| 【発明の名称】 |
ネコの引っ掻き防止用サック |
| 【発明者】 |
【氏名】吉村 誠
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| 【要約】 |
【課題】本発明は市販のゴム製又は合成樹脂製チューブ等を所定の長さに切断して安価に製造でき、又ネコのシャンプー時における引っ掻き防止効果が有効に達成でき、又サックを外挿したネコの脚部分の洗い流しが可能であるネコの引っ掻き防止用サックを提供する。
【解決手段】上端と下端において開口4a,4bし、且つ柔軟性を有する貫通筒体1から成るサックを用い、該筒体1の上端に締め付けバンド2を設け、該筒体1をネコの脚3に外挿し上記バンド2で締め付けて該外挿状態を保持する構成を有すると共に、該筒体1の下端開口4bを含む下端筒部でネコの足先3aより延出する遊端1bを形成し、該足先3aを該遊端1b内奥に格納し、該遊端1bは上記脚3の踏圧で足先3aより側方へ撓曲する構成を有するネコの引っ掻き防止用サック。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ネコの脚に外挿し足先を格納するネコの引っ掻き防止用サックにおいて、該サックは上端と下端において開口し且つ柔軟性を有する貫通筒体から成り、該貫通筒体の上端に締め付けバンドを設け、該貫通筒体をネコの脚に外挿し上記締め付けバンドで締め付けることにより該外挿状態を保持する構成を有すると共に、該貫通筒体の下端開口を含む下端筒部で上記ネコの足先より延出する遊端を形成し、ネコの足先を該遊端内奥に格納し、該遊端はネコの脚の踏圧で足先より側方へ撓曲する構成を有することを特徴とするネコの引っ掻き防止用サック。 【請求項2】 上記貫通筒体の上端開口縁から上方へ張り出す取り付け片を設け、該取り付け片に上記締め付けバンドを取り付け、該締め付けバンドを上端開口縁の上位においてネコの脚に締め付けし、上記上端開口を開口状態に置く構成を有することを特徴とする請求項1記載のネコの引っ掻き防止用サック。 【請求項3】 上記締め付けバンドを帯材にて形成し、該帯状締め付けバンドの内側面に雄形面ファスナー又は雌形面ファスナーの一方の面ファスナーを設け、同外側面に他方の面ファスナーを設け、該帯状締め付けバンドをネコの脚に巻回して上記雌雄面ファスナーを該巻回面において止着し締め付けを図る構成を有することを特徴とする請求項1記載のネコの引っ掻き防止用サック。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明はネコのシャンプー時や動物病院における診療時等に、該ネコの脚に外挿してネコの爪を格納し引っ掻きを防止するサックに関する。 【背景技術】 【0002】 特許文献1には靴下状の有底サックの上端開口を通じて同サック内にネコの脚を挿入し、締め付けバンドで該サック上端縁部の外周面を締結し、該締結を介してネコの脚を締め付けしてネコの足先を有底サックの閉鎖底内に内在し、引っ掻きを防止する構成を有するネコ用シャンプー・ブローシューズが開示されている。 【特許文献1】登録実用新案第3061699号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 而して上記特許文献1は有底サックの閉鎖底内にネコの足先を内在する構成であり、閉鎖底によって挿入深さが制限され、成長ネコと子ネコに適切に対応できない問題を有し、又爪によって閉鎖底に短期間で引っ掻き穴が生成される問題を有している。 【0004】 又閉鎖底を有するサック形状に製造せねばならず、比較的コスト高になる。 【0005】 又締め付けバンドでサックの上端開口縁の外面を締め付け、該上端開口縁を介して間接的にネコの脚に締め付けする構造であるため、容易にズレ落ちを生じやすい。 【0006】 又上記有底サックは有底構造であるために、有底サック上端より流入し閉鎖底に溜まった洗浄水の重量により上記ズレ落ちを招来する問題を有している。 【0007】 又サックは上端開口縁が締結され、且つ下端が閉鎖されているためにサックを外挿した脚の洗い流しが困難な問題を有している。 【課題を解決するための手段】 【0008】 本発明は上記問題を有効に解決するネコの引っ掻き防止用サックを提供するものであり、該サックを上端と下端において開口し且つ柔軟性を有する貫通筒体にて形成し、該貫通筒体の上端に締め付けバンドを設け、該貫通筒体をネコの脚に外挿し上記締め付けバンドで締め付けすることにより該外挿状態を保持する構成を有する。 【0009】 更に貫通筒体の下端開口を含む下端筒部で上記ネコの足先より延出する遊端を形成し、ネコの足先を該遊端内奥に格納し、該遊端はネコの脚の踏圧で足先より側方へ撓曲する構成を有する。 【0010】 上記締め付けバンドは上記貫通筒体の上端開口縁から上方へ張り出す取り付け片に取り付けることにより、該締め付けバンドを上端開口縁の上位においてネコの脚に直接締め付けし、上記上端開口を開口状態に置く構成にする。 【0011】 又上記締め付けバンドを帯材にて形成し、該帯状締め付けバンドの内側面に雄形面ファスナー又は雌形面ファスナーの一方の面ファスナーを設け、同外側面に他方の面ファスナーを設け、該帯状締め付けバンドをネコの脚に巻回し、上記雌雄面ファスナーを該巻回面において止着し締め付けを図る構成を有する。 【発明の効果】 【0012】 本発明によれば、上端と下端において開口する貫通筒体から成るサックの適用によって、親ネコと子ネコの如き異なる脚の長さを遊端によって適切に吸収できる。 【0013】 又遊端を形成し、遊端内奥にネコの足先を格納する構成を有するので、引っ掻き防止効果が有効に達成できる。又踏圧によって該遊端を足先から側方へ撓曲することにより、ネコの四脚にサックを外挿しても歩行姿勢を取り得る。 【0014】 又本発明は上端と下端において開口する貫通筒体から成るものであるから、市販のゴムチューブ又は合成樹脂チューブを所定の長さに切断して形成することができ、安価に提供できる。 【0015】 又上端開口から洗水がサック内に浸入することがあっても、下端開口から速やかに放水することができる。従ってサック内に溜まった洗水の重量によりズレ落ちる問題を解消でき、又サックは下端開口によって開放されているので従来例の如き閉鎖底に引っ掻き穴を生成する問題を解消する。 【0016】 又サックの上端開口から流入した洗水を下端開口に速やかに放出し、サック外挿部のネコの脚の洗い流しが可能である。 【0017】 又締め付けバンドをネコの脚に巻回し巻回面で面ファスナーによる止着を図り締め付けを図る構成により、締め付けバンドをネコの脚の周面に強固に密着して取り付けることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0018】 以下、本発明を実施するための最良の形態を図1乃至図5に基づき説明する。 【0019】 図1に示すように、ネコの脚3に外挿し足先3aを格納するサックとして、上端と下端において開口4a,4bする、ゴム等の柔軟性を有する、全長において等径の貫通筒体1を用い、該貫通筒体1の上端に締め付けバンド2を設ける。 【0020】 図2乃至図5に示すように、上記貫通筒体1をネコの四本の脚3に夫々外挿し、上記締め付けバンド2をネコの脚3の膝関節6の上位に締め付けすることにより、該サック外挿状態を保持すると共に、該貫通筒体1の下端開口4bを含む下端筒部で上記ネコの足先3aより延出する遊端1bを形成し、ネコの足先3aを該遊端1bの内奥に格納する。 【0021】 ネコが四本の脚3で歩行姿勢を取った場合には図4に示すように、上記遊端1bをネコの踏圧により足先3aから側方に撓曲し、容易に歩行姿勢を取ることができる。該ネコの足先3aより先に上記遊端1bが形成され、ネコの足先3aは該遊端1b内奥に格納された状態を形成し、該爪3bによる引っ掻きを有効に防止する。 【0022】 又ネコを仰向け又は横に寝かせて洗浄又は治療を行う場合には、上記遊端1bは復元しネコの足先3aから先方へ真っ直ぐに延び、ネコの爪3bを有する足先3aは該遊端1b内奥に格納された状態を形成し、該爪3bによる引っ掻きを防止する。洗浄や治療の作業中に遊端1bは自由に撓むので作業の支障とならない。 【0023】 又上記貫通筒体1は柔軟性と耐水性を有し、編成構造を有しない平滑な表面を有する、例えばゴムや合成樹脂シート等により形成する。 【0024】 上記貫通筒体1は市販されている等径の長尺ゴムチューブ、又は合成樹脂チューブを定長に切断して得られ、安価に形成することができる。 【0025】 上記貫通筒体1、即ちサックは四本を一組として形成され、ネコの四本の脚3に夫々外挿するか、必要に応じ前脚二本、後脚二本に外挿する等、選択して使用できる。 【0026】 次に上記締め付けバンド2の取り付け構造、並びに締め付け構造について説明する。 【0027】 上記貫通筒体1の上端開口縁から上方へ張り出す取り付け片1aを同筒体1と一体に設け、好ましくは貫通筒体1を形成する素材の一部で取り付け片1aを形成し、該取り付け片1aに上記締め付けバンド2を取り付け、該締め付けバンド2を上端開口4aの縁の上位においてネコの脚3の膝関節6の上位に締め付けしてサックをネコの脚3に装着し、該締め付け状態において上記貫通筒体1の上端開口4aが開放した状態を形成する。 【0028】 従ってサックはネコの脚3に外挿した状態において上端開口4aと下端開口4bが夫々開放された状態に置かれる。 【0029】 上記上端開口4aよりシャンプー時の洗水を導入し、貫通筒体1内を通して遊端1bの下端開口4bより放出することができ、該洗水の貫流によって貫通筒体1内のネコの脚3を洗水で洗い流すことができる。 【0030】 上記締め付けバンド2の具体例として、該締め付けバンド2を帯状バンドで形成し、該帯状バンドの内側面と外側面にその略全長に亘り面ファスナー2a、2bを形成する。再述すると、帯状締め付けバンド2の内側面に雌形面ファスナー2a(雄形面ファスナー2b)を略全長に亘り形成し、同外側面に雄形面ファスナー2b(雌形面ファスナー2a)を略全長に亘り形成する。 【0031】 よって帯状締め付けバンド2を上記ネコの脚3に巻回し、該巻回面において面ファスナー2a,2bを止着させて締め付けを図り、ネコの脚3の周面に対する密着力と締結力を向上し、良好なズレ止めを図る。適例として上記帯状締め付けバンド2を伸縮性を有するバンドにて形成し、伸長しながら面ファスナー2a,2bで締め付け状態を形成することによりネコの脚3の周面に対する密着力と保持力を一層向上せしめることができる。 【0032】 上記締め付けバンド2は紐状バンド、帯状バンドを含み、該バンドを上記面ファスナー2a,2bにより面止着する場合、又は結縛する場合、又はホック等により係合する場合等を含む。 【0033】 又図1に示すように、上記貫通筒体1の上端、例えば取り付け片1aに吊り輪5を設け、該吊り輪5によって貫通筒体1、即ちサックを吊し、保管、乾燥を行うことができる。 【図面の簡単な説明】 【0034】 【図1】本発明に係るネコの引っ掻き防止用サックをネコの脚に外挿する前の状態を示す斜視図。 【図2】本発明に係るネコの引っ掻き防止用サックをネコの脚に外挿した状態を示す側面図。 【図3】上記図2におけるネコの引っ掻き防止用サックの縦断面図。 【図4】ネコが歩行姿勢を取った時のネコの引っ掻き防止用サックの状態を示す側面図。 【図5】本発明に係るネコの引っ掻き防止用サックの締め付け部の横断面図。 【符号の説明】 【0035】 1…貫通筒体、1a…取り付け片、1b…遊端、2…締め付けバンド、2a…雌形面ファスナー、2b…雄形面ファスナー、3…ネコの脚、3a…ネコの足先、3b…ネコの爪、4a…上端開口、4b…下端開口、5…吊り輪、6…ネコの膝関節。
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| 【出願人】 |
【識別番号】399002160 【氏名又は名称】吉村 誠
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| 【出願日】 |
平成17年9月21日(2005.9.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100070323 【弁理士】 【氏名又は名称】中畑 孝
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| 【公開番号】 |
特開2007−82457(P2007−82457A) |
| 【公開日】 |
平成19年4月5日(2007.4.5) |
| 【出願番号】 |
特願2005−274700(P2005−274700) |
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