| 【発明の名称】 |
園芸容器用底敷 |
| 【発明者】 |
【氏名】小椋 豊
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| 【要約】 |
【課題】大型の植木鉢やプランタ等の園芸容器に使用する場合でも、最低限の材料量で成形することができ、材料コストを低減できると共に、平面的に成形することができ、成形コストをも低減する園芸容器用底敷の提供。
【解決手段】園芸容器用底敷は、一対の台形状平板部11及び一対の三角形状平板部12を平面形状に成形する一方、使用時には、台形状平板部11及び三角形状平板部12を折り曲げて中空の略三角柱状となるよう、雄側係止部31を雌側係止部32に係止して組み立てる。長縁部21及び短縁部22により園芸容器の底壁に載置される支持板部を形成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 園芸容器の底壁の水抜き孔を包囲するよう底壁上に配置される園芸容器用底敷であって、 上底より下底を長くした同一形状の等脚台形状をなす一対の台形状平板部を、その上底で互いに折り曲げ自在に一体的に接合すると共に、各台形状平板部に多数の排水孔を貫通形成し、 一対の台形状平板部の底の両側の合計2対の対辺において、各側で隣接する2つの対辺のうちの一方の対辺である接合用対辺に、それぞれ、前記台形状平板部の対辺と同一の長さの一対の等辺を有する二等辺三角形状をなす三角形状平板部を、前記一対の等辺のうちの一方の等辺である接合用等辺で折り曲げ自在に一体的に接合すると共に、各三角形状平板部に多数の排水孔を貫通形成し、 前記各三角形状平板部の接合用等辺と相対する等辺である係止用等辺と、当該三角形状平板部の係止用等辺が対向すると共に前記台形状平板部の接合用対辺と隣接する対辺である係止用対辺とに、互いに係止自在な係止部をそれぞれ一体形成し、 前記一対の台形状平板部を互いに接近するよう折り曲げると共に、前記一対の三角状平板部を前記台形状平板部に接近するよう折り曲げ、前記三角状平板部の係止部を前記台形状平板部の対向する係止部に係止することにより、前記台形状平板部及び前記三角状平板部を、両底面を対称に傾斜させて傾斜面とし、かつ、前記一対の台形状平板部の下底及び前記一対の三角形状平板部の底辺間に矩形状の開口を形成する中空略三角柱状に組立自在とし、 前記組立時の前記開口が、園芸容器の底壁の水抜き孔の外側を完全に包囲するよう、前記台形状平板部平板部及び前記三角形状平板部の寸法を設定したことを特徴とする園芸容器用底敷。 【請求項2】 前記一対の三角形状平板部は、前記一対の台形状平板部の上底間の境界線の中心点に関して点対称となるよう、前記一対の台形状平板部に折り曲げ自在に接合されることを特徴とする請求項1記載の園芸容器用底敷。 【請求項3】 更に、前記台形状平板部の下底から同一平面内で延びるよう一体的に突出形成されると共に、前記台形状平板部の下底との境界線で折り曲げ自在とされた平板状の長縁部と、 前記三角形状平板部の底辺から同一平面内で延びるよう一体的に突出形成されると共に、前記三角形状平板部の底辺との境界線で折り曲げ自在とされた平板状の短縁部とを備え、 前記長縁部及び短縁部には、前記台形状平板部の排水孔及び前記三角形状平板部の排水孔より大径の排水孔を複数貫通形成し、 前記台形状平板部及び前記三角形状平板部を互いに折り曲げて前記中空略三角柱状に組立てたときに、前記台形状平板部及び前記三角形状平板部に対して前記長縁部及び前記短縁部を外側に折り曲げ、前記長縁部及び前記短縁部により前記園芸容器の底壁に載置自在な支持板部を形成自在としたことを特徴とする請求項1または2記載の園芸容器用底敷。 【請求項4】 前記台形状平板部の各排水孔は前記台形状平板部の高さ方向に延びる長方形状をなし、多数の長方形状の排水孔が前記台形状平板部の全面にわたって格子状となるよう縦横に整列して配置され、 前記三角状平板部の各排水孔は前記三角形状平板部の高さ方向に延びる長方形状をなし、多数の長方形状の排水孔が前記三角形状平板部の全面にわたってピラミッド状となるよう縦横に整列して配置され、 前記台形状平板部及び前記三角形状平板部を互いに折り曲げて前記中空略三角柱状に組立てて園芸容器の底壁に載置したときに、前記台形状平板部の全ての排水孔及び前記三角形状平板部の全ての排水孔が上下方向に延びるよう配置されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の園芸容器用底敷。 【請求項5】 前記係止部は、前記三角形状平板部の係止用等辺に所定間隔で一体形成された雄側係止部と、前記台形状平板部の係止用対辺において前記雄側係止部と対応する位置に一体形成された雌側係止部とからなり、 前記雄側係止部は、前記三角形状平板部の係止用等辺から同一平面内で略直交して突出する軸部と、前記軸部の先端に一体形成された大径の頭部とを有し、 前記雌側係止部は、前記台形状平板部の係止用対辺から同一平面内で略直交して突出すると共に、前記雄側係止部の軸部の直径と略同一径の円弧状の開口を有し、 前記両台形状平板部を前記三角形状平板部の頂点の内角と略同一角度に折り曲げると共に、前記三角形状平板部を前記台形状平板部に向かって折り曲げて接合するときに、前記雄側係止部の軸部が前記雌側係止部の円弧状の開口内に挿着されると共に、前記雄側係止部の円板部が前記雌側係止部の円弧状の開口の外側面周縁に掛止されて前記三角形状平板部が前記台形状平板部に着脱自在に接合されるようにし、 前記台形状平板部及び前記三角形状平板部を同一平面に展開した状態で、前記三角形状平板部の最も頂点側の前記雄側係止部の頭部が前記両台形状平板部間の境界線の延長線上に位置するよう、前記三角形状平板部の頂点の内角を前記台形状平板部の上底の頂点の外角より所定角度小さい角度としたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の園芸容器用底敷。 【請求項6】 前記長縁部を前記台形状平板部に対して内側に折り曲げ自在とすると共に、前記長縁部を前記組立状態の台形状平板部及び三角形状平板部間に形成される前記矩形状の開口の矩形状と略同一の矩形板状に形成し、前記長縁部を外側に折り曲げることにより前記支持板部として使用自在とすると共に、前記長縁部を内側に折り曲げて前記組立状態の台形状平板部及び三角形状平板部間に形成される前記矩形状の開口の全体を閉塞する閉塞板部として使用自在としたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の園芸容器用底敷。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、比較的大型の植木鉢やプランタ等の園芸用容器の内部の底壁上面に載置され、園芸用容器の底壁に設けた排水孔からの土の流出を防止すると共に、園芸用容器内部からの排水を可能にする園芸容器用底敷に関する。 【背景技術】 【0002】 一般に、植木鉢やプランタ等の園芸用容器は、底壁(底部)に水抜き用の穴(排水孔)を貫通形成し、植木や草花等を植栽した状態の園芸用容器に水を注入したときに、排水孔から過剰な水を外部に排出するようになっている。一方、園芸用容器に栽培用の土を充填する際に、排水孔から土が外部に落下するのを防止するため、園芸用容器の底壁に一定厚みで底敷石を敷き詰めたり、園芸用容器の底壁の排水孔の全体を覆うよう底敷ネット(底敷網)を底壁に載置したりしている。 【0003】 従来、この種の底敷ネットに類似する技術として、例えば、特許文献1に記載の技術がある。 【特許文献1】特開2000−102327号公報 【0004】 特許文献1には、植木鉢の排水性及び断熱性を向上させる鉢植え用スノコが開示されている。この鉢植え用スノコは、植木鉢本体の底部に装着され、全面に平板部排水穴が設けられた平板部と、平板部の外周縁から立ち上げて形成されると共に上下方向全長に渡って壁部排水穴が設けられた立ち上げ壁部と、立ち上げ壁部の上端部に形成され、植木鉢本体との間に断熱層を形成する隔離部と、平板部を下方へ向けて細る円錐状又は角錐状に窪ませて形成されると共に、その上下方向全長に亘って縦長の脚部排水穴が設けられ、平板部に達した水を導いて植木鉢本体の底部側へ排出させる脚部とから構成されている。そして、内部に土等を入れて草木等を植える植木鉢本体と前記鉢植え用スノコとで、植木鉢を構成するようになっている。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかし、特許文献1に記載の技術は、植木鉢の底部全体を覆うために、使用対象となる植木鉢の底部面積(寸法)に応じた寸法となり、植木鉢が大型となる場合はこれに比例して大型となる。よって、特許文献1に記載の技術は、植木鉢の寸法に比例して使用する材料量が増大し、材料コストの点で改善する余地がある。また、特許文献1に記載の技術は、多数の異形状部分や凹部または孔(穴)を立体的に一体成形してなる構造であるため、全体の構造が複雑になり、射出成形等により製品としての鉢植え用スノコを成形する場合に、成形コストの点でも改善する余地がある。 【0006】 そこで、本発明は、大型の植木鉢やプランタ等の園芸容器に使用する場合でも、最低限の材料量で成形することができ、材料コストを低減できると共に、平面的に成形することができ、成形コストをも低減することができる一方、園芸容器内部の土からの排水効率を高め、かつ、植栽した植物の根系への外気供給効率を従来と比較して大幅に増大することができる園芸容器用底敷の提供を課題とする。 【課題を解決するための手段】 【0007】 本発明に係る園芸容器用底敷は、園芸容器の底壁の水抜き孔を包囲するよう底壁上に配置される園芸容器用底敷である。園芸用底敷では、上底より下底を長くした同一形状の等脚台形状をなす一対の台形状平板部が、その上底で互いに折り曲げ自在に一体的に接合されると共に、各台形状平板部に多数の排水孔が貫通形成されている。また、一対の台形状平板部の底の両側の合計2対の対辺において、各側で隣接する2つの対辺のうちの一方の対辺である接合用対辺には、それぞれ、前記台形状平板部の対辺と同一の長さの一対の等辺を有する二等辺三角形状をなす三角形状平板部が、前記一対の等辺のうちの一方の等辺である接合用等辺で折り曲げ自在に一体的に接合されると共に、各三角形状平板部に多数の排水孔が貫通形成されている。更に、前記各三角形状平板部の接合用等辺と相対する等辺である係止用等辺と、当該三角形状平板部の係止用等辺が対向すると共に前記台形状平板部の接合用対辺と隣接する対辺である係止用対辺とに、互いに係止自在な係止部がそれぞれ一体形成されている。そして、前記一対の台形状平板部を互いに接近するよう折り曲げると共に、前記一対の三角状平板部を前記台形状平板部に接近するよう折り曲げ、前記三角状平板部の係止部を前記台形状平板部の対向する係止部に係止することにより、前記台形状平板部及び前記三角状平板部を、両底面を対称に傾斜させて傾斜面とし、かつ、前記一対の台形状平板部の下底及び前記一対の三角形状平板部の底辺間に矩形状の開口を形成する中空略三角柱状に組立自在としている。更にまた、前記組立時の前記開口が、園芸容器の底壁の水抜き孔の外側を完全に包囲するよう、前記台形状平板部平板部及び前記三角形状平板部の寸法を設定している。 【発明の効果】 【0008】 本発明に係る園芸容器用底敷は、大型の植木鉢やプランタ等の園芸容器に使用する場合でも、最低限の材料量で成形することができ、材料コストを低減できると共に、平面的に成形することができ、成形コストをも低減することができる一方、園芸容器内部の土からの排水効率を高め、かつ、植栽した植物の根系への外気供給効率を従来と比較して大幅に増大することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0009】 以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)を説明する。なお、実施の形態を通じ、同一の部材、要素または部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。 【0010】 図1〜図10に示すように、本実施の形態に係る園芸容器用底敷は、大型の植木鉢やプランタ等の園芸容器の底壁の水抜き孔を包囲するよう底壁上に配置(載置)されるものである。園芸容器用底敷は、組立時(使用時)の突起部を構成する突起部組立部11,12と、組立時の支持板部を構成する支持板部用縁部21,22とを備える。突起部用組立部11,12は、2個の台形状の側面と2個の三角形状の側面とからなり、前記4個の側面を全て展開した平面形状(2個の台形の上底を互いに連結すると共に、台形の一斜辺(対辺)に二等辺三角形または正三角形の一斜辺(等辺)をそれぞれ連結させた形状)の平板状をなす。詳細には、突起部用組立部は、一対の台形状平板部11及び一対の三角形状平板部12を備える。一対の台形状平板部11は、上底より下底を長くした同一形状の等脚台形状をなす。そして、一対の台形状平板部11は、その上底で一体的に接合(一体成形)されると共に、その上面側(組立時の外面側)における上底間の境界線の全長に凹状の直線溝11aを形成し、互いに内側へと容易に折り曲げ自在とされている。更に、各台形状平板部11には、その全面にわたって多数の排水孔11bが貫通形成されている。一対の三角形状平板部12は、台形状平板部11の対辺と同一の長さの一対の等辺を有する二等辺三角形状をなす。三角形状平板部12は、互いに接合された一対の台形状平板部11の底(上底及び下底)の両側の合計2対の対辺において、各側で隣接する2つの対辺のうちの一方の対辺である接合用対辺11xに、それぞれ、前記一対の等辺のうちの一方の等辺である接合用等辺12xで一体的に接合(一体形成)されると共に、その上面側(組立時の外面側)における台形状平板部11の接合用対辺11cとの間の境界線の全長に凹状の直線溝12aを形成し、それらを互いに内側へと容易に折り曲げ自在としている。また、各三角形状平板部12には、その全面にわたって多数の排水孔12bが貫通形成されている。 【0011】 一対の三角形状平板部12は、一対の台形状平板部11の上底間の境界線の中心点に関して点対称となるよう、一対の台形状平板部11に折り曲げ自在に接合されている。即ち、一対の三角形状平板部12の一方(図1中の左側)は、その接合用等辺12xを一方の台形状平板部11(図1中の左側)の左右(図1中の上下)の対辺のうちの一方(図1中の上側)である接合用対辺11xに接合している。また、一対の三角形状平板部12の他方(図1中の右側)は、その接合用等辺12xを他方の台形状平板部11(図1中の右側)の左右(図1中の上下)の対辺のうち、前記一方の台形状平板部11の接合用等辺11xが配置される側(左側)と反対側(右側)に位置する等辺である接合用対辺11xに接合している。対称配置することにより、成形容易かつ組立時に対称組立可能で作業性を向上することができる。 【0012】 支持板部用縁部は、長縁部21及び短縁部22からなる。長縁部21は、台形状平板部11の下底から同一平面内で延びるよう一体的に突出形成(一体成形)された平板状(長い帯板状)をなす。また、図2に示すように、長縁部21は、その下面側(組立時の内面側)における台形状平板部11の下底との間の境界線の全長に凹状の直線溝21aを形成し、台形状平板部11の下底との境界線で外側へと容易に折り曲げ自在とされている。短縁部22は、三角形状平板部12の底辺から同一平面内で延びるよう一体的に突出形成(一体成形)された平板状(短い帯板状)をなす。また、短縁部22は、図2に示すように、その下面側(組立時の内面側)における三角形状平板部12の底辺との間の境界線の全長に凹状の直線溝22aを形成し、三角形状平板部12の底辺との境界線で外側へと容易に折り曲げ自在とされている。長縁部21及び短縁部22には、台形状平板部の排水孔及び前記三角形状平板部の排水孔より大径(2倍以上の面積)の排水孔21b,22bが複数または多数貫通形成されている。 【0013】 台形状平板部11の各排水孔11bは台形状平板部11の台形の高さ方向に延びる長方形状をなし、多数の長方形状の排水孔11bが台形状平板部11の全面にわたって格子状(マトリックス状)となるよう縦横に整列して配置されている。また、三角状平板部12の各排水孔12bは、三角形状平板部12の二等辺三角形の高さ方向に延びる長方形状をなし、多数の長方形状の排水孔12bが三角形状平板部12の全面にわたってピラミッド状となるよう縦横に整列して配置されている。なお、台形状平板部11の外周縁部に配置される排水孔11bは三角形状等、台形状平板部11の対辺(斜辺)の傾斜に沿った異形のものとなっているが、排水孔11bの大部分は上記長方形状である。同様に、三角形状平板部12の外周縁部に配置される排水孔12bは三角形状等、三角状平板部12の等辺(斜辺)の傾斜に沿った異形のものとなっているが、排水孔12bの大部分は上記長方形状である。そして、台形状平板部11及び三角形状平板部12を互いに折り曲げて、図7〜図10に示すような前記中空略三角柱状に組立てて園芸容器の底壁に載置したときに、台形状平板部11の全ての排水孔11b及び三角形状平板部12の全ての排水孔12bが上下方向に延びるよう配置される。これにより、使用時に、四面の全体で上下に延びる多数の長方形状の排水孔により、上方から下方に流れる水を円滑に排水でき、同一面積であっても排水孔率を高くすることができる。一方、長縁部21の排水孔21bは、台形状平板部11の排水孔11bの長さと同様の幅及び長さを有する略正方形をなし、短縁部22の排水孔22bは、三角形状平板部12の排水孔12bの長さと同様の幅を有する横長長方形状をなす。 【0014】 本実施の形態の園芸容器用底敷は、前記係止部として、各三角形状平板部12の接合用等辺12x(一対の等辺のうち台形状平板部11に接合された等辺)と相対する等辺である係止用等辺12yと、当該三角形状平板部12の係止用等辺12yが対向すると共に台形状平板部11の接合用対辺11xと隣接する対辺である係止用対辺12yとに、雄雌の関係で互いに係止自在な雄側係止部31及び雌側係止部32をそれぞれ一体形成している。具体的には、係止部は、三角形状平板部12の係止用等辺12yに所定間隔で一体形成された雄側係止部31と、台形状平板部11の係止用対辺11yにおいて雄側係止部31と対応する位置に同一の所定間隔で一体形成された雌側係止部32とからなる。雄側係止部31は、軸部31a及び頭部31bを同軸状に一体形成している。軸部31aは、台形状平板部11及び三角形状平板部12の厚みより若干大きい直径の円柱状をなし、三角形状平板部12の係止用等辺12yから同一平面内で略直交して、三角形状平板部12の厚みより若干大きい長さで突出する。頭部31bは、軸部31aの先端に一体形成された(軸部31aより)大径の円板状をなす。一方、雌側係止部32は、台形状平板部11の厚みと略同一厚みの小チャンネル板状をなし、台形状平板部11の係止用対辺11yから同一平面内で略直交して、台形状平板部11の厚みより若干大きい長さで突出すると共に、雄側係止部31の軸部31aの直径と略同一径の円弧状(半円状)の開口32aを有している。 【0015】 本実施の形態の園芸容器用底敷は、一対の台形状平板部11を互いに接近するよう折り曲げると共に、一対の三角状平板部12を対応する台形状平板部11に接近するよう折り曲げ、三角状平板部12の雄側係止部31を対応する台形状平板部11の対向する雌側係止部32に係止することにより、台形状平板部11及び三角状平板部12を、両底面を対称に傾斜させて傾斜面とし、かつ、一対の台形状平板部11の下底及び一対の三角形状平板部12の底辺間に矩形状の開口15を形成する中空略三角柱状に組立自在としている。このとき、両台形状平板部11を三角形状平板部12の頂点の内角と略同一角度に折り曲げると共に、各三角形状平板部12を対応する台形状平板部11に向かって折り曲げて接合するときに、雄側係止部31の軸部31aが対応する雌側係止部32の円弧状の開口32a内に挿着されると共に、雄側係止部31の円板部31bが対応する雌側係止部32の円弧状の開口32aの外側面周縁に掛止されて、三角形状平板部12が対応する台形状平板部11に着脱自在に接合されるようになっている。また、上記のように、台形状平板部11及び三角形状平板部12を互いに折り曲げて前記中空略三角柱状に組立てたときに、台形状平板部11及び三角形状平板部12に対して長縁部21及び短縁部22を外側に折り曲げ、長縁部21及び短縁部22により園芸容器の底壁に当接乃至密接して載置自在な支持板部を形成自在としている。更に、本実施の形態の園芸容器用底敷は、組立時において前記両台形状平板部11及び両三角形状平板部12の下縁間に形成される前記矩形状の開口15(図10参照)が、大型の園芸容器(植木鉢やプランタ)の底壁の水抜き孔の外側を完全に包囲するよう、台形状平板部11及び三角形状平板部12の寸法を設定している。これにより、本実施の形態の園芸容器用底敷は、大型の植木鉢やプランタ等の園芸容器に使用する場合でも、最低限の材料量で成形することができ、材料コストを低減できると共に、平面的に成形することができ、成形コストをも低減することができる一方、園芸容器内部の土からの排水効率を高め、かつ、植栽した植物の根系への外気供給効率を従来と比較して大幅に増大することができる。 【0016】 ここで、図1〜図6に示すように、台形状平板部11及び三角形状平板部12を同一平面に展開した状態で、三角形状平板部12の最も頂点側の雄側係止部31の頭部31bが、両台形状平板部11間の境界線の延長線上に位置するよう、三角形状平板部12の頂点の内角を台形状平板部11の上底の頂点の外角より所定角度小さい角度としている。こうすると、雄側係止部31が、両台形状平板部11の境界線の延長線から突出することがないため、展開状態の園芸容器用底敷を射出成形で成形する場合に、成形型の形成が容易で、かつ、型抜き等の成形作業も非常に円滑に行うことができる。特に、上記のように、本実施の形態では、一対の台形状平板部11、一対の三角形状平板部12、一対の長縁部21及び一対の短縁部22を、両台形状平板部11の境界線の中心点について点対称、即ち、回転対称に配置した状態で一体成形することになるため、成形型の形成がより一層容易になり、かつ、型抜き等の成形作業もより一層円滑に行うことができる。また、かかる対称配置により、展開状態の一対の台形状平板部11及び一対の三角形状平板部12を上記略三角柱形状に組み立てるときに、一対の台形状平板部11を折り曲げると共に、一対の三角形状平板部12をそれぞれの手指により把持して対称方向に接近させて台形状平板部11に係止接合することができ、一連の円滑な手順で迅速に組立作業を完了することができる。また、このとき、特に位置調節をしなくても、雄側係止部31の軸部31aが対応する雌側係止部32の開口32aに円滑に挿着され、雄側係止部31の頭部31bが雌側係止部32に掛止されて組立作業が完了する。 【0017】 また、三角形状平板部12の頂点の内角は、突起部組立時の両台形状平板部11の交差角度(頂角)を規定するものであり、この交差角度は、50〜60度とすることが好ましい。よって、三角形状平板部12の頂点の内角は、例えば、好ましくは50〜60度の範囲、更に好ましくは約55度に設定する。即ち、この場合、組立時の台形状平板部11の水平面に対する傾斜角度は、三角形状平板部12の底角の角度と同一角度({180度−頂角(50〜60度)}/2=60〜65度)となり、両台形状平板部11の排水孔11bを介して、園芸容器の内部に充填した土からの排水及び外部空気の供給を最適な状態で行うことができる。そして、上記のように、台形状平板部11及び三角形状平板部12を同一平面に展開した状態で、三角形状平板部12の最も頂点側の雄側係止部31の頭部31bが、両台形状平板部11間の境界線の延長線上に位置するよう、三角形状平板部12の頂点の内角を台形状平板部11の上底の頂点の外角より所定角度小さい角度とした場合、三角形状平板部12の頂点の内角、即ち、突起部組立時の両台形状平板部11の交差角度(頂角)は、前記好適範囲(50〜60度または約55度)となる。一方、台形状平板部11の下底の頂点の内角は、突起部組立時の三角形状平板部12の傾斜角度を規定するが、かかる内角も、例えば、好ましくは60〜70度の範囲、更に好ましくは約65度に設定する。こうすると、三角形状平板部12の傾斜角度も同一角度となり、両三角形状平板部12の排水孔12bを介して、園芸容器の内部に充填した土からの排水及び外部空気の供給を最適な状態で行うことができる。 【0018】 上記のように構成した本実施の形態の園芸容器用底敷は、上記平板形状乃至平面形状となるよう、射出成形等によりプラスチック材料等を使用して一体成形することができる。また、園芸容器用底敷は、組立時に、一対の台形平板部11及び一対の三角形平板部12により構成される突起部の四方の側面が全て傾斜面となり、排水効率が向上する。また、本実施の形態の園芸用容器は、非使用時には両台形状平板部11、両三角形状平板部12、両長縁部21及び両短縁部22を全て展開した平面形状とすることにより、非常に小さなスペースで容易に梱包、運搬、保管等することができる一方、使用時には、上記中空略三角柱状に簡単かつ迅速に組み立てて、上記のような最適な排水効率及び外気供給効率を発揮することができる。なお、展開状態の園芸容器用底敷は、設置対象の園芸用容器の底壁より小さく、かつ、底壁の水抜き穴より大きい寸法の平面形状乃至孔開き平板形状に成形される。また、園芸容器用底敷は、使用時には、園芸容器の底壁の水抜き孔の外側を完全に包囲する中空立体形状に折畳んで組立自在とされ、大型の植木鉢やプランタ等のように底壁の水抜き孔が複数ある場合、単一の園芸容器用底敷によりそれら複数の水抜き孔を全て包囲することができ、経済的である。更に、上記実施の形態の園芸容器用底敷は、雌側係止部32の開口32aの底部(最奥位置)が、台形状平板部11の対辺(斜辺)と同一線上に配置されている。よって、突起部の組立時に三角形状平板部12の係止用等辺12yと台形状平板部11の係止用対辺11yとの接合線が完全に一致して略密接することとなり、三角形状平板部12と台形状平板部11との接合境界線部分の隙間を少なくすることができる。 【0019】 ところで、本発明の園芸容器用底敷は、台形状平板部、三角形状平板部及び係止部を備える限りにおいて、上記実施の形態の構成に限定するものではなく、他の構成で具体化することもできる。例えば、長縁部または短縁部を省略した構成としたり、係止部の係止構造を他の構造(他の雄雌構造、面ファスナー等)に変更したりすることも可能である。また、三角形状平板部を台形状平板部の境界線に対して反対側に配置して上記対称配置とする以外に、台形状平板部の境界線に対して同一側に配置することもできる。また、雄側係止部を台形状平板部に形成し、雌側係止部を三角形状平板部に形成してもよい。更に、本発明の園芸容器用底敷は、長縁部を台形状平板部11に対して内側に折り曲げ自在とすると共に、前記長縁部を組立状態の台形状平板部11及び三角形状平板部12間に形成される前記矩形状の開口15の矩形状と略同一の矩形板状に形成し、前記長縁部を外側に折り曲げることにより前記支持板部として使用自在とすると共に、前記長縁部を内側に折り曲げて組立状態の台形状平板部11及び三角形状平板部12間に形成される前記矩形状の開口15の全体を閉塞する閉塞板部として使用自在としてもよい。 【図面の簡単な説明】 【0020】 【図1】図1は本発明の実施の形態に係る園芸容器用底敷の展開状態を示す平面図である。 【図2】図2は本発明の実施の形態に係る園芸容器用底敷の展開状態を示す底面図である。 【図3】図3は本発明の実施の形態に係る園芸容器用底敷の展開状態を示す側面図である。 【図4】図4は本発明の実施の形態に係る園芸容器用底敷の展開状態を示す正面図である。 【図5】図5は図1のA−A線端面図である。 【図6】図6は図1のB−B線端面図である。 【図7】図7は本発明の実施の形態に係る園芸容器用底敷の組立状態を示す平面図である。 【図8】図8は本発明の実施の形態に係る園芸容器用底敷の組立状態を示す正面図である。 【図9】図9は本発明の実施の形態に係る園芸容器用底敷の組立状態を示す側面図である。 【図10】図10は本発明の実施の形態に係る園芸容器用底敷の組立状態を示す底面図である。 【符号の説明】 【0021】 11 台形状平板部、11b 排水孔、11x 接合用対辺、11y 係止用対辺 12 三角形状平板部、12b 排水孔、12x 接合用対辺、12y 係止用対辺 15 矩形状の開口 21 長縁部、21b 排水孔、22 短縁部、22b 排水孔 31 雄側係止部、31a 軸部、31b 頭部、32 雌側係止部、32a 開口
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| 【出願人】 |
【識別番号】598009500 【氏名又は名称】小椋 豊
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| 【出願日】 |
平成17年12月20日(2005.12.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100103023 【弁理士】 【氏名又は名称】萬田 正行
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| 【公開番号】 |
特開2007−166937(P2007−166937A) |
| 【公開日】 |
平成19年7月5日(2007.7.5) |
| 【出願番号】 |
特願2005−366428(P2005−366428) |
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