| 【発明の名称】 |
天然芝植生パネル |
| 【発明者】 |
【氏名】三佐和 拡
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| 【要約】 |
【課題】ベランダや屋上などの場所においても床材として天然芝を使用することができ、手入れも容易な天然芝植生パネルを提供すること。
【解決手段】軽石と、ポルトランドセメントと、水とを混練した状態の生コンクリートを板状に固めた保水性・透水性コンクリート・ブロック1と、このコンクリート・ブロック1に活着させた芝草2とにより構成される天然芝植生パネルである。この天然芝植生パネルに穴をあけたてカップを嵌め込んで簡易式パッティング練習用グリーンに用いることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 軽石と、ポルトランドセメントと、水とを混練した状態の生コンクリートを板状に固めた保水性・透水性コンクリート・ブロックと、該コンクリート・ブロックに活着させた天然芝とよりなることを特徴とする天然芝植生パネル。 【請求項2】 表面の周囲四辺に縁部を形成し、該縁部で囲まれて窪んだ平坦面に天然芝を活着させたことを特徴とする請求項1に記載の天然芝植生パネル。 【請求項3】 平面状に配列した複数枚の保水性・透水性コンクリート・ブロックの上に連続したマット状の天然芝を活着させたことを特徴とする請求項1に記載の天然芝植生パネル。 【請求項4】 カップを嵌め込む穴をあけた保水性・透水性コンクリート・ブロックと、該穴を除く上面に天然芝を活着させた簡易式パッティング練習用グリーンに用いることを特徴とする請求項1および請求項3に記載の天然芝植生パネル。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、天然芝を活着した天然芝植生パネルに関し、ベランダ、屋上などの緑化や、ガーデニングの床板として用いることができ、ゴルフ練習用マットとして使用できるように構成したものである。 【背景技術】 【0002】 従来よりガーデニングには、自然に近い雰囲気を出すため、床にウッドデッキを並べたり、砂利を撒いたりしている。また、従来のゴルフ練習用マットやパターマットは、塩化ビニルやナイロンで作られた人工芝が用いられている。また、人工芝では、打球したときの感触が、天然芝における感触と著しく相違しているので、天然芝を用いたゴルフ練習用マットが下記特許文献に開示されているように提案されている。 【特許文献1】特開2004−209035号公報 【特許文献2】登録実用新案第3115572号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 ガーデニングにおいては、床面に天然芝を敷きたいという要望が多い。しかし、天然芝は地面に植生されるものであって、住宅のベランダや屋上などのコンクリートの表面に植生する場合には、土を入れて芝草を育成しなければならない。 【0004】 一方、従来の人工芝のゴルフ練習用マットを用いてショットの練習をする場合には、インパクトの前に多少ボールの手前を叩きダフってしまっても人工芝のマットではクラブのソールが滑るためミスショットにはならず、本来の天然芝ではミスショットになるにもかかわらず、練習者には分からないために技術の向上につながらないばかりでなく、誤ったスイングが身に付いてしまうといった弊害がある。 【0005】 人工芝のパターマットは、天然芝に近い感触を出すためにベルベットタイプや、表面の芝草が抜けないものや、ボールを転がすとボールの軌跡がグリーン上に残り、打った際の引っかけ、押し出しが分かるものもある。しかし、人工芝では曖昧なインパクトでもボールは、そこそこ真っ直ぐに転がるが、天然芝の場合には、しっかりしたインパクトによる順回転のよいころがりのボールでなければ、ボールは真っ直ぐに転がらず、パッティング技術の向上にはつながらない。 【0006】 特許文献1に記載のゴルフ練習用マットは、ゴルフ練習場の個々の打席におけるボール打撃場所に形成された凹所と、この凹所に嵌め込み取り出し自在の金属製、合成樹脂製、木製などの箱体に土を入れて天然芝を植えたマットであり、箱体の側壁を取り外して天然芝のマットをボール打撃場所の凹所に嵌め込んで練習を行う。多くのディボットが生じたら、前後方向を反転させて再度凹所に嵌め込んで練習を行う。マット表面の天然芝が傷むとマット自体を搬出して芝草を再生させるものである。 【0007】 特許文献2に記載のゴルフ練習用マットは、周囲を囲まれ、底を有するゴム製の浅い容器に、育成した芝床から剥ぎ取った根および土付きの天然芝を容器の矩形状凹部に嵌め込んでゴルフ練習用マットとしたものである。 【0008】 しかし、これら特許文献に記載のゴルフ練習用マットは、ショットの練習を重ねるにつれてディポットが生じ、芝を傷めるとその再生にはマット全体を交換するしかなく、再生に時間と手間がかかるため、実際にはゴルフ練習場でおける使用は困難であり、ましてや家庭用として使用することができない 【0009】 そこで、この発明は、ガーデニングの際に、ベランダや屋上などの場所においても床材として天然芝を使用することができ、手入れも容易な天然芝植生パネルを提供するものである。 【0010】 また、ゴルフ練習用マット、パターマットなどに天然芝の使用を可能とし、手入れも簡便で、より実際のゴルフ場の雰囲気に近いゴルフ練習用マットや簡易式パッティング練習用グリーンを提供することを可能とするものである。 【課題を解決するための手段】 【0011】 この発明の天然芝植生パネルは、軽石と、ポルトランドセメントと、水とを混練した状態の生コンクリートを板状に固めた保水性・透水性コンクリート・ブロックと、このコンクリート・ブロックに活着させた天然芝とにより構成される。 【発明の効果】 【0012】 この発明の天然芝植生パネルによると、天然芝と同様に手入れすることができるので、ガーデニングの際の床材に最適である。天然芝植生パネルを床面に配置するだけで利用可能であり、保水性・透水性コンクリート・ブロックを用いているので排水設備は不要であり、園芸用として利用できる。 【0013】 この発明の天然芝植生パネルによると、ゴルフ場のフェアウェイやグリーンと同様な感触でゴルフのショットやパッティングの練習をすることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 (第1の実施形態) この発明の天然芝植生パネルは、軽石を板状に固めた保水性・透水性コンクリート・ブロックに天然芝を活着させたものである。 【0015】 使用する保水性・透水性コンクリート・ブロック1は、図1(a)の側面図に示すように、強度を補う添加剤を添加することなく、粒度3〜20mmの軽石50〜62重量%とポルトランドセメント50〜38重量%として全体の重量を100%とした配合物、配合物に対して水40〜50重量%を散布して混練した状態の生コンクリートを型枠に入れて、厚み4cm、4辺の長さが40〜45cm程度の板状に固めたものである。なお、この保水性・透水性コンクリート・ブロック1の大きさは、1人で持ち運びが容易な重量(約5kg)に定めたものであるが、適当に設定すればよいのである。 【0016】 天然芝としては、寒地型芝草(ベントグラス、ブルーグラス)と暖地型芝草(野芝、高麗芝、バミューダグラス)があり、使用目的により選択して使用する。これらの天然芝は、砂地の育成床で栽培されたものを芝剥機によってマット状に剥ぎ取り、図1(b)の側面図に示すように、保水性・透水性コンクリート・ブロック1とほぼ同じ大きさに裁断したものを保水性・透水性コンクリート・ブロック1の上に載置して活着させる。温暖な季節では、約2週間で天然芝2の根が軽石まで伸びて活着する。 【0017】 ガーデニング用やゴルフ練習用マットには高麗芝が適しており、パッティング練習用グリーンにはベントグラスが適している。また、年間を通して緑を保つためには、高温期に強い高麗芝の上に、低温期に強いベント芝の種を蒔いて混植してもよいのである。このように、植生する天然芝の種類および丈は、使用者の用途や趣味に合わせて選択すればよいのである。 【0018】 このように構成した天然芝植生パネルは、屋上やベランダに並べて露地栽培の天然芝と同様に散水および芝刈りを行う。日当たりの相違によって生育状態が著しく異なった場合には、日当たりの悪い場所のパネルを日当たりの良いパネルと適宜入れ換えて、全パネルの生育状態を均等化することができる。 【0019】 この天然芝植生パネルを屋内に並べる場合には、図2(a)に示すように、周囲に縁31を形成した天然ゴムやウレタンゴムで作った保護マット3を用意し、この保護マット3を床面に敷いて、その上の天然芝植生パネルを並べるとフローリングなどの床面を傷めることはないのである。 【0020】 あるいは、図2(b)に示すような天然ゴムやウレタンゴムで作ったL型アングル32で囲んで、その中に天然ゴムやウレタンゴムで作った保護シート33を敷き、この保護シート33の上に天然芝植生パネルを並べてもよいのである。 【0021】 軽石を板状に固めたコンクリート・ブロック1は、保水性を有しているので、過剰な散水を行わない限り、排水設備を設ける必要はない。 【0022】 また、天然芝植生パネルを縦長にすることにより、ゴルフ練習用マットとすることができる。 【0023】 (第2の実施形態) この実施形態で使用する保水性・透水性コンクリート・ブロック1aは、図3(a)の平面図および図3(b)の断面図に示すように、表面の周囲四辺に縁部11を形成し、縁部11で囲まれて窪んだ平坦面12に天然芝2を活着したものである。 【0024】 図4(a)に示すように、周囲に額縁のように天然芝を活着しない縁部11を形成したパネルを並べると、普通の芝生とは異なって、タイル状で美的なものとなる。 【0025】 この縁部11を、コンクリート・ブロック1aの隣接する二辺に形成したもの、一辺のみに形成したものを用意し、図4(b)に示すように、並べる場所の形状に合わせて組み合わせると、周囲部のみに縁部11を形成することができる。 【0026】 (第3の実施形態) 天然芝植生パネルをパッティング練習用グリーンとして使用する場合には、図5に示すように、幅45cm、長さ45cmの保水性・透水性コンクリート・ブロック1を作り、直径10.8cmの穴13をあけた同じ大きさの保水性・透水性コンクリート・ブロック1bを作って、穴あきブロック1bを端部に1枚配置し、穴なしブロック1を打球線方向に沿って縦長に複数枚、例えば3枚配列すると、幅45cm、長さ180cmの保水性・透水性コンクリート・ブロック1、1bの列を形成することができる。 【0027】 そして、このコンクリート・ブロック1、1bの表面に、第1の実施形態と同様に幅40cm、長さ180cmに裁断した天然芝(ベントグラス)を載置し、穴13の部分を切り取ると、天然芝2を植生したパッティング練習用のパネルを得ることができる。なお、保水性・透水性コンクリート・ブロック1、1bの幅、長さ、枚数および天然芝2の面積は、一例であって所望の形状に設定すればよいのである。植生する天然芝の種類および丈は、使用者の用途や趣味に合わせて選択すればよいが、グリーンの速さに応じて芝の丈を調整し、表面に適宜ローラーをかけるとよい。 【0028】 天然芝2を植生したパネルと同じ高さの台5を後部側方に設けて、プレーヤが立つ打席とすることにより簡易パッティング練習用グリーンを形成することができる。 【0029】 図6の断面図に示すように、穴13の中に、上向きに球面を形成した底41を有する金属製のカップ4を嵌め込んでおくと、ゴルフボールがカップインしたときに快音を発することができる。 【図面の簡単な説明】 【0030】 【図1】この発明の天然芝植生パネルで使用する保水性・透水性コンクリート・ブロックの第1の実施形態を示す側面図(a)および天然芝を活着させた状態の側面図(b)、 【図2】この発明の天然芝植生パネルを屋内に設置する状態を示す断面図、 【図3】第2の実施形態で使用する保水性・透水性コンクリート・ブロックを示す平面図(a)および断面図(b)、 【図4】第2の実施形態の芝植生パネルを配列した状態を示す平面図(a)、 【図5】第3の実施形態の簡易式パッティング練習用グリーンの平面図、 【図6】簡易式パッティング練習用グリーンで使用するカップの断面図である。 【符号の説明】 【0031】 1 保水性・透水性コンクリート・ブロック 2 天然芝 11 縁部 12 平坦面 13 穴 3 保護マット 4 カップ 5 台
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| 【出願人】 |
【識別番号】599114151 【氏名又は名称】三佐和 拡
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| 【出願日】 |
平成18年2月2日(2006.2.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100099254 【弁理士】 【氏名又は名称】役 昌明
【識別番号】100108729 【弁理士】 【氏名又は名称】林 紘樹
【識別番号】100139675 【弁理士】 【氏名又は名称】役 学
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| 【公開番号】 |
特開2007−202496(P2007−202496A) |
| 【公開日】 |
平成19年8月16日(2007.8.16) |
| 【出願番号】 |
特願2006−26421(P2006−26421) |
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