| 【発明の名称】 |
オトリ缶 |
| 【発明者】 |
【氏名】細見 康雄
【氏名】佐々木 雅也
【氏名】高下 昌士
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| 【要約】 |
【課題】洗浄が簡単で衛生的に使用することができるオトリ缶の提供。
【解決手段】このオトリ缶10の本体11は、コア48とヘッドカバー49とを備える。コア48は、内側部材71及び外側部材72を有する。ヘッドカバー49は、内側部材71の開口周縁部74に嵌め込まれている。ヘッドカバー49に排水孔76が設けられている。この排水孔76は、ヘッドカバー49とコア48との隙間81に連通する。排水孔76は、本体11の隅部に設けられている。鮎が収容される収容室31の壁面とヘッドカバー49との境界に緩衝材84が設けられている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上面に矩形の開口が設けられると共に当該開口に連続して内部に収容室が区画された容器状のコア部と、 上記開口の周縁部に嵌め込まれ、当該開口を開閉する開閉扉が設けられたヘッドカバー部とを有するオトリ缶であって、 上記ヘッドカバー部は、当該ヘッドカバー部と上記コア部との隙間に連通する排水孔を備えているオトリ缶。 【請求項2】 上記排水孔は、上記開口の隅部に対応する位置に設けられている請求項1に記載のオトリ缶。 【請求項3】 上記開閉扉は、上記開口の一辺に沿って配置された回動中心軸に回動自在に支持されており、 上記排水孔は、上記一辺と対向する上記開口の他辺側の隅部に対応する位置に設けられている請求項2に記載のオトリ缶。 【請求項4】 上記コア部の上記収容室側の壁面と上記ヘッドカバー部の上記収容室側の壁面との境界部に、緩衝材がさらに設けられている請求項1から3のいずれかに記載のオトリ缶。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、鮎釣りに使用されるオトリ鮎を保存するためのオトリ缶の構造に関するものである。 【背景技術】 【0002】 鮎釣りでは、「友釣り」と称される釣法が採用されることが多い。この友釣りは、掛け針を備えた鮎がオトリとして使用され、釣人は、このオトリ鮎を操作してターゲットとなる鮎のテリトリーに侵入させる。ターゲットとなる鮎は、侵入したオトリ鮎を自己のテリトリーから排除すべく当該オトリ鮎にアタックする。このときに、オトリ鮎に設けられた掛け針がターゲットとなる鮎に掛かり、この鮎が釣り上げられる。 【0003】 オトリ鮎は、掛け針を備えると共にターゲットとなる鮎のテリトリーに繰り返して侵入するから、やがてオトリ鮎の体力が衰える。体力の衰えた鮎は、ターゲットとなる鮎のアタックを誘発するオトリとしての機能を発揮しなくなるため、釣人は、実釣中に適宜オトリ鮎を交換する必要がある。したがって、友釣りの実釣では、複数尾のオトリ鮎が体力を保持したまま保存されていることが重要であり、そのため、従来から、友釣りの実釣においては、オトリ缶と称されるオトリ鮎の保存用箱が用いられている(例えば、特許文献1〜特許文献3参照)。 【0004】 【特許文献1】実開昭63−26279号公報 【特許文献2】特開2005−40026号公報 【特許文献3】特開2005−40028号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 オトリ缶は、内部に水と共に鮎を収容することができる。しかも、このオトリ缶は、水中に配置されることにより、内部に収容された水が外部の水との間で循環し、常に新鮮な水が供給されるようになっている。図9は、従来のオトリ缶の要部拡大断面図である。同図は、オトリ缶1の使用状態における隅部2を拡大して図示している。一般にオトリ缶1は、側面1aを有する本体3と、この本体3に取り付けられた開閉扉4とを備えている。オトリ缶1は、側面1aが川底5に載置され且つ上面1bが水流に対して平行となるように水中に配置される。また、本体3は、カバー6が取り付けられている。このカバー6は、開閉扉4のシート部材を兼ねており、これにより、開閉扉4が安定して開閉することができるようになっている。 【0006】 ところで、このカバー6は、本体3の縁部に嵌め込まれるものであるから、両者の隙間7に水が侵入する。このため、オトリ缶1の使用後において当該隙間7が乾燥しにくく、不衛生であるという問題があった。 【0007】 さらに、一般にオトリ缶1の隅部2には略直角の角が形成されてしまう。オトリ缶1の内部を泳ぐオトリ鮎は、オトリ缶1の内部の水流の変化やオトリ缶1内に射し込む光の強さ等のさまざまな要因により、上記隅部2に魚体を激しく衝突させてしまうことがある。そのため、オトリ鮎の体力が急激に低下してしまうおそれがあり。この不都合が解消されるために、従来のオトリ缶1では、上記隅部に保護部材8が設けられているものもある。この保護部材8が設けられることにより、上記隅部2に傾斜面9が形成され、これにより、オトリ鮎が隅部2に魚体を衝突させたとしても緩衝され、オトリ鮎の体力の低下が抑えられる。 【0008】 しかしながら、上記保護部材8が設けられることにより、上記隙間7への水の進入が助長され、しかも当該隙間7に侵入した水は一層乾燥しにくくなるという問題がある。 【0009】 そこで、本発明の目的は、洗浄が簡単で衛生的に使用し得るオトリ缶を提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0010】 (1) 上記目的が達成されるため、本発明に係るオトリ缶は、上面に矩形の開口が設けられると共に当該開口に連続して内部に収容室が区画された容器状のコア部と、上記開口の周縁部に嵌め込まれ、当該開口を開閉する開閉扉が設けられたヘッドカバー部とを有するオトリ缶であって、上記ヘッドカバー部は、当該ヘッドカバー部と上記コア部との隙間に連通する排水孔を備えている。 【0011】 上記排水孔が設けられることにより、実釣中にあるいは洗浄によってヘッドカバー部とコア部との隙間に侵入した水が容易に排除される。 【0012】 (2) 上記排水孔は、上記開口の隅部に対応する位置に設けられているのが好ましい。 【0013】 上記隙間に侵入した水は、容易に上記開口の隅部に集中する。したがって、当該隅部に排水孔が配置されることにより、迅速に排水される。 【0014】 (3) 上記開閉扉は、上記開口の一辺に沿って配置された回動中心軸に回動自在に支持されており、上記排水口は、上記一辺と対向する上記開口の他辺側の隅部に対応する位置に設けられているのが好ましい。 【0015】 実釣では、オトリ缶は、開閉扉がフラップ状に回動するように川中に配置される。すなわち、上記一辺が水面側に位置し、上記他辺が川底側に位置するように配置される。したがって、オトリ缶の上記他辺側の隅部に水が溜まりやすくなるが、本発明では、当該他辺側の隅部に対応する位置に上記排水孔が設けられているので、一層容易に排水されるという利点がある。 【0016】 (4) 上記コア部の上記収容室側の壁面と上記ヘッドカバー部の上記収容室側の壁面との境界部に、緩衝材がさらに設けられているのが好ましい。 【0017】 この緩衝材が設けられることにより、オトリ缶内の水流の変化やオトリ缶内に射し込む光の強さ等のさまざまな要因によりオトリ鮎が上記収容室の内壁面に魚体を激しく衝突させても、その衝撃が緩和され、鮎が保護される。 【発明の効果】 【0018】 本発明によれば、ヘッドカバー部とコア部との隙間に侵入した水が容易に排除され得るから、洗浄が簡単で衛生的に使用し得るオトリ缶が提供される。 【発明を実施するための最良の形態】 【0019】 以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。 【0020】 (1) 全体構成と特徴点 【0021】 図1は、本発明の一実施形態に係るオトリ缶の斜視図である。 【0022】 オトリ缶10は、鮎釣り(友釣り)の際に釣人によって携行される。釣人は、このオトリ缶10内にオトリ鮎を水と共に収容する。また、釣人は、実釣中にオトリ缶10を川中に配置する。川中に配置されたオトリ缶10は、後述されるように水が循環し、これにより、オトリ鮎が体力を維持したまま保存される。なお、釣人は、釣れた鮎をオトリ缶10内で保存することもできる。 【0023】 オトリ缶10は、本体11と、これに取り付けられた外蓋12とを備えている。この外蓋12は、本体11に対して着脱自在となっている。本実施形態の特徴とするところは、本体11の構造である。具体的には、この本体11は、コア48と、このコア48に設けられたヘッドカバー49とを備えており、ヘッドカバー49に排水孔24(図4参照)が設けられている点である。そして、この排水孔24が設けられることにより、ヘッドカバー49とコア48との間に侵入した水が容易に排除されるようになっている。 【0024】 (2) 外蓋 【0025】 図2は、上記本体11の斜視図であって、上記外蓋12が取り外された状態を示している。 【0026】 この外蓋12は、合成樹脂等によって一体的に成形されている。図1が示すように、外蓋12は一対のラッチ13を備えている。各ラッチ13は、外蓋12の両側の側縁にそれぞれ設けられている。各ラッチ13は、矢印14の方向に回動自在となっている。外蓋12が本体11の上面18(図2参照)に取り付けられた状態で各ラッチ13が倒伏されると、各ラッチ13が本体11に係合し、これにより、外蓋12が本体11に固定されるようになっている。また、その状態から各ラッチ13が起立されると、各ラッチ13と本体11との係合が解除され、外蓋12は、本体11から取り外されるようになっている。 【0027】 外蓋12の天面15に凹部16、17が設けられている。各凹部16、17は、上記天面15の両端部に左右対称に配置されている。もっとも、各凹部16、17は、天面15の中心を基準として中心対称となる位置に配置されていてもよい。なお、凹部16又は凹部17のうちいずれか一方のみが天面15に設けられていてもよい。この凹部16、17は、図示されていないエアポンプを収容し、保持することができる。また、凹部16、17の周囲にベルト連結部19、20が設けられている。このベルト連結部19、20に図示されていないベルトが連結されるようになっている。上記凹部16、17にエアポンプが収容された状態で上記ベルトが当該エアポンプに巻き掛けられ、さらに上記ベルト連結部19、20に係合されることにより、上記エアポンプは、このベルトに締め付けられて上記凹部16、17内で確実に固定される。 【0028】 外蓋12の隅部にバイパス部21、22が設けられている。これらバイパス部21、22は、上記エアポンプが吐出する空気を外蓋12の内側へバイパスする。本実施形態では、バイパス部22は、上記凹部17の壁面23に設けられており、また、バイパス部21は、上記凹部16の壁面に設けられている。図1では、凹部16の壁面が図示されていないが、バイパス部21及びバイパス部22は、同図が示すように外蓋12の隅部に対称な位置に配置されている。具体的には、各バイパス部21及びバイパス部22は、天面15の中心を基準として中心対称となる位置に配置されている。本実施形態では、バイパス部21、22は、それぞれ上記凹部16、17に対応して設けられているから、上記凹部16及び凹部17のうちいずれか一方が省略された場合は、これに応じてバイパス部21又はバイパス部22も省略される。 【0029】 図3は、上記外蓋12の要部拡大斜視図であって、外蓋12の裏面が図示されている。 【0030】 バイパス部22は、ポンプ連結部25(図1参照)と、スイベルジョイント26と、チューブ連結部27とを備えている。本実施形態では、ポンプ連結部25は管状に形成されている。上記エアポンプの空気吐出口は、例えばチューブを介してポンプ連結部25に連結される。また、チューブ連結部27も管状に形成されている。本実施形態では、このチューブ連結部27にエアチューブ28が連結されている。このチューブ連結部27は上記スイベルジョイント26に接続されているから、エアチューブ28は、スイベルジョイント26の回転軸29の回りに回動し、姿勢を変化させることが可能である。このエアチューブ28は、本体11の内部(後述の収容室31)に空気を導く。エアチューブ28の先端に分散器30が取り付けられている。この分散器30は、円筒状に形成されており、その周面に多数の微細孔が貫通形成されている。これにより、エアチューブ28によって送給された空気は、分散器30から均等に分散放出される。なお、バイパス部21もバイパス部22と同様の構成であるため、その説明は省略される。 【0031】 (3) 本体 【0032】 図4は、図2におけるIV−IV断面図である。同図は、本体11の隅部の構造を詳細に図示している。 【0033】 前述のように、本体11は、コア48とヘッドカバー49とを備えている。本体11は、中空の直方体状に形成されており、この本体11の内部に、オトリ鮎が収容される収容室31が形成されている(図4参照)。もっとも、本体11の外形形状は、直方体状に限定されるものではなく、他の形状が採用されてもよいことは勿論である。 【0034】 コア48は、容器状の内側部材71と、これを囲繞するように配置された外側部材72とを備えている。これら内側部材71及び外側部材72は、例えば合成樹脂や金属により構成され得る。もっとも、内側部材71と外側部材72とが一体的に形成されていてもよいことは勿論である。そして、このコア48の上面に矩形の開口73が設けられており、この開口73の周縁部、すなわち上記内側部材71の開口周縁部74に上記ヘッドカバー49が嵌め込まれている。 【0035】 図2及び図4が示すように、このヘッドカバー49は、内蓋32(開閉扉)を備えている。この内蓋32は、上記収容室31と連通する上記開口73を開閉する。換言すれば、上記開口73(図4参照)は、本体11の上面18(図2参照)に設けられ且つ上記収容室31に連通していることになる。そして、上記内蓋32が、この本体11の開口73を開閉するようになっている。この内蓋32も合成樹脂等により形成されている。本実施形態では、内蓋32は、ヒンジを介して上記ヘッドカバー49に取り付けられている。具体的には、図2が示すように、ヘッドカバー49は、回動中心軸34に支持されており、この回転中心軸34の回りに回転自在となっている。この回転中心軸34は、上記開口73の一方の辺部82(一辺)に沿って配置されている。このため、内蓋32は、本体11に対して矢印36の方向に回動し、上記開口73を閉じる姿勢と、当該開口73を開放する姿勢との間で姿勢変化するようになっている。内蓋32の外形形状は、上記開口73の形状に対応されている。したがって、内蓋32が上記開口73を閉じる姿勢となったときは、図4が示すように当該開口73にぴったりと嵌め込まれるようになっている。 【0036】 内蓋32の隅部に貫通孔38、39が設けられている。図2が示すように、2つの貫通孔38、39は、内蓋32の対角線上の端部にそれぞれ設けられている。具体的には、貫通孔38は、上記外蓋12が本体11に取り付けられた状態で(図1参照)、上記バイパス部21の直下に対応する位置に、すなわち、このバイパス部21と対向する位置に設けられている。また、貫通孔39は、上記外蓋12が本体11に取り付けられた状態で、上記バイパス部22の直下に対応する位置に、すなわち、このバイパス部22と対向する位置に設けられている。各貫通孔38、39は、内蓋32を貫通して本体11の上記収容室31と連通している。各貫通孔38、39の内径寸法は、上記エアチューブ28(図3参照)が挿通され得るように設定されている。各貫通孔38、39が上記バイパス部21、22の直下に対応する位置に設けられていることによる作用効果については後述される。 【0037】 また、図2が示すように、内蓋32は、ロック部材35を備えている。内蓋32が閉じられた状態でロック部材35が操作されることによって、内蓋32は、当該閉じ姿勢にロックされる。この内蓋32が上記開口を閉じると、当該内蓋32の上面が本体11の上面18と同一平面上に配置され、当該上面18の一部を構成する。なお、このロック部材35は、省略されていてもよい。 【0038】 この内蓋32は、その上面に副蓋41を備えている。図5は、上記本体11の要部拡大平面図であって、この副蓋41の構成を詳細に示している。また、図6は、上記本体11の斜視図であって、上記副蓋41が開放された状態を示している。 【0039】 図6が示すように、内蓋32の上面40に開口33が設けられている。内蓋32に設けられた副蓋41は、この開口33を開閉する。この開口33は、上記収容室31と連通している。上記副蓋41も合成樹脂等により形成されている。副蓋41は、ヒンジ42を介して内蓋32の上面40に取り付けられている。このため、副蓋41は、図2及び図5が示すように、本体11に対して倒伏して上記開口33を閉じる姿勢と、図6が示すように、上記開口33を開放する姿勢との間で姿勢変化するようになっている。この副蓋41の外形形状は、上記開口33の形状に対応されている。したがって、副蓋41が上記開口33を閉じる姿勢となったときは、この開口33にぴったりと嵌め込まれるようになっている。 【0040】 また、副蓋41は、ロック部材43を備えている。副蓋41が閉じられた状態でロック部材43が操作されることによって、副蓋41は、当該閉じ姿勢にロックされる。この副蓋41が上記開口33を閉じると、当該副蓋41の上面51が本体11の上面18と同一平面上に配置され、当該上面18の一部を構成する。なお、このロック部材43は、省略されていてもよい。 【0041】 図5及び図6が示すように、内蓋32に副蓋41が設けられているから、上記貫通孔39は、この副蓋41の隅部に設けられている。しかも、この貫通孔39は、当該副蓋41の外縁44まで切り欠かれている。すなわち、上記貫通孔39は、鍵穴状に形成されており、副蓋41の外側へ切り欠かれている。このように、上記貫通孔39が副蓋41の外縁44まで切り欠かれることによる作用効果については後述される。なお、本実施形態では、この貫通孔39のみが副蓋41の外縁44まで切り欠かれているが、上記貫通孔38も内蓋32の外縁まで切り欠かれていてもよい。また、本実施形態では、図2が示すように、内蓋32の中央から一方側に上記開口33が設けられ、この開口33を開閉する副蓋41が設けられているが、内蓋32の中央から他方側にも同様の開口が設けられ、これを開閉する副蓋が設けられてもよい。 【0042】 (4) 扉の構造 【0043】 図2及び図5が示すように、副蓋41の上面51にも開口50が設けられている。前述のように、副蓋41の上面51が本体11の上面18の一部を構成しているから、上記開口50は、本体11の上面18に設けられていることになる。そして、この開口50は、本体11の収容室31と連通している。副蓋41は、この開口50を開閉する扉45を備えている。この扉45は、いわゆる観音開き式に構成されており、一対の扉片46、47を備えている。釣人は、この扉45を開けることにより、上記開口50から鮎を収容室31に投入することができる(図6参照)。なお、本実施形態では、この扉45が副蓋41に設けられているが、この副蓋41が省略され、本体11に直接に扉45が設けられていてもよいことは勿論である。 【0044】 図2及び図5が示すように、上記開口50は略吊鐘状に形成されている。したがって、これを開閉する扉45も全体として略吊鐘状に形成されている。図6が示すように、この扉45を構成する扉片46、47は左右対称に形成されており、上記開口50を収容室31の内側から閉じる閉塞姿勢と、この閉塞姿勢から収容室31の内部へ開くことによって上記開口50を開放する開放姿勢との間で自在に姿勢変化する。 【0045】 扉片46は、ベース56に支持されている。このベース56は、副蓋41の裏面に固定されている。このベース56は、上記開口50の長手方向の端部、すなわち、上記開口50の長手方向であって本体11の側壁70側に配置されている。扉片46の基端部57はフォーク状に形成されている。この基端部57は、上記ベース56を挟持するように配置されている。このベース56と上記基端部57は、支持軸52を介して連結されている。つまり、扉片46の基端が上記開口50の長手方向の一端部に配置された支持軸52によって回動自在に支持されており、この扉片46は、開口50の長手方向に延びるフラップ状に形成されている。なお、図6では、支持軸52は、上記ベース56内に配置されているため、その一部のみが図示されている。 【0046】 一方、扉片47もベース58に支持されている。このベース58も上記開口50の長手方向の端部、すなわち、上記開口50の長手方向であって本体11の側壁70側に配置されている。ベース58も副蓋41の裏面に固定されている。このベース58と上記ベース56とは、上記開口50の長手方向(後述されるY軸方向)を基準にして互いに左右対称な位置に配置されている。扉片47の基端部59もフォーク状に形成されており、上記ベース58を挟持するように配置されている。このベース58と上記基端部59は、支持軸53を介して連結されている。上記ベース56と上記ベース58とが左右対称に配置されていることから、上記支持軸52と上記支持軸53とは、上記開口50の長手方向を基準にして互いに左右対称に配置されている。つまり、扉片47の基端が上記開口50の長手方向の一端部に配置された支持軸53によって回動自在に支持されており、この扉片47は、上記開口50の長手方向に延びるフラップ状に形成されている。なお、図6では、支持軸53は、上記ベース58内に配置されているため、その一部のみが図示されている。 【0047】 上記支持軸52及び上記支持軸53は、同図が示すように傾斜して配置されている。すなわち、支持軸52の中心軸62及び支持軸53の中心軸63は、後に詳述されるように三次元的に交差している。各支持軸52及び支持軸53が傾斜していることによる作用効果については、後述される。 【0048】 上記支持軸52にねじりコイルバネ60が設けられ、上記支持軸53にねじりコイルバネ61が設けられている。ねじりコイルバネ60は、ベース56と扉片46との間に介在されており、これにより、扉片46は、上記閉塞姿勢となるように弾性的に上記開口50の周縁部に上記収容室31の内側から付勢されている。同様に、ねじりコイルバネ61は、ベース58と扉片47との間に介在されており、これにより、扉片47は、上記閉塞姿勢となるように弾性的に上記開口50の周縁部に上記収容室31の内側から付勢されている。したがって、扉45は常時閉じられており、釣人が扉片46、47を副蓋41の上面51側から押圧した場合にのみ開けられる。 【0049】 図7は、支持軸52及び支持軸53の位置関係を示すためのオトリ缶10の模式図である。 【0050】 同図では、上記支持軸53の位置は、当該支持軸53の一端部66を原点とする3次元直交座標系において記述される。すなわち、支持軸53の一端部66を原点として、上記本体11の上面18の短手方向に沿う仮想線がX軸を構成し、このX軸に直交して上記上面18の長手方向に沿う仮想線がY軸を構成する。そして、これらX軸及びY軸に直交する仮想線がZ軸を構成している。 【0051】 上記支持軸53の方向、すなわち、支持軸53の中心軸63は、次の要領で傾斜されている。図8は、上記支持軸53の姿勢を決定する要領を(a)から(c)の順に示す図である。 【0052】 図8(a)が示すように、まず、上記支持軸53は、X軸に沿って配置される。このとき、当該支持軸53の一端部66は、上記原点と一致している。すなわち、支持軸53の中心軸63が上記原点を通過している。次に、同図(b)が示すように、支持軸53は、Y軸の回りに角度αだけ回転される。角度αの方向は、支持軸53の他端部67が上記上面18から離れる方向、すなわち同図(b)では反時計回りの方向が正である。換言すれば、支持軸53の一端部66から他端部67に向かって当該支持軸53が上記収容室31側から上記上面18側へ上り傾斜となる場合に、上記角度αの方向が正となる。この角度αは、本実施形態では10°(degree)に設定されている。ただし、この角度αは、扉片46、47のサイズや支持軸52及び支持軸53間の距離等に応じて、−10°〜20°の範囲で適宜設定される。この角度αが負(マイナス)の角度に設定されることにより、支持軸53の一端部66から他端部67に向かって、当該支持軸53は上記収容室31側へ下り傾斜となる。さらに、同図(c)が示すように、支持軸53は、Z軸の回りに角度βだけ回転される。角度βについては、X軸からY軸側へ反時計回りの方向が正である。この角度βは、本実施形態では30°に設定されている。ただし、この角度βは、20°〜60°の範囲で適宜設定される。 【0053】 上記角度α、角度βが設定されることにより、上記支持軸53は、図6が示すように三次元的に傾斜し、上記収容室31側から上り傾斜となるように配置されている。一方、上記支持軸52は、上記支持軸53と左右対称に配置されている。すなわち、支持軸52は、上記本体11の上面18の長手方向を基準にして対称に配置されている。したがって、支持軸52もその一端部68からその他端部69に向かって上記収容室31側から上り傾斜となるように三次元的に傾斜されている。 【0054】 (5) ヘッドカバーの構造 【0055】 図2及び図4が示すように、内蓋32に複数のスリット75が設けられている。このスリット75は、内蓋32の上面40から上記収容室31へ貫通している。このスリット75が設けられることにより、当該オトリ缶10が川中に配置されることにより、水が上記収容室31に出入りするようになっている。 【0056】 図4が示すように、本体11に嵌め込まれたヘッドカバー49は、排水孔76が設けられている。この排水孔76の形状は、矩形、円形その他の種々の形状が採用され得る。排水孔76は、ヘッドカバー49の内側に設けられ、当該ヘッドカバー49と上記本体11との間の隙間81に連通している。本実施形態では、この排水孔76は4箇所、すなわち、上記開口73の4つの隅部77〜80(図2参照)に設けられている。ただし、この排水孔76は、少なくとも上記開口73の他方の辺部83(他辺)側の隅部77、80に配置されていればよい(図2参照)。 【0057】 また、図4が示すように、ヘッドカバー49の内側に緩衝材84が取り付けられている。この緩衝材84は、例えばポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等から構成されている。この緩衝材84は矩形の枠状に形成され、ヘッドカバー49と上記内側部材71との境界部分に嵌め込まれている。なお、本実施形態では、ボルト85によって緩衝材84がヘッドカバー49に締結されている。この緩衝材84の断面形状は、同図が示すように略三角形であり、この緩衝材84がヘッドカバー49に取り付けられることにより、上記収容室31の隅部に傾斜面86が形成される。仮に緩衝材84が設けられていないとすれば、上記収容室31の隅部に略直角の角が形成されるが、この緩衝材84が取り付けられることによって、上記隅部が滑らかな傾斜面86によって構成される。 【0058】 (6) オトリ缶の使用要領 【0059】 釣人は、鮎釣りの実釣において、次の要領でオトリ缶10を使用する。 【0060】 釣人は、オトリ缶10の外蓋12を外して、内蓋32の上面40が露出した状態で(図2参照)、このオトリ缶10を川中に配置する。このとき、オトリ缶10は、横方向に倒され、側面87が川底上に載置される。そして、上記上面40の長手方向が流れに平行となるように配置される。これにより、水が上記スリット75を通してオトリ缶10の収容室31に出入りするので、当該収容室31内のオトリ鮎に常に新鮮な水が供給される。 【0061】 釣りが終了してオトリ缶10が川から取り出されたときは、上記収容室31から排水される。あるいは、オトリ缶10を洗浄した後においても同様に、上記収容室31から排水される。このとき、図4が示すように、ヘッドカバー49に上記排水孔76が設けられているから、ヘッドカバー49とコア49との隙間81に侵入した水が容易に排除される。すなわち、オトリ缶10は迅速に乾燥され得るものであり、したがって、使用後の洗浄が簡単で衛生的に使用され得る。 【0062】 上記隙間81に侵入した水は、上記開口73の隅部778〜80に集中しやすい。本実施形態では、上記排水孔76が当該隅部77〜80に設けられているので、上記隙間81に侵入した水が迅速に排水されるという利点がある。加えて、実釣では、オトリ缶10は、内蓋32がフラップ状に回動するように川中に配置される。すなわち、上記本体11の一方の辺部82が水面側に位置し、他方の辺部83が川底側に位置するように配置される。したがって、この他方の辺部83側の隅部77、80に水が溜まりやすくなる。本実施形態に係るオトリ缶10では、上記隅部77、80に排水孔76が設けられているので、なお一層容易に排水されるという利点がある。 【0063】 また、実釣中のオトリ缶10内の水流の変化やオトリ缶10内に射し込む光の強さ等のさまざまな要因によってオトリ鮎が上記収容室31の内壁面に魚体を激しく衝突させることがあるが、本実施形態に係るオトリ缶10は、上記緩衝材84を備えているから(図4参照)、オトリ鮎が上記収容室31の内壁面に激突したとしてもその衝撃が緩和され、オトリ鮎が保護されるという利点もある。この緩衝材84にも排水孔が設けられているのが好ましい。その場合、当該排水孔は、図4において傾斜面86から上記内側部材71とヘッドカバー49との隙間81まで達するように、すなわち、この隙間81と上記収容室31とを連通するように形成されていればよい。 【0064】 さらに、釣人は、実釣において釣れた鮎を次の要領でオトリ缶10内に収容する。つまり、このオトリ缶10は、魚籠としても使用され得る。 【0065】 釣人は、鮎を手で把持しながら扉45を上方から押圧する。これにより、扉45が開いて上記開口50が開放される(図2参照)。釣人は、当該鮎を放すことにより、当該鮎は、扉片46、47に案内されながら上記収容室31へ送られる。このとき、一対の扉片46、47は、それぞれ、上記支持軸52、53を中心として回動し、しかも、各支持軸52、53は、図5及び図6が示すように、収容室31側から上り傾斜となっているから、扉片46、47が閉塞姿勢にある状態から開かれるときに、各扉片46、47の先端同士は、著しく離反する。すなわち、一対の扉片46、47の先端が上記開口50から上記収容室31側へ大きく移動し、上記開口50が素早く且つ大きく開かれる。 【0066】 したがって、釣人は、釣れた鮎を簡単且つ迅速に上記収容室31に入れることができる。さらに、一対の扉片46、47は、上記開口50の内側へ開くから、収容室31内から鮎が飛び出ることが確実に防止される。その結果、釣人は、釣竿、タモ網その他の釣道具を携帯しながら、片手で鮎を収容することができ、円滑な実釣が可能である。 【0067】 特に、本実施形態では、各扉片46、47は、ねじりコイルバネ60、61によって常時閉塞姿勢となるように付勢されている(図6参照)。したがって、釣人は、実釣において一対の扉片46、47を閉め忘れることはないし、また、釣人は、所望時に各扉片46、47を押圧するだけで、簡単且つ迅速に扉45を開くことができる。 【0068】 前述のように、本実施形態では、各支持軸52、53は、それぞれ、上記収容室31側から上り傾斜となっているが、支持軸52及び支持軸53が収容室31側へ下り傾斜となっていてもよい。すなわち、上記角度αが負の角度に設定されていてもよい。この場合、各扉片46、47は、その先端が上記開口50から上記収容室31の内奥部側に突出するように傾斜すると共に、扉片46の基端部57側の部分と扉片47の基端部59側の部分とが互いに離反しつつ、各扉片46、47の先端側部分同士が近接する。つまり、一対の扉片46、47は、上記開口50から上記収容室31の内奥部側に傾斜するように開くことになる。したがって、釣人は、鮎を傾斜した扉片46、47上に載置するだけで、当該鮎は当該扉片46、47に案内されつつ上記収容室31に簡単に導かれる。しかも、一対の扉片46、47が上記収容室31の内奥側に傾斜するように開くから、収容室31内の鮎が上記開口50から容易に外部に飛び出てしまうことがない。 【0069】 加えて、釣人は、このオトリ缶10を例えばオトリ鮎を保存するための容器として使用することもできる。釣人は、オトリとして使用する鮎を本体11の収容室31内に水と共に収容し、上記内蓋32を閉じると共に外蓋12を取り付ける。これにより、釣人は、安全にオトリ鮎を搬送することができる。さらに、釣人は、外蓋12の凹部16、17(図1参照)にエアポンプを取り付けることができる。エアポンプは、各凹部16、17に設けられたバイパス部21、22に接続される。エアポンプから吐出される空気は、バイパス部21、22によって外蓋12の外側から内側にバイパスされる。 【0070】 また、図2が示すように、内蓋32に上記貫通孔38、39が設けられている。この貫通孔38、39は、前述のように、バイパス部21、22の直下に対応する位置に設けられているから、バイパス部21、22に接続されたエアチューブ28(図3参照)は、極端に屈曲したり湾曲したりすることなく、真直に垂下した状態で貫通孔38、39を挿通し、上記収容室31内に延びる。したがって、上記収容室31に収容されたオトリ鮎に確実に空気が供給される。 【0071】 しかも、上記バイパス部21、22は、前述のように、外蓋12の対角線上に対称に配置され、且つバイパス部21、22に接続されるエアチューブ28が挿通される貫通孔38、39もバイパス部21、22に対応する位置に設けられている。したがって、外蓋12が本体11に対して如何なる向きに取り付けられようとも、すなわち、図1において、凹部17が手前側に配置されるように外蓋12が本体11に取り付けられても、上記バイパス部21、22の直下に上記貫通孔38、39が存在することになる。これにより、外蓋12の向きにかかわらず、上記エアチューブ28は、内蓋32を貫通して真っ直ぐに上記収容室31内に延び、確実にオトリ鮎に空気が供給される。 【0072】 このように本実施形態に係るオトリ缶10によれば、上記外蓋12の取付方向にかかわらず上記エアチューブ28が湾曲ないし屈曲されることなく真っ直ぐにオトリ缶10の本体11の内部に導かれるので、上記収容室31内に確実に空気が供給され、オトリ鮎の体力が長時間にわたって維持される。 【0073】 特に、本実施形態に係るオトリ缶10では、上記内蓋32が上記副蓋41を備えており、図5及び図6が示すように、上記貫通孔39が、この副蓋41に設けられ且つ当該副蓋41の外縁44まで切り欠かれている。したがって、副蓋41が開かれると、上記エアチューブ28は、当該貫通孔39の内部から上記外縁44側へ容易に抜脱される。そして、再び副蓋41が閉じられると、上記エアチューブ28は、自動的に上記貫通孔39内に挿入される。 【0074】 ところで、上記エアチューブ28の先端部には、上記分散器30その他のオプション部品が取り付けられる。このオプション部品の仕様はさまざまであって、オプション部品の外形寸法は、上記貫通孔38、39よりも大きい場合もある。このような場合、オプション部品がエアチューブ28に取り付けられたままでは、釣人は、外蓋12を外した際にエアチューブ28を副蓋41から抜き取ることができず、一般にオトリ缶の使い勝手が悪くなる。ところが、本実施形態に係るオトリ缶10では、前述のように副蓋41の開閉に合わせて上記エアチューブ28が貫通孔39に挿抜されるから、上記エアチューブ28に種々のオプション部品が装着されていても、釣人は、外蓋12を外した際に簡単に上記エアチューブも取り外すことができる。 【0075】 さらに、本実施形態に係るオトリ缶10では、一対の凹部16、17が設けられているため、複数のエアポンプが搭載され得る。したがって、大量の空気が上記収容室31に供給されるので、多くの鮎が収容室31内に収容された場合であっても、鮎の体力低下が効果的に防止される。しかも、各凹部16、17の壁面にバイパス部21、22が設けられているから、各バイパス部は、各エアポンプの近傍に配置されることになる。このため、各エアポンプから吐出された空気は、直ちにバイパス部21、22を通って上記外蓋12の内側へ、すなわち上記収容室31内に供給されるという利点がある。 【産業上の利用可能性】 【0076】 本発明は、鮎釣りに使用されるオトリ缶に適用され得る。 【図面の簡単な説明】 【0077】 【図1】図1は、本発明の一実施形態に係るオトリ缶の斜視図である。 【図2】図2は、本発明の一実施形態に係るオトリ缶の本体の斜視図である。 【図3】図3は、本発明の一実施形態に係るオトリ缶の外蓋の要部拡大斜視図である。 【図4】図4は、図2におけるIV−IV断面図である。 【図5】図5は、本発明の一実施形態に係るオトリ缶の本体の要部拡大平面図である。 【図6】図6は、本発明の一実施形態に係るオトリ缶の本体の斜視図である。 【図7】図7は、本発明の一実施形態に係るオトリ缶に設けられた一対の支持軸の位置関係を模式的に示す図である。 【図8】図8は、本発明の一実施形態に係るオトリ缶に設けられた支持軸の姿勢を決定する要領を(a)から(c)の順に示す図である。 【図9】図9は、従来のオトリ缶の要部拡大断面図である。 【符号の説明】 【0078】 10・・・オトリ缶 11・・・本体 18・・・本体の上面 31・・・収容室 40・・・内蓋の上面 48・・・コア 49・・・ヘッドカバー 70・・・本体の側壁 71・・・内側部材 72・・・外側部材 73・・・開口 74・・・開口周縁部 75・・・スリット 76・・・排水孔 77〜80・・・隅部 81・・・隙間 82・・・本体の一方の辺部 83・・・本体の他方の辺部 84・・・緩衝材
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002439 【氏名又は名称】株式会社シマノ
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| 【出願日】 |
平成17年11月4日(2005.11.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100120318 【弁理士】 【氏名又は名称】松田 朋浩
【識別番号】100117101 【弁理士】 【氏名又は名称】西木 信夫
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| 【公開番号】 |
特開2007−124961(P2007−124961A) |
| 【公開日】 |
平成19年5月24日(2007.5.24) |
| 【出願番号】 |
特願2005−321328(P2005−321328) |
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