| 【発明の名称】 |
両軸受リール |
| 【発明者】 |
【氏名】アブ スピアン
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| 【要約】 |
【課題】安価な構成で、ばね部材や軸受のボス部に対する抜け止めを行えるようにする。
【解決手段】キャスティングコントロール機構20は、スプール軸16の端部に接触するように配置された複数の摩擦プレート40bと、第2側カバー7のボス部7aに着脱可能に装着され摩擦プレート40bをスプール軸16の端部に圧接することにより摩擦力を調整するキャップ部材41と、キャップ部材41と軸受30bとの間に付勢力をもってボス部7aに装着固定され軸受30bのボス部7aに対する抜け止め及びキャップ部材41の回転規制を行うためのばね部材42とを有している。ばね部材42は、キャップ部材41の底部41aに接触する小径部42aと、小径部42aより大径になるように形成され軸受30bの端部に接触するようにボス部7aに固定された大径部42bとを有している。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 釣竿に装着され、釣り糸の巻き取り及び繰り出しを行う両軸受リールであって、 前記釣竿に装着されるリール本体と、 前記リール本体の一側側部に設けられ、外周部に形成された雄ねじ部と、内周部に形成された貫通孔とを有するボス部と、 前記リール本体に回転自在に装着され、外周に前記釣り糸を巻き取り可能なスプールと、 前記スプールに回転不能に装着され、一端部が前記ボス部に回転自在に支持され、他端部が他側の前記リール本体に回転自在に支持されるスプール軸と、 前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を内周部に有し、前記ボス部に着脱自在に装着されるキャップ部材と、 前記貫通孔の内周部に設けられ、前記スプール軸の一端部を支持する軸受部と、 前記キャップ部材の内周側底部と前記軸受部との間に付勢力をもって前記ボス部に装着固定され、前記軸受部の前記ボス部に対する抜け止め及び前記キャップ部材の回転規制を行うためのばね部材と、 を備えた両軸受リール。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、両軸受リール、特に、釣り糸の巻き取り及び繰り出しを行う両軸受リールに関する。 【背景技術】 【0002】 両軸受リールは、一般に、リール本体と、リール本体に回転自在に装着されたスプールとを備えている。このような両軸受リールには、スプール回転時の抵抗力を調節するためのキャスティングコントロール機構が設けられている。キャスティングコントロール機構は、スプールの回転軸の両端に接触するように配置された摩擦プレートと、リール本体の一側に突出したボス部に着脱可能に装着され内周側底部に配置された摩擦プレートをスプール軸の端部に圧接することにより摩擦力を調整するキャップ部材とを有している。また、スプール軸は、両端部が軸受により回転自在に支持されており、一方の軸受は、ボス部の内周側に配置されている。この軸受の軸方向外側端部とキャップ部材の内周側底部に装着された摩擦プレートとの間には、キャップ部材の回転を規制するためのばね部材が圧縮されて装着されている(たとえば、特許文献1参照)。 【特許文献1】特開2001−238581号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 前記従来の構成では、軸受の軸方向外側端部とキャップ部材の内周側底部に装着された摩擦プレートとの間には、キャップ部材の回転を規制するためのばね部材が圧縮されて装着されているので、キャップ部材の回転を規制することができる。しかし、ばね部材は、キャップ部材やボス部に固定されておらず、また、軸受は、軸方向外側端部がばね部材によって押圧されているだけであるので、キャップ部材をボス部から取り外すと、ばね部材や軸受が外方に抜け落ちるおそれが生じる。そこで、軸受の軸方向外側端部にE型止め輪等の抜け止め部材を設けることが考えられるが、この場合、全体の部品点数が増加し、製造コストが増加するおそれがある。 【0004】 本発明の課題は、両軸受リールにおいて、安価な構成で、ばね部材や軸受のボス部に対する抜け止めを行えるようにすることにある。 【課題を解決するための手段】 【0005】 発明1に係る両軸受リールは、釣竿に装着され釣り糸の巻き取り及び繰り出しを行う両軸受リールであって、釣竿に装着されるリール本体と、リール本体の一側側部に設けられ外周部に形成された雄ねじ部と内周部に形成された貫通孔とを有するボス部と、リール本に回転自在に装着され外周に釣り糸を巻き取り可能なスプールと、スプールに回転不能に装着され一端部がボス部に回転自在に支持され他端部が他側のリール本体に回転自在に支持されるスプール軸と、雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を内周部に有しボス部に着脱自在に装着されるキャップ部材と、貫通孔の内周部に設けられスプール軸の一端部を支持する軸受部と、キャップ部材の内周側底部と軸受部との間に付勢力をもってボス部に装着固定され軸受部のボス部に対する抜け止め及びキャップ部材の回転規制を行うためのばね部材とを備えている。 【0006】 この両軸受リールでは、キャップ部材の内周側底部と軸受部との間に付勢力をもってボス部に装着固定され軸受部のボス部に対する抜け止め及びキャップ部材の回転規制を行うためのばね部材が設けられているので、1つのばね部材によって、軸受部のボス部に対する抜け止め及びキャップ部材の回転規制を兼用できる。ばね部材自身の抜け止め及び軸受部のボス部に対する抜け止めを同時に行えるので、安価な構成でばね部材や軸受部のボス部に対する抜け止めを行える。 【発明の効果】 【0007】 本発明によれば、両軸受リールにおいて、キャップ部材の内周側底部と軸受部との間に付勢力をもってボス部に装着固定され軸受部のボス部に対する抜け止め及びキャップ部材の回転規制を行うためのばね部材を設けることにより、安価な構成でばね部材や軸受部のボス部に対する抜け止めを行える。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 本発明の一実施形態を採用した両軸受リールは、図1に示すように、ロープロフィール型の両軸受リールであって、リール本体1と、リール本体1の側方に配置されたスプール回転用のハンドル2と、ハンドル2のリール本体1側に配置されたドラグ調整用のスタードラグ3とを備えている。 【0009】 リール本体1は、図1及び図2に示すように、フレーム5と、フレーム5の両側方に装着された第1側カバー6及び第2側カバー7とを有している。フレーム5は、所定の間隔をあけて互いに対向するように配置された一対の第1側板8及び第2側板9とを有している。 【0010】 フレーム5内には、図2に示すように、外周に釣り糸を巻き取るスプール4が配置されており、スプール4の内周部には、スプール軸16が貫通し、相対回転不能に固定されている。スプール軸16は、図2に示すように、一端部16aが第1側板8に配置された軸受30aによって回転自在に支持され、他端部16bが第2側板9を貫通して第2側カバー7に配置された軸受30bによって回転自在に支持されている。 【0011】 第2側カバー7の側部には、図2に示すように、外方に突出した筒状のボス部7aが一体成形されており、ボス部7aは、外周部に形成された雄ねじ部7bと、内周部に形成された貫通孔7cと、貫通孔7cの内周部に形成され軸受30bが装着される装着凹部7dと、貫通孔7cの内周部の軸方向外方に装着凹部7dより深溝になるように形成された装着溝部7eとを有している。また、ボス部7aには、スプール4回転時の抵抗力を調節するためのキャスティングコントロール機構20の後述するキャップ部材41が着脱可能に装着されている。 【0012】 キャスティングコントロール機構20は、図2に示すように、スプール4回転時の抵抗力を調節するための機構であり、スプール軸16の両端部に接触するように配置された複数の摩擦プレート40a、40b、40cと、第2側カバー7のボス部7aに着脱可能に装着され摩擦プレート40a、40b、40cをスプール軸16の両端部に圧接することにより摩擦力を調整するキャップ部材41と、キャップ部材41と軸受30bとの間に付勢力をもってボス部7aに装着固定され軸受30aのボス部7aに対する抜け止め及びキャップ部材41の回転規制を行うためのばね部材42とを有している。 【0013】 摩擦プレート40a、40b、40cは、金属製の板状部材であって、図2に示すように、摩擦プレート40aはスプール軸16の一端部16aに接触するように配置され、摩擦プレート40bはスプール軸16の他端部16bに接触するように配置されている。摩擦プレート40b、40cは、キャップ部材41の内周側の後述する底部41aに固定されている。 【0014】 キャップ部材41は、有底筒状のつまみ部材であって、図2から図4に示すように、内周側に形成された段付き凹部からなる底部41aと、内周側側部に形成されボス部7aの雄ねじ部7bに螺合する雌ねじ部41bとを有している。ここでは、雄ねじ部7bに雌ねじ部41bを螺合させることにより、キャップ部材41を着脱できるとともに、スプール軸16の両端部との摩擦力を調整できる。 【0015】 ばね部材42は、図3及び図4に示すように、キャップ部材41の底部41aに接触する小径部42aと、小径部42aより大径になるように形成された大径部42bとを有している。ばね部材42は、小径部42aから大径部42bに向けて徐々に拡径するコイルばねであって、キャップ部材41を装着したときに圧縮されて軸方向に付勢力を生じさせるようになっている。小径部42aは、キャップ部材41の底部41aに装着された摩擦プレート40bに接触するように配置されている。大径部42bは、装着凹部7dに装着された軸受30bの端部に接触するようにボス部7aの装着溝部7eに装着固定されており、このため、軸受30b及びばね部材42がボス部7aに対して抜け止めされる。 【0016】 この両軸受リールでは、キャップ部材41の底部41aに装着された摩擦プレート40bと軸受30bとの間に付勢力をもってボス部7aの装着溝部7eに装着固定され、軸受30bのボス部7aに対する抜け止め及びキャップ部材41の回転規制を行うためのばね部材42が設けられている。ここでは、1つのばね部材42によって、軸受30bのボス部7aに対する抜け止め及びキャップ部材41の回転規制を兼用できるとともに、ばね部材42自身の抜け止め及び軸受30bのボス部7aに対する抜け止めを同時に行えるので、安価な構成でばね部材42や軸受30bのボス部7aに対する抜け止めを行える。 【0017】 〔他の実施形態〕 (a) 前記実施形態では、釣り用リールのスプールとして、ロープロフィール型の両軸受リールを例にあげて説明したが、これに限定されるものではなく、たとえば丸型の両軸受リールにも本発明を適用できる。 【0018】 (b) 前記実施形態では、ばね部材42は、小径部42aから大径部42bに向けて徐々に拡径するコイルばねであったが、図5に示すように、小径部42aから大径部42b近傍に向けて略同径になるように形成され、大径部42b近傍から大径部42bに向けて拡径するコイルばねであってもよい。 【図面の簡単な説明】 【0019】 【図1】本発明の一実施形態による両軸受リールの平面図。 【図2】前記両軸受リールの平面断面図。 【図3】前記両軸受リールのキャスティングコントロール機構の拡大断面図。 【図4】前記キャスティングコントロール機構の拡大斜視図。 【図5】他の実施形態の図3に相当する図。 【符号の説明】 【0020】 1 リール本体 2 ハンドル 4 スプール 7 第2側カバー 7a ボス部 7b 雄ねじ部 7c 貫通孔 7d 装着凹部 7e 装着溝部 16 スプール軸 16a 一端部 16b 他端部 20 キャスティングコントロール機構 30a、30b 軸受 40a、40b、40c 摩擦プレート 41 キャップ部材 41a 底部 41b 雌ねじ部 42 ばね部材 42a 小径部 42b 大径部
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| 【出願人】 |
【識別番号】503230070 【氏名又は名称】シマノコンポネンツ マレーシア エスディーエヌ.ビーエッチディー.
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| 【出願日】 |
平成17年10月13日(2005.10.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100094145 【弁理士】 【氏名又は名称】小野 由己男
【識別番号】100121382 【弁理士】 【氏名又は名称】山下 託嗣
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| 【公開番号】 |
特開2007−104958(P2007−104958A) |
| 【公開日】 |
平成19年4月26日(2007.4.26) |
| 【出願番号】 |
特願2005−298727(P2005−298727) |
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