| 【発明の名称】 |
シート止めクリップ |
| 【発明者】 |
【氏名】大門 成浩
【氏名】川北 清司
【氏名】松岡 宏征
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| 【要約】 |
【課題】果樹園やビニルハウスにおいて、シートやネット等のシート状物が支柱に強固に挟着されると共に、外れにくいシート止めクリップを提供する。
【解決手段】相対向する2個の挟持片1と、この挟持片1の中央部で互いを連結する連結片2とを有し、一方の挟持片1の先端部11から連結片2を介して他方の挟持片1の先端部11までの内壁面を挟持面3として、この挟持面3と支柱4との間にシート状物5を挟着するシート止めシート止めクリップPであって、両挟持片1の基端部12には先端方向に折曲可能な接続片41がそれぞれ相対向して設けられると共に、その先端部が薄肉部42を介して互いに接続され、前記薄肉部42を挟持面3に対して前後に移動させることにより、該挟持片1の先端部11の間隔が拡縮されると共に、2個の接続片41同士がほぼ水平状態で固定される固定部46を有するようにシート止めシート止めクリップPを構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 相対向する2個の挟持片と、この挟持片の中央部で互いを連結する連結片とを有し、一方の挟持片の先端部から連結片を介して他方の挟持片の先端部までの内壁面を挟持面として、この挟持面と支柱との間にシート状物を挟着するシート止めクリップであって、両挟持片の基端部には先端方向に折曲可能な接続片がそれぞれ相対向して設けられると共に、その先端部が薄肉部を介して互いに接続され、前記薄肉部を挟持面に対して前後に移動させることにより、該挟持片の先端部間の間隔が拡縮されると共に、薄肉部が固定部により固定されて、挟持片の先端部間の間隔が一定に保たれるようになされたことを特徴とするシート止めクリップ。 【請求項2】 前記固定部は、一方の接続片に形成された係止片と、他方の接続片に形成されて前記係止片に係合される係合片とからなり、薄肉部を挟持面に向けて移動させた際に、係合片が係止片に係合されるようになされたことを特徴とする請求項1に記載のシート止めクリップ。 【請求項3】 相対向する2個の挟持片と、この挟持片の中央部で互いを連結する連結片とを有し、一方の挟持片の先端部から連結片を介して他方の挟持片の先端部までの内壁面を挟持面として、この挟持面と支柱との間にシート状物を挟着するシート止めクリップであって、両挟持片の基端部には先端方向に折曲可能な接続片がそれぞれ相対向して設けられると共に、その先端部が薄肉部を介して互いに接続され、前記薄肉部を挟持面に対して前後に移動させることにより、該挟持片の先端部間の間隔が拡縮されることを特徴とするシート止めクリップ。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、果樹園やビニールハウスにおいて、シートやネット等のシート状物を支柱に固定するためのシート止めクリップに関するものである。 【背景技術】 【0002】 一般に、果樹園やビニールハウスの周囲に支柱や横桟等を配置し、この構造材にシートやネット等のシート状物を展張させて、果樹園やビニールハウスの周囲をシート状物で覆う際に、構造材とシート状物とが当接した箇所に、断面略C型のクリップを押し付けて、構造材の外周面とクリップの内面との間にシート状物を挟着させることにより、シート状物を構造材に固定する方法が提案されている。このようなクリップは構造が簡単ではあるが、クリップのC型の開口端部がシート状物に接触しながら、支柱に押し込まれることになり、シート状物に傷や破れ等の不具合が発生しやすく、又、一旦取付けると外しにくいものであった。 【0003】 そこで、この問題を解決するために、ほぼC形のクリップ本体の中央部に向かって屈曲する逃し部を形成し、この逃し部の両側部からそれぞれアームを互いに平行に延出し、両アームの先端に屈曲自在に接続された接続片をそれぞれ設け、この両接続片の間を薄肉部で連結してなるクリップが提案されている。(例えば、特許文献1参照。)。 【0004】 このクリップは、クリップ本体を支柱等に止着した後、接続片が中央の薄肉部で屈曲するようにアームの間に介入させて、接続片を外方で戻りにくい屈曲位置で保持するために、この屈曲位置で接続片のアーム側の外側端面がアームに当接され、又、接続片同士を連結するために連結片が設けられた内側端面がお互いに向き合うようになされ、これによって、両アームが外方へ押し開かれ、クリップ本体が内側へ狭搾して支柱等との間の被止着物を更に強く挟着することができるものである。 【特許文献1】実開昭52−23477号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかしながら、前記のクリップには次のような問題点があった。すなわちクリップの初期状態は、接続片が中央の薄肉部で外方に向かって屈曲した状態であり、内方に向かって屈曲するように接続片をアームの間に介入させる際、接続片を外方で戻りにくい屈曲位置で保持すると、この介入の過程で薄肉部に必要以上の力かかって不具合が起こる場合があり、又、接続片を外すときにも同様な不具合が起こる場合があり、又、この保持後の屈曲の度合いが小さい場合は、振動や衝撃等が加わると、接続片が外方に戻る恐れがあり、その点で不足のあるものであった。 【0006】 本発明は、前記の如き問題点を解消し、果樹園やビニールハウスにおいて、ネット部材やビニルシート等のシート状物を支柱に強固に固定できると共に、外れにくいシート止めクリップを提供せんとするものである。 【課題を解決するための手段】 【0007】 上記目的を達成するために、本発明は次のような構成としている。すなわちこの発明に係るクリップは、相対向する2個の挟持片と、この挟持片の中央部で互いを連結する連結片とを有し、一方の挟持片の先端部から連結片を介して他方の挟持片の先端部までの内壁面を挟持面として、この挟持面と支柱との間にシート状物を挟着するシート止めクリップであって、両挟持片の基端部には先端方向に折曲可能な接続片がそれぞれ相対向して設けられると共に、その先端部が薄肉部を介して互いに接続され、前記薄肉部を挟持面に対して前後に移動させることにより、該挟持片の先端部間の間隔が拡縮されると共に、薄肉部が固定部により固定されて、挟持片の先端部間の間隔が一定に保たれるようになされたことを特徴とするものである。 【発明の効果】 【0008】 本発明によれば、前記薄肉部を挟持面に対して前後に移動させることにより、該挟持片の先端部間の間隔が拡縮されると共に、薄肉部が固定部により固定されて、挟持片の先端部間の間隔が一定に保たれるようになされるので、挟持面と支柱との間にシート状物を挟着した後に、薄肉部を移動させて挟持片の先端部間の間隔を広げた状態で、薄肉部を固定部によって固定することによって、挟持面には内側に閉じる方向に力が作用し、シート状物を強固に挟着することができ、固定部によって外れにくくなる。 【0009】 本発明に係るシート止めクリップにおいて、前記固定部は、一方の接続片に形成された係止片と、他方の接続片に形成されて前記係止片に係合される係合片とからなり、薄肉部を挟持面に向けて移動させた際に、係合片が係止片に係合されるようになされれば、薄肉部の移動作業によって、薄肉部を固定することができるので、薄肉部の固定作業が容易となる。 【0010】 又、本発明に係るシート止めクリップにおいて、相対向する2個の挟持片と、この挟持片の中央部で互いを連結する連結片とを有し、一方の挟持片の先端部から連結片を介して他方の挟持片の先端部までの内壁面を挟持面として、この挟持面と支柱との間にシート状物を挟着するシート止めクリップであって、両挟持片の基端部には先端方向に折曲可能な接続片がそれぞれ相対向して設けられると共に、その先端部が薄肉部を介して互いに接続され、前記薄肉部を挟持面に対して前後に移動させることにより、該挟持片の先端部間の間隔が拡縮されるようになされれば、薄肉部を適宜位置に固定することにより、挟持面と支柱との間にシート状物を挟着し、且つその挟着状態を維持することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照し、具体的に説明する。 【0012】 すなわち、図1は本発明に係るシート止めクリップにおいて、実施の一形態を示す正面図、図2は同じシート止めクリップの上面図、図3は同じシート止めクリップの側面図である。図4は図1のA−A断面図である。図5は本発明に係るシート止めクリップの使用状態を表す斜視図、図6は他の使用状態を表す斜視図、図7は本発明に係るシート止めクリップの実施の第二形態を示す正面図である。 【0013】 図面において、1は相対向する挟持片、2は挟持片1を連結する連結片、3は挟持片1の内壁面に形成された挟持面であり、シート止めシート止めクリップPは挟持片1、連結片2とから主に構成され、挟持片1に形成された挟持面3と、支柱5の外表面との間にシート状物6を挟着するものである。 【0014】 先ず、支柱5及びシート状物6は、果樹園やビニールハウスにおいて用いられる、樹木や野菜等の育成物に対して、雨よけ、害虫や鳥獣の侵入を回避するために設けられるである。シート状物6としては、一般には、透明あるいは半透明性で主として雨よけを目的としたシート部材61と、主に害虫や鳥獣の進入を防止するためのネット部材62等が用いられる。 【0015】 シート部材61は、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレートやポリ乳酸等のポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニール等の透明性、あるいは半透明性を有する合成樹脂をシート状に成形したものであり、必要な大きさや厚さに応じて適宜使用できる。又、ネット部材62は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン樹脂、ポリエステル等の合成樹脂、麻、綿等の天然樹脂等からなる線状体やバンドを網目状に成形したものであり、対象となる害虫や鳥獣に対して必要な強度あるいは網目の大きさに応じて適宜使用できる。 【0016】 又、支柱5は、一般には、鋼管やアルミ管等のパイプ状のものであり、果樹園やビニールハウスにこれらを適宜縦方向、横方向に組み合わせて配置されて、シート部材や網部材等のシート状物6が張設されるものである。支柱5の材質は、前記に限られるものではなく、例えば、亜鉛めっき等の防錆処理が施された鋼管や、ステンレス鋼等、支柱5の長さや必要な強度や耐久性に応じて、適宜使用できる。又、支柱5の断面形状は、本形態では円形であるが、楕円形でもよく、四角形や五角形等の多角形でもよい。 【0017】 続いて、挟持片1は、図1〜3に示されるように、連結片2によって中央部で互いに連結されたものであり、挟持片1の先端部11から連結片2を介して相対向する挟持片1の先端部11までの内壁面が挟持面3とされたものである。これによって、挟持片1の基端部12、12の間隔を拡縮すると、連結片2を支点として先端部11、11の間隔が縮拡されるようになされる。本形態では、挟持面3は、半円筒状に形成されているが、支柱5に取付けられる形態であれば、楕円形状でもよく、四角形や五角形等の多角形状に形成されたものでもよい。尚、挟持片1の中央部とは、挟持片1の先端部11及び基端部12から等距離にある位置付近のみを指すものではなく、シート止めクリップPが、挟持片1の基端部12、12の間隔を拡縮させて支柱5に取付けられる範囲において、先端部11あるいは基端部12に近接した箇所も含まれる。 【0018】 又、挟持面3が形成された挟持片1の外側面には、ネット部材62を掛けるための掛け部13が設けられている。掛け部13は、断面略T字状であり、挟持片1の外側面に立設された支持部14と、支持部14の先端から挟持片1と略平行に延設された掛け部材15とからなる。本形態では、掛け部材15の先端は挟持片1に向かって曲折されており、掛け部13にシート状物6のネット部材62等を掛けた時に、外れにくいようになされている。 【0019】 更に、挟持片1は、連結片2よりも厚く形成されている。これによって、挟持片1の基端部12、12の間隔を拡縮させたときに、挟持片1は変形しにくく、相対的に薄い連結片2が主に弾性的に変形して、端部11、11の間隔が縮拡されるようになされる。又、図1及び図4に示されるように、挟持片1の基端部12の内側面側には、連結片2を経て中央部に沿って、帯状の補強部16が形成されている。これによって、連結片2が弾性的に変形しやくすると共に、補強部16によって連結片2の強度を保持できるようになされている。 【0020】 挟持片1の基端部12の両端には、接続片41が折曲可能に取付けられている。本形態では、基端部12と接続片41との接続箇所は薄肉に形成されており、この薄肉箇所で折曲しやすくなされている。この接続片41の先端部は、薄肉部42によって互いに接続されている。この薄肉部42を挟持面3に対して前後に移動させることにより、挟持片1の基端部12、12の間隔が拡縮され、この拡縮に連動して、挟持片1の先端部11、11の間隔が縮拡される。 【0021】 接続片41の内側面には、折曲抑制片43が突設され、この先端は近接する挟持片1に向かって曲折されている。これによって、薄肉部42を挟持面3の方に移動させた際、接続片41の折曲抑制部43の先端が挟持片1に当接されて、薄肉部42が挟持面3に向かってそれ以上移動しないようになされている。 【0022】 又、一方の接続片41の外表面には係止片44が設けられ、他方の接続片41には、この係止片44に係合される係合片45が設けられ、固定部46を形成している。そして、薄肉部42を挟持面3に向けて移動させた際、2個の接続片41がほぼ水平になる位置で、係止片44と係合片とが係合して、薄肉部42が固定されるようになされている。 【0023】 係止片44は、一方の接続片41から立設された縦断面が三角形状の形態であり、係合片45の面は接続片41に対してほぼ垂直に立設されている。この面の先端には、係合片45に向かって鉤部46が突設されており、この鉤部47に係合片45が係止されるようになされている。 【0024】 係合片45は、上記とは別の接続片41から立設された断面略T字状の形態であり、外表面には、中央部に向かって凹んだ緩やかな傾斜面を有する楕円状の押さえ面48が形成され、押さえ面48の中央部が薄肉部42の移動経路上に配置されている。これによって、係合片45を挟持面3に向かって移動させると、接続片41を介して薄肉部42も連動して移動するようになされている。又、作業者は押さえ面48を挟持面3に向かって押圧することで、この押さえ面48に併設された滑り止め用のリブと相まって、薄肉部42を移動させやすくなる。 【0025】 次に、本形態に係るシート止めクリップPを用いて、シート止めクリップPの挟持面3と支柱5との間にシート状物6を挟着する作業手順を説明する。まず、支柱5の表面にシート状物6を載置した状態で保持する。次に、シート止めクリップPの挟持片1において、基端側の両外側面をそれぞれ内側に押圧して、基端部12、12の間隔が狭まるようにする。これによって、挟持片1の先端部11、11間の間隔が拡がる。本形態では、図1に示されるように、初期状態の薄肉部42の位置は、2個の接続片41がほぼ水平状態となる位置に対して、挟持面3から遠方となる位置であるため、基端部12、12の間隔を狭めると、図5の(a)に示されるように、薄肉部42の位置は、挟持面3からより遠方となる。又、挟持片1の基端側の外側面には、それぞれリブ49が複数本並設されており、前記の押圧操作の際に、滑りにくくなるようになされている。 【0026】 続いて、前記の押圧操作によって基端部12、12の間隔を狭めて、挟持片1の先端部11、11間の間隔を支柱5の外径とほぼ同程度までに拡げて、シート止めクリップPを支柱5に取付け、挟持面3と支柱5との間にシート状物6を挟着させる。本形態では、挟持面3の内径は、支柱5の外径より僅かに小さく形成されており、シート止めクリップPを支柱5に取付けた際、挟持面3は支柱5から押し広げられるように押圧を受けるため、その押圧に対する反発力により、支柱5との間に挟着したシート状物6をより強固に挟着することができる。 【0027】 尚、挟持面3の内径を支柱5の外径とほぼ同径にして、シート止めクリップPを支柱5に取付けても、挟持面3と支柱5との間に挟着されたシート状物6によって、支柱5の外径がその分大きくなったのと同じ形態となるため、前記と同様な効果によって、シート止めクリップPはシート状物6をより強固に挟着することができる。又、挟持片1の先端部11は、先端部11、11の間隔を拡げる方向に外側に向かって延設されており、シート止めクリップPを支柱5に取付ける際、挟持面3が支柱5に嵌まりやすいようになされている。 【0028】 続いて、係合片45の押さえ面48を挟持面3に向かって押圧すると、薄肉部42も連動して移動し、図5の(b)に示されるように、2個の接続片41がほぼ水平状態となる位置で、係止片44と係合片45とが係合して、薄肉部42の位置が固定される。これによって、シート止めクリップPは、挟持片1の基端部12、12の間隔を最も拡げられた状態で固定されるため、先端部11、11の間隔を狭めるような力が効果的に作用し、シート状物6を効率的に挟着することができる。 【0029】 又、シート状物6がネット部材62の場合は、前記の通りに、シート止めクリップPと支柱5とによって挟着してもよいが、図6に示されるように、シート止めクリップPを支柱5に取付け、挟持片1の掛け部13にネットの部材の網目を掛けることで、シート状物6を固定することができる。特に、ネット部材62の取付場所を一定期間開放したい場合は、ネット部材62を一端に集め、その網目を掛け部13に掛けて開放状態を保持するようにすればよいので、その都度、ネット部材62を脱着させる必要がない。 【0030】 更に、シート止めクリップPによってシート状物6を支柱5に止めた後、複数のシート止めクリップPに亘って、挟持片1の掛け部13にロープやワイヤー等の線状体を取付けておけば、風等によってシート状物6が煽られにくくすることができる。 【0031】 シート止めクリップPを支柱5から外す場合は、まず、薄肉部42を挟持面3の方から外方に向かって移動させて、係合片45を係止片44から外す。本形態では、接続片41と薄肉部42との接続部において、接続片41の厚さは薄肉部42に向かって徐々に薄くなっている。これによって、作業者が挟持面3に面した薄肉部42付近を外方に押圧した際、2個の接続片41の間に指等が挟まれにくくなされる。 【0032】 図7は、本形態に係るシート止めクリップの実施の第二形態を示す正面図である。第二形態に係るシート止めクリップPは、図1に示されたシート止めクリップと比べて、係止片44を除去した点と、挟持片1において折曲抑制片43と対峙する面に突起17を設けた点が異なるものであり、他は図7に示されたものと同様である。 【0033】 すなわち、図7に示されたシート止めクリップPは、この状態から薄肉部42を挟持面3側に移動させて、2個の接続片41、41が略一直線上に配置されると、挟持片1の先端部11、11間の間隔が最も拡げられ、これに応じて挟持面3の内側が狭められるので、挟持面3と支柱(図示せず)との間にシート状物(図示せず)を挟着する際、シート状物を最も強固に挟着することができる。そして、薄肉部42を更に挟持面3側に移動すると、挟持面3の内面が拡げられ、折曲抑制片43と挟持片1の突起17が接触すると、薄肉部42は挟持面3側にはそれ以上移動できなくなるものである。 【0034】 折曲抑制片43と挟持片1の突起17が接触した際の挟持面3の内径は、支柱の外径と略同径かやや小さくなされている。これにより、薄肉部42は、挟持片1の先端部11、11間の間隔が最も拡げられた状態から折曲抑制片43と挟持片1の突起17が接触する状態までの位置にあれば、挟持面3側の移動は前記の折曲抑制片43と突起17とにより規制され、且つ挟持面3から離れる方向への移動は、支柱等が配置された挟持面3が狭められることになり物理的に阻止されるので、挟持面3と支柱との間にシート状物を強固に挟着し、かつその挟着状態を維持することが可能となる。尚、挟持片1の突起17を設けず、折曲抑制片43を挟持片1に向けて延設したものでもよい。 【0035】 シート止めクリップPを支柱等に取付ける場合は、まず、図7に示された挟持片1の両基端部12、12の間隔を狭めるよう基端部12の外側面を内側に向けて互いに押圧すると、挟持面3が広げられると共に、薄肉部42の位置が挟持面3から離れる方向に移動する。続いて、挟持面3内に支柱等を挿入し、係合片45を挟持面3側に向けて、薄肉部42が挟持片1の先端部11、11間の間隔が最も拡げられた状態を超えてさらに挟持面3側に位置するまで押圧する。これにより、シート状物は支柱と挟持面3の間に挟着され、その状態を維持することができる。この状態において、薄肉部42を挟持面3から離れる方向に直接押圧するか、あるいは係合片45を同方向に引っ張り、薄肉部42が図7に示される位置程度まで移動させ、その後、挟持片1の両基端部12、12の間隔を狭めるようにすれば、挟持面3が広げられて、支柱やシート状物をシート止めクリップPから外すことが可能となる。 【図面の簡単な説明】 【0036】 【図1】図1は本発明に係るシート止めクリップにおいて、実施の一形態を示す正面図である。 【図2】図1のシート止めクリップの上面図である。 【図3】図1のシート止めクリップの側面図である。 【図4】図1のA―A断面図である。 【図5】本発明に係るシート止めクリップの使用状態を表す斜視図である。 【図6】本発明に係るシート止めクリップの使用状態において、他の形態を表す斜視図である。 【図7】本発明に係るシート止めクリップの実施の第二形態を示す正面図である。 【符号の説明】 【0037】 1 挟持片 11 先端部 12 基端部 13 掛け部 14 支持部 15 掛け部材 16 補強部 17 突起 2 連結片 3 挟持面 41 接続片 42 薄肉部 43 折曲抑制片 44 係止片 45 係合片 46 固定部 47 鉤部 48 押さえ面 49 リブ 5 支柱 6 シート状物
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002462 【氏名又は名称】積水樹脂株式会社
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| 【出願日】 |
平成19年3月16日(2007.3.16) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2007−289154(P2007−289154A) |
| 【公開日】 |
平成19年11月8日(2007.11.8) |
| 【出願番号】 |
特願2007−68676(P2007−68676) |
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