| 【発明の名称】 |
糞を受ける装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】山内 康照
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| 【要約】 |
【課題】糞を受ける袋をその動物の体に取り付けるための装置において、動物の体の大きさのみならず各部の寸法比のバラツキに対して、同じ装置で対応できるようにする。
【解決手段】尻尾7の下に、装着具11によって本体13が装着され、肛門を露出させる取付孔15が形成され、袋5が取り付けられて糞を受ける。尻尾7を保持する尻尾保持手段17が、本体13に対し位置が調整可能に設けられる。この位置調整手段19は、尻尾保持手段17に設けられた雄ネジ45が、本体13に設けられた挿通孔47に挿通され、円盤状のツマミ49を回すと、ツマミ49の雌ネジ51が雄ネジ45を軸方向に送り、位置が調整される。線状の部材は、右側ループ部材が動物の右後脚の付根の内側を回り、左側ループ部材が動物の左後脚の付根の内側を回り、本体13を支える。前側ループ部材は、動物の首の下側を通って本体13を支える。これら3つのループ部材の各々の途中は、止具によって止められ、長さ変更手段によって長さが変更される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 動物の糞を受ける袋を前記動物の体に取り付けるための装置であって、前記動物の尻尾の下に、線状の部材からなる装着具によって装着される本体と、線状の部材の長さ変更手段と、前記本体に形成され前記動物の肛門を露出させる取付孔と、この取付孔に取り付けられて糞を受ける袋と、前記動物の尻尾を保持する尻尾保持手段と、この尻尾保持手段を前記本体に対し位置が調整可能に設けた位置調整手段と、を有することを特徴とする糞を受ける装置。 【請求項2】 前記位置調整手段は、前記本体又は前記尻尾保持手段の一方に設けられた雄ネジと、他方に設けられこの雄ネジが挿通される挿通孔と、前記雄ネジに同軸で回動可能に配置され内周に雌ネジが形成され軸方向の移動が規制された円盤状のツマミと、を有して構成されることを特徴とする請求項1に記載の糞を受ける装置。 【請求項3】 前記取付孔に対して、前記袋はワンタッチで取り付けられる取付具を有することでカートリッジタイプになっており、この取付具は、前記袋の開口部に設けられ前記取付孔に挿入されるリング部材と、このリング部材の直径方向の2箇所に形成され、この2箇所に対応して前記取付孔の縁に形成される爪穴に、前記挿入時に嵌合する爪と、この爪の付近で後方へ向かって延設され、指でつまむことで前記リング部材を撓ませ、よって前記爪の嵌合を外して袋を取り外すためのアームと、を有して構成されることを特徴とする請求項1、又は2に記載の糞を受ける装置。 【請求項4】 前記線状の部材からなる装着具は、一端が本体の右下に固定され動物の右後脚の付根の内側を回って他端が本体の左上に固定される右側ループ部材と、一端が本体の左下に固定され動物の左後脚の付根の内側を回って他端が本体の右上に固定される左側ループ部材と、前記右側ループ部材の右腰上に一端が固定され動物の左肩から首の下側を通って右肩から前記左側ループ部材の左腰上に他端が固定される前側ループ部材と、これら3つのループ部材の各々の途中を止める止具と、各々の長さを変更できる長さ変更手段と、を有して構成されることを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の糞を受ける装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、犬猫などの動物の糞を受ける袋をその動物の体に取り付けるための装置に関する。 【背景技術】 【0002】 犬猫などの動物、特に散布中の犬がする糞を袋で受けるという提案は多く存在し、その中でも袋をその動物の肛門に取り付けるための装置も複数が存在する。たとえば、下記の特許文献1、2には、袋の口が取り付けられるリングを、紐によって取り付ける技術が開示される。また、特許文献3には、犬にはかせたパンツに、肛門を露出させる孔を開け、その孔に袋が取り付けられる技術が開示される。 【特許文献1】特開2003−92945 【特許文献2】実用新案登録3021428 【特許文献3】特開2005−151963 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、これら袋をその動物の体に取り付けるための装置を商品として生産しても、動物の体の大きさや各部の寸法比などには、非常に大きなバラツキがあり、そのバラツキに対応した商品でないと、糞がうまく袋の中に受けきれない。 そして、動物の体の大きさには、取り付けの紐の長さを可変にすれば、ある程度対応ができるが、問題は、体の大きさがほぼ同じでも、動物の種類によって、また例えば同じ犬でも犬の種類によって、体の各部の寸法比が異なり、袋の穴がうまく肛門の位置に一致しないという問題があった。 【0004】 動物の体の大きさのみならず各部の寸法比に応じて、サイズの異なる商品を製造し販売することは、商品のコストをいたずらに高くしてしまうものである。 この発明は、以上の問題点を解決するために、動物の体の大きさのみならず各部の寸法比のバラツキに対して、同じ商品で対応できる糞を受ける装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0005】 以上の課題を解決するために、第一発明は、動物の糞を受ける袋を前記動物の体に取り付けるための装置であって、前記動物の尻尾の下に、線状の部材からなる装着具によって装着される本体と、線状の部材の長さ変更手段と、前記本体に形成され前記動物の肛門を露出させる取付孔と、この取付孔に取り付けられて糞を受ける袋と、前記動物の尻尾を保持する尻尾保持手段と、この尻尾保持手段を前記本体に対し位置が調整可能に設けた位置調整手段と、を有することを特徴とする糞を受ける装置である。 【0006】 第二発明は、さらに、前記位置調整手段は、前記本体又は前記尻尾保持手段の一方に設けられた雄ネジと、他方に設けられこの雄ネジが挿通される挿通孔と、前記雄ネジに同軸で回動可能に配置され内周に雌ネジが形成され軸方向の移動が規制された円盤状のツマミと、を有して構成されることを特徴とする糞を受ける装置である。 【0007】 第三発明は、さらに、前記取付孔に対して、前記袋はワンタッチで取り付けられる取付具を有することでカートリッジタイプになっており、この取付具は、前記袋の開口部に設けられ前記取付孔に挿入されるリング部材と、このリング部材の直径方向の2箇所に形成され、この2箇所に対応して前記取付孔の縁に形成される爪穴に、前記挿入時に嵌合する爪と、この爪の付近で後方へ向かって延設され、指でつまむことで前記リング部材を撓ませ、よって前記爪の嵌合を外して袋を取り外すためのアームと、を有して構成されることを特徴とする糞を受ける装置である。 【0008】 第四発明は、さらに、前記線状の部材からなる装着具は、一端が本体の右下に固定され動物の右後脚の付根の内側を回って他端が本体の左上に固定される右側ループ部材と、一端が本体の左下に固定され動物の左後脚の付根の内側を回って他端が本体の右上に固定される左側ループ部材と、前記右側ループ部材の右腰上に一端が固定され動物の左肩から首の下側を通って右肩から前記左側ループ部材の左腰上に他端が固定される前側ループ部材と、これら3つのループ部材の各々の途中を止める止具と、各々の長さを変更できる長さ変更手段と、を有して構成されることを特徴とする糞を受ける装置である。 【発明の効果】 【0009】 第一、第二、第三、又は第四発明によれば、ベルトや紐などの線状の部材からなる装着具によって装置の本体を装着することで、線状の部材の長さを変更することで動物の体の大きさのバラツキに対応できる。また、尻尾保持手段を、肛門を露出させる取付孔が形成された本体に対して、位置の調整が可能に設けることにより、動物の体の各部の寸法比が異なることで尻尾と肛門との距離が違っても、取付孔すなわち袋の穴をうまく肛門の位置に一致させることができる。 【0010】 第二、第三、又は第四発明によれば、位置調整手段を簡素で頑丈に作ることができる。 第三、又は第四発明によれば、袋はワンタッチで取り付けられるカートリッジタイプになっており、取り付けの面倒がなく、便利である。 第四発明によれば、前側ループ部材によって、装置の本体が持ち上げられ下方へずれるのを防止しやすい。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 この発明の実施形態を、図1〜図7に示す。 (装置の概略) この実施形態に係る装置1は、犬3の糞を受ける袋5を、犬3の体に取り付けて使用するための装置1である。犬3の尻尾7の下に、線状の部材であるベルト9とカバン様のケース31からなる装着具11によって、装置1の本体13が装着される。本体13の内部中央には、犬3の肛門を露出させる取付孔15が形成される。この取付孔15に、ビニールの袋5などが取り付けられて糞を受ける。本体13の上面には、犬3の尻尾7を保持する上向きのU字状の尻尾保持手段17が、位置調整手段19を介して取り付けられ、よって、この尻尾保持手段17は、本体13に対し上下方向の位置が調整可能にされる。 【0012】 (装着具11) 図1〜図3に示すように、装着具11は、伸縮性のベルト9からなる3つのループベルトを有する。右側ループベルト21は、一端が本体13の右下に固定され、犬3の右後脚の付根の内側を回って、他端が本体13の左上に固定される。左側ループベルト23は、一端が本体13の左下に固定され、犬3の左後脚の付根の内側を回って、他端が本体13の右上に固定される。前側ループベルト25は、右側ループベルト21の右腰上に一端が固定され、犬3の左肩から首の下側を通って右肩から左側ループベルト23の左腰上に他端が固定される。これら3つのループベルト21,23,25には、各々の途中を止める止具としてのワンタッチバックル27と、各々のベルト9の長さを変更できる長さ変更手段としての金具29が設けられる。 【0013】 (本体13) 図4、図5に示すように、本体13は、カバン様のケース31の内部に納められ、上部から尻尾保持手段17が露出している。本体13は、概略箱状をなし、上方と後方が開放された形状を有する。左右側面33は、カバン様のケース31に収めやすいように、上辺と下辺が短く、上下方向の中央の幅が広い、五角形状をなす。 【0014】 箱状の前側は、平面形状が台形である台形柱状の突出部35を形成し(図5(A)参照)、犬3の尻部の中央に位置決めしやすい形状になっている。この台形柱状の中央面37には上方の中央に、犬3の肛門を露出させる取付孔15が形成されている。 【0015】 (尻尾保持手段17) 本体13の箱状の上面、すなわち台形柱状の上面には、犬3の尻尾7を保持する尻尾保持手段17が設けられる。この実施形態においては、尻尾保持手段17は、尻尾7の付根下部を下から支えるU字断面を有する半円筒状をなし、下面と左右側面38は四角形をなす。この左右側面38は、本体13に立設される一対のガイド板39に挟まれる。各ガイド板39の内側面には、2条のガイドレール41が垂直に設けられ、尻尾保持手段17の左右側面33に形成されたガイド溝43に嵌合し、尻尾保持手段17を上下方向に移動可能に案内する。 【0016】 (位置調整手段19) 図5、図6に示すように、位置調整手段19は、尻尾保持手段17の下側中央に設けられた雄ネジ45が、本体13の上面中央に形成された挿通孔47に、挿通される。この雄ネジ45に同軸で回動可能に、ドーナツ円盤状のツマミ49が配置される。ドーナツ円盤状の内周には、雌ネジ51が形成され、雄ネジ45に螺合する。このツマミ49は、本体13に形成された水平な溝53の中に半分以上が保持され、軸方向の移動が規制される。よって、ツマミ49の溝53から露出している部分を回転すると、ツマミ49の雌ネジ51によって雄ネジ45が軸方向、すなわち上下方向へ送られ、よって尻尾保持手段17の上下方向の位置が調節される。 【0017】 ツマミ49の横の近傍の位置で、本体13に設けられ垂直面で回動可能なロックピン55は、先端がL字状に曲がっていて、ツマミ49の円周上に等間隔で複数が形成されるロック孔57に係止する。これにより位置調整手段19をロックし、位置が動かないようにできる。 【0018】 (袋5) 図7に示すように、袋5は、取付孔15に対して、ワンタッチで取り付けられる取付具59を有することでカートリッジタイプになっている。すなわち、この取付具59は、袋5の開口部の縁を集めるリング部材61の先端が、取付孔15に挿入される。このリング部材61の直径方向の2箇所に、ヤジリの半分の形状をした爪63が形成される。これらの2箇所の爪63の形状に対応して、取付孔15の縁に爪穴65が形成される。リング部材61を取付孔15に挿入すると、爪63は、爪穴65の縁67を乗り越えて、爪穴65に嵌合する。 【0019】 この爪63の付近には、斜め後方へ向かってアーム69が延設される。これらの二つのアーム69を指でつまむことで、リング部材61が撓み、よって爪63が爪穴65の縁67を再び乗り越えて、嵌合が外れ、袋5を取り外すことができる。 なお、袋5の開口部の近くには、空気抜きの孔68が形成されている。 【0020】 (カバン様のケース31) 図3に示すように、カバン様のケース31は、本体13を収めるもので、蓋71が本体13の後方に向かって開閉できるように設けられ、ベルト72で止められる。蓋71の上部の中央には、尻尾保持手段17が貫通し露出する貫通孔73が開けれる。 【0021】 「実施形態の作用・効果」 この実施形態によれば、ベルト9からなる装着具11で、カバン様のケース31に収められたままの本体13を、犬3の尻尾7の下に装着し、尻尾保持手段17の半円筒状の部分に尻尾7を載せ、位置調整手段19の円盤状のツマミ49を回すと、ツマミ49の雌ネジ51が雄ネジ45を軸方向に送り、尻尾7に対する取付孔15の上下方向の位置が調整される。 【0022】 犬3が袋5の中へ糞をした後に、袋5の取付具59に延設される二つのアーム69を指でつまむことで、リング部材61の爪63が爪穴65の縁67を再び乗り越えて、嵌合が外れ、袋5を取り外すことができる。 ベルト9からなる装着具11によって装置1の本体13を装着することで、ベルト9の長さを変更することで動物の体の大きさのバラツキに対応できる。 【0023】 また、尻尾保持手段17の位置の調整が可能であることから、犬3の体の各部の寸法比が異なることで尻尾7と肛門との距離が違っても、取付孔15すなわち袋5の穴を、うまく肛門の位置に一致させることができる。 【0024】 また、位置調整手段19を、雄ネジ45に螺合する雌ネジ51を有する円盤状のツマミ49を用いて、簡素で頑丈に作ることができ、装置コストを抑えることができる。 また、袋5は、二つのアーム69を指でつまむことでワンタッチで外せるカートリッジタイプになっており、取り付け、取り外しの面倒がなく、便利である。 また、装着具11の前側ループ部材によって、装置1の本体13が持ち上げられ下方へずれるのを防止しやすい。 【0025】 「他の実施形態」 以上の実施形態では、動物は犬3であったが、本発明は他の動物、例えば猫、馬など、4つ脚で、尻尾7を有し、尻部が地面から離れた状態で歩行する動物について実施できる。 以上の実施形態では、装着具11を構成する線状の部材は、伸縮性のベルト9であったが、他の実施形態では、伸縮しなくてもかまわない。また、紐、チェーンなどの他の線状の部材を用いることができる。 【図面の簡単な説明】 【0026】 【図1】この発明の一実施形態にかかる装置を動物に装着した状態を示す平面図である。 【図2】図1の底面図である。 【図3】図1の背面図である。 【図4】図3の装置からカバン様のケースを除き装置本体を表した斜視図である。 【図5】図4を別の角度から示すもので(A)は平面図、(B)は背面図、(C)は底面図、(D)は側面図である。 【図6】装置本体の要部拡大図で、(A)は図5(A)の要部拡大、(B)は図5(B)の要部拡大図、(C)は(B)の縦断面図である。 【図7】袋の取付部分の要部拡大図で、(A)は取付孔の拡大背面図、(B)は(A)の平面図、(C)は袋の取付具の平面図、(D)は(C)の全体斜視図である。 【符号の説明】 【0027】 1…装置、3…犬、5…袋、7…尻尾、9…ベルト、11…装着具、13…本体、15…取付孔、17…尻尾保持手段、19…位置調整手段、21…右側ループベルト、23…左側ループベルト、25…前側ループベルト、27…ワンタッチバックル、29…金具、31…ケース、33…左右側面、35…突出部、37…中央側面、39…ガイド板、41…ガイドレール、43…ガイド溝、45…雄ネジ、47…挿通孔、49…ツマミ、51…雌ネジ、53…溝、55…ロックピン、57…ロック孔、59…取付具、61…リング部材、63…爪、65…爪穴、67…縁、69…アーム、71…蓋、73…貫通孔。
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| 【出願人】 |
【識別番号】506008733 【氏名又は名称】山内 康照 【識別番号】506008744 【氏名又は名称】山内 降稔
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| 【出願日】 |
平成18年1月6日(2006.1.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100092989 【弁理士】 【氏名又は名称】片伯部 敏
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| 【公開番号】 |
特開2007−181423(P2007−181423A) |
| 【公開日】 |
平成19年7月19日(2007.7.19) |
| 【出願番号】 |
特願2006−1356(P2006−1356) |
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