| 【発明の名称】 |
観賞魚展示販売用多段型水槽台 |
| 【発明者】 |
【氏名】三浦 隆
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| 【要約】 |
【課題】手間が掛からず、店内の狭いスペースでも多種の観賞魚を展示販売できるようにする。
【解決手段】上面が開口した直方形のガラス水槽1a〜1iと、複数のガラス水槽が縦横に載置され該各ガラス水槽の上部に観賞魚を出し入れできる空隙3a〜3cが形成されるようにした陳列棚2と、該陳列棚の上部に配設されていて一定量の水道水が貯留される貯水タンク4と、該空隙の前側に開閉可能に設けられる開閉板8a〜8cと、該各ガラス水槽の上部に設けられ該各ガラス水槽内を上方から照らす照明灯11a〜11cと、前記空隙に外気を吹き込むように設けられた冷却用ファン12a〜12cと、前記各ガラス水槽および貯水タンクに設けられた保温用ヒータ7,13a〜13iと、前記各ガラス水槽にバブリング用空気を補給する空気ポンプ17と、前記貯水タンクの貯留水を各ガラス水槽に補給する給水管18a〜18iとを具備し、該各給水管に該各ガラス水槽の水面に浮かんで該各ガラス水槽の水位を一定に保つフロート弁20a〜20iを設けた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上面が開口した直方形のガラス水槽と、複数のガラス水槽が縦横に載置され該各ガラス水槽の上部に観賞魚を出し入れできる空隙が形成されるようにした陳列棚と、該陳列棚の上部に配設されていて一定量の水道水が貯留される貯水タンクと、該空隙の前側に開閉可能に設けられる開閉板と、該各ガラス水槽の上部に設けられ該各ガラス水槽内を上方から照らす照明灯と、前記空隙に外気を吹き込むように設けられた冷却用ファンと、前記各ガラス水槽および貯水タンクに設けられた保温用ヒータと、前記各ガラス水槽にバブリング用空気を補給する空気ポンプと、前記貯水タンクの貯留水を各ガラス水槽に補給する給水管とを具備し、該各給水管に該各ガラス水槽の水面に浮かんで該各ガラス水槽の水位を一定に保つフロート弁を設けたことを特徴とする観賞魚展示販売用多段型水槽台。 【請求項2】 フロート弁は、各ガラス水槽上に下向きとなるように止水栓の二次側に吐水筒を配設し、該吐水筒の下端開口縁に弁座を形状すると共に、該吐水筒に筒状のフロータ支持部材を装着し、中空状に形成されたフロータの上部に軸部を一体に形成し、該軸部を該フロータ支持部材中に遊嵌し、該軸部の上端面に設けられた弁体を前記弁座に対峙させてなるものである請求項1に記載の観賞魚展示販売用多段型水槽台。 【請求項3】 観賞魚の名称およびその販売価格等が表示された展示カードを開閉板の前面に設けた請求項1または2に記載の観賞魚展示販売用多段型水槽台。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、熱帯魚、金魚等の多種の観賞魚を展示販売するために店舗内に設けられる多段型水槽台に関するものである。 【背景技術】 【0002】 熱帯魚、金魚等の多種の観賞魚を展示販売するホームセンター、ペットショップ等の店舗では、一般にガラス水槽に種類毎に区分けして観賞魚が容れられ、これらのガラス水槽を陳列棚に縦横に載置し、該各ガラス水槽に水温を一定に保つための保温用ヒータおよび冷却用ファンを設けると共に、各ガラス水槽にバブリング用空気を補給する空気ポンプが設けられ、さらに該各ガラス水槽に給水管、排水管およびオーバーフロー管が設けられている。そして店員が各ガラス水槽の状況を常にチェックするようにしている。 なお下記特許文献1は、ホテル,レストラン、或いは一般家庭等に設置される観賞魚用水槽を示すもので、同水槽には浄水のための濾過装置が水槽内に設けられている。 【特許文献1】特開平8−9819号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 ところで、観賞魚を展示販売するためのガラス水槽は、特許文献1に示されたような単独で設置される水槽と違い、観賞魚の種類毎に区分けして多数の水槽に容れられ最適水温も各観賞魚の種類によって異なるので、店員はこれら多数の水槽について見落とすことなく状態を管理する必要があり、また、各ガラス水槽の水は蒸発や販売時に水が汲み出されたりすることによって水位が下がるため、不足する水を適量補給する必要があり、そのための給水栓の操作も店員が行う必要があり、これらの十分な管理が行われないと観賞魚が死んで大きな損失になるという問題があった。 このため、観賞魚の展示販売にはこれら管理のため大きなコストを要するものであった。 本発明はこのような従来の観賞魚展示販売の問題点を解消し得る多段型水槽台を提供しようとするものである。 【課題を解決するための手段】 【0004】 そのために請求項1に記載の観賞魚展示販売用多段型水槽台は、上面が開口した直方形のガラス水槽と、複数のガラス水槽が縦横に載置され該各ガラス水槽の上部に観賞魚を出し入れできる空隙が形成されるようにした陳列棚と、該陳列棚の上部に配設されていて一定量の水道水が貯留される貯水タンクと、該空隙の前側に開閉可能に設けられる開閉板と、該各ガラス水槽の上部に設けられ該各ガラス水槽内を上方から照らす照明灯と、前記空隙に外気を吹き込むように設けられた冷却用ファンと、前記各ガラス水槽および貯水タンクに設けられた保温用ヒータと、前記各ガラス水槽にバブリング用空気を補給する空気ポンプと、前記貯水タンクの貯留水を各ガラス水槽に補給する給水管とを具備し、該各給水管に該各ガラス水槽の水面に浮かんで該各ガラス水槽の水位を一定に保つフロート弁を設けたことを特徴とする。 【0005】 また、請求項2に記載の発明は上記観賞魚展示販売用多段型水槽台において、フロート弁は、各ガラス水槽上に下向きとなるように止水栓の二次側に吐水筒を配設し、該吐水筒の下端開口縁に弁座を形状すると共に、該吐水筒に筒状のフロータ支持部材を装着し、中空状に形成されたフロータの上部に軸部を一体に形成し、該軸部を該フロータ支持部材中に遊嵌し、該軸部の上端面に設けられた弁体を前記弁座に対峙させてなることを特徴とする。 また、請求項3に記載の発明は上記観賞魚展示販売用多段型水槽台において、観賞魚の名称およびその販売価格等が表示された展示カードを開閉板の前面に着脱可能に設けたことを特徴とする。 【発明の効果】 【0006】 請求項1に記載の発明では、狭いスペースでも多種の観賞魚を展示販売することができると共に、観賞魚を展示販売するに際して店員の手間が掛からず、管理が十分でなくても観賞魚を死なせてしまうようなおそれがないので多大な販売コストを要しない。 【0007】 請求項2に記載のフロート弁は、貯水タンクとの水位差程度の低い水圧の補給水をフロータの浮力により直接開閉させる簡易な構造であり、いわゆるシスターンのように高圧力の水道水を開閉する機能はないものの、低コストで小型に構成することができる。このため該フロート弁を各ガラス水槽毎に低コストで設けることができると共に、該フロート弁を設けることでガラス水槽の上面を塞いでしまうようなこともないので、観賞魚の出し入れの邪魔になることがない。 請求項3に記載の発明では、各ガラス水槽毎に観賞魚の名称およびその販売価格等が表示されることから、ホームセンター、ペットショップ等の店舗における展示販売を容易にする。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 次に本発明の実施形態を図面に従い説明する。図1は本発明に係る観賞魚展示販売用多段型水槽台の正面図、図2はその縦断面図、図3は配管系統図である。図中、1a〜1iは少なくとも前面に透明ガラスが設けられ、上面が開口している直方形のガラス水槽、2は該ガラス水槽1a〜1iが縦横に載置される陳列棚で、各ガラス水槽の上部に観賞魚を出し入れできる空隙3a〜3cが形成されるように該各ガラス水槽を配置する。なお、陳列棚2の下部には備品収納ボックス2aが形成されその前面に引戸2bが設けられている。 【0009】 4は該陳列棚2の上部に配設された貯水タンクで、該貯水タンクには図3に示したように水道配管5にシスターン(水面に浮上するフロータ6aが梃子杆6bの先端に設けられ、該梃子杆6bの基部に開閉弁6aが設けられていて該梃子杆6bの作用により水道水を開閉させるもの)6を設けることにより、該貯水タンク内に常に一定量の水道水が貯留されるようにしている。そして該貯水タンクに水道水が24時間程度貯留されることにより、水道水中に殺菌用として含まれている塩素を気化させ、観賞魚に悪影響のない、まろやかな水が生成されるようにしている。また、7は該貯水タンク内に設けられた保温用ヒータで、該保温用ヒータは温度センサ7aによって検出された該貯水タンク内の水温と温度コントローラ7bに設定された水温に応じて作動し、該貯水タンク内の水温を24〜28℃程度に保つ。 【0010】 また、8a〜8cは空隙3a〜3cの前側に蝶番9,9,…によって前方に開閉可能に吊下された開閉板、10a〜10iは各ガラス水槽1a〜1i毎に該開閉板の前面に着脱可能に設けられた展示カードで、該展示カードに観賞魚の名称およびその販売価格等が表示される。なお、9aは開閉板8a〜8cの裏面に設けられ該開閉板を閉止状態に保持する止具である。 【0011】 また、11は該各ガラス水槽1a〜1iに上部に設けられ該各ガラス水槽内を上方から照らす蛍光灯等の照明灯である。12a〜12cは空隙3a〜3cに外気を吹き込むように設けられた冷却用ファン、13a〜13iは各ガラス水槽に設けられた保温用ヒータ、14a〜14iは各ガラス水槽に設けられた温度センサ、15a〜15iは温度コントローラで、該温度センサによって各ガラス水槽内の水温が検知され、保温用ヒータ13a〜13iまたは冷却用ファン12a〜12cを作動させ、該各ガラス水槽内の水温が常に該温度コントローラに設定された水温に保たれる。 【0012】 また、各ガラス水槽1a〜1iの底部には濾過砂16a中からパイプ16bが垂直に樹立するように設けられた濾過装置16が設けられ、該パイプ16b中に空気ポンプ17から給気管17aを介してバブリング用空気が補給され、各ガラス水槽内の水がこれにより循環され浄化される。 【0013】 18a〜18iは前記貯水タンク4の底部より分岐配管され、該貯水タンクの貯留水を自重により各ガラス水槽1a〜1iに補給する給水管、19a〜19iは該各給水管に設けられた止水栓、20a〜20iは該止水栓の先に設けられたフロート弁である。該フロート弁は図4に側面図、図5に縦断面図を示したように、各ガラス水槽上に下向きとなるように止水栓の二次側に吐水筒21を配設し、該吐水筒の下端開口縁に弁座22を形状すると共に、該吐水筒の外周に筒状のフロータ支持部材23を装着し、中空円錐形に形成されたフロータ24の上部に一体に形成された軸部25を該フロータ支持部材23中に遊嵌し、該軸部25の側面に突設されたピン27をフロータ支持部材23に形成された長孔28中に遊嵌し、該軸部25の上端面に設けられたゴム製の弁体26を弁座22に対峙させ、該フロータ24を長孔28の範囲内にて上下動自在に支持している。なお、フロータ支持部材23の両側壁には透孔29が開設されている。 【0014】 このため、フロータ24は、該各ガラス水槽の水面に浮かび、その水位が上下するのに従って上昇または下降し、水位が下がると弁体26が弁座22から離間することから、前記貯水タンク4から給水管18a〜18iを通って自重で流下して来た水が吐水筒21の下端開口縁から流出し透孔29から該各ガラス水槽中に補給される。また、該各ガラス水槽の水位が一定以上になると弁体26が弁座22に密着することでその水の補給が停止される。このようにフロート弁20a〜20iは、フロータ24が上昇または下降することにより該フロータと一体的に設けられた弁体26が上下し吐水筒21を直接開閉させる構造で低水圧にのみ対応できる簡易な構造のものであることから、低コストで製造することができると共に、このフロート弁20a〜20iは小型であって狭い水槽の上にも配置できる。即ち、フロート弁20a〜20iは、貯水タンク4との水位差程度の低い水圧の補給水をフロータ24の浮力により直接開閉させる簡易な構造であり、いわゆるシスターンのように高圧力の水道水を開閉する機能はないものの、低コストで小型に構成することができため、各ガラス水槽毎に低コストで設けることができると共に、該フロート弁を設けることでガラス水槽の上面を塞いでしまうようなことがなく、観賞魚を出し入れする際の邪魔にならない。 【0015】 なお、27a〜27iは各水槽1a〜1iに設けられた排水栓、28a〜28iは各水槽1a〜1iに設けられたオーバーフロー排水管である。 【0016】 このように構成した観賞魚展示販売用多段型水槽台は、ホームセンター、ペットショップ等の店舗に設置され、各ガラス水槽1a〜1i毎に夫々同種の観賞魚を入れ、照明灯11a〜11cによって照らし出すと共に、展示カード10a〜10iに該各水槽の観賞魚の名称およびその販売価格等を表示することによって多種の観賞魚を省スペースで販売用に展示することができる。また、開閉板8a〜8cを開け、空隙3a〜3cに小型のタモ網を差し入れることで、各水槽中の観賞魚を前面から容易に出し入れすることができる。 【0017】 また、温度コントローラ15a〜15iを温度設定することにより、各水槽毎に設けられた保温用ヒータ13a〜13i、および各段毎に設けられた冷却用ファン12a〜12cが作動し、各水槽の水温を夫々観賞魚に適した値に自動的にコントロールすると共に、空気ポンプ17から各水槽に補給されたバブリング用空気によって該各水槽の水が浄化される。このため温度コントローラ15a〜15iを各水槽毎に適温に設定することにより常に観賞魚の生育に適した環境が維持される。 【0018】 また、各水槽の水が、観賞魚の販売時に同時に汲み出されたり、或いは蒸発することにより減って、水位が下がると、上記フロータ24が下がって該フロート弁20a〜20iが開き、貯水タンク4から水が自動的に補給されることから、該各水槽の水位を常に一定に保つことができる。こうして貯水タンク4から補給される水は、該貯水タンク4に24時間程貯留されることにより、観賞魚にとって有害な塩素等が気化され、かつ温度コントローラ7bによって24〜28℃程度に温度調節されていることから、該貯水タンク4からの給水が観賞魚に悪影響を与えるおそれはない。 【0019】 このため、この観賞魚展示販売用多段型水槽台では、店員の手間が掛からず、また、管理が十分でなくても観賞魚を死なせてしまうようなおそれがないと共に、狭いスペースでも多種の観賞魚を展示販売することができる。 【図面の簡単な説明】 【0020】 【図1】本発明の実施形態を示す観賞魚展示販売用多段型水槽台の正面図。 【図2】図1の観賞魚展示販売用多段型水槽台の縦断面図。 【図3】本発明の実施形態を示す観賞魚展示販売用多段型水槽台の配管系統図。 【図4】本発明の実施形態を示す観賞魚展示販売用多段型水槽台のフロート弁の側面図。 【図5】図4のフロート弁の縦断面図。 【符号の説明】 【0021】 1a〜1i ガラス水槽 2 陳列棚 3a〜3c 空隙 4 貯水タンク 7 保温用ヒータ 7a 温度センサ 7b 温度コントローラ 8a〜8c 開閉板 10a〜10i 展示カード 11a〜11c 照明灯 12a〜12c 冷却用ファン 13a〜13i 保温用ヒータ 14a〜14i 温度センサ 15a〜15i 温度コントローラ 16 濾過装置 16a 濾過砂 16b パイプ 17 空気ポンプ 17a 給気管 18a〜18i 給水管 19a〜19i 止水栓 20a〜20i フロート弁 21 吐水筒 22 弁座 23 フロータ支持部材 24 フロータ 25 軸部 26 弁体
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| 【出願人】 |
【識別番号】593113422 【氏名又は名称】三洋スーパースタンド株式会社
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| 【出願日】 |
平成17年12月19日(2005.12.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100112531 【弁理士】 【氏名又は名称】伊藤 浩二
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| 【公開番号】 |
特開2007−166911(P2007−166911A) |
| 【公開日】 |
平成19年7月5日(2007.7.5) |
| 【出願番号】 |
特願2005−364472(P2005−364472) |
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