| 【発明の名称】 |
ルアー |
| 【発明者】 |
【氏名】中村 剛
【氏名】田辺 哲男
|
| 【要約】 |
【課題】リップを一端に設けたルアーをポイントに向けて投入する際に、ルアー本体とリップに接触して流れる空気を整流し飛行中のルアーのブレを防止し、ルアーの飛距離を増大して手元までルアーを引き寄せる距離を大きくし、魚を探る面積が大きくなり釣果の増大を可能とする。また、飛行中のルアーのブレを防止し、目的とするポイントへの投入を正確に行う。
【解決手段】ルアー本体1と、このルアー本体1に突出したリップ5と、このリップ5又はルアー本体1に固定したラインアイ6とから成るルアー7に於いて、リップ5の下面又はリップ5の下面からルアー本体1の腹側2にかけてルアー本体1の軸方向と平行に板状の整流板10を突出する。この整流板10の突出高さをリップ5の先端下面とルアー本体1の腹側の最大突出部12とを結ぶ線の内側以内とする。また、整流板10の軸方向の長さをリップ5先端からルアー本体1のテール部までの長さの5〜40%以内とし、また整流板の形成厚みを1mm〜2.5mmとする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ルアー本体と、このルアー本体の前方下向きに傾斜して突出した板状のリップと、このリップの上面又はルアー本体上面のリップ側に固定したラインアイとから成るルアーに於いて、リップの下面又はリップの下面からルアー本体の腹側にかけてルアー本体の軸方向と平行に板状の整流板をリップと垂直に突出し、この整流板の突出高さをリップの先端部下面とルアー本体の腹側の最大突出部とを結ぶ線の内側以内とすると共に整流板の軸方向の長さをリップ先端部からルアー本体のテール部までの長さの5〜40%以内とし、また整流板の形成厚みを1mm〜2.5mmとしたことを特徴とするルアー。 【請求項2】 ルアー本体は、小魚に似せた形状とした事を特徴とする請求項1のルアー。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、魚釣り用のルアーに係るものであって、ポイントへのルアーの投入飛距離を増大すると共にポイントへの正確な投入を可能とするものである。 【背景技術】 【0002】 従来、特許文献1に示す如く、ルアー本体の前方に下向きに傾斜して板状のリップを突出したものが知られている。このリップは、道糸を介してルアーを水中で移動する場合にルアーを左右に振るわせ、小魚の実際の泳ぎに似せて釣り対象魚にアピールさせたり、水中での水深に対する位置を調整する場合に好都合なものである。 【特許文献1】特開2004−57203号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 上記のルアーを使用するには、道糸に接続したルアーを、釣り竿を操作して目的のポイントに投入しなければならないが、この投入に高度の技術を必要とし、不用意な投入によって障害物に引っかけてルアーを失ったり、目的のポイントに投入できないとか飛距離が伸びず魚に釣り人の存在を気づかせてしまうとか、ルアーの移動範囲か狭いことから釣果を得られない等の問題を有している。このような事態を生じる原因は、目的のポイントに投入する過程でルアー本体の前方に突出したリップが、空中でルアーを不安定としリップに接触する空気に乱流を生じさせる為と推定される。 【0004】 道糸に接続したルアーを、釣り竿を操作して目的のポイントに向けて投入すると、ルアーはテール部を先に、リップを後ろにして空中を飛行した後、水面に落下する。この空中を飛行する過程でリップに接触する空気に乱流を生じさせ回転したり、非行姿勢が安定しないものとなる。その結果、ルアーの飛距離が出ないこととなり、遠くのポイントにルアーを投入して広い範囲でルアーを泳がせることが困難となったり、目的のポイントに正確にルアーを投入することができないものとなっている。 【0005】 そこで、本発明に於いては、ルアー本体又はリップに整流板を設けることにより、リップを後ろにして空中を飛行するルアーに乱流を生じさせず、飛距離を伸ばすと共に目的のポイントへの正確なルアーの投入を可能にしようとするものである。 【課題を解決するための手段】 【0006】 本発明は上述の如き課題を解決するため、ルアー本体と、このルアー本体の前方下向きに傾斜して突出した板状のリップと、このリップの上面又はルアー本体上面のリップ側に固定したラインアイとから成るルアーに於いて、リップの下面又はリップの下面からルアー本体の腹側にかけてルアー本体の軸方向と平行に板状の整流板をリップと垂直に突出し、この整流板の突出高さをリップの先端部下面とルアー本体の腹側の最大突出部とを結ぶ線の内側以内とすると共に整流板の軸方向の長さをリップ先端部からルアー本体のテール部までの長さの5〜40%以内とし、また整流板の形成厚みを1mm〜2.5mmとして成るものである。 【0007】 また、ルアー本体は、小魚に似せた形状としたものであってもよい。 【発明の効果】 【0008】 本発明は上述の如く構成したものであるから、道糸に接続したルアーを、釣り竿を操作して目的のポイントに向けて投入すると、ルアーはテール部を先に、リップを後ろにして空中を飛行するが、この飛行の際にリップの下面又はリップの下面からルアー本体の腹側にかけてルアー本体の軸方向と平行でリップと垂直に突出した板状の整流板が、ルアー本体とリップに接触して流れる空気を整流し飛行中のルアーのブレを防止する事が出来る。そのためルアーの飛距離を増大し、魚に釣り人の存在を気づかせない位置まで投入が可能となる。また、一回の投入によって手元までルアーを引き寄せる距離を大きくできるから、魚を探る面積が大きくなり釣果の増大を可能とする。また、飛行中のルアーのブレを防止する事が出来るから、目的とするポイントへの投入を正確に行う事が可能となる。 【実施例1】 【0009】 以下、本発明の実施例を図面に於いて説明すれば、(1)はルアー本体で、樹脂、金属、バルサ材等により小魚の形状に似せて形成し、腹側(2)には固定リング(3)を介して魚を釣るための錨針(4)を回動可能に接続している。また、ルアー本体(1)の前方下向きに傾斜して板状のリップ(5)を突出し、ルアー本体(1)の上面のリップ(5)側に道糸を接続するためのラインアイ(6)を固定している。このラインアイ(6)はリップ(5)の上面に固定する事も可能であるが、リップ(5)は比較的肉薄に形成されルアー本体(1)程の強度を期待できないため、特許文献1に示す如く、リップ(5)の下面を肉盛りして補強する必要がある。しかし、ラインアイ(6)を固定するための補強用の肉盛りは、円形又は幅広のものとなり、ルアー(7)を投入する際に空気との接触部に乱流を強く生じ易いために好ましいものではない。また、リップ(5)の先端部(11)からルアー本体(1)のテール部(8)迄の長さを一実施例では84mmとしている 【0010】 また、上記リップ(5)の下面からルアー本体(1)の腹側(2)にかけて、ルアー本体(1)の軸方向と平行に板状の整流板(10)をリップ(5)と垂直に突出している。この整流板(10)の突出高さをリップ(5)の先端部(11)下面とルアー本体(1)の腹側(2)の最大突出部(12)とを結ぶ線の内側以内とする。実施例に於いて、この整流板(10)の最大突出高さを3mmとしている。この最大突出高さが、リップ(5)の先端部(11)下面とルアー本体(1)の腹側の最大突出部(12)とを結ぶ線の外側まで突出すると、整流板(10)の面積が大きく成りすぎ水中でルアー(7)が安定し、小魚に似た左右への動きが無くなるため対象魚からは不自然な動きとなり好ましくない。また、整流板(10)はリップ(5)の下面からルアー本体(1)の腹側(2)にかけて形成するものであるが、他の実施例ではリップ(5)の下面にのみ形成するものであってもよい。 【0011】 また、整流板(10)は軸方向の長さを一実施例では13mmとし、好ましくはリップ(5)の先端からルアー本体(1)のテール部(8)までの長さの5〜40%以内としている。整流板(10)がリップ(5)の先端からルアー本体(1)のテール部(8)までの長さの5%よりも短い場合は、整流板(10)の表面積が小さいために整流効果を期待できないものとなる。また、整流板(10)がリップ(5)の先端からルアー本体(1)のテール部(8)までの長さの40%を超える場合は、整流板(10)の面積が大きく成りすぎ水中でルアー(7)が安定し、小魚に似た左右への動きが無くなるため対象魚からは不自然な動きとなり好ましくない。 【0012】 また、整流板(10)の形成厚みを一実施例では1.5mmとし、好ましくは1mm〜2.5mmとする。整流板(10)の形成厚みを1mmよりも薄いものとすると強度不足となり好ましくない。また、整流板(10)の形成厚みを2.5mmよりも厚いものとすると、整流効果が得られないと共に重くなるため重心が前方に成り、ルアー(7)動きが妨げられ好ましくない。 【0013】 上述の如く構成したものに於いて、ラインアイ(6)を介して道糸に接続したルアー(7)を、釣り竿を操作して目的のポイントに向けて投入すると、ルアー(7)はテール部(8)を先に、リップ(5)を後ろにして空中を飛行する。この飛行の際に、整流板(10)が、ルアー本体(1)とリップ(5)に接触して流れる空気を整流し、飛行中のルアー(7)のブレを防止する事が出来る。 【0014】 これは、整流板(10)がリップ(5)の下面又はリップ(5)の下面からルアー本体(1)の腹側(2)にかけて、ルアー本体(1)の軸方向と平行でリップ(5)と垂直に突出している事と、整流板(10)の突出高さをリップ(5)の先端下面とルアー本体(1)の腹側(2)の最大突出部(12)とを結ぶ線の内側以内とすると共に整流板(10)の軸方向の長さをリップ(5)先端からルアー本体(1)のテール部(8)までの長さの5〜40%以内とし、また整流板(10)の形成厚みを1mm〜2.5mmとしたことにより、ルアー本体(1)とリップ(5)に接触して流れる空気を整流し、飛行中のルアー(7)のブレを防止する事が出来る。 【0015】 そのためルアー(7)の飛距離を増大し、一回の投入によって手元までルアー(7)を引き寄せる距離を大きくできるから、魚を探る面積が大きくなり釣果の増大を可能とする。また、飛行中のルアー(7)のブレを防止する事が出来るから、目的とするポイントへの投入を正確に行う事が可能となる。 【図面の簡単な説明】 【0016】 【図1】本発明の実施例1の側面図。 【図2】図1の右側面図。 【図3】リップ部の拡大下面図。 【符号の説明】 【0017】 1 ルアー本体 2 腹側 5 リップ 6 ラインアイ 7 ルアー 8 テール部 10 整流板 11 先端部 12 最大突出部
|
| 【出願人】 |
【識別番号】591128659 【氏名又は名称】マルキユー株式会社
|
| 【出願日】 |
平成17年8月19日(2005.8.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】110000501 【氏名又は名称】特許業務法人 銀座総合特許事務所
【識別番号】100068191 【弁理士】 【氏名又は名称】清水 修
【識別番号】100126457 【弁理士】 【氏名又は名称】杉岡 真紀
|
| 【公開番号】 |
特開2007−49971(P2007−49971A) |
| 【公開日】 |
平成19年3月1日(2007.3.1) |
| 【出願番号】 |
特願2005−239180(P2005−239180) |
|