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【発明の名称】 ペット用の紙おむつ
【発明者】 【氏名】橋本 みち子

【要約】 【課題】装着、脱着操作を、簡単、容易、確実にでき、使い勝手が良くなるよう形成したペット用の紙おむつを提供する。

【解決手段】ペット1の腹にあてがう腹当て部2と、尻にあてがう尻当て部3とを一体状に連続して形成する。腹当て部2の両側に、舌片状の接着部5を、接着面を腹当て部2の腹当て面と同じ側にして設ける。この接着部5と対応する尻当て部3の外面の位置を、被接着面6に形成する。また尻当て部3を、その後端から腹当て部2の側に向かって二つ割状に切り離すと共に、この一対の分割片3a、3b同士の切り離し箇所7を接着自在に形成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ペットの腹にあてがう腹当て部と、尻にあてがう尻当て部とが一体状に連続して形成されているペット用の紙おむつであって、上記の腹当て部の両側に、舌片状の接着部が接着面を腹当て部の腹当て面と同じ側にして設けられ、この接着部と対応する上記尻当て部の外面の位置が被接着面に形成され、また尻当て部が、その後端から腹当て部の側に向かって二つ割状に切り離されると共に、この一対の分割片同士の切り離し箇所が接着自在に形成されていることを特徴とするペット用の紙おむつ。
【請求項2】
請求項1記載のペット用の紙おむつであって、尻当て部の切り離し箇所の最深部に、ペットの尻尾を通すための孔が形成されていることを特徴とするペット用の紙おむつ。
【請求項3】
請求項1又は2記載のペット用の紙おむつであって、腹当て部と尻当て部との境の両側に、シャーリングが施されていることを特徴とするペット用の紙おむつ。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明はペット用の紙おむつに関し、更に詳しくは簡単、容易に装着できるよう形成したペット用の紙おむつに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来この種の紙おむつとしては、例えば四隅に孔を開け、この孔に紐を通し、紐を介してペットの胴回りに結わい付けるよう形成したものがある(例えば特許文献1参照)。
【0003】
ところでこの種の紙おむつは、通常、四足動物の下肢に装着するため、着脱操作を簡単、迅速、確実にできるよう形成されているのが望ましい。
しかるに従来品は、上記の通り、隅の孔に紐を通してペットの胴回りに結わい付ける必要があったから、従来品によると、着脱操作が面倒で、使い勝手が悪い、という問題点があった。
【特許文献1】実用新案登録第3065794号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、このような従来品の問題点に鑑み、提案されたものである。
従って本発明の解決しようとする技術的課題は、装着、脱着操作を、簡単、容易、確実にでき、使い勝手が良くなるよう形成したペット用の紙おむつを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するため、次のような技術的手段を採る。
即ち本発明は、ペット1の腹にあてがう腹当て部2と、尻にあてがう尻当て部3とが一体状に連続して形成されているペット用の紙おむつであって、上記の腹当て部2の両側に、舌片状の接着部5が接着面を腹当て部2の腹当て面と同じ側にして設けられ、この接着部5と対応する上記尻当て部3の外面の位置が被接着面6に形成され、また尻当て部3が、その後端から腹当て部2の側に向かって二つ割状に切り離されると共に、この一対の分割片3a、3b同士の切り離し箇所7が接着自在に形成されていることを特徴とする(請求項1)。
【0006】
本発明の場合、接着部5の接着面、尻当て部3の被接着面6は、通常、雄雌一対の面状ファスナーや、剥離自在の粘着テープ等で面状に形成される。接着部5の個数や大きさ、長さ等は自由である。尻当て部3の切り離し箇所7は、尻当て部3の後端の中央から腹当て部2の側に向かって、通常、各分割片3a、3bの大きさが同等になるよう形成される。但し、本発明はこれに限定されるものではなく、各分割片3a、3bの大きさを違えて尻当て部3が二つ割状に形成されているのでも良い。またここで、切り離し箇所7が接着自在に形成されている、とは、一対の分割片3a、3b同士を、切り離し箇所7を介してくっつけたり離したりすることが自由にできる、ということを意味し、具体的には面状ファスナーや、剥離自在の粘着テープで切り離し箇所7を接着することで実現される。
【0007】
また本発明は、尻当て部3の切り離し箇所7の最深部に、ペット1の尻尾1aを通すための孔10が形成されているのが好ましい(請求項2)。
なぜならこれによると、ペット1の尻尾1aを孔10に通して整然と始末でき、分割片3a、3bでペット1の尻をもらさず、覆うことができるからである。
【0008】
また請求項1又は2記載の本発明は、腹当て部2と尻当て部3との境の両側に、シャーリング4が施されているのが好ましい(請求項3)。
なぜならこれによると、本発明品と、ペット1の足の付け根位置との密着度が高まり、尿漏れ等を確実に防止できるからである。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、このように腹当て部の両側に、舌片状の接着部を、接着面を腹当て部の腹当て面と同じ側にして設け、この接着部と対応する尻当て部の外面の位置を、被接着面に形成し、また尻当て部を、その後端から腹当て部の側に向かって二つ割状に切り離すと共に、この一対の分割片同士の切り離し箇所を接着自在に形成しているものである。
従って本発明は、尻当て部の分割片を、ペットの尻に交互にあてがって腹当て部と尻当て部とを一度に止め付けることができるから、これによれば、装着操作、脱着操作を、簡単、迅速、確実にでき、使い勝手が良くなる、という効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1等において、1は、例えばペットとしての犬である。2はペット1の腹にあてがう腹当て部であり、3は尻にあてがう尻当て部である。腹当て部2と尻当て部3とは、高吸水性樹脂材で、一体状に連続して形成されている。また腹当て部2と尻当て部3との境には、その両側に、シャーリング4が施されている
【0011】
5は、舌片状の接着部である。この接着部5は、上記の腹当て部2の両側に、接着面を腹当て部2の腹当て面と同じ側にして、腹当て部2の両側に2個づつ設けられている。接着部5の接着面は、この実施形態では雄型の面状ファスナーで形成されている。
【0012】
また本発明は、接着部5と対応する上記尻当て部3の外面の位置が、被接着面6に形成されている。この尻当て部3の被接着面6は、ペット1の体形に合わせて柔軟に止め位置を変更できるよう、面積の大きい雌型の面状ファスナーが尻当て部3の外面に貼られることにより形成されている。
【0013】
また尻当て部3は、その後端から腹当て部2の側に向かって二つ割状に切り離されている。この尻当て部3の切り離し箇所7は、この実施形態では尻当て部3の後端の中央から腹当て部2の側に向かって、分割片3a、3bの大きさが同等になるよう、且つ分割片3a、3bが重合される状態に形成されている。また切り離された一対の分割片3a、3b同士は、切り離し箇所7を介して接着自在に形成されている。具体的には、一方の分割片3aの切り離し箇所7の側の縁に、面状ファスナー製の舌片状の第2接着部8が、一定の間隔をあけて計3個設けられている。そしてこの第2接着部8と対応する他方の分割片3bの外面の位置が、雌型の面状ファスナーで第2被接着面9に形成されている。この実施形態に係る本発明では、第2被接着面9と、尻当て部3の被接着面6とは、連続したシート状に形成されている。
【0014】
10は、ペット1の尻尾1aを通すための孔である。この孔10は、尻当て部3の切り離し箇所7の最深部に形成されている。また孔10の周りには、尻尾1aの太さや形状等がペット1によって異なる場合でも、尻尾1aを確実に包み込んで装着できるよう、シャーリング4が施されている。
【0015】
次に本発明の使用例を、図3〜図6等に従って説明する。
先ず使用者は、腹当て部2をペット1の腹にあてがい(図3参照)、次に他方の分割片3bをペット1の尻に被せる(図4参照)。そして例えばこの他方の分割片3bの被接着面6に腹当て部2の接着部5を止め付け、その後、図5に示されるように、一方の分割片3aをペット1の尻に被せ、一方の分割片3aの第2接着部8を、他方の分割片3bの外面の第2被接着面9に止め付ける。
そして使用者は、腹当て部2の他方側の接着部5を、一方の分割片3aの外面の被接着面6に止め付ける。これにより、図6、図1Aに示されるように、本発明品が、ペット1に装着される。なお本発明品を脱着して交換する場合は、上例と逆の手順で行う。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の紙おむつの好適な一実施形態を示し、Aは使用状態時の側面図、Bは平面図である。
【図2】同上紙おむつの斜視図である。
【図3】同上紙おむつの使用例を説明するための平面図である。
【図4】同上紙おむつの使用例を説明するための平面図である。
【図5】同上紙おむつの使用例を説明するための平面図である。
【図6】同上紙おむつの使用例を説明するための平面図である。
【符号の説明】
【0017】
1 ペット
2 腹当て部
3 尻当て部
3a 一方の分割片
3b 他方の分割片
4 シャーリング
5 接着部
6 被接着面
7 切り離し箇所
【出願人】 【識別番号】505423634
【氏名又は名称】橋本 みち子
【出願日】 平成17年11月15日(2005.11.15)
【代理人】 【識別番号】100084571
【弁理士】
【氏名又は名称】平野 玄陽


【公開番号】 特開2007−135412(P2007−135412A)
【公開日】 平成19年6月7日(2007.6.7)
【出願番号】 特願2005−330052(P2005−330052)