被覆する被覆層部とを有して粒状に形成されていることを特徴とする粒状の排泄物処理材。 【請求項2】 トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、化粧紙廃材、紙ナプキン廃材、ちり紙廃材、紙綿廃材、紙タオル廃材、便座シート廃材、寝具用シーツ廃材、マスク廃材、アイマスク廃材、座席用ヘッドカバー廃材、枕カバー廃材、バフ粉、ダンボール屑、新聞紙屑、雑誌屑、茶殻、焙煎コーヒー豆の抽出残渣、チタン紙廃材、製紙スラッジ、パルプスラッジ、パンチ屑、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材若しくは不織布屑又はこれらの中の二以上並びに茶殻若しくは焙煎コーヒー豆の抽出残渣又は茶殻及び焙煎コーヒー豆の抽出残渣を含有して粒状に形成されている芯部と、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、紙粉、チタン紙廃材、パンチ屑、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、又はこれらの中の二以上並びに吸水性樹脂及び0.1重量%以上のお茶の乾燥物を含有して前記芯部を被覆する被覆層部とを有して粒状に形成されていることを特徴とする粒状の排泄物処理材。 【請求項3】 トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、化粧紙廃材、紙ナプキン廃材、ちり紙廃材、紙綿廃材、紙タオル廃材、便座シート廃材、寝具用シーツ廃材、マスク廃材、アイマスク廃材、座席用ヘッドカバー廃材、枕カバー廃材、バフ粉、ダンボール屑、新聞紙屑、雑誌屑、茶殻、焙煎コーヒー豆の抽出残渣、チタン紙廃材、製紙スラッジ、パルプスラッジ、パンチ屑、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材若しくは不織布屑又はこれらの中の二以上及び吸水性樹脂を含有して粒状に形成されている芯部と、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、紙粉、チタン紙廃材、パンチ屑、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、又はこれらの中の二以上並びに吸水性樹脂及び0.1重量%以上のお茶の乾燥物を含有して前記芯部を被覆する被覆層部とを有して粒状に形成されていることを特徴とする粒状の排泄物処理材。 【請求項4】 トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、化粧紙廃材、紙ナプキン廃材、ちり紙廃材、紙綿廃材、紙タオル廃材、便座シート廃材、寝具用シーツ廃材、マスク廃材、アイマスク廃材、座席用ヘッドカバー廃材、枕カバー廃材、バフ粉、ダンボール屑、新聞紙屑、雑誌屑、茶殻、焙煎コーヒー豆の抽出残渣、チタン紙廃材、製紙スラッジ、パルプスラッジ、パンチ屑、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材若しくは不織布屑又はこれらの中の二以上並びに茶殻若しくは焙煎コーヒー豆の抽出残渣又は茶殻及び焙煎コーヒー豆の抽出残渣、並びに吸水性樹脂を含有して粒状に形成されている芯部と、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、紙粉、チタン紙廃材、パンチ屑、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、又はこれらの中の二以上並びに吸水性樹脂及び0.1重量%以上のお茶の乾燥物を含有して前記芯部を被覆する被覆層部とを有して粒状に形成されていることを特徴とする粒状の排泄物処理材。 【請求項5】 芯部において、吸水性樹脂は、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、紙粉、チタン紙廃材、パンチ屑、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、又はこれらの中の二以上の量よりも少ない量で含有されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。 【請求項6】 被覆部において、吸水性樹脂は、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、紙粉、チタン紙廃材、パンチ屑、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、又はこれらの中の二以上の量よりも少ない量で含有されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。 【請求項7】 トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、化粧紙廃材、紙ナプキン廃材、ちり紙廃材、紙綿廃材、紙タオル廃材、便座シート廃材、寝具用シーツ廃材、マスク廃材、アイマスク廃材、座席用ヘッドカバー廃材、枕カバー廃材、バフ粉、ダンボール屑、新聞紙屑、雑誌屑、茶殻、焙煎コーヒー豆の抽出残渣、チタン紙廃材、製紙スラッジ、パルプスラッジ、パンチ屑、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材若しくは不織布屑又はこれらの中の二以上を5mm以下の粒度に粉砕し、この粉砕物を、水の存在下に粒状に成形し、成形された粒状物の面上に、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、紙粉、チタン紙廃材、パンチ屑、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、又はこれらの中の二以上及び吸水性樹脂を含む被覆材料を付着させて粒状に形成し、前記被覆層部上に、お茶の濃縮液を含浸させ、これを乾燥することを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法。 【請求項8】 トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、化粧紙廃材、紙ナプキン廃材、ちり紙廃材、紙綿廃材、紙タオル廃材、便座シート廃材、寝具用シーツ廃材、マスク廃材、アイマスク廃材、座席用ヘッドカバー廃材、枕カバー廃材、バフ粉、ダンボール屑、新聞紙屑、雑誌屑、茶殻、焙煎コーヒー豆の抽出残渣、チタン紙廃材、製紙スラッジ、パルプスラッジ、パンチ屑、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材若しくは不織布屑又はこれらの中の二以上を5mm以下の粒度に粉砕し、この粉砕物と、茶殻の粉砕物若しくは焙煎コーヒー豆の抽出残渣の粉砕物又は茶殻の粉砕物及びコーヒー豆の抽出残渣の粉砕物とを混合し、この粉砕物の混合物を、水の存在下に粒状に成形し、成形された粒状物の面上に、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、紙粉、チタン紙廃材、パンチ屑、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、又はこれらの中の二以上及び吸水性樹脂を含む被覆材料を付着させて粒状に形成し、前記被覆層部上に、お茶の濃縮液を含浸させ、これを乾燥することを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法。 【請求項9】 トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、化粧紙廃材、紙ナプキン廃材、ちり紙廃材、紙綿廃材、紙タオル廃材、便座シート廃材、寝具用シーツ廃材、マスク廃材、アイマスク廃材、座席用ヘッドカバー廃材、枕カバー廃材、バフ粉、ダンボール屑、新聞紙屑、雑誌屑、茶殻、焙煎コーヒー豆の抽出残渣、チタン紙廃材、製紙スラッジ、パルプスラッジ、パンチ屑、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材若しくは不織布屑又はこれらの中の二以上を5mm以下の粒度に粉砕し、この粉砕物と吸水性樹脂の混合物を、水の存在下に粒状に成形し、成形された粒状物の面上に、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、紙粉、チタン紙廃材、パンチ屑、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、又はこれらの中の二以上及び吸水性樹脂を含む被覆材料を付着させて粒状に形成し、前記被覆層部上に、お茶の濃縮液を含浸させ、これを乾燥することを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法。 【請求項10】 トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、化粧紙廃材、紙ナプキン廃材、ちり紙廃材、紙綿廃材、紙タオル廃材、便座シート廃材、寝具用シーツ廃材、マスク廃材、アイマスク廃材、座席用ヘッドカバー廃材、枕カバー廃材、バフ粉、ダンボール屑、新聞紙屑、雑誌屑、茶殻、焙煎コーヒー豆の抽出残渣、チタン紙廃材、製紙スラッジ、パルプスラッジ、パンチ屑、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材若しくは不織布屑又はこれらの中の二以上又は茶殻の粉砕物及びコーヒー豆の抽出残渣粉砕物と、吸水性樹脂とを混合し、この混合物を、水の存在下に粒状に成形し、成形された粒状物の面上に、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、紙粉、チタン紙廃材、パンチ屑、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、又はこれらの中の二以上及び吸水性樹脂を含む被覆材料を付着させて粒状に形成し、前記被覆層部上に、お茶の濃縮液を含浸させ、これを乾燥することを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法。 【請求項11】 吸水性樹脂は、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、紙粉、チタン紙廃材、パンチ屑、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、又はこれらの中の二以上の量よりも少ない量で混合されて芯部を形成することを特徴とする請求項7乃至10の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。 【請求項12】 吸水性樹脂は、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、紙粉、チタン紙廃材、パンチ屑、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、又はこれらの中の二以上の量よりも少ない量で混合されて被覆層部を形成することを特徴とする請求項7乃至10の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は,粒状の排泄物処理材、即ち、人又は動物用の粒状の排泄物処理材及びその製造方法に関し、特に、有機質の廃棄物を利用する、携帯用の人用の粒状の排泄物処理材及びその製造方法並びに飼育用動物用の排泄用の、例えば猫砂等の粒状の動物用排泄物処理材並びにその製造方法に関する。 本発明は、有機質の廃棄物を含む造粒物の芯部、及び前記芯部を覆い、お茶の乾燥物を付着又は含有する繊維質材料の廃棄物を含む被覆層部を有する動物用排泄物処理材に関し、特に、有機質の廃棄物のトイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、化粧紙廃材、紙ナプキン廃材、ちり紙廃材、紙綿廃材、紙タオル廃材、便座シート廃材、寝具用シーツ廃材、マスク廃材、アイマスク廃材、座席用ヘッドカバー廃材、枕カバー廃材、バフ粉、ダンボール屑、新聞紙屑、雑誌屑、茶殻、焙煎コーヒー豆の抽出残渣、チタン紙廃材、製紙スラッジ、パルプスラッジ、パンチ屑、又は木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材若しくは新築廃材等の木質系廃棄物、又は不織布屑又はこれら二以上を含有して粒状に形成されている芯部を有し、該芯部を囲む繊維質材料の廃棄物の機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材若しくは古紙パルプ廃材、又は木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材若しくはその他木質系廃棄物、又は紙粉、チタン紙廃材、パンチ屑、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、又はこれら二以上を含む混合物を含み、お茶の乾燥物を含んで形成されている被覆層部を有する人又は動物用の粒状の排泄物処理材及びその製法に関する。 【背景技術】 【0002】 家畜、愛玩動物等の動物の排泄物処理材、特に屋内での排泄物処理材としては、砂、ベントナイト、ゼオライト、製紙用パルプ、パルプスラッジ、おから、木粉シリカゲルなどを小塊状に成形して使用されている。また人の場合にも、携帯性があり、袋等の容器に入れて持ち運ぶことができるところから、人用の粒状の排泄物処理材が提案されている。 この種の愛玩動物の排泄物処理材は、例えば室内で使用されるところから、清潔で、衛生的であることが望まれ、使用後、清潔さ及び衛生上の点から、廃棄処理され易いものが望まれる。 そこで、消臭効果は低いが、吸水性能に優れ、可燃物であるところから、製紙用パルプ及び紙粉の小塊状成形物が使用されている。しかし、製紙用パルプ及び紙粉は、価格が高いために、排泄物処理材としての価格が高くなり問題とされている。 【特許文献1】特開平10−66466号公報 【特許文献2】特開2000−192396号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 一方、缶コーヒー、インスタントコーヒー等のコーヒー飲料の需要の増加に伴い、これらのコーヒー飲料を抽出した抽出残渣、例えばコーヒー粕は、膨大な量に上り、その処理に多大の費用を要しており、その処理が、コーヒー飲料産業の最大の課題となっている。特に、茶殻は、多量の脂肪を含有し、腐植し難いために、肥料として不向きであり、専ら焼却されており、問題とされている。 また、使用後の事務用紙のシュレッダー等により破断された紙屑及び事務用紙の穿孔の際に生じるパンチ屑は膨大な量に上っているが、これらの紙屑もその侭費用を掛けて焼却されている。 【0004】 また、紙おむつ産業では、紙おむつの需要の増加に伴い、紙おむつ製造過程で生じる廃材の紙粉は、膨大な量に上り、また未使用の高吸水性樹脂を含有しているために、扱い難く、殆ど使用されずに、その侭、費用を掛けて焼却することにより廃棄されており、問題とされている。 さらに、ヒバの製材工程でヒバ材の木粉等の木屑が多量に発生するが、ヒバ油に防虫、防腐機能があり、腐りにくいために、ヒバ材の木屑は廃棄が難しく、殆ど使用されずにその侭費用を掛けて焼却処理されており問題とされている。また、建築現場における家屋の解体材、新築廃材、林業における剪定枝廃材又は製材工場において発生する鉋屑等の廃木材などの木質系廃棄物が大量に発生するが、多くは燃料とされ、又は焼却されており、問題とされている。 本発明は、茶殻、焙煎コーヒー豆の抽出残渣、紙粉及び/又はヒバ材の木屑の廃棄処理の問題点と、従来の動物排泄物処理材の価格、焼却可能性及び衛生的性質並びに茶殻の廃物処理に係る問題点を解決することを目的としている。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明者は、お茶の濃縮液の乾燥固形物、即ち乾燥物が、大腸菌、緑膿菌、黄色ブドウ球菌、サルモネラ属、連鎖球菌及びレジオネラ属の微生物の増殖を抑制する効果を有することを発見して、本発明に至った。 本発明は、人又は動物が排泄した尿の吸収性及び保水性が良く、排泄物に接して塊状化でき、衛生的に優れ、また焼却でき、廃物を有効に利用できる人又は動物用の粒状の排泄物処理材を提供することを目的としている。 【0006】 即ち、本発明は、トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、化粧紙廃材、紙ナプキン廃材、ちり紙廃材、紙綿廃材、紙タオル廃材、便座シート廃材、寝具用シーツ廃材、マスク廃材、アイマスク廃材、座席用ヘッドカバー廃材、枕カバー廃材、バフ粉、ダンボール屑、新聞紙屑、雑誌屑、茶殻、焙煎コーヒー豆の抽出残渣、チタン紙廃材、製紙スラッジ、パルプスラッジ、パンチ屑、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材若しくは不織布屑又はこれらの中の二以上を含有して粒状に形成されている芯部と、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、紙粉、チタン紙廃材、パンチ屑、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、又はこれらの中の二以上並びに吸水性樹脂及び0.1重量%以上のお茶の乾燥物を含有して前記芯部を被覆する被覆層部とを有して粒状に形成されていることを特徴とする粒状の排泄物処理材にあり、また、本発明は、トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、化粧紙廃材、紙ナプキン廃材、ちり紙廃材、紙綿廃材、紙タオル廃材、便座シート廃材、寝具用シーツ廃材、マスク廃材、アイマスク廃材、座席用ヘッドカバー廃材、枕カバー廃材、バフ粉、ダンボール屑、新聞紙屑、雑誌屑、茶殻、焙煎コーヒー豆の抽出残渣、チタン紙廃材、製紙スラッジ、パルプスラッジ、パンチ屑、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材若しくは不織布屑又はこれらの中の二以上並びに茶殻若しくは焙煎コーヒー豆の抽出残渣又は茶殻及び焙煎コーヒー豆の抽出残渣を含有して粒状に形成されている芯部と、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、紙粉、チタン紙廃材、パンチ屑、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、又はこれらの中の二以上並びに吸水性樹脂及び0.1重量%以上のお茶の乾燥物を含有して前記芯部を被覆する被覆層部とを有して粒状に形成されていることを特徴とする粒状の排泄物処理材にあり、さらに、本発明は、トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、化粧紙廃材、紙ナプキン廃材、ちり紙廃材、紙綿廃材、紙タオル廃材、便座シート廃材、寝具用シーツ廃材、マスク廃材、アイマスク廃材、座席用ヘッドカバー廃材、枕カバー廃材、バフ粉、ダンボール屑、新聞紙屑、雑誌屑、茶殻、焙煎コーヒー豆の抽出残渣、チタン紙廃材、製紙スラッジ、パルプスラッジ、パンチ屑、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材若しくは不織布屑又はこれらの中の二以上及び吸水性樹脂を含有して粒状に形成されている芯部と、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、紙粉、チタン紙廃材、パンチ屑、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、又はこれら二以上を含む混合物、並びに吸水性樹脂及び0.1重量%以上のお茶の乾燥物を含有して前記芯部を被覆する被覆層部とを有して粒状に形成されていることを特徴とする粒状の排泄物処理材にあり、さらにまた、本発明は、トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、化粧紙廃材、紙ナプキン廃材、ちり紙廃材、紙綿廃材、紙タオル廃材、便座シート廃材、寝具用シーツ廃材、マスク廃材、アイマスク廃材、座席用ヘッドカバー廃材、枕カバー廃材、バフ粉、ダンボール屑、新聞紙屑、雑誌屑、茶殻、焙煎コーヒー豆の抽出残渣、チタン紙廃材、製紙スラッジ、パルプスラッジ、パンチ屑、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材若しくは不織布屑又はこれらの中の二以上並びに茶殻若しくは焙煎コーヒー豆の抽出残渣又は茶殻及び焙煎コーヒー豆の抽出残渣、並びに吸水性樹脂を含有して粒状に形成されている芯部と、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、紙粉、チタン紙廃材、パンチ屑、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、又はこれらの中の二以上並びに吸水性樹脂及び0.1重量%以上のお茶の乾燥物を含有して前記芯部を被覆する被覆層部とを有して粒状に形成されていることを特徴とする粒状の排泄物処理材にある。 【0007】 そしてまた本発明は、トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、化粧紙廃材、紙ナプキン廃材、ちり紙廃材、紙綿廃材、紙タオル廃材、便座シート廃材、寝具用シーツ廃材、マスク廃材、アイマスク廃材、座席用ヘッドカバー廃材、枕カバー廃材、バフ粉、ダンボール屑、新聞紙屑、雑誌屑、茶殻、焙煎コーヒー豆の抽出残渣、チタン紙廃材、製紙スラッジ、パルプスラッジ、パンチ屑、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材若しくは不織布屑又はこれらの中の二以上を5mm以下の粒度に粉砕し、この粉砕物を、水の存在下に粒状に成形し、成形された粒状物の面上に、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、紙粉、チタン紙廃材、パンチ屑、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、又はこれらの中の二以上及び吸水性樹脂を含む被覆材料を付着させて粒状に形成し、前記被覆層部上に、お茶の濃縮液を含浸させ、これを乾燥することを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法にあり、また、本発明は、トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、化粧紙廃材、紙ナプキン廃材、ちり紙廃材、紙綿廃材、紙タオル廃材、便座シート廃材、寝具用シーツ廃材、マスク廃材、アイマスク廃材、座席用ヘッドカバー廃材、枕カバー廃材、バフ粉、ダンボール屑、新聞紙屑、雑誌屑、茶殻、焙煎コーヒー豆の抽出残渣、チタン紙廃材、製紙スラッジ、パルプスラッジ、パンチ屑、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材若しくは不織布屑又はこれらの中の二以上を5mm以下の粒度に粉砕し、この粉砕物と、茶殻の粉砕物若しくは焙煎コーヒー豆の抽出残渣の粉砕物又は茶殻の粉砕物及びコーヒー豆の抽出残渣の粉砕物とを混合し、この粉砕物の混合物を、水の存在下に粒状に成形し、成形された粒状物の面上に、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、紙粉、チタン紙廃材、パンチ屑、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、又はこれらの中の二以上及び吸水性樹脂を含む被覆材料を付着させて粒状に形成し、前記被覆層部上に、お茶の濃縮液を含浸させ、これを乾燥することを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法にあり、さらに、本発明は、トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、化粧紙廃材、紙ナプキン廃材、ちり紙廃材、紙綿廃材、紙タオル廃材、便座シート廃材、寝具用シーツ廃材、マスク廃材、アイマスク廃材、座席用ヘッドカバー廃材、枕カバー廃材、バフ粉、ダンボール屑、新聞紙屑、雑誌屑、茶殻、焙煎コーヒー豆の抽出残渣、チタン紙廃材、製紙スラッジ、パルプスラッジ、パンチ屑、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材若しくは不織布屑又はこれらの中の二以上を5mm以下の粒度に粉砕し、この粉砕物と吸水性樹脂の混合物を、水の存在下に粒状に成形し、成形された粒状物の面上に、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、紙粉、チタン紙廃材、パンチ屑、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、又はこれらの中の二以上及び吸水性樹脂を含む被覆材料を付着させて粒状に形成し、前記被覆層部上に、お茶の濃縮液を含浸させ、これを乾燥することを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法にあり、さらにまた、本発明は、トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、化粧紙廃材、紙ナプキン廃材、ちり紙廃材、紙綿廃材、紙タオル廃材、便座シート廃材、寝具用シーツ廃材、マスク廃材、アイマスク廃材、座席用ヘッドカバー廃材、枕カバー廃材、バフ粉、ダンボール屑、新聞紙屑、雑誌屑、茶殻、焙煎コーヒー豆の抽出残渣、チタン紙廃材、製紙スラッジ、パルプスラッジ、パンチ屑、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材若しくは不織布屑又はこれらの中の二以上を5mm以下の粒度に粉砕し、この粉砕物と、茶殻の粉砕物若しくは焙煎コーヒー豆の抽出残渣の粉砕物又は茶殻の粉砕物及びコーヒー豆の抽出残渣粉砕物と、吸水性樹脂とを混合し、この混合物を、水の存在下に粒状に成形し、成形された粒状物の面上に、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、紙粉、チタン紙廃材、パンチ屑、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、又はこれらの中の二以上及び吸水性樹脂を含む被覆材料を付着させて粒状に形成し、前記被覆層部上に、お茶の濃縮液を含浸させ、これを乾燥することを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法にある。 【発明の効果】 【0008】 本発明は、有機質の廃棄物を含有して粒状に形成されている芯部と、繊維質の廃棄物、吸水性樹脂及び0.1重量%以上のお茶の乾燥物を含有して前記芯部を被覆する被覆層部とを有して粒状に形成して粒状の排泄物処理材とするので、含有させる粒状の排泄物処理材に含有されているお茶の濃縮液の溶解物質(乾燥物)が、大腸菌、黄色ブドウ球菌、緑膿菌、サルモネラ属、連鎖球菌及びレジオネラ属の細菌に対して、その増殖を抑制することとなり、廃材の抗菌性という短所を粒状の排泄物処理材の抗菌作用という長所に転じて有効に利用して、悪臭の発生を抑えて、衛生的に優れ、使用し易い日用品とするものであり、廃物利用の点で優れたものである。しかも、本発明は、従来、大量に発生し、その処理が問題とされていた紙粉、茶殻、衛生用品の廃棄物及び木質系廃棄物を、お茶の乾燥物と混合して、悪臭の発生を抑えて、衛生的にも優れたものとし、しかも、粒状に形成して、全体が比較的粒の揃った可燃物で構成されているので、取り扱い及び使用後の廃棄処理が容易である。 【発明を実施するための最良の形態】 【0009】 本発明において、人又は動物用の粒状の排泄物処理材は、粒状の芯部と該芯部を囲む被覆層部とを備えている。そして、本発明の人又は動物用の粒状の排泄物処理材は、有機質の廃棄物、又は有機質の廃棄物及び吸水性樹脂の混合物、好ましくは、有機質の廃棄物及びそれより少ない量の吸水性樹脂の混合物により、造粒物形成材料を形成し、この造粒物形成材料に、水を直接、噴霧等により含浸させて、造粒装置で造粒し、芯部を形成し、この形成された粒状の芯部を、続く被覆工程において、繊維質材料の廃棄物及びそれより少ない量の吸水性樹脂の混合物により形成された被覆材料により被覆し、芯部の上に該芯部を囲んで被覆材料による被覆層部形成される。被覆層部が形成された粒子は、お茶の濃縮液が噴霧等により含浸されて、乾燥装置に送られそこで乾燥されて、お茶の乾燥物を含む被覆層部で前記芯部が被覆された粒状の動物用排泄物処理材が製造される。 本発明において、人又は動物用の粒状の排泄物処理材の被覆層部に含有されるお茶の乾燥物は、該粒状の排泄物処理材に含有されたお茶を、該排泄物処理材に含有されている状態で、蒸発させて、該排泄物処理材に乾涸状態で含有される固形物であり、ここでお茶は、茶葉、茶殻、茶殻残留廃液を浸出して得られた抽出液のお茶及び該お茶の濃縮液を意味する。お茶の乾燥物は、前記抽出液のお茶の乾燥物及び該お茶の濃縮液の乾燥物を包含する。本発明において、粒状の排泄物処理材に含有されるお茶の乾燥物は、粒状の排泄物処理材における細菌の増殖を抑制し、粒状の排泄物処理材の発する臭いを消す作用を有する。本発明におけるお茶の乾燥物、好ましくは、お茶の濃縮液の乾燥物の抗菌力は、該乾燥物に比較的高濃度で含有されるタンニン、カテキン、亜鉛及びサポニンによるものである。また、お茶の乾燥物に含まれる亜鉛及びサポニンは、消炎作用を有するので、乾燥物に接触する足部等の炎症を緩和する作用を有する。 【0010】 本発明において、人又は動物用の粒状の排泄物処理材の芯部は、吸水機能及び保水機能を有しており、有機質の廃棄物又は有機質の廃棄物及び吸水性樹脂の混合物又は有機質の廃棄物の中の、プラスチックフィルム、ペットボトル(PETボトル)等のプラスチック材料製品の廃棄物及び吸水性樹脂の混合物で形成される。被覆層部は、吸水機能及び濡れて粘着機能を発揮する性質を有するものであり、繊維質の廃棄物及び吸水性樹脂を含んで形成され、さらにお茶の乾燥物(お茶の溶解物質)又はお茶の乾燥物及びコーヒー抽出液の乾燥物を含んで形成される。被覆層部の繊維質の廃棄物として紙粉を使用する場合は、お茶の乾燥物(お茶の溶解物質)又はお茶の乾燥物及びコーヒー抽出液の乾燥物を含む紙粉及び吸水性樹脂で形成されている。お茶の乾燥物及びコーヒー抽出液の乾燥物は、共に濃縮液の乾燥物であるのが好ましい。 【0011】 本発明において、有機質の廃棄物は、例えば、トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、化粧紙廃材、紙ナプキン廃材、ちり紙廃材、紙綿廃材、紙タオル廃材、便座シート廃材、寝具用シーツ廃材、マスク廃材、アイマスク廃材、座席用ヘッドカバー廃材、枕カバー廃材、紙おむつ廃材、生理用ナプキン廃材、動物用紙おむつ廃材、動物用生理用ナプキン廃材、乳パッド廃材、汗パッド廃材、失禁パッド廃材又は動物用シーツ廃材等の衛生用品の廃棄物、鮮魚輸送用ラミネート紙廃材又は野菜輸送用ラミネート紙廃材、ラミネート紙の印刷屑及び端屑、バフ粉、ダンボール屑、新聞及び雑誌屑、茶殻、焙煎コーヒー豆の抽出残渣、製紙スラッジ、パルプスラッジ、又は木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材若しくは新築廃材等の木質系廃棄物、又は不織布屑、又はこれら二以上を含む混合物を含むものを意味する。これらの有機質の廃棄物は、5mm以下の粒度、好ましくは、3mm以下の粒度、さらに好ましくは、2mm以下の粒度に粉砕されて、粒状の動物用排泄物処理材の造粒に使用される。 本発明において、廃棄物及び廃材は、製品の製造時に発生する規格外の不良品、又は裁断屑該不良品の再生処理時に発生する廃品及び使用済みの廃品の再生処理時に発生する廃品を包含し、該製造及び再生工程において再利用されないものである。例えば、紙食器廃棄物は、製造時に発生する紙食器の不良品、例えばラミネート紙食器の不良品廃棄物の他に、食事に供された使用済みの使い捨て紙食器類の廃棄物をも包含する。 【0012】 前記有機質の廃棄物の中、例えば、乳パッド廃材、失禁パッド廃材、紙おむつ廃材や生理用ナプキン廃材等の吸収体を含む廃材の有機質の廃棄物は、ポリエチレン、ポリプロピレン、レーヨン及び合成ゴム材などのプラスチック材料をフィルムなどの形態で含有するが、これらのプラスチック材料の他に、吸水性を有する材料のフラッフパルプや紙粉を含み、また、吸水性樹脂を含んでいるので、吸水性を有する芯部の形成材料とするのに好ましい。例えば、乳パッド廃材、失禁パッド廃材、紙おむつ廃材や生理用ナプキン廃材等の吸収体を含む廃材の場合は、例えば5mm以下の粒度、好ましくは、3mm以下の粒度、さらに好ましくは2mm以下の粒度に粉砕して芯部の形成材料として使用することができる。 【0013】 また、乳パッド廃棄物、失禁パッド廃棄物、紙おむつ廃棄物又は生理用ナプキン廃棄物等の吸収体を有する衛生用品の廃棄物は、20mm以下の粒度に破砕して分級することにより、フラッフパルプ及び高吸水性樹脂に富む部分と、プラスチック類に富む部分とに分別することができ、フラッフパルプ及び高吸水性樹脂に富む部分を分級回収して、衛生用品等に再利用されている。また、本発明は、このフラッフパルプ及び高吸水性樹脂に富む部分の回収の際に発生するプラスチック類に富む部分を、5mm以下の粒度に粉砕して芯材の原料として使用するものである。しかし、この回収の際に発生するプラスチック類に富む部分と、回収されるフラッフパルプ及び高吸水性樹脂に富む部分を夫々5mm以下の粒度に粉砕して、適宜の割合で配合することにより、芯材又は粒状物の原料として使用することもできる。プラスチックフィルムに富む部分は、その主たる成分のプラスチックフィルムが、重なったフィルム間に水分を保持することができるので、保水性を有し、保水材料として使用可能である。 プラスチック類に富む材料は、フラッフパルプ及び高吸水性樹脂をも含んでいるので、プラスチック類に富む材料について、吸水性を付与することができるので、5mm以下、好ましくは3mm以下の粒度に粉砕することにより、保水性を有し、かつ吸水性を有する材料として使用可能である。この場合、プラスチック材料が配合されて共存することとなるので、粒状の排泄物処理材の燃焼熱を高めて、粒状の排泄物処理材が、使用後においても可燃性とすることができる。 【0014】 また、プラスチックフィルムに富む部分は、未分離のフラッフパルプ及び吸水性樹脂を含有するので、保水性と共に吸水性をも有しており、芯部の形成材料とすることができる。もとより、乳パッド廃材、失禁パッド廃材、紙おむつ廃材や生理用ナプキン廃材などは、吸収体を有しており、吸水性樹脂を含有するので、その侭、5mm以下の粒度、好ましくは、3mm以下に粉砕することにより、芯部に、吸水性材料として使用することができる。また、このように粉砕した紙おむつ廃材や生理用ナプキン廃材などの衛生用品の粉砕物は、分級機により、フラッフパルプ及び高吸水性樹脂を含む部分と、主としてプラスチック類を含むフラッフパルプ及び高吸水性樹脂に分級されるが、これらの分級産物を適宜の割合に、配合して芯材として使用することができる。このように5mm以下の、好ましくは3mm以下の粒度に粉砕されたプラスチック類を含む材料を芯材とすると、粒状の排泄物処理材の燃焼熱を高めることができ、使用後においても、粒状の排泄物処理材は、可燃性を有する。 【0015】 本発明の人又は動物の粒状の排泄物処理材においては、有機質の廃棄物を含む芯部の吸水能及び保水機能を高めるために、芯部形成材料には、粉状の吸水性樹脂を配合することができる。本発明において、芯部形成材料における吸水性樹脂は、粒状芯部の造粒時の潤滑材として機能するものであり、有機質の廃棄物に加えられる。この場合、吸水性樹脂は、形成される粒状芯部の20重量%以下とするのが好ましく、特に10重量%以下であるのが好ましい。 本発明において、吸水性樹脂の用語は、不良品の吸水性樹脂、高吸水性樹脂廃材、比較的吸水性能の小さい吸水性樹脂及び吸水性能の高い高吸水性樹脂を意味する。しかし、吸水性の高いものを使用すると、吸水性樹脂の使用量を少なくできるので好ましい。 【0016】 本発明において、吸水性樹脂は、芯部を形成する被造粒材料に有機質の廃棄物と共に配合されて、粒状芯部の造粒時に潤滑材として機能するものであり、例えば、α澱粉やポリアクリル酸ナトリウム等の吸水性能が低い吸水性樹脂を使用することができる。この場合、吸水性樹脂は、有機質の廃棄物を含む被造粒材料を造粒機で造粒するときの潤滑材として機能する量で使用される。この場合、吸水性樹脂の量は、形成される粒状芯部の20重量%以下とするのが好ましく、特に10重量%以下であるのが好ましい。 本発明において、吸水性樹脂は、吸水倍率が200g/g未満と吸水性能の乏しい、高吸水性樹脂として不良品の樹脂を使用することができる。このような吸水性能の低いポリアクリル酸樹脂の不良品は、粒度が50μm以下と微細であるか、又はブロック状のものである。このような不良品の吸水性樹脂は、例えば、おむつ廃材から分級して得ることができるが、また、ポリアクリル酸樹脂の規格外の製品として入手することができる。 【0017】 本発明において配合される高吸水性樹脂は、自重の数十倍から二百倍程度の水を吸収しても、形を保持できる樹脂であり、例えば、ビニルエステルとエチレン系不飽和カルボン酸又はその誘導体との共重合体鹸化物、澱粉とアクリル酸のグラフト重合体、ポリアクリル酸の架橋物、ビニルアルコールとアクリル酸の共重合体、ポリアクリロニトリルの部分加水分解物、カルボキシメチルセルロースの架橋物、ポリエチレングリコールの架橋物、キトサンの塩又はプルランのゲルなどがあり、これらは、単独で又はこれら2種以上を混合して配合物質として使用される。 【0018】 本発明において、被覆層部には、被覆層部が速やかに水を吸収でき、かつ粒子相互が尿に濡れて粘着又は接着できるように、吸水及び接着機能を有する吸水性樹脂が選ばれる。芯部を形成する場合、残留廃液を含有する茶殻等の出し殻、残留廃液を含有する焙煎コーヒー豆の抽出残渣又はこれらの混合物を繊維質の廃棄物として使用することができる。本発明において、被覆層部は、吸水及び接着機能を有するように、各種吸水性樹脂を配合して形成することができる。この場合、被覆層部は、例えば、吸水及び接着機能を有する吸水性樹脂、吸水量が比較的大きい高吸水性樹脂及び増粘剤として機能する吸水性樹脂を、実験的に求められた適当な比率で配合して形成することができる。 粒状の排泄物処理材の被覆層部には、お茶の乾燥物、即ちお茶に含まれる溶解物質が含有される。本発明において、お茶の乾燥物(お茶の溶解物質)とは、茶葉から抽出されたお茶の乾燥物、茶殻から抽出されたお茶の乾燥物若しくは茶殻に含有される残留廃液の乾燥物又はこれら乾燥物の二種以上の混合物又は以上に記載のお茶についての濃縮液の乾燥物を意味する。このようなお茶の乾燥物は、粒状の排泄物処理材に含浸されたお茶又はお茶の濃縮液が蒸発して乾涸状態で、粒状の排泄物処理材において形成されたお茶の乾燥物及びお茶の濃縮液の乾燥物である。お茶の濃縮液の乾燥物は、お茶の乾燥物に比して、溶解物質の量が多く、抗菌力が大きくなるので好ましい。 本発明において、お茶は、一種以上の茶葉を温水又は熱水により抽出したお茶、一種以上の茶殻から温水又は熱水により抽出したお茶若しくは夫々の茶殻に含有されている残留廃液を意味し、さらにこれらの二以上のお茶の混合物をも意味する。また,本発明において、茶殻とは、茶葉からお茶を抽出した茶葉の出し殻、即ち、お茶を煎じた残り粕を意味し、各種浸出法により得られる茶殻、即ち茶滓を意味する。 【0019】 本発明において、同一のお茶の量を粒状の排泄物処理材の被覆層部に混合させる場合、お茶に含まれる乾燥物の量、即ちお茶の乾燥物濃度、即ち溶解物質濃度(可溶成分濃度)が低いと、粒状の排泄物処理材の被覆層部の細菌の増殖に対する抑制力が乏しくなるために、濃縮により溶解物質濃度が高められたお茶、つまりお茶の濃縮液が、繊維質材料の廃棄物を含む被覆材料に混合されるのが好ましい。本発明においては、被覆時に使用されるお茶の濃縮液は、茶葉や茶殻等から抽出されたお茶について、該お茶の液量を、例えば、少なくとも5/6以下、好ましくは3/4以下、さらに好ましくは、1/2以下に蒸発濃縮することにより調製することができる。また本発明において、お茶の濃縮液の乾燥物濃度は、Brix5%以上好ましくはBrix6%以上であり、このようなお茶の濃縮液は、その侭、被覆材料に噴霧することができるが、希釈して被覆材料に噴霧等により混合することができる。 【0020】 本発明において、粒状の排泄物処理材の被覆層部に含有されるお茶の乾燥物の量は、該被覆層部100グラム当たり、0.1グラム以上、特に、0.2乃至2グラムであり、さらに好ましくは0.3グラム以上、特に、0.3乃至1.5グラムであるのが好ましい。粒状の排泄物処理材の被覆層部にお茶の乾燥物を含有させる作業を少なくして、所定量のお茶の乾燥物を含有させるために、お茶は濃縮され、お茶の濃縮液として使用される。このように、お茶を濃縮し、お茶の濃縮液を使用すると、お茶の乾燥物を含有させる作業工程を、簡単かつ容易にすることができる。 本発明において、お茶の乾燥物、即ちお茶の溶解物質は、茶葉や茶殻から、熱水により比較的容易に浸出できるので、茶葉又は茶殻から、95℃以上の温度の熱水により、比較的短時間で浸出することができる。しかし、浸出時間は、95℃の熱水の場合、10乃至60分であり、95℃以上の温度の熱水中で煮沸、又は煮立てる場合には、例えば10分乃至20分で、お茶の乾燥物を高い濃度で抽出することができる。例えば、茶葉又は茶殻の1重量部に対し、10重量部の熱水で抽出を開始し、濾過して固形分を除いて得られる。このように製造されたお茶は、例えば、お茶の産地や浸出条件により変わるが、例えば、緑茶の場合で、緑茶の溶解物質即ち緑茶の乾燥物の濃度は、屈折計によると、Brix5%であり、溶解物質含有率は4.2重量%である。また、例えば、紅茶の場合で、紅茶の溶解物質の濃度は、屈折計によると、Brix5%であり、溶解物質含有率は4.3重量%である。このようなお茶を、液量が、最初の液量の5/6、好ましくは3/4になるまで煮立てて得ることができる。お茶の濃縮液が、かなり粘稠で噴霧するのに適していない場合には噴霧できる濃度になるように希釈して、例えば、お茶の乾燥物の含有率で2重量%となるように希釈して噴霧に供される。 【0021】 本発明において、お茶の濃縮液は、一種以上の茶葉若しくは茶殻の抽出液の濃縮液又は茶殻残留廃液の濃縮液、又は前記一種以上の茶葉及び茶殻の混合抽出液の濃縮液又は前記濃縮液の二以上の混合液、又はこれらお茶の濃縮液の希釈溶液を意味する。このようなお茶の濃縮液は、お茶を蒸発濃縮することにより調製され、お茶の乾燥物をお茶より高濃度で含有するお茶の濃縮液である。また、ここでお茶は、お茶の茶葉及び/又は茶殻(即ち、一種以上のお茶の茶葉又は一種以上のお茶の茶殻、又は一種以上のお茶の茶葉及び一種以上のお茶の茶殻の混合物)を、例えば、95℃以上の温度の熱湯に浸して、該熱湯により5分以上の時間を掛けて抽出された、お茶の溶解物質を含有する抽出液を意味する。 【0022】 本発明において、お茶の濃縮液は、其の侭、又は希釈されて使用される。お茶の濃縮液の希釈溶液は、お茶の濃縮液に他の成分を混合した溶液であってもよく、また、お茶の濃縮液を常温以上の温度の水により希釈したものであってもよく、さらに、お茶の濃縮液と、該お茶の濃縮液よりお茶の溶解物質(乾燥物)濃度が低いお茶若しくは前記お茶の濃縮液よりお茶の溶解物質(乾燥物)濃度が低い他種のお茶又は前記お茶の濃縮液よりお茶の溶解物質(乾燥物)濃度が低い二種以上のお茶の混合物とを混合したものであってもよい。 本発明において、粒状の排泄物処理材の被覆層部に含有されるお茶の乾燥物の量、即ち、お茶の溶解物質の量を多くすると、粒状の排泄物処理材の被覆層部に付着する大腸菌、黄色ブドウ球菌、緑膿菌、サルモネラ属、レジオネラ属及び連鎖球菌等の細菌の増殖を長時間に亙って抑制することができる。これらの細菌は、被覆層部に付着し易いから、被覆層部にお茶の乾燥物を含有させることは、これらの細菌の増殖を抑制する上で効果的である。本発明において、細菌の増殖を抑制するには、粒状の排泄物処理材の被覆層部におけるお茶の乾燥物の含有率は、0.1重量%以上、好ましくは0.2重量%以上であり、より好ましくは0.3重量%以上、さらに好ましくは0.4乃至1.0重量%である。 【0023】 本発明においては、さらに、茶殻若しくは焙煎コーヒー豆の抽出残渣又は茶殻及び焙煎コーヒー豆の抽出残渣を有機質の廃棄物として芯部に使用することにより、さらに安価な粒状の排泄物処理材を得ることができる。この場合、廃棄物の茶殻及び焙煎コーヒー豆の抽出残渣は、インスタントコーヒー、缶コーヒー、インスタントのお茶、缶入りのお茶などの飲料の製造過程で生じ、何れも吸着性に富むので、造粒部に消臭機能を持たせることができる。 また、本発明において、お茶としては、茶葉の浸出液の他に、茶殻の浸出液をも使用するので、廃棄される茶殻をさらに浸出処理して使用することとなり、茶殻に含有される残留廃液や溶解物質をさらに浸出除去することができる。このように浸出処理された茶殻は、乾燥物の中、有害とされるタンニン、サポニンや亜鉛等の成分が著しく減少されており、廃棄可能である。 【0024】 本発明において、お茶を製造するに使用される茶葉及び茶殻は、緑茶、紅茶及び烏龍茶等の茶の種類及び産地により区別されず、お茶として使用される総ての茶葉及び茶葉に由来する総ての茶殻を意味する。したがって、お茶の茶葉は、緑茶、紅茶、烏龍茶(ウーロン茶)又はその他の茶の茶芽即ち茶葉を意味し、茶殻は、パック入り又は缶入り等の緑茶、紅茶、烏龍茶又はその他のお茶の製造時に排出される茶葉の抽出残渣、即ち茶を煎じた残り滓、又は出し殻を意味する。 本発明において粒状の排泄物処理材は、湿式造粒により芯部が製造され、次いで,この形成された芯部に被覆材料を被覆して被覆層部が形成されて作られる。本発明においては、被覆層部にお茶の乾燥物を含有させるために、お茶の濃縮液が、被覆材料に被覆層部が形成される工程において噴霧等により添加される。このお茶の濃縮液の噴霧は、被覆時に、造粒物に被着した被覆材料の芯部への接着を良くし、また、被覆層部における被覆材料の毛羽立ち及び剥離を防止することができる。 【0025】 本発明において、お茶の濃縮液は、温水又は熱水で茶葉又は茶殻を浸出して得られたお茶を、加熱蒸発、減圧蒸発又は減圧加熱蒸発することにより濃縮して製造することができる。 例えば、茶殻の抽出液の濃縮液は、パック入り又は缶入りのお茶の製造時に出し殻として排出される茶殻を、温水又は熱水で浸出し、さらに加熱により濃縮、減圧により濃縮又は加熱減圧により濃縮して製造することができる。しかし、温水で浸出し、さらに、加熱蒸発により濃縮、減圧蒸発により濃縮又は加熱減圧蒸発により濃縮して製造することもできる。しかし、この場合、茶殻を熱水で抽出すると、お茶の乾燥物の量、即ちお茶の溶解物質の量が多くなるので好ましい。 【0026】 パック入り又は缶入りの烏龍茶(ウーロン茶)、緑茶及び紅茶製造時に抽出粕として排出される茶殻は、一般に、茶殻残留廃液を含んで排出されるが、本発明において、お茶の茶殻残留廃液は、茶殻を温水又は熱水で浸出する過程で、浸出されて茶殻から分離される。したがって、本発明において、茶殻は、茶殻の残留廃液を含んでいてもよく、また、脱水又は乾燥されていても良い。このように浸出処理を終えた茶殻は、脱水後、乾燥され又は乾燥されずに動物の排泄物処理材として利用することができる お茶の乾燥物の量は、お茶の濃縮液の場合、例えば、お茶の溶解物質の濃度は、Brix6.0%以上に増加させることができる。本発明において、粒状の排泄物処理材の被覆層部に、お茶の乾燥物を多く含浸させるには、噴霧可能のお茶の溶解物質濃度のお茶の濃縮液を、複数回に亙る噴霧等により含浸させるか、又は、お茶の溶解物質濃度が1重量%まで、好ましくは2重量%にまで希釈されたお茶の濃縮液の希釈溶液を、複数回に亙る噴霧等により含浸させることができる。 【0027】 本発明において、粒状の排泄物処理材において、有効に細菌の増殖を防止するために、細菌が付着しやすい被覆層部にお茶の乾燥物が含有される。本発明において、粒状の排泄物処理材の被覆層部に含有されるお茶の乾燥物、即ちお茶の溶解物質は、細菌の増殖の抑制作用及び脱臭作用を有する。粒状の排泄物処理材の被覆層部に含浸させるこのようなお茶の乾燥物の量は、お茶の濃縮液におけるお茶の溶解物質濃度及び被覆層部に含浸させるお茶の濃縮液の量(噴霧量)又はお茶の希釈溶液の量(噴霧量)を、調整して、細菌の増殖に対する抑制効果を発揮させ、また脱臭効果を発揮させることができる。この場合、粒状の排泄物処理材の被覆層部に噴霧等により被着又は塗布されるお茶の濃縮液は、同種又は異種の何れであつてもよい。 【0028】 本発明において、粒状の排泄物処理材の被覆層部に含浸されるお茶は、噴霧器のノズルの詰まりを防止するために、お茶中に含まれる茶殻及び濃縮時の析出物質等の固形物は、濾過により分離されるのが好ましい。本発明において、お茶の濃縮液は、印刷インキ組成物と配合して印刷インキに形成することができ、又はこの印刷インキに適当な着色材を配合して、印刷用カラーインキに形成することができる。印刷用カラーインキの場合には、吸水性の紙部材面に全般に亙って所望の模様及び文字を印刷でき、例えば、装飾模様、並びに商業宣伝用の模様及び文字を吸水性の紙部材に印刷することができる。 本発明において、粒状の排泄物処理材の被覆層部に含有されるお茶の乾燥物の量は、お茶の濃縮液の濃度に応じて噴霧器により噴霧される量を調整して、粒状の排泄物処理材の被覆層部に含有されるお茶の乾燥物の量を調整することができる。粒状の排泄物処理材の被覆層部に含有させるお茶の乾燥物の量は、細菌の増殖の抑制効果が発揮でき、また脱臭効果及び消炎効果が発揮できるように、適宜調整するのが好ましい。 【0029】 また、本発明において、排泄物処理材は粒状であるために、有機質の廃棄物、例えば、衛生用品等の廃材は、5mm以下の粒度、又は4mm乃至2mmの粒度に粉砕されて、造粒されて、粒状物又は粒状芯部に形成される。例えば、寝具用シーツ廃材、マスク廃材、アイマスク廃材、トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、弁座シート廃材、座席用ヘッドカバー廃材、枕カバー廃材、紙おむつ廃材、動物用紙おむつ廃材、生理用ナプキン廃材、動物用生理用ナプキン廃材、乳パッド廃材、汗パッド廃材、失禁パッド廃材及び動物用シーツ廃材、鮮魚輸送用吸水体廃材及び野菜輸送用吸水体廃材等は、解繊機等の粉砕機により、5mm以下の粒度、好ましくは3mm以下の粒度、さらに好ましくは、2mm以下の粒度に粉砕される。これらの廃材は、吸収体を有しており、プラスチック廃材、紙粉及び吸水性樹脂を含んでおり、粉砕されて、プラスチック廃材粉砕物、紙粉及び吸水性樹脂を含む被造粒材料が形成される。 粉砕された有機質の廃棄物の粉砕物は、混合装置に送られて、少量のα澱粉等の接着剤が混合され、又はさらに少量の吸水性樹脂が混合され、またさらに、プラスチック廃材が混合されて有機質の廃棄物を含有する被造粒材料が形成される。この被造粒材料は、公転するローラによるディスクペレッター方式の造粒装置で造粒する場合には、造粒用材料は、水を噴霧等により混合して、水分含有率を6乃至25重量%とされるが、水分含有率を8乃至13重量%とするのが好ましい。これに対して、スクリュウ押し出し方式の造粒装置で造粒する場合には、造粒用材料は、水を噴霧等により混合して、水分含有率を30乃至45重量%とされるが、水分含有率を35乃至40重量%とするのが好ましい。 【0030】 また、本発明において、被覆材料に使用される繊維質の廃棄物は、比較的高い吸水性を有するものであり、例えば、繊維質の廃棄物としては、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材若しくは古紙パルプ廃材、又は木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材若しくはその他木質系廃棄物、又は紙粉、チタン紙廃材、パンチ屑、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、又はこれら二以上を含む混合物がある。また、紙おむつ廃材、生理用ナプキン廃材、乳パッド廃材、並びに失禁パッド廃材などの衛生用品廃材の分級産物のフラッフパルプ部分などは、パルプ、紙粉及び吸水性樹脂を含有しており、その侭篩い分けして又は粉砕して繊維質の廃棄物として使用することができる。これらの繊維質の廃棄物は、0.5mm以下の粒度、好ましくは、0.35mm以下の粒度、さらに好ましくは、0.1mm以下の粒度に粉砕されて使用される。 特に、紙おむつ廃材の粉砕物、生理用ナプキン廃材の粉砕物、乳パッド廃材の粉砕物、並びに失禁パッド廃材の粉砕物は、その侭、前記粒状排泄物処理材の芯部に使用できるが、吸水性樹脂又は吸水性繊維を配合して被覆層部に使用することができる。本発明において、繊維質材料の廃棄物の廃材は、例えば規格外の不良品又は裁断屑等として、製造工程から排出される廃品であり、該製造工程において再利用されないものである。 【0031】 また、本発明の粒状の排泄物処理材において、芯部の被造粒材料に有機質の廃棄物として使用されると共に、被覆層部の被覆材料に繊維質の廃棄物として使用される材料として、例えば紙粉がある。本発明において、紙粉は、5mm以下の粒度のパルプ又は紙であり、特に、パルプ又は紙の生産工程又はパルプ又は紙を使用する製品の生産工程から廃棄される5mm以下の粒度のパルプ又は紙、又はパルプ及び紙を含む廃材を意味する。本発明において使用される紙粉には、粉状の紙又は吸水性樹脂を含む粉状の紙がある。例えば、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉、集塵ロスの紙粉及び集塵ロスを含む紙粉並びに紙おむつ、生理用ナプキン、失禁パッド、乳パッド又は汗パッド等のパッド類及び衛生用品の製造時に発生する高吸水性樹脂を含む紙粉がある。このようなおむつ廃材から得られる廃棄物の紙粉は、高吸水性樹脂を含有するので、おむつの廃材の紙粉を使用するときは、高吸水性樹脂の使用量を少なくすることができる。 【0032】 本発明において、尿に触れて排泄物処理材粒子相互を接着させて、容易に塊を形成して、尿に触れた部分を容易に取り出し易くさせるようにしたり、使用時の排泄物処理材の粉化を避けるために、被覆層部に、接着機能を有する物質を配合するのが好ましい。このような接着機能を有する物質には、水溶性又は水分散性の配合物質として、紙粉又は製紙用パルプ又は紙粉及び製紙用パルプと、ポリビニルアルコール(PVA)、小麦粉、澱粉、コーンスターチ、カルボキシメチルセルロース(CMC)、プルラン若しくはゼラチン又はこれら二以上の混合物とを配合したものなどがある。しかし、これらは、単独で使用してもよく、又はこれら任意の2種以上を混合して混合物の形で使用してもよい。また、アルコール溶解性の配合物質としては、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)又はポリビニルピロリドン或(PVP)などがあり、この場合も同様に、単独で使用されるか、又はこれら2種以上を混合して混合物の形で使用される。 【0033】 本発明において、粒状の排泄物処理材の芯部は、造粒装置により造粒される。造粒装置としては、従来周知の、押出し造粒装置を使用することができる。しかし、この他に、パン型、ドラム型及び流動層型の各種造粒装置を使用することができる。これらの造粒装置において、成形された造粒物の表面への被覆材料粉、即ち繊維質の廃棄物粉及び吸水性樹脂の付着は、造粒物が形成されたところで、造粒物表面に、例えば被覆材料粉末を直接撒布することにより行うことができる。 【0034】 前記芯部の外側には、造粒後、更に繊維質の廃棄物、吸水性樹脂、及び接着能を有する物質を含有して被覆層部が形成される。本発明においては、さらにこの被覆層部には、お茶の濃縮液を含浸せ、その後乾燥することにより容易に剥落しないようにするのが好ましい。 【0035】 作用 本発明において、有機質の廃棄物を含有して粒状に形成されている芯部と、繊維質の廃棄物、吸水性樹脂及び0.1重量%以上のお茶の乾燥物を含有して前記芯部を被覆する被覆層部とを有して粒状に形成されるので、被覆層部に含有されているお茶の乾燥物の作用により、汗等により湿っても、吸水性に優れ、且つ細菌の増殖が抑えられ、長時間に亙って、衛生的な状態を保つことができ、さらに脱臭及び消炎効果を有するので、排泄物処理材として優れている。 しかも、本発明の粒状の排泄物処理材は、このように、缶入り又はパック入りのお茶製造産業において多量に発生する茶殻及び茶殻の残留廃液を、粒状の排泄物処理材の原料として活用して、使用後においても、廃棄し易く、処理し易い形状にでき、焼却処理も容易となり、廃棄物処理の上で優れている。 【0036】 また、本発明においては、有機質の廃棄物を5mm以下の粒度に粉砕し、この粉砕物を、水の存在下に粒状に成形し、成形された粒状物の面上に、繊維質の廃棄物及び吸水性樹脂を含む被覆材料を付着させて粒状に形成し、前記被覆層部上に、お茶の濃縮液を含浸させ、これを乾燥するので、自然の生成物により粒状の排泄物処理材とするものであり,使用時に手などに触れても安全である。 【実施例】 【0037】 以下、本発明の実施の態様の例を説明するが、本発明は、以下の説明及び例示によって何等制限されるものではない。 図1は、本発明の一実施例の粒状の排泄物処理材を製造する工程を示す概略の平面図であり、図2は、本発明の他の一実施例の粒状の排泄物処理材を製造する工程を示す概略の流れ工程図である。図1及び図2において対応する箇所には同一の符号が付されている。 【0038】 図1において、ラミネート紙屑供給用の計量ホッパー1は、ベルトコンベヤ2の搬送路上に位置して、ベルトコンベヤ2に、ラミネート紙屑が供給可能に設けられている。 また、主としてプラスチック廃材を含む紙おむつ分級残渣供給用の計量ホッパー3は、ベルトコンベヤ4の搬送路上に位置して、ベルトコンベヤ4に紙おむつ分級残渣を供給可能に設けられている。本例において、ラミネート紙屑供給用のベルトコンベヤ2の搬出口5及び紙おむつ分級残渣供給用のベルトコンベヤ4の搬送出口6は、夫々、第一混合用ベルトコンベヤ7の導入口に位置して設けられている。ベルトコンベヤ2及びベルトコンベヤ4で第一混合用ベルトコンベヤ7に供給されたラミネート紙屑及び紙おむつ分級残渣は、第一混合用ベルトコンベヤ7の排出口8から混合用ホッパー9に収容される。 【0039】 混合用ホッパー9に収容されたラミネート紙屑及び紙おむつ分級残渣は、混合用ホッパー9の供給口10から第二混合用ベルトコンベヤ11に供給され、第二混合用ベルトコンベヤ11から造粒装置12の混合装置13に供給される。混合装置13には、水供給管14が接続しており、混合装置13において、ラミネート紙屑と紙おむつ分級残渣の混合物に、水供給管14から水が供給される。水が供給されたラミネート紙屑と紙おむつ分級残渣の混合物は、押出し造粒装置12に導入されて、ダイス15から、径が4mm長さが10mmの柱状の造粒物として押し出される。造粒装置12のダイス15の下方には、押し出された造粒物を、円形篩16に送るための造粒物搬送用のベルトコンベヤ17が設けられている。本例において、円形篩16の目の開きは、粒子径の4mmより小さく、約3.5mmである。篩上粒子は、篩上出口18から出て、該篩上出口18に接続する篩上粒子搬送用のベルトコンベヤ19に供給される。 【0040】 篩上粒子搬送用ベルトコンベヤ19は、振動型整粒機20に接続している。振動型整粒機20は、互いに付着する造粒物を、振動させることにより,付着し合った粒を一粒の粒子に解すものであり、使用時の粉化を極力少なくするために設けられている。篩上粒子は、搬送用ベルトコンベヤ19により、振動型整粒機20に供給され、個々の粒子に解される。 一方、円形篩16の篩下粒子は、篩下出口21に設けられている篩下粒子搬送用のベルトコンベヤ22により、造粒装置12への第二混合用ベルトコンベヤ11に戻される。 【0041】 振動型整粒機20に送られた造粒物は、粒状で芯部となるものであり、振動型整粒機20の振動により一粒宛解されて送り出される。本例においては、振動型整粒機20の出口側には、目の開きが4mm以下の篩23が設けられ、篩23の篩下出口の下方には、混合物搬送用のベルトコンベヤ11に接続する篩下搬送用ベルトコンベヤ24が設けられており、篩23の篩下粒子は、篩下搬送用ベルトコンベヤ24により、造粒装置12に接続する第二混合用ベルトコンベヤ11に戻される。 【0042】 振動型整粒機20において、4mm以上の粒度の粒子は、0.3mmの粒度の紙粉及び高吸水性樹脂の混合物により被覆するために、篩上出口25に接続する篩上搬送用のベルトコンベヤ26から搬出される。該篩上搬送用のベルトコンベヤ26の出口は第一の造粒物被覆装置27の供給装置28に接続しており、供給装置28には、0.3mmの粒度の紙粉及び高吸水性樹脂の混合物の供給ホッパー29に接続しており、前記紙粉及び高吸水性樹脂の混合物は、該混合物の供給路30により、振動篩を有する被覆装置27に供給される。 振動型整粒機20において解された4mm以上の粒度の粒子は、篩上出口25に接続する篩上搬送用のベルトコンベヤ26から搬出され、該篩上搬送用のベルトコンベヤ26に接続する第一の造粒物被覆装置27の供篩装置28に供給される。芯部となる粒子は、供給装置28から第一の造粒物被覆装置27に搬送されて、供給路30により、0.3mmの粒度の紙粉及び高吸水性樹脂の混合物が散布されて、該混合物により表面が被覆される。 【0043】 本例において使用される第一、第二及び第三の造粒物被覆装置27、31及び32は、共に振動型被覆装置であり、本例においては、これら三基の造粒物被覆装置27、31及び32は直列に接続して設けられている。即ち、第一の造粒物被覆装置27の排出路33は第二の造粒物被覆装置31に接続し、第二の造粒物被覆装置31の排出路34は第三の造粒物被覆装置32に接続している。第一、第二及び第三の造粒物被覆装置27、31及び32において、振動型整粒機20において解された4mm以上の粒度の粒子は、0.3mmの粒度の紙粉及び高吸水性樹脂の混合物が散布されて、芯部上に被覆層部が形成される。 本例において、第三の造粒物被覆装置32には、お茶の濃縮液噴霧装置35が設けられており、被覆層部が形成された被覆粒子の被覆層部に、噴霧装置35からは、お茶の濃縮液が噴霧され、お茶の濃縮液が含浸される。 【0044】 第三の造粒物被覆装置32において、被覆層部にお茶の濃縮液が噴霧された被覆粒子は、第三の造粒物被覆装置32の排出路36から、その下方に設けられている被覆造粒物搬送用ベルトコンベヤ37によって、該被覆造粒物搬送用ベルトコンベヤ37が接続する乾燥機38に送られる。 被覆された造粒物は、乾燥機38、例えば熱風乾燥機に導入され、乾燥されて、乾燥物出口39に設けられている乾燥造粒物搬送用のベルトコンベヤ40により、製品タンク41に送られる。乾燥造粒物の製品は、製品タンク41の下方の出口下方に設けられた製品搬出用のベルトコンベヤ42により袋詰め領域43に取り出され、袋詰めされて出荷される。 【0045】 本例の装置は以上のように構成されているので、所定量のラミネート紙屑粉を計量ホッパー1に入れ、また所定量の紙おむつ分級残渣を計量ホッパー3に入れる。 そこで、ラミネート紙屑粉供給用のベルトコンベヤ2、紙おむつ分級残渣供給用のベルトコンベヤ4を作動させて、混合用ホッパー9に、夫々、所定量のラミネート紙屑粉及び紙おむつ分級残渣を供給する。これら所定量のラミネート紙屑粉及び紙おむつ分級残渣の混合用ホッパー9で混合された混合物は、混合物搬送用のベルトコンベヤ11に供給され、混合装置13に送られる。混合装置13には、ラミネート紙屑粉と紙おむつ分級残渣の他に水が水供給管14から供給されており、混合装置13でラミネート紙屑粉、紙おむつ分級残渣及び水が一様に混合される。この混合物は、水分含有率が約30乃至45重量%であり、本例においては、約40重量%に調整されて造粒装置12に供給される。 【0046】 本例において、造粒装置12は、押出し型造粒機であり、スクリュウの回転により押されて、ダイス15の穴に相当する断面を有し、チョッパーにより切断されて所定の長さの粒子、例えば、平均径が約4mm、平均長さが10mmの造粒物粒子が得られる。 造粒装置12のダイス15から押し出される造粒物粒子は、造粒物搬送用のベルトコンベヤ17により、円形篩16に送られて、篩分けされ、篩下の4mm以下の粒度の造粒物は、篩下粒子搬送用のベルトコンベヤ21によって、混合物搬送用のベルトコンベヤ11に戻される。4mm以上の粒度の篩上粒子は、篩上粒子搬送用のベルトコンベヤ19によって、振動型整粒機20に送られ、一粒ずつに解される。一粒ずつに解されて、4mm以上の粒子は、篩23の篩上搬送用のベルトコンベヤ26によって、第一の造粒物被覆装置27に送られ、そこで被覆材料が造粒物に対し所定の比率で被覆される。被覆材料は、被覆材料調整装置29で、紙粉及び吸水性樹脂が所定の配合比に調製され、供給コンベヤ装置30により第一の造粒物被覆装置27に送られる。 他方、振動型整粒機20で解されて4mm未満の粒子は、篩23の篩下出口から篩下搬送用ベルトコンベヤ24を介して混合物搬送用のベルトコンベヤ11に戻され、再度造粒処理される。 【0047】 第一の造粒物被覆装置27で被覆材料が被覆された造粒物粒子は、被覆材料と共に、第一の造粒物被覆装置27の排出路33から、第二の造粒物被覆装置31に送られ、さらに被覆される。第二の造粒物被覆装置31でさらに被覆処理された造粒物粒子は、第二の造粒物被覆装置27の排出路34から、第三の造粒物被覆装置32に送られて、被覆材料により被覆されると共にお茶の乾燥物濃度が4.2重量%のお茶の濃縮液が噴霧されて、お茶の濃縮液が被着される。 第三の造粒物被覆装置32で被覆されお茶の濃縮液が被着された造粒物粒子は、第三の造粒物被覆装置32の排出路36から乾燥機38に送られて乾燥される。乾燥機の温度は100℃以上の温度に保たれる。乾燥された造粒物は、乾燥造粒物搬送用のベルトコンベヤ40により、製品タンク41に送られ、出荷用の製品とされる。 【0048】 図2に示す実施例は、加圧梱包された紙おむつ廃材を原料として使用して粒状の排泄物処理材を製造する事例である。 図2の実施例において、加圧梱包された紙おむつ廃材把の計量ホッパー44は、紙おむつ廃材把を解す解砕装置45に接続するベルトコンベヤ46の搬送路上に位置して設けられており、解砕装置45に、紙おむつ廃材把を供給可能に設けられている。 また、解砕装置45の解砕物排出口47には、解砕された紙おむつ廃材解砕物を空気流により粉砕装置49に搬送するために、本例においては、空送用配管48が接続して設けられている。空送用配管48は,粉砕装置49に接続しており、解砕された紙おむつ廃材は空送用配管48により粉砕装置49に送られて、例えば、猫砂の場合には、5mm以下の粒度、4mm以下の粒度又は3mm以下の粒度に粉砕される。粉砕装置49の粉砕物出口には、造粒装置12の混合装置13に接続する空送用配管50が接続されており、粉砕装置49で粉砕された紙おむつ廃材粉砕物は、造粒装置12の混合装置13に空送用配管50により送られる。 【0049】 本例において、混合装置13には、水の噴霧装置14が設けられている。本例において、噴霧される水の量は、被造粒材料の水分含有率が13乃至17重量%の範囲内値になるように設定されている。混合装置13において、粉砕装置49で粉砕された紙おむつ廃材粉砕物には、水の噴霧装置14から、紙おむつ廃材粉の水分含有率が13乃至17重量%になるように水が噴霧される。水が噴霧された紙おむつ廃材粉砕物は、造粒装置12に接続するスクリューコンベヤ51により混合装置13から造粒装置12に送られる。本例において、造粒装置は、ディスクペレッタ型造粒装置が使用された。紙おむつ廃材粉砕物は、ディスクペレッタ型造粒装置12で直径4mm、長さ10mmの円柱状粒子が形成される。本例において、紙おむつ廃材粉砕物は、造粒装置12に接続するスクリューコンベヤ51により、混合装置13からディスクペレッタ型造粒装置12に送られる。本例において、スクリューコンベヤ51には、高吸水性樹脂が、高吸水性樹脂供給用の計量装置52から供給管53を介して供給されるように、高吸水性樹脂供給用の計量供給装置52に接続する供給管53が接続している。 【0050】 造粒装置12には、造粒装置12から押し出された造粒物が円形振動篩16に送ることができるように、造粒物搬送路17が設けられている。本例において、円形振動篩16の目の開きは4mm以下であり、篩の振動により、互いに付着する造粒物粒子が解される。円形振動篩16上には、水の噴霧装置54が設けられている。円形振動篩16の篩上粒子は、円形振動篩16上を振動下に移動する間に,水が粒子面上に噴霧される。篩上で水が噴霧された造粒物粒子は、篩上出口に接続する篩上粒子搬送路19に排出される。 【0051】 篩上粒子路19は、造粒物被覆用振動篩27に接続しており、円形振動篩16の篩上粒子は、造粒物被覆用振動篩27上に供給される。該振動篩27は、被覆用であり、本例においては、紙粉60重量%及び高吸水性樹脂40重量%の混合物の被覆用材料が、被覆材料定量供給槽29の供給コンベヤ装置30から、振動篩27の篩上で振動する造粒物に散布されて、造粒物に付着し造粒物を被覆する。 【0052】 本例において使用される第一、第二、第三及び第四の造粒物被覆装置27、311及び312は、共に振動篩型被覆装置であり、本例においては、これら三基の造粒物被覆装置27、311、312及び32が直列に接続して設けられている。第一の造粒物被覆装置27の振動篩排出路33は第二造粒物被覆装置311に上に延びており、第一の造粒物被覆装置27における被覆された造粒物粒子及び被覆材料が搬送されて、振動篩上で振動する粒子に撒布される。第二の造粒物被覆装置311の排出路341は、第三の造粒物被覆装置312の上に延びており、それにより、第二の造粒物被覆装置311における被覆された造粒物粒子及び被覆材料が搬送されて、第三の造粒物被覆装置312の振動篩上で振動する粒子に撒布される。第三の造粒物被覆装置312の排出路342は、第四の造粒物被覆装置32の上に延びており、それにより、第三の造粒物被覆装置312における被覆された造粒物粒子及び被覆材料が搬送されて、第四の造粒物被覆装置32の振動篩上で振動する粒子に撒布される。本例において、第四の造粒物被覆装置32には、お茶の濃縮液の噴霧装置35が設けられており、被覆された造粒物粒子に、お茶の乾燥物濃度が4.2重量%のお茶の濃縮液が被覆材料100g当たり20ml噴霧された。お茶の濃縮液の噴霧量は、被覆造粒物粒子の被覆層部100g当たり概略0.84gであった。第四の造粒物被覆装置32の排出路36は、乾燥機38への搬入コンベヤ37に接続しており、第四の造粒物被覆装置32において、お茶の濃縮液が噴霧された被覆造粒物粒子は、搬入コンベヤ37により乾燥機38に導入されて乾燥される。 【0053】 お茶の濃縮液が噴霧された被覆造粒物は、乾燥機38、例えば熱風乾燥機に導入され、乾燥されて、乾燥物出口39に設けられている乾燥造粒物搬送用のベルトコンベヤ40により、円形振動篩55に送られ、乾燥時に発生する被覆層部の剥離により形成された微粉が分離される。円形振動篩から排出された篩上粒子は製品搬出用のベルトコンベヤ42により搬出される。 【0054】 本例の装置は以上のように構成されているので、所定量の加圧梱包された紙おむつ廃材把を、紙おむつ廃材把の供給用の計量ホッパー44に入れる。 そこで、紙おむつ廃材把供給用のベルトコンベヤ46を作動させて、解砕機45に加圧梱包された紙おむつ廃材把を供給して、紙おむつ廃材把を解砕する。解砕された紙おむつ廃材は,空送用配管48により、粉砕装置49に送られて粉砕される。本例は、4mm径の猫砂の例であるが、粉砕粒度は、5mm以下の粒度、4mm以下の粒度又は3mm以下の粒度に粉砕される。粉砕粒度は細かい方が、表面が滑らかとなり、転動し易くなって、均一な被覆が容易となり、使用する被覆材料の量が少なくて済む。粉砕装置49で粉砕された紙おむつ廃材粉砕物は、造粒装置12の混合装置13に空送用配管50により送られ、水が混合されて、水分含有率で13乃至17重量%の被造粒材料が形成される。 【0055】 本例において、混合装置13で形成された被造粒材料は、スクリューコンベヤ51により、造粒装置12に送られる。本例において、スクリューコンベヤ51により、造粒装置12に送る過程で、吸水性樹脂供給用の計量供給装置52から、紙おむつ廃材粉砕物中の吸水性樹脂含有量が、10重量%以下、好ましくは3乃至5重量%となるように、吸水性樹脂が添加混合される。本例において、紙おむつ廃材粉砕物は、ディスクペレッタ型造粒装置12で平均直径4mm、平均長さ10mmの円柱状粒子が形成される。53を介して供給されるように、高吸水性樹脂供給用の計量供給装置52に接続する供給管53が接続している。 【0056】 造粒装置12から押し出された造粒物は、円形振動篩16に送られ、円形振動篩16の振動により、互いに付着する造粒物粒子が解される。円形振動篩16においては、続く被覆工程において被覆材料の良好な付着が得られるように、噴霧装置54から水が粒子面上に噴霧される。噴霧される水の量は、20mlであり、被覆される造粒物粒子100gに対して0.84gとなるように噴霧された。 【0057】 水が噴霧された造粒物は、造粒物被覆用振動篩27に送られ、紙粉60重量%及び高吸水性樹脂40重量%の混合物の被覆用材料が、該造粒物に散布されて、造粒物に被覆層部が形成される。 被覆層部が形成された造粒物は、第一、第二、第三及び第四の造粒物被覆装置27、311及び312を経て、被造粒材料で被覆されて、所定の被覆層部が形成される。被覆層部が形成された造粒物粒子は、第四の造粒物被覆装置32に送られて、濃度4.2重量%のお茶の濃縮液が噴霧装置35からお茶の濃縮液20mlが噴霧される。本例において、お茶の濃縮液の噴霧量は、被覆造粒物粒子100g当たり概略0.84gであった。お茶の濃縮液が噴霧された被覆造粒物粒子は、搬入コンベヤ装置37により乾燥機38に導入されて乾燥される。 お茶の濃縮液が噴霧された被覆造粒物は、乾燥機38、例えば熱風乾燥機に導入されて乾燥されるが、乾燥時に発生する被覆層部の剥離により形成された微粉の量が少なく、製品歩留まりが向上した。 【0058】 例1緑茶の濃縮液の調製 緑茶2kgに95℃の熱湯25リットルを加えて10分間煮立てて、緑茶の溶解物質濃度が、Brix濃度4.8%の緑茶濃縮液19リットルを調製した。 【0059】 例2 緑茶2kgに95℃の熱湯21リットルを加えて10分間煮立てて、緑茶の溶解物質濃度が、Brix濃度4.0%の緑茶の濃縮液15リットルを調製した。 【0060】 例3 緑茶2kgに95℃の熱湯21リットルを加えて10分間煮立てて、緑茶の溶解物質濃度が、Brix濃度4.3%の緑茶の濃縮液15リットルを調製した。 【0061】 例4 例1、例2及び例3で得られた緑茶の濃縮液を集めて、緑茶の溶解物質濃度がBrix濃度4.4%の緑茶の濃縮液50リツトルを調製した。 【0062】 例5 緑茶の濃縮液の調製 例4で調製された緑茶の濃縮液を、95℃の温度下で、さらに一時間煮詰めて、緑茶の溶解物質(乾燥物)の濃度がBrix6.0%の緑茶の濃縮液を調製した。この緑茶の乾燥物の含有量は、緑茶の濃縮液100gにつき、4.2gであった。 この緑茶の濃縮液について、成分分析を行った。その分析結果を次の表1に示す。表1において示す値は、緑茶100g中の含有量である。 表1 分析試験項目 分析結果 全固形分 4.2g タンパク質 0.3g 脂質 0.1g 灰分 0.5g 無水カフェイン 0.27g 燐 17.4mg 鉄 0.39mg カルシウム 4.5mg カリウム 209mg ナイアシン 0.80mg タンニン(タンニン酸として) 1.37g カテキン 50mg ケルセチン 2.0mg 亜鉛 245μg 本例の緑茶については、サポニンが存在することが確認された。 【0063】 例6 紅茶3kgに95℃の熱湯30リットルを加えて、紅茶(Brix濃度4.0%)のお茶の濃縮液を調製した。次いで紅茶2kgに95℃の熱湯21リットルを加えて、紅茶の濃縮液を調製した。次いで紅茶3kgに95℃の熱湯30リットルを加えて、紅茶の濃縮液を調製した。これら3種類の紅茶の濃縮液を集めて、紅茶の溶解物質濃度がBrix4.4%の紅茶の濃縮液50リットルを調製した。 【0064】 例7 例6で調製された紅茶の濃縮液を、95℃の温度下で、さらに一時間煮詰めて、乾燥物の濃度がBrix5.8の紅茶の濃縮液を調製した。この紅茶の濃縮液の乾燥物の量は、紅茶の濃縮液100gにつき、4.3gであった。 また、本例において選られた紅茶の濃縮液について、成分分析を行った。その分析結果を次の表2に示す。表2において示す値は、紅茶100g中の含有量である。 分析試験項目 分析結果 全固形分 4.2g タンパク質 0.4g 脂質 0.2g 灰分 0.5g 無水カフェイン 0.27g 燐 19.0mg 鉄 0.12mg カルシウム 3.5mg カリウム 201mg ナイアシン 0.69mg タンニン(タンニン酸として) 1.29g カテキン 15mg ケルセチン 4.4mg 亜鉛 535μg 【0065】 例8 ラミネート紙屑50重量部及び高吸水性樹脂及びフラッフパルプを分級機により除いた紙おむつ分級残渣50重量部を混合し、ドラム式解砕機(株式会社ホウライ製)で解砕し、この解砕物を粉砕機で3mm以下の粒度に粉砕した。この粉砕物を攪拌しながら、水を噴霧混合して、水分含有率が13乃至17重量%の造粒用混合物を得た。 この造粒用混合物を、ダイス口径4mmのディスクペレッター(不二パウダル株式会社製)により押し出し造粒した。造粒物は、上段網目サイズ8mm、下段網目サイズ3.5mmの振動篩(株式会社ダルトン製)で篩い分けして、平均して、径4mm、長さ5乃至10mmの造粒物粒子を得た。この造粒物粒子を円形振動篩に供給して、造粒物粒子表面に水を噴霧した。水が噴霧された造粒物粒子に、被覆材料を撒布して被着させた。この被覆材料を被着させた造粒物粒子に、造粒物粒子表面に、乾燥物濃度4.2重量%のお茶の濃縮液を噴霧した。乾燥物濃度4.2重量%のお茶の濃縮液が噴霧された造粒物粒子を熱風乾燥機で乾燥した。 【0066】 本例において、被覆材料は、紙おむつ製造時のフラッフパルプ屑を、粉砕機(株式会社ホウライ製)で0.35mm以下の粒度に粉砕した紙粉60重量部に、高吸水性樹脂(ハイモ株式会社製HS1100)40重量部を混合して製造した。被覆材料の量は、粒状の排泄物処理材の17重量%であった。 この粒状の排泄物処理材は、緑膿菌、連鎖球菌及びレジオネラ菌に対して増殖防止効果があった。 また、得られた粒状の排泄物処理材を、市販の猫用便器(長さ430mm、幅310mm及び高さ135mm)に、3cmの厚さに敷いて使用したが、猫は普段と同様トイレとして使用し、使用の上で何ら支障がなかった。本例の粒状の排泄物処理材は、排泄物の周囲に容易に付着して排泄された部分の取出しが容易であった。しかも、本例の粒状の動物用排泄物処理材は細菌の繁殖を抑制して、屋内に不快な発生するのを避けることができた。 【0067】 例9 ペットボトル破砕屑45重量部及びラミネート紙屑50重量部を混合し、ドラム式解砕機(株式会社ホウライ製)で解砕し、この解砕物を粉砕機で3mm以下の粒度に粉砕した。この粉砕物に高吸水性樹脂5重量部を加え、混合しながら、水を噴霧混合して、水分含有率が13乃至17重量%の造粒用混合物を得た。 この造粒用混合物を、ダイス口径4mmのディスクペレッター(不二パウダル株式会社製)により押し出し造粒した。造粒物は、上段網目サイズ8mm、下段網目サイズ3.5mmの振動篩(株式会社ダルトン製)で篩い分けして、平均して、径4mm、長さ5乃至10mmの造粒物粒子を得た。この造粒物粒子を円形振動篩に供給して、造粒物粒子表面に水を噴霧した。水が噴霧された造粒物粒子に、被覆材料を撒布して被着させた。この被覆材料を被着させた造粒物粒子に、造粒物粒子表面に、濃度5重量%のお茶の濃縮液を噴霧した。お茶の濃縮液を噴霧した造粒物粒子を熱風乾燥機で乾燥した。 本例において、被覆材料は、紙おむつ製造時のフラッフパルプ屑を、粉砕機(株式会社ホウライ製)で0.35mm以下の粒度に粉砕した紙粉60重量部に、高吸水性樹脂(ハイモ株式会社製HS1100)40重量部を混合して製造した。被覆材料の量は、粒状の動物用排泄物処理材の17重量%であった。 この粒状の動物用排泄物処理材は、緑膿菌、連鎖球菌及びレジオネラ菌に対して増殖防止効果があった。 また、得られた粒状の動物用排泄物処理材を、市販の猫用便器(長さ430mm、幅310mm及び高さ135mm)に、3cmの厚さに敷いて使用したが、猫は普段と同様トイレとして使用し、使用の上で何ら支障がなかった。本例の粒状の動物用排泄物処理材は、排泄物の周囲に容易に付着して排泄された部分の取出しが容易であった。しかも、本例の粒状の動物用排泄物処理材は細菌の繁殖を抑制して、屋内に不快な発生するのを避けることができた。 【産業上の利用可能性】 【0068】 本発明においては、粒状の排泄物処理材は、造粒物の被覆層部にお茶の濃縮液を含浸させることにより、容易に製造でき、しかも、お茶の濃縮液の噴霧により、使用時の粉塵が発生することが少ない粒状の排泄物処理材とできるので、従来の粒状の排泄物処理材、特に動物用排泄物処理材に比して、細菌などの繁殖を防止でき、悪性の発生も少なく、消炎作用を有する、衛生的な粒状の排泄物処理材を提供することができる。 【図面の簡単な説明】 【0069】 【図1】本発明の一実施例の粒状の排泄物処理材を製造する工程を示す概略の平面図である。 【図2】本発明の他の一実施例の粒状の排泄物処理材を製造する工程を示す概略の流れ工程図である。 【符号の説明】 【0070】 1 ラミネート紙屑供給用の計量ホッパー 2、4 ベルトコンベヤ 3 紙おむつ分級残渣供給用の計量ホッパー 5 ラミネート紙屑供給用のベルトコンベヤ2の搬出口 6 紙おむつ分級残渣供給用のベルトコンベヤ4の搬送出口 7 第一混合用ベルトコンベヤ 8 第一混合用ベルトコンベヤ7の排出口 9 混合用ホッパー 10 混合用ホッパー9の供給口 11 第二混合用ベルトコンベヤ 12 造粒装置 13 造粒装置12の混合装置 14 水供給管 15 造粒装置12のダイス 16 円形篩 17 造粒物搬送用のベルトコンベヤ 18 篩上出口 19 篩上粒子搬送用のベルトコンベヤ 20 振動型整粒機 21 篩下出口 22 篩下粒子搬送用のベルトコンベヤ 23 目の開きが4mm以下の篩 24 篩下搬送用ベルトコンベヤ 25 篩上出口 26 篩上出口25に接続する篩上搬送用のベルトコンベヤ 27 第一の造粒物被覆装置 28 第一の造粒物被覆装置27の篩装置 29 0.3mmの粒度の紙粉及び高吸水性樹脂の混合物の供給ホッパー 30 紙粉及び高吸水性樹脂の混合物の供給路 31 第二の造粒物被覆装置 32 第三の造粒物被覆装置 33 第一の造粒物被覆装置27の排出路 34 第二の造粒物被覆装置31の排出路 35 お茶の濃縮液の噴霧装置 36 第三の造粒物被覆装置32の排出路 37 被覆造粒物搬送用のベルトコンベヤ 38 被覆造粒物搬送用のベルトコンベヤ37が接続する乾燥機 39 乾燥物出口 40 乾燥造粒物搬送用のベルトコンベヤ 41 製品タンク 42 製品搬出用のベルトコンベヤ 43 袋詰め領域 44 加圧梱包された紙おむつ廃材把の計量ホッパー 45 紙おむつ廃材把を解す解砕装置 46 紙おむつ廃材把を解す解砕装置に接続するベルトコンベヤ 47 解砕装置45の解砕物排出口 48 空送用配管 49 粉砕装置 50 混合装置13に接続する空送用配管 51 造粒装置12に接続するスクリューコンベヤ 52 高級水性樹脂供給用の計量装置 53 高級水性樹脂供給用の計量装置52に接続する供給管 54 水の噴霧装置 55 円形振動篩 311 第二の造粒物被覆装置 312 第三の造粒物被覆装置 341 第二の造粒物被覆装置311の排出路 342 第三の造粒物被覆装置
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000148977 【氏名又は名称】株式会社大貴
|
| 【出願日】 |
平成19年3月8日(2007.3.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100089303 【弁理士】 【氏名又は名称】滝口 昌司
【識別番号】100074734 【弁理士】 【氏名又は名称】中里 浩一
【識別番号】100086265 【弁理士】 【氏名又は名称】川崎 仁
|
| 【公開番号】 |
特開2007−190025(P2007−190025A) |
| 【公開日】 |
平成19年8月2日(2007.8.2) |
| 【出願番号】 |
特願2007−59254(P2007−59254) |
|