| 【発明の名称】 |
養豚用給餌器 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤井 一己
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| 【要約】 |
【課題】粉末状の飼料を使用する場合等でも、飼料ホッパー内の飼料を円滑に排出させることができ、構造が簡単で、製造コストも低価格化できる養豚用給餌器を提供する。
【解決手段】飼料ホッパー2の内側に吊下杆11を吊り下げ、吊下杆11に案内パイプ3を揺動自在に吊り下げると共に、吊下杆11に環状体13を装着する。環状体13は、飼料ホッパー2の下端開口の内径より大きな外径を有する。又、環状体13は、その周面部の軸対称位置に挿通孔13a,13aを穿設し、挿通孔13aの内径を吊下杆11の外径より大きくする。さらに、挿通孔13aから一端面に掛けて切欠部13bを形成し、挿通孔13aと切欠部13bとの境界の内径を吊下杆11の外径より若干大きくする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 逆円錐形の飼料ホッパーを備えた養豚用給餌器において、前記飼料ホッパーの内側に吊下杆を吊り下げ、この吊下杆に案内パイプを揺動自在に吊り下げると共に、前記吊下杆に環状体を装着したことを特徴とする養豚用給餌器。 【請求項2】 前記環状体は、前記飼料ホッパーの下端開口の内径より大きな外径を有することを特徴とする請求項1に記載の養豚用給餌器。 【請求項3】 前記環状体は、その周面部の軸対称位置に挿通孔を穿設し、この挿通孔の内径を前記吊下杆の外径より大きくしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の養豚用給餌器。 【請求項4】 前記環状体は、前記挿通孔からその一端面に掛けて切欠部を形成し、前記挿通孔とこの切欠部との境界の内径を前記吊下杆の外径より若干大きくしたことを特徴とする請求項3に記載の養豚用給餌器。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、仔豚等に餌を与えるための養豚用給餌器に関する。 【背景技術】 【0002】 養豚用給餌器としては、従来、正面板部、背面板部、左右側面板部、傾斜板部から成る箱形の飼料ホッパーを備えた養豚用給餌器(特許文献1参照)、又、下方に向かって漸次小径とした逆円錐形の飼料ホッパーを備えた養豚用給餌器(特許文献2参照)が知られている。 【0003】 【特許文献1】特開2004−16112号公報 【特許文献2】特開2004−180543号公報 【0004】 以前は、箱形の飼料ホッパーを備えた養豚用給餌器が主流であったが、近年は、軽量化、量産化が容易で、低価格化を図ることが容易にでき、飼料ホッパーを順次重ねて保管、搬送することもできるため、逆円錐形の飼料ホッパーを備えた養豚用給餌器が主流となってきた。 【0005】 逆円錐形の飼料ホッパーを備えた養豚用給餌器として、図5に示すように、飼料ホッパー52の上端部に支持杆53を掛け渡し、この支持杆53に吊下杆54をその上端部を支持して吊り下げ、この吊下杆54の下端部に連結杆55を介して案内パイプ56を吊り下げた養豚用給餌器51が広く使用されている。 【0006】 尚、養豚用給餌器51において、57は底皿、58は給水パイプ、59は給水器、60は仕切柵体、61は支持環体である。 【0007】 この養豚用給餌器51によれば、吊下杆54によって案内パイプ56を揺動自在に吊り下げてあるから、仔豚が鼻又は口で案内パイプ56を前後左右に揺動させれば、飼料ホッパー52内の飼料aは下端開口から案内パイプ56内に落下、流出し、飼料排出口から排出されて底皿57へと供給される。 【0008】 又、この養豚用給餌器51によれば、吊下杆54を上下方向に移動させて、案内パイプ56を上下方向に移動させ、適宜位置に設定することによって、飼料排出口の開口面積を調整することができるから、底皿57に供給する餌量を適宜変更することができて、仔豚を適切に飼育することができる。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0009】 しかし、上記養豚用給餌器51では、飼料ホッパー52は下方に向かって漸次小径となっているから、飼料ホッパー52の下端開口が小径、狭小となり、図6に示すように、下端開口付近で飼料aが自重よって圧縮されて凝集し、いわゆるブリッジ現象が発生して、下端開口から飼料aが円滑に落下、流出しないという問題点があった。 特に、夏期等において湿度が高い場合、又、粉末状の飼料aを使用する場合には、飼料aが下端開口付近で完全に凝集して、下端開口から全く流出しなくなるという事態が頻発した。 【0010】 このようなブリッジ現象の発生を防止するため、底皿14上に支軸5を回転自在に立設し、支軸5の上端部に逆円錐台状を呈するブリッジ防止部材4を固定し、その下端部に作動部材6を固定し、ブリッジ防止部材4を飼料ホッパー2の下端開口付近に配置した養豚用給餌器1が提案されている(特許文献2参照)。 【0011】 この養豚用給餌器1によれば、飼料ホッパー2の下端開口付近で飼料aが凝集し、ブリッジ現象が発生することを効果的に防止することはできるが、部品点数が多く、構造が複雑であるため、養豚用給餌器の製造コストを低減化することが困難であり、保守、管理も容易ではない、という問題があった。 【0012】 本発明は、かかる従来の問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、夏期等において湿度が高い場合、又、粉末状の飼料を使用する場合等にあっても、飼料ホッパー内の飼料がブリッジ現象を発生せず、下端開口から円滑に落下、流出されるようにするとともに、部品点数が少なく、構造も極めて簡単で、製造コストを低減化することができると共に、保守、管理も容易な養豚用給餌器を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0013】 上記目的を達成するために、本発明の養豚用給餌器は、逆円錐形の飼料ホッパーを備えた養豚用給餌器において、前記飼料ホッパーの内側に吊下杆を吊り下げ、この吊下杆に案内パイプを揺動自在に吊り下げると共に、前記吊下杆に環状体を装着したことを特徴とする。 【0014】 ここで、前記環状体は、前記飼料ホッパーの下端開口の内径より大きな外径を有することが好ましい。 【0015】 又、前記環状体は、その周面部の軸対称位置に挿通孔を穿設し、この挿通孔の内径を前記吊下杆の外径より大きくするのが好ましい。 【0016】 さらに、前記環状体は、前記挿通孔からその一端面に掛けて切欠部を形成し、前記挿通孔とこの切欠部との境界の内径を前記吊下杆の外径より若干大きくするのが好ましい。 【発明を実施するための最良の形態】 【0017】 以下、本発明の養豚用給餌器の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。 図1は、本発明の養豚用給餌器の概観斜視図、図2は、環状体及び吊下杆の外観斜視図、図3は、図1の養豚用給餌器の飼料ホッパー下端部における透視図、図4は、図1の養豚用給餌器の使用状態を示す要部断面図である。 【0018】 本発明の養豚用給餌器1は、図1に示すように、飼料ホッパー2、案内パイプ3、底皿4、給水パイプ5、給水器6、仕切柵体7、支持環体8等から構成される。 【0019】 飼料ホッパー2は、その中間部外周面において仕切柵体7に固定してあり、その下端開口を案内パイプ3の上端部内に進入させてある。 又、案内パイプ3は、支持部材9,9を介して仕切柵体7に固定した支持環体8,8によって囲繞され、適宜範囲内で前後左右に揺動できるようになっている。 【0020】 飼料ホッパー2の上端部の内側には支持杆10を掛け渡してあり、この支持杆10の中央部に吊下杆11の上端部を支持し吊り下げてある。 吊下杆11の下端部は前記案内パイプ3の上端部内に進入させ、案内パイプ3の上端部内の内側に掛け渡した連結杆12の中央部に固着して、案内パイプ3を連結杆12、吊下杆11及び支持杆10を介して飼料ホッパー2に揺動自在に吊り下げてある。 【0021】 吊下杆11には、図1に示すように、合成樹脂製パイプ材を径方向に切断して製作した環状体13を装着してある。 環状体13は、飼料ホッパー2の下端開口の内径より大きな外径を有し、図2に示すように、その周面部には軸対称位置に挿通孔13a,13aを穿設し、挿通孔13aの内径は吊下杆11の外径より大きくしてある。 又、挿通孔13aからその一端面に掛けて切欠部13bを形成し、挿通孔13aと切欠部13bとの境界の内径は吊下杆11の外径より若干大きくしてある。 【0022】 よって、図2に示すように、環状体13の切欠部13b,13bを吊下杆11に径方向から近づければ、容易に吊下杆11を切欠部13b,13bに挿入することができ、さらに、図3に示すように、吊下杆11を挿通孔13a,13aに嵌入させれば、環状体13を吊下杆11に装着させることができる。 この際、挿通孔13aと切欠部13bとの境界の内径は吊下杆11の外径より若干大きくしただけであるから、吊下杆11が挿通孔13a,13aから簡単に脱出して、環状体13が外れる心配はない。 【0023】 吊下杆11に環状体13を装着した時、環状体13の外径は飼料ホッパー2の下端開口の内径より大きいから、図1、2及び4に示すように、環状体13の周面部は下端開口より上方の飼料ホッパー2の内壁面に当接し、環状体13は下端開口付近に位置する。 【0024】 養豚用給餌器1では、図1に示すように、飼料aは飼料ホッパー2内から落下、流出して、案内パイプ3を落下し、飼料排出口から排出され、底皿4上に供給される。 又、給水パイプ5を流通してきた水は、給水器6の排出口から排出され、底皿4に形成された貯水部14に供給される。 【0025】 本発明の養豚用給餌器1は、以上のような構成であるから、仔豚が鼻又は口で案内パイプ3を押当て、揺動させることによって、図4に示すように、吊下杆11が飼料ホッパー2内で前後左右に揺動し、これに伴って、吊下杆11に装着された環状体13も上下前後左右に揺動する。 【0026】 よって、飼料ホッパー2の下端開口付近に存在する飼料aは、環状体13によって剪断され、塊状のものは破壊されるから、夏期等において湿度が高い場合、又、粉末状の飼料を使用する場合であっても、飼料aは下端開口付近で凝集することなく、円滑に下端開口から流出し、案内パイプ3を通過して、飼料排出口から底皿4へと落下、供給される。 【0027】 本発明の養豚用給餌器1は、吊下杆11に環状体13を装着しただけの構造であり、部品点数は少なく、構造も極めて簡単であるから、製造コストを低減化でき、製品コストを安価にできると共に、保守、管理も容易である。 【0028】 又、吊下杆11に環状体13を装着すればよいから、従来の吊下杆11を有する養豚用給餌器を改造して、本発明の養豚用給餌器1を簡単に構成することができる。 【図面の簡単な説明】 【0029】 【図1】本発明の養豚用給餌器の概観斜視図である。 【図2】環状体及び吊下杆の外観斜視図である。 【図3】図1の養豚用給餌器の飼料ホッパー下端部における透視図である。 【図4】図1の養豚用給餌器の使用状態を示す要部断面図である。 【図5】従来の養豚用給餌器の概観斜視図である。 【図6】図5の養豚用給餌器の使用状態を示す要部断面図である。 【符号の説明】 【0030】 1 養豚用給餌器 2 飼料ホッパー 3 案内パイプ 11 吊下杆 13 環状体 13a 挿通孔 13b 切欠部
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| 【出願人】 |
【識別番号】390032263 【氏名又は名称】株式会社藤井商会
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| 【出願日】 |
平成17年11月1日(2005.11.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100103399 【弁理士】 【氏名又は名称】橋本 清
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| 【公開番号】 |
特開2007−124924(P2007−124924A) |
| 【公開日】 |
平成19年5月24日(2007.5.24) |
| 【出願番号】 |
特願2005−318866(P2005−318866) |
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