| 【発明の名称】 |
自動給水装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】三原 保範
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| 【要約】 |
【課題】植木鉢の植物に対して適量の水を適当な時間に、しかも間歇的に与えることができる簡単な構成の自動給水装置を提供する。
【解決手段】電動モーター1を具備した揚水ポンプ2が設置された貯水槽3、槽下部に放水口4をもち該貯水槽3から揚水される所定量の水を貯水し、放水するための給水槽5及び該電動モーター1に接続され間歇的に通電する回路を備えた機械部7からなる装置であり、該間歇的に通電する回路は一対の導電性材料片が間隔をおいて対面した状態で時計文字盤上に設置させてなり、該時計文字盤の時針の導電性部分が、上記一対の導電性材料片の間隔部分を通過する間に導電性材料片と接触して、通電状態となって電動モーター1が可動する配線を施こされてなることを特徴とする自動給水装置。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電動モーター(1)を具備した揚水ポンプ(2)が設置された貯水槽(3)、槽下部に放水口(4)をもち該貯水槽(3)から揚水される所定量の水を貯水し、放水するための給水槽(5)及び該電動モーター(1)に接続され間歇的に通電する回路(6)を備えた機械部(7)からなる装置であり、該間歇的に通電する回路(6)は一対の導電性材料片(8)が間隔をおいて対面した状態で時計文字盤(9)上に設置させてなり、該時計文字盤(9)の時針(10)の導電性部分(11)が、上記一対の導電性材料片(8)の間隔部分を通過する間に導電性材料片(8)と接触して、通電状態となって電動モーター(1)が可動する配線を施こされてなることを特徴とする自動給水装置。 【請求項2】 給水槽(5)下部に設けられた放水口(4)が、植木鉢の土壌部分に接続されてなることを特徴とする請求項1記載の自動給水装置。 【請求項3】 間歇的に通電する回路(6)を2個以上、時計文字盤(9)上に設けることを特徴とする請求項1〜2いずれか記載の自動給水装置。 【請求項4】 貯水槽(3)から揚水される所定量の水を、一旦収納して給水槽(5)へ送付する給水量を調整するための調整槽(12)を設けることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の自動給水装置。 【請求項5】 調整槽(12)はその底面部に給水槽(5)に連絡する排水口(13)、余分の水を貯水槽(3)へ返送するための返水口(14)からなり、排水口(13)は、その大きさを変え給水量が変更できるようにその上面に開閉自由な蓋(15)が設けられていることを特徴とする請求項2〜4いずれか記載の自動給水装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、自動給水装置、特に植木鉢用の自動給水装置に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、旅行や長期の外出時等において植木鉢やプランタン等の植物への水遣りは、簡便な手段がなく不便を被っていた。高額な装置として水道栓に連結したタイマー内蔵の自動給水装置も知られているが、一般の家庭用としては使用に適していない。特に植木鉢の植物に対しては乾燥防止と根腐れ防止とのバランスから適量の水を例えば一日に2回程度間歇的に与えることが要求され、その対策は簡単ではない。 【0003】 かかる対策として種々の提案がなされており、例えばサイフォン管を形成させる手段(特許文献1参照。)、水分感知器を設ける手段(特許文献2参照。)等の試みがなされている。 【特許文献1】 特開2002−369632号公報 【特許文献2】 実開平5−53453号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、かかる公知の自動給水装置はかなり複雑な構成を必要とする点に問題がある。 【課題を解決するための手段】 【0005】 しかるに、本発明者が上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、電動モーター(1)を具備した揚水ポンプ(2)が設置された貯水槽(3)、槽下部に放水口(4)をもち該貯水槽(3)から揚水される所定量の水を貯水し、放水するための給水槽(5)及び該電動モーター(1)に接続され間歇的に通電する回路(6)を備えた機械部(7)からなる装置であり、該間歇的に通電する回路(6)は一対の導電性材料片(8)が間隔をおいて対面した状態で時計文字盤(9)上に設置させてなり、該時計文字盤(9)の時針(10)の導電性部分(11)が、上記一対の導電性材料片(8)の間隔部分を通過する間に導電性材料片(8)と接触して、通電状態となって電動モーター(1)が可動する配線を施こされてなることを特徴とする自動給水装置、好ましくは貯水槽(3)から揚水される所定量の水を、一旦収納して給水槽(5)へ送付する給水量を調整するための調整槽(12)を設けることを特徴とする自動給水装置がその目的を満足することを見出し本発明を完成した。 【発明の効果】 【0006】 本発明の装置は時計文字盤(9)の時針(10)を利用して間歇的に通電する回路(6)を電動モーター(1)に連結し、かつ貯水槽(3)から揚水される給水量を調整するための調整槽(12)とを組み合わせることにより、一般の家庭用として使用に適するように、植木鉢の植物に対して乾燥防止と根腐れ防止とのバランスを保つように適量の水を適当な時間に、しかも間歇的に例えば一日に2回程度間歇的に与えることができるという、顕著な効果を発揮できる簡単な構成の自動給水装置である。 【発明を実施するための最良の形態】 【0007】 以下、本発明について具体的に説明するが、本発明の実施態様の一例(代表例)であり、これらの内容に限定されるものではない。 まず、本発明の装置は基本的に電動モーター(1)を具備した揚水ポンプ(2)が設置された貯水槽(3)、槽下部に放水口(4)をもち該貯水槽(3)から揚水される所定量の水を貯水し、放水するための給水槽(5)及び該電動モーター(1)に接続され間歇的に通電する回路(6)を備えた機械部(7)、好ましくは貯水槽(3)から揚水される所定量の水を、一旦収納して給水槽(5)へ送付する給水量を調整するための調整槽(12)を設けてなるものである。 【0008】 電動モーター(1)を具備した揚水ポンプ(2)は、特に制限はなく市販のものが任意に使用可能である。電動モーター(1)は乾電池で可動する。 【0009】 揚水ポンプ(2)が設置された貯水槽(3)から揚水される所定量の水は揚水落下口(16)を通過し、好ましくは調整槽(12)を経由して給水槽(5)へ送られる。調整槽(12)を使用せず揚水ポンプ(2)の容量をコントロールして、所定の水量に調整することも可能であるが、より効果的には調整槽(12)で所定量の水を一旦収納して、給水槽(5)へ送付する給水量を調整するのが良い。 【0010】 調整槽(12)の構造は例えば槽の底面部に給水槽(5)に連絡する排水口(13)、槽の側面上部に余分の水を貯水槽(3)へ返送するための返水口(14)からなり、給水槽(5)に連絡する排水口(13)は、その大きさを変え給水量が変更できるようにその上面に開閉自由な装置、例えばスライド可能な蓋(15)が接触して設けられており、設定した植木鉢への給水量に応じてその蓋を移動させて排水口(13)の大きさを調整する。余分な水は槽の側面上部に設けられた返水口(14)を経由して、貯水槽(3)へ返送され再使用される。 【0011】 貯水槽(3)から揚水される所定量の水を貯水し、植木鉢へ水を給水するための給水槽(5)には装置の側面下部に放水口(4)を設ける。放水口(4)は対象とする植木鉢の大きさや個数に対応して、その大きさや数を決定すれば良いが、通常は植木鉢の数に合わせる。放水口(4)はホース等で植木鉢の土壌部分と連結される。 各槽の材質には制限はなくプラスチック、木材、金属、陶磁器等任意である。 【0012】 本発明の自動給水装置の特徴点は、該電動モーター(1)に接続され間歇的に通電する回路(6)を備えた機械部(7)を設ける点にある。該間歇的に通電する回路(6)は一対の導電性材料片(8)が間隔をおいて対面した状態で、時計文字盤(9)上に設置させてなり、該時計文字盤(9)の時針(10)の導電性部分(11)が、上記一対の導電性材料片(8)の間隔部分を通過する間に導電性材料片(8)と接触して、通電状態となって電動モーター(1)が可動する配線を施こされている。この配線は電動モーター(1)の電源と接続されている。 【0013】 一対の導電性材料片(8)は、時計文字盤(9)の時針(10)いわゆる短針が通過する位置に固定される。時計の時針は分針よりも短いので、本発明の装置においてはこの長短を逆にする方が、時針(10)の導電性部分(11)を上記一対の導電性材料片(8)の間隔部分を通過させる間に、導電性材料片(8)と接触させることが効率的に行われる。時針の先端部に長めの導電性材料を接続させておいたり、分針を短く切断しておく等任意の手段が行われる。 【0014】 通電状態となって電動モーター(1)が可動する。これを時計文字盤(9)上に1個設置すれば、一日に2回(12時間単位)通電状態となり給水が行われる。時間まで設定したければ希望する時間を文字盤(9)の希望数値箇所に固定される。一日に4回(6時間単位)給水を希望する時は一対の導電性材料片(8)を時計文字盤(9)上に2個、一日に6回(4時間単位)給水を希望する時は3個固定すれば良い。導電性材料片(8)や時針(10)の導電性部分(11)の導電材料は通常は金属製である。 【0015】 本発明の自動給水装置は、上記したように植木鉢やプランタン等に植えた植物の水遣りに有用であるが、その他、決められた時刻に間歇的に一定量の液体を供給する用途であればいずれにも使用可能であり、例えばペットへの飲料給水用等が挙げられる。 【実施例】 【0016】 以下、本発明の装置を図面に従って説明する。 市販の電動モーター(1)を具備した揚水ポンプ(2)が設置されたプラスチック製の貯水槽(3)〈縦15cm、横30cm、高さ20cm〉、槽側面下部に放水口(4)〈直径0.2cm〉を5個もつプラスチック製給水槽(5)〈縦12cm、横9cm、高さ7cm〉、底面に排水口(13)〈縦5cm、横1.3cm〉と槽側面部に返水口(14)〈直径1cm〉をもつプラスチック製調整槽(12)〈縦12cm、横9cm、高さ7cm、貯水量を0.5リットルに調整〉及び該電動モーター(1)に接続され間歇的に通電する回路(6)を備えたプラスチック製機械部(7)〈縦12cm、横9cm、高さ20cm〉からなる自動給水装置を図1のごとく組み立てた。 【0017】 機械部(7)における構造は図2、図3に示すように、間歇的に通電する回路(6)は銅線とし3ボルトの乾電池と連結させた。一対の導電性材料片(8)として銅薄板を使用し、これを0.1cmの間隔をおいて対面した状態で時計文字盤(9)上の6時の位置に設置させた。該時計文字盤(9)の時針(10)は3cm、分針は2cmであり時針(10)の導電性部分(11)は銅薄板とした。 【0018】 貯水槽(3)に8.5リットルの水を導入した。電動モーター(1)のメインスイッチをオンとし、時計を0時に設定して作動を開始した。午前6時と午後6時の2回、時針(10)が上記一対の導電性材料片(8)の間隔部分を通過する間に、導電性材料片(8)と30秒間接触して、通電状態となって電動モーター(1)を可動させた。 一回の可動状態で0.5リットルの水が揚水落下口(16)を通過し、調整槽(12)及び給水槽(5)を経由して、放水口(4)を通って植木鉢に給水された。調整槽(12)の余分の水は返水口(14)を通って貯水槽(3)に戻された。5日間給水は支障なく行われ植物の涸れ、根腐れは認められなかった。 【産業上の利用可能性】 【0019】 本発明の装置は、一般の家庭用として使用に適するよう、植木鉢の植物に対して乾燥防止と根腐れ防止とのバランスを保つように適量の水を適当な時間に、しかも間歇的に与えることができる効果を発揮できる簡単な構成の自動給水装置であり、生活用品として有益な道具である。 【図面の簡単な説明】 【0020】 【図1】本発明の自動給水装置の全体図である。 【図2】本発明の自動給水装置の機械部の構成図である。 【図3】本発明の自動給水装置の機械部断面の拡大図である。 【符号の説明】 【0021】 (1) 電動モーター (2) 揚水ポンプ (3) 貯水槽 (4) 放水口 (5) 給水槽 (6) 通電回路 (7) 機械部 (8) 導電性材料片 (9) 時計文字盤 (10)時針 (11)時針の導電性部分 (12)調整槽 (13)調整槽の排水口 (14)調整槽の返水口 (15)スライド可能な蓋 (16)揚水落下口 (17)水道水注入口
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| 【出願人】 |
【識別番号】504001163 【氏名又は名称】三原 保範
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| 【出願日】 |
平成18年4月17日(2006.4.17) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2007−282617(P2007−282617A) |
| 【公開日】 |
平成19年11月1日(2007.11.1) |
| 【出願番号】 |
特願2006−138270(P2006−138270) |
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