| 【発明の名称】 |
園芸バリカン |
| 【発明者】 |
【氏名】奥村 道男
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| 【要約】 |
【課題】作業性の向上を確保しつつ、コンパクトで使い勝手に優れ、コスト面にも有利な延長部材を設ける。
【解決手段】本体ハウジング2の下ハンドル8に、刃部4に装着されるカバー18を後方から外嵌可能とすると共に、垂下部9に、カバー18の上面に沿った添設部11を有するジョイントハンドル10を設けて、カバー18ごと下ハンドル8と添設部11とをネジ16,16によって連結可能とした。これによりカバー18を、本体ハウジング2を支持可能な延長部材として利用できる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 駆動機構を内蔵した本体ハウジングの前方に、前記駆動機構によって動作する刃部を突設し、前記刃部にカバーを着脱可能に装着してなる園芸バリカンであって、 前記本体ハウジングに、前記カバーを前記本体ハウジングからの突出状態で連結可能な連結手段を設けて、その連結手段によって連結した前記カバーを介して前記本体ハウジングを支持可能としたことを特徴とする園芸バリカン。 【請求項2】 本体ハウジングに、カバーを外嵌可能な差込部を形成して、その差込部に外嵌させた前記カバーを連結手段で固定するものとした請求項1に記載の園芸バリカン。 【請求項3】 本体ハウジングにハンドルを形成したものにあっては、前記ハンドルを差込部に兼用すると共に、前記本体ハウジングに、前記差込部に沿って形成され、連結手段によって前記差込部及びカバーと結合可能な添設部を設けた請求項2に記載の園芸バリカン。 【請求項4】 駆動機構を内蔵した本体ハウジングの前方に、前記駆動機構によって動作する刃部を突設した園芸バリカンであって、 前記本体ハウジングの一部を、前記本体ハウジングから突出する突出位置と、前記本体ハウジングに収まる組み込み位置とに移動可能とすると共に、前記本体ハウジングに、前記各位置で前記本体ハウジングの一部を固定可能な固定手段を設けて、前記突出位置で固定した前記本体ハウジングの一部を介して前記本体ハウジングを支持可能としたことを特徴とする園芸バリカン。 【請求項5】 本体ハウジングにハンドルを形成したものにあっては、前記ハンドルを前記本体ハウジングの一部として突出位置へ移動可能とした請求項4に記載の園芸バリカン。 【請求項6】 前後方向に形成されるハンドルを、前方の組み込み位置と後方の突出位置とに前後移動可能とし、固定手段を、前記ハンドルが遊挿可能で、前記ハンドルの所定の回転位置で前記ハンドルの前端外周に設けた係合部と係合して前後移動を規制する筒状部と、その筒状部への係合状態で前記ハンドルの回転を規制する規制手段とした請求項5に記載の園芸バリカン。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、本体ハウジングの前方に突設した刃部により生垣の上面等の刈り込みを行う園芸バリカンに関する。 【背景技術】 【0002】 園芸バリカンは、本体ハウジングの前方に、モータで駆動するクランク機構等の駆動機構により前後移動する直線状の刃部を突設し、その刃部によって生垣の上面等の刈り込みが可能となっている。 このような園芸バリカンを用いて刈り込み作業をする場合、本体ハウジングに形成したハンドルを把持した状態で刃部が届く範囲でしか刈り込みができないため、遠い場所や高い場所では刈り込みができなかったり、作業者に背伸び等の無理な姿勢を強いたりして作業性が悪くなる。そこで、特許文献1,2に開示の如く、本体ハウジングに伸縮ユニットや伸縮ポール等の延長部材を連結すれば、延長部材を把持することで本体ハウジングを離れた場所で支持でき、広範囲で刈り込みが可能となる。 【0003】 【特許文献1】特許第3622646号公報 【特許文献2】登録実用新案第3047350号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかし、特許文献1,2の場合、園芸バリカンの本体ハウジングよりも大きい延長部材を利用するため、全体が大型化して重量も大きくなり、狭い場所や長時間の作業には向かない。また、保管や運搬も面倒で、コストもかさむことになる。 【0005】 そこで、本発明は、作業性の向上を確保しつつ、コンパクトで使い勝手に優れ、コスト面にも有利な延長部材を設けた園芸バリカンを提供することを目的としたものである。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上記目的を達成するために、請求項1に記載の第1発明は、刃部にカバーを着脱可能に装着してなる園芸バリカンであって、本体ハウジングに、カバーを本体ハウジングからの突出状態で連結可能な連結手段を設けて、その連結手段によって連結したカバーを介して本体ハウジングを支持可能としたことを特徴とする。 請求項2に記載の発明は、請求項1の目的に加えて、カバーを本体ハウジングへ安定状態で確実に連結するために、本体ハウジングに、カバーを外嵌可能な差込部を形成して、その差込部に外嵌させたカバーを連結手段で固定する構成としたものである。 請求項3に記載の発明は、請求項2の目的に加えて、カバーと本体ハウジングとをより強固に一体化させるために、本体ハウジングにハンドルを形成したものにあっては、ハンドルを差込部に兼用すると共に、本体ハウジングに、差込部に沿って形成され、連結手段によって差込部及びカバーと結合可能な添設部を設けたものである。 【0007】 上記目的を達成するために、請求項4に記載の第2発明は、本体ハウジングの一部を、本体ハウジングから突出する突出位置と、本体ハウジングに収まる組み込み位置とに移動可能とすると共に、本体ハウジングに、各位置で本体ハウジングの一部を固定可能な固定手段を設けて、突出位置で固定した本体ハウジングの一部を介して本体ハウジングを支持可能としたことを特徴とする。 請求項5に記載の発明は、請求項4の目的に加えて、延長部材を簡単に得るために、本体ハウジングにハンドルを形成したものにあっては、ハンドルを本体ハウジングの一部として突出位置へ移動可能としたものである。 請求項6に記載の発明は、請求項5の目的に加えて、ハンドルの移動に係る操作性を良好とするために、前後方向に形成されるハンドルを、前方の組み込み位置と後方の突出位置とに前後移動可能とし、固定手段を、ハンドルが遊挿可能で、ハンドルの所定の回転位置でハンドルの前端外周に設けた係合部と係合して前後移動を規制する筒状部と、筒状部への係合状態でハンドルの回転を規制する規制手段としたものである。 【発明の効果】 【0008】 請求項1及び4に記載の発明によれば、カバー又は本体ハウジングの一部を本体ハウジングの延長部材として合理的に利用できる。特に、延長時にもコンパクトとなる上、重量の増加も生じないため、狭い場所や長時間の作業でも支障なく行え、使い勝手に優れる。また、保管や運搬に余計な手間が増えることがなく、コストアップも少なくて済む。 請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、差込部を利用してカバーを本体ハウジングへ安定状態で確実に連結可能となる。 請求項3に記載の発明によれば、請求項2の効果に加えて、カバーがハンドルと添設部とによって挟持固定される格好となり、本体ハウジングへのより強固な一体化が可能となる。また、ハンドルを利用して差込部が簡単且つ合理的に形成可能となっている。 【0009】 請求項5に記載の発明によれば、請求項4の効果に加えて、ハンドルを利用して延長部材を簡単に得ることができる。 請求項6に記載の発明によれば、請求項5の効果に加えて、ハンドルの組み込み位置と突出位置への移動操作が簡単に行え、ハンドルの利用に係る操作性が向上する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 《形態1》 図1は、第1発明の一例である園芸バリカンの説明図で、園芸バリカン1は、モータを下向きに内蔵し、後方上部に上ハンドル3を延設した本体ハウジング2の前方(図1の右側)に、図示しないクランク機構で動作する刃部4を突設してなる。本体ハウジング2は、左右一対の半割形状をネジ止めして形成される。刃部4は、上下一対の帯板状の固定板5,5と、その固定板5,5の間にあって左右の側縁に刃を千鳥状に形成した帯板状の二枚の可動刃6,6とからなり、上ハンドル3に設けたスイッチレバー7の押し込み操作でモータを駆動させると、可動刃6,6がクランク機構によって互いに逆方向へ前後移動するようになっている。21は、上ハンドル3におけるスイッチレバー7の近傍に設けられて、スイッチレバー7の押し込み状態を保持するロックオンボタンである。 【0011】 本体ハウジング2の後方下部には、図2にも示すように、横断面外形を上面が膨出する蒲鉾型とした差込部としての下ハンドル8が延設される一方、上ハンドル3の後端には、下ハンドル8の後端と下端が所定間隔をおいて分断された垂下部9が延設されて、垂下部9に、ジョイントハンドル10が連結されている。このジョイントハンドル10は、横断面外形が下ハンドル8の上面に合致する湾曲形状となり、前後方向の長さが下ハンドル8と略同じ添設部11と、その添設部11の後端上面に突設したリング状のジョイント部12とを備え、ジョイント部12を、垂下部9内に設けた収容部13に嵌合させて、収容部13内で左右方向に設けたピン14をジョイント部12に貫通させることで、垂下部9に連結されている。 【0012】 但し、ここでは、収容部13がジョイント部12の外形に対して、ジョイント部12の内径がピン14の外形に対して夫々上下方向に僅かに遊びが設けられて、連結状態でジョイントハンドル10は垂下部9に対して上下に微動可能となっている。すなわち、ジョイント部12が収容部13の下端に当接するジョイントハンドル10の下方位置では、添設部11が下ハンドル8の上面に当接し、ジョイント部12が収容部13の上端に当接するジョイントハンドル10の上方位置では、添設部11が下ハンドル8の上面から離れて、両者の間に、後述するカバー18の厚みと略等しい隙間を生じさせるものである。 このジョイントハンドル10と下ハンドル8とは、下ハンドル8の上下方向に穿設した貫通孔15,15を下方から貫通する連結手段としてのネジ16,16の先端を、下方位置にあるジョイントハンドル10の添設部11にも貫通させて、添設部11の上側に埋設したナット17,17に夫々ねじ込むことで連結可能となっている。 【0013】 そして、刃部4には、園芸バリカン1の保管や運搬時に刃部4を保護するカバーが装着可能となっているが、このカバー18は、図3,4に示す如く、下ハンドル8の外形に合致する筒状で、下ハンドル8に後方から被せるように外嵌可能となっている。また、本体ハウジング2における下ハンドル8の突設面に当接するまでカバー18を前方へ押し込んだ状態で、下ハンドル8の貫通孔15に対応する上下位置に、ネジ16が貫通可能な透孔19,19・・が夫々形成されている。20,20は、カバー18の内面上方に前後方向へ突設され、下ハンドル8への装着状態で下ハンドル8の左右の側面に当接して左右のがたつきを抑制する突条である。 【0014】 以上の如く構成された園芸バリカン1においては、通常は、図1に示すように下ハンドル8とジョイントハンドル10とをネジ16,16で連結した状態で使用する。このとき作業者は上ハンドル3を把持したり、ジョイントハンドル10の添設部11と下ハンドル8とを同時に把持したりすることで本体ハウジング2を支持して作業できる。 そして、通常時で届きにくい場所で刈り込みを行う場合は、ネジ16,16を一旦取り外してジョイントハンドル10の添設部11と下ハンドル8とを分離し、下ハンドル8にカバー18を装着する。このときジョイントハンドル10を上方位置に退避させることで、カバー18は添設部11と下ハンドル8との間にスムーズに装着できる。カバー18の装着後、再びネジ16,16によって下ハンドル8をカバー18ごと添設部11にネジ固定すれば、図3及び図5に示す如く、カバー18は下ハンドル8の後方延長上に突出する格好で本体ハウジング2に連結される。よって、カバー18の後方を把持して園芸バリカン1を前方へ伸ばすことができ、遠い場所や高い場所でも容易に刈り込みが可能となる。 【0015】 このように上記形態1の園芸バリカン1によれば、本体ハウジング2に、カバー18を本体ハウジング2からの突出状態で連結可能な連結手段を設けて、その連結手段によって連結したカバー18を介して本体ハウジング2を支持可能としたことで、カバー18を本体ハウジング2の延長部材として合理的に利用できる。特に、延長時にもコンパクトとなる上、重量の増加も殆ど生じないため、狭い場所や長時間の作業でも支障なく行え、使い勝手に優れる。また、保管や運搬に余計な手間が増えることがなく、コストアップも少なくて済む。 【0016】 一方、本体ハウジング2に、カバー18を外嵌可能な差込部(下ハンドル8)を形成して、その下ハンドル8に外嵌させたカバー18をネジ16で固定することで、カバー18を本体ハウジング2に安定状態で確実に連結可能となっている。 そして、下ハンドル8を差込部に兼用すると共に、本体ハウジング2に、下ハンドル8に沿って形成され、ネジ16によって下ハンドル8及びカバー18と結合可能な添設部11を設けたことで、カバー18が下ハンドル8と添設部11とによって挟持固定される格好となり、本体ハウジング2へのより強固な一体化が可能となる。また、下ハンドル8を利用して差込部が簡単且つ合理的に形成可能となっている。 特にここでは、下ハンドル8及びカバー18のの上面を膨出させ、添設部11をこれに合致する湾曲形状としているため、下ハンドル8及びカバー18に対する添設部11の左右のがたつきが効果的に抑えられている。 【0017】 なお、この形態1では、別体にしたジョイントハンドルを微動可能として遊びを設けているが、ハンドルの垂下部と添設部とを一体化した形状とし、下ハンドルを本体ハウジングに対して別体にして微動可能とし、添設部との間に遊びを有するように連結しても差し支えない。但し、遊びは不可欠ではなく、添設部や下ハンドルに十分な弾性があってカバーの外嵌が可能であれば、垂下部に添設部を一体形成する等して遊びをなくすことも可能である。 さらに、ジョイントハンドルをなくして、下ハンドルと下ハンドルと分断された垂下部とをネジによって直接螺着し、両者の間にカバーの上側を差し込むような構造も考えられる。 【0018】 一方、差込部としては下ハンドルを利用する構造に限らず、例えば上ハンドルに差込部を形成して、カバーを本体ハウジングへ斜め向きに連結するような設計変更も可能である。 その他、ネジはつまみネジ等にすれば、工具を用いなくてもカバーの着脱は容易に行える。勿論ネジ以外にベルト等の他の連結手段を採用してもよい。 【0019】 《形態2》 次に、本発明の他の形態を説明する。なお、園芸バリカンの基本構造等、形態1と同じ構成部には同一の符号を付して重複する説明は省略する。 図6に示す園芸バリカン1aには、本体ハウジング2の一部となる下ハンドルとしてスライドグリップ30が装着されている。このスライドグリップ30は、図7及び図8(A)にも示すように、前端に大径部31を、その後方に小径部32を形成した断面円形の軸体で、大径部31の外面には、リードのない周方向のねじ山を軸方向の前後へ複数等間隔で突設してなる係合部33,33が、点対称に一対形成されている。また、小径部32における大径部31の形成際と後端寄りとには、図8(B)にも示すように、軸方向で係合部33と同一線上に位置する一対の面取部34,34が夫々形成されている。 【0020】 一方、本体ハウジング2の後方下部には、スライドグリップ30の大径部31と係合可能な筒状部35が形成されている。この筒状部35は、図8(A)に示すように、大径部31を略収容可能な内径を有し、内周の上下部分には、リードのない周方向のねじ山を軸方向の前後へ複数等間隔で突設してなり、大径部31の係合部33,33が係合可能な被係合部36,36が夫々点対称に一対形成されている。よって、係合部33,33を左右側に位置させた大径部31の向きでは、同図(C)に示すように、係合部33が被係合部36と干渉しないため、大径部31は筒状部35に対して挿脱可能となり、筒状部35に挿入した状態で大径部31を、係合部33,33が上下となるように回転させると、係合部33,33が夫々被係合部36,36に係止して軸方向に移動規制されることになる。 また、上ハンドル3の後端から下方に垂下された垂下部37にも、筒状部35と同軸で、大径部31が前方から遊挿可能で、内周の上下部分に被係合部36,36を夫々形成した第2筒状部35aが形成されている。 【0021】 さらに、第2筒状部35aの後方には、スライドグリップ30の小径部32よりも僅かに大径となって小径部32が遊挿可能な保持筒38が、第2筒状部35aと同軸で連設されている。保持筒38の上方に形成された収容部39には、下端を小径部32の面取部34に当接可能な当接面としたロック部材40が上下動可能に収容されて、コイルバネ41によって下方へ付勢されている。ロック部材40の上端には、収容部39の後面に設けた長溝42から後方へ突出する操作片43が形成されて、この操作片43が長溝42の下端に当接する下限位置で、ロック部材40は下端を保持筒38内に突出させるようになっている。すなわち、ロック部材40及びコイルバネ41がスライドグリップ30の回転を規制する規制手段となり、これに筒状部35と第2筒状部35aとを合わせて本発明の固定手段を構成するものである。 【0022】 以上の如く構成された園芸バリカン1aにおいては、通常は、図6及び図9に示すようにスライドグリップ30を前方の筒状部35に差し込んだ状態で、係合部33が被係合部36に係合するように回転させて、スライドグリップ30を本体ハウジング2に収まる格好で使用する(組み込み位置)。このときロック部材40はスライドグリップ30の後方側の面取部34に当接して、スライドグリップ30の回転を規制している。よって、作業者は上ハンドル3を把持したり、スライドグリップ30を把持したりすることで本体ハウジング2を支持して作業できる。 【0023】 そして、通常時で届きにくい場所で刈り込みを行う場合は、操作片43を利用してロック部材40をコイルバネ41の付勢に抗して上方へ持ち上げて、回転規制を解除する。この状態でスライドグリップ30を図8(C)に示すように90度回転させれば、係合部33と被係合部36との係合を解除することができる。次にそのままスライドグリップ30を後退させて大径部31を第2筒状部35a内に挿入し、再びスライドグリップ30を90度回転させれば、今度は係合部33が第2筒状部35a内の被係合部36に係合する(突出位置)。ここでロック部材40の押し上げを解除すると、図10に示すように、ロック部材40は前側の面取部34に当接してスライドグリップ30の回転を規制することになる。こうして後方へ突出したスライドグリップ30を把持して園芸バリカン1aを前方へ伸ばすことができ、遠い場所や高い場所でも容易に刈り込みが可能となる。 【0024】 このように上記形態2の園芸バリカン1aにおいても、スライドグリップ30を、本体ハウジング2から突出する突出位置と、本体ハウジング2に収まる組み込み位置とに移動可能とすると共に、本体ハウジング2に、各位置でスライドグリップ30を固定可能な固定手段を設けて、突出位置で固定したスライドグリップ30を介して本体ハウジング2を支持可能としたことで、スライドグリップ30を延長部材として合理的に利用できる。特に、延長時にもコンパクトとなる上、重量の増加が生じないため、狭い場所や長時間の作業でも支障なく行え、使い勝手に優れる。また、保管や運搬に余計な手間が増えることがなく、コストアップも少なくて済む。 【0025】 特に、下ハンドルとなるスライドグリップ30を本体ハウジング2の一部として突出位置へ移動可能としたことで、スライドグリップ30を利用して簡単な構成で延長部材が得られるようになっている。 そして、スライドグリップ30を前方の組み込み位置と後方の突出位置とに前後移動可能とし、固定手段を、スライドグリップ30が遊挿可能で、スライドグリップ30の所定の回転位置でスライドグリップ30の前端外周に設けた係合部33と係合して前後移動を規制する筒状部35,35aと、筒状部35,35aへの係合状態でスライドグリップ30の回転を規制するロック部材40及びコイルバネ41としたことで、スライドグリップ30の組み込み位置と突出位置への移動操作が簡単に行え、スライドグリップ30の利用に係る操作性が向上する。 【0026】 なお、スライドグリップと筒状部との結合は、上記形態のようなリードのないねじ山による係合構造に限らず、リード付のねじ山で筒状部にねじ込むようにしたり、単純な挿脱構造にしてピンやネジで結合したりしても差し支えない。また、ねじ山同士の係合に限らず、スライドグリップの前後移動を規制可能であれば、1又は複数の突起や突条同士を単純に係合させたり、L字状の溝と突起とによるバヨネット結合を採用したりしてもよい。 さらに、スライドグリップを軸方向へ前後に移動させるものに限らず、垂下部との連結部を支点にしてスライドグリップを回転可能に設け、前方への回転側(組み込み位置)で本体ハウジングとネジ等で結合可能とする一方、後方への回転側(突出位置)でそのまま同様にネジ等で結合可能としても、延長部材としての利用は可能である。勿論下ハンドル(スライドグリップ)を延長部材として用いるものに限らず、上ハンドルや他の部分を突出位置へ移動可能とすることも考えられる。 【0027】 その他、形態1,2に共通して、園芸バリカン自体の構成は上記形態に限らず、例えば刃部は一方が固定刃、他方が可動刃であってもよいし、上側の上ハンドルがなく、下ハンドルのみ設けた本体ハウジングでも本発明は適用できる。 【図面の簡単な説明】 【0028】 【図1】形態1の園芸バリカンの全体図である。 【図2】下ハンドル部分の横断面図である。 【図3】カバーを装着した状態の説明図である。 【図4】カバーを装着した下ハンドル部分の横断面図である。 【図5】カバーを装着した状態の底面図である。 【図6】形態2の園芸バリカンの全体図である。 【図7】スライドグリップの説明図である。 【図8】(A)はスライドグリップを結合した状態の筒状部の横断面図、(B)はスライドグリップの小径部の横断面図、(C)はスライドグリップの結合を解除した状態の筒状部の横断面図である。 【図9】園芸バリカンの底面図である。 【図10】スライドグリップを後方へ突出させた園芸バリカンの全体図である。 【符号の説明】 【0029】 1,1a・・園芸バリカン、2・・本体ハウジング、3・・上ハンドル、4・・刃部、8・・下ハンドル、10・・ジョイントハンドル、11・・添設部、12・・ジョイント部、16・・ネジ、30・・スライドグリップ、31・・大径部、32・・小径部、33・・係合部、35・・筒状部、36・・被係合部、40・・ロック部材。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000137292 【氏名又は名称】株式会社マキタ
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| 【出願日】 |
平成17年11月29日(2005.11.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100078721 【弁理士】 【氏名又は名称】石田 喜樹
【識別番号】100121142 【弁理士】 【氏名又は名称】上田 恭一
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| 【公開番号】 |
特開2007−143507(P2007−143507A) |
| 【公開日】 |
平成19年6月14日(2007.6.14) |
| 【出願番号】 |
特願2005−344445(P2005−344445) |
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