| 【発明の名称】 |
動物識別タグ |
| 【発明者】 |
【氏名】浮 千秋
【氏名】鈴木 馨
【氏名】中畑 寛
【氏名】小林 燃
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| 【要約】 |
【課題】犬に限らず動物一般について、動物の識別情報を容易に取得することができ、安全性を高める機能を有する動物識別タグを提供すること。
【解決手段】情報の読み書きが可能なICモジュールと、 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 情報の読み書きが可能なICモジュールと、 該ICモジュールの少なくとも何れか一方の面上に配置された反射材と、 前記ICモジュールおよび前記反射材を覆う透明樹脂からなる外殻部とを備え、 前記ICモジュールには、前記動物の識別情報が記憶されていることを特徴とする動物識別タグ。 【請求項2】 請求項1に記載の動物の識別情報は、前記動物の登録番号であることを特徴とする動物識別タグ。 【請求項3】 請求項1または2に記載の動物識別タグは、鑑札であることを特徴とする動物識別タグ。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、犬等の動物につける動物識別タグに関する。 【背景技術】 【0002】 従来から動物を識別するための識別情報が記載されたタグがあり、動物に取り付けられている。このようなタグとして例えば犬の鑑札が一例である。 【0003】 犬の所有者は、その犬の所在地を管轄する市町村長に対して登録を申請しなければない。そして、犬の所有者は、市町村長がその犬の登録の際に交付する鑑札をその犬につける義務を負い、警察署や保健所で犬が保護された場合、鑑札に表記されている登録番号により所有者を特定する。 【0004】 しかし、市町村長が交付する鑑札では、登録番号は目視で確認するため、首輪に装置された鑑札の登録番号を確認するには犬に近づく必要があり、例えば、凶暴な犬や、狂犬病の犬、或いは、狭い配水管に挟まったりして閉所に閉じこめられた犬などのように近づきがたい状況の場合、登録番号の確認には時間と労力を必要とする。 【0005】 また、近年では、犬が交通事故などの被害件数が増大しており、犬を家族の一員として、大切な存在であると考えている愛好家には耐え難く、安全性の向上が叫ばれている。 【特許文献1】特開2003−102314号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 本発明は斯かる背景技術に鑑みてなされたもので、犬に限らず動物一般について、動物の識別情報を容易に取得することができ、安全性を高める機能を有する動物識別タグを提供することを課題とするものである。 【課題を解決するための手段】 【0007】 本発明において上記課題を達成するために、まず請求項1の発明では、情報の読み書きが可能なICモジュールと、 該ICモジュールの少なくとも何れか一方の面上に配置された反射材と、 前記ICモジュールおよび前記反射材を覆う透明樹脂からなる外殻部とを備え、 前記ICモジュールには、前記動物の識別情報が記憶されていることを特徴とする動物識別タグとしたものである。 【0008】 また請求項2の発明では、請求項1に記載の動物の識別情報は、前記動物の登録番号であることを特徴とする動物識別タグとしたものである。 【0009】 また請求項3の発明では、請求項1または2に記載の動物識別タグは、鑑札であることを特徴とする動物識別タグとしたものである。 【発明の効果】 【0010】 請求項1の発明は、動物の識別情報が記憶されたICモジュールを備えているので無線により、この動物の識別情報を読み取ることが可能となるため、凶暴な動物や病気の動物、或いは狭い排水管などに挟まり閉じこめられた等、近づきがたい状況下において、離れた位置からでも動物の識別情報の確認が可能であるという効果がある。また、反射材を構 成要素として備えていることで夜間における認識性が向上することで、交通事故などを防止し、動物の安全性を向上させる効果がある。 【0011】 請求項2、3の発明は、識別情報として登録番号を備えているので、市町村長によって交付される鑑札として利用することができ、警察や保健所で犬が保護されたときなど飼い主の特定が容易に行える効果がある。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 以下に、本発明の最良の一実施形態を説明する。 【0013】 図1に、本実施形態の動物識別タグを表側から眺めた正面図を示す。また、図2に、本実施形態の動物識別タグを、図1に示すA−A’線で切断したときの断面を模式的に表す図を示す。 【0014】 本実施形態の動物識別タグは、透明なABS樹脂製の容器1内に、底から順に、色付きの反射材2、透明な接着用シート3、ICモジュール4、白色の接着シート5、色付きの反射材6、透明な印刷シート7が積層され、さらに、印刷シート7の一部分に、動物の識別情報として登録番号8が記載されたシール9が貼られ、透明なABS樹脂製の蓋10と容器1とが接着されて容器1内が密閉されたものである。この接着は、例えば、超音波接着(融着)、樹脂製の接着剤による接着を利用して行っても良い。この接着により、防水効果が得られる。蓋10と容器1とが接着されて一体化されたものが外殻部をなしている。 【0015】 本実施形態の動物識別タグは、図2に示すように、蓋10の側が表側であり、容器1の側が裏側である。 【0016】 本実施形態の動物識別タグは、図1に示すように、首輪に付着できるように、穴12と穴13とが設けられている。穴12と穴13とは、蓋10と容器1とに予め穴をあけておくことにより設けても良い。また、本実施形態の動物識別タグは、図1に示すように、正面の形状が、縦35mm、横25mmである。また、本実施形態の動物識別タグは、板状である。そして、蓋10、及び、容器1の材料として用いているABS樹脂は、相当堅固な材料である。 【0017】 印刷シート7は、印刷を施した透明なシートであって、例えば、本実施形態の動物識別タグを自治体が交付する場合、この自治体を識別する自治体識別情報11が印刷されており、本実施形態の動物識別タグを表側から眺めると、蓋10が透明なため、図1に示すように、登録番号8と自治体識別情報11とが見える。印刷シート7の一部分に、登録番号8が記載されたシール9を貼る代わりに、印刷シート7に、登録番号8を印刷しても良い。また、印刷シート7に、自治体識別情報11を印刷し、かつ、印刷シート7の一部分に、登録番号8が記載されたシール9を貼る代わりに、反射材6の蓋10側の表面に、自治体識別情報11と登録番号8とを印刷しても良い。この場合、印刷シート7はなくても良い。また、登録年月日を、印刷シート7、又は、反射材6の蓋10側の表面に印刷するか、或は、印刷シート7の一部分に、登録年月日が記載されたシールを貼っても良い。 【0018】 狂犬病予防法施行規則の別記様式3によれば、自治体識別情報11は、保健所を設置する市又は特別区にあっては、市又は区名であり、保健所を設置する市以外の市町村にあっては、都道府県名に加えて市町村名を特定できる文字、数字等である。 【0019】 以上、本実施形態の動物識別タグは、狂犬病予防法施行規則第5条及びその別記様式第3に定められている様式を満たしているか、或は、満たすようにできるので、自治体によ って交付される犬の鑑札として使用できる。 【0020】 印刷シート7とその一部分に貼られているシール9とは、蓋10によって保護されているために、登録番号8は摩耗しない。 【0021】 接着用シート3及び接着用シート5は、片面に接着剤層を有するシートであり、この接着剤層により、接着用シート3と接着用シート5とは、ICモジュール4に接着され、ICモジュール4を保護し容器1内に固定する役割を果たしている。 【0022】 ICモジュール4は、メモリを有するICチップと、アンテナとを備え、ICタグリーダ/ライタを用いて、このICタグリーダ/ライタと離れていても、このメモリに無線でデータの読書きが可能なタグである。ICモジュールは、無線タグ、非接触ICタグ、非接触IDタグ、非接触チップ、RFIDタグなどとも呼ばれる。ICモジュールのICチップのメモリにデータの読書きをすることを、ICモジュールにデータの読書きをするとも云う。 【0023】 ICモジュール4には、少なくとも、動物の識別情報として登録番号8が書き込まれている。また、ICモジュール4には、登録番号8以外の情報、例えば、自治体識別情報11、犬の名前、犬の血液型、狂犬病予防接種年などが書き込まれても良い。 【0024】 ICモジュール4は、両面透明PETラミネート加工等によりパウチ(小袋)に密封されても良い。この場合、このパウチにより、ICモジュール4は保護され、さらに防水性が高くなる。 【0025】 反射材2及び反射材6に用いる反射材は、ICモジュール4にデータを読書きすることに影響することなく、昼夜問わず目立つ高い視認性を有するという条件を満たすものであれば良い。例えば、材質として塩ビ及びアクリルを用い、広角度反射という特徴を持ち、蛍光イエローという色を有する反射材は、このような条件を満たす。 【0026】 蓋10と印刷シート7は透明で、接着用シート5は、白色で不透明なために、本実施形態の動物識別タグを表側から眺めると、印刷シート7の背後に、反射材6が見えるけれども、図1に示すように、ICモジュール4は、接着用シート5に隠れて見えなくなり、登録番号等の識別性が向上する。また、容器1は透明なので、本実施形態の動物識別タグを裏側から眺めると、反射材2が見える。このため、昼夜問わず、反射材6又は反射材2が目立ち、本実施形態の動物識別タグを犬に着けると、常時、犬の存在が、明確にわかるので、交通事故などの事故を防止し、犬の安全向上に寄与する。また、反射材6又は反射材2の色、印刷シート7に施す印刷、並びに、印刷シート7の一部分に貼るシール9のデザインを工夫することにより、容易に、本実施形態の動物識別タグのデザインを向上させ見栄えを良くすることができる。従って、飼主は、本実施形態の動物識別タグを犬に装着することによるメリットを実感しやすく、その装着率が向上する。この結果、抑留犬の返還率が向上し、保健所の経費削減につながる。 【0027】 本実施形態の動物識別タグでは、登録番号の確認は、登録番号8を目視で読み取ること以外に、ICタグリーダを用いて、ICモジュール4から、登録番号を無線で読み出し、ICタグリーダそのもの、或は、パソコンなどのコンピュータに表示することにより行えるため、登録番号の確認にかかる手間と時間の節約につながる。そのため、例えば、狂犬病予防接種時の出欠確認が簡便になる。また、ICタグリーダは、ICモジュール4から離れていても、ICモジュール4から登録番号が読み取れるために、狂暴な犬や狂犬病の犬、或は、狭い配水管に挟まったりして閉所に閉じ込められた犬などのように、近付き難い犬に、近付かなくても離れた位置から登録番号の確認が可能になる。 【0028】 自治体が本実施形態の動物識別タグを犬の鑑札として採用すれば、話題を呼び、自治体の良いPRになるかもしれない。自治体が本実施形態の動物識別タグを犬の鑑札として採用し、この自治体が、登録犬について、登録年月日、登録番号、所有者の氏名及び住所、犬の所在地、犬の種類、犬の生年月日、犬の毛色、犬の性別、犬の名など、狂犬病予防法施行規則第4条により原簿に記載が義務付けられている登録情報を、コンピュータを利用したデータベース(以後、登録犬データベースと云う)に保管している場合、この自治体にてICタグリーダで、本実施形態の動物識別タグのICモジュール4から登録番号を読み取ることにより、登録番号を持つ犬の登録情報を検索する業務の効率を向上させることができる。これにより、抑留犬を登録した自治体の保健所に抑留されている抑留犬の登録情報が、この保健所で容易に検索でき、抑留犬の変換率がさらに向上する。 【0029】 本実施形態の動物識別タグを採用する自治体が増え、各自治体の登録犬データベースがインターネットを介して接続されるようになれば、各自治体にてICタグリーダで、本実施形態の動物識別タグのICモジュール4から登録番号と自治体識別番号とを読み取り、この登録番号で犬を登録した自治体(この登録番号と一緒に読み取った自治体識別番号で識別される自治体)の登録犬データベースから、この登録番号を持つ犬の登録情報を検索することも可能になる。これにより、抑留犬を登録した自治体とは異なる自治体の保健所に抑留されている抑留犬の登録情報が、この保健所で容易に検索でき、抑留犬の変換率がさらに向上する。 【0030】 最後に、本実施形態の動物識別タグを利用する一形態として、登録犬情報提供サーバを説明する。登録犬情報提供サーバは、図3に示すように、インターネットに接続されている。また、インターネットには、図3に示すように、各自治体の登録犬データベースと、ICタグリーダを備える端末とが接続されているものとする。この端末は、パソコンなどのコンピュータ、或は、携帯電話機などの携帯端末である。 【0031】 登録犬情報提供サーバは、少なくとも、各自治体の登録犬データベースへのURLと、各登録番号の変更履歴とが保管されているコンピュータシステムである。登録番号の変更は、例えば、犬の所在地を、ある自治体の管轄地から、他の自治体の管轄地に変更した場合に生じる(狂犬病予防法施行令第2条の2第2項)。 【0032】 端末のICタグリーダを用いて、本実施形態の動物識別タグのICモジュール4から、登録番号と自治体識別番号とを読み取り、この登録番号と自治体識別番号とを、この端末から、登録犬情報提供サーバに送ると、登録犬情報提供サーバは、この登録番号と自治体識別番号とを受け取り、この登録番号の変更履歴を参照する。 【0033】 この参照の結果、今まで登録番号に変更がなかった場合、図4に示すように、端末から送られた登録番号と、この登録番号で犬を登録した自治体(この登録番号と一緒に端末から送られた自治体識別番号で識別される自治体)の登録犬データベースへのリンクとの対を表示するWeb画面を、端末に表示する。自治体の登録犬データベースへのリンクには、このデータベースへのURLが埋め込まれている。図4に示すWeb画面では、登録番号12345673と、この登録番号12345673を登録した自治体Aの登録犬データベースへのリンク21との対が表示され、このリンク21には、このデータベースへのURLが埋め込まれている。 【0034】 他方、この参照の結果、今までに登録番号の変更があった場合、図5に示すように、端末から送られた登録番号と、この登録番号で犬を登録した自治体(この登録番号と一緒に端末から送られた自治体識別番号で識別される自治体)の登録犬データベースへのリンクとの対と、端末から送られた登録番号の変更前後の登録番号と、この変更前後の登録番号 で犬を登録した自治体の登録犬データベースへのリンクとの対とを表示するWeb画面を、端末に表示する。各自治体の登録犬データベースへのリンクには、それぞれのデータベースへのURLが埋め込まれている。図5に示すWeb画面では、登録番号12345673と、この登録番号12345673を登録した自治体Aの登録犬データベースへのリンク21との対と、登録番号12345673の変更前の登録番号23232323と、この登録番号23232323を登録した自治体Bの登録犬データベースへのリンク22との対とが表示され、自治体Aの登録犬データベースへのリンク21には、自治体Aの登録犬データベースへのURLが埋め込まれ、自治体Bの登録犬データベースへのリンク22には、自治体Bの登録犬データベースへのURLが埋め込まれている。 【0035】 Web画面において、自治体の登録データベースへのリンクを、マウスなどでクリックすると、端末は、この自治体の登録データベースへのリンクと対になっている登録番号を持つ犬の登録情報を、この自治体の登録データベースから検索して表示する。例えば、図4又は図5に示すWeb画面において、自治体Aの登録データベースへのリンク21を、マウスなどでクリックすると、端末は、登録番号12345678を持つ犬の登録情報を、自治体Aの登録データベースから検索して表示する。また例えば、図5に示すWeb画面において、自治体Bの登録データベースへのリンク22を、マウスなどでクリックすると、端末は、登録番号23232323を持つ犬の登録情報を、自治体Bの登録データベースから検索して表示する。 【0036】 従って、登録犬情報提供サーバは、一般の人でも、迷子犬を見つけた場合、この迷子犬が本実施形態の動物識別タグを着けていれば、この迷子犬の飼主を容易に見つけることができ、この迷子犬を飼主に渡すことができるという効果がある。 【図面の簡単な説明】 【0037】 【図1】本実施形態の動物識別タグを表側から眺めた正面図。 【図2】本実施形態の動物識別タグを、図1に示すA−A’線で切断したときの断面を模式的に表す図。 【図3】登録犬情報提供サーバを含むシステム全体の構成例を示す図。 【図4】登録番号が変更により得られたものでない場合に端末に表示されるWeb画面の例を示す図。 【図5】登録番号に変更により得られたものである場合に端末に表示されるWeb画面の例を示す図。 【符号の説明】 【0038】 1…容器 2…反射材 3…接着用シート 4…ICモジュール 5…接着用シート 6…反射材 7…印刷シート 8…登録番号 9…シール 10…蓋 11…自治体識別情報 12…穴 13…穴 21…自治体Aの登録犬データベースへのリンク 22…自治体Bの登録犬データベースへのリンク
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003193 【氏名又は名称】凸版印刷株式会社
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| 【出願日】 |
平成17年7月5日(2005.7.5) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2007−14214(P2007−14214A) |
| 【公開日】 |
平成19年1月25日(2007.1.25) |
| 【出願番号】 |
特願2005−195976(P2005−195976) |
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